明日の約束 深夜。敦と太宰はコンビニに来ていた。偶然二人揃って空腹で目が覚めたので、一寸した夜食を買いに来たのだ。
財布を持っている太宰が敦の持つ籠を覗き込む。
「敦君はポテチとコーラでいいの? アイスも食べない?」
「えっ、いいんですか」
「いいよ。その代わりに七百円くじ引いてくれたらね」
その台詞に敦はまたか、と苦笑する。何故か太宰は必ず敦に七百円くじを引かせるのだ。曰く、「死にたいと思っているのに毎度失敗する私と、私に拾われて武装探偵社に入れた敦君の運の良さは月とスッポン。比べ物にならない。だから敦君が引けば絶対当たる」という事らしい。実際に敦は云われるままくじを引いて外れたことはない。だいたい太宰の喜ぶものが当たるので、敦は最近これも何かの異能力ではないのかと疑い始めているくらいだ。
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