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    アロマきかく

    @armk3

    普段絵とか描かないのに極稀に描くから常にリハビリ状態
    最近のトレンド:プロムンというかろぼとみというかろぼとみ

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    アロマきかく

    MOURNINGコービン君から見た緑の話。
    と見せかけて8割位ワシから見た緑の話。未完。
    書き始めたらえらい量になり力尽きて改めて緑視点でさらっと書き直したのが先のアレ。
    コービン君視点、というかワシ視点なのでどうしても逆行時計がなぁ。
    そして33あたりから詰まって放置している。書こうにもまた見直さないといかんし。

    緑の死体の横で回想してるうちに緑の死体と語らうようになって精神汚染判定です。
     管理人の様子がおかしくなってから、もう四日が経つ。



     おかしくなったというよりは……”人格が変わった”。その表現が一番相応しい。むしろそのまま当てはまる。
     Xから、Aへと。

    「記憶貯蔵庫が更新されたらまずい……それまでになんとかしないと……」
     思い詰めた様子でダフネが呟く。続くだろう言葉はおおよそ察しがついていたが、念のため聞いてみる。
    「記憶貯蔵庫の更新をまたぐと、取り返しがつかないんですか?」
    「……多分」
    「多分、とは」
    「似た状況は何回かあった。ただし今回のような人格同居じゃなしに、普段はXが表に出ていてAは眠っている状態に近い……っつってた、管理人は。相変わらず夢は覚えてないし、記憶同期の際に呼び起こされるAの記憶は、Aが勝手に喋ってるのを傍観しているような感じだったらしい」
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    アロマきかく

    DOODLEこの物語にハッピーエンドは存在しない。

    先に4000字以上削り出しておいてまだ10万字制限ギリギリで戦うならもう別のとこ投げろよ!とは思う。でももう投げちゃったものは仕方ない。

    『木陰』・『月明かり』に続く、蛇足も蛇足。
    森林浴の約束見て勢いで書いて、それの補足であり蛇足。
    そして陰ながらDay49の応援。気が早い?

    この世界にハッピーエンドは存在しない。
    知らないからこそ目指そうと思える。
    夏の日差しに、ふたり『僕の話からしましょうか。たぶん、ダフネさんの話よりはずっと早く終わると思いますし』
     エックスが自らを落ち着かせるように深呼吸をしようとして、さっと悲哀を帯びた顔色になる。どうしたんだ。
     目を伏せ、視線を逸らすエックス。小さく肩を震わせながら胸に右手をあててシャツを握りしめ、じっと数秒。
     少し顔を上げ、話し始める。

    『僕は……皆さんを置いて、無責任に逃げ出してしまった、管理人失格な……ただのXなんです』
    『おい、そこからなのかよ。どうしようもなかったんだ、あんたのせいじゃない。そこらへんも含めて、色々話すからさ』
     すぐ終わりますから、”色々”はそのあとで。
     口を動かさずにエックスが遮る。直後、はっとなって口に左手を添えた。まだ口を動かさずに”声”が出せることに慣れていないんだろう。それでも、せめて口を動かして喋りたい。せめて人としての活動を忘れずにいたい。そんな意思が見て取れる。
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    アロマきかく

    DOODLEこのままじゃどうも収まりが悪い。
    向こうが俺たちの戦いはこれからだエンド、じゃぁこっちは?
    せめて一区切り付けてやりたい。そんな気持ちから生まれた盛大な蛇足。の序章。
    ベースはラ・ルナのアブノーマリティとしての解釈。

    綺麗に終わると思ったろ?ここからgdgdになっていくんだよ。
    最初は親友Xとダフネを会わせてやりたかっただけだったんですぅ…。
    そしたら勝手にいちゃつきだして…。
    月明かりの下、ふたり 西の空が朱に染まる。

     朝よりもずっと長い影。空の色を仄かに乗せた木々は大きくその印象を変える。
     吹く風はやや勢いを強め、暖かさを退けて肌寒さを齎す。

     後悔が無いと言えば嘘になる。
     自身の役目も目的も、もう果たした。
     でも自分は欲張りだから。
     ずっと側で守りたかった。
     自分には”今後”なんてないことくらい、とうにわかっていたのに。

     朱から藤へと移ろう空。

     ずっと空は灰色だと思っていた。
     灰色なのは自身の心だった。
     心が視界から色を奪っていた。
     こんなに空が多様な顔を持っていたのか。
     知ることが出来たのは、全てあの約束のおかげ。

     藤の空に紺が混ざる。

     後悔がもうひとつ。
     もう少し陽当たりの良い場所にしておけばよかった。
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    アロマきかく

    MOURNINGクソ樹液飲んで爆死したやつは特に関係ないけどやっぱりクソ樹液で爆死したやつの話。

    確かに見た。ティファレトくんがウランランスの死亡アナウンスをするのを。
    確かに見た。丁度ジョシュアが退室したタイミングで胸を掻き毟るウランランスの姿を。

    幕の裏側で密かに死にゆく彼に花束を。
    R.I.P. Uraenseu
    A.T.N.G. secret Side : Uraenseu その日も、いつも通りの流れだった。そのまま何事もなく終わってほしいと思った。
     ツール型のアブノーマリティ収容日。いつも通り、ダフネ先輩は率先して使いに行った。

     いつも通り。あの細長い鳥が収容された日以来、俺はこの『いつも通り』が怖い。
     先輩が真っ先に作業に行く度、死に急いでいるんじゃないか。そんな不安が拭いきれないから。
     だが、先輩が何かを覚悟しているときに薄っすら視える気迫のようなものが、今日は視えない。少しほっとした。このまま観測が済んでくれれば何よりだと。



     4回目の使用後のことだった。一瞬ノイズが乗ったのかと思った。
     監視カメラのモニターに映っていたのは数秒前の先輩ではない。
     目の前に迫る死と対峙する際に垣間見える危うい気配。自分の命ならいくらでもくれてやる、そう言わんばかりの恐怖さえ覚える気迫。
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    アロマきかく

    DOODLE毎度毎度命使い潰すどこぞの緑が悪い。
    ウララン君毎回死に様見せちゃってすまないねぇ。見てくれる人がいるからこそ死にがいがあるってもんでさぁ。何だよ死にがいって。

    いやまずそんなホイホイ死ぬんじゃないよ緑。聞いてんのかダフネん。
    てかウラランの前に管理人のダメージ相当でかいやろこれ。作業中の、しかもPALEで生命力吸い付くされての死だからまだグロさは薄いんだろうけど。
    実際何回死んだんだこれ。
    正義の天秤 まだ施設が上層しか開放されていなかった頃。E.G.O回収のため、2日作業して記憶貯蔵庫に戻る、という繰り返しの最中だった。
     見た目には大して恐ろしそうにも見えない、細長い……鳥?辛うじて羽毛はあったから、鳥だったのだろう。そう、その細長い鳥が収容された日のことだった。

     今日はどんなアブノーマリティが来たのだろう。あの時は興味津々で毎度収容室まで見に行っていた。今は……ちっと抱えている担当アブノーマリティがハードだから、毎回見に行く余裕はなくなってしまった。まぁ、それでも出来るだけ見に行くようにはしている。モニター越しに見るだけではわからないこともあるから。
     収容室の扉には小窓が据え付けてある。ペーペーの新人でもない限り、大抵の場合は直接アブノーマリティを見ることが出来る。見た結果ビビるかビビらないかは別として。
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    アロマきかく

    DONEクソ樹液で爆死したやつを殴りに行くだけの話。

    コービン君はどう足掻いても胃痛がマッハ。スペルややこしいなきみ!
    人を殴るなんて初めてだろうしゲンコツプルップルで予備動作でかすぎ、呼吸と踏み込みでバレバレ。
    方や裏路地暮らしで荒事もしてきただろうからの無限残機による経験の差。内心止めようかそのまま食らってやろうか迷ったけど身体は迷えなかった。
    あと体躯と力のギャップ萌え。黄金狂の身体能力補正込み。
    A.T.N.G. alt Side : Corbinian――今日収容されるのは確かツール型ですね。うん、間違いない。大抵のツール型は観測にさほど時間を割かれないとはいえ、その効果は実際に見るか情報の開示でしかわからない以上、油断は禁物。
     どうせどっかの誰かさんが率先して使いに行くでしょうし、管理人もそれを承諾するでしょうし、僕達が口を挟む隙さえ与えてくれないのでしょうね。
     ならば、『彼』が変な気を起こさないようにしっかり気を配っておかないと。……と言うか、変な気しか起こさないというのはもう重々承知していますけど。まったく、管理人のメンタルを気遣いたいならその特攻癖からどうにかしないといけないのを、解っているんですかね。
     ……多分解ってないんでしょうね。捻くれてるくせに真っ直ぐすぎて、器用なんだか不器用なんだか。僕達より何倍も、何十倍も『生きて』きて、人生経験が豊富かと思いきや目的のためにはひたすらに我武者羅すぎて、危なっかしいにも程があります。
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    アロマきかく

    DONEクソ樹液で爆死したやつの肉を拾いに行くだけの話。


    色々聞いた結果自分の中で出た、ダフネの死亡予告の結論。
    本当は黙っておくつもりだったのに、脆くなった心が死亡宣告に負けて思わず漏らしてしまった本音。31のあたりからずっと脆くなり続けてると思うんだよね、多分。知らんけど。
    カイルノってレアネームだったんやな…レアネーム一覧ありがとうwiki
    A.T.N.G. alt Side : Kaerno あの時確かに、身体に異常はないと言っていた。出来ればその言葉を疑いたくはない。
     でも、『副作用』はあの時点で発症していたのだろう。発症してから僅か20秒程度で、ここまで人体が跡形もないほどに爆発して、バラバラの肉片になるなんてことが今も信じられない。自分も懲戒チーム通路の監視カメラ越しに、確かに見た。直後に紅く染まるカメラレンズ。レンズの端の方にへばりついた影は、千切れた皮膚だったのだろうか。紅色のレンズ越しに薄っすらと見える様子。さらなる爆発と花火のごとく弾ける血糊、溢れながら飛び散るおそらく内臓だったもの。
     そして……殆どの部位を失った『人体』が、自身の血液のなかに崩折れる様。
     それ以降は果たして見ていたのか、それとも目を背けてしまったのか。どちらにせよ覚えていない。
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    アロマきかく

    DONEクソ樹液飲んだら爆死したやつの話。


    某33の解像度を上げただけ…上げすぎた…
    にしても強制的に眼前に迫る死の恐怖、その後の爆死という惨状はオイシすぎるシチュでして。情報開示のための使用回数1回ガバったのもいい感じのスパイスになったし。
    そら解像度も上がるわ。
    All take and No give どの管理人も、コレを忌避していた。そんなぼんやりとした記憶だけ。
     そういや、『植物関連は大抵ロクなものがない』とか、誰かが言ってたな。じゃあきっとコレもロクなことにならないんだろう。この際それだけわかりゃ充分だ。ツール型だしな、すぐ終わる。

     生き延びるために、管理人を支えるために、ALEPHクラスとWAWのヤバい奴らの特徴を優先的に覚えておいた。ツール型は――特にどう使いこなせばいいのかわからないものは――、観測だけ済ませて即記憶貯蔵庫に戻っていたから、恐らくは何度も観測を重ねてきたはずなのに、まるで思い出せない。
     そこまでのものなのだから、きっと余程使い道がなかったんだろう。じゃぁコイツもさっさと観測を済ませて記憶貯蔵庫戻りか。途中で多少新たな装備が増えたし、悪くはない回だったな。……俺の記憶が予想以上に磨り減っていたのは流石に凹んだ。こんな記憶を頼りにするより、とっとと動いたほうがいい気がしてきた。
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    アロマきかく

    DONE某33より。単に解像度を上げただけとも言う。
    掘り下げたらなんか別方向に掘り進んじゃった感あるけどいいか。
    コービン君の胃がマッハになる傾向あるのどうにかしよう?おかゆ食べる?

    2日後もっと酷いことになるのだがそれはまた別の話。
    てかあまりシリアスじゃないダフネんとコービン君のやり取り書くの楽しいな。コイツら勝手に動くぞ。結果的にどう足掻いてもコービン君の胃がマッハだけど。
    時に半端な知識は無知よりも 正直言って、自分の知識がここまで抜けているとは想定外だった。
     WAWクラス以上であれば見れば大体は思い出すだろうと、たとえうろ覚えであっても、危機回避のために必要な最低限の知識だけは残っているだろうと。そう高を括っていたことは否めない。

     今になって思い返せば、小さな王子の面倒臭さすらもすっかり忘れていた。もしアレを覚えていれば、気がついていれば。カイルノが犠牲になることもなかったかもしれない。
     火の鳥に関してもおぼろげだった。――鳥?鳥型にこんな奴いたっけか。
     作業を重ねるごとに収容室内は異常な温度の上昇を示す。見るだけで目が焼け焦げそうなほどの灼熱。収容室の中を踊るように舞う火の粉。そこまで行って、ようやく思い出した。コンテナの文言と共に。さらには作業結果が良いとクリフォトカウンターが減る、そんな珍しい特徴すらも忘れていた。
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    アロマきかく

    DONE某日誌4より。

    おっかしいなぁ…書きたかったところ一切書けてない…
    何はなくとも一旦絶望のズンドコに叩き落とすのがね、好きなんでね、もうそれだけでいっす。
    そーいや、なんだかんだで最初の犠牲者あんただったな。


    再挑戦押すの早くてよかったね。
    円満退社 肌を、髪を、やや乱暴に風が撫ぜる。

    「う……」
     どこかの壁にもたれかかるようにして、気を失っていたようだ。

     違和感。

     風?
     ただの風ではない。鼻をくすぐるそれは、知らないはずなのに知っている。
     それが再び、大きく髪を薙いだ。

     潮の香り。



     一瞬にして顔から血の気が引く。

     やらかした。畜生、やらかした。

     直前の映像がフラッシュバックする。
     ジュースの自動販売機のような筐体と、その両脇に立つ、人ほどの大きさもあるエビ。
     『蓋の空いたウェルチアース』の作業をしていた。
     本能作業だっけか、洞察作業だっけか。作業の相性としては悪くなかったはず。

     記憶の蓋のほうは、なかなか開かない。
     ただ解るのは、作業結果が良くなかったこと。がこん、と収容室に響く音を立てて出てきたソーダの缶。既に蓋は開いていた。己の意思とは裏腹に、足が筐体の前へ。光るネオンサイン。自分の手が、蓋の開いたソーダの缶を握る。耳の奥から頭の中まで揺らす、アップビートの音楽。
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