たりゅ
⚔️勝利の厚焼き玉子⚔️
DONEはぐれたリュトが出会ったのは……メロディアスコンビ?結成「どうしよう…、イーリスとはぐれちゃった。」
リュトは街の路地で立ち止まっては辺りをキョロキョロ見渡し、不安な表情を浮かべていた。リュトはイーリスと一緒にデートで街に出掛けたが、思いのほか人が多く、人混みに紛れはぐれてしまったようだ。
「きっとイーリスも私のこと探してるんだわ。困っちゃった…。」
悲しい表情をしながら手にしているバチを振り、中の鈴がチリチリ鳴る。
「初めて来たから何処に何があるか分からないし、イーリスもきっと心配してるはず。」
とりあえず路地を出て広い道に出ようと歩きだす。路地を抜け出てきた場所は道ではなく広場だった。人々が憩いの場としてベンチに座って友達と喋っていたり、小さい子供が走り回ったりしていた。
2120リュトは街の路地で立ち止まっては辺りをキョロキョロ見渡し、不安な表情を浮かべていた。リュトはイーリスと一緒にデートで街に出掛けたが、思いのほか人が多く、人混みに紛れはぐれてしまったようだ。
「きっとイーリスも私のこと探してるんだわ。困っちゃった…。」
悲しい表情をしながら手にしているバチを振り、中の鈴がチリチリ鳴る。
「初めて来たから何処に何があるか分からないし、イーリスもきっと心配してるはず。」
とりあえず路地を出て広い道に出ようと歩きだす。路地を抜け出てきた場所は道ではなく広場だった。人々が憩いの場としてベンチに座って友達と喋っていたり、小さい子供が走り回ったりしていた。
kdm_alte
DOODLEギリギリが過ぎるんですけどネップリ登録できるものが何も無かったので今回の展示用に描いたリュウグウノツカイ絵を登録します。セブンプリントのみ はがきサイズです 1/22まで
番号 J4G66NAH
ciruela4469
DONE記念日ネタに便乗した、うちよそのこたりゅな小話。11/12 一部修正
11月11日①【こたりゅ】 ポキ……ポキ……と小さな音が、テレビから流れる音の合間に聞こえる。
かけっぱなしのチャンネルでは、今日起きた出来事をアナウンサーが淡々と伝えている。
「おい、んなもん食ったら、夕飯食えなくなるだろ!」
キッチンから聞こえる声に、音の主は視線を向けるも、すぐにテレビに視線を戻し、同じ音を立てる。
「おい、こた!聞こえてんだろ、返事ぐらいしろ!」
呼ばれた青年は、座っているソファからひらりと手を振った。その手をもう片方の手に持っている箱に伸ばし、そこから1本、チョコレート菓子を引き抜き、先ほどと同じように口へと運ぶ。
(俺も単純すぎるだろ……)
そう、胸の中で自分自身に呆れつつ、「こた」と呼ばれた青年、吉村虎太郎は咥えたそれをポキッと2つに折った。
4123かけっぱなしのチャンネルでは、今日起きた出来事をアナウンサーが淡々と伝えている。
「おい、んなもん食ったら、夕飯食えなくなるだろ!」
キッチンから聞こえる声に、音の主は視線を向けるも、すぐにテレビに視線を戻し、同じ音を立てる。
「おい、こた!聞こえてんだろ、返事ぐらいしろ!」
呼ばれた青年は、座っているソファからひらりと手を振った。その手をもう片方の手に持っている箱に伸ばし、そこから1本、チョコレート菓子を引き抜き、先ほどと同じように口へと運ぶ。
(俺も単純すぎるだろ……)
そう、胸の中で自分自身に呆れつつ、「こた」と呼ばれた青年、吉村虎太郎は咥えたそれをポキッと2つに折った。
tts_mm_cn
DOODLE壁の花のヴォル君何も選ぶことができずにここまで流れ着いてしまったヴォルくんと、流浪の民として、西と東はおろか何も選ばないルー、過去に囚われ与えられた選択肢をはねのけたリュカ様。それぞれに壁、あるよね、人間って悲しいね。でもまんべんなく月の光は降り注ぐ、ね。難しくて切ないね
NazekaedeG
MAIKING一時間制限で書いてみたリュカアリ。続きそうなところで終わるが続かない。仄暗い感じのが読みたい、と思い立って書いてみたが……仄暗い??で終わってしまった気がする。
精進せねば。
この胸に咲いたアネモネの花束をここを逃すと、彼女すらもオレを置いていくと思ったから。壁を背にしたアリスの逃げ道を塞いで告げたのだ。
「アリス。――悪いが、オレは『男』なんだ」
「リュカさん……?」
彼女の所持するエメラルドには、何が映ってるんだろうな?
その答えは、まだ知らない。
***
リグバース署の、アリスの部屋。
そこへ呼ばれて頼まれた『お願い』は、あまりにも残酷だった。
「リュカさん。どうか協力してくれませんか?彼の好物を探ってほしいんです!」
その内容は、別の男にアピールするための協力要請。よりによって、オレにそれを言うのか。
リュカは、出会った時からアリスへの想いを育んでいた。でも、その気持ちを打ち明けたら彼女が困るだろうと必死に隠して、彼女にとって益のある男だとアピールし続けた。
1362「アリス。――悪いが、オレは『男』なんだ」
「リュカさん……?」
彼女の所持するエメラルドには、何が映ってるんだろうな?
その答えは、まだ知らない。
***
リグバース署の、アリスの部屋。
そこへ呼ばれて頼まれた『お願い』は、あまりにも残酷だった。
「リュカさん。どうか協力してくれませんか?彼の好物を探ってほしいんです!」
その内容は、別の男にアピールするための協力要請。よりによって、オレにそれを言うのか。
リュカは、出会った時からアリスへの想いを育んでいた。でも、その気持ちを打ち明けたら彼女が困るだろうと必死に隠して、彼女にとって益のある男だとアピールし続けた。
chooorai
DOODLE⑦の後慣れてきたりゅーすいくんを泣かせるハッピーじゃないルートです。⑦-①→ハッピーじゃない分岐2つ龍水くんが慣れてきた頃
~序章~
ある日のセックス後↓
🦏「龍水最近こわがらなくなったね」
🐉「😮…そういえばそうだな?🤔」
🐉(しまった…!SAIは嫌がる俺の方が好みだったんだ…!最近はSAIが俺のすることに喜んでくれているのがわかるから俺も嬉しくなっていた。やっぱり泣いた方がいいのか?でも俺はSAIに求められるとすぐ嬉しくなってしまう…嫌がるってどうすればいいんだ?やはりSAIには内緒で練習しておくべきだったか?いやでもSAIは何やら拘りがあるみたいだったから演技だとやはりバレてしまうか…)
🐉「SAIは前の俺の方が好みか…(・ ・`)」
🦏「えっ!😳いやっ、こわくなくなったんなら良かったじゃないかっ!全然っ大丈夫😅💦」
2420~序章~
ある日のセックス後↓
🦏「龍水最近こわがらなくなったね」
🐉「😮…そういえばそうだな?🤔」
🐉(しまった…!SAIは嫌がる俺の方が好みだったんだ…!最近はSAIが俺のすることに喜んでくれているのがわかるから俺も嬉しくなっていた。やっぱり泣いた方がいいのか?でも俺はSAIに求められるとすぐ嬉しくなってしまう…嫌がるってどうすればいいんだ?やはりSAIには内緒で練習しておくべきだったか?いやでもSAIは何やら拘りがあるみたいだったから演技だとやはりバレてしまうか…)
🐉「SAIは前の俺の方が好みか…(・ ・`)」
🦏「えっ!😳いやっ、こわくなくなったんなら良かったじゃないかっ!全然っ大丈夫😅💦」
そいそい
DONEキスの日に間に合わなかったリュウシマ。キスの意味キスはする場所によって意味があるという。それを知ったのは最近のこと。それもこれも毎年5月23日に行われる、あの人の悪戯のせい。
最初の年は、前髪だった。何気なく僕の前髪を手で遊ばせていたリュウジさんが、不意に唇を落としたのだ。あまりにも突然のことで、僕の身体は固まってしまった。それを笑うリュウジさんに、揶揄うのはやめてくださいと怒ったのを覚えている。
次の年はおでこ。リュウジさんのお手伝いをして、助かったよと頭を撫でられているときのことだった。そのままリュウジさんの唇が僕のおでこに触れたのだ。それは親が子どもを褒めているときのようで、子ども扱いされたと少しムッとした。
その次の年は手の甲。ちょうど空手で手を少し痛めていたときのことだった。見せてみろと真剣な眼差しで、リュウジさんは僕の手を取った。一通り具合を確かめたところで、リュウジさんはそっと僕の手の甲へと口付けをしたのだ。そのときの僕は、王子様がお姫様へ贈る口付けというよりは、早く治りますようにというおまじないとしての口付けだと受け取っていた。
1372最初の年は、前髪だった。何気なく僕の前髪を手で遊ばせていたリュウジさんが、不意に唇を落としたのだ。あまりにも突然のことで、僕の身体は固まってしまった。それを笑うリュウジさんに、揶揄うのはやめてくださいと怒ったのを覚えている。
次の年はおでこ。リュウジさんのお手伝いをして、助かったよと頭を撫でられているときのことだった。そのままリュウジさんの唇が僕のおでこに触れたのだ。それは親が子どもを褒めているときのようで、子ども扱いされたと少しムッとした。
その次の年は手の甲。ちょうど空手で手を少し痛めていたときのことだった。見せてみろと真剣な眼差しで、リュウジさんは僕の手を取った。一通り具合を確かめたところで、リュウジさんはそっと僕の手の甲へと口付けをしたのだ。そのときの僕は、王子様がお姫様へ贈る口付けというよりは、早く治りますようにというおまじないとしての口付けだと受け取っていた。
NazekaedeG
MAIKING8〜9割近く書いたけど「見どころは……どこだ……?」となってお蔵入りしたリュカアリ。これを完成させるかどうかを悩んでます。
禁断の果実は酸いた味だった。あの時[[rb:知恵の実を囓らなければ > 恋だと気付かなければ]]、こんなに苦しくなかったのに。
最初は、気にも止めてなかった。
『記憶喪失の女がSeed隊員になった』と最初聞いた時は、「Seedはそんな素性の怪しい奴を引き入れるほどに人手不足なんだな」と思った位だった。
Seedは嫌いだ。嫌いだが、会う前からSeed隊員になった奴も一緒に疎むことはない。そんなことをしたら、自分が嫌悪するSeedと一緒だ。
そんな訳で心象は良くなかったが、パルモさんに言われて挨拶くらいはしようとついていった。そのくらいの心持ちだった。
だから、最初会った時は驚いたものだ。
太陽に煌めく金糸、澄んだ若葉色の瞳。そして。
7927最初は、気にも止めてなかった。
『記憶喪失の女がSeed隊員になった』と最初聞いた時は、「Seedはそんな素性の怪しい奴を引き入れるほどに人手不足なんだな」と思った位だった。
Seedは嫌いだ。嫌いだが、会う前からSeed隊員になった奴も一緒に疎むことはない。そんなことをしたら、自分が嫌悪するSeedと一緒だ。
そんな訳で心象は良くなかったが、パルモさんに言われて挨拶くらいはしようとついていった。そのくらいの心持ちだった。
だから、最初会った時は驚いたものだ。
太陽に煌めく金糸、澄んだ若葉色の瞳。そして。
雪風(ゆきかぜ)。
DONE※パロディ+クロスオーバー要素あり。アニメーター「池上たろう」さんのTwitterに上げてた絵が元…(https://twitter.com/tarou968)
シンカリオン19話で、みんなについにデレを見せたリュウジ。
とわちゃんも大喜び❤
そいそい
DONE11月11日がチンアナゴの日だと聞いて書きはじめたけど、全く間に合わなかったリュウシマ。なお、このリュウシマは付き合っています。
昨日のこと「今日はポッキーの日なんだぜ!」
ナガラが手に持つビニール袋は、ポッキーの箱でいっぱいだった。
「そのポッキーどうしたんだ?」
「名古屋支部のみんながくれたんだ!」
「少しは遠慮しなよ…」
僕は呆れて頭を抱える。バレンタインのときも、こどもの日のときも、ハロウィンのときもそうだった。ナガラはやたら名古屋支部の職員たちからお菓子をもらう。人懐っこい性格もあるだろうが、遠慮を知らないところもあるだろう。あとからお礼をして回るこっちの身にもなってほしい。
「兄貴の分ももらったぞ」
そう言いながら、数箱手渡される。
「別にお祝い事でもないのに、みんな大袈裟すぎるよ」
俺にまで気を使わなくていいのにと、なんだか申し訳なくなってくる。
2713ナガラが手に持つビニール袋は、ポッキーの箱でいっぱいだった。
「そのポッキーどうしたんだ?」
「名古屋支部のみんながくれたんだ!」
「少しは遠慮しなよ…」
僕は呆れて頭を抱える。バレンタインのときも、こどもの日のときも、ハロウィンのときもそうだった。ナガラはやたら名古屋支部の職員たちからお菓子をもらう。人懐っこい性格もあるだろうが、遠慮を知らないところもあるだろう。あとからお礼をして回るこっちの身にもなってほしい。
「兄貴の分ももらったぞ」
そう言いながら、数箱手渡される。
「別にお祝い事でもないのに、みんな大袈裟すぎるよ」
俺にまで気を使わなくていいのにと、なんだか申し訳なくなってくる。
そいそい
DONE夜中に思いついたリュウシマ秘密の攻防ミーティングルームで、リュウジさんと浜松さんが話をしている。おそらくこないだの戦闘についてだろう。それを眺めながら、ナガラと羽島指令長にもらったお菓子を食べている。これ究極おいしいぞと限定のポテトチップスを次から次へと口に入れるナガラを横目に、僕はリュウジさんの背中、いや、うなじを見つめていた。
超進化研究所のジャンバーの襟から見えるか見えないかのところ。そこに僕だけしかしらない跡があった。少し距離があるので、ここからではよく見えない。きっと本人も知らないだろう。しかし、そこに確実に僕が刻まれていると思うと高揚感が湧いてくる。
これは好奇心による行動だった。リュウジさんはいつも冷静沈着でクールである。巨大怪物体の戦闘中でも、焦ったところをほとんど見たことがない。そんなリュウジさんを困らせてみたい。焦ったところを見てみたい。それが自分が原因だったらもっといい。そんな子供じみた好奇心。いつもだったら、大人のリュウジさんに釣り合うように背伸びをしているけれど、所詮僕はまだ小学六年生なのだ。今回は子供であるという事実を、存分に行使しようと思う。
1758超進化研究所のジャンバーの襟から見えるか見えないかのところ。そこに僕だけしかしらない跡があった。少し距離があるので、ここからではよく見えない。きっと本人も知らないだろう。しかし、そこに確実に僕が刻まれていると思うと高揚感が湧いてくる。
これは好奇心による行動だった。リュウジさんはいつも冷静沈着でクールである。巨大怪物体の戦闘中でも、焦ったところをほとんど見たことがない。そんなリュウジさんを困らせてみたい。焦ったところを見てみたい。それが自分が原因だったらもっといい。そんな子供じみた好奇心。いつもだったら、大人のリュウジさんに釣り合うように背伸びをしているけれど、所詮僕はまだ小学六年生なのだ。今回は子供であるという事実を、存分に行使しようと思う。
soy_uraaka
DONE不思議なお花の効果でショタ化してしまったリュゾーがジン殿に今一度問うているお話。花の悪戯「もし俺が元に戻ったらどうする?」
人里離れたあばら家で、囲炉裏の炭をいじりながら竜三は言った。
火箸を扱う手は仁よりもふたまわりほど小さい。
答えを急く声色は、声変わりをする前の童そのものだった。
半月ほど前。隠れ家へ帰ると、いつもはいるはずの竜三の姿がなかった。
さほど広くないあばら家な上、竜三ほどの体格のよい男がいればひと目で分かるはずだ。
「竜三、おらぬのか?」
案の定、返事はない。
おおかた、どこかへ出かけたのだろう。
武具を下ろそうとしたその時、奥の収納箱から微かに音がした。
まさか狐が迷い込んできてしまったのだろうか。
早々に出してやろう、と蓋を開けた。
中には狐ではなく、一人の男子が入っていた。
細い髪には、ところどころ黄色い花弁のようなものが絡まっている。
2091人里離れたあばら家で、囲炉裏の炭をいじりながら竜三は言った。
火箸を扱う手は仁よりもふたまわりほど小さい。
答えを急く声色は、声変わりをする前の童そのものだった。
半月ほど前。隠れ家へ帰ると、いつもはいるはずの竜三の姿がなかった。
さほど広くないあばら家な上、竜三ほどの体格のよい男がいればひと目で分かるはずだ。
「竜三、おらぬのか?」
案の定、返事はない。
おおかた、どこかへ出かけたのだろう。
武具を下ろそうとしたその時、奥の収納箱から微かに音がした。
まさか狐が迷い込んできてしまったのだろうか。
早々に出してやろう、と蓋を開けた。
中には狐ではなく、一人の男子が入っていた。
細い髪には、ところどころ黄色い花弁のようなものが絡まっている。
たらpoipiku
DOODLE「蹂躙された街にて」の続きなので死にネタhttps://poipiku.com/IllustViewPcV.jsp?ID=3116479&TD=5256356
あれはあれで完結ですが、以前から浮かんでた情景があったのでこれを機に。
以前、拝見したリュウヤさんの描かれた蒼い竜が好きなので。
荼毘に付す ポップが顔を上げると羽ばたきが聞こえてくる。あのとき「また来ます」と言って去った聖母竜がデルムリン島までやってくる。それは夜空から穏やかな流れ星がゆっくりと降りてくるかのような光景だ。
数日待つことも覚悟していたが意外に早く来てくれたことにポップは安堵しつつ、島全体に眠りへといざなう呪文をかける。余計な騒動が起こるのを防ぐために。ポップの隣には掘り起こして運び出した棺がある。ポップが今いるのはデルムリン島で最も高い山の頂上近くだが、彼は誰にも何も言わずに見つからないように魔法を駆使しながらここに棺を運びこんだ。聖母竜に棺を引き渡すにしろ、どうなるにしろ、ポップはこれ以上はブラスの心を乱したくなかった。
5038数日待つことも覚悟していたが意外に早く来てくれたことにポップは安堵しつつ、島全体に眠りへといざなう呪文をかける。余計な騒動が起こるのを防ぐために。ポップの隣には掘り起こして運び出した棺がある。ポップが今いるのはデルムリン島で最も高い山の頂上近くだが、彼は誰にも何も言わずに見つからないように魔法を駆使しながらここに棺を運びこんだ。聖母竜に棺を引き渡すにしろ、どうなるにしろ、ポップはこれ以上はブラスの心を乱したくなかった。
ぎの根
DOODLEふせったで呟いたリュジ丶現パロ同居アースのやつ。事後というか翌朝のはなし。てん受ですぞ 息苦しさに目覚めると、仁に唇を塞がれていた。口のなかをぬるぬると舌が這い回っている。押し退けようにも錘を付けられたかのようにやたらと重い手は持ち上げられずシーツに沈んだままぴくりともしない。その間も仁の舌はくたりとした丶蔵の舌を絡め取り、舌の根が抜けそうなほど吸い上げてくる。うえ、と声を漏らしながら、唯一自由に動く、とはいっても寝起きで鈍い頭をゆるりと背けると、ようやく仁が唇を離した。
「やっと起きた? おはよう」
起きた、じゃない。寝起きのおっさんの口なんてよく吸えるな。開放された唇からようやくたっぷりと流れ込んだ空気にぜはぜはと情けなく喘ぎながら、涙の浮かんでいるだろう目でじとりと仁を睨む。寝起きのせいかたっぷり唇を貪られたせいか、はたはたと瞬くと目尻が濡れる感触がした。それをするりと仁の指に拭われながら一度目を閉じ、ふうと大きく息を吐く。目許が少しひりつくのは、昨夜散々泣かされたせいだろう。
3081「やっと起きた? おはよう」
起きた、じゃない。寝起きのおっさんの口なんてよく吸えるな。開放された唇からようやくたっぷりと流れ込んだ空気にぜはぜはと情けなく喘ぎながら、涙の浮かんでいるだろう目でじとりと仁を睨む。寝起きのせいかたっぷり唇を貪られたせいか、はたはたと瞬くと目尻が濡れる感触がした。それをするりと仁の指に拭われながら一度目を閉じ、ふうと大きく息を吐く。目許が少しひりつくのは、昨夜散々泣かされたせいだろう。