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流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。こどもの日とGWの両方を詰め込んだ話です。鯉のぼりの有名な公園にピクニックに行く話。こどもの日 四月も半分ほどが過ぎると、世間は連休に浮かれ始める。テレビは有名なレジャースポットを紹介し、スーパーにはピクニックやバーベキューのような屋外イベントのグッズが並ぶのだ。賞金暮らしの僕とは違い、世間の人々にとって大型連休はお祭りらしい。テレビでインタビューを受けた人たちは、浮かれた様子で予定を答えていた。
世間がお祭り騒ぎでも、僕にとってはいつもの日常だ。ルチアーノと共にデュエルを仕掛けたり、任務の手伝いをして過ごすのである。唯一のイベントはこどもの日だが、彼は祝われることを好まない。長い時を生きる彼にとって、こどもの日のお祝いは不釣り合いなことなのだろう。
そんなことを考えていると、テレビでは次のコーナーが始まった。大型連休の特集として、おすすめのレジャースポットを紹介しているのだ。それは有名な遊園地や博物館から始まり、開設したばかりの施設や穴場の公園などへと移っていく。
3674世間がお祭り騒ぎでも、僕にとってはいつもの日常だ。ルチアーノと共にデュエルを仕掛けたり、任務の手伝いをして過ごすのである。唯一のイベントはこどもの日だが、彼は祝われることを好まない。長い時を生きる彼にとって、こどもの日のお祝いは不釣り合いなことなのだろう。
そんなことを考えていると、テレビでは次のコーナーが始まった。大型連休の特集として、おすすめのレジャースポットを紹介しているのだ。それは有名な遊園地や博物館から始まり、開設したばかりの施設や穴場の公園などへと移っていく。
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DOODLETF主ルチ。5/1は恋のはじまりの日だと聞いて。TF主くんはルチへの好意を自覚した日を答えられるけど、ルチは答えられないという話です。恋のはじまりの日 洗面所を出ると、真っ先にリビングへと向かった。少し肌寒い廊下を通ると、リビングへと青年を呼びに行く。僕にはあまり関係はないが、彼は寒暖差に弱いらしい。ソファの上には座る青年は、膝の上に毛布を被っていた。
「上がったよ」
声をかけると、彼は生返事を寄越してきた。チラリとこちらを見ただけで、動く気配は少しもない。僕が隣に座っても、その視線はテレビに向けられたままだった。何を見ているのかと視線を移すと、テレビのバラエティ番組が流れている。
画面の中では、一組の男女がインタビューを受けていた。どうやらカップルであるらしく、交際に至るまでの過程を根掘り葉掘り聞かれている。告白はどっちからといった定番の質問から、好きになったきっかけまで、内容は多岐に渡った。
2095「上がったよ」
声をかけると、彼は生返事を寄越してきた。チラリとこちらを見ただけで、動く気配は少しもない。僕が隣に座っても、その視線はテレビに向けられたままだった。何を見ているのかと視線を移すと、テレビのバラエティ番組が流れている。
画面の中では、一組の男女がインタビューを受けていた。どうやらカップルであるらしく、交際に至るまでの過程を根掘り葉掘り聞かれている。告白はどっちからといった定番の質問から、好きになったきっかけまで、内容は多岐に渡った。
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DOODLETF主ルチ。夜に泣いてるルチにおまじないをかけるTF主くんの話。おやすみのキスの話はまだ書いてない気がしたので書きました。おやすみのキス 両目を開いた時、周囲は夜の闇に覆われていた。差し込んでくる月明かりを見て、今が夜中であることを理解する。こんな時間に目が覚める時は、隣で男の子が泣いているのだ。少し心配になって、さりげなさを装って寝返りを打つ。
そこに横たわっているのは、小柄な男の子の背中だった。首まで布団に潜り込んだ上で、顔を隠すように俯いている。身体の上を覆う布団は、小刻みに震えていた。
今夜も、ルチアーノは涙を流しているらしい。彼は夜というものが苦手で、夜中に涙を流してしまうのだ。それには彼の記憶が関わっているようなのだけど、嫌がって何も話してくれない。触れられたくないことは分かるけれど、やっぱり心配になってしまった。
「ルチアーノ」
1676そこに横たわっているのは、小柄な男の子の背中だった。首まで布団に潜り込んだ上で、顔を隠すように俯いている。身体の上を覆う布団は、小刻みに震えていた。
今夜も、ルチアーノは涙を流しているらしい。彼は夜というものが苦手で、夜中に涙を流してしまうのだ。それには彼の記憶が関わっているようなのだけど、嫌がって何も話してくれない。触れられたくないことは分かるけれど、やっぱり心配になってしまった。
「ルチアーノ」
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DOODLETF主ルチ。ルチにほっぺをもにもにされて遊ばれるTF主くんの話。表情 洗い物を済ませると、リビングのソファに腰を下ろした。防水素材で作られた座面が、僕の重みによって沈み込む。特に目的はないけれど、ゴールデンタイムのバラエティにチャンネルを合わせてみた。今夜はお笑い番組が放送されているようで、芸人の賑やかな声が響いている。
ぼんやりとテレビを見ていると、ルチアーノが近づいてきた。ソファに座る僕に視線を向けると、何かを考えるように動きを止める。隣に座るのかと思っていたら、僕の目の前に歩み寄ってきた。
そのまま、ルチアーノは僕の膝の上に腰を下ろす。見た目より軽い体重が、僕の膝へと伝わった。向かい合うような体勢のまま、僕たちは至近距離で見つめ合う。彼の意図が掴めなくて、少し恥ずかしくなってしまった。
2884ぼんやりとテレビを見ていると、ルチアーノが近づいてきた。ソファに座る僕に視線を向けると、何かを考えるように動きを止める。隣に座るのかと思っていたら、僕の目の前に歩み寄ってきた。
そのまま、ルチアーノは僕の膝の上に腰を下ろす。見た目より軽い体重が、僕の膝へと伝わった。向かい合うような体勢のまま、僕たちは至近距離で見つめ合う。彼の意図が掴めなくて、少し恥ずかしくなってしまった。
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DOODLETF主ルチ。ルチ視点。どれだけTF主くんから愛を与えられても心の空白を埋められないルチの話。シリアスです。深淵よりもなお深い 風呂から上がると、真っ直ぐに青年の部屋へと向かった。電気もまともにつけないまま、ベッドの上の布団を捲り上げる。真っ白なシーツに足を乗せると、布団との隙間に潜り込んだ。布地に顔を埋めると、ふわりの青年の香りが漂う。
暗闇の中に身を委ねながら、僕は静かに涙を流した。この発作をやり過ごすには、静かにしていることが一番だ。下手に抗おうとすれば、余計に虚しさは強くなる。青年の腕に抱かれて、静かに涙を流すことが、余計な恥をかかずに済む一番の方法なのだ。
愛してくれる者を失った絶望。それが、僕の本質だった。封印された記憶が解き放たれた時、僕は知ってしまったのだ。この身体には、深淵よりも深い悲しみが眠っていることを。その悲しみは、常に僕の心を覆い尽くし、食らい尽くそうとしてくることを。
1972暗闇の中に身を委ねながら、僕は静かに涙を流した。この発作をやり過ごすには、静かにしていることが一番だ。下手に抗おうとすれば、余計に虚しさは強くなる。青年の腕に抱かれて、静かに涙を流すことが、余計な恥をかかずに済む一番の方法なのだ。
愛してくれる者を失った絶望。それが、僕の本質だった。封印された記憶が解き放たれた時、僕は知ってしまったのだ。この身体には、深淵よりも深い悲しみが眠っていることを。その悲しみは、常に僕の心を覆い尽くし、食らい尽くそうとしてくることを。
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DOODLETF主ルチ。TF主くんに情を移したことで神に咎められるルチと、そんな神に逆らうつもりでいるTF主くんの話。シリアスです。感化 薄暗い部屋の中で、僕は端末のモニターを見つめた。そこには、人の姿を模した創造主の姿が映っている。顔を覆う金属の仮面に、身体と一体化した巨大なDホイールは、僕たちの真の姿と同じものだ。静かに言葉を待っている神に、僕は近況を報告する。
「サーキットの構築は、想定通りに進んでいます。この様子であれば、WRGP当日にはアーククレイドルを転送できるでしょう。僕があの青年とチームを組むことは、ホセにも了承を得ています。プラシドは何をしているか分かりませんが、悪い方向には転ばないでしょう」
大まかに前置きをしてから、詳細の報告に移っていく。神から投げ掛けられる質問に、言葉を選んで答えていった。報告の基本は、私情を挟まないことだ。感情を表さないように気を付けながら、神の求める答えを探していく。
3362「サーキットの構築は、想定通りに進んでいます。この様子であれば、WRGP当日にはアーククレイドルを転送できるでしょう。僕があの青年とチームを組むことは、ホセにも了承を得ています。プラシドは何をしているか分かりませんが、悪い方向には転ばないでしょう」
大まかに前置きをしてから、詳細の報告に移っていく。神から投げ掛けられる質問に、言葉を選んで答えていった。報告の基本は、私情を挟まないことだ。感情を表さないように気を付けながら、神の求める答えを探していく。
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DOODLETF主ルチ。TF主くんが機械の内部構造解説を見ているのを見て不機嫌になるルチの話です。羞恥心 ソファに腰を下ろすと、テレビのリモコンを手に取った。選局ボタンを連打して、画面に映る番組を変えていく。今日は特番が多いのか、あまり面白そうなものはやっていなかった。電源を切ろうとボタンに手をかけ、最後に教育番組専門チャンネルを選局する。
テレビ画面に映し出されたのは、興味深い映像だった。企業が一般販売しているロボットを解体して、内部構造を解説しているのである。ラインナップも幅広くて、工場で動いているようなものから家庭用ペットロボット、町では滅多に見かけない人型アンドロイドまである。僕がチャンネルを変えた時には、ペットロボットの解説が行われていた。
しばらく画面を見ていると、解説は人型アンドロイドへと移っていく。イベント会場の受付で展示されているような、人間そっくりのものだった。表面は肌を模した装甲で覆われ、顔は人形のように彩色されている。すぐに作りものだと分かるのは、表情がイラストタッチだからだ。
2412テレビ画面に映し出されたのは、興味深い映像だった。企業が一般販売しているロボットを解体して、内部構造を解説しているのである。ラインナップも幅広くて、工場で動いているようなものから家庭用ペットロボット、町では滅多に見かけない人型アンドロイドまである。僕がチャンネルを変えた時には、ペットロボットの解説が行われていた。
しばらく画面を見ていると、解説は人型アンドロイドへと移っていく。イベント会場の受付で展示されているような、人間そっくりのものだった。表面は肌を模した装甲で覆われ、顔は人形のように彩色されている。すぐに作りものだと分かるのは、表情がイラストタッチだからだ。
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DOODLETF主ルチ。犬化したTF主くんがルチに気づいてもらうために奮闘する話です。タグを見て書いたテキストですが元のタグが分からなくなりました。TF主くんが犬になる話 目が覚めた時、目の前に広がる景色に違和感を感じた。視界に映る全てのものが、いつもより大きいのである。頭を乗せている枕も、隣に置かれた目覚まし時計も、いつもの二倍か三倍の大きさがある。慌てて身体を起こしたが、景色はほとんど変わらなかった。
これは、何かがおかしい。自分の身体が、何か別のものに変わってしまったみたいだ。寝惚けた頭をブンブンと振り、胴体へと視線を向けたところで、僕は悲鳴を上げそうになった。
そこにあったのは、黒い毛むくじゃらの物体だったのだ。無数の紐のようなものが纏わりついた棒状の何かが、シーツの上に二つ並んでいる。恐る恐る右手を動かしてみると、シーツの上の物体が動いた。
──うわぁっ……!
3370これは、何かがおかしい。自分の身体が、何か別のものに変わってしまったみたいだ。寝惚けた頭をブンブンと振り、胴体へと視線を向けたところで、僕は悲鳴を上げそうになった。
そこにあったのは、黒い毛むくじゃらの物体だったのだ。無数の紐のようなものが纏わりついた棒状の何かが、シーツの上に二つ並んでいる。恐る恐る右手を動かしてみると、シーツの上の物体が動いた。
──うわぁっ……!
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DOODLETF主ルチ。TF主くんが裏切り者になったら始末することになるのはルチなのだろうか……という話です。映画の中のシーンとして残酷な描写が出てきます。裏切り お風呂から上がると、賑やかな音声が聞こえてきた。緊迫したBGMを背景にした、何かがぶつかるような固い音だ。聞こえてくる人の声は、僕には聞き取れない言語であるらしい。廊下を覗き込むと、リビングから光が漏れていた。
手早く身体の水滴を拭うと、用意していた寝間着に身を包む。新しいタオルを手に取り、頭を拭きながら廊下へと出た。リビングの扉は閉じているが、聞こえてくる音はそれなりに大きい。扉を開けると、テレビには洋画が映し出されていた。
ソファに腰を下ろしたルチアーノが、真剣な表情で画面を見つめている。僕の存在に気がつくと、ちらりとこちらに視線を向けた。
「ああ、上がったのか」
隣に腰を下ろすと、僕も画面に視線を向ける。ちょうど戦闘シーンらしく、男たちが銃を撃ち合っていた。片方の男の脇腹から、鮮血が溢れて宙を舞う。その描写の生々しさは、確かにルチアーノ向きだった。
2540手早く身体の水滴を拭うと、用意していた寝間着に身を包む。新しいタオルを手に取り、頭を拭きながら廊下へと出た。リビングの扉は閉じているが、聞こえてくる音はそれなりに大きい。扉を開けると、テレビには洋画が映し出されていた。
ソファに腰を下ろしたルチアーノが、真剣な表情で画面を見つめている。僕の存在に気がつくと、ちらりとこちらに視線を向けた。
「ああ、上がったのか」
隣に腰を下ろすと、僕も画面に視線を向ける。ちょうど戦闘シーンらしく、男たちが銃を撃ち合っていた。片方の男の脇腹から、鮮血が溢れて宙を舞う。その描写の生々しさは、確かにルチアーノ向きだった。
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PROGRESSTF主ルチ長編の1章です。カプ色強めかつ死ネタ。起承転結の起の部分です。長編 1章 目を覚ましたとき、自分がどこにいるのか分からなかった。ゆっくりと身体を起こして、周囲の光景を確かめる。視界に入る壁紙のデザインは、僕の部屋のものと全く同じだ。並べられた家具も壁に貼られたポスターも、僕の部屋と全く同じだった。
ベッドから降りようとして、急に視界が真っ暗になる。立っていられなくなって、慌ててその場に座り込んだ。割れるような頭痛に襲われ、思考が上手くまとまらない。自分の身に何が起きたのかさえ、今の僕には分からなかった。
頭の片隅を、恐ろしい記憶が流れていく。落下する要塞の中で、ルチアーノと手を繋いでいる光景だ。足元を揺らす震動も、心を支配する恐怖も、はっきりと思い出せる。繋いだ手の温もりさえも残っていて、それが悪い夢だったなんて、簡単には思えそうもなかった。
14400ベッドから降りようとして、急に視界が真っ暗になる。立っていられなくなって、慌ててその場に座り込んだ。割れるような頭痛に襲われ、思考が上手くまとまらない。自分の身に何が起きたのかさえ、今の僕には分からなかった。
頭の片隅を、恐ろしい記憶が流れていく。落下する要塞の中で、ルチアーノと手を繋いでいる光景だ。足元を揺らす震動も、心を支配する恐怖も、はっきりと思い出せる。繋いだ手の温もりさえも残っていて、それが悪い夢だったなんて、簡単には思えそうもなかった。
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PROGRESS少しずつ書いているTF主ルチ長編のプロローグです。TFルチルートのネタバレが多大に含まれています。長編 プロローグ 目の前に広がるのは、一面の白だった。無機質で冷たくて、人間らしい温もりなど微塵も感じられない。近くで何かが動いているのか、モーターのような低い音が空間を満たしている。時折地面が揺れているように感じるのは、この建築物が地上に落下しようとしているからなのだろう。目の前の少年の言葉を信じるなら、僕たちが立っているのは宙に浮かんだ町の残骸なのだから。
「これからも、○○○は僕と……ずっと一緒にいてくれるんだろ?」
ルチアーノが、小さな声で呟く。甘えるようであり、すがるような響きを持つ、子供らしい声色だった。言葉のかわいらしさとは裏腹に、その響きは僕を恐怖のどん底に突き落としていく。彼の言葉が意味するものは、そんな甘いものではないのだから。
2184「これからも、○○○は僕と……ずっと一緒にいてくれるんだろ?」
ルチアーノが、小さな声で呟く。甘えるようであり、すがるような響きを持つ、子供らしい声色だった。言葉のかわいらしさとは裏腹に、その響きは僕を恐怖のどん底に突き落としていく。彼の言葉が意味するものは、そんな甘いものではないのだから。
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DOODLETF主ルチ。お店のイベントで福引きを回すルチの話です。福引き 土曜日のショッピングモールは、人の姿で溢れていた。学生らしき若者たちや手を繋いだカップル、賑やかな親子の姿まで、様々な人々が通路を歩いている。はぐれることのないようにルチアーノの手を握ると、僕は目的のお店を目指して歩き出した。
向かった先は、量販ブランドの服屋だった。春の衣更えのために、新しい寝間着を買いに来たのである。口にするのは恥ずかしいが、僕のタンスに入っていた服は、半分近くが古くなって伸びていたのである。それじゃあ神の代行者のパートナーは勤まらないと、ルチアーノに指摘されてしまったのだ。
つまり、今日の買い物は僕の服選びだった。ルチアーノの監修を受けながら、権力者のパートナーに相応しい服を選んでいく。大会賞金で多少は余裕があったから、今まで着ていたものよりも少し上のブランドを選んだ。紙袋二つ分ほど買い込んで、ようやく寝間着にたどり着いたのである。
2941向かった先は、量販ブランドの服屋だった。春の衣更えのために、新しい寝間着を買いに来たのである。口にするのは恥ずかしいが、僕のタンスに入っていた服は、半分近くが古くなって伸びていたのである。それじゃあ神の代行者のパートナーは勤まらないと、ルチアーノに指摘されてしまったのだ。
つまり、今日の買い物は僕の服選びだった。ルチアーノの監修を受けながら、権力者のパートナーに相応しい服を選んでいく。大会賞金で多少は余裕があったから、今まで着ていたものよりも少し上のブランドを選んだ。紙袋二つ分ほど買い込んで、ようやく寝間着にたどり着いたのである。
katakuriland
DONEシャワー児🚿※ポーズはフリ素のトレス
モンモン無しver、生々しい中年男性ぽくて好きです😊
↓湯気や水をたすために映像ソフトで仕上げたので、無駄に動画が存在しています
https://youtu.be/Tf2NmKIl4_A 4
れなーど
MEMO有翼TFノ氏メモ。TL直流しはちょっと憚られたので。羽化不全メモ単純に人外化が痛いし辛いし、でもそのくらいじゃ折れるような精神性ではなかったのだけれど、人じゃなくなっていくことで研究や観察、保護対象になっちゃって自分のやりたい、やるべきこと(操舵席)からどんどん離れていくことが、彼の心を叩き折った。人から見られるのが大変苦痛になり、常に羽で全身をなるべく隠すようになる。まるで何かに護られているかのように。一切人と目線が合わなくなり、親しかったAA組の面会すら拒否する。こんな自分を見て欲しくない。睡眠食事も必要最低限。特に睡眠は夜中に激しい変化が起こるために細切れにしか眠れない。でも、いつも同じ夢を見ている気がする。覚えていないけど。
(ここまで全てAA神の思惑通り。彼女の願いは「完全に彼を独り占めすること」。ミレに乗った彼を見て、「このままだと彼はどんどん自分以外の艦に乗って、命知らずの操舵をするに違いない。……自分以外?そんなの許してないし、彼を護らなくては」と思っている。的確に彼の心を砕くのも計算の通り。早く"此方"においで。)
442(ここまで全てAA神の思惑通り。彼女の願いは「完全に彼を独り占めすること」。ミレに乗った彼を見て、「このままだと彼はどんどん自分以外の艦に乗って、命知らずの操舵をするに違いない。……自分以外?そんなの許してないし、彼を護らなくては」と思っている。的確に彼の心を砕くのも計算の通り。早く"此方"においで。)
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DOODLETF主ルチ。以前に書いた体操服ネタの続きのようなものです。ルチの腹チラが見たいという願望が詰まってます。体操服 その2 噴水広場は、今日も人で溢れていた。平日の昼間だというのに、周囲は話し声でざわめいている。休日になるともっと人が溢れるのだから、待ち合わせとは大変だ。正面のベンチの近くに佇むと、僕は目的の人物を待った。
待ち合わせの相手は、当然のようにルチアーノだった。町に知り合いはたくさんいるが、待ち合わせをするほどの仲となると、ポッポタイムの住人とルチアーノくらいしかいないのである。最近は遊星たちも忙しそうにしてるから、ほとんど会う機会もなかった。
大通りを眺めながら、僕は大きく深呼吸をする。本来なら、ルチアーノは待ち合わせなど必要としないのだ。彼には僕の居場所が筒抜けだし、ワープ機能でどこにでも飛んでいける。わざわざ待ち合わせを要求するときは、必ず何かを企んでいた。
3957待ち合わせの相手は、当然のようにルチアーノだった。町に知り合いはたくさんいるが、待ち合わせをするほどの仲となると、ポッポタイムの住人とルチアーノくらいしかいないのである。最近は遊星たちも忙しそうにしてるから、ほとんど会う機会もなかった。
大通りを眺めながら、僕は大きく深呼吸をする。本来なら、ルチアーノは待ち合わせなど必要としないのだ。彼には僕の居場所が筒抜けだし、ワープ機能でどこにでも飛んでいける。わざわざ待ち合わせを要求するときは、必ず何かを企んでいた。
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。TF主くんが寝落ちしたルチに毛布をかけてあげるだけの話です。トロイメライ お風呂から上がると、僕は真っ直ぐに自分の部屋に向かう。入浴を済ませた後は、僕の自室に集合することが、二人の間で習慣になっていたのだ。ルチアーノはベッドに座って本を読んでいたり、端末でテレビゲームをしていたり、部屋の中を漁っていたりする。退屈ばかり語っている彼にとっては、リビングよりも僕の部屋の方が面白いのだろう。
しかし、その日は少し様子が違った。廊下に出た僕の視界に、リビングから差し込む光が見えたのだ。微かだが、テレビの音声も聞こえてくる。僕の部屋は明かりがついていなかったから、ルチアーノはこっちにいるのだろう。
部屋の入り口まで近づくと、テレビの画面が見えた。デュエルコースの周囲を、二台のDホイールが走っている。周囲にはモンスターが並走しているから、それがライディングデュエルであることはすぐに分かった。どうやら、デュエル専門チャンネルの番組らしい。
1655しかし、その日は少し様子が違った。廊下に出た僕の視界に、リビングから差し込む光が見えたのだ。微かだが、テレビの音声も聞こえてくる。僕の部屋は明かりがついていなかったから、ルチアーノはこっちにいるのだろう。
部屋の入り口まで近づくと、テレビの画面が見えた。デュエルコースの周囲を、二台のDホイールが走っている。周囲にはモンスターが並走しているから、それがライディングデュエルであることはすぐに分かった。どうやら、デュエル専門チャンネルの番組らしい。
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。「○○が悪いんだからな」というよくあるセリフから始まる話が書きたくて主ルチで書きました。ルチが男の子と喧嘩して、その理由をTF主くんには話してくれない話です。ルチが悪い話「ルチアーノが悪いんだからね」
そう言うと、彼は黙ったまま俯いた。いつもの賑やかさが嘘のように、一言も発することなく黙り込んでいる。室内に漂う重い沈黙が、無情にも僕たちの間を包み込んでいる。机ひとつ分の距離しか無いはずなのに、彼がものすごく遠く思えた。
「黙ってても話は進まないよ。ちゃんと答えて。なんでそんなことをしたの?」
重ねて問いかけるが、全く手応えはなかった。ルチアーノは視線を下に固定したまま、ぎゅっと服の裾を掴んでいる。さっきから、彼はずっとこの調子なのだ。これ以上質問を重ねても、言葉が返ってくるとは思えない。
「言わないつもりなんだね。なら、それでいいよ。とにかく、明日は相手の家に謝りに行くから」
3449そう言うと、彼は黙ったまま俯いた。いつもの賑やかさが嘘のように、一言も発することなく黙り込んでいる。室内に漂う重い沈黙が、無情にも僕たちの間を包み込んでいる。机ひとつ分の距離しか無いはずなのに、彼がものすごく遠く思えた。
「黙ってても話は進まないよ。ちゃんと答えて。なんでそんなことをしたの?」
重ねて問いかけるが、全く手応えはなかった。ルチアーノは視線を下に固定したまま、ぎゅっと服の裾を掴んでいる。さっきから、彼はずっとこの調子なのだ。これ以上質問を重ねても、言葉が返ってくるとは思えない。
「言わないつもりなんだね。なら、それでいいよ。とにかく、明日は相手の家に謝りに行くから」
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DOODLETF主ルチ。TF主くんがルチに引っ張られて夜桜を見に行く話です。夜桜 外に出ると、暖かい空気が身体を包み込んだ。日差しは燦々と地面を照らし、真っ黒なアスファルトを暖めている。背中から噴き出す汗の感覚で、自分が服選びを失敗したと悟った。
それもそのはずだ。既に、カレンダーは四月へと移っていたのだから。町を行く人々はコートを脱ぎ、歩道には桜並木が並んでいる。忙しくしているうちに、世間はすっかり春の光景になっていた。
そうなると、テレビはこぞって桜の特集を組む。夕方のニュース番組やゴールデンタイムのバラエティは、我先にとお花見スポットの取材をしていた。日本人はお花見に命をかけているから、朝早くから現地に向かって場所取りをする。そんな浮かれた人々を見つけ出しては、各局がインタビューを収録するのだ。昼間から酒を飲む観光客の姿を見て、ルチアーノは呆れに目を細めていた。
3419それもそのはずだ。既に、カレンダーは四月へと移っていたのだから。町を行く人々はコートを脱ぎ、歩道には桜並木が並んでいる。忙しくしているうちに、世間はすっかり春の光景になっていた。
そうなると、テレビはこぞって桜の特集を組む。夕方のニュース番組やゴールデンタイムのバラエティは、我先にとお花見スポットの取材をしていた。日本人はお花見に命をかけているから、朝早くから現地に向かって場所取りをする。そんな浮かれた人々を見つけ出しては、各局がインタビューを収録するのだ。昼間から酒を飲む観光客の姿を見て、ルチアーノは呆れに目を細めていた。
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DOODLETF主ルチ。ルチはいたずらでお玉とフライパンの目覚ましをやりそうだなと思ったという幻覚です。目覚まし 微睡みの中で、僕はごろんと寝返りを打った。両目を柔らかく閉ざしたままで、布団の温もりを堪能する。部屋に差し込む暖かい日差しも、余計に僕の眠気を誘った。布団を口元まで引き上げると、全身が多幸感に包まれる。
春は、二度寝の季節だ。春眠暁を覚えずなどと言うように、この時期はすごく眠たくなる。微睡みに身を委ねると、もうここから出たくなくなってしまうのだ。うとうとと船を漕ぎながら、僕は夢と現実の境目を漂った。
しばらくすると、誰かに身体を揺らされた。僕を起こしに来る相手なんて、心当たりは一人しかいない。振動に身を委ねながらも惰眠を貪っていると、彼は耳元で囁いた。
「おい、起きろよ。今日も練習するんだろ」
甲高い声が、僕の耳に入り込んでくる。すっかり聞き慣れてしまった、幼い男の子の声だ。アンドロイド故に僕よりも早起きな彼は、毎日のように僕を起こしに来る。いつの間にか、これが毎朝の日課になっていた。
2370春は、二度寝の季節だ。春眠暁を覚えずなどと言うように、この時期はすごく眠たくなる。微睡みに身を委ねると、もうここから出たくなくなってしまうのだ。うとうとと船を漕ぎながら、僕は夢と現実の境目を漂った。
しばらくすると、誰かに身体を揺らされた。僕を起こしに来る相手なんて、心当たりは一人しかいない。振動に身を委ねながらも惰眠を貪っていると、彼は耳元で囁いた。
「おい、起きろよ。今日も練習するんだろ」
甲高い声が、僕の耳に入り込んでくる。すっかり聞き慣れてしまった、幼い男の子の声だ。アンドロイド故に僕よりも早起きな彼は、毎日のように僕を起こしに来る。いつの間にか、これが毎朝の日課になっていた。
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DOODLETF主ルチのエイプリルフール。ルチの嘘に翻弄されたいという願望です。エイプリルフール「明日は、君ひとりで過ごしてくれ」
僕の元から帰るとき、ルチアーノは真面目な顔つきでそう言った。彼にしては珍しい、改まった態度である。胸に引っかかるものを感じて、僕も真面目に聞き返してしまった。
「どうしたの? そんなに改まって、何か大事なことでもあるの?」
僕の問いを受けて、彼はきひひと笑い声を上げる。にやりと口角を上げると、嬉しそうな声色で言った。
「君も、ずいぶん察しがよくなったものだな。そうだよ。明日の任務は、命がかかるものなんだ」
察しがいいなんて言われているが、分からないはずがないのだ。彼は、最初から僕に気づかせるつもりでこのような言動をしているのだから。
「命がかかってるって、ルチアーノは死なないでしょ。大袈裟なんじゃないの?」
2534僕の元から帰るとき、ルチアーノは真面目な顔つきでそう言った。彼にしては珍しい、改まった態度である。胸に引っかかるものを感じて、僕も真面目に聞き返してしまった。
「どうしたの? そんなに改まって、何か大事なことでもあるの?」
僕の問いを受けて、彼はきひひと笑い声を上げる。にやりと口角を上げると、嬉しそうな声色で言った。
「君も、ずいぶん察しがよくなったものだな。そうだよ。明日の任務は、命がかかるものなんだ」
察しがいいなんて言われているが、分からないはずがないのだ。彼は、最初から僕に気づかせるつもりでこのような言動をしているのだから。
「命がかかってるって、ルチアーノは死なないでしょ。大袈裟なんじゃないの?」
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。脱出するかを話し合わないといけない部屋に閉じ込められた2人の話。変則的出られない部屋です。甘い牢獄 目を覚ますと、見慣れない部屋の中にいた。身体を起こしてすぐに、床が信じられないほどにふかふかであることに気がつく。僕の身体が横たえられていた布団は、空気が含まれていて柔らかかったのだ。気になって捲り上げてみると、下のマットレスもマシュマロのような柔らかさだ。それも、ただ柔らかいのではなくて、程よい弾力を持っている。家具に詳しくない僕にも、それが値の張るものだと分かった。
「どこだよ、ここ……」
寝台の検分をしていると、隣からルチアーノの声が聞こえた。少し距離が離れているのは、室内にベッドが二つ並べられているからだ。二台の間にはスペースが取られていて、濃い赤色の優雅な絨毯が敷いてある。見渡した室内も、広々としていて設備が整っていた。
3753「どこだよ、ここ……」
寝台の検分をしていると、隣からルチアーノの声が聞こえた。少し距離が離れているのは、室内にベッドが二つ並べられているからだ。二台の間にはスペースが取られていて、濃い赤色の優雅な絨毯が敷いてある。見渡した室内も、広々としていて設備が整っていた。
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。寝起きのキスは雑菌が~という話を見て、ルチはこれを口実に断ってきそうだなと思った、という話。寝起きのキス その日は、珍しく自分から目を覚ました。そっと周囲を見渡すと、部屋はまだ薄暗い。壁にかけられた時計の針は、午前六時を指していた。
僕は、静かに寝返りを打った。できるだけ音を立てないように体勢を変えて、目の前のルチアーノに視線を向ける。彼は、まだすやすやと寝息を立てていた。起こさないように顔を近づけると、その寝顔を観察する。
ルチアーノは、穏やかな表情をしていた。枕に対して俯せの姿勢を取るように、布団の中から顔を出している。触覚のような前髪が乱れて、鼻の上に垂れていた。長い髪は扇のように広がり、背中や胸元を覆っている。頬はぷっくりと丸くて、柔らかく閉じられた目蓋には、控えめに睫毛が添えられていた。
2530僕は、静かに寝返りを打った。できるだけ音を立てないように体勢を変えて、目の前のルチアーノに視線を向ける。彼は、まだすやすやと寝息を立てていた。起こさないように顔を近づけると、その寝顔を観察する。
ルチアーノは、穏やかな表情をしていた。枕に対して俯せの姿勢を取るように、布団の中から顔を出している。触覚のような前髪が乱れて、鼻の上に垂れていた。長い髪は扇のように広がり、背中や胸元を覆っている。頬はぷっくりと丸くて、柔らかく閉じられた目蓋には、控えめに睫毛が添えられていた。
流菜🍇🐥
DOODLETF主ルチ。制服ルチは眼鏡が似合うだろうなってずっと思ってます。眼鏡「やあ、○○○。こんなところで合うなんて奇遇だね」
繁華街を歩いていたら、不意に後ろから声がした。ゆったりして落ち着いた雰囲気の、変声期前の男の子の声だ。聞き慣れない声なのに、どこかで聞いたことがあるような気がする。恐る恐る後ろを振り向くと、そこにはアカデミアの制服に身を包んだ男の子が立っていた。
すぐには誰か分からなくて、僕は大きく瞬きをする。視線を少し上に向けて、ようやく正体に気がついた。三つ編みにまとめたブラウンレッドの長い髪に、真っ直ぐに僕を見つめる緑の瞳。その姿は、紛れもないルチアーノのものだった。
「まさか、僕を忘れたなんて言わないよね。君の一番のパートナーなんだから」
にやにやと笑いながら、彼はからかうような笑みを浮かべる。いつもの甲高い笑い声ではなく、落ち着いた含み笑いだった。聞き慣れない声色に、少し不思議な気分になる。アカデミアに潜入している時の彼は、いつもこんな感じなのだ。
2428繁華街を歩いていたら、不意に後ろから声がした。ゆったりして落ち着いた雰囲気の、変声期前の男の子の声だ。聞き慣れない声なのに、どこかで聞いたことがあるような気がする。恐る恐る後ろを振り向くと、そこにはアカデミアの制服に身を包んだ男の子が立っていた。
すぐには誰か分からなくて、僕は大きく瞬きをする。視線を少し上に向けて、ようやく正体に気がついた。三つ編みにまとめたブラウンレッドの長い髪に、真っ直ぐに僕を見つめる緑の瞳。その姿は、紛れもないルチアーノのものだった。
「まさか、僕を忘れたなんて言わないよね。君の一番のパートナーなんだから」
にやにやと笑いながら、彼はからかうような笑みを浮かべる。いつもの甲高い笑い声ではなく、落ち着いた含み笑いだった。聞き慣れない声色に、少し不思議な気分になる。アカデミアに潜入している時の彼は、いつもこんな感じなのだ。