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東野文風
DONE #ドラロナワンドロワンライ一本勝負@DR_60min
第13回目『キャンプ』で参加させて頂きます(+30min)
できてる本編ドラロナで脱稿Highロ君がキャンプしたがったりドさんが軌道修正したりする話。ほのかな甘さを目指しました。
素面なら屋外もやぶさかではないとの事「そうだ、キャンプ行こう」
脱稿から解放されカップケーキを平らげたロナルドは頭の中で思いついた言葉をそのまま口にし、リビングの戸棚を開け放った。外に転がり出てくる品々からマットレスとタオルと着替えと、何か使えそうなものをかき集めて小さな山を作り上げる。テントは見つけられなかったが、後で何処かで買えばいい。
「キャンプといえばー……キャンプファイアーか! デカい炎でマシュマロ焼いて朝まで踊るんだよな!」
ふわふわとしたイメージを拠り所にして、今度はキャンプファイアーの炎を起こせそうなものを探し始める。最近出番がめっきり減ったライターの火は小さいので、もっとガーッと大きな炎が出て来るのが欲しい。
「んー……うん?」
1386脱稿から解放されカップケーキを平らげたロナルドは頭の中で思いついた言葉をそのまま口にし、リビングの戸棚を開け放った。外に転がり出てくる品々からマットレスとタオルと着替えと、何か使えそうなものをかき集めて小さな山を作り上げる。テントは見つけられなかったが、後で何処かで買えばいい。
「キャンプといえばー……キャンプファイアーか! デカい炎でマシュマロ焼いて朝まで踊るんだよな!」
ふわふわとしたイメージを拠り所にして、今度はキャンプファイアーの炎を起こせそうなものを探し始める。最近出番がめっきり減ったライターの火は小さいので、もっとガーッと大きな炎が出て来るのが欲しい。
「んー……うん?」
東野文風
DONE #ドラロナワンドロワンライ一本勝負@DR_60min
第12回目『十字架』で参加させて頂きます。どうにか規定時間内。
できてる本編ドラロナでドさんがロくんに着衣プレイを強請る話。一人称でモノローグ調ですけべな文章を頑張りたかった。
ョンは町内会の皆さんと紅葉狩りツアーに参加中とかそんな感じです。
退治人服着衣プレイしよルド君! ヴァー文頭から殺すな!
いいじゃないか別に、減るものでもないだろう? 服を破ったりはしないというか不可能だし、色々汚したりしたとしてドラドラちゃんの華麗なる洗濯スキルによって元通りにしてやるとも。
それともプライドの問題かね? それこそ今更だろう、これまで幾度となく脱がされたり裂かれたりビキニに変換されたりしているじゃないか。だったら、私だって君の衣装で楽しんだっていいだろう。
……ファーーー? 別に、全っ然拗ねてませんがー? この完璧にジェントルな存在であるドラドラちゃんが、ちょくちょく噛まれたり変な催眠に喰らって醜態さらす君を笑うことこそあれポンチどもに嫉妬なんてする訳ないんですけどーーー?
953いいじゃないか別に、減るものでもないだろう? 服を破ったりはしないというか不可能だし、色々汚したりしたとしてドラドラちゃんの華麗なる洗濯スキルによって元通りにしてやるとも。
それともプライドの問題かね? それこそ今更だろう、これまで幾度となく脱がされたり裂かれたりビキニに変換されたりしているじゃないか。だったら、私だって君の衣装で楽しんだっていいだろう。
……ファーーー? 別に、全っ然拗ねてませんがー? この完璧にジェントルな存在であるドラドラちゃんが、ちょくちょく噛まれたり変な催眠に喰らって醜態さらす君を笑うことこそあれポンチどもに嫉妬なんてする訳ないんですけどーーー?
ho_shi_mi_ya
DONEドラロナワンドロワンライ一本勝負様(お題『十字架』+150min)より、ロナくん死神パロです。死神感がないぞ……?でも魂は死神様のモノなの!…………フワっと設定なので、フワっと読んでくださいませ。 5062東野文風
DONE #ドラロナワンドロワンライ一本勝負@DR_60min
第11回目『バトル』で参加させて頂きます(+10min)
できてる本編ドラロナで糖度はあっさりめ。ドさんが捕まって闇コロシアムの賞品になったり、殴り込みに来たロくんがスケスケの衣装を着たりする話です。よろしくお願いします!
催眠かセロリでも持って出直してこい ――やたら華美で豪奢な前時代的なコロシアムの中に、観客たちの歓声が湧き上がる。
円筒形のケースの中に博物館の展示物のように押し込められたドラルクは、冷めた気分で最上階から見える景色を眺めていた。頭上の空気穴は砂粒を通さないようにきめ細かいメッシュが貼られており、適当に壁を蹴った反作用死で脱出を試みることは難しそうである。
『それでは、本日の豪華賞品を求める勇敢な挑戦者を――』
「はー……」
つまらない気分のまま、ため息を吐く。自分が賭ける側になったり実況席に座ったりするならともかく、ただただ身動きできない賞品のように扱われるのは面白くない。
スピーカーから聞こえる実況はスルーしつつ、反対側に見えるVIP席らしき場所へ視線を向ける。「悪い吸血鬼が私有地に潜んでいる気がするから調査して欲しい」という、やや具体性に欠けた依頼を事務所に持ち込んできた人間が一人、その男に露骨にゴマすりされてふんぞり返っている吸血鬼が一人。どうも自分たちはまんまと嵌められたようであった。
2074円筒形のケースの中に博物館の展示物のように押し込められたドラルクは、冷めた気分で最上階から見える景色を眺めていた。頭上の空気穴は砂粒を通さないようにきめ細かいメッシュが貼られており、適当に壁を蹴った反作用死で脱出を試みることは難しそうである。
『それでは、本日の豪華賞品を求める勇敢な挑戦者を――』
「はー……」
つまらない気分のまま、ため息を吐く。自分が賭ける側になったり実況席に座ったりするならともかく、ただただ身動きできない賞品のように扱われるのは面白くない。
スピーカーから聞こえる実況はスルーしつつ、反対側に見えるVIP席らしき場所へ視線を向ける。「悪い吸血鬼が私有地に潜んでいる気がするから調査して欲しい」という、やや具体性に欠けた依頼を事務所に持ち込んできた人間が一人、その男に露骨にゴマすりされてふんぞり返っている吸血鬼が一人。どうも自分たちはまんまと嵌められたようであった。
2152n
DONEブラアキ。ワンライお題5回:勝負(@brak_60min )クライミングデートしてる話。
目線が合う。もうここまで登ってきたのか。込み上げる焦りを必死に押し殺して、アキラは頭上を見据えた。パッドまでもう少し。ホールドの数は四――大丈夫だ。
息を詰め、力を溜め込む。呼吸をするな。そのまま一気に駆け上がれ。真っ直ぐに、ただ真っ直ぐに。
次のホールドへロケットのように飛び移っていくアキラ。その横では、静かに、けれど無駄なく冷静に駆け上がるブラッドの姿があった。彼も呼吸が速度に邪魔であることを知っているのだろう。汗で額に貼り付く髪もそのままに、新たなホールドへ手をかけている。
たった十五秒程度の、長いようで短い時間。それに終わりを告げたのは、パッドを叩く乾いた音だった。
「~~~~っ、くっそぉ~~!!」
1549息を詰め、力を溜め込む。呼吸をするな。そのまま一気に駆け上がれ。真っ直ぐに、ただ真っ直ぐに。
次のホールドへロケットのように飛び移っていくアキラ。その横では、静かに、けれど無駄なく冷静に駆け上がるブラッドの姿があった。彼も呼吸が速度に邪魔であることを知っているのだろう。汗で額に貼り付く髪もそのままに、新たなホールドへ手をかけている。
たった十五秒程度の、長いようで短い時間。それに終わりを告げたのは、パッドを叩く乾いた音だった。
「~~~~っ、くっそぉ~~!!」