ツナ
BIRICHINOHTKI
MOURNING2023/08/27に開催された復活祭にて頒布しましたR15のお話。別の意味で薄味ヒバツナ。コピー本をお手に取っていただき、ありがとうございました。なんでもいける者のみ通るがいい、ガーデン・オブ・ボンゴレ
PASSWORD:ヒバツナの数字表記 13
李坂怜菜
DONEつなとら、とは名ばかりの🐉×モン🐯(?)🐯が飼ってるモン🐯が🐉に出会って仲良くなる話。🐉🐯は両想い。付き合ってても付き合ってなくても成り立ちます。
※おふざけ程度ですが🐯vsモン🐯みたいな描写があります。
OK?(pass:y/n) 4474
neisan_trpg
MAIKINGつきみはな げんみ×新衣装ラフ
ヴァンパイアハンターとしての新衣装
形はほとんど変わらないけどセツナちゃんの衣装から上下黒とベルトの色を参考にさせてもらいました🙌(完成したらお隣に立たせたい…)
吸血鬼に対抗するイメージで青にしてたので、吸血鬼の今は赤、かな…
kurosamo
DOODLEエーレンフェスト高校男子バレーボール部🏐
司令塔セッター フェ
どんな球でも拾ってくる収集リベロ ユス
アウトサイドヒッターに主将ジルとエク兄とカルパパ辺りをチョイス
保護者組が強過ぎてぇ……
控えのセッターはハルトムートだなと思うとどちらもえげつない戦略でゲームするなってなりました……
カルパパは描く余裕がありませんでしたねぇ🫠
生きて生きて吉田
DOODLE損壊表現注意 パラレル世界の故障きゅうり描きたいもの描いたのを無理やりつなげた感じなので整合性はない~ン
面倒は見てくれるけど深入りしない距離の土星 リセットしては心身汚れていく地球 もはやどうしようもない仕様なので誰にも言えないけど助けて~になってる水星(でもリセットすると忘れる) じんわりおしまい 2
rikuri_dp
REHABILI #勇者にかける魔法4月『桜吹雪』、『新しい場所、新しい生活』、『これからもよろしく』
現パロダポ『夏の終わり、君との始まり。』からつながる話です
※年齢操作あり、20×23を想定しています(全年齢)
サクラ、サク。 うす曇りの空の下、桜の花びらが舞っている。
旧校舎裏に広がる桜並木を歩いていたダイは、音を立てて吹き抜けた花風に顔を上げた。ふだん人けがなく陰鬱な雰囲気をまとっている建物群も、新学期を迎えた今はどこか華やいで見える。大学構内だけではなく街中の桜が一斉に芽吹き、色づいて、辺り一面ピンク色に染まっているためだろうか。ダイ自身もいつになく夢見心地だった。足元が定まらず、ふわふわと漂った気分のままで落ち着かない。
ダイはほうっとため息をついた。雨が近いのだろう。浮ついた気持ちを抑えたくて吸い込んだ空気は、蜜のように重く肺に絡んだ。
「おー、ダイじゃねえか。どうしちまったんだよ、ふぬけた顔しやがって」
背後からかけられた呆れまじりの声には聞き覚えがあった。ゆっくり振り返ると、思っていたとおりの若い男が立っていた。腰まで届く銀髪を揺らして歩み寄り、気安い様子で肩を並べてくる。
2773旧校舎裏に広がる桜並木を歩いていたダイは、音を立てて吹き抜けた花風に顔を上げた。ふだん人けがなく陰鬱な雰囲気をまとっている建物群も、新学期を迎えた今はどこか華やいで見える。大学構内だけではなく街中の桜が一斉に芽吹き、色づいて、辺り一面ピンク色に染まっているためだろうか。ダイ自身もいつになく夢見心地だった。足元が定まらず、ふわふわと漂った気分のままで落ち着かない。
ダイはほうっとため息をついた。雨が近いのだろう。浮ついた気持ちを抑えたくて吸い込んだ空気は、蜜のように重く肺に絡んだ。
「おー、ダイじゃねえか。どうしちまったんだよ、ふぬけた顔しやがって」
背後からかけられた呆れまじりの声には聞き覚えがあった。ゆっくり振り返ると、思っていたとおりの若い男が立っていた。腰まで届く銀髪を揺らして歩み寄り、気安い様子で肩を並べてくる。
mado342
TRAININGつなとら、フワッとした小話。夕焼けがちょっとずつ青と混じってピンクになる瞬間があって、それがすごく虎於の髪みたいな色で素敵だな〜て思って書いた、、んだけど、素敵さを伝えるにはまだまだ力が足りなくて😂修行してきます 2
booboo_hyp
MOURNINGゾスクネタバレあり/🐏+🐔CPなしですが男女の距離が近いです。
最後の覗き込み茉未が描きたくて……許されるなら全員とこの距離なってみてぇよ……ッ
言葉を拾うというより声を拾って意識が向く、みたいなやつなので、カクテルパーティー効果とは違うかもしれません!すみません! 4
arrrumi
DOODLEお縛り注意(やぎしず)しずまくん嫌がってないやつなのでご心配は無用のようです(よかったよかった)
すでに100万回描かれ、今後も描かれていくであろう黒マフラーお縛り(?)
私も一歩を踏み出しました……
追記 やぎしずと書いてんのにやぎさんがおらんやないか!と思われた方すみません… 詐欺!有罪!
我々という八木さん(?)のことを言ってしまいました…(体調悪いのか?さっきから)
xjellyfishkingd
DOODLEヴリスヨっぽいのが入ってるけど、すぐえげつなくなる狂い咲く花は風を乱吹く15「どうした、ドゥリーヨダナ」
ヴリーコーダラは冷静にしかし優しく自分に剣を振りかざす相手に話しかけた。
「例え若くともお前の実力なら、俺に一太刀くらい浴びせるだろう…なにを躊躇してる」
「ほざけ!!」
若いドゥリーヨダナはぎりっと歯を食いしばり冷静が欠していた。対してヴリコーダラは槍士のビーマと違い、若干に少々歳を取った外見だった。
「…スヨーダナ」
「っ…」
優しく彼の名を呼ぶとスヨーダナはビクンと何かに耐えるように反応する。動きが一瞬止まったの確認すると、風のようにヴリコーダラはやっと会えた愛する想い人の元に駆けつけるとそのまま両手を広げて抱きしめた。
「!!!は、離せ…!!」
「スヨーダナ…!」
暴れるスヨーダナを抑えるように抱きしめると、ヴリコーダラは話し続けた。
2231ヴリーコーダラは冷静にしかし優しく自分に剣を振りかざす相手に話しかけた。
「例え若くともお前の実力なら、俺に一太刀くらい浴びせるだろう…なにを躊躇してる」
「ほざけ!!」
若いドゥリーヨダナはぎりっと歯を食いしばり冷静が欠していた。対してヴリコーダラは槍士のビーマと違い、若干に少々歳を取った外見だった。
「…スヨーダナ」
「っ…」
優しく彼の名を呼ぶとスヨーダナはビクンと何かに耐えるように反応する。動きが一瞬止まったの確認すると、風のようにヴリコーダラはやっと会えた愛する想い人の元に駆けつけるとそのまま両手を広げて抱きしめた。
「!!!は、離せ…!!」
「スヨーダナ…!」
暴れるスヨーダナを抑えるように抱きしめると、ヴリコーダラは話し続けた。
furerunakiken
DONE梵10軸:マイ武 ᖇ15?お風呂回(二回目リベンジ)←
前回とのつながりはあるような…ないような…微妙…
微シリアス 切ない?
ようやく書き終わった!頑張った!
でもわたくしめが求めていたものが微妙な感じなんですが…また上手いこと着地してくれちゃったので…だいじょぶだいじょぶ…なんとか収めたから←
描写微妙なんでセンシティブ入れます一応
pass:fureruna?(ローマ字(5文字) 5055
ぱぷりか
PASTパスはお品書きをご覧くださいえっちなのが描きたい!と暴れ続けた昨年の新刊です。お手に取ってくださった方ありがとうございました。
大正出来てる時空の鬼化あり実玄
初めてのエチエチ初めての修正、初めてのtntn…少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
また一言でもくださると次のエロ本につながります、どうぞよろしくお願いします。
むっつりすけべなの。 21
李坂怜菜
DONEつなとら。付き合ってる2人が一緒に桜を見る話。桜の木の下で「わあ!虎於くん見て!」
龍之介が興奮した様子で何かを指差す。その先を追うと、そこには大きな桜の木があった。満開と言って差し支えない、見事なピンク色が広がっている。
「綺麗だな」
「ね!もっと近くで見てみようよ」
龍之介は俺の手首を優しく取って歩き出す。手を繋ぎたいと思ったが、外でそれをする勇気はなかった。
花見客で賑わっていたら引き止めようと思ったが、幸運にも俺たち以外誰もいなかった。桜の真下で立ち止まり、龍之介は感嘆の声を上げる。
「すごいね、本当に綺麗」
「そうだな」
「今日は少し風があるから、桜吹雪もすごい」
確かに龍之介の言う通りで、ハラハラと舞い散る花びらが美しさを際立たせていた。
だがそれは同時に、花が終わりに向かっていることを意味している。地面に視線を落とすと、既に散ってしまった花びらたちがそこに佇んでいた。
990龍之介が興奮した様子で何かを指差す。その先を追うと、そこには大きな桜の木があった。満開と言って差し支えない、見事なピンク色が広がっている。
「綺麗だな」
「ね!もっと近くで見てみようよ」
龍之介は俺の手首を優しく取って歩き出す。手を繋ぎたいと思ったが、外でそれをする勇気はなかった。
花見客で賑わっていたら引き止めようと思ったが、幸運にも俺たち以外誰もいなかった。桜の真下で立ち止まり、龍之介は感嘆の声を上げる。
「すごいね、本当に綺麗」
「そうだな」
「今日は少し風があるから、桜吹雪もすごい」
確かに龍之介の言う通りで、ハラハラと舞い散る花びらが美しさを際立たせていた。
だがそれは同時に、花が終わりに向かっていることを意味している。地面に視線を落とすと、既に散ってしまった花びらたちがそこに佇んでいた。
李坂怜菜
DONEつなとらエイプリルフール。🐉🐯未満。甘さはありません。🐯視点で🐉は出番少なめ。🐯が最後に抱いた感情は、はたして。私が思う、今の二人の嘘の在り方。
※独自解釈なのでご注意下さい…!
OK?(pass:y/s) 1728
李坂怜菜
DONEつなとら。卒業の季節の2人。🐯視点。第二ボタン3月ともなれば服装も少しは薄着になるかと思いきや、まだまだ冷たい風から身を守る重装備が必要なのが現状だ。今日も今日とて冬の装いで、俺と龍之介は道を歩いている。
少し先に学生服を着た男子が数名、黒い筒を手に歩いているのが見えた。
「卒業式かな」
龍之介が呟き、俺も頷く。卒業証書が入っているであろう筒を、ヤンチャな彼らは刀に見立てて軽く振り回していた。
「もうそんな時期か」
「3月だもんね。桜、間に合えば良かったんだけど」
生憎まだ桜は咲いていない。それでも彼らの解放感や達成感溢れる笑顔を見ると、まるで満開の花のようだとも思えた。
ふとあることに思い至り、脳内で少しモヤモヤが生まれる。黙って視線を落とす俺に龍之介はすぐに気付いて、「虎於くん?」と心配そうに声をかけてきた。
1458少し先に学生服を着た男子が数名、黒い筒を手に歩いているのが見えた。
「卒業式かな」
龍之介が呟き、俺も頷く。卒業証書が入っているであろう筒を、ヤンチャな彼らは刀に見立てて軽く振り回していた。
「もうそんな時期か」
「3月だもんね。桜、間に合えば良かったんだけど」
生憎まだ桜は咲いていない。それでも彼らの解放感や達成感溢れる笑顔を見ると、まるで満開の花のようだとも思えた。
ふとあることに思い至り、脳内で少しモヤモヤが生まれる。黙って視線を落とす俺に龍之介はすぐに気付いて、「虎於くん?」と心配そうに声をかけてきた。
李坂怜菜
DONEつなとら。まだ付き合ってない2人の話。🐉視点。君の瞳に乾杯最近、不思議に感じることがある。虎於くんの瞳がキラキラしているように見えるのだ。
綺麗な人だし、かっこよくて美しい。これまでも輝いて見えていた。だけど最近特に、俺を真っ直ぐに見つめるその瞳が、より一層綺麗に思える。
何が変わったわけでもないのに何故だろう。
「龍之介?」
名前を呼ばれてハッとする。虎於くんが怪訝そうな顔で首を傾げながら俺のことを見ている。ほら、今も。キラキラしてる。
「なんでもないよ、ごめんね」
「なんでもなくないだろ、上の空で」
「うーん…」
「俺の話聞いてたか?」
うっ、と言葉を詰まらせると彼は面白くなさそうに口を尖らせた。怒らせてしまっては元も子もない。隠し事はしたくないし、素直に言ってみようか。
906綺麗な人だし、かっこよくて美しい。これまでも輝いて見えていた。だけど最近特に、俺を真っ直ぐに見つめるその瞳が、より一層綺麗に思える。
何が変わったわけでもないのに何故だろう。
「龍之介?」
名前を呼ばれてハッとする。虎於くんが怪訝そうな顔で首を傾げながら俺のことを見ている。ほら、今も。キラキラしてる。
「なんでもないよ、ごめんね」
「なんでもなくないだろ、上の空で」
「うーん…」
「俺の話聞いてたか?」
うっ、と言葉を詰まらせると彼は面白くなさそうに口を尖らせた。怒らせてしまっては元も子もない。隠し事はしたくないし、素直に言ってみようか。
李坂怜菜
MEMOつなとら。会話のみ。天国と地獄死んだら天国と地獄どちらに行くと思う?
「俺はきっと地獄行きだ」
「どうして?」
「許されない罪を犯した」
「そっか」
「龍之介はどっちだと思う?」
「うーん」
「悩むことない。あんたは天国だろう」
「どっちでもいいかな」
「どっちでもいい?」
「虎於くんの居る方に行きたいな、俺は」
「あのな、これはそういう質問じゃないんだよ」
「そう言うわりには嬉しそうだね」
「……うるさい」
193「俺はきっと地獄行きだ」
「どうして?」
「許されない罪を犯した」
「そっか」
「龍之介はどっちだと思う?」
「うーん」
「悩むことない。あんたは天国だろう」
「どっちでもいいかな」
「どっちでもいい?」
「虎於くんの居る方に行きたいな、俺は」
「あのな、これはそういう質問じゃないんだよ」
「そう言うわりには嬉しそうだね」
「……うるさい」
李坂怜菜
DONEつなとら。風の強い日の2人。両片想い。🐯視点。春一番外ロケの休憩中。現場から少し離れたところで龍之介と二人で水分補給をしていると、一陣の強い風が吹いた。
服や髪が靡いて「うわ」と声をあげるが、特に大きな被害はない。遠くで短い悲鳴が聞こえて振り返ると、風に煽られてよろめいた女性二人組が互いに支え合いながら歩いているのが目に入った。
龍之介も同じものを見ていたようで、「大丈夫かな」と心配そうな声を発する。
「俺たちは風に飛ばされることはないから心配いらないね」
「まあ、さすがにこの身体のデカさで風に負けることはないな」
「天はもしかしたらよろけちゃうかもしれないな…風が強い日は守ってあげないと」
ここに居ないメンバーの身を案じて決意を新たにする龍之介を、俺は複雑な想いで横目に見る。
1558服や髪が靡いて「うわ」と声をあげるが、特に大きな被害はない。遠くで短い悲鳴が聞こえて振り返ると、風に煽られてよろめいた女性二人組が互いに支え合いながら歩いているのが目に入った。
龍之介も同じものを見ていたようで、「大丈夫かな」と心配そうな声を発する。
「俺たちは風に飛ばされることはないから心配いらないね」
「まあ、さすがにこの身体のデカさで風に負けることはないな」
「天はもしかしたらよろけちゃうかもしれないな…風が強い日は守ってあげないと」
ここに居ないメンバーの身を案じて決意を新たにする龍之介を、俺は複雑な想いで横目に見る。
李坂怜菜
DONEつなとら。付き合ってる。🐯の誕生日の話。ネガティブ思考の🐯視点。🐯誕2024自分の中身が空っぽだと気付いた時、地に足が付かない感覚を味わった。俺がこれまで見てきたものは、聞いてきた言葉は、与えられてきた幸福は、歩いてきた人生は、一体なんだったのだと。
無意味だったとは言わない。楽しいことも嬉しいこともあった。それでも、他人を傷付けて蹴落としてのし上がろうとした事実を突き付けられてしまえば、これが俺の人生の末路だったのだと嫌でも思い知らされる。
何のために生きてきたのだろう。
鼻で笑われてしまいそうな疑問が脳裏に過ぎる。
なぜ生まれてきたのだろう。
答えのない問いを捨て去る勇気がない。
大丈夫だ。今の俺には居場所がある。なりたい姿も、助けたい人達も、愛する人も、幸せを感じられる要素が周りにたくさんある。
1955無意味だったとは言わない。楽しいことも嬉しいこともあった。それでも、他人を傷付けて蹴落としてのし上がろうとした事実を突き付けられてしまえば、これが俺の人生の末路だったのだと嫌でも思い知らされる。
何のために生きてきたのだろう。
鼻で笑われてしまいそうな疑問が脳裏に過ぎる。
なぜ生まれてきたのだろう。
答えのない問いを捨て去る勇気がない。
大丈夫だ。今の俺には居場所がある。なりたい姿も、助けたい人達も、愛する人も、幸せを感じられる要素が周りにたくさんある。
李坂怜菜
DONEつなとら🏯時代劇パロ。殿様🐯が城下町に住む🐉を一方的に見つけて城に呼ぶ、出会いの話。🐯視点。
その時代の知識皆無で口調も現代のもの。雰囲気だけ感じて頂きたく…
※二人の関係性としては🐉🐯ですが公の立場は🐯が上なので苦手な方はご注意下さい。
OK?(pass:y/n) 2120
李坂怜菜
DONEつなとら。透明人間になる夢を見た🐯の話。🐯視点。↓こちらからお題「透明」お借りしました🌸
https://odaibako.net/gacha/1151
透明人間透明人間になった。
自由に外を歩き回って無銭で諸々を楽しんだり、なんて気持ちには一切ならなかった。周りの誰にも気付いてもらえず、声も届かず、触れることも叶わない。
世界にたった一人きり。
そんな気持ちになって、何処にも行けず立ち尽くすしかない。
助けてくれ。
口にすることが無意味だと分かるから、口を開いても声を出せない。届かないことを再確認して虚しい気持ちになることは明確だ。わざわざそんなことをする勇気はない。
助けてくれ。
それでも心の中では何度も何度も叫んでいる。
助けてくれ。
これは罰だろうか。過去に犯したあらゆる罪が脳裏を駆け巡る。
これは罰だろうか。自分の手で傷付けたたくさんの人間の顔が浮かぶ。
これは罰だろうか。
986自由に外を歩き回って無銭で諸々を楽しんだり、なんて気持ちには一切ならなかった。周りの誰にも気付いてもらえず、声も届かず、触れることも叶わない。
世界にたった一人きり。
そんな気持ちになって、何処にも行けず立ち尽くすしかない。
助けてくれ。
口にすることが無意味だと分かるから、口を開いても声を出せない。届かないことを再確認して虚しい気持ちになることは明確だ。わざわざそんなことをする勇気はない。
助けてくれ。
それでも心の中では何度も何度も叫んでいる。
助けてくれ。
これは罰だろうか。過去に犯したあらゆる罪が脳裏を駆け巡る。
これは罰だろうか。自分の手で傷付けたたくさんの人間の顔が浮かぶ。
これは罰だろうか。
李坂怜菜
DONEつなとら探偵パロ。探偵🐉と助手🐯。🐯視点で片想い風。
ぼんやりと不穏な過去あり。謎解き要素ゼロ🕵️
※肌には刺さりませんが🔪と🪡が出て来ますので鋭利なもの苦手な方はご注意下さい。
上記の内容OK?(pass:y/n) 2392
李坂怜菜
DONEつなとら。猫の日に2人で外を歩く話。🐉←🐯の🐯視点。猫の日の二人龍之介と2人での仕事終わり、次の現場へ向かうにはまだ少しだけ早い、そんなタイミング。昼食と夕食のちょうど真ん中のような時間に、俺たちは2人で通りを歩いていた。
何をするわけでもない、ただの偶然の結果なのだが、それでも密かにデートみたいだと思ってしまう。口に出さなければ許されると言い聞かせ、隣を歩く背の高い男の横顔を窺い見ていた。
「あ」
そんな時、突然龍之介が声を上げる。自分の視線や想いを勘付かれたかと背筋が凍るが、彼の目が全然違う方向を見ていると気付いて安堵した。
「虎於くん、ちょっと待ってて」
そういうが早いか、龍之介はその場を走り去ってしまった。呆気に取られてその背を目で追うと、少し先のパン屋に到着したのが分かった。小腹の空く時間だ。何か食べたかったのだろう。
1929何をするわけでもない、ただの偶然の結果なのだが、それでも密かにデートみたいだと思ってしまう。口に出さなければ許されると言い聞かせ、隣を歩く背の高い男の横顔を窺い見ていた。
「あ」
そんな時、突然龍之介が声を上げる。自分の視線や想いを勘付かれたかと背筋が凍るが、彼の目が全然違う方向を見ていると気付いて安堵した。
「虎於くん、ちょっと待ってて」
そういうが早いか、龍之介はその場を走り去ってしまった。呆気に取られてその背を目で追うと、少し先のパン屋に到着したのが分かった。小腹の空く時間だ。何か食べたかったのだろう。
李坂怜菜
DONEつなとら未満。🐯視点。🐉←🐯の後ろ暗い想い。あの日の背中ŹOOĻとTRIGGERが同じ番組に出演することも少なくない。俺たちの間にあったことを何も知らない世間から見たら、今をときめくアイドルという点で同じ場所に立つことも不自然ではないのだろう。それは俺が望んでいることのようでもあり、どこか居心地が悪いようでもある。今日もその「同じ番組に出演する」日だった。
少し用を済ませるために楽屋を出て廊下を歩いていると、少し先に龍之介の姿が見えた。1人で歩いている。向かっている先はTRIGGERの楽屋だ。戻ろうとしているのだろうと容易に想像がつく。
何の迷いもなく、その背を追った。「今日もよろしく」と挨拶がしたかった。本当にただ、それだけだった。
すぐにその距離は縮まっていく。そろそろ声をかければ聞こえるだろう。
689少し用を済ませるために楽屋を出て廊下を歩いていると、少し先に龍之介の姿が見えた。1人で歩いている。向かっている先はTRIGGERの楽屋だ。戻ろうとしているのだろうと容易に想像がつく。
何の迷いもなく、その背を追った。「今日もよろしく」と挨拶がしたかった。本当にただ、それだけだった。
すぐにその距離は縮まっていく。そろそろ声をかければ聞こえるだろう。
李坂怜菜
DONEつなとら。寒い日に2人で仕事だった話。付き合ってるかもしれないし付き合ってないかもしれない。🐯視点。ある寒い日「寒いねぇ」
本日何度目になるか分からない一言を龍之介が溢す。俺も自身の両手を擦りながら無言で頷いた。
2月下旬。春が近付いているとはいえ、まだまだ油断できない。真冬並みの寒さを迎えた今日、俺と龍之介はラジオのゲストに呼ばれ、今はその収録が終わったところだ。
スタジオの1階へ降りるエレベーターを待っているのだが、暖房の効きが良くないのか待機場所はどことなく肌寒い。
寒がりな龍之介はマフラーに口元を埋めたり両手をコートのポケットにしまったり、またすぐに手を取り出してハァと息をかけて温めたりと忙しない。
「虎於くん寒くない?」
「寒いよ。手袋を持ってこなかったのは失敗だったな」
「俺も同じ。服ももっと暖かいのにすればよかった」
1112本日何度目になるか分からない一言を龍之介が溢す。俺も自身の両手を擦りながら無言で頷いた。
2月下旬。春が近付いているとはいえ、まだまだ油断できない。真冬並みの寒さを迎えた今日、俺と龍之介はラジオのゲストに呼ばれ、今はその収録が終わったところだ。
スタジオの1階へ降りるエレベーターを待っているのだが、暖房の効きが良くないのか待機場所はどことなく肌寒い。
寒がりな龍之介はマフラーに口元を埋めたり両手をコートのポケットにしまったり、またすぐに手を取り出してハァと息をかけて温めたりと忙しない。
「虎於くん寒くない?」
「寒いよ。手袋を持ってこなかったのは失敗だったな」
「俺も同じ。服ももっと暖かいのにすればよかった」
李坂怜菜
DONEつなとらホワイトデー。両片想い。🐉視点。前にあげた「バレンタイン」の続きです。
あなたともっと仲良くなりたい繊細な片想い、とでも言えば良いのだろうか。
決して自身の感情自体が繊細なのではない。この片思いは、決して手荒に扱ってはいけないのだ。一歩間違えれば二度と叶わなくなる。
俺が虎於くんのことを好きになって、でも想いを伝えることはしないと決意して、だけどどうしても何もしないわけにはいかなかった。そんな慎ましさと強欲の狭間で苦悩した結果、バレンタインデーにハート型のチョコを渡すという行動に至ったわけだ。
外装は他のみんなと同じ。中身だけ、こっそり形が違う。そんな小さな差異、気付かれない可能性も大いにある。それでも良かった。半分は自己満足だから。
ただ、たとえ本心が伝わらなかったとしても、ホワイトデーにお返しがあったら嬉しいなと、淡い期待を抱いてしまっていたのは事実だ。
4468決して自身の感情自体が繊細なのではない。この片思いは、決して手荒に扱ってはいけないのだ。一歩間違えれば二度と叶わなくなる。
俺が虎於くんのことを好きになって、でも想いを伝えることはしないと決意して、だけどどうしても何もしないわけにはいかなかった。そんな慎ましさと強欲の狭間で苦悩した結果、バレンタインデーにハート型のチョコを渡すという行動に至ったわけだ。
外装は他のみんなと同じ。中身だけ、こっそり形が違う。そんな小さな差異、気付かれない可能性も大いにある。それでも良かった。半分は自己満足だから。
ただ、たとえ本心が伝わらなかったとしても、ホワイトデーにお返しがあったら嬉しいなと、淡い期待を抱いてしまっていたのは事実だ。
李坂怜菜
DONEつなとら。バレンタインの🐉←🐯。ほぼ🐯目線。バレンタインつなとら「虎於くん!」
背後から声がして、俺はビクリと肩を揺らして振り返る。怯えたわけではないが、未だに咄嗟に緊張してしまう。
右手を振りながら駆けてくる龍之介を視界に捉え、俺はスタジオの廊下を立ち止まる。
前を歩いていた他メンバー3人も、遅れて気付いたようで足音が止まるのが分かった。
「龍之介」
「十さん、お疲れ様です!」
俺が名前を呼ぶのとほぼ同時にトウマが元気よく挨拶をする。龍之介もそれに答えながら、俺達4人を順に見てからニッコリと笑った。
「今日の収録一緒だって聞いて探してたんだ。楽屋に行ったらちょうど居なくて」
「そんな、挨拶ならこちらから出向く予定でしたのに」
巳波が恐縮した様子で返すと、龍之介が首を横に振る。そしてまた先ほどと同じ笑みを浮かべ、これまで背中に隠していた左手を前へ出してきた。
1749背後から声がして、俺はビクリと肩を揺らして振り返る。怯えたわけではないが、未だに咄嗟に緊張してしまう。
右手を振りながら駆けてくる龍之介を視界に捉え、俺はスタジオの廊下を立ち止まる。
前を歩いていた他メンバー3人も、遅れて気付いたようで足音が止まるのが分かった。
「龍之介」
「十さん、お疲れ様です!」
俺が名前を呼ぶのとほぼ同時にトウマが元気よく挨拶をする。龍之介もそれに答えながら、俺達4人を順に見てからニッコリと笑った。
「今日の収録一緒だって聞いて探してたんだ。楽屋に行ったらちょうど居なくて」
「そんな、挨拶ならこちらから出向く予定でしたのに」
巳波が恐縮した様子で返すと、龍之介が首を横に振る。そしてまた先ほどと同じ笑みを浮かべ、これまで背中に隠していた左手を前へ出してきた。
diolete
DOODLEすれ違うイサルイ何も考えず思いつくままに書いたので最初と最後で話がつながってないかも…
軍の構造とか、国のやり方とか、組織規則とか、機械の動きとか、なんも知らない 本当に適当に書いた
雰囲気だけ察して
『太陽に焼かれて氷星は融けた』
世界がしっかりと進んでいることに気づいたのはつい最近だ。
スミスはイサミを思う。
地球の裏側にいる戦友。世界救済からは数年が経ち、直接顔を見たのはずっと昔だ。……相棒と呼ぶにはそばにいない時間が長すぎた。
それぞれの国に帰ってもいまだTS機に乗って活動をしている。
そんなことを通話の画面越しに会話していた。
それがだんだんと話題が増えて、お互いのことを話すことが多くなった。
仕事の愚痴。仲間の心配。食べ物の話題。流行りのコンテンツ。それから家族のこと。
相手の好みや現状を互いに話す。距離が離れていても繋がっている。世界は驚くほど狭かった。
そんな平和を取り戻した世界で話題なのが、英雄の素顔。イサミのことだ。
12019世界がしっかりと進んでいることに気づいたのはつい最近だ。
スミスはイサミを思う。
地球の裏側にいる戦友。世界救済からは数年が経ち、直接顔を見たのはずっと昔だ。……相棒と呼ぶにはそばにいない時間が長すぎた。
それぞれの国に帰ってもいまだTS機に乗って活動をしている。
そんなことを通話の画面越しに会話していた。
それがだんだんと話題が増えて、お互いのことを話すことが多くなった。
仕事の愚痴。仲間の心配。食べ物の話題。流行りのコンテンツ。それから家族のこと。
相手の好みや現状を互いに話す。距離が離れていても繋がっている。世界は驚くほど狭かった。
そんな平和を取り戻した世界で話題なのが、英雄の素顔。イサミのことだ。
azisaitsumuri
DONEリが傭の人形を使って都市伝説の一人隠れん坊(と言うかホラゲのハィドアロォンからの妄想、アリーちゃん?が好きです。)をする話。現パロなのかな。怖い話ではない(?)。こうれいじゅつなのでしねた。※お話に都合良くルールを改悪して居ます。それ以前に一人隠れん坊をしないでください。(ホラゲは楽しいです。)
海外版一人隠れん坊風よーり(?) 家中の明かりを消した内の一室のテレビを点ける。液晶の砂嵐に好きなだけノイズを歌わせ「彼」を迎えに行く。寝室に横たえた人形を持ち上げて微笑み掛ける。
「さあなわぁぶ見つけましたよ。」
そのやわい腹に鋏を突き立てる。
「次はおまえが鬼です。」
人形をベッドに戻したら部屋を出て浴室に向かう。空のバスタブに自身を沈め、目を閉じて暗い冷たさに心地良く身を委ねる。
やがて扉の開く音が聞こえるので目を開ける。寝室の方からだ。
それから順番にがちゃりがちゃりと他の部屋の扉を開けられて行く、部屋の中を一室一室確認するように、そしてが徐々に近付いて来る音がする。
それが浴室の前の部屋からした時点で、隣の部屋に入った彼と入れ違いで風呂場を出る。
907「さあなわぁぶ見つけましたよ。」
そのやわい腹に鋏を突き立てる。
「次はおまえが鬼です。」
人形をベッドに戻したら部屋を出て浴室に向かう。空のバスタブに自身を沈め、目を閉じて暗い冷たさに心地良く身を委ねる。
やがて扉の開く音が聞こえるので目を開ける。寝室の方からだ。
それから順番にがちゃりがちゃりと他の部屋の扉を開けられて行く、部屋の中を一室一室確認するように、そしてが徐々に近付いて来る音がする。
それが浴室の前の部屋からした時点で、隣の部屋に入った彼と入れ違いで風呂場を出る。