卒業式
yuz_brnr
DONEフォ学の卒業式の話。前に出した本「ハイスクールサマー!」の最後の話の続きとして考えてます。次に出したいな〜と思ってる本の話の冒頭なイメージなので終わり方があとを引く感じですみません!
ロスト・スプリング「……………落ちた」
六畳一間の部屋の中、スマホの画面に写し出された数字の羅列にネロが探していたものはなかった。
◆ロスト・スプリング
見下ろした校庭には、最後の会話を惜しむようにいつまでも生徒たちが残っている。桜が舞うその景色にネロはため息をついた。
頬杖をつきながら見るともなしにその姿を眺めていると、後ろから肩を叩かれる。
「……ブラッドか」
「ようやくこんなところからおさらばだってのによ、辛気くせぇ顔してんなぁ」
隣に並んで肩をぶつけられる。それでも反応しないネロにブラッドリーはつまらなそうな顔をする。
「まだ落ち込んでんのかぁ?」
「…そりゃあ、あんだけファウストに教えてもらっといて落ちるのは、申し訳ねぇつーか…」
2127六畳一間の部屋の中、スマホの画面に写し出された数字の羅列にネロが探していたものはなかった。
◆ロスト・スプリング
見下ろした校庭には、最後の会話を惜しむようにいつまでも生徒たちが残っている。桜が舞うその景色にネロはため息をついた。
頬杖をつきながら見るともなしにその姿を眺めていると、後ろから肩を叩かれる。
「……ブラッドか」
「ようやくこんなところからおさらばだってのによ、辛気くせぇ顔してんなぁ」
隣に並んで肩をぶつけられる。それでも反応しないネロにブラッドリーはつまらなそうな顔をする。
「まだ落ち込んでんのかぁ?」
「…そりゃあ、あんだけファウストに教えてもらっといて落ちるのは、申し訳ねぇつーか…」
watapcpc
MOURNINGジキミハ卒業式のあと、理解できない感情と叶わない恋の話
叶わない恋の墓標
体育館の壇上から見た君はいつもと変わらず、どこかつまらなそうに目線をあらぬ方向に向けていた。オレのスピーチが始まると、ふわ、と金色の髪が、揺れる。彼の容姿はよく目立つから。すぐにわかる。
「がんばれ」
にしし、と揶揄うみたいな笑い方で。オレに向けて笑うのをみた。オレは答えるわけにもいかないので、そのままスピーチを読み始める。不思議と気持ちは穏やかだった。
────────────────────
1、凍てつく感情
本当の自分を理解してくれる友人なんて、できるわけもないとそう思っていたから。ミハルは暗闇を走り続けるみたいな生活からオレを救ってくれたから。だから、こうも目に止まるのだろうとそう思っていた。たった半年いただけなのだからそうに違いない。
2095体育館の壇上から見た君はいつもと変わらず、どこかつまらなそうに目線をあらぬ方向に向けていた。オレのスピーチが始まると、ふわ、と金色の髪が、揺れる。彼の容姿はよく目立つから。すぐにわかる。
「がんばれ」
にしし、と揶揄うみたいな笑い方で。オレに向けて笑うのをみた。オレは答えるわけにもいかないので、そのままスピーチを読み始める。不思議と気持ちは穏やかだった。
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1、凍てつく感情
本当の自分を理解してくれる友人なんて、できるわけもないとそう思っていたから。ミハルは暗闇を走り続けるみたいな生活からオレを救ってくれたから。だから、こうも目に止まるのだろうとそう思っていた。たった半年いただけなのだからそうに違いない。
しんや
DONE篠唯/卒業式の後、言動に一貫性がない篠森先生に泣かされてしまう唯ちゃんの話。『スタオケ版フリーライト』企画に投稿されていたイラストから創作させていただいたSSを少し修正して再掲。
↓元のツイート、画像版
https://twitter.com/4ny1crd/status/1433401549309444107
翻る花びらのように「――朝日奈!」
突然、鋭く響く低い声に名前を呼ばれて、びくりとして思わず後ろを振り返る。聞き慣れていたはずのその声が敬称もつけずに呼び捨てたことにも、それまで聞いたこともないほどに焦りと熱を宿していることにも驚いたし、息を切らせながら早足につかつかと近づいてくる彼のしかめた顔に汗が滲んでいることに気づいて、赤くなった目を見開いてしまう。
どうして、と疑問を口にする前に手首を掴まれ、気がつけば私は篠森先生の腕の中にいた。
持っていた卒業証書の入った筒は、引き寄せられ抱き締められた衝撃で指を離れて、ことんと軽い音を鳴らして床に落ちる。それが転がっていく先を確かめることも出来ず、私は温かな熱に心臓を跳ねさせた。
4312突然、鋭く響く低い声に名前を呼ばれて、びくりとして思わず後ろを振り返る。聞き慣れていたはずのその声が敬称もつけずに呼び捨てたことにも、それまで聞いたこともないほどに焦りと熱を宿していることにも驚いたし、息を切らせながら早足につかつかと近づいてくる彼のしかめた顔に汗が滲んでいることに気づいて、赤くなった目を見開いてしまう。
どうして、と疑問を口にする前に手首を掴まれ、気がつけば私は篠森先生の腕の中にいた。
持っていた卒業証書の入った筒は、引き寄せられ抱き締められた衝撃で指を離れて、ことんと軽い音を鳴らして床に落ちる。それが転がっていく先を確かめることも出来ず、私は温かな熱に心臓を跳ねさせた。
ebimayodesu_
DONEおさななじみつるんば見たい。小学生の頃は自覚なかったんだけど、中学生になって相手への恋心を自覚するも、男同士だし…って思いを伝えられない両片思いのまま過ごして、このままだと高校で離れ離れになってしまう!と中学生の卒業式で玉砕覚悟で告白して、両思いだったことが分かり、お付き合いをはじめ、高校でお互いの文化祭でこっそりデートなどして愛を深め、大学進学と共に同棲をはじめて欲しいしかるのちに結婚してほ
tsuki_dashi
MAIKINGのれん6卒業式直後のジャミカリを描いてたのですが間に合わなそうなので
また後日完成次第ツイッターの方にアップ予定です…😭
おまけで以前描いたジャミカリも再掲しておきます 3
なつふぁぼ
DOODLEことわさんから頂いたお題をイメージして描いてみました!らしくない
少し背伸びして
得意げに笑う
🎴視点
大学の卒業式とかそんな感じですかね。
いつもと違う⚡️の雰囲気にドキッとする🎴がいて欲しい←
少し背伸びしてを物理的に使うか、内面的な部分で使うかでまた変わりますね。
こちらは、大人っぽさを少し背伸びしてに置き換えたつもりです←
saku8
DONEお題No.122より「長いお別れ」をお借りしました。(20220123)
矢巾視点。卒業式。
それは、伸びやかな。
とても綺麗な、セットアップフォームだった──。
卒業式だから部活は休みだと言われていたけれど、なぜだか帰りがたかった俺は、一人体育館に続く渡り廊下を歩いていた。式が終わって、校庭に出てくる先輩たちに花束と色紙を渡して。すでに何度目になるかわからない「ありがとうございました」を贈って。ほとんどの在校生の姿はもうほとんどなくて、先輩たちもとっくに打ち上げのために移動していると思っていたのに、体育館から、ボールを弾ませる音が聞こえてきた。
ガタガタと扉が開いて、俺を見つけたその人は、嬉しそうにニンマリと笑う。
「良いところに来たね、矢巾」
ニンマリと笑ったのは、ボタンというボタンを引きちぎられたすでに制服とは呼べない代物を身につけている及川さんで。
1811とても綺麗な、セットアップフォームだった──。
卒業式だから部活は休みだと言われていたけれど、なぜだか帰りがたかった俺は、一人体育館に続く渡り廊下を歩いていた。式が終わって、校庭に出てくる先輩たちに花束と色紙を渡して。すでに何度目になるかわからない「ありがとうございました」を贈って。ほとんどの在校生の姿はもうほとんどなくて、先輩たちもとっくに打ち上げのために移動していると思っていたのに、体育館から、ボールを弾ませる音が聞こえてきた。
ガタガタと扉が開いて、俺を見つけたその人は、嬉しそうにニンマリと笑う。
「良いところに来たね、矢巾」
ニンマリと笑ったのは、ボタンというボタンを引きちぎられたすでに制服とは呼べない代物を身につけている及川さんで。
highdoro_foo
DONEワードパレットで謙光(未満かも)お題ワード「後悔・それぞれの道・忘れない」
卒業式の話
桜のつぼみが膨らみだして、別れの季節を知らせる。卒業証書を受け取りに壇上へ上がる謙也の姿を、光はどこか違う世界の出来事であるかのように見ていた。
もしもあの夏のあの日、謙也と光が二人でダブルスを組んで試合をしていたら結果は変わっていただろうか。結果が変わることで、関係も違っただろうか。その答え合わせをする機会はもう永久に訪れない。所詮たらればの話だ。だがこの「たられば」の話を思うたび、タイムスリップをしたかのように当時のコートの感触や空気の不快なぬるさ、奇妙に早い心臓の動き、上手に動かせない身体の感覚があまりにもリアルに思い起こされるのだった。いつでも青春時代に戻れると言えば聞こえはいいが、その味を甘酸っぱいとかほろ苦いなどと物分かりのいい言葉で表現できるほど光は大人ではなかった。ただ、忘れてしまおうと思うこともなかった。思い出してどんなに吐き気がしようとも、忘れない。絶対に忘れてなどやらない。これは恋心なのか?だとしたら、自分は相当どうかしている。
1483もしもあの夏のあの日、謙也と光が二人でダブルスを組んで試合をしていたら結果は変わっていただろうか。結果が変わることで、関係も違っただろうか。その答え合わせをする機会はもう永久に訪れない。所詮たらればの話だ。だがこの「たられば」の話を思うたび、タイムスリップをしたかのように当時のコートの感触や空気の不快なぬるさ、奇妙に早い心臓の動き、上手に動かせない身体の感覚があまりにもリアルに思い起こされるのだった。いつでも青春時代に戻れると言えば聞こえはいいが、その味を甘酸っぱいとかほろ苦いなどと物分かりのいい言葉で表現できるほど光は大人ではなかった。ただ、忘れてしまおうと思うこともなかった。思い出してどんなに吐き気がしようとも、忘れない。絶対に忘れてなどやらない。これは恋心なのか?だとしたら、自分は相当どうかしている。
kmntgb
DONEミキ誕生日おめでとー🎂気合い入れて二週間前に描いてしまった絵。
何気にミナこゆよりヨタミキのほうが描いている気がする。
二枚目はなまいきざかり。のパロでヨタミキがキスしています。
苦手な人は注意してくださいね。
由希センパイ卒業式の抱っこでキスが素敵で、、、バスケ部つながりで描きました。 2
カエル
DONE2022.04.05bokuaka Dayにて、Twitterに投稿。
前後白湯さん( @zengosayu45)の作品【ネクタイ】から着想を得て、許可を頂いて書かせていただきました。
木兎さんの卒業式にセンチメンタルになる赤葦くんとネクタイと木兎さんと、三年生ズのお話し。兎赤未満だけど、限りなく兎赤な二人。
お別れと、ネクタイと、これからと。.
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普段は殺風景な講堂内は赤と白とで飾られて、厳かな空気に包まれていた。いつもはジャージの教師や、草臥れた白衣姿の教師が今日は皺ひとつないパリッとしたスーツを身に纏い、しゃんとしている。別人みたいだ。ぼんやり、赤葦は思う。それは、いつもは上靴のかかとを踏んでいたり、気崩していたりする制服をぴっちりと着こなしている同輩達にも言えることだけど。
ざわめきが消えて、代わりにピアノの音色が響き出すと、それぞれのクラスの担任が先導する形で卒業生が入って来た。一組の半分より少し後ろ、木兎が入場口を潜って現れると会場の視線の多くは彼に集まる。周囲よりも身長が高く、頭が飛び出た木兎が目立つのは当たり前ではあるけれど、彼よりも背の高い生徒はいる。それでも尚、木兎はいつだって一際人目を惹いた。
10107.
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普段は殺風景な講堂内は赤と白とで飾られて、厳かな空気に包まれていた。いつもはジャージの教師や、草臥れた白衣姿の教師が今日は皺ひとつないパリッとしたスーツを身に纏い、しゃんとしている。別人みたいだ。ぼんやり、赤葦は思う。それは、いつもは上靴のかかとを踏んでいたり、気崩していたりする制服をぴっちりと着こなしている同輩達にも言えることだけど。
ざわめきが消えて、代わりにピアノの音色が響き出すと、それぞれのクラスの担任が先導する形で卒業生が入って来た。一組の半分より少し後ろ、木兎が入場口を潜って現れると会場の視線の多くは彼に集まる。周囲よりも身長が高く、頭が飛び出た木兎が目立つのは当たり前ではあるけれど、彼よりも背の高い生徒はいる。それでも尚、木兎はいつだって一際人目を惹いた。
negi_tds
MEMO愛忠ワンドロ置き場。・赤い薔薇
・おしゃれ
・首輪
・ハグ
・猫
・煙草
・卒業式
・休日
・雨
・僕の犬
・孔雀と蛇
・ネクタイ
・イメチェン
・誕生日祝いの準備
・仔犬
・チョコレート
・キス
・熱
・酔う 19
kakitubata294
DONE卒業式の日に結ばれなかった七マリが二十五歳で再会して恋人になるまでの話数々の試練を乗り越えた王子様が伝説の教会でお姫様と愛を誓い合う。
学生の頃に憧れていた噂話は、時が流れるにつれてセピア色に色褪せていった。
王子様もお姫様も所詮はお伽噺の世界の絵空事。
誰かのお姫様になりたいと願っていた十代の私をあの教会へと置き去りにして、時は移ろい続けてゆく。
◆
無数のビルの間から降り注ぐ陽の光が睡眠不足の身体に刺さり、私は思わず目を眇めた。
連日の残業で疲弊した心身はこんな爽やかな朝陽でさえ鬱陶しく思えてしまう。
本日は朝から会議に出席して、それが終わればクライアントとの顔合わせ。午後からは職場に山積みにされた仕事を片付けなければ。きっと今夜も夜更けに帰宅するハメになるんだろう。
考えただけで辟易した気分が押し寄せて、私は深く溜め息を溢しながら寄せては返す通勤ラッシュの人波に紛れた。
15592学生の頃に憧れていた噂話は、時が流れるにつれてセピア色に色褪せていった。
王子様もお姫様も所詮はお伽噺の世界の絵空事。
誰かのお姫様になりたいと願っていた十代の私をあの教会へと置き去りにして、時は移ろい続けてゆく。
◆
無数のビルの間から降り注ぐ陽の光が睡眠不足の身体に刺さり、私は思わず目を眇めた。
連日の残業で疲弊した心身はこんな爽やかな朝陽でさえ鬱陶しく思えてしまう。
本日は朝から会議に出席して、それが終わればクライアントとの顔合わせ。午後からは職場に山積みにされた仕事を片付けなければ。きっと今夜も夜更けに帰宅するハメになるんだろう。
考えただけで辟易した気分が押し寄せて、私は深く溜め息を溢しながら寄せては返す通勤ラッシュの人波に紛れた。
しおですわ
DONE付き合っていたみヤの卒業式の話身内用一次創作BL
pass:水野の誕生日(4桁)
【お題】
水野「ありがとうで終わらせよう/笑っちゃうよね、馬鹿みたいだ/もう遅いよ」
https://shindanmaker.com/161439 4248
なごち@移住
PROGRESS服は卒業式に着ていた陸の制服っぽく左目は決まらなすぎたので影にするのもあり…?
うーん、ちと顔が大きいか?
大ラフのほうが良かった現象!
こういうときはいったん寝かせて明日は推しの顔を描くぞい!
den_F_taku
DOODLE⚠️痛そう・血の描写あり廉が痛そうなの見たくなければ1枚目でゴーバックしてね
明日は卒業式!先生が髪を整えてくれた。少し照れくさいけどおめでたい日だし、いい日になればいいな 2
6__ws
DONE # 春のritk展覧会素敵なタグをお借りしました。
卒業式を終えた🎈と🌟が、新たな未来へともに踏み出すお話。あたたかいお話。幸せなお話。
第二幕 卒業をしても、僕は変わらず司くんの恋人でいられるのだろうか。年が明けてからそんな不安が脳内をギチギチに埋めていて、卒業式本番の今この時間まで心が落ち着いていない。周りの同級生や親御さん、先生が目元を拭っているなか、惜別の涙一粒も流せずに合唱曲をお経を唱えるように歌っている。
高校2年生の秋から付き合ってきた僕と司くんは、喧嘩をしたり、すれ違ったりしながらも周囲の素敵な友人の助けもあって着実に愛を深めていくことができた。互いに大好きなショーに真剣に取り組んで、悩んで、様々な苦難を乗り越えて、ともに成長していくなかで、たしかな信頼関係を築いてきたのだ。
およそ1年半彼と恋人関係を続けてきて分かったのは、天馬司はこの先の僕の人生にいなくてはならない――例えるならば、人類にとっての水や太陽と同じような、必要不可欠な存在になっているということ。だから大学に入学しても、今までのように恋人として彼のそばにいて、できれば死ぬまで、ともに日々を歩んでいきたいと思っている。
3542高校2年生の秋から付き合ってきた僕と司くんは、喧嘩をしたり、すれ違ったりしながらも周囲の素敵な友人の助けもあって着実に愛を深めていくことができた。互いに大好きなショーに真剣に取り組んで、悩んで、様々な苦難を乗り越えて、ともに成長していくなかで、たしかな信頼関係を築いてきたのだ。
およそ1年半彼と恋人関係を続けてきて分かったのは、天馬司はこの先の僕の人生にいなくてはならない――例えるならば、人類にとっての水や太陽と同じような、必要不可欠な存在になっているということ。だから大学に入学しても、今までのように恋人として彼のそばにいて、できれば死ぬまで、ともに日々を歩んでいきたいと思っている。
catfish__red
MOURNINGワンドロ:卒業式 で描いたやつ供養。自分の思い出を振り返ると
小学生にとって中学生ってとんでもなく大人に見えて、遠くに行っちゃうような気がしたなぁ〜と、
愛様(10)もそんな寂しさや置いていかれる焦りみたいなものを感じたんではないかと。
と、赤いチューリップの花言葉は「愛の告白」だったり、
説明しないと伝わらないなぁこれ……って思ってそっとしてました。
難しい、漫画難しい。
kulalalansu00
DONE🍊空にオレンジ4展示作品①-2すみません、容量オーバーで前半後半に分かれました!①-1と①-2です
■2022.3.20 悠二たちの卒業式の話(8p)
付き合ってる五悠で渋.事変の無い世界線
卒業..式をゆじ誕の日にしてみました
※パスワードは全て共通
空にオレンジ4会場にて公開中
→ 空にオレンジ4 formal Eう1 4
kulalalansu00
DONE🍊空にオレンジ4展示作品①-1すみません、容量オーバーで前半後半に分かれました!①-1と①-2です
■2022.3.20 悠二たちの卒業式の話(8p)
付き合ってる五悠で渋.事変の無い世界線
卒業..式をゆじ誕の日にしてみました
※パスワードは全て共通
空にオレンジ4会場にて公開中
→ 空にオレンジ4 formal Eう1 5
trpgmomonga
DONE櫻子の卒業式。なんか筆が乗らなかったけど書きたかったので……。騒がしい門出 卒業式は、存外あっけないものだった。
練習通りに進めて、機械的に卒業証書を受け取って終わり。
これだけだ。
卒業式とは、本来もう少し感慨深いものじゃないだろうか?小中学校の卒業式どうだっけと思い出そうとしてみたけれど、特に思い浮かぶエピソードはなかった。
つまりは、今とあまり変わらない感想だったのだろう。
まあ、自分らしいなと思う。
兄に比べれば愛想良く振る舞えるし、友達も多い。
お陰でそれなりに充実した高校生活を送ってこれたと思う。
だけど、実は一線を引いて心の奥では少し醒めた目で級友達を眺めている自分がいるのは自覚していた。別に馬鹿にしたり、見下したりしているわけではないけれど、芸能人だの流行のファッションだのという話に本気で入れ込むことは出来なかった。
2996練習通りに進めて、機械的に卒業証書を受け取って終わり。
これだけだ。
卒業式とは、本来もう少し感慨深いものじゃないだろうか?小中学校の卒業式どうだっけと思い出そうとしてみたけれど、特に思い浮かぶエピソードはなかった。
つまりは、今とあまり変わらない感想だったのだろう。
まあ、自分らしいなと思う。
兄に比べれば愛想良く振る舞えるし、友達も多い。
お陰でそれなりに充実した高校生活を送ってこれたと思う。
だけど、実は一線を引いて心の奥では少し醒めた目で級友達を眺めている自分がいるのは自覚していた。別に馬鹿にしたり、見下したりしているわけではないけれど、芸能人だの流行のファッションだのという話に本気で入れ込むことは出来なかった。
鍵子@GS4プレイ中
MENU玲マリ 2024.03.14のお話です。拙作「Valentine's Day」の続き。付き合いたてカップル このお話の間の卒業式のお話も今度書きます。友情出演:本多行くん、七ツ森実さんWHITE DAY 「ねね、小波ちゃん、ホワイトデーのお返し、何か欲しいものある?って聞いてもいい?」
突然行くんに振られたのは、いつもの喫茶店でおしゃべりの最中のこと。
「なっ、んで本多がこいつにお返しするんだよ」
「そりゃ、俺たちも貰いましたから、バレンタイン。あららら、リョウくん、もしかして自分だけ…とか思ってましたかー?自意識カジョーw」
テーブルの下で繋がれた手にぎゅっと力がこもる。
もしかしてヤキモチ?
ふふっ、可愛い。
「机の下の手をスグ離してくださーい」
「なんでだよ、いいだろ。俺と美奈子は……ったく、応援するって話じゃなかったのかよ」
「そそ、オレとミーくんは小波ちゃんの恋は応援してるよ、ただリョウくんの応援をするかって言うと、そこはやっぱり微妙だなー」
4027突然行くんに振られたのは、いつもの喫茶店でおしゃべりの最中のこと。
「なっ、んで本多がこいつにお返しするんだよ」
「そりゃ、俺たちも貰いましたから、バレンタイン。あららら、リョウくん、もしかして自分だけ…とか思ってましたかー?自意識カジョーw」
テーブルの下で繋がれた手にぎゅっと力がこもる。
もしかしてヤキモチ?
ふふっ、可愛い。
「机の下の手をスグ離してくださーい」
「なんでだよ、いいだろ。俺と美奈子は……ったく、応援するって話じゃなかったのかよ」
「そそ、オレとミーくんは小波ちゃんの恋は応援してるよ、ただリョウくんの応援をするかって言うと、そこはやっぱり微妙だなー」
🐼ぱつ🐼
TRAININGカケタイ卒業式の話
好きな子が泣いている姿を初めて見た。
見かけによらず、意外と涙脆いことは知っていた。素晴らしいプリズムショーや、感動系の映画やドラマを見て涙ぐむ横顔は目にしたことがあるし、悔し涙を腕で拭う姿だって何度も見てきた。だけど、あんな風に声を上げて泣いているところに遭遇したのは初めてのことだった。
涙の理由は単純明快だ。彼が心酔している先輩が、学園を去るから。
学生である以上、誰しもいつかは卒業の日が訪れる。高校生活なんて人生のうちのほんの一瞬の時間に過ぎないのだ。俺も君も、あと数年もすれば同じようにこの学園を去るときが来る。いわば通過儀礼だ。大人になるための通過点なんだ。一生の別れというわけじゃないのだから、そんなに泣かなくたっていいよ。笑って「おめでとうございます」とか、「ありがとうございました」とか、それから「ずっと前から好きでした」とかさ。思っていることを全部伝えたらいいんだよ。ほら、卒業式の日に誕生日するカップルって結構いるでしょ? 別に失敗したってそれもまた思い出となるんだから、だから当たって砕ける覚悟でいってみればいいんだよ。
2033見かけによらず、意外と涙脆いことは知っていた。素晴らしいプリズムショーや、感動系の映画やドラマを見て涙ぐむ横顔は目にしたことがあるし、悔し涙を腕で拭う姿だって何度も見てきた。だけど、あんな風に声を上げて泣いているところに遭遇したのは初めてのことだった。
涙の理由は単純明快だ。彼が心酔している先輩が、学園を去るから。
学生である以上、誰しもいつかは卒業の日が訪れる。高校生活なんて人生のうちのほんの一瞬の時間に過ぎないのだ。俺も君も、あと数年もすれば同じようにこの学園を去るときが来る。いわば通過儀礼だ。大人になるための通過点なんだ。一生の別れというわけじゃないのだから、そんなに泣かなくたっていいよ。笑って「おめでとうございます」とか、「ありがとうございました」とか、それから「ずっと前から好きでした」とかさ。思っていることを全部伝えたらいいんだよ。ほら、卒業式の日に誕生日するカップルって結構いるでしょ? 別に失敗したってそれもまた思い出となるんだから、だから当たって砕ける覚悟でいってみればいいんだよ。
きょう
DONEバス保。付き合っていない二人。卒業式前の会話です。元ネタとタイトルはマ◎みてです。いとしきとしつき卒業式を間近に控えた校舎はがらんとしていた。夕日が誰もいない廊下を照らす。下校の時間だというのも閑散としている理由だろう。
保健室への引き戸をガラガラとあけ、中に入る。
三年生は自由登校の期間となって、生徒たちは思い思いに卒業までの僅かな時間を過ごしている。
保健室に寄りついていた生徒もそれは同じようで、毎日のように見ていた姿は週に何度かに落ち着いていた。
(こうやって、卒業していくんだよな)
思い出す。まだあどけなさの残る顔だった。それが精悍な青年へとなっていった。ぐんと背も伸びた。今では同じくらいの背丈になって、力もそう大差ない。
カラカラと窓を開ける。換気をしましょうと貼ったガラス窓のポスターの通りに、少しだけ風が通るようにあけておく。さすがに全開にするには寒すぎる。
2131保健室への引き戸をガラガラとあけ、中に入る。
三年生は自由登校の期間となって、生徒たちは思い思いに卒業までの僅かな時間を過ごしている。
保健室に寄りついていた生徒もそれは同じようで、毎日のように見ていた姿は週に何度かに落ち着いていた。
(こうやって、卒業していくんだよな)
思い出す。まだあどけなさの残る顔だった。それが精悍な青年へとなっていった。ぐんと背も伸びた。今では同じくらいの背丈になって、力もそう大差ない。
カラカラと窓を開ける。換気をしましょうと貼ったガラス窓のポスターの通りに、少しだけ風が通るようにあけておく。さすがに全開にするには寒すぎる。