巨大な石の顔
SPUR MEサンサーラシリーズ番外編。明知不可而為之(四)のつづきになりますが本編とするには短い話。うちの江澄もなかなか兄上を振り回しています。寒室の夜 寒室へ入ると、それまで誰もいなかったそこは外よりも冷たかった。
藍渙は江澄を抱きしめてきた。彼の体臭である花のように甘い香りが鼻をくすぐる。
このまま情事にもつれこむのだろうかと半ば覚悟するかのように江澄は瞳を閉じていたが一向に唇は合わされなかった。
「君は私に体を委ねても心は見せてくれない」
目を開ければ藍渙はみるからに悲しそうな表情を浮かべていた。顔の造りは違うのに、その表情はさきほど見かけた藍啓仁とよく似ている。
彼は江澄をまたしても詰ってきたわけではない。夜空のように深い色の瞳には手で雪をすくって溶けてしまうのを止めたくても止められないかのようなあきらめが浮かんでいた。
かつて父にお前は家訓をわかっていないと首を振られたときのように、江澄は胸が千々に乱れる思いがした。
2012藍渙は江澄を抱きしめてきた。彼の体臭である花のように甘い香りが鼻をくすぐる。
このまま情事にもつれこむのだろうかと半ば覚悟するかのように江澄は瞳を閉じていたが一向に唇は合わされなかった。
「君は私に体を委ねても心は見せてくれない」
目を開ければ藍渙はみるからに悲しそうな表情を浮かべていた。顔の造りは違うのに、その表情はさきほど見かけた藍啓仁とよく似ている。
彼は江澄をまたしても詰ってきたわけではない。夜空のように深い色の瞳には手で雪をすくって溶けてしまうのを止めたくても止められないかのようなあきらめが浮かんでいた。
かつて父にお前は家訓をわかっていないと首を振られたときのように、江澄は胸が千々に乱れる思いがした。
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DONEサンサーラシリーズ第三章。モブ門弟たち視点の兄上と江澄の話です。明知不可而為之(三.五) 旗未動、風也未動、是人的心自己在動
(旗未だ動かず風また未だ吹かず。揺らぐは人の心なり)
――映画『楽園の瑕』より
五年ほど前に金魔と呼ばれる肺の病が蓮花塢周辺で猛威を振るって以来、雲夢江氏では家宴の習わしは途絶えた。
以前より他の世家との交流が増え、他家で開かれる家宴のにぎやかな様子を小耳にはさむようになったこともあり多くの門弟たちは再開を望むものの、うちの宗主様は大変厳しい人で再び未知の疫病が発生したときのために備えを徹底していて、なかなか言い出しづらい。
金魔の拡大で蓮花塢を閉鎖中は家宴どころか、『食うに語らず』と姑蘇藍氏のように黙食を誰もが求められた。あのときに比べればまだましだ、と幼い頃匂いにつられ修練場の塀をよじ登って眺めた美味しそうな料理にあふれた家宴に憧れ雲夢江氏の門前に立った門弟たちは悔し涙を飲み込む。
10706(旗未だ動かず風また未だ吹かず。揺らぐは人の心なり)
――映画『楽園の瑕』より
五年ほど前に金魔と呼ばれる肺の病が蓮花塢周辺で猛威を振るって以来、雲夢江氏では家宴の習わしは途絶えた。
以前より他の世家との交流が増え、他家で開かれる家宴のにぎやかな様子を小耳にはさむようになったこともあり多くの門弟たちは再開を望むものの、うちの宗主様は大変厳しい人で再び未知の疫病が発生したときのために備えを徹底していて、なかなか言い出しづらい。
金魔の拡大で蓮花塢を閉鎖中は家宴どころか、『食うに語らず』と姑蘇藍氏のように黙食を誰もが求められた。あのときに比べればまだましだ、と幼い頃匂いにつられ修練場の塀をよじ登って眺めた美味しそうな料理にあふれた家宴に憧れ雲夢江氏の門前に立った門弟たちは悔し涙を飲み込む。
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DONEサンサーラシリーズ第三章。とうとう兄上と江澄がキスするお話。明知不可而為之(二) 藍宗主が閉関を解いてからときは少し進み、雲深不知処で何年かぶりに清談会が開かれた。当主の誕生日も近くその復帰祝いもかねていたので、暗黙の了解として常よりも仙門百家の人々は着飾って参加していた。
人々が驚いたのは、雲夢江氏宗主が会場へ現れたときである。金凌のように日ごろの厳格な江宗主をよく知る人物ほど今日の彼をみて顎が落ちそうになった。
今宵の江宗主は、普段結い上げている髪をしどけなく下ろし蓮の形をした銀の髪冠をつけ、動きやすさを重視した校服から袖も大きくゆったりとした優美な上衣に袖を通していた。色は夕暮れにかかる雲のような薄紫色で、合わせの隙間から宵闇のような黒い裳裾をなびかせている。人を寄せ付けないとげとげしい雰囲気も眉間に寄せる深い皺も今日は消え、衣に合わせた扇子を片手ににこやかに愛嬌をふりまいていた。
14755人々が驚いたのは、雲夢江氏宗主が会場へ現れたときである。金凌のように日ごろの厳格な江宗主をよく知る人物ほど今日の彼をみて顎が落ちそうになった。
今宵の江宗主は、普段結い上げている髪をしどけなく下ろし蓮の形をした銀の髪冠をつけ、動きやすさを重視した校服から袖も大きくゆったりとした優美な上衣に袖を通していた。色は夕暮れにかかる雲のような薄紫色で、合わせの隙間から宵闇のような黒い裳裾をなびかせている。人を寄せ付けないとげとげしい雰囲気も眉間に寄せる深い皺も今日は消え、衣に合わせた扇子を片手ににこやかに愛嬌をふりまいていた。
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DONEサンサーラシリーズ第三章。兄上と江澄がキスしそこなった話。明知不可而為之(一) いちばんになりたかった。
あいつに勝ちたかった。
誰よりも強く秀でていたかった。
ちがう、ちがう。
いちばんになって俺は褒められたかった。
さすが次期宗主だ、自慢の息子だって。
愛されたかった、父さんと母さんに。
庭に侵入者がいると思えば、それは江澄が幼い頃から気にかけている少女だった。彼女は向前看(シャンティエンカン。前を向いていこうという意味)という明るい名前のーー前(ティエン)を銭(ティエン)、尚銭看(お金に目をむけていこう)と実はかけているのではないかと江澄が疑っているーー霊剣へ今にも飛び乗ろうとしていた。
「小蓮!」
少女を見つけるなり呼び止めた。
「雲夢へ帰ったんじゃなかったのか。なぜこんな夜更けにまた金麟台にいる?」
12967あいつに勝ちたかった。
誰よりも強く秀でていたかった。
ちがう、ちがう。
いちばんになって俺は褒められたかった。
さすが次期宗主だ、自慢の息子だって。
愛されたかった、父さんと母さんに。
庭に侵入者がいると思えば、それは江澄が幼い頃から気にかけている少女だった。彼女は向前看(シャンティエンカン。前を向いていこうという意味)という明るい名前のーー前(ティエン)を銭(ティエン)、尚銭看(お金に目をむけていこう)と実はかけているのではないかと江澄が疑っているーー霊剣へ今にも飛び乗ろうとしていた。
「小蓮!」
少女を見つけるなり呼び止めた。
「雲夢へ帰ったんじゃなかったのか。なぜこんな夜更けにまた金麟台にいる?」
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DONEサンサーラシリーズ第二章。兄上が夢から醒めて江澄のために生きることを決意するお話。酔生夢死 月は眉のように細く無数の星が瞬いている夜だった。
雲夢江氏の若い門弟は、戌の刻が終わろうとしているときある高貴な絵師が滞在している金麟台の部屋へやってきた。
大きく燃え上がるろうそくの明かりに少女の満面の笑顔を浮かびあがる。
「白木蓮殿、これがこたびの姿絵の報酬にございます」
江澄の弟子である白蓮蓮が、腰ひもから卓の上にぱんぱんに膨らんだ小さな革袋を恭しくおくなり、じゃらじゃらと特定の貨幣がこすれあう音がおびただしく聞こえた。
その音からおそらくは庶民であれば数か月余裕をもって暮らせるほどの金子が入っていることに藍曦臣は気付いて目を丸くした。たった二枚の姿絵にこんな大金をなぜ。
「こんなにかい?」
8139雲夢江氏の若い門弟は、戌の刻が終わろうとしているときある高貴な絵師が滞在している金麟台の部屋へやってきた。
大きく燃え上がるろうそくの明かりに少女の満面の笑顔を浮かびあがる。
「白木蓮殿、これがこたびの姿絵の報酬にございます」
江澄の弟子である白蓮蓮が、腰ひもから卓の上にぱんぱんに膨らんだ小さな革袋を恭しくおくなり、じゃらじゃらと特定の貨幣がこすれあう音がおびただしく聞こえた。
その音からおそらくは庶民であれば数か月余裕をもって暮らせるほどの金子が入っていることに藍曦臣は気付いて目を丸くした。たった二枚の姿絵にこんな大金をなぜ。
「こんなにかい?」
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DONEサンサーラシリーズ番外編。オリキャラに私の江澄への愛を叫ばせている話。時系列は天人五衰の五と六の間です。師父の姿絵「残忍」「気性が荒い」「人の話を聞かない独裁者」「しょっちゅう機嫌が悪くてうっぷん晴らしに子弟を殴っている」「六芸の大会で優勝しなかったら子弟は鞭打ちの刑に処される」「いつも人を貶してばかりでほめることはない」「夷陵老祖が憎くて鬼道を使ったやつをひっ捕まえて殺している」「自分が殺したくせに、気が触れて夷陵老祖は死んでないと思い込んでいる」「よみがえって復讐されるのが怖いから血眼になって探している」「温姓というだけで陳情に言っても門前払いだった」「庶民が困っていてもまったく助けてくれない」「血も涙もない鬼だ」「あんな冷酷でまわりをみていない宗主じゃ雲夢はもうだめだ。江楓眠さまのときが懐かしい」
蓮花塢そばの町の大人たちは酔えば二言目には江宗主のことを悪く言う。
11526蓮花塢そばの町の大人たちは酔えば二言目には江宗主のことを悪く言う。
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DONEサンサーラシリーズ第一章。兄上がとうとう天人から人間になる話。天人五衰(六) ほどなくして江宗主は上半身を動かせるようになった。下半身はしびれが残っていてまだしっかり床に立てそうになかったが確実に彼は回復してきていた。
雲夢江氏からは白蓮蓮によって毎日蓮の花のしずくが届けられている。雲深不知処からも滋養強壮にいい野菜や薬草が届けられた。届けにきたのは江澄が命がけで助けた少年だった。
少年は江宗主と藍宗主に挨拶へきた。太い眉が凛々しい彼は礼儀正しくかしこまっていて恭しかった。その折り目正しい様子から幼いときの弟を藍曦臣は懐かしく思い出す。
弟の藍忘機はいつの間にか兄を追い越して自分の道を歩き、運命を掴んだ。母が忘機には『お前は人間よ』とわざわざ言わなかった理由が今の兄には理解できた。弟は人間だったからだ、はじめから。
7320雲夢江氏からは白蓮蓮によって毎日蓮の花のしずくが届けられている。雲深不知処からも滋養強壮にいい野菜や薬草が届けられた。届けにきたのは江澄が命がけで助けた少年だった。
少年は江宗主と藍宗主に挨拶へきた。太い眉が凛々しい彼は礼儀正しくかしこまっていて恭しかった。その折り目正しい様子から幼いときの弟を藍曦臣は懐かしく思い出す。
弟の藍忘機はいつの間にか兄を追い越して自分の道を歩き、運命を掴んだ。母が忘機には『お前は人間よ』とわざわざ言わなかった理由が今の兄には理解できた。弟は人間だったからだ、はじめから。
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DONEサンサーラシリーズ第一章。毒に倒れた江澄の看病をする兄上のお話。天人五衰(五) 魏無羨たちが嵐のように来て帰った翌朝。ようやく江宗主の意識は戻ったが、四肢のしびれがとれず体を自由に動かせないのでしばらく金麟台へ滞在することになった。
当分は主管が雲夢江氏の執務を遂行するが、やはり宗主の判断や決定が必要なことなどはここまで来て江宗主と相談することになった。
江宗主が毒霧に倒れた事件により、その正体が金家の子弟にも知れ渡りつつある絵師はどうしたかというと、彼もやはり金麟台へ残った。
彼の身を案じるとともにそばから離れたくないという気持ちがあったからだ。
表向きは、『子弟の夜狩りを遠くから見守っていた藍宗主が、怪我をした姑蘇藍氏の子弟を助け毒霧を浴びてしまった江宗主にその恩を返すため彼の看病に金麟台へ残った』ということとした。事実にウソを混ぜ込むと事実は際立つのだ。
6463当分は主管が雲夢江氏の執務を遂行するが、やはり宗主の判断や決定が必要なことなどはここまで来て江宗主と相談することになった。
江宗主が毒霧に倒れた事件により、その正体が金家の子弟にも知れ渡りつつある絵師はどうしたかというと、彼もやはり金麟台へ残った。
彼の身を案じるとともにそばから離れたくないという気持ちがあったからだ。
表向きは、『子弟の夜狩りを遠くから見守っていた藍宗主が、怪我をした姑蘇藍氏の子弟を助け毒霧を浴びてしまった江宗主にその恩を返すため彼の看病に金麟台へ残った』ということとした。事実にウソを混ぜ込むと事実は際立つのだ。
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DONEサンサーラシリーズ第一章。兄上が江澄への片思いを自覚する話。オリキャラが出ます。天人五衰(四) 涅槃へ行って阿瑶へ謝ることさえも許されないのか。涅槃へ行っても彼らはまだいないのだ。
藍曦臣は嘆きのあまり顔を覆った。
彼らの魂が来世を望んであの狭い棺桶から抜け出るだろうと思い込んでいた。自身の見通しの甘さにも気分が悪い。どうして私はいつまでたっても愚かなのか。
聶懐桑が帰ってから寒室にいたときのように深い自己嫌悪の沼に陥っていた。
もはや金麟台に彼が滞在する意味を見出せなかった。明日にでも雲深不知処へ戻り再度の閉関をすべきだろうかと悩んでいたその矢先。
どんどんと激しく部屋の扉を叩かれた。
こんな夜更けに何ごとだろう、きっとろくでもないことだと今は気分がすこぶるよくない藍曦臣は無視を決め込んだ。しかし扉を叩く音は止むことはなかった。
7604藍曦臣は嘆きのあまり顔を覆った。
彼らの魂が来世を望んであの狭い棺桶から抜け出るだろうと思い込んでいた。自身の見通しの甘さにも気分が悪い。どうして私はいつまでたっても愚かなのか。
聶懐桑が帰ってから寒室にいたときのように深い自己嫌悪の沼に陥っていた。
もはや金麟台に彼が滞在する意味を見出せなかった。明日にでも雲深不知処へ戻り再度の閉関をすべきだろうかと悩んでいたその矢先。
どんどんと激しく部屋の扉を叩かれた。
こんな夜更けに何ごとだろう、きっとろくでもないことだと今は気分がすこぶるよくない藍曦臣は無視を決め込んだ。しかし扉を叩く音は止むことはなかった。
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DONEサンサーラシリーズ第一章。一問三不知も兄上を心配している話。天人五衰(三) 江宗主と久しぶりに言葉を交わした日の翌朝。まだ卯の刻になっていないのに、下履きが濡れている感触に藍曦臣ははね起きた。
この年で、と衝撃を受けたが何を漏らしたかがわかって恥ずかしさのあまり手で顔を覆った。なぜこの年で?とやはり衝撃を受けた。
放精で濡れた下履きを宿屋の洗濯係に渡す気になれずこっそり部屋で洗った。汚れとともに羞恥も落とそうとして強くこすったところ、勢いあまって盛大に破いたのは言うまでもない。
町中へ新しい下履きを探しに行き手に入れると、色鮮やかな布がちらりと横目に入って藍曦臣は足を止めた。
布かと思ったらそれは姿絵だった。
彩あふれた絵が竹で組んだ高い壁に所せましに吊るされ、粗末な木の台に何枚も積み上げられている。どれも版画で刷られていて書の頁ほどの大きさだ。墨絵は案外少ない。
7158この年で、と衝撃を受けたが何を漏らしたかがわかって恥ずかしさのあまり手で顔を覆った。なぜこの年で?とやはり衝撃を受けた。
放精で濡れた下履きを宿屋の洗濯係に渡す気になれずこっそり部屋で洗った。汚れとともに羞恥も落とそうとして強くこすったところ、勢いあまって盛大に破いたのは言うまでもない。
町中へ新しい下履きを探しに行き手に入れると、色鮮やかな布がちらりと横目に入って藍曦臣は足を止めた。
布かと思ったらそれは姿絵だった。
彩あふれた絵が竹で組んだ高い壁に所せましに吊るされ、粗末な木の台に何枚も積み上げられている。どれも版画で刷られていて書の頁ほどの大きさだ。墨絵は案外少ない。
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DONEサンサーラシリーズ第一章。江澄はすごく心配しているけれど兄上には伝わらない話。天人五衰(二) 白木蓮こと藍曦臣は金麟台へ到着したその日から蓮池の写生に取りかかった。
金麟台の蓮池の蓮は、金凌の父親である金子軒が妻江厭離のために特別に品種改良したもので早朝から夜半まで花開くとかつて金光瑶が教えてくれた。藍曦臣はしかし陽が沈む前には町で取っている宿へ戻るつもりだった。
絵師の格好をしてはみたものの、手元にある色彩は墨だけで色を付ける気は今のところちっとも起きなかった。
阿瑶に何度か通されたことのある四阿に腰かけ、寒室に残っていた上等の紙に墨一色で濃淡をつけて蓮池を再現していく。
青々とした立ち葉と立ち葉の隙間から、蓮は茎をのばしてぽつぽつと咲き始めたが満開はまだ当分先になるだろう。池の底にある汚泥を映したかのような黒い水面にアメンボが波紋を描いている。まるで雨が降っているかのようだ。
5489金麟台の蓮池の蓮は、金凌の父親である金子軒が妻江厭離のために特別に品種改良したもので早朝から夜半まで花開くとかつて金光瑶が教えてくれた。藍曦臣はしかし陽が沈む前には町で取っている宿へ戻るつもりだった。
絵師の格好をしてはみたものの、手元にある色彩は墨だけで色を付ける気は今のところちっとも起きなかった。
阿瑶に何度か通されたことのある四阿に腰かけ、寒室に残っていた上等の紙に墨一色で濃淡をつけて蓮池を再現していく。
青々とした立ち葉と立ち葉の隙間から、蓮は茎をのばしてぽつぽつと咲き始めたが満開はまだ当分先になるだろう。池の底にある汚泥を映したかのような黒い水面にアメンボが波紋を描いている。まるで雨が降っているかのようだ。
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DONEサンサーラシリーズ第一章。閉関していた兄上が絵師に身をやつして金麟台へ行きます。天人五衰(一) 天人五衰とは、仏教用語で、六道最高位の天界にいる天人が、長寿の末に迎える死の直前に現れる五つの兆しのこと。
大般涅槃経においては、以下のものが「天人五衰」とされる、大の五衰と呼ばれるもの。
一.衣裳垢膩(えしょうこうじ):衣服(羽衣)が埃と垢で汚れて油染みる
二.頭上華萎(ずじょうかい):頭上の華鬘が萎える
三.身体臭穢(しんたいしゅうわい):身体が汚れて臭い出す
四.腋下汗出(えきげかんしゅつ):腋の下から汗が流れ出る
五.不楽本座(ふらくほんざ):自分の席に戻るのを嫌がり楽しみが味わえなくなる
出典元Wikipedia
幼い頃藍曦臣は母のことを、羽衣を奪われた天女のようだと思っていた。
天帝から受けた命を果たしに地上へ降り立ったところ羽衣を父に奪われてしまって、二度と生まれ育った天へ還れない。好きでもない男に閉じ込められその子どもを生まされた気の毒な美しい女性。そう信じていた。
9058大般涅槃経においては、以下のものが「天人五衰」とされる、大の五衰と呼ばれるもの。
一.衣裳垢膩(えしょうこうじ):衣服(羽衣)が埃と垢で汚れて油染みる
二.頭上華萎(ずじょうかい):頭上の華鬘が萎える
三.身体臭穢(しんたいしゅうわい):身体が汚れて臭い出す
四.腋下汗出(えきげかんしゅつ):腋の下から汗が流れ出る
五.不楽本座(ふらくほんざ):自分の席に戻るのを嫌がり楽しみが味わえなくなる
出典元Wikipedia
幼い頃藍曦臣は母のことを、羽衣を奪われた天女のようだと思っていた。
天帝から受けた命を果たしに地上へ降り立ったところ羽衣を父に奪われてしまって、二度と生まれ育った天へ還れない。好きでもない男に閉じ込められその子どもを生まされた気の毒な美しい女性。そう信じていた。
palalanpa
PROGRESS※無断転載、転用、引用などパクリに値する行為禁止※現代AU、リーマン同棲パロ曦澄。
あまりの忙しさに中々触れ合えない2人。江澄は前だけの自慰で満足出来ず、小さなプラグくらいならこっそり持っていても大丈夫ではーー!?と思ったのがきっかけの大人の玩具ネタ。
書き出したら長くなりそうなのでひとまずできたとこまで。 10747
youmeihy
DONE聖域-Ⅱ秦愫と結婚したのち、仙督となった直後の曦瑶シリアス漫画。
年に数日、藍氏の始祖藍安が修行した寺があったという山奥に二人きりでこもるというブローク〇ックマウンテンパロ。
服を脱いですらいないですが(…)性的な行為と会話があるので一応R18です。
パスワードは曦瑶をひらがな4文字で
Ⅲに続きます。
前編はこちら https://poipiku.com/1374664/6227039.html 10
youmeihy
DONE聖域-Ⅰ秦愫と結婚したのち、仙督となった直後の曦瑶シリアス漫画。
年に数日、藍氏の始祖藍安が修行した寺があったという山奥に二人きりでこもるというブローク〇ックマウンテンパロ。続編R18予定。
※会話しかしていませんが性的な内容と瑶愫要素があります。 8
だみぃにゃん
DOODLE煮凝りさんのイラストにもタグを発見しまして!!こそこそこそっとな
曦澄も好物です(/ω\)
自分の兄さま像がまだボヤっとしている。
ああ、嬉しい。
喜びに涙が伝う。
愛しい猫がやっと膝の上にきてくれた。
この猫ときたら目を離せば、
無茶をして怪我を負い。
虚勢を張って不調を誤魔化す。
構って欲しいくせに牙と爪を立てる。
つんつん、つんつんとこちらの気を揉ませてくれる。
それでも可愛いと感じるのは、
過激な所作の裏にはわかりにくい優しさ。
気を許した身内には、鞭を振りかぶりながらもとことん甘く。
酒に酔い、擦り寄ってきたかと思えばべしべしとこちらを叩いてくる。
こちらを上げて落として、上げて落として。
じわじわ距離を詰めること数年。
やっと膝の上に。
この腕に抱くことができた。
だが焦ってはいけない。
私は知っている。
安心し切った可愛らしい顔を、その美しい毛並みを撫でようものならば、すぐにまた彼は爪を立てるだろう。
513喜びに涙が伝う。
愛しい猫がやっと膝の上にきてくれた。
この猫ときたら目を離せば、
無茶をして怪我を負い。
虚勢を張って不調を誤魔化す。
構って欲しいくせに牙と爪を立てる。
つんつん、つんつんとこちらの気を揉ませてくれる。
それでも可愛いと感じるのは、
過激な所作の裏にはわかりにくい優しさ。
気を許した身内には、鞭を振りかぶりながらもとことん甘く。
酒に酔い、擦り寄ってきたかと思えばべしべしとこちらを叩いてくる。
こちらを上げて落として、上げて落として。
じわじわ距離を詰めること数年。
やっと膝の上に。
この腕に抱くことができた。
だが焦ってはいけない。
私は知っている。
安心し切った可愛らしい顔を、その美しい毛並みを撫でようものならば、すぐにまた彼は爪を立てるだろう。
A_YING__
MAIKING中途半端なところで終わってます。。。ただ江澄から藍曦臣に「俺を抱け」って言ってほしくて書いただけのものです。
媚薬でも術でもなく素面で抱いてくれって言ってほしかったの。
でもそこまでたどり着いてないよorz
なのでまだR18ではありません。
藍曦臣大怪我します。怪物の頭が爆発してます。苦手な方は逃げてください! 20
palalanpa
MOURNINGツイートしたhttps://twitter.com/palalanpa/status/1464799332482252802?s=21 の続き。澄、男の体のまま母乳が出ます。
曦、飲みます。でもセッはしません。
(授乳なんかしたことないし乳が出るとかよく分からんなと思う時は、女子が想像する男子の射〇と同じような感覚で想像するとよいかもしれませんな!ははははははは!!) 7320
chunyang_3
MEMOCQL話数ワンドロワンライ4回目(31〜40話)。39話の刀霊に対面する藍曦臣はどんな気持ちだったのだろうかというのが気になって書いた話です。原作読んでから見るとあの再会シーンだよなぁとも思うところ。この時になって初めて兄上は金光瑶に対する疑念の欠片を抱くのかなと思いはするんですけど、水面が初めて揺らいだ時だったのかもなぁと感じます。揺らぐ心 藍曦臣が弟からの知らせを受けて宿に辿り着いた時、藍忘機と莫玄羽はまだ宿に着いていなかった。今ここにいるのは知らせにあった義城で遭遇したという各家の子弟達だろう。若者達は徐々に宿の門の前に集合しつつあった。
「沢蕪君!」
藍曦臣に気付いた藍氏の子弟達が近付いてくる。揃って礼をした彼らを見回して、皆無事そうなことに胸を撫で下ろした。
「忘機はどこに?」
藍曦臣が問うと、手前に居た藍思追と藍景儀がそれぞれに口を開く。
「含光君と莫先輩は街を見てくると言っていました」
「集合の時間を過ぎたのに、まだ戻ってないんですよ」
景儀が少々不満そうなので、どうやら二人は随分とゆっくり街を見ているらしい。仲良くしているのなら良いことだ。弟がそんなに仲良く連れ立って歩きたいと思う相手などいるのか……と、そこまで考えて頭を振る。これはあくまで仮定の話でしかないし、確証はない。
1646「沢蕪君!」
藍曦臣に気付いた藍氏の子弟達が近付いてくる。揃って礼をした彼らを見回して、皆無事そうなことに胸を撫で下ろした。
「忘機はどこに?」
藍曦臣が問うと、手前に居た藍思追と藍景儀がそれぞれに口を開く。
「含光君と莫先輩は街を見てくると言っていました」
「集合の時間を過ぎたのに、まだ戻ってないんですよ」
景儀が少々不満そうなので、どうやら二人は随分とゆっくり街を見ているらしい。仲良くしているのなら良いことだ。弟がそんなに仲良く連れ立って歩きたいと思う相手などいるのか……と、そこまで考えて頭を振る。これはあくまで仮定の話でしかないし、確証はない。
winterland1234
1111江澄誕生日記念の小説(書きかけ)雨を司る鬼の呪いを受けた江澄とその呪いを分かち合う曦臣兄さんの話です。
江澄誕生日おめでとう小説(途中まで) 江晩吟こと江澄は雨の降り続ける蓮花塢の寝室で寝込んでいた。雲夢では雨がもう何十日と言っていいほど降り続けている。町の人々はこの季節になるとよく降る雨と思って最初は受け入れていた。だがそれが十何日と続いてくると流石の彼らも異変に気づき、川も増水して溢れた分が川の近くにある村々を水浸しにしていったのだ。
「これは流石におかしい」
そう考えたある村の人々が雲夢の仙家である江家に赴き、これは美雨鬼の仕業ではないか、調べてほしいと陳情した。
当主である江晩吟は最初こそは「違う」と言って彼らを帰らせたが、その数日後にその村の中で死者が出たのだと報告を受けた。その報告を聞いて部下の仙士たちを連れてその村にある堂へ向かった。もちろん美雨鬼を討伐するためだ。
2162「これは流石におかしい」
そう考えたある村の人々が雲夢の仙家である江家に赴き、これは美雨鬼の仕業ではないか、調べてほしいと陳情した。
当主である江晩吟は最初こそは「違う」と言って彼らを帰らせたが、その数日後にその村の中で死者が出たのだと報告を受けた。その報告を聞いて部下の仙士たちを連れてその村にある堂へ向かった。もちろん美雨鬼を討伐するためだ。
chunyang_3
MEMO“君”がいない世界の藍忘機。藍忘機の元に思追くんがいてくれて良かったのではないかという部分にどうしても夢を見てしまう。
CQLはラストで一旦手を離してしまうのは、前世時代の魏無羨をもし連れ帰っていたとしても、それが良いことだったのかという点に悩んだことがあったりするのかなぁと思ったりしながら書いた、秋の話です。
君待ち/藍忘機「問う音に声は返らず君何処 時は黄昏色を失い」
優雅でありながら切実な響きをもった琴の音が谷にこだまする。「問霊」の琴の音が消えると、辺りはしんと静まり返った。藍忘機は座して答えの返ってくるのを黙って待っていたが、一向に返答の琴の音が鳴ることは無かった。
藍忘機が張り詰めていた息を吐くと、聞こえなくなっていた川の水の流れる音と、風が森を抜けてゆく音が耳に入ってくる。琴を仕舞い立ち上がった時にはいつしか辺りは茜色に染まり、太陽が西へと沈んでゆく時辰となっていた。今日もまた、日が暮れる。
彼の仕業らしいと噂を聞けば向かい、せめて誓った言葉を守り抜こうとしているうちに、「逢乱必出」と言われるようになったらしい。
3331優雅でありながら切実な響きをもった琴の音が谷にこだまする。「問霊」の琴の音が消えると、辺りはしんと静まり返った。藍忘機は座して答えの返ってくるのを黙って待っていたが、一向に返答の琴の音が鳴ることは無かった。
藍忘機が張り詰めていた息を吐くと、聞こえなくなっていた川の水の流れる音と、風が森を抜けてゆく音が耳に入ってくる。琴を仕舞い立ち上がった時にはいつしか辺りは茜色に染まり、太陽が西へと沈んでゆく時辰となっていた。今日もまた、日が暮れる。
彼の仕業らしいと噂を聞けば向かい、せめて誓った言葉を守り抜こうとしているうちに、「逢乱必出」と言われるようになったらしい。
oio_oi3
DONE曦臣兄様お誕生日おめでとうございます〜!曦澄になる曦澄です。
魏無羨は阿澄のお兄ちゃんしてるし藍忘機もまた……忘羨は忘羨として出てきます。
金凌ちゃんは叔父上の可愛い金凌ちゃんです。
好きを詰め込みました!
貴方に逢えたからめでたいお誕生日の日「沢蕪君、お誕生日おめでとうございます」
1日で何度言われたことだろう。ただこの世に生まれ落ちた日というだけでみんなニコニコと祝ってくる。
それにニコニコと返しながら段々とそんな歪な口の形に凝り固まっていくような気がして遠くへ行きたくなった。
宗主の誕生日であるからと常になく騒がしい宴を抜け人目を避け音を避けて暗い方へと足を進める。辿り着いたのはかの離れでそこでやっと誕生を祝われることへの嫌悪感に気付いたのだった。
母は父との子である自分をどう思っていたのだろう。暗い谷へと降りていくような感覚。
紫の花が夜風に揺れるのを見ているとそこに花ではない紫がある。座り込んでいるのは後ろ姿だが三つ編みやきつく結い上げられた髪も相まって江家宗主江晩吟だとわかる。
42061日で何度言われたことだろう。ただこの世に生まれ落ちた日というだけでみんなニコニコと祝ってくる。
それにニコニコと返しながら段々とそんな歪な口の形に凝り固まっていくような気がして遠くへ行きたくなった。
宗主の誕生日であるからと常になく騒がしい宴を抜け人目を避け音を避けて暗い方へと足を進める。辿り着いたのはかの離れでそこでやっと誕生を祝われることへの嫌悪感に気付いたのだった。
母は父との子である自分をどう思っていたのだろう。暗い谷へと降りていくような感覚。
紫の花が夜風に揺れるのを見ているとそこに花ではない紫がある。座り込んでいるのは後ろ姿だが三つ編みやきつく結い上げられた髪も相まって江家宗主江晩吟だとわかる。
chunyang_3
MEMOCQL50話の後の懐桑と藍曦臣の話(https://poipiku.com/2517302/5280800.html )に至る兄上と“兄弟”の話。nielanなのかyaolanなのか?みたいな感じですけど、どっちも違うベクトルで大切だったんだろうなぁと思う。“兄弟”にこだわる兄上の話です。お誕生日に上げる話じゃない気がするけどおめでとうございます!(遅刻)※竜胆要素は原作からです
竜胆の願い 修練を始めてからは月に一度、母と会えるのを楽しみにしていた。母上にこんなことができるようになったと言ったらまた褒めてもらえるだろうかと期待しながら向かっていた。叔父上は厳しい方だったので辛いと感じたこともあったはずだけれど、記憶にあるのは母にたくさん話をすると褒められるのが嬉しかったことばかりだ。そんな毎日だったからだろうか、母と叔父しかいない世界が変わった時のことは鮮明に覚えている。
「あなたに弟か妹ができるの」
そう言いながら母がお腹をさすって微笑んだ。あの日から、私は兄になった。
「兄上」
呼ばれた声にふと我に返る。弟が部屋にやってきていたらしい。うっかり考えに耽っていて声をかけられたことに気付かなかったが、何度か呼んでくれたのだろうか。藍曦臣が立ち上がって弟を迎え入れようと扉を開けると、弟は手に籠を提げて立っていた。恐らく夕餉だろう。
4567「あなたに弟か妹ができるの」
そう言いながら母がお腹をさすって微笑んだ。あの日から、私は兄になった。
「兄上」
呼ばれた声にふと我に返る。弟が部屋にやってきていたらしい。うっかり考えに耽っていて声をかけられたことに気付かなかったが、何度か呼んでくれたのだろうか。藍曦臣が立ち上がって弟を迎え入れようと扉を開けると、弟は手に籠を提げて立っていた。恐らく夕餉だろう。
chunyang_3
MEMOCQL50話の後の懐桑と藍曦臣。あの後の二人の関係性ってどうなるんだろうと長らく考えていた話です。失ってしまった誰かのことをそれぞれ別の感情を持っている二人が分かち合う時間みたいなものが好きなので、そんな夜があれば良いなと思っていたのをやっと書きました。聶明玦と藍曦臣の特別な関係に名前は付けてないんですが、雰囲気nielanっぽいかもしれない。響き分かつ夜 石畳の小道を行く懐桑は、鼻歌でも歌い出しそうなほど気分が良かった。酒で火照った顔を扇子で仰ぐと、座学に来ていた頃に隠れて三人で飲んでいるのを藍忘機に見つかって逃げ出したことを思い出してしまう。そういえば、あの時は懐桑と江澄がいなくなった後、魏無羨と藍忘機の二人は一晩一緒に過ごしていたのだった。今思えばなんて本人達に言うものでもないだろうが、それにしてもこんな風にまた雲深不知処で酒を飲むことになるとは思いもしなかった。
清談会が雲深不知処で行われるのに合わせて姑蘇へやってきていた懐桑は、明日からの会合に合わせたもてなしの宴に参加していた。宴と言ってもそこは藍氏の宴なので他の世家の宴とは幾分趣きが違うものではあるのだが、何にせよその宴の後、思わぬ人物にそっと物陰へと引っ張られた。見れば、今は藍忘機の元にいる魏無羨がニヤニヤしながら懐桑を見ていた。
6079清談会が雲深不知処で行われるのに合わせて姑蘇へやってきていた懐桑は、明日からの会合に合わせたもてなしの宴に参加していた。宴と言ってもそこは藍氏の宴なので他の世家の宴とは幾分趣きが違うものではあるのだが、何にせよその宴の後、思わぬ人物にそっと物陰へと引っ張られた。見れば、今は藍忘機の元にいる魏無羨がニヤニヤしながら懐桑を見ていた。
oio_oi3
DONE観音廟後、寒室で閉閑してる藍曦臣のところへ忘羨に頼まれて通っている江澄。藍曦臣は妹の話をし始め……カプ要素無しですが曦澄製造ラインです
出産についてデリケートな部分に触れています。何を読んでも大丈夫という方だけどうぞ。
この話にカプ要素はないですが曦澄製造ラインではあります。 5
saraco_elanor
DONE宗主の婚活 十八えっちなことを考えていたはずなのに、なぜか音楽に突っ走る曦臣と、巻き込まれて歌を歌う羽目になる晚吟。
曦臣は楽器ほどには歌えなくて、江澄は唄がうまそうという妄想を詰めました。
*このシリーズの二人は真面目な婚活友達です(一応)。 9
saraco_elanor
DONE宗主の婚活 十七房事のお作法について真面目に迷走する曦澄。
お手入れのトラブルで剃毛するはめになっちゃった曦臣
いまそ@imassssoさんのリクエストにより剃毛ネタ。
おまけでちよっとだけ手淫場面あり。
*このシリーズはコメデイです。
二人は超絶真面目な婚活友達です。 12