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DOODLEはい!完結!書き終えたいと言ってからはや5日!今日中とはなんだったのか!Rシーンは入りませんが、先程までRだったので行為を匂わす言葉はあります。
けんかっぷるまでいかずとも、対等に言い合いながら愛し合ってる2人ってきっとかわいいよねっておはなしからできた作品でした!お酒が入って負けず嫌いに火がついちゃったままいたす2人、かわいくないです?
お付き合いいただきありがとうございました! 2243
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PROGRESSつづき🐈⬛※モブメイクオバチャンがめちゃくちゃ喋ります
怪我の功名、愛に触る「やだ、愛に決まってるじゃないそんなの!」
ジュンの父と同世代だというメイクさんはバシンと左肩のあたりを叩いてから豪快に笑った。
ふくよかな体躯で相手が大物芸能人であれスタッフであれその姿勢を崩さないその人は他のメイクさんの言葉を借りるのであれば"THE、オバチャン"といった親しみやすい人で、彼女自身も一人称は「オバチャン」であるしそのキャラクターからジュンも気づいた時にはポロリと小さな悩みを溢していたなんてことも少なくなかった。
日和の午前の仕事が押しているということと"オバチャン"と二人きりのメイクルームだというシチュエーションから気の緩んだジュンは掻い摘んで怪我をしたことと日和に世話をやかれていること、それが何故だか分からず困惑しているということを話した。
1646ジュンの父と同世代だというメイクさんはバシンと左肩のあたりを叩いてから豪快に笑った。
ふくよかな体躯で相手が大物芸能人であれスタッフであれその姿勢を崩さないその人は他のメイクさんの言葉を借りるのであれば"THE、オバチャン"といった親しみやすい人で、彼女自身も一人称は「オバチャン」であるしそのキャラクターからジュンも気づいた時にはポロリと小さな悩みを溢していたなんてことも少なくなかった。
日和の午前の仕事が押しているということと"オバチャン"と二人きりのメイクルームだというシチュエーションから気の緩んだジュンは掻い摘んで怪我をしたことと日和に世話をやかれていること、それが何故だか分からず困惑しているということを話した。
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PROGRESSつづき🐈⬛寒すぎて全然かけてない(言い訳が下手)ので激短い
怪我の功名、愛に触る「おひいさん、」
「うん?」
優しい声に絡め取られてしまえたらいいのに。
「どうしてオレに優しくする...です?大事な時に怪我なんかしちまって、もう、要らない、でしょう?」
要らないと言った自分の声が震えていると理解したと同時に思いが溢れだす。
「捨てちまうんなら、優しくすんなよ…期待しちゃうだろ?これもアンタの貴族の慈悲ってやつ…ですか?余計に残酷じゃねぇか」
日和の目を見て言えるはずもなく、足を上げた体勢のまま、自分の腹あたりをジッと睨むようにして吐き出す。啖呵をきるにはあまりに間抜けなポーズだ。
はやく、早く要らないって突きつけて。怪我をしたうえに噛み付いてくる野生なんて、あんたは必要としていないでしょう?
2123「うん?」
優しい声に絡め取られてしまえたらいいのに。
「どうしてオレに優しくする...です?大事な時に怪我なんかしちまって、もう、要らない、でしょう?」
要らないと言った自分の声が震えていると理解したと同時に思いが溢れだす。
「捨てちまうんなら、優しくすんなよ…期待しちゃうだろ?これもアンタの貴族の慈悲ってやつ…ですか?余計に残酷じゃねぇか」
日和の目を見て言えるはずもなく、足を上げた体勢のまま、自分の腹あたりをジッと睨むようにして吐き出す。啖呵をきるにはあまりに間抜けなポーズだ。
はやく、早く要らないって突きつけて。怪我をしたうえに噛み付いてくる野生なんて、あんたは必要としていないでしょう?
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PROGRESSひジ怪我をしたジュンくんが今と過去の怪我をとおして日和からの愛を自覚する話。途中。とても途中だけど、長めのお話は連載形式にしないと筆が進まないマンなのでぽい
怪我の功名、愛に触る「ねぇ、ジュンくん。ぼく、怒ってるの。だからね、」
今日からその怪我が治るまで、ぼくが君のお世話をしてあげるから存分に反省するといいね。
とあるバラエティ番組の登山企画で手を滑らせた共演者を無理な体制で庇ったジュンは右手首の筋を損傷してしまい、技師に誂えてもらったサポーターをつけて最低でも一ヶ月の安静を言い渡された。
Edenとしては新曲のフリ入れ期間でもライブ前のレッスン期間でもなかったし、個人としても冬の寒い時期は身体を張った企画はそう多く入ってこないので、仕事で迷惑をかけることは少なく済んだのが幸いだったのだが、右手首を動かしてはいけないというのは日常生活において不便なことばかりだ。
医者には痛みは徐々に引いていくと言われているものの、昨日怪我したばかりのそこは未だにうっすら熱を持ち、ジクジクと痛みを訴える。身体が動かせないのだから英語の勉強をしようとペンを持っても指への力の入れ方次第では手首まで痛んでしまうのだからもうお手上げだ。
4642今日からその怪我が治るまで、ぼくが君のお世話をしてあげるから存分に反省するといいね。
とあるバラエティ番組の登山企画で手を滑らせた共演者を無理な体制で庇ったジュンは右手首の筋を損傷してしまい、技師に誂えてもらったサポーターをつけて最低でも一ヶ月の安静を言い渡された。
Edenとしては新曲のフリ入れ期間でもライブ前のレッスン期間でもなかったし、個人としても冬の寒い時期は身体を張った企画はそう多く入ってこないので、仕事で迷惑をかけることは少なく済んだのが幸いだったのだが、右手首を動かしてはいけないというのは日常生活において不便なことばかりだ。
医者には痛みは徐々に引いていくと言われているものの、昨日怪我したばかりのそこは未だにうっすら熱を持ち、ジクジクと痛みを訴える。身体が動かせないのだから英語の勉強をしようとペンを持っても指への力の入れ方次第では手首まで痛んでしまうのだからもうお手上げだ。
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DOODLEひジの日を賑わせたかった夢の跡。明日丸一日お仕事で、かつ無配が終わっていないことを思い出したので途中だけどぽいする。
続きは気が向いたらR指定の練習にでも使おうかなのきもち。
ひジ共に成人済み/品行方正で純粋とかかわいいとか、なんだろう、パブリックなイメージの二人はいません。どちらかというと口悪お下品。
綺麗なひジ好きさんは要注意です 2586
辉夜姬会爱吃草莓蛋糕吗
TRAINING还是魔法世界的番外,优秀的魁地奇选手小纯想抓住机会把自己的爱意献给巴巴。“我要在最耀眼的时候把我的爱献给耀眼的你。”
击中我心的魔法小小修改了一下原作里面的魁地奇规则,把追球手从三个减少到了两个。比赛结束的前提是双方队伍分差拉开至少一百分,根据三个圆环的大小分别计分:10/20/30分。金色飞贼的分值是50分。抓住金色飞贼后,找到球的找球手可以作为追球手或者击球手中的任意一个留在场上,未找到球的一方下场。得分后由得分的追球手发球开始下一轮比赛,找球手得分的情况下若找球手加入追球手则由该名球员发球,加入击球手则由同队的追球手发球。以上,敬礼!
日纯在一起后未公开,但是因为本来也很黏糊所以无人感觉不对。暂时不公开的原因是小纯觉得阿日前辈太耀眼了,需要一个好的机会让自己被认可成为那个有资格站在巴巴身边的人;巴巴同意的原因是想要一个好的机会让大家知道,不想一个个地告诉,也不想通过流言传播,非常坏日和!
10789日纯在一起后未公开,但是因为本来也很黏糊所以无人感觉不对。暂时不公开的原因是小纯觉得阿日前辈太耀眼了,需要一个好的机会让自己被认可成为那个有资格站在巴巴身边的人;巴巴同意的原因是想要一个好的机会让大家知道,不想一个个地告诉,也不想通过流言传播,非常坏日和!
辉夜姬会爱吃草莓蛋糕吗
DOODLE小纯以为要发生什么了,结果只是亲亲了一晚上,事后还被巴巴告知真正的亲吻是要那样的……真正的亲吻圣诞假期悄悄溜走了,从两人拥抱的身旁走过,在厨房里的炉火旁融化,在和Mary赛跑的时候跑走。
涟纯抱着Mary在床边用魔咒烘干着她洗澡后湿润的毛发,听着洗漱间里淅淅沥沥的水声。这两个多星期以来,除了刚到庄园的前几天他睡在客房里,互通心意后他就被巴日和拉进了主卧。他本以为会发生些什么,但巴日和只是抱着他睡觉,有时还往他怀里钻,贴着他的胸口蹭,像只矜贵而恃宠而骄的猫。起床的时间理所应当地被推后了,涟纯每每想早早坐起身来的时候就被巴日和搂着肩膀拉回被窝里,嘟囔着说纯君再陪我睡一会,纯君身上暖暖的。最开始涟纯还试图用早安吻蒙混过关,企图唤醒这个有些骄纵的前辈,但这样的套路到了第三天就因巴日和搂住涟纯的脖子先发制人地亲了上去然后顺势拉回被窝里而宣告失效。最后发挥叫醒作用的还得是Bloody Mary,醒来的她从房间角落里拖着集市上买来的狗狗玩具,爬到床上找人陪她玩。通常涟纯会把Mary抱住,让她不要太打扰半梦半醒的前辈,摸着她的后背让她趴在两人中间。巴日和摸摸小狗脑袋,不忍心辜负Mary充满期待的眼神,拿过玩具逗弄两下Mary,慢慢地清醒了。
3202涟纯抱着Mary在床边用魔咒烘干着她洗澡后湿润的毛发,听着洗漱间里淅淅沥沥的水声。这两个多星期以来,除了刚到庄园的前几天他睡在客房里,互通心意后他就被巴日和拉进了主卧。他本以为会发生些什么,但巴日和只是抱着他睡觉,有时还往他怀里钻,贴着他的胸口蹭,像只矜贵而恃宠而骄的猫。起床的时间理所应当地被推后了,涟纯每每想早早坐起身来的时候就被巴日和搂着肩膀拉回被窝里,嘟囔着说纯君再陪我睡一会,纯君身上暖暖的。最开始涟纯还试图用早安吻蒙混过关,企图唤醒这个有些骄纵的前辈,但这样的套路到了第三天就因巴日和搂住涟纯的脖子先发制人地亲了上去然后顺势拉回被窝里而宣告失效。最后发挥叫醒作用的还得是Bloody Mary,醒来的她从房间角落里拖着集市上买来的狗狗玩具,爬到床上找人陪她玩。通常涟纯会把Mary抱住,让她不要太打扰半梦半醒的前辈,摸着她的后背让她趴在两人中间。巴日和摸摸小狗脑袋,不忍心辜负Mary充满期待的眼神,拿过玩具逗弄两下Mary,慢慢地清醒了。
辉夜姬会爱吃草莓蛋糕吗
SPUR ME决定在圣诞捅破窗户纸的魔法世界小情侣💚💙出走的伯利恒之星指引着爱意降临九周年魔法设定的延展,魔法分为普通魔法和专有魔法两种。普通魔法(如漂浮咒、开锁咒、防护咒等)不受本身的元素力量影响,在掌握咒语和施法方式的情况下都可以施展;专有魔法受施法者本身的元素力量影响,目前大众的元素力量分为水火风雷四类。一般的魔法师只拥有其中的一种元素力量,所以学校在入学时会按照希望进修的方向进行大致分院,再按照元素力量进行二次分系。
目前学校拥有四院:星、宙、月、花,院内又各自有水火风雷四系。院内又会根据研究方向、研究课题分成各个组合。组合的存在时间取决于课题的研究以及成员的意愿,大部分学生都会有一个固定的组合,并不定时的参加一些限定组合活动。
背景是四人结成组合的初期,「Adam」和「Eve」的磨合期。日和纯互有好感但没有坦白。
14448目前学校拥有四院:星、宙、月、花,院内又各自有水火风雷四系。院内又会根据研究方向、研究课题分成各个组合。组合的存在时间取决于课题的研究以及成员的意愿,大部分学生都会有一个固定的组合,并不定时的参加一些限定组合活动。
背景是四人结成组合的初期,「Adam」和「Eve」的磨合期。日和纯互有好感但没有坦白。
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PROGRESSひよジュンwebイベントおつかれさまでした!素敵な企画に参加させていただきありがとうございました!当日展示していた九尾シリーズ続編です。
九尾の日和と人の子ジュン3
※香る程度に凪茨
※人外パロ、キャラ崩壊、なんでも許せる方の閲覧をお願いします
※シリーズ第三話です
キャラの口調や文章の構成が甘く読みづらいかと思いますがご容赦いただけますと幸いです。
九尾の日和と人の子ジュン「燐音先輩。」
「きゃはは!どうしたァ?ジュンジュンちゃんよお。そんなマジな顔しちまって。遂に俺っちにホレちまった?」
「人の子って大人になっても変化していくもんですよね?」
「は?」
日和が会合とやらで出掛けていると風たちが噂しているのを聞き付けた燐音がジュンで遊んでやろうとこの家に遊びに来たのが凡そ一時間前。ところが今日のジュンはどこか浮かない顔をしていて、いつもならやれやれと言う顔をしながらも燐音の悪戯や遊びに付き合うのに今日はそれさえもなく、やっと口を開いたかと思いきや先の一言だ。
「ナニそんな当たり前のこと聞いてンだ?成長して老化して死んでいくっしょ?ニンゲンなんてモンはよォ?」
その当たり前さえコイツは知らないままここに来たんだっけかと燐音が思い直しているとジュンは「そっすよね」と知っていたような口ぶりで返して視線を完全に窓の外へとやってしまった。
13286「きゃはは!どうしたァ?ジュンジュンちゃんよお。そんなマジな顔しちまって。遂に俺っちにホレちまった?」
「人の子って大人になっても変化していくもんですよね?」
「は?」
日和が会合とやらで出掛けていると風たちが噂しているのを聞き付けた燐音がジュンで遊んでやろうとこの家に遊びに来たのが凡そ一時間前。ところが今日のジュンはどこか浮かない顔をしていて、いつもならやれやれと言う顔をしながらも燐音の悪戯や遊びに付き合うのに今日はそれさえもなく、やっと口を開いたかと思いきや先の一言だ。
「ナニそんな当たり前のこと聞いてンだ?成長して老化して死んでいくっしょ?ニンゲンなんてモンはよォ?」
その当たり前さえコイツは知らないままここに来たんだっけかと燐音が思い直しているとジュンは「そっすよね」と知っていたような口ぶりで返して視線を完全に窓の外へとやってしまった。
花子。
PROGRESS陸のカフェでバイトする人魚のジュンくん本進捗です海塩のソルティココア(一部抜粋) マスターの厚意に甘えて、今晩はカフェに泊らせてもらうことにした。マスターお手製のクリームシチューを夕食にいただき、少し食休みを挟んでゆっくりと湯船に浸かり疲れを癒す。至れり尽くせりだ。
「ただいま~、お風呂いただいたね」
「おかえりなさい、おひいさん……あ」
ジュンが時折使うというバスローブを借り、タオルで髪を拭きながらリビングに戻った日和を見て、ソファで寛ぐジュンはなにやら嬉しそうにはにかんだ。うん? と日和が首を傾げると、ジュンが自らの頭を指さしながら口を開く。
「おひいさん、人魚みてぇ」
「あぁ、ひょっとして髪が濡れているから? そんなこと言われたのは初めてだね」
確かに上半身の見た目は頭のヒレ以外にはそう変わらないので、バスローブの合わせの隙間から素肌が覗く今は余計にそう見えるのだろうが、なかなか新鮮な感想だ。ここでは他に人魚を見かけることも無いので懐かしさもあるのだろう。前かがみになって顔を近づけてやると、ジュンは嬉々として髪に触れてくる。
3938「ただいま~、お風呂いただいたね」
「おかえりなさい、おひいさん……あ」
ジュンが時折使うというバスローブを借り、タオルで髪を拭きながらリビングに戻った日和を見て、ソファで寛ぐジュンはなにやら嬉しそうにはにかんだ。うん? と日和が首を傾げると、ジュンが自らの頭を指さしながら口を開く。
「おひいさん、人魚みてぇ」
「あぁ、ひょっとして髪が濡れているから? そんなこと言われたのは初めてだね」
確かに上半身の見た目は頭のヒレ以外にはそう変わらないので、バスローブの合わせの隙間から素肌が覗く今は余計にそう見えるのだろうが、なかなか新鮮な感想だ。ここでは他に人魚を見かけることも無いので懐かしさもあるのだろう。前かがみになって顔を近づけてやると、ジュンは嬉々として髪に触れてくる。
花子。
PROGRESSジュンブラ 個人誌の人魚パロひよジュン小説です!網にかかって水揚げされちゃった人魚のジュンくんが苦労しながら陸のカフェでバイトする話。おひいさんはお客さん。
この話だけちょっとキナ臭いんですけど、あとはほのぼのゆるゆるうっすらラブコメになると思います。
ようこそマーメイドカフェテリア(仮)◆採れたて新鮮海藻サラダ
「しゃーせー……ランチどーっすか」
「ごめんね、悪いけど間に合って……、えっ?」
レンガ敷きの街中を軽やかな足取りで散歩していた日和は、突如かけられた声の方へチラリと目を向けて、そして思わず足を止めた。
日和はこの街を治める一族の子息だ、毎日なにかと多忙なのである。つまらない事に時間を使うつもりは無いし、ランチならこの後お気に入りのカフェでとる予定を立てているので、ただの客引きであったなら軽くあしらって通り過ぎるつもりだったのに。そこにいたのは『ただの』客引きではなかった。
庭のある煉瓦造りの小さな一軒家を改築して造られたカフェテリア、それをぐるりと囲むレッドロビンの生垣の途切れた入口に、それはそれは大きな木製のワイン樽がある。人間一人がスッポリと入る程のサイズ感、実際、声の主であろう濃紺の髪色をした青年の何もまとっていない上半身が覗いている。それから……日の光を受けてキラキラと鱗が煌めく魚の尾びれも。
8968「しゃーせー……ランチどーっすか」
「ごめんね、悪いけど間に合って……、えっ?」
レンガ敷きの街中を軽やかな足取りで散歩していた日和は、突如かけられた声の方へチラリと目を向けて、そして思わず足を止めた。
日和はこの街を治める一族の子息だ、毎日なにかと多忙なのである。つまらない事に時間を使うつもりは無いし、ランチならこの後お気に入りのカフェでとる予定を立てているので、ただの客引きであったなら軽くあしらって通り過ぎるつもりだったのに。そこにいたのは『ただの』客引きではなかった。
庭のある煉瓦造りの小さな一軒家を改築して造られたカフェテリア、それをぐるりと囲むレッドロビンの生垣の途切れた入口に、それはそれは大きな木製のワイン樽がある。人間一人がスッポリと入る程のサイズ感、実際、声の主であろう濃紺の髪色をした青年の何もまとっていない上半身が覗いている。それから……日の光を受けてキラキラと鱗が煌めく魚の尾びれも。
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PROGRESSお久しぶりです。久しぶりすぎてこの世界観に帰ってこれてないかもしれない...
今回、一旦最終章となります。
生きる時間の違う九尾と人の子は果たして同じ時間を同じ気持ちで生きていくことはできるのでしょうか?
九尾の日和と人の子ジュン「燐音先輩。」
「きゃはは!どうしたァ?ジュンジュンちゃんよお。そんなマジな顔しちまって。遂に俺っちにホレちまった?」
「人の子って大人になっても変化していくもんですよね?」
「は?」
日和が会合とやらで出掛けていると風たちが噂しているのを聞き付けた燐音がジュンで遊んでやろうとこの家に遊びに来たのが凡そ一時間前。ところが今日のジュンはどこか浮かない顔をしていて、いつもならやれやれと言う顔をしながらも燐音の悪戯や遊びに付き合うジュンだが今日はそれさえもなく、やっと口を開いたかと思いきや先の一言だ。
「ナニそんな当たり前のこと聞いてンだ?成長して老化して死んでいくっしょ?ニンゲンなんてモンはよォ?」
その当たり前さえコイツは知らないままここに来たんだっけかと燐音が思い直しているとジュンは「そっすよね」と知っていたような口ぶりで返して視線を完全に窓の外へとやってしまった。
3209「きゃはは!どうしたァ?ジュンジュンちゃんよお。そんなマジな顔しちまって。遂に俺っちにホレちまった?」
「人の子って大人になっても変化していくもんですよね?」
「は?」
日和が会合とやらで出掛けていると風たちが噂しているのを聞き付けた燐音がジュンで遊んでやろうとこの家に遊びに来たのが凡そ一時間前。ところが今日のジュンはどこか浮かない顔をしていて、いつもならやれやれと言う顔をしながらも燐音の悪戯や遊びに付き合うジュンだが今日はそれさえもなく、やっと口を開いたかと思いきや先の一言だ。
「ナニそんな当たり前のこと聞いてンだ?成長して老化して死んでいくっしょ?ニンゲンなんてモンはよォ?」
その当たり前さえコイツは知らないままここに来たんだっけかと燐音が思い直しているとジュンは「そっすよね」と知っていたような口ぶりで返して視線を完全に窓の外へとやってしまった。
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PROGRESS🦊番外編〜♪日和とジュンの関係の名前が変わった日〜♪
ちょっと最後詰まっちゃったから一旦あげ〜♪
うまくいかなかったところは全部全部未来の私がなんとかしてね〜♪(壊)
【番外編】九尾の日和と人の子ジュン「ジュンくんだいすきだよ」
「ぼくはきみを愛してるね」
幼い頃から与えられてきた愛の言葉。
あの日、おひいさんに拾われてからそれは惜しむことなくオレに与えられている。小さな頃はそれをただ純粋に喜んで「オレもオレも」と返していたのだが、大人になるにつれ、その言葉を純粋に受け取ることができなくなっていた。
———これは「愛」の意味がかわった日の話。
日和は悩んでいた。
ついにジュンに"反抗期"がきてしまったようなのだ。先週あたりからそわそわと様子がおかしいなとは思っていたのだが、ここ数日でそわそわとした態度はツンケン、トゲトゲしたものへとまるっと変わってしまったのだ。
「ねぇ、ジュンく「ちょっと放っておいてください!」
3867「ぼくはきみを愛してるね」
幼い頃から与えられてきた愛の言葉。
あの日、おひいさんに拾われてからそれは惜しむことなくオレに与えられている。小さな頃はそれをただ純粋に喜んで「オレもオレも」と返していたのだが、大人になるにつれ、その言葉を純粋に受け取ることができなくなっていた。
———これは「愛」の意味がかわった日の話。
日和は悩んでいた。
ついにジュンに"反抗期"がきてしまったようなのだ。先週あたりからそわそわと様子がおかしいなとは思っていたのだが、ここ数日でそわそわとした態度はツンケン、トゲトゲしたものへとまるっと変わってしまったのだ。
「ねぇ、ジュンく「ちょっと放っておいてください!」
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PROGRESS会話しだすと途端に文字数が多くなる...ので!捜索パートまだつづきます...※私の創への解釈は一般より歪んでいる認識があります。どちらかと言うとアンデクライベの偽物の方が自己解釈にぴったり当てはまるようなイメージです。
九尾の日和と人の子ジュン———声が、聞こえる。
寂しい。ここはどこ?みんなに会いたい。早く帰らなくちゃ。・・・寂しい。
ここは、どこだろう。確かオレは今、おひいさんとおひいさんが昔住んでいた社に泊まりに来ていて。そうだ。ここは、村。たしか、ここは村長さんの家。どうしてここに?社の日和の部屋であの人にぎゅうぎゅう抱きつかれて眠ったはずなのに目を覚ますとそこに日和の姿はなく、景色も眠る前とはがらりと変わっていた。これは、夢?混乱するジュンの視界の隅で影が動く。
「誰か、そこにいるんすか?」
恐る恐る発声するが返事はない。
「あのぉ、います・・・よね?」
もう一度暗闇に問いかけると昼間に聞いた小さな声がはじめて返ってきた。
「えっと、そうです。ぼく、ここにいます。」
3425寂しい。ここはどこ?みんなに会いたい。早く帰らなくちゃ。・・・寂しい。
ここは、どこだろう。確かオレは今、おひいさんとおひいさんが昔住んでいた社に泊まりに来ていて。そうだ。ここは、村。たしか、ここは村長さんの家。どうしてここに?社の日和の部屋であの人にぎゅうぎゅう抱きつかれて眠ったはずなのに目を覚ますとそこに日和の姿はなく、景色も眠る前とはがらりと変わっていた。これは、夢?混乱するジュンの視界の隅で影が動く。
「誰か、そこにいるんすか?」
恐る恐る発声するが返事はない。
「あのぉ、います・・・よね?」
もう一度暗闇に問いかけると昼間に聞いた小さな声がはじめて返ってきた。
「えっと、そうです。ぼく、ここにいます。」
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PROGRESS承の部分。そんなに大きくお話は動きません。(そんなに大きくお話が動かない時間ながくない??)九尾の日和と人の子ジュン失礼な日和の物言いが聞こえなかったのか、聞こえた上でフル無視しているのかはジュンには分からなかったが「それでは早速、村を案内させていただきます!」という茨の申し出を「きみよりもぼくの方が詳しいね。」というひと言でバッサリ断った日和の間にバチバチと火花が見えたのは気のせいではなかったように思えてならない。「行くよ」とだけ呟き席を立った日和を追って立ち上がると、あれよあれよといううちに村に連れ出されてそこから十五分ほど歩いただろうか。社の近くにあった村は小さなものだったようで田畑や里山を除いて既にその殆どを見終えてしまった。
とは言っても、いつもなら五分と黙っていられない日和がただ静かに歩き、時折足を止めて辺りを見回すものだから、ジュンは日和の様子ばかりが気になり、村の景色など殆ど目に入ってこなかったのだが。
3106とは言っても、いつもなら五分と黙っていられない日和がただ静かに歩き、時折足を止めて辺りを見回すものだから、ジュンは日和の様子ばかりが気になり、村の景色など殆ど目に入ってこなかったのだが。
パイプ
PROGRESS大きくお話はうごきません。今章のメインにつづく説明回。
九尾の日和と人の子ジュン「・・・あのぉ、」
ドタバタと愉快な対面を果たした四人は現在、客間のテーブルをはさみ、それぞれに茨のいれた紅茶とジュンが手土産に焼いてきた木苺のパイを手元に並べて座っている。ジュンは隣に座る日和の尻尾が上向きになって時折揺れるのを視界の端にとらえながらも、斜め前に座る凪砂のじっとみつめる視線に耐えきれず声を上げた。
「凪砂・・・さま?えっと、オレの顔に何かついてます?」
「・・・あれ?私?・・・あぁ、ごめんね。日和くんの連れてきてくれたパートナーである君のことが気になっちゃって。見つめてしまっていたみたい。君がジュンだね、初めまして。私は凪砂。よろしくね。・・・私にも日和くんみたいにステキなあだ名をつけて呼んでくれると嬉しいな。」
2785ドタバタと愉快な対面を果たした四人は現在、客間のテーブルをはさみ、それぞれに茨のいれた紅茶とジュンが手土産に焼いてきた木苺のパイを手元に並べて座っている。ジュンは隣に座る日和の尻尾が上向きになって時折揺れるのを視界の端にとらえながらも、斜め前に座る凪砂のじっとみつめる視線に耐えきれず声を上げた。
「凪砂・・・さま?えっと、オレの顔に何かついてます?」
「・・・あれ?私?・・・あぁ、ごめんね。日和くんの連れてきてくれたパートナーである君のことが気になっちゃって。見つめてしまっていたみたい。君がジュンだね、初めまして。私は凪砂。よろしくね。・・・私にも日和くんみたいにステキなあだ名をつけて呼んでくれると嬉しいな。」
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PROGRESS随分とサボってしまった...ここから第二章〜Eden出会い編〜真面目に書く!!!九尾の日和と人の子ジュン「うわぁ〜。雰囲気のある社っすねぇ。」
某日、日和とジュンは凪砂の手紙にあった———日和が昔住んでいた社に来ていた。日和の話では村のはずれにあった社と聞いていたのだが、近くに人の住む気配はなく、社自体も苔が生えつき、鬱蒼と茂る木々が重々しい雰囲気を醸し出している。本当にここに人(正確に言えば人ではないが)が住んでいるとは考え難い。
隣に立つ日和は先程から一言も話さず、自慢の尻尾もぺたんと地面に着いてしまっている。出かける前に入念にブラッシングしてやったのだが、これは帰ってからまたブラッシングを要求されるなとジュンは小さく息をついた。
「おひいさん。大丈夫ですって。相手の方も会いたいって連絡してきたんでしょう?ほら、いきますよ。」
3321某日、日和とジュンは凪砂の手紙にあった———日和が昔住んでいた社に来ていた。日和の話では村のはずれにあった社と聞いていたのだが、近くに人の住む気配はなく、社自体も苔が生えつき、鬱蒼と茂る木々が重々しい雰囲気を醸し出している。本当にここに人(正確に言えば人ではないが)が住んでいるとは考え難い。
隣に立つ日和は先程から一言も話さず、自慢の尻尾もぺたんと地面に着いてしまっている。出かける前に入念にブラッシングしてやったのだが、これは帰ってからまたブラッシングを要求されるなとジュンは小さく息をついた。
「おひいさん。大丈夫ですって。相手の方も会いたいって連絡してきたんでしょう?ほら、いきますよ。」
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12/17Dozen Rose FES .2023 ひよジュンオンリー「在りし日よ、純然たれ」【西4ホール I04a】で頒布。
「デリシャス・ケーキ」
ケーキバース設定
※カニバリズム要素はないです
A5/R1 16
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PROGRESS本編本筋に突入前に番外編(?)まだ出会って間もない頃の日和とジュン。
attention
ジュン(4さい)の一人称が「ジュンくん」日和のことを「おひしゃ」「ひぃしゃ」など舌っ足らずな呼び方をする。
いわゆるアレです。
なんでもおいしく食べられる方だけどうぞ、のやつです。
【番外編】九尾の日和と人の子ジュン番外編
寝ぼけたジュンくんはかわいい。いや、ジュンくんはいつだってかわいいんだけれど。いまだって、半分眠りながらぽやぽやと今日の楽しかったことを教えてくれる姿がたまらなくかわいい。
日和はやさしく相槌をうちながらジュンの背中をとんとんと眠りに誘うようにたたく。まだ話したい事があったのか、ジュンはもにょもにょ言いながら、それでも心地よい眠気には抗えず夢の世界へと旅立った。
安心したような顔で眠りにつくジュンを見つめながら、日和が思い出すのは二人が出会って間もない頃のこと。懐古だなんて日和には縁のないものだと思っていたけれど、そのおはなしの登場人物がきみとぼくなら少しくらいは思い出話に浸ってみるのもいいかもしれないね。と柄にもないことを思いながら頬を緩ませる。
3926寝ぼけたジュンくんはかわいい。いや、ジュンくんはいつだってかわいいんだけれど。いまだって、半分眠りながらぽやぽやと今日の楽しかったことを教えてくれる姿がたまらなくかわいい。
日和はやさしく相槌をうちながらジュンの背中をとんとんと眠りに誘うようにたたく。まだ話したい事があったのか、ジュンはもにょもにょ言いながら、それでも心地よい眠気には抗えず夢の世界へと旅立った。
安心したような顔で眠りにつくジュンを見つめながら、日和が思い出すのは二人が出会って間もない頃のこと。懐古だなんて日和には縁のないものだと思っていたけれど、そのおはなしの登場人物がきみとぼくなら少しくらいは思い出話に浸ってみるのもいいかもしれないね。と柄にもないことを思いながら頬を緩ませる。
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PROGRESSちょっと悪い癖出つつあるけど、悪い癖出てるタイミングで悪い癖は直せないのでありのまま投稿〜今回、ちょっと暗い日和の過去なので甘い展開や楽しげな会話はいつも以上に少ないです〜
最後に全部纏める時に大幅修正したい気持ちのパート
九尾の日和と人の子ジュン小高い丘のてっぺん。大きな木の下に二人で腰をおろす。日和は珍しく緊張した面持ちでここまで繋いできたジュンの手をぎゅっと握りしめたままでいる。日和から感じたことのない雰囲気にジュンも緊張をおぼえる。
「ジュンくん。まずは、謝らせてね。きちんとぼくのことを話していなかったから、最近のぼくの態度できみを不安にさせちゃったんだよね。」
ごめんねと謝る日和がとても苦しそうに見えてその頬に手を伸ばす。触れる直前に伸ばした右手は日和に捕まって降ろされる。手を取られることで自然と上半身だけ向かい合う形になる。そのまま、苦しげな表情を繕うこともせずに日和は言葉を続ける。
「最近のぼくの話をする前に、過去のことを話さなきゃいけないね。おもしろいことなんて一つもない、長く鬱屈なお話になるね。・・・でも、できれば聞いてもらえると嬉しいね。」
4316「ジュンくん。まずは、謝らせてね。きちんとぼくのことを話していなかったから、最近のぼくの態度できみを不安にさせちゃったんだよね。」
ごめんねと謝る日和がとても苦しそうに見えてその頬に手を伸ばす。触れる直前に伸ばした右手は日和に捕まって降ろされる。手を取られることで自然と上半身だけ向かい合う形になる。そのまま、苦しげな表情を繕うこともせずに日和は言葉を続ける。
「最近のぼくの話をする前に、過去のことを話さなきゃいけないね。おもしろいことなんて一つもない、長く鬱屈なお話になるね。・・・でも、できれば聞いてもらえると嬉しいね。」
パイプ
PROGRESS昨日のつづきをもう少し。日和が弱いところをだせることとジュンが支えたいと思うようになることがこの二人が強くなるってことだと思ってるタイプのオタク。
次回は日和の過去回想〜Adamとの出会いまでの予定。
九尾の日和と人の子ジュン「・・・ところで。燐音先輩はいつまでそこにいるつもりっ?!どう考えても邪魔者でしかないよね!早く立ち去るべきだねっ!」
日和の大声にジュンはふと我に返り真っ青になる。人がいるのを忘れていた。普段、日和と二人きりでも恥ずかしくて自分からキスなどしたこともなかったのに。見ず知らずの人の前でなんてことを。
「ほら、ジュンくんが百面相してるね!帰った帰った!」
「あれェ?日和ちゃん。それはねェんじゃねェの?二人のピンチを救ってやったキューピッド様だろ?」
恥ずかしさからくるパニックでもう二人の会話が聞こえていないジュンは勢いよく日和の胸元に飛び込んで顔を隠す。
「わ、なにそれジュンくんかわいいね。よしよぉし。ピンチを救ったというか、ピンチに陥れたのが燐音先輩だとも言えるけどね。・・・で、何が目的なの?」
2444日和の大声にジュンはふと我に返り真っ青になる。人がいるのを忘れていた。普段、日和と二人きりでも恥ずかしくて自分からキスなどしたこともなかったのに。見ず知らずの人の前でなんてことを。
「ほら、ジュンくんが百面相してるね!帰った帰った!」
「あれェ?日和ちゃん。それはねェんじゃねェの?二人のピンチを救ってやったキューピッド様だろ?」
恥ずかしさからくるパニックでもう二人の会話が聞こえていないジュンは勢いよく日和の胸元に飛び込んで顔を隠す。
「わ、なにそれジュンくんかわいいね。よしよぉし。ピンチを救ったというか、ピンチに陥れたのが燐音先輩だとも言えるけどね。・・・で、何が目的なの?」
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PROGRESS燐音の口調が不安...次回、もうちょっと燐音出る予定なんだけどな...
九尾の日和と人の子ジュンと白虎の燐音ここ数日、日和の様子がおかしい。
いや、おかしいといっても自生しているハーブから作ったお茶はよく飲むし、たくさん採れた木の実でつくったパイも、どこに入るのかと疑問に思うほどには食べるので病の類ではない。ただ、ジュンの話を殆ど聞いていなかったり・・・というのは都合が悪いといつもだが、ぼーっとする時間が長かったり、かと思えばウザいくらいに騒いでいたりする。
何かあったんだろうなと想像はつくものの、もう何年も日和の選び与えるものだけを世界だと思っていたジュンにはその"なにか"についての想像が及ばない。
不安だ。時折「お仕事だね」と出掛けてしまう日和にはきっと自分の知らない日和の世界がある。そこで何かあったのか?と思わなくもないが、以前、会合とやらで嫌なことがあったらしい日には家が壊れるのではないかと思うほどの騒音をたてながら怒り、最終的には「悪い日和」とジュンの腹回りでめそめそ泣いていたのでたぶんちがう。怒りも泣きもしていないから。
5722いや、おかしいといっても自生しているハーブから作ったお茶はよく飲むし、たくさん採れた木の実でつくったパイも、どこに入るのかと疑問に思うほどには食べるので病の類ではない。ただ、ジュンの話を殆ど聞いていなかったり・・・というのは都合が悪いといつもだが、ぼーっとする時間が長かったり、かと思えばウザいくらいに騒いでいたりする。
何かあったんだろうなと想像はつくものの、もう何年も日和の選び与えるものだけを世界だと思っていたジュンにはその"なにか"についての想像が及ばない。
不安だ。時折「お仕事だね」と出掛けてしまう日和にはきっと自分の知らない日和の世界がある。そこで何かあったのか?と思わなくもないが、以前、会合とやらで嫌なことがあったらしい日には家が壊れるのではないかと思うほどの騒音をたてながら怒り、最終的には「悪い日和」とジュンの腹回りでめそめそ泣いていたのでたぶんちがう。怒りも泣きもしていないから。
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PROGRESS九尾の日和と人の子ジュンにげなきゃ。
むずかしい事はわからないけれど、生きるために逃げなきゃいけない事は分かった。オレはこのまま死んじゃうんだ。いやだ。生きたい。まだ生きていたい。オレは・・・あいされたい
春の麗らかなある日、男の子が失踪した。
その男の子は両親曰く少し目を話した隙に居なくなってしまったようだ。メディアでは連日男の子の顔と名前が報道されているが、未だ有益な情報はなく、少しずつ世間の関心も薄れつつある。
男の子の名前は漣ジュン。年齢は4歳。あと数ヶ月で5歳の誕生日だった。連日手がかりとして放送されるファミリー動画の中に手指で4がうまく作れず諦めたのか、歳を聞かれると手を広げて「ごしゃい」と答える愛らしい姿が映されている、深い紺色の髪ときらきら輝く金色の瞳が印象的な子どもだった。
4240むずかしい事はわからないけれど、生きるために逃げなきゃいけない事は分かった。オレはこのまま死んじゃうんだ。いやだ。生きたい。まだ生きていたい。オレは・・・あいされたい
春の麗らかなある日、男の子が失踪した。
その男の子は両親曰く少し目を話した隙に居なくなってしまったようだ。メディアでは連日男の子の顔と名前が報道されているが、未だ有益な情報はなく、少しずつ世間の関心も薄れつつある。
男の子の名前は漣ジュン。年齢は4歳。あと数ヶ月で5歳の誕生日だった。連日手がかりとして放送されるファミリー動画の中に手指で4がうまく作れず諦めたのか、歳を聞かれると手を広げて「ごしゃい」と答える愛らしい姿が映されている、深い紺色の髪ときらきら輝く金色の瞳が印象的な子どもだった。
花子。
MOURNING月の果実を食べさせてジュンくんを月に連れて帰ろうとする日和とメモにはあったんですけど全然生かせてない話のプロット
寧ろ本当に効果があるバージョンも面白いかもしれない
🌕🕺パロ突如月から舞い降りた月の王子日和
一目惚れしちゃったね!のノリで高校生のジュンをあの手この手で籠絡しようとしてくる
食事のとき、指で摘めるくらいの金色の果実を食べてる日和
「なんすかソレ?」
「月の果実だね。食べてみる?」
「いいんすか?……っつか、オレが食べても平気なんですかねぇ」
「さぁね!月の住人になっちゃうかも。ぼくらはこの星の食べ物は受け付けないから、そうしたらもうこの地球じゃ生きていられなくなっちゃうね」
「はぁ? ……えっ、冗談っすよね」
「どう思う?」
「いやいやいや、絶対食べませんよんなもん!」
あっけらかんとしてとんでもないことを言う
冥界で果実食べちゃったらもう帰れない神話のアレのイメージ
めっちゃ拒むジュン
832一目惚れしちゃったね!のノリで高校生のジュンをあの手この手で籠絡しようとしてくる
食事のとき、指で摘めるくらいの金色の果実を食べてる日和
「なんすかソレ?」
「月の果実だね。食べてみる?」
「いいんすか?……っつか、オレが食べても平気なんですかねぇ」
「さぁね!月の住人になっちゃうかも。ぼくらはこの星の食べ物は受け付けないから、そうしたらもうこの地球じゃ生きていられなくなっちゃうね」
「はぁ? ……えっ、冗談っすよね」
「どう思う?」
「いやいやいや、絶対食べませんよんなもん!」
あっけらかんとしてとんでもないことを言う
冥界で果実食べちゃったらもう帰れない神話のアレのイメージ
めっちゃ拒むジュン
花子。
PROGRESSジュンが日和から逃亡する王国パロディ(全年齢版)。これで全体の1/3くらい…?
ここから先は、完成してからまとめて投げます。
太陽からの逃避行(仮)1
今、自分は凶悪な顔をしているだろうな、とジュンは心の中で自嘲する。現に、風呂を済ませて日和の部屋へ足を踏み入れた途端に、既にベッドに入って本を片手にくつろいでいた日和がギョッとしてジュンを見た。
「……ジュンくん? どうしたの、やけに長風呂だと思ったらすごい顔で出てきて……」
「……」
今夜、なんとしてでも成し遂げなければならないことがある。そのために、ジュンは生まれて初めての苦痛に耐えながら『支度』をしてきたのだ。ふぅ、と深く息を吐き出すと、日和の待つベッドに乗り上げ正座をして背筋を伸ばす。
「おひいさん、あの、…………っ」
「……?」
ジュンの震える声に気付いて、日和は本を置いて身を起こす。何かあったのだろうか。はくはく、と開閉するジュンの口から漏れるのは意味を成さない吐息だけ。必死に声を絞り出そうとしているジュンから言葉が発されるのをじっと待つ。
12521今、自分は凶悪な顔をしているだろうな、とジュンは心の中で自嘲する。現に、風呂を済ませて日和の部屋へ足を踏み入れた途端に、既にベッドに入って本を片手にくつろいでいた日和がギョッとしてジュンを見た。
「……ジュンくん? どうしたの、やけに長風呂だと思ったらすごい顔で出てきて……」
「……」
今夜、なんとしてでも成し遂げなければならないことがある。そのために、ジュンは生まれて初めての苦痛に耐えながら『支度』をしてきたのだ。ふぅ、と深く息を吐き出すと、日和の待つベッドに乗り上げ正座をして背筋を伸ばす。
「おひいさん、あの、…………っ」
「……?」
ジュンの震える声に気付いて、日和は本を置いて身を起こす。何かあったのだろうか。はくはく、と開閉するジュンの口から漏れるのは意味を成さない吐息だけ。必死に声を絞り出そうとしているジュンから言葉が発されるのをじっと待つ。
audrey_kan
DONE⚠特殊設定⚠ノーカラコン
⚠肌色注意
撮影感想は(※広東語、下品)
https://twitter.com/audrey_kan/status/1574612067512094720
「きみ、いい眼差しだね……。特待生を望むなら、そうするよ。」
「え?あぁ……わかる。」 13
花子。
SPUR ME宣伝ツイートで八万字超えとか書いてしまったんですけど普通に数え間違いでした。すみません。6月に出したいポケパロ再録の書き下ろし短編前編(単体で切りよくはなってます)。SVに触発されて書いた日和とジュンの出会い編。
???の日和とジュンが勝負をしかけてきた! 番外編①ここはパルデア地方にある私立アップルアカデミー。世界でも有数の歴史を誇り、全国各地から生徒が集まる名門校である。
そんなアカデミーの一生徒であるジュンは、広いエントランスの端にあるソファに腰掛けて項垂れていた。
ジュンの悩みの種は先週から始まった課外授業、宝探しのことだ。この広大なパルデア地方を自由に冒険して自分だけの宝物をみつける、そんな内容の授業にいまいち積極的になれないまま一週間が過ぎてしまい流石のジュンも焦りを覚えているのだが……ジュンが積極的になれない理由こそ正にその『自由に』という点だ。
これまでジュンは、元ジムリーダーでありアイドルでもあった父親の夢を半ば無理やり引き継がせられ、アイドルトレーナーのトップに登り詰めろ、ポケモンチャンピオンに、それが叶わなくともポケモンリーグ公認の四天王かジムリーダーにはなれ、と道を決められ強制されてきたのだ。突然自由にやれと放り出されても……と途方に暮れているのだった。
11210そんなアカデミーの一生徒であるジュンは、広いエントランスの端にあるソファに腰掛けて項垂れていた。
ジュンの悩みの種は先週から始まった課外授業、宝探しのことだ。この広大なパルデア地方を自由に冒険して自分だけの宝物をみつける、そんな内容の授業にいまいち積極的になれないまま一週間が過ぎてしまい流石のジュンも焦りを覚えているのだが……ジュンが積極的になれない理由こそ正にその『自由に』という点だ。
これまでジュンは、元ジムリーダーでありアイドルでもあった父親の夢を半ば無理やり引き継がせられ、アイドルトレーナーのトップに登り詰めろ、ポケモンチャンピオンに、それが叶わなくともポケモンリーグ公認の四天王かジムリーダーにはなれ、と道を決められ強制されてきたのだ。突然自由にやれと放り出されても……と途方に暮れているのだった。