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    motong

    DONE堆堆
    没人知道是否真的发生过的初遇的故事
    【司レオ】la vie en rose少有的空缺时光于朱樱司而言,与其说是放松的闲暇,他倒更宁愿当做生活中的冗余来处理。
    离平时的下课时间还差了大半个小时,残阳便也不像往常一般已经沉在了远处穿插着树影的水平面下,还昏昏地半挂着。朱樱司眯着眼往建筑群中正给落日空出一片余地,好让他看清了荡着碎金似的波光的人工渠那处望,心说自己以前似乎从来不知道原来还有这样的地方。上一次因提早离开了才艺课而误打误撞闯进仿佛异世界的一幕幕又不受自身意愿控制地在脑海中冒了泡,他像是要掩饰窘迫般捏了捏鼻翼,又心知肚明周身并不存在会注意到自己而上来探寻自身思绪的人。
    稍微的茫然。
    这一次决然不会再因为什么奇异的指引而去往他处。司机刚刚发了消息说还有十来分钟就能到,而等到回家的时候便仍旧在与平时相差无几的时候做相差无几的事,不觉得无聊,也未曾有过同龄人可能会存在的抗拒,朱樱司心说他与那些人最大的不同大概在于他的确有背负更多的骄傲而非推脱的心思,或者说是尽自己应尽之事本就理所应当。秒针就那样慢慢地划出弧度,预计直到自己离开,那还似被托举在水面上的夕阳也不会完全落下,朱樱司无意识地伸手抚过身旁修建整齐的矮灌木,没什么揪一把叶子打发时间的欲望,眼睛又向那水面望去,也不知无风的平面为什么总像是叠起了皱褶,自己印象中也的确从未见过能完整映射于水中而不浮动着的光斑,因为实际上太阳还是在蠕动着下沉而水底也同样藏着暗流吗?
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    かがり

    MOURNINGネタとして「秘する〜」に吸収されちゃったけど、単話として書いてた時のオチ部分がわりと気に入ってたので供養。
    時系列はズ!!軸なこと以外ではわやわやしてる。

    同室メンバーの関係性が詳しく分かる前とかに書いてた気がする。
    本当にズ!の月永レオくんが逆先夏目くんに向けていた若干キツめのあの感じなんだったんだろうな……とあれはあれとして新鮮で良かったな……のフュージョンです。
    赤い頭ふたつ:司レオ?「スオ、」

     姿を見かけた後輩に声を掛けようとして、喉に音が引っかかる。何故かと言えば、よくよく見ると鮮烈な赤が、同じくらいの高さに2つ並んでいたから。
     どうにも最近、ESビル内でもそんな光景をよく見かける気がする。同じ事務所に所属するユニットリーダー同士、仲が良いのは何らおかしくはない。そう、思うのだけれど。

    「やぁ、騎士さま。どっちに声を掛けるべきか迷っちゃったのかナ?」

     最初から気がついていた、とばかりに向かって右側の赤が振り向いた。「レオさん?」と一拍遅れて振り向いたのは左側の赤だ。

     煽るように言う向かって右側のそいつは、同じ事務所であるところのニューディメンション所属、Switchのリーダー、逆先夏目。夢ノ咲学院の抗争期に出会ったことも影響してか、あまり互いの心象は良くない。
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    かがり

    DONEぷらいべったー引っ越し(2021.11.27)
    第1回Webオンリーで展示していた、花を贈る司くんの話です。

    (2023.6.25再録発行に伴い微修正)
    左の胸に咲く花:司レオ 鮮やかな蘇芳色をなびかせる彼は、どうしても「それ」と対称的だと思った。





    「レオさん、どうぞ」
     落ち着いた声と共に差し出されたのは、透明な包装と控えめなリボンに彩られた一輪の薔薇。
     歳下のその男は、両手で丁重に支えるそれを、相も変わらずそっと手渡す。
     平日のアンサンブルスクエアでは、せかせかと動き回る人の流れが尽きることはない。それでも、レッスン室が立ち並ぶこの廊下は、時間が早いせいなのか、ひっそりとした静寂に包まれている。
     何気なく呼び止められたかと思えば、スマートな所作で渡されたそれを、受け取らない理由がレオには無かった。
     包装のフィルムから覗き込んだその花弁は、一枚一枚がどれも瑞々しく美しい。司のことだから、きっと相応にきちんとした店舗で購入した生花に違いない。「ありがとな!」と微笑みながら、レオはいつも、少しだけ不思議に思っている。何故なら、差し出されるその薔薇はいつだって、彼の燃えるような情熱とは相対するような、深く静かな青色をしていたから。
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