芦緖(あしお)
MAIKINGだいぶ前にTwitterでした死神ボブの話。ボブはマーヴの魂回収を任されたエリート死神。ハンボブになる予定、だけど続くかも未定な感じ。
誰も知らない、君を知らない ピート・“マーヴェリック”ミッチェルという人間は光り輝いていた。輝いているといってもその光は人間に見えるわけではない。死神たちにだけ見える、いわば生命力のようなものだ。
よくあんな輝いている人間が死神のリストに載っているものだと、ボブはポップコーンを頬張りながら考えていた。
現に彼は何度も死神の手を逃れここまで生き抜いている。不死身、という言葉がぴったりの人間だが、自分の評価のためにも魂を回収しなければならない。出世には興味がないが、降格して仕事が辛くなるのは望むところではなかった。
マーヴェリックを眺めながらまたポップコーンを口に運ぶ。現世の食べ物は美味しい。天界では腹が空かないのでこうして食事を楽しむのは仕事の時だけの特権だ。死神という仕事の唯一の楽しみかもしれない。
910よくあんな輝いている人間が死神のリストに載っているものだと、ボブはポップコーンを頬張りながら考えていた。
現に彼は何度も死神の手を逃れここまで生き抜いている。不死身、という言葉がぴったりの人間だが、自分の評価のためにも魂を回収しなければならない。出世には興味がないが、降格して仕事が辛くなるのは望むところではなかった。
マーヴェリックを眺めながらまたポップコーンを口に運ぶ。現世の食べ物は美味しい。天界では腹が空かないのでこうして食事を楽しむのは仕事の時だけの特権だ。死神という仕事の唯一の楽しみかもしれない。
toumo2
PROGRESS★☆TGM中心、冒頭から★☆トランスフォーマー(映画)⇔トップガンマーヴェリック
2010年あたりTF世界⇔2020年辺りTGM世界
で時空を超えたクロスオーバーです
とんでもない長さになりそう&これだいじょうぶなのかとチキンハートは震えながら混沌とした書き散らしのまま
ええい!と投げた‥
※修正しました
pass:取扱い作品の略称2つ続けて(全部小文字で5文字) 15013
ボンゴ
DONEレカペ3開催おめでとうございます!バニーちゃんを描こうとしたのに
パン屋さんになりました。
ネップリも登録してみました。
大きいサイズで印刷してくれたら
嬉しいです✌
※こちらは登録期限が切れました。
印刷してくださった皆様ありがとうございました。
amane24063618
DONEやっと本が出来ました!若ルスハン女装AU本です!ラストはちゃんと大人ルスハンがくっつきます。ねつ造設定満載なので苦手な方はご注意ください。捏造姉とかいます。
boothにて受注販売します。良ければお立ち寄りください。 7
そらの
DONEそこそこあぶ空1210展示マヴェフェニ
どうか生き急がないで
速さとは反比例に風が鋭く体を打つ。言葉のまままるで風を切るようにマーヴェリックはバイクを駆る。そのバックシートでマーヴェリックの背にしがみついているのはフェニックスだ。彼とタンデムする時はいつも必死だ。速度超過なんて言葉ですまないくらいのスピードで彼は行く。さすがに目的地に着く頃になるとそれは収まるがそれでも早い。到着するといつも、少し疲れている。ぷは、と息を吐きながらヘルメットをとるなりフェニックスは言った。
「貴方何に乗ってもスピードを出しますよね」
「そうかな?」
「そうですよ。戦闘機に乗ってもバイクに乗っても」
それと最新鋭機でも。彼がマッハ10に挑んで成功したことを、秘密だと言いながらもルースターが教えてくれた。そしてその後機体が空中分解したことも。それにはさすがにフェニックスも驚いた。よく生還できたものだと。生還していなければ今という時間もなかったことを思えば心底良かったと思った。
822「貴方何に乗ってもスピードを出しますよね」
「そうかな?」
「そうですよ。戦闘機に乗ってもバイクに乗っても」
それと最新鋭機でも。彼がマッハ10に挑んで成功したことを、秘密だと言いながらもルースターが教えてくれた。そしてその後機体が空中分解したことも。それにはさすがにフェニックスも驚いた。よく生還できたものだと。生還していなければ今という時間もなかったことを思えば心底良かったと思った。
そらの
DONEそこそこあぶ空1210展示マヴェフェニ
今日はどうしても帰りたくない
たとえ陽が落ちても陽が傾きかけていく。もう少しで薄暗くなるだろう。そしてそろそろこの場を去らなければならないのをフェニックスは残念に思っていた。いつも半ば押しかけ気味にここを訪れているが、マーヴェリックはいつも快く受け入れてくれた。それが嬉しくて、次もまた、と欲張るのだ。昼間よりも涼しい風が吹く。それがまた今日の別れを急かしているようで小憎たらしく思った。
「……そろそろ」
「帰るのかい?」
そういうマーヴェリックの顔も残念そうに見えるのは、そう思いたいだけだからだろうか。フェニックスは尚更帰りたくなくなった。押しかけるとはいえ、その機会はそうそう多くは無い。日が登りかけ、日が落ちる前までのその時しかいられない場合がほとんどだ。陽は完全に落ちかけ暗くなりつつある。自分を置いて勝手に沈んでいく太陽を、フェニックスは憎んだ。
887「……そろそろ」
「帰るのかい?」
そういうマーヴェリックの顔も残念そうに見えるのは、そう思いたいだけだからだろうか。フェニックスは尚更帰りたくなくなった。押しかけるとはいえ、その機会はそうそう多くは無い。日が登りかけ、日が落ちる前までのその時しかいられない場合がほとんどだ。陽は完全に落ちかけ暗くなりつつある。自分を置いて勝手に沈んでいく太陽を、フェニックスは憎んだ。
そらの
DONEそこそこあぶ空1210展示ルスボブ
毎夜見たくない夢を見る
君の夢はもう見ないセックスをしている。甘い声を上げて続きを強請るボブを宥めて、ゆるゆると快感を貪る。早くイかせて、と啜り泣くそれを無視して己だけの快感だけを追えばボブは本格的に泣き始めた。虐めるのは好きじゃない。仕方なしに望むものを与えればボブは呆気なく果てた。けれど全てを終えた時、残るものと言えば虚しさだけだった。
甘く、優しく抱く時もあれば手荒く抱いてしまう時もある。しかし全てに共通するのは、やはり残るのは虚しさだけだ、ということだった。
それは全て夢だからだ。なぜそんな夢を見るのかは知っている。ボブのことを意識し、それが恋心だと自覚して、数日の後から毎晩ボブを抱く夢を見るようになった。それが願望から来るものだとはすぐに気がついたがどうしようもなかった。想いが募れば夢を見、夢を見ればさらに想いは募る。自分からすれば悪循環だった。さらに現実において、ボブの顔もまともに見られなくなり、それもまた頭を酷く悩ませた。
4886甘く、優しく抱く時もあれば手荒く抱いてしまう時もある。しかし全てに共通するのは、やはり残るのは虚しさだけだ、ということだった。
それは全て夢だからだ。なぜそんな夢を見るのかは知っている。ボブのことを意識し、それが恋心だと自覚して、数日の後から毎晩ボブを抱く夢を見るようになった。それが願望から来るものだとはすぐに気がついたがどうしようもなかった。想いが募れば夢を見、夢を見ればさらに想いは募る。自分からすれば悪循環だった。さらに現実において、ボブの顔もまともに見られなくなり、それもまた頭を酷く悩ませた。
そらの
DONEそこそこあぶ空1210展示マヴェフェニ
呼ぶのならいつだって、
あなたが呼ぶのなら貴方が呼ぶのならいつでも会いに行く。それがただの気まぐれで本心ではなかったとしても。それほどまでするくらいには、私は彼を愛していると言える。見返りは望まない。好きでやることだから。だからどうか、そんな寂しそうな、悲しそうな顔をしないでほしい。
「こんにちは」
「よくきたね」
「あなたが呼んだんでしょう」
「あぁ、そうだったね」
多少なりと予定はあったがプライベートのことだったので捨ておいた。私からもよく訪れるが、呼ばれるとなると少し訳が違う。そんな時の彼は、疲れていたり、落ち込んでいたりする時が多かったからだ。もちろん、何も無い時がないわけではない。むしろそちらの方が多いが、メッセージの文面から察することができるので、そんな時はすぐに駆けつけるように、している。
2373「こんにちは」
「よくきたね」
「あなたが呼んだんでしょう」
「あぁ、そうだったね」
多少なりと予定はあったがプライベートのことだったので捨ておいた。私からもよく訪れるが、呼ばれるとなると少し訳が違う。そんな時の彼は、疲れていたり、落ち込んでいたりする時が多かったからだ。もちろん、何も無い時がないわけではない。むしろそちらの方が多いが、メッセージの文面から察することができるので、そんな時はすぐに駆けつけるように、している。
そらの
DONEそこそこあぶ空1210展示マヴェフェニ
離れても、暖かい
暖かい冬冬が来た。寒くて静かな、冬が。フェニックスは別段冬が嫌いでも、けれど好きでもなかった。ただ寒い日が続く。それだけだった。自分のバックシーターは寒がりなようで、早々に厚着をし、マフラーも手袋もつけているのをよく見かけた。何もそこまで、とは思ったが得手不得手には個人差があるので何も言わない。マーヴェリックはどうだろうか。一人ずつが二人になって初めての冬だった。今度彼の元へ赴く時に、聞いてみようとフェニックスは思った。
どんよりとした薄曇り、寒さはいっそう強まっていた。フェニックスはマーヴェリックの元を訪れた。なんだかんだと身体があかず、最後に会ったのは秋の終わりだった。そろそろ寒くなってくるね、と話していたのを覚えている。夏は得意だ、と言っていたマーヴェリックの冬は、どんなものなのだろう。
1535どんよりとした薄曇り、寒さはいっそう強まっていた。フェニックスはマーヴェリックの元を訪れた。なんだかんだと身体があかず、最後に会ったのは秋の終わりだった。そろそろ寒くなってくるね、と話していたのを覚えている。夏は得意だ、と言っていたマーヴェリックの冬は、どんなものなのだろう。
そらの
DONEそこそこあぶ空1210展示マヴェフェニ
どうしてもそこに目が……
(フェニの胸がでかいといいという妄想の元の話です……)
そこ。今日のマーヴェリックはなんかよそよそしい。自分は何かしただろうか、とフェニックスは考え込むがそのような理由は思いつかなかった。
「ピート、なんで今日はよそよそしいんです?都合が悪いなら帰りますけど」
「そんなことはないよ。帰らないでくれ」
「……目を逸らしてますね。言いたいことでもあるんですか」
今日は朝からマーヴェリックはフェニックスの目を見ていない。少し上を見上げてどこか違うところを見ているようだ。やはりなにか都合が悪いようだ。
「やっぱり帰りますね」
こんな状態では真面目に話もできないだろう。誰だってそういう時はある。それはマーヴェリックにも。だからまぁ、タイミングが悪かったとフェニックスは思い、荷物を抱えて格納庫を後にしようとする。
3194「ピート、なんで今日はよそよそしいんです?都合が悪いなら帰りますけど」
「そんなことはないよ。帰らないでくれ」
「……目を逸らしてますね。言いたいことでもあるんですか」
今日は朝からマーヴェリックはフェニックスの目を見ていない。少し上を見上げてどこか違うところを見ているようだ。やはりなにか都合が悪いようだ。
「やっぱり帰りますね」
こんな状態では真面目に話もできないだろう。誰だってそういう時はある。それはマーヴェリックにも。だからまぁ、タイミングが悪かったとフェニックスは思い、荷物を抱えて格納庫を後にしようとする。
そらの
DONEそこそこあぶ空1210展示ルスボブ
だんだんと寒くなってきたから
冬の始まりと暖かい手空は既に冬空へと移り代わっていた。風も吹きすさぶ中、ボブとブラッドリーは家路を急いでいた。こんなに遅くなるとは思っていなかった。ちょっと寄り道をしていたら空はもう暗くなりかけていた。ボブはそれでも気にせず軽やかに歩き、ブラッドリーはそんなボブに合わせて歩いている。帰り着くにはまだ時間がかかりそうだ。
「今日は寒いね」
「そうだな」
ふたりして吐く息は白い。日が暮れてきているからだろう、気温が徐々に下がっているらしくブラッドリーは思わず身震いした。手が悴む。仕方なしにジャケットの両ポケットにぞんざいに手を突っ込む。何もしないよりはマシだ。ボブはと言えばふわふわの手袋をしていた。いつの間に、と思ったがボブは寒がりなので以前から用意していたのだろう。ポケットに手を入れていても温まることはなくブラッドリーはしきりに手を動かしていた。
1902「今日は寒いね」
「そうだな」
ふたりして吐く息は白い。日が暮れてきているからだろう、気温が徐々に下がっているらしくブラッドリーは思わず身震いした。手が悴む。仕方なしにジャケットの両ポケットにぞんざいに手を突っ込む。何もしないよりはマシだ。ボブはと言えばふわふわの手袋をしていた。いつの間に、と思ったがボブは寒がりなので以前から用意していたのだろう。ポケットに手を入れていても温まることはなくブラッドリーはしきりに手を動かしていた。
そらの
DONEそこそこあぶ空1210展示ルスボブ
ごめん、こっちにも事情があって、
無理!「ボブ、お前が好きだ。付き合ってくれ」
「えっ……ごめん、無理!ごめんねっ!」
「えっ」
「……ということがあって」
机に肘をつき、手を組んで顎を乗せるどこかのおじさんポーズのままルースターが話しかけているのはフェニックス。呆れ顔でルースターをみている。
「なんで私に言うのよ」
「おまえボブの相方だろ。よくわかるかと思って」
「だからといって全部わかるわけじゃない」
フェニックスの態度は投げやりだ。それはそうだろう。ある意味惚気話を聞いている気分だ。成立してはいないけれど。それにフェニックスも暇では無い。呼び出されて何かと思ったらこんなこと。今すぐ帰りたい。
「そもそもなにが無理なんだ。YesでもNoでもなく。割と傷ついた」
4286「えっ……ごめん、無理!ごめんねっ!」
「えっ」
「……ということがあって」
机に肘をつき、手を組んで顎を乗せるどこかのおじさんポーズのままルースターが話しかけているのはフェニックス。呆れ顔でルースターをみている。
「なんで私に言うのよ」
「おまえボブの相方だろ。よくわかるかと思って」
「だからといって全部わかるわけじゃない」
フェニックスの態度は投げやりだ。それはそうだろう。ある意味惚気話を聞いている気分だ。成立してはいないけれど。それにフェニックスも暇では無い。呼び出されて何かと思ったらこんなこと。今すぐ帰りたい。
「そもそもなにが無理なんだ。YesでもNoでもなく。割と傷ついた」
MASAKI_N
DONETGMルスハン成立後ボブとハンでボーイズトーク
ボーイズトーク いつも通り誰にも気にされないまま、目立たない位置でナッツをつまみながらサイダーを飲んでいる。
ジュークボックスから定番の陽気な曲が流れ始め、飲み始めたばかりの客たちが徐々に声量を上げていく。
ボブは酒に酔いこそしないものの、自分が話をしなくても適度に騒がしい中でぼんやりするのが好きだ。
不意に影ができたと思ったら、見慣れた顔に見下ろされていた。
「ボブ、ちょっと来い」
ハングマンことジェイク・セレシン。
いつも完璧で優秀で絶好調な男は、整った顔でぼそりとそう言った。
「何?いじめ?明日でもいい?」
今日は気が向いた仲間が適当にハードデックに集まる曜日で、ボブはフェニックスをここで待つのが恒例だった。
5193ジュークボックスから定番の陽気な曲が流れ始め、飲み始めたばかりの客たちが徐々に声量を上げていく。
ボブは酒に酔いこそしないものの、自分が話をしなくても適度に騒がしい中でぼんやりするのが好きだ。
不意に影ができたと思ったら、見慣れた顔に見下ろされていた。
「ボブ、ちょっと来い」
ハングマンことジェイク・セレシン。
いつも完璧で優秀で絶好調な男は、整った顔でぼそりとそう言った。
「何?いじめ?明日でもいい?」
今日は気が向いた仲間が適当にハードデックに集まる曜日で、ボブはフェニックスをここで待つのが恒例だった。
chakokuroaji
DONEイベント会場で見れないみたいなのでこちらにもあげます💦笑ってはいけないTGMです
オールキャラギャグ漫画です!
ルースターがはっちゃけてます!
うっすらハン→ボブ、ルス→ボブ描写があります!
よろしくお願い致します🙏✨ 9
MASAKI_N
DONETGMルスハン片想い編視線 ハードデックの洗礼をフルコースで食らった男をつまみ出し戻った店内は、ルースターを呼ぶ声の余韻で、まだ浮わついている。
ルースターから視線をそらしたら、親友コヨーテに様子をうかがわれていた。ビールを飲みながら目を合わせると、心配そうに囁かれる。
「そろそろ出るか?」
「……まだいい」
コヨーテとは新人の頃、ネオナチ思想の奴らに絡まれた際に一緒に切り抜けたのを機に、仲良くなった。コヨーテへの人種差別と、ハングマンがバイセクシャルであることで、標的にされたのだ。
コヨーテはハングマンより少し若い。集中し過ぎて油断することはあるが、努力家だし優秀で、いいやつだ。二人とも成績優秀で、ルックスが良かったのも目を付けられた要因だった。軍人になるくらい健康ならそれなりに整うものだが、十代後半から二十代前半の内はまだあどけなさが残り、元々かわいらしい顔立ちの二人はよくそれをからかわれ、不快な思いをしていた。
4270ルースターから視線をそらしたら、親友コヨーテに様子をうかがわれていた。ビールを飲みながら目を合わせると、心配そうに囁かれる。
「そろそろ出るか?」
「……まだいい」
コヨーテとは新人の頃、ネオナチ思想の奴らに絡まれた際に一緒に切り抜けたのを機に、仲良くなった。コヨーテへの人種差別と、ハングマンがバイセクシャルであることで、標的にされたのだ。
コヨーテはハングマンより少し若い。集中し過ぎて油断することはあるが、努力家だし優秀で、いいやつだ。二人とも成績優秀で、ルックスが良かったのも目を付けられた要因だった。軍人になるくらい健康ならそれなりに整うものだが、十代後半から二十代前半の内はまだあどけなさが残り、元々かわいらしい顔立ちの二人はよくそれをからかわれ、不快な思いをしていた。
芦緖(あしお)
DONE出遅れ過ぎたグレパ誕のハンボブ小話(付き合ってる)ハングマン自分の誕生日とかあんま気にしてなさそう。
実際は任務前だけど創作の世界では何でもありですよね!
救世主に祝福を ハングマンは自分のことに関して無頓着なことが多い。周りからどう思われても構わないというあの性格もそうだが、軍人としてのジェイク・「ハングマン」・セレシンという部分以外は基本的に自分に興味がないように思える。
ボブと付き合いだしてからは興味の対象に恋人枠ができたが、ボブのことは色々と聞いてくるのに自分のことに関してはほとんど語らない。語るほどの興味がないのだ。だからボブがハングマンの誕生日を知ったのは、本当に偶然だった。
「おや、ハングマンの誕生日明日なんだね」
任務の報告書をまとめていたマーヴェリックが広げていた書類を集めながら声を上げた。集められたメンバーのプロフィールにでも目が留まったのだろう。
1849ボブと付き合いだしてからは興味の対象に恋人枠ができたが、ボブのことは色々と聞いてくるのに自分のことに関してはほとんど語らない。語るほどの興味がないのだ。だからボブがハングマンの誕生日を知ったのは、本当に偶然だった。
「おや、ハングマンの誕生日明日なんだね」
任務の報告書をまとめていたマーヴェリックが広げていた書類を集めながら声を上げた。集められたメンバーのプロフィールにでも目が留まったのだろう。
芦緖(あしお)
DONEマーヴェリック・イーサン双子設定話②前回の続き。前回はイーサン視点が多かったので今回はマーヴ側メイン。自分的にはマーヴが兄。そこらへんの解釈はTwitterにあげたりしてます。
映画版と小説版の設定と自分の解釈をごちゃ混ぜにしています。
イーサンと話しながら、マーヴェリックは昔母親と一緒に墓地に行ったことを思い出していた。たくさん並ぶ墓石の中にあった『バーニー・ミッチェル』と書かれた小さな墓に花を手向けに行ったことを。
「ピート、ここにはあなたの弟がいるの」
「弟?」
「そう、双子の弟。生まれてすぐ空に上がってしまったけれど」
「じゃあ父さんを空の上から探してくれてるかな」
「……そうね。あの人の子供だもの、きっと上手に飛びながら探してるわ」
父親が行方不明になって引きこもりがちだった母親が珍しく外に出ようとマーヴェリックを連れて訪れた場所が墓地だった。弟がいたこと、そしてすぐに亡くなったことは驚きだったが、それ以上にその時は父親が飛行機に乗って消えたことがまだ信じられなくて、弟の存在はすんなり受けていれてしまった。
1311「ピート、ここにはあなたの弟がいるの」
「弟?」
「そう、双子の弟。生まれてすぐ空に上がってしまったけれど」
「じゃあ父さんを空の上から探してくれてるかな」
「……そうね。あの人の子供だもの、きっと上手に飛びながら探してるわ」
父親が行方不明になって引きこもりがちだった母親が珍しく外に出ようとマーヴェリックを連れて訪れた場所が墓地だった。弟がいたこと、そしてすぐに亡くなったことは驚きだったが、それ以上にその時は父親が飛行機に乗って消えたことがまだ信じられなくて、弟の存在はすんなり受けていれてしまった。
芦緖(あしお)
DONE前回書いたハングマンとボブの話(マヴェ達帰還直後の話)の続き。今回はハン側の視点で。ハンボブの民ですが、まだまだそこに至るまでの道が長い。
※ポイピクの話をもとに書いた「それは雫のように」はオンイベなどで頒布してます!
それは雫のように ほっとした瞬間、ハングマンの視界がぐらついた。周囲の音が聞こえなくなって、代わりに自分の鼓動だけが耳に大きく響いて、今いるこの場が現実なのか分からなくなった。
本当に自分は二人を救えたのか? もう手遅れで、何もできず自分も撃墜されて死ぬ間際に都合のいい夢を見ているんじゃないか? そんな疑問がハングマンの思考を支配する。
そのうち歓喜に湧くデッキにいるのが耐えられなくなり、悟られないように人混みを抜けた。一人になると少し冷静になって、現実と悪夢の区別がつくようになってくる。それでも身体の震えが止まらなかった。
ハングマンにとってこんなことは初めてだった。危険な任務はこれまでもあったしパイロットとして命の危機に瀕したこともあった。きっと今までのハングマンであればこんな状態にはならなかっただろう。しかしマーヴェリックに教えられる中で知ってしまった。パイロットとしての生き様だけでなく、チームが、仲間がどういうものなのか。そしてそれを失う恐怖も。
1319本当に自分は二人を救えたのか? もう手遅れで、何もできず自分も撃墜されて死ぬ間際に都合のいい夢を見ているんじゃないか? そんな疑問がハングマンの思考を支配する。
そのうち歓喜に湧くデッキにいるのが耐えられなくなり、悟られないように人混みを抜けた。一人になると少し冷静になって、現実と悪夢の区別がつくようになってくる。それでも身体の震えが止まらなかった。
ハングマンにとってこんなことは初めてだった。危険な任務はこれまでもあったしパイロットとして命の危機に瀕したこともあった。きっと今までのハングマンであればこんな状態にはならなかっただろう。しかしマーヴェリックに教えられる中で知ってしまった。パイロットとしての生き様だけでなく、チームが、仲間がどういうものなのか。そしてそれを失う恐怖も。
nonoji_2ji
DONEルスハンマヴェのスリーサム🐓🥴🐺すぐ出て行こうとする🐺と🥴に怒る🐓
ルスマヴェ、ルスハン、ハンマヴェハンの順に色が強いと思います
幸せを願う話 今、俺は気が立っている。ついさっき、任務のために発つマーヴと少し揉めたからだ。マーヴは仕事の前には決まって、自分に何かあっても俺とジェイクが困らないように色々準備してあるという旨の説明をする。金や土地のこと、マスタングやバイク等の持ち物について、自分のいない世界のことをあれこれ指図してくるのだ。三人で暮らし始めた頃は「そんなこと言うなよ」とか「心配しなくても俺達は大丈夫だよ」と答えていたが、二ヶ月前にも聞いたことをそっくり繰り返すものだから、苛ついた俺はつい口を挟んでしまった。
「あんた、何度も同じことを言ってるけど老化か?」
大変に失礼な発言だった。当然これにマーヴが怒り、「僕は君達の未来を思って言ってるんだ」とがなるから、俺はまたもやつい「勝手に思うな」と言い返してしまった。
5639「あんた、何度も同じことを言ってるけど老化か?」
大変に失礼な発言だった。当然これにマーヴが怒り、「僕は君達の未来を思って言ってるんだ」とがなるから、俺はまたもやつい「勝手に思うな」と言い返してしまった。
芦緖(あしお)
DONEハン+ボブ小話。マーヴとルースターの帰還後の話。二人が恋に落ちたきっかけみたいなイメージ。
マーヴェリックとルースターが乗ったF−14が着艦し大勢のクルーが歓喜に湧くなか、ボブはすっと物陰に消えて行くハングマンに気づいた。
先程までルースターと握手を交わし自分達とも帰還の喜びを分かち合っていたのに、周囲に何も言わず消えていく姿が妙に気になってその後を追いかけた。機材に囲まれて死角になっている場所にハングマンの後ろ姿を見つけて、ボブは声をかける。
「……よぉ、ベイビーじゃねぇか。救世主にまだ礼がしたりないのか?」
ハングマンはいつもの表情に、いつもの言い回しをしながらボブの方に振り返った。けれどボブは見逃さなかった。後ろに回された彼の手が小さく震えていたことを。
「おい、どうした? 俺が凄すぎて言葉もでな」
1276先程までルースターと握手を交わし自分達とも帰還の喜びを分かち合っていたのに、周囲に何も言わず消えていく姿が妙に気になってその後を追いかけた。機材に囲まれて死角になっている場所にハングマンの後ろ姿を見つけて、ボブは声をかける。
「……よぉ、ベイビーじゃねぇか。救世主にまだ礼がしたりないのか?」
ハングマンはいつもの表情に、いつもの言い回しをしながらボブの方に振り返った。けれどボブは見逃さなかった。後ろに回された彼の手が小さく震えていたことを。
「おい、どうした? 俺が凄すぎて言葉もでな」
芦緖(あしお)
DONE今後、こんなの書きたいなぁと思っているイーサン・マーヴェリック双子設定小説。その出だしみたいなの。イーベン設定でもあるし、マヴェとルスはルスの片想いって感じで、ヤングガンズも出る。さまマルさんで展示しようとしてたけど終了時間を間違えて展示しそこねたので、こちらに載せておきます。 4
みつお
DONE10月のオンイベで展示したアイサイです※性描写がありますので、18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください
※急いで仕上げたので諸々省略してます(主に毛)
※あぶ空で頒布する新刊にはこちらの漫画に加筆修正したもの+描き下ろし4Pを収録しています
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お馴染みの数字
あぶ空開催日(初日) 24
ぱちさん。
TRAINING真のらくがきというかちょっとだけTGM練習・ルースとマヴェ。おトムさん難し過ぎん?
・チョロ毛のサイクロン。
笑わせたらハン味が醸しでたのでムッツリさせました。
とにかくハンサム難しい!! 3
Suika_Kakuri
DOODLE🌪受けアンソロ様に🪄🌪小説でお邪魔しました。個人的"働く男にして欲しいすけべシチュぜんぶ!"な甘々セッする🪄🌪を目指してます。よろしくお願いします🤲
※画像は寄稿作品2Pめ抜粋です。