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    テキスト

    じろう

    MAIKINGテキスト投稿もできるんだぁ…とやってみた1.成長してポケモンカメラマンになったゴウくんと

    最初から、この道に進もうとしていたわけじゃなかった。

    10歳の時に任命された、研究所所属のリサーチフェロー。そこで支給されたスマホロトムで、沢山の景色やポケモンたちを撮ってきた。そのうちだんだん写真に興味が出てきて、お小遣いを貯めたり、バイトをしたりして15歳の時に初めてちゃんとしたカメラを手に入れた。
    その頃にもまだ俺はリサーチフェローで、変わったことといえば、いつも一緒にいた相棒がいなくなった事だけだった。
    俺がカメラを手に入れた時と同じ時期に、あいつは夢を手に入れ、そしてどこかに行ってしまった。
    ひとつ所に留まらないあいつのことだ。
    きっとまた肩に黄色い相棒を乗せて、どこか遠くを旅しているんだろう。
    しばらくの間はざわついていたマスコミたちも、1年を過ぎる頃には別の話題に持ちきりになり、たった1年で行方の分からなくなったポケモンマスターの話は、誰もしなくなっていった。

    ****

    「ゴウ、久しぶり」
    俺は夢でも見ているんだろうか。
    ドアを開けた先にいたのは、俺の記憶のままのサトシで。服装は変わっていても、顔も身体も、肩に乗る 754

    asounanao

    REHABILIお誕生日リチャ正。SSやFBの内容にちょっとだけ触れています。
    テキスト載せられるの知らなかったのでちょっとお試しに。
    頬をすべる指の感触に、微睡んでいた意識がゆっくりと浮上する。きのう銀色の天使をなぞっていたのと同じくらいか、それ以上に優しい手つきだ。目を開けてしまえば、きっとその手が止まってしまう。それが惜しくて、そのまま寝た振りをしていると、ふっと耳に吐息を吹き込まれた。びくりと跳ねた身体に、リチャードがくつりと笑った。
    「起こしてしまいましたね」
    「お前に起こされると、得した気分になるから嬉しいよ」
    リチャードの香りに包まれていると、つい寝坊してしまう。というより、隣のぬくもりを手放したくなくてベッドの中でぐずぐずしてしまうのが現状だ。
    「また、おかしなことを」
    頬を撫でていた手が、頭を撫でた。梳くほどの長さのない少し硬めの髪は、すぐにリチャードの指から逃げていく。
    「……きのうの話。優しさがサンタクロースになれるっていうやつ」
    「はい」
    「前に俺のところに来てくれたサンタも、優しさのかたまりだったなって思い出した」
    「……左様ですか」
    顔を上げてじっと見つめると、深い青とは微妙に視線が合わなかった。きっと、照れ隠しのようなものだろう。ふふっと笑いが込み上げてきた。溢れた幸せが、音になった感じだ 1021

    inaeta108

    MAIKING『はらがへっては』(仮)
    キラ白(未満)に仲良くごはんを食べて欲しい話
    テキスト投稿お試し
    ■一食目 ラーメン
    「はあ、」
    好中球U-1146番は形の良い唇から深いため息をひとつこぼした。鼻梁にふわりと影がかかり印象的な黒の瞳が物憂げに瞬く。
    といっても別に道ならぬ恋に苦しんでいるわけでも、世界の行末に思いを馳せているわけでもない。ただ単に、そう、はらがへっているのである。


    これには事情があった。シンプルで深刻なそれは、好中球にとって正に死活問題だった。ここのところ雑菌の侵入が著しく少ないのだ。特に1146番がいるこの咽頭や鼻腔付近への侵入量は減少の一途を辿っている。好中球の主食は菌であり、副食も主菜も菌である。その菌が足りない。対して好中球は大量にいる。これすなわち食糧難の一言に尽きる。これまで菌が少ないなんてことはなかったので当然備蓄もされていない。地産地消、即日消費の体制は各所から日々潤沢な供給があることを前提としたシステムだった。
    かくして好中球達は空腹を堪えながら全身を巡り、数少ない雑菌の侵入をいまかいまかと待ちかまえているのである。1146番もそのうちの一体だった。


    「おっつかれー!!」
    お茶を手にしたいつものスタイルでゆったりとパトロールする1146番の背後から耳に馴染んだ 5477

    ラッキー

    MEMOFE風花雪月*前のユリレス漫画 https://poipiku.com/2520/1808320.html のとき、まとまらなすぎて自分用に小説書いてから漫画化したんだけどその時のテキストが出てきたので。
    自分用かつ真面目に書く気がなかったのでゆるゆるです…
    後編のテキストもあるんだけどこれよりもっとひどいので出す気はないです…
    ----------------------------------
    ――なんとなく、夜明けは嫌いだ。
    (うわ、夜が明けちまった。今日は時間かかったもんな……)
     背後から差した明かりを振り返り、ユーリスは嘆息した。
     しょぼしょぼする目をこすりながら、洗いたての太陽が差し込む寮一階の前を歩いていく。眠気と疲労で足先が重い。何せ昨日の宵に修道院を発ち、今やっと帰ってきたところなのだ。
    (今夜行った貴族の領地は遠かったから、行って帰ってくるだけで疲れたな……もう一日余裕があったら助かったが、明日は課題があるから外せねえんだよな……ああ、早く帰って休みてえ……)
     心の中で愚痴を並べながら、ユーリスはアビスの入り口に目を向けた。その視界に入り込んだ異物に眉をひそめる。疲れで幻を見たかと思わず目を擦ったが、どうやら現実らしい。
     アビスの入り口は実は寮の隅にあり、そして寮の一番端の部屋は、我らが学級の教師に割り当てられている。
     その教師が自室の扉に寄りかかって座り、そこに眠っていたのだ。
     ユーリスは、なぜかどっと疲れが噴き出すのを感じた。
    (……なんでこの先生は外で寝てるんだよ……自室使用禁止令でも出されたのか?まさかな)
     ――この教師のことは、よくわか 1488

    oshake_gohan

    DOODLEテキストベータ版ができたのでなんちゃってSSもどき。にょたゆりDJです。現パロ(JKディと社会人ジョの年の差百合)。つづくかもしれないしつづかないかもしれない。適当。遅い!遅すぎる!このディオがわざわざマンションまで来てやってる(合鍵使って入った)というのに待たせるとはどういうことだ!『残業してから帰るね』とチャットが来て以来待ちぼうけだぞ!休日前の貴重な夜なのに…クソッ!さみし……さ、寂しいなど思っていない!思っていないぞ!!
    「ただいま〜…」
    帰ってきた!小言の一つや二つ、ぶつけてやろうじゃあないかッ!
    「ジョ〜ジョ〜…!随分と遅かったじゃあないか。このディオがどれだけ待ったと思っているんだ?ン?」
    「ディオ…」
    「なっ…!?」
    涙…!なぜこいつは泣いている!?お、俺が泣かせたのか…!?まだ嫌味も何も言っていないぞ…!
    「もう仕事嫌だよ〜…。上司には怒鳴られるし先輩にはセクハラされるし……それに残業でディオと会える時間が少なくなっちゃうのが……悲しいよ〜〜!うわ〜〜〜ん!!」
    「んぶ!」
    む、胸!胸で圧死する!身長差を考えろマヌケェ!…と言いたいところだが精神的にかなり疲弊しているようだな…。どれ、このディオが貴様の疲れを癒やしてやろうじゃあないかッ!
    「ジョジョ」
    「んえ…?」
    「ほら、ここ」
    さあ!俺の魅惑の唇にキスするがいい!そうしたら舌 952

    hiz_tb

    DOODLE餞別りんごの日の全然デキてない惚れてすらない門→梶の超短文。あとポイピクさんテキスト投稿出来るようになってたから使ってみたかった主人の帰りを今か今かと待ちわび、人気がすれば慌てて出迎え尻尾を振る。
     そして愛する主人が貶されたと思えば牙を剥き、キャンキャンとやかましく吠える。
     その様子がまるで飼い慣らされた犬のようだと思ったが、そう言えば以前に会った際も、この梶隆臣という男は嘘喰いの言い付けをきちんと守り、見事に斥候としての役目を果たしたのだったと思い出す。
     まるで、はどうやら不要のようだ。これは失敬。
     久々に会った梶はその時と何ら変わらず、嘘喰いの名前を出すと二つ返事で卍の貼られたこの地へ乗り込んできた。
     今回の勝負では確実に死者が出る。
     嘘喰い本人であろうがその協力者であろうが、この中で繰り広げられる賭郎勝負に負ければそれはそのまま己の死を意味する。
     梶自身もそう気付いているだろうに。
     それでも鼻息荒くゴシュジンサマの役に立とうとする健気で哀れな忠犬に、せめてもの餞別として嘘喰いの居場所と林檎をひとつ、くれてやった。
     華々しく散れとは言わない。しかし私が付いている以上、幾ら忠犬と言えど犬死にと呼べるようなものは見せてくれるなという願いを込めて。 476

    mfmf_kmt

    DONE杏千は『どちらかが相手を拘束しないと出られない部屋』に入ってしまいました。60分以内に実行してください。

    過去作品だけど、ポイピクでテキスト(小説)も載せられるのに気付いたので、試しに。
    「兄上…ここは?」

    「うむ…鬼の血鬼術…の中の様だな!!」

    珍しく非番の杏寿郎は弟の千寿郎を連れ、隊士内で話題となっていたうどん屋へ行く途中、街中であるにも関わらず鬼と遭遇してしまい、直ぐ様首を斬り落としたものの鬼の最期の力で血鬼術に閉じ込められてしまった

    「柱として、兄として、弟を巻き込むとは、穴があったら入りたい!!」

    「兄上、千は大丈夫ですので、何もそこまで仰らなくても…。それにしても奇妙な血鬼術ですね」

    「あぁ、俺もこの様なのは初めて経験した。結界…と言う奴か。成程な、この力が有れば街中に隠れてたとしても見付けることは難しい!!」

    一見しただけで冷静に状況分析をする杏寿郎を見て「流石は兄上です」と見蕩れる千寿郎。

    「扉も…窓も見当たらぬか。千寿郎、少し下がってなさい」

    「はい!」

    兄に言われ部屋の端まで行く千寿郎。それを見て己の日輪刀を抜き、近くの壁へ技を放つも傷ひとつ付かない。

    「…ふぅ、無理だな!」

    「兄上、矢張りあの壁に書かれてるような事をしないと出れないのでしょうか…」

    ちらりと天井近くに掲げられてる【どちらかが相手を拘束しないと出られない部屋】 951

    u_te

    PROGRESS今日は予定があるので早めにあげ。
    文は構成悩んでるので本に入れるかどうかわからない部分だけど冒頭のところです。
    (ポイピクくんテキスト投稿できるようになったんだなぁ……)
    梅雨の頃だ。瑛二は小学校に上がりたてで、俺は中学を進級して2ヶ月ほど経った。俺は10歳を超えた辺りから芸能活動を始めており、仕事にレッスンにと授業を休むことも多かったため、進級してクラス替えがあったものの、自分のクラスだという実感はなかった。登校してもクラスメイトは遠巻きに見るばかりで近寄っては来ない。特にそれを悲しいとか寂しいと感じたことはない。ここは、俺の場所ではないと知っていたからだ。
    学校にいるくらいなら早く帰りたい。瑛二は一年生だ。まだ午後の授業はないから、帰れば笑顔で迎えてくれる。今日はレッスンもないから、瑛二の歌を聞いて、学校でのできごとを聞いて……。

    「おにいちゃん! おかえりなさい!」
    「ただいま」
    瑛二は小学校に上がって、「にぃに」から「お兄ちゃん」と呼ぶようになった。別に「にぃに」でも構わないぞ、と言うと恥ずかしそうにやだ、赤ちゃんみたいだもん、なんて頬をふくらませるから可愛らしい。
    玄関の錠を開け、中に入ると、小さな足で駆け寄ってくる。靴を脱ぐよりも先に、その愛しい存在を抱きとめるため、しゃがんで手を広げる。ポスッと軽い音がして、胸に飛び込んできた。少しのミル 893

    ゆうりん

    DONE【セブンスヘブン】

    バンドパロのようなザクレノ。
    出てきませんがルードとティファもバンドメンバーです。
    テキスト投稿お試し。
    サポートメンバーとして活動していたレノのベース演奏に惹かれたザックスに「一緒にバンド組もうぜ!」と誘われ、最初は断っていたものの、レノがサポート参加するライヴ全てに通い詰めて終演後には必ず出待ちしてライヴの感想を述べてから、バンド勧誘をしてくるザックスに根負けしたレノはバンド結成に承諾して今に至る。
    メンバーをあと2人募って4人編成のバンドが結成された。

    『セブンスヘブン』メンバー
    ボーカル&ギター担当ザックス
    ボーカル&コーラス&ベース担当レノ
    ドラム担当ルード
    キーボード&コーラス担当ティファ


    ~~~~~~~~~~~


    バンド結成してライヴ演奏の実力を認められて、定期的に開催できるようになってきた頃。曲作りのためにザックスの家に来ていたレノにテンション高めなザックスが声を掛ける。

    「俺のアーティスト名、イイの思いついた!」
    「…一応、訊いてやるぞ、と。」

    なんとなく嫌な予感がしたが、訊かないと面倒くさい事になるのも分かりきっていたので、溜息を吐いて先を促した。

    「アーティスト名は…『ZACK69(シックスナイン)』だ!かっこいいだろ?」

    そう来たか~!レノは片手で顔 1642

    はいびす

    MOURNINGテキスト版お試し上げ
    DomSubみすかず本でページの都合削った天馬との密会場所。
    一応こんな設定だった的なやつ。
    「ここー?」
    「た、たぶん?」
     テンテンからオレ達だけに話があると連絡が来たのはそれから数日後だった。
     すみーと2人で来るよう呼び出されたのは高級クラブの入口のような場所だった。
     重厚な扉に黒ずくめにサングラスのガードマンらしきひとがいて、とてもじゃないけど近寄れない。
     実際何人か追い払われて入店お断りされたのも見た。
    「やべー……ドレスコードとかいる系じゃんこれ」
     テンテンはそれぞれLIMEで送った画像を見せれば大丈夫だって言ってるけど。
     せめてそれっぽい服に着替えてから行った方がよくない?
     なのに待ちきれなかったのかすみーがてこてこ店の方に行ってしまった。
    「ちょっ! すみー!」
    「すみませーん」
     慌てて追いかけると、ガードマンがオレ達の方を見た。
    「当店に何か御用でしょうか」
     ドスの聞いた声で威圧をかけてくるガードマン。
    「あ、えっと……」
     オレがどう切りだそうかと考えているとすみーが自分のスマホを見せた。
    「お願いしまーす」
     スマホを受け取ったガードマンがスマホに向けて何かをかざした。
     ぴーっという音がなり、ガードマンはすみーのスマホを胸の内側にしまった 1427

    アキラ

    MOURNINGテキスト投稿テスト分かれ道にて


    「右よ!」
    「いいや、左だね」

     分かれ道の真ん中で、少女と少年が向き合い、言い争っていた。
     少女は目尻がややつり上がった大きな目を更につり上げ、細い腰に両手を当て、聞き分けのない子供に言い聞かせようとでもするように身を乗り出す。
     顎の線でふっつりと切った華やかな濃い金髪がふわふわと巻き上がって横に広がり耳を覆っているが、尖った耳朶の先がちょんと髪から突き出ていた。

    「いーい、ミー坊。ワタシはミー坊のママがそのまたママのお腹にもいなかった時からこの世界にいいるのよ。黙ってお姉さんの言うことを聞きなさい」
    「ミー坊っていうな! ミーミルだっていってんだろ! だいたいクランベリの言うことで正しかったことなんて今まで1回でもあったかよ!」

     言い返すのはそろそろ青年になりつつある年頃の少年だった。やや細身ながらも健康に成長した体は将来性を感じるが、今の時点では少女より少しだけ上背が勝る程度で、明るいさらさらした栗色の髪や大きめのヘイゼルの目がなるほど「坊」と言いたくなる雰囲気を作っていた。
     少女は若草色の瞳を細くし、顎を上げて少年を見下ろすように体を反らす。

    2905

    oki

    DOODLEたにしちゃんちの将門さんは苦労が絶えない!#⃣8(テキスト)

    たにしちゃんがクリユニやめようかなんて言うから…。
    ――知ってる。
    彼がどこにいるか。――

    昨晩降り続いた雨も上がり、今朝は天気がいい。
    朝日が差し込む廊下は明るく、窓の桟に付いた水滴が光を反射してきらきらと輝いていた。

    城の端に位置するこの場所は大広間付近とは違い静かだ。
    私がここへ向かう時はルルもナナも付いてこない。
    外から微かに兵士たちの声がする。
    窓から声のする方へ視線を向けながら、廊下を進む。

    遠くに兵士たちと一緒に走っているレオニダスが見える。相変わらずだ。

    廊下の突き当りに位置する扉の前で立ち止まると、そっとドアノブに手をかけた。

    ――知ってる。
    この扉を開けたら彼がどんな顔をするか。――

    ノブを回し、少しだけ力を入れて扉を押すと、ギっと鈍い音を立てて木製の扉が開いた。
    古ぼけたインクと紙のにおいを含んだ独特な空気が顔にかかる。
    手元を見ていた顔を上げると、本棚に囲まれ、脚立に腰を掛けている人影が見える。
    人物に焦点を合わせると、彼と目があった。
    私の姿を認めて、彼は切れ長の目をさらに細めて微笑む。

    ――知ってる。
    口を開いた彼がなんて言うか。――

    「あぁ。おはよう。ずいぶんと早いね。」
    やさしい落ち着いた 1561

    あまとう

    PAST2019年に、いい夫婦の日にちなんで書いたミクスレ話(エンディング後)。
    ポイピクにテキスト投稿機能があるって知ったので、お試しで…
    【Sharing one’s lot with another】

    遺跡を巡る旅の途中。
    街の教会の前を通りかかった時、ふと立ち止まったスレイは何かを凝視しながら不思議そうにたずねた。

    「ミクリオ?あれ何?」

    そう問われ視線の先を見やると、そこには純白のドレスとタキシードをまとった若い夫婦。多くの参列者達に祝福され、花びらのシャワーの中を笑顔で歩く二人は幸せそのものだ。

    「あぁ…あれは結婚式だよ。」
    「へえ!今の結婚式はあんなに華やかなんだな。まるで戴冠式みたいだ。」
    「そうか。君が知ってる災厄の時代の頃は、もっと質素だったね。」

    スレイが驚くのも無理はない。
    彼が眠っていたこの数百年の間に、文明のレベルはずいぶんと上がっていた。
    それに伴って、人間と天族の生活スタイルも大きく変わり、こういう行事ごとも時代と共に多様化していたのだ。

    そこだけ別世界のような華やかな雰囲気に、好奇心たっぷりのキラキラした目で魅入るスレイ。
    そんな彼を微笑ましく横目に見ながら、ミクリオは冗談めかしにこんなことを口にした。

    「そういえば、スレイは……結婚したいとは思わないのか?」
    「え?なに?急に 1170

    as_a_hir

    MAIKING基本各CPは別軸として書いているのだけど、どれかのCPに寄せなかった場合、現時点での各オペがどんな感じになるのか考えてみたやつ(兼テキストでの投稿テスト)
    ※SSではない
    ■シルバーアッシュ
    スタートダッシュで入職し、そこから今日に至るまで毎日博に「変わりはないか」と囁きかけてくる顔のいい大きな猫さん。博との距離がとても近いけどナチュラルに受け入れられている。周りからは博のことを心配したり怒ったりでネガティブな感情を向けられることもあるけど、それもどこ吹く風といった様子。
    博としては、この男は楽しそうに不穏なことを言うなあとかあんまり戦いたくはないなぁとか思ってはいるけどあまり真剣に危機感を持っていたりはしない。
    その気になればすぐにでも博を手に入れられるんだろうなと思う。けど今のところ積極的に働きかける様子はない。妹やイェラグの問題が解決したらその時は、という感じかもしれない。

    ところで、毎日秘書として働いてくれているこの状況、もはやロドスに彼自身の業務拠点を持っているとしか思えない。午後の逸話で通い婚が明らかになったけどそれはそれ。博とカランド組しか知らない彼の私室があるんだよたぶんきっと。

    ほぼ全ての編成で1枠目に選ばれているけれど、博はその対価として何を支払っているのかたまに疑問に思ってしまう。
    スキル1やスキル2やスキル3で大体の問題を解決 1521

    444yomotu

    TRAINING1日800文字のやつ。今日のが結構気に入ったのでテキストをアップするとどうなるかのテストと、マイタグのテストを兼ねて。
    ブ主だけどブラウンがいない。うちのピアスはおくちがわるい。
    上杉は目立つ。
     学校のあちこちに出没するが、彼がどこにいてもすぐ気が付けてしまうほどに。奴の言動の全てがやかましいとは、南条の言葉だ。

     今も廊下の向こう側から、でっひゃっひゃ! と馬鹿笑いが響いてくる。どうせあの角を曲がった先に奴がいるのだろう、と視線をやった。
    「まーた見てら」
     呆れきったマークの声が俺の背にぶつけられる。振り返り、何が、と吐き捨てる。
    「ほんとあいつのこと好きだよなー」
    「だから。別にそういうんじゃなくて。上杉がうるさいから」
    「キレんなよ」
     先ほどまで呆れきっていたマークの顔は、ニンマリと笑っていた。クソ、こいつ俺のことからかってやがる。
     不愉快さを隠さず、廊下に背を預けて腕を組み、じとりとマークを睨む。だが、彼は「おおこわ」なんて言いながらも肩を竦めるだけだ。効いちゃいない。
    「お前がしつこいからだろ」
    「オマエがブラウンに毎日毎日毎回毎っ回反応すっからだろー。飽きねえもんかね」
    「うるさい。あいつが目立つから」
    「でもよ、わざわざあいつの方見ることあるか?」
    「……」
     見ない理由もあるか? と返そうとし、いやいや、見ないのが普通だと言葉を飲み込む 1220

    hebotsukai

    MOURNINGテキスト投稿テスト。ちとせさんと教習所。「私の教官さんはどこ? ひょっとして……あなた? 」
    「君が黒埼ちとせさんなら、そうだよ」
     漫画の世界から飛び出して来たような少女ーーそれが生徒の第一印象だった。
    「良かった♪『あなただったら良いな』って思ってたから。あなたは?」
    「はいはい、こちらこそ。白井です。よろしくね」
     冗談めかして笑う彼女へ無愛想に返しながら、白井は「はて?」と首を傾げる。フリルの付いたワンピース姿から自然に“少女”と認識したが、この季節にこの場を訪れる女性は、大抵“少女”と呼べる年齢ではないのだから。
    「……はいっ、じゃあ周囲の安全確認してから乗車してくだっさい」
    「はーい♪」
     生徒は少女のように声を弾ませながら、乗車の準備を始める。
    「京安ドライビングスクール」の文字列が印字された安価なハイブリットカーと彼女のツーショットは不釣り合いで、フィクションと日常がない交ぜになった夢を見ているような気分になった。
    「準備出来たよ」
     イメージに反してちとせは乗車前の周囲と車体の確認と座席周りのポジショニングをつつがなくこなし、早々にハンドルを握っていた。
    「随分慣れてるね」
    「予習したもの。それに撮影でも、 2062

    kanki2k

    MEMOテキスト投稿テスト(本文はダミー文章作成より)吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。
    何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。
    この書生というのは時々我々を捕えて煮て食うという話である。しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。
    ただ彼の掌に載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである。
    掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間というものの見始であろう。この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。
    第一毛をもって装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるで薬缶だ。その後猫にもだいぶ逢ったがこんな片輪には一度も出会わした事がない。のみならず顔の真中があまりに突起している。そうしてその穴の中から時々ぷうぷうと煙を吹く。どうも咽せぽくて実に弱った。これが人間の飲む煙草というものである事はようやくこの頃知った。吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。
    何でも薄暗いじめじめした所 800

    onionion8

    REHABILIポイピクのテキストってどんなかなっていうテスト。短いし会話もないですが気持ちR18なケイアキです。先生に抱かれながらぐだぐだ考えてるアキレウスくんの話。他人に身体を許すこと。自分が自分であることをすっかり忘れてしまうこと。その心地よさをアキレウスに新たに教えた男。それがケイローンという男だった。
     もう幾度となく肌を重ねてきているが、いまだにふたりの関係はふわふわとしたままのようにアキレウスは思っている。恋人と、呼びたいならば呼べばいい。それもきっと悪くない。ケイローンはその関係を否定したりはしないだろう。微笑んで、いつものようにキスをして、そうして行きつく先はベッドの上で、またあの快楽をずっぷり身体に刻まれる。揺さぶられるまま喘ぐ声には何度も「好き」という言葉が混じって甘く溶ける。
     恋人だから、こんなこともするのだと、アキレウスはそう理解し行為を受け入れた。そうでなければ男同士で挿入を伴う性交をわざわざしたがる理由がない。女とは違う筋肉質で重い身体、可愛らしくもない低い声、何より準備に手間ばかりかかる男を知らなかった穴。
     よくこんな相手を抱こうと思い、実際抱けるものだと感心しないでもなかったが、ケイローンはいつも楽しそうだった。もう触れてないところなどないのでは、と思うほど執拗に肌を撫でる指。触れられるたびに性感を煽られ身悶える 3014

    seaside_seasaid

    TRAINING[うつくしいけもの]
    文の練習に通勤電車でちまちま打ってたやつ
    123が誘拐事件に巻き込まれる話。
    ふんわり肉体改造表現あり。勿論ひふどです。
    すごく途中だけどテキスト機能使ってみたかったので上げます。出来上がるかわからんけど出来上がったら漫画にしたい
    新宿中央病院。カーテン揺らめく白い病室には嗅ぎ慣れた消毒液の匂いが漂っている。

    前にもここで立ち尽くしていたことがある。まさかまたこんなことになってしまうとは…不甲斐ないにも程がある…。

    白いベッドに横たわり、長い睫毛を輝かせ眠る姿はどこかの王子様のようで、不謹慎にも綺麗だと思ってしまう。

    「一二三くん、よく眠っているね。」
    「せ、んせい」

    やわらかいすみれ色が視界を覆う。一緒にチームを組んでくださっている神宮寺寂雷先生。
    “今回の事件”で再び俺たちを救ってくださった仏の様な方だ。もう全く頭をあげられない。

    話の本筋、事件とは俺の同居人兼幼馴染の伊弉冉一二三が1ヶ月間行方不明となっていた事だ。
    三日前、たまたま残業を免れ一二三の出勤前に帰れた俺はシンジュクで5本指に入る絶品夕飯を振る舞われそれはもう一生分の幸せを使い切ってしまったんじゃないかってほど満たされた心と体で出勤するひふみを送り出したのだった。
    同居と言っても、お互い生活リズムが合わなくすれ違う生活を送っていたため一二三が居なくなったと気づいたのは次の日一二三が出勤してこないと連絡してきたホストクラブオーナーからの電 2586