ロマンス
iro_rrx
DONE12/26ブロマンスwebオンリー「シュガーポットの魔法2」展示物でした!反応やメッセージありがとうございました。
2周年スト後のアーサーとカインの話。お互いがお互いについて考える話。
主従とは?仲間とは?友人とは?それとも別の関係性?ect…
ぐるぐる考えながら描いたお話となります。よろしくお願いします。 12
シン/今年もプロメア見れる嬉しい
TRAINING #GlLo_1draw1write_延長決戦ワンドロお題【雪】
ウィンターバケーション…ロマンスの神様が頭の中でぐるぐるまわります。
時間かけられなくて30分ドロ!
chin__ana5
DONE10年越しのロマンスを(ある日、仕事から帰ると玄関先にハイエナが座り込んでいました)
後日談
爽やかな朝に大好きな君 泥沼の底から這い出てくるように、心地良い空間から意識がふわふわと浮かび上がる。最近、連勤続きでゆっくり休めていなかったせいか、その睡眠不足を埋めるように深く眠っていたようだ。それに、彼女と同じタイミングでベッドに潜り込むのも久しぶりで、それはそれは熱い夜を過ごしたから、その幸せのおかげもあるのかも……。
「ししっ……」
まだ覚醒してない意識の中で、昨晩の彼女の可愛らしい姿を思い出すのはめちゃくちゃ健康にいい。頭の中でも簡単に思い出す事が出来る、あの子の声や味、それに手のひらに吸い付く肌の感触。
『も……っ、だめっ』
何度も艶やかな声で紡がれた言葉に何かを返した記憶はあるけれど、何と言ったかは覚えていない。ただ、彼女の言葉を口で塞いで気持ちいいところを突いて舐めて……。あー……、思い出しただけで顔がにやける。しかも、なんと今日は二人とも休み。そんなの、朝からする事なんて決まってるでしょ。
5785「ししっ……」
まだ覚醒してない意識の中で、昨晩の彼女の可愛らしい姿を思い出すのはめちゃくちゃ健康にいい。頭の中でも簡単に思い出す事が出来る、あの子の声や味、それに手のひらに吸い付く肌の感触。
『も……っ、だめっ』
何度も艶やかな声で紡がれた言葉に何かを返した記憶はあるけれど、何と言ったかは覚えていない。ただ、彼女の言葉を口で塞いで気持ちいいところを突いて舐めて……。あー……、思い出しただけで顔がにやける。しかも、なんと今日は二人とも休み。そんなの、朝からする事なんて決まってるでしょ。
rani_noab
PROGRESSブロマンス本進捗。どこまで出すか悩むな。ていくん(?)とタルの戦闘シーン楽しいです。
「こんな風に行方不明になるのなら、あまり時間がないようにも思えるね」
改めて事件についてお互いの情報を確認した後、タルタリヤは言った。
「誘拐として考えるのであれば、そうだろうな」
「まさか自発的に出て行ったってことはないと思うけど、確かに荒らされた痕跡はないね。可能性としては有り得るかな」
タルタリヤは念のため鍾離と室内を調べ、今回の件に関係する情報が何も残されていないことを確認する。
「犯人への糸が途切れたわけだけど、まとめるって言ってたってことは、口頭で伝えるにはまどろっこしい情報があったって話だ。他の稼業人に聞けば何かしらの情報が出てくるとは思うけど」
とりあえず、この家から出て別のところで相談をしようとタルタリヤは家の外へと出る。
8138改めて事件についてお互いの情報を確認した後、タルタリヤは言った。
「誘拐として考えるのであれば、そうだろうな」
「まさか自発的に出て行ったってことはないと思うけど、確かに荒らされた痕跡はないね。可能性としては有り得るかな」
タルタリヤは念のため鍾離と室内を調べ、今回の件に関係する情報が何も残されていないことを確認する。
「犯人への糸が途切れたわけだけど、まとめるって言ってたってことは、口頭で伝えるにはまどろっこしい情報があったって話だ。他の稼業人に聞けば何かしらの情報が出てくるとは思うけど」
とりあえず、この家から出て別のところで相談をしようとタルタリヤは家の外へと出る。
そらからぽいぽい
DONE不死川さんの誕生日によせた、彼と伊黒さんとの、風蛇ブロマンス(友情)漫画です。解釈と願望と妄想を含みます。心の広い方向け。原作・FB準拠の人間関係、流血/欠損/死の描写があります。
柱稽古~最終/決戦までを舞台に、その幕間での、お互いのお互いへの想いを描きました。
幕間ですので、場面が次々に変わります。柱稽古以降は基本的に悲惨なシーンの連続です。展開等、飛び飛びながら原作通りの進行です。 24
imo_blgr
SPUR ME1/16ビリグレwebオンリー「はじめての恋びと」にて頒布予定の新刊の冒頭です。尻叩きも兼ねて少しの間公開いたします。(不穏なはじまりで実際このあとの本編も暗めのシリアスブロマンスですが、ちゃんとハピエンでしっかりビリグレです!)
※本文は今後加筆修正する可能性があります。
幼い頃、風船を膨らませるのが苦手だった。たんに肺活量がなかったのか、それとも吹き込み方に難があったのかは定かでない。年端もいかない少年にしては比較的なんでもこなしていた我が子に意外な弱点があることが嬉しかったのか、父親が珍しく気が抜けたように笑っていたのを憶えている。ビリーは風船が苦手なんだな。いまにして思えば、あれは自分のせいで子供らしからぬ子供で在ることを強いてしまったと後ろめたく思う父が、ほんの一瞬でもビリーの『子供らしさ』を垣間見たことへの安堵だった。ただそれを、つい額面通りに受け取ってしまったことで猛練習の末に克服してしまったのだけれど。
薄くてあまい膜を体外に膨張させるその行為は、まるで息吹を吸い取られているようだと思う。風船を膨らませることも、それを模した菓子に命を吹き込むことも。いつしかまばたきの如く容易なものとなった。ほんとうは、幼い頃とは違う理由で風船が苦手なのは変わらないのだけれど、直接口をつけて息吹をとじこめずとも膨らませられる方法を手に入れた。つまらない大人になろうとしていることは自覚している。
2972幼い頃、風船を膨らませるのが苦手だった。たんに肺活量がなかったのか、それとも吹き込み方に難があったのかは定かでない。年端もいかない少年にしては比較的なんでもこなしていた我が子に意外な弱点があることが嬉しかったのか、父親が珍しく気が抜けたように笑っていたのを憶えている。ビリーは風船が苦手なんだな。いまにして思えば、あれは自分のせいで子供らしからぬ子供で在ることを強いてしまったと後ろめたく思う父が、ほんの一瞬でもビリーの『子供らしさ』を垣間見たことへの安堵だった。ただそれを、つい額面通りに受け取ってしまったことで猛練習の末に克服してしまったのだけれど。
薄くてあまい膜を体外に膨張させるその行為は、まるで息吹を吸い取られているようだと思う。風船を膨らませることも、それを模した菓子に命を吹き込むことも。いつしかまばたきの如く容易なものとなった。ほんとうは、幼い頃とは違う理由で風船が苦手なのは変わらないのだけれど、直接口をつけて息吹をとじこめずとも膨らませられる方法を手に入れた。つまらない大人になろうとしていることは自覚している。
rani_noab
PROGRESS鍾離先生とタルタリヤのブロマンス事件簿。導入。めっちゃ面白そうじゃない?
「公子」タルタリヤは璃月で悪名高き男だ。
岩王帝君の暗殺に関わったとされ、帝君の死が陰謀ではなかったことが明らかになってなお、その疑惑は根深い。
あのオセルの復活に加担し、璃月を壊滅させようとしたのは事実でもあるため、タルタリヤは璃月の人々の冷たい視線も特に気になどしていなかった。
そもそもが闘争を望む人間だ。安寧と真逆の人生を送っている。
嫌われ者であるならば、より好敵手にも出逢えるだろうと期待をしているのだが、あの事件以来、タルタリヤのもとに舞い込んでくるのは、タルタリヤに預けられた北国銀行の事務仕事とつまらない取り立てばかりである。
先の事件が刺激的だっただけに、この落差が耐えがたく、タルタリヤは仕事に区切りをつけては街の外の魔物を相手にしてきたり、芝居を見に行ってみたり、釣りに出かけてみたり、果ては秘境を荒らしてきたりと真剣に気晴らしを試してみたのだが、どうにも退屈から逃れられずにいた。
13356岩王帝君の暗殺に関わったとされ、帝君の死が陰謀ではなかったことが明らかになってなお、その疑惑は根深い。
あのオセルの復活に加担し、璃月を壊滅させようとしたのは事実でもあるため、タルタリヤは璃月の人々の冷たい視線も特に気になどしていなかった。
そもそもが闘争を望む人間だ。安寧と真逆の人生を送っている。
嫌われ者であるならば、より好敵手にも出逢えるだろうと期待をしているのだが、あの事件以来、タルタリヤのもとに舞い込んでくるのは、タルタリヤに預けられた北国銀行の事務仕事とつまらない取り立てばかりである。
先の事件が刺激的だっただけに、この落差が耐えがたく、タルタリヤは仕事に区切りをつけては街の外の魔物を相手にしてきたり、芝居を見に行ってみたり、釣りに出かけてみたり、果ては秘境を荒らしてきたりと真剣に気晴らしを試してみたのだが、どうにも退屈から逃れられずにいた。
らいと
MOURNING呟いた双子ネタを書こうとしたけどボツったブロマンス、カプ要素はない、重い
ぶつ切りしてる
創造「なあスノウ」
「なんじゃホワイト」
我の周りをくるくると回りながら楽しげに笑っているホワイト、何が楽しいのか何も分からないがホワイトが幸せならそれで良い。名前を呼ぶ度にくすくすと笑い我の手を握り2人でくるくる回っている、2人で何をしているんだが不思議でたまらない、この行為になんの意味があるのか検討もつかないが暇なのでホワイトの余興にでも付き合ってやろうとダンスを踊るようにステップを踏んだ。
「なあスノウ」
「なんじゃホワイト」
「孤独は良いものか?」
一瞬で場の空気が凍りつく、何故それを今更問うのか、何故聞こうと思ったのか、何故、何故、何故
我はその場で立ち尽くした、ホワイトは未だ我の周りをくるくると周り笑っている。愉快に、ただ愉快に。
1316「なんじゃホワイト」
我の周りをくるくると回りながら楽しげに笑っているホワイト、何が楽しいのか何も分からないがホワイトが幸せならそれで良い。名前を呼ぶ度にくすくすと笑い我の手を握り2人でくるくる回っている、2人で何をしているんだが不思議でたまらない、この行為になんの意味があるのか検討もつかないが暇なのでホワイトの余興にでも付き合ってやろうとダンスを踊るようにステップを踏んだ。
「なあスノウ」
「なんじゃホワイト」
「孤独は良いものか?」
一瞬で場の空気が凍りつく、何故それを今更問うのか、何故聞こうと思ったのか、何故、何故、何故
我はその場で立ち尽くした、ホワイトは未だ我の周りをくるくると周り笑っている。愉快に、ただ愉快に。
rurisakagtn121
PROGRESS大正軸つきまとい四日間後の義炭。「葬りて春」の前日譚。煉獄さんの話をちょっとだけする。ぎゆたんは付き合ってなくてもロマンスなんだよぉ!!!知りたいの理由を 何故あの時、竈門家の者達を救えなかったのが俺だったのだろう。たまたま管轄区域に戻る途中だったからだとか、何かと理由をこじつける事は出来るが、この期に及んで己が無力を思い知らされるのは、あまり良い気分ではない。
俺は無力だった。数えるのも嫌になるほど鬼どもを狩ってきたが、手のひらから取り零してきた命もまた多く、数えきれない。俺の剣に誰かを救う力はないのだと、いつからか気づいてしまった。
竈門炭治郎とその妹、禰豆子を生かしておいた事も、彼らを救ってやったなどとは思えなかった。かつて炭治郎の処分について柱合会議が開かれた折、俺は炎柱の煉獄杏寿郎にこう声をかけられた。
「君は随分、情け深いたちなのだな」
1944俺は無力だった。数えるのも嫌になるほど鬼どもを狩ってきたが、手のひらから取り零してきた命もまた多く、数えきれない。俺の剣に誰かを救う力はないのだと、いつからか気づいてしまった。
竈門炭治郎とその妹、禰豆子を生かしておいた事も、彼らを救ってやったなどとは思えなかった。かつて炭治郎の処分について柱合会議が開かれた折、俺は炎柱の煉獄杏寿郎にこう声をかけられた。
「君は随分、情け深いたちなのだな」
つんこ
INFO2022年2月6日に開催されるドラロナwebオンリー ドラマチックロマンスナンバー4!(https://pictsquare.net/cnitkvizsykv4ju2yep7sajoaixxhpyj)のメインビジュアルを描かせていただきました!本当にありがとうございました!イベント楽しみ…!!無理やり感凄いけどけリボンで若干30年後ドラさんをイメージしてみた🐶
2枚目はただのラフです! 2
しんした
PROGRESS1月インテの新刊予定の進捗リーマン七×お花屋さん灰くんのパロ(灰原くん視点)
支部に上げてる七海視点でさらっと流したところを自分の書きたいように書いてます。ロマンスしてる二人しかいません。
ざっと書いてるだけなのでおかしなところあるかもしれません。
花のある生活 side灰原②*
ただ、名前を交わしただけ。けれど、名前を知る前と後では心理的な距離はかなり変わった気がする。
翌週、灰原は思い切って七海の年齢を聞いてみた。
「え!?同い年!?」
しかも自分の方が誕生日が早いとを知ったあと、灰原は思わず声を上げた。しかし、七海も相当驚いていたようで、切れ長の瞳をまん丸くさせてから小さく息を漏らして笑っていた。
「あれですよね、落ち着いてるっていうか!」
「二十代後半で落ち着いてないほうがどうかと」
「まあ、たしかに」
「……正直、二十二、三だと思ってました」
「うそでしょ!?」
高校の同窓会で毎回「ほんっと変わらないよな」と言われていたが、一種の恒例行事だと思っていた。だが、七海は表情を緩めたまま首を横に振るだけだった。
2556ただ、名前を交わしただけ。けれど、名前を知る前と後では心理的な距離はかなり変わった気がする。
翌週、灰原は思い切って七海の年齢を聞いてみた。
「え!?同い年!?」
しかも自分の方が誕生日が早いとを知ったあと、灰原は思わず声を上げた。しかし、七海も相当驚いていたようで、切れ長の瞳をまん丸くさせてから小さく息を漏らして笑っていた。
「あれですよね、落ち着いてるっていうか!」
「二十代後半で落ち着いてないほうがどうかと」
「まあ、たしかに」
「……正直、二十二、三だと思ってました」
「うそでしょ!?」
高校の同窓会で毎回「ほんっと変わらないよな」と言われていたが、一種の恒例行事だと思っていた。だが、七海は表情を緩めたまま首を横に振るだけだった。
しんした
PROGRESS1月インテの新刊予定の進捗リーマン七×お花屋さん灰くんのパロ(灰原くん視点)
支部に上げてる七海視点でさらっと流したところを自分の書きたいように書いてます。ロマンスしてる二人しかいません。
ざっと書いてるだけなのでおかしなところあるかもしれません。
花のある生活 side灰原①*
これまでの人生の中で、花というものはいつもすぐそばにあった。
母方の実家が古くから生花を取り扱う仕事をしており、家の中にも外にも季節に合わせて花が置かれ、大叔父が営む生花店にも幼い頃から出入りしていた。土曜の早朝に祖父の運転する軽トラックの助手席に乗って生花市場に行くことも、その足でまだ閑散とした商店街へ向かい大叔父の店の前に花の段ボールを積んでいくことも、雄くんのおすすめはあるかと開店直後にやってくる常連客と雑談をしながらショーケースの中にある自分が運んだ花を選ぶことも、当たり前の日常だった。
花はその人の日常にちょっとした彩りをもたらしてくれる。
それに関われる花屋という仕事を自然と好きになっていた。
6252これまでの人生の中で、花というものはいつもすぐそばにあった。
母方の実家が古くから生花を取り扱う仕事をしており、家の中にも外にも季節に合わせて花が置かれ、大叔父が営む生花店にも幼い頃から出入りしていた。土曜の早朝に祖父の運転する軽トラックの助手席に乗って生花市場に行くことも、その足でまだ閑散とした商店街へ向かい大叔父の店の前に花の段ボールを積んでいくことも、雄くんのおすすめはあるかと開店直後にやってくる常連客と雑談をしながらショーケースの中にある自分が運んだ花を選ぶことも、当たり前の日常だった。
花はその人の日常にちょっとした彩りをもたらしてくれる。
それに関われる花屋という仕事を自然と好きになっていた。
tamagobourodane
DOODLEファウストが数十年かかってようやくネロの店を尋ねていく話こうやってのんびり関係を深めて行ったらいくのではないか・・・みたいな妄想
ネロファウネロ/ネファネ(といってもまだデキてないしブロマンス程度)
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カウンターに置いたランプの錆と変色、テーブルの木の小さなささくれ、それから少しだけ鳴り方の鈍くなったベル。どれも彼がここに店を開いたときには気付くことのなかったものだ。確かその時はランプは金色に輝いていたし、テーブルのニスもひとかけらだって剥がれておらず、ドアを開ければすぐにベルは明るい音を立てていた。
丁寧な手入れにも関わらず、店の中のそういった小物たちが年月の経過を静かに訴えているという事実は、もう彼にとってこの店を離れるべき時が来たことを示していた。
ネロはひとつひとつグラスを見分しながら、傷の有無を確かめていた。頭の半分では、小さな傷のあるものを全て捨ててしまったら、一体どれだけのグラスが残るだろうということを考えていて、もう半分ではその日レストランに来た客の会話のことを考えていた。
10891丁寧な手入れにも関わらず、店の中のそういった小物たちが年月の経過を静かに訴えているという事実は、もう彼にとってこの店を離れるべき時が来たことを示していた。
ネロはひとつひとつグラスを見分しながら、傷の有無を確かめていた。頭の半分では、小さな傷のあるものを全て捨ててしまったら、一体どれだけのグラスが残るだろうということを考えていて、もう半分ではその日レストランに来た客の会話のことを考えていた。
まもるくん
MOURNINGAIってすごいっすね!!日向と狛枝のブロマンスが読みたいな〜と思ってたら、モブの生首が出てきたよ。どうしてこうなった。面白いね!!【】部分は自分書いた駄文です。あとはAIのべりすとクン。AIのべりすとクンに頼んだ、日向と狛枝のブロマンス【「クソっ……まさかいきなり急所を狙ってくるとはな…」
日向は自身の腕に刺さったナイフを抜きつつ、街頭に照らされたアスファルトを全速疾走していた。
『日向クンはお人好し過ぎるんだよ。だからボクの忠告も聞かずに無茶をして。キミは……』
狛枝の声が脳内に響く。わかっている、これは幻聴だ。
「狛枝、俺はお前に会いたいんだ……」】
頭で分かっていても口に出さずにはいられなかった。会いたいという気持ちを止めることはできなかったのだ。
この感情だけは、どんなことがあっても捨て去ることはできないだろうと思う。
俺はもう二度と大切な存在を失いたくない。だから絶対に死んでやるもんかと誓ったんだ。そう心に決めていたはずなのに。今こうして死に直面している状況になってすら心残りがあるなんて……。自分の心の弱さに思わず笑ってしまいそうになる。
4139日向は自身の腕に刺さったナイフを抜きつつ、街頭に照らされたアスファルトを全速疾走していた。
『日向クンはお人好し過ぎるんだよ。だからボクの忠告も聞かずに無茶をして。キミは……』
狛枝の声が脳内に響く。わかっている、これは幻聴だ。
「狛枝、俺はお前に会いたいんだ……」】
頭で分かっていても口に出さずにはいられなかった。会いたいという気持ちを止めることはできなかったのだ。
この感情だけは、どんなことがあっても捨て去ることはできないだろうと思う。
俺はもう二度と大切な存在を失いたくない。だから絶対に死んでやるもんかと誓ったんだ。そう心に決めていたはずなのに。今こうして死に直面している状況になってすら心残りがあるなんて……。自分の心の弱さに思わず笑ってしまいそうになる。
soy_uraaka
DONE昨日暁の野営に行った時にふと浮かんだお話。ジンリュのような、ブロマンスのような…友目を覚ますと、俺は空に浮かんでいた。
どうやら俺は死んだらしい。仁の手によって。
裏切り者の頼みだというのに、しっかりととどめを刺してくれたのだな…。
しかし、ここは一体どこなのだろう。てっきり地獄に落とされると思っていたが、辺りを見渡しても、生前となんら景色が変わらなかった。
遠くに櫛寺の五重塔が見える。ということはここは、豊玉か。
仏の情けか、はたまた妖怪の悪戯か。現世にとどまってしまっているみたいだ。
「はぁ…」
はてさて、どうしたものか。
今の俺には為す術もないので、しばらく空を漂っていると、ある一件のあばら家が目に付いた。
外には家主の愛馬らしき白い馬が繋がれている。どうやら人が住んでいるらしい。
少し近づいてみると、穴だらけの屋根から色とりどりの布を見つけた。
1404どうやら俺は死んだらしい。仁の手によって。
裏切り者の頼みだというのに、しっかりととどめを刺してくれたのだな…。
しかし、ここは一体どこなのだろう。てっきり地獄に落とされると思っていたが、辺りを見渡しても、生前となんら景色が変わらなかった。
遠くに櫛寺の五重塔が見える。ということはここは、豊玉か。
仏の情けか、はたまた妖怪の悪戯か。現世にとどまってしまっているみたいだ。
「はぁ…」
はてさて、どうしたものか。
今の俺には為す術もないので、しばらく空を漂っていると、ある一件のあばら家が目に付いた。
外には家主の愛馬らしき白い馬が繋がれている。どうやら人が住んでいるらしい。
少し近づいてみると、穴だらけの屋根から色とりどりの布を見つけた。
rani_noab
PROGRESS鍾+タルブロマンスものの導入を試し書きした。「なんでも、夜になるとりーゅぇの郊外に岩i王帝君の亡霊が出るらしい」
面白そうっていってふぉろわー。
「公子」タルタリヤは北国銀行に誂えてある自分の執務室で溜息をついた。書類は多少、山にはなっているが、仕事は順調だ。何も問題はない。本国からの指令も、取り立てもすべてが上手く行っている。岩王帝君暗殺事件が一応の解決をみせ、安定を取り戻そうとしている璃月において、さらに信用を落としたファデュイを率いてのその仕事ぶりは褒められてしかるべきだろう。だが、タルタリヤにとって何も問題がないことこそが問題だった。
退屈だ。それも非常を冠するような退屈だった。
火種を探せば、この一つの時代が終わりを告げた璃月では容易く見つけられることだろう。だが、この地で商売をしていくにあたって、火をつけて回ることが得策ではないことくらいタルタリヤには分かっていた。
3724退屈だ。それも非常を冠するような退屈だった。
火種を探せば、この一つの時代が終わりを告げた璃月では容易く見つけられることだろう。だが、この地で商売をしていくにあたって、火をつけて回ることが得策ではないことくらいタルタリヤには分かっていた。
mtaro_2106
DONE2021/10/3 ドラマチックロマンスナンバー3!でWER展示した漫画です。当日はたくさん反応いただきありがとうございました😭🙏追記(2021/10/9):これに修正、おまけを追加してTwitterに投稿しました。 18
yyyy_kks
DONE #ドラマチックロマンスナンバー3!読切ドラロナと本編ロナルドくんの話。
こっちは(読まなくても特に問題はない)反転ロナお嬢様が事務所に来た前回のあらすじ👉https://poipiku.com/1602820/4963808.html 14
7575_mako
DONE2021年10月3日ドラマチックロマンスナンバー3!の当日企画参加作品です。内容→「畏怖い吸血鬼」を目指す吸血鬼ロナルド君にドラルク隊長が「クラバットは巻かないの?」と聞いてみるとなにやら訳がありそうで、という話です。
吸ロナ君はドラ隊長のお家に住むようになると思っているし、ドラ隊長の手料理ですくすく成長すると思っている。 6
rani_noab
PROGRESSりーゅぇオールキャラ予定の空君とのバディ夢本導入前編。一章ネタバレ。ふんわりストーリー沿い。すべてのキャラとの友情、もしくはブロマンス。
新刊これで行けって言って。
「うわわわわわ、空!あいつらどんどん数増えてる!」
横を飛ぶパイモンがくるりと後ろを振り向いて、悲鳴を上げるのに空は地を蹴る足を早めた。すでに十分、全力疾走だ。だというのに自分たちを追いかけてくる千岩軍は数を増すばかりで振り切れそうにない。
岩王帝君暗殺の犯人に仕立て上げられた空達だったが、所用あって深夜の璃月に入り込んだところ、警備が厳重になっていたらしく、見張りに見つかってしまったのだった。そもそもほとぼりが覚めるまで璃月に近寄るなと言われればもっともな話だが、冒険者協会に顔を出しておきたかったのだ。それに暗殺は完全な濡れ衣である。何かに巻き込まれていることは確かだが、陰謀渦巻く璃月の全貌は今だ不明瞭で空たちを振り回すばかりだ。
8786横を飛ぶパイモンがくるりと後ろを振り向いて、悲鳴を上げるのに空は地を蹴る足を早めた。すでに十分、全力疾走だ。だというのに自分たちを追いかけてくる千岩軍は数を増すばかりで振り切れそうにない。
岩王帝君暗殺の犯人に仕立て上げられた空達だったが、所用あって深夜の璃月に入り込んだところ、警備が厳重になっていたらしく、見張りに見つかってしまったのだった。そもそもほとぼりが覚めるまで璃月に近寄るなと言われればもっともな話だが、冒険者協会に顔を出しておきたかったのだ。それに暗殺は完全な濡れ衣である。何かに巻き込まれていることは確かだが、陰謀渦巻く璃月の全貌は今だ不明瞭で空たちを振り回すばかりだ。
yahiro_69
DONEお誕生日おめでとうのやつ!! 旅人誕生日ネタ第二弾の義兄弟です左右はなんかわからなくなってしまった ぶろまんす……?
しっとりとしてほろ苦い、酔いつぶれた常連や眠りこけた酔っぱらいを追い出した真夜中のエンジェルズシェアに、皿やグラスを拭いて重ねる音だけが響いている。
戸にはCLOSEDの札をかけ、手伝ってくれていたチャールズにも先に上がってもらったので、今この店にはオーナーであるディルックしかいない。
最後のグラスを磨き終わり戸棚に仕舞ったところで、不意にドアベルが軽やかな音を立てた。
「閉店の札が見えなかったのか? 今日はもう店じまいだ。帰ってくれないか」
ディルックはそちらに一瞥もくれず冷ややかに言い放つ。
姿を見ずともこんな時間に悪びれもせず入ってくる人間が誰かなどわかりきっていた。
「つれないな。あえて誰もいなくなったのを見計らって来たんだから、飲みに来たんじゃないのは分かってるだろう?」
3359戸にはCLOSEDの札をかけ、手伝ってくれていたチャールズにも先に上がってもらったので、今この店にはオーナーであるディルックしかいない。
最後のグラスを磨き終わり戸棚に仕舞ったところで、不意にドアベルが軽やかな音を立てた。
「閉店の札が見えなかったのか? 今日はもう店じまいだ。帰ってくれないか」
ディルックはそちらに一瞥もくれず冷ややかに言い放つ。
姿を見ずともこんな時間に悪びれもせず入ってくる人間が誰かなどわかりきっていた。
「つれないな。あえて誰もいなくなったのを見計らって来たんだから、飲みに来たんじゃないのは分かってるだろう?」
seiya_ingen
SPOILERクトゥルフ神話TRPG「カップルスタンプラリー」レポ絵+自探索者紹介だいぶ前の…やっと載せられた〜!なんてプラトニックなブロマンスなんだ(汗だく)
仲がいいのもあって彼らの周囲が勝手にカップリングにしてたりしてなかったりするんですがみんなはエヴァはじとはじエヴァどっち派?教えてほしい 6
mgkg_ai
SPUR ME【新刊予告】CROSS OUTロサンゼルスからニューヨークまで、車で横断するブロマンス赤安です。ひとまず書けているところまで。文庫サイズで、いつも通り挿絵をちょくちょく挟む本にできたらと思います…
【新刊予告】CROSS OUT「その人の素顔を知りたければ、一緒に旅をするといい」
【 到着 】
ロサンゼルス国際空港トム・ブラッドレーターミナル。世界で7番目に混み合っているらしいこの場所は、途切れる事なく人波が押し寄せては引き返し、巨大な波打ち際の様にも感じられた。
そんな空港の出口付近に赤井は1人、壁に背中を預けて立ってた。ごった返す人混みを抜け何とか日陰を確保したものの、8月の日差しからなる暑さは容赦がなく、首元を次から次へと汗が伝う。乱暴に雫を拭うついでに腕時計に視線を落とす。事前に伝えられたフライト時刻と入国審査、その他諸々を考えるともう間もなく現れるはずだ。
果たして彼は本当に来るのだろうか。
数日前から幾度となく繰り返された問いが、再び頭を擡げる。足元に置いたボストンバッグには、数日分の衣類と必要最低限の日用品、そしていくばくかの本が入っている。荷物を詰める間、寸分たりとも興奮を感じなかったかと問われたら嘘になるが、旅の前夜とはそういうものだと納得させた。これで待ちぼうけを食らった末に、傍のボストンバッグを抱えて家に帰った日には笑いものだが、リアリティがあるのはむしろそちらの方だった。
2377【 到着 】
ロサンゼルス国際空港トム・ブラッドレーターミナル。世界で7番目に混み合っているらしいこの場所は、途切れる事なく人波が押し寄せては引き返し、巨大な波打ち際の様にも感じられた。
そんな空港の出口付近に赤井は1人、壁に背中を預けて立ってた。ごった返す人混みを抜け何とか日陰を確保したものの、8月の日差しからなる暑さは容赦がなく、首元を次から次へと汗が伝う。乱暴に雫を拭うついでに腕時計に視線を落とす。事前に伝えられたフライト時刻と入国審査、その他諸々を考えるともう間もなく現れるはずだ。
果たして彼は本当に来るのだろうか。
数日前から幾度となく繰り返された問いが、再び頭を擡げる。足元に置いたボストンバッグには、数日分の衣類と必要最低限の日用品、そしていくばくかの本が入っている。荷物を詰める間、寸分たりとも興奮を感じなかったかと問われたら嘘になるが、旅の前夜とはそういうものだと納得させた。これで待ちぼうけを食らった末に、傍のボストンバッグを抱えて家に帰った日には笑いものだが、リアリティがあるのはむしろそちらの方だった。
ten_san_dayo_fu
SPUR MEコメディ?さしすがひとりかくれんぼ(してない)でわちゃわちゃ。五夏五っぽい何かにしたい。ブロマンス。途中までさしすでひとりかくれんぼ(してない)高専にはパソコンルームなどというものは無い。補助監督事務室と図書室に誰でも使っていいパソコンが一台ずつ置かれている。補助監督たちは自分のパソコンがあるし、教師陣も職員室に自身のパソコンがあるので、この誰でも使っていいパソコンは主に高専の学生のためのものだ。
ここ最近、夏油は時間ができればそのパソコンに向かっていた。補助監督事務室は基本的に忙しい補助監督たちがバタバタと動き回っていたりあちこちに電話をかけていたりするので、静かな図書室の方によくいる。
任務が終わり寮に夏油が居ないことを確認すると、五条はまっすぐ図書室にやってきた。図書室の角に配置されているパソコンの前に、夏油はやはり、居た。
「傑お前最近パソコンで何してるわけ?」
7356ここ最近、夏油は時間ができればそのパソコンに向かっていた。補助監督事務室は基本的に忙しい補助監督たちがバタバタと動き回っていたりあちこちに電話をかけていたりするので、静かな図書室の方によくいる。
任務が終わり寮に夏油が居ないことを確認すると、五条はまっすぐ図書室にやってきた。図書室の角に配置されているパソコンの前に、夏油はやはり、居た。
「傑お前最近パソコンで何してるわけ?」
RaiTsushima
PAST試験的にオリジナルの近未来SF少女物。ほんのりブロマンス。当たり前は流星群とともに散ってゆく
Pixiv: https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9382289
カクヨム: https://kakuyomu.jp/works/1177354054885444077
連れ去らないで私の……を、 「ごめんね、私レポートがあるんだ」
そういってベテルギウス周辺星人――ベテルギウスからおおよそ三十光年は離れているそうなので、便宜上周辺星人と名乗っている彼女――は私たちの前から足早と駆けて行った。帰る方向は全く一緒なので、必然的にその駆けて行った方向を見るのは自分の帰り道を見ているようだ。自転車やその他のテクノロジーに関して一切合切知識が無いのではないのだろうか、と想うほどに彼女はそういう物に疎(うと)く、今日も結局歩いて帰るらしい。駆けて行ったのだからといっても、そのスピードも持久力も大したことなくて、ヒイヒイいう姿が容易に思い起こさせる。容姿が地球人と何一つ変わったところが見られない点も併せて。
16380そういってベテルギウス周辺星人――ベテルギウスからおおよそ三十光年は離れているそうなので、便宜上周辺星人と名乗っている彼女――は私たちの前から足早と駆けて行った。帰る方向は全く一緒なので、必然的にその駆けて行った方向を見るのは自分の帰り道を見ているようだ。自転車やその他のテクノロジーに関して一切合切知識が無いのではないのだろうか、と想うほどに彼女はそういう物に疎(うと)く、今日も結局歩いて帰るらしい。駆けて行ったのだからといっても、そのスピードも持久力も大したことなくて、ヒイヒイいう姿が容易に思い起こさせる。容姿が地球人と何一つ変わったところが見られない点も併せて。
tmje_kamomairu
DONEカイン+オーエン+晶 SS『久方の光』
パラロイwebオンリー展示小説(Twitter再録)
※ブロマンス風味かもしれない
数十年後の旅立ちの話。上二つとは別の夢の森です。 7