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    片思い

    hiromu_mix

    DOODLEファ切で、10.雨よ、やまないで
    「唇に触れた ワイシャツ 濡れた髪」

    両片思いっぽい二人。
    傘の下には太陽が夕暮れの空が突如増えてきた雲で覆われ、暗くなったと思ったら激しく降り出した雨に、ファットガムは空を見上げて一つ舌打ちをする。
    やっと着なれてきたワイシャツが途端に鬱陶しくなって、ネクタイに指をひっかけ緩めながら、ファットガムは近くのカフェに逃げ込んだ。どこにでもあるチェーンのカフェは、ファットガムと同じように雨から逃れようと入って来た客も多くほとんどの席を埋めてしまっていたが、低脂肪の姿なのでどうにか取れた端っこの、窓際のカウンター席を確保して、ファットガムは一つ息を吐く。雨に当たった時間は僅かだ問うのに、濡れた髪からぽたぽたと雨のしずくが落ちた。
    「ついてへんわぁ」
    水と一緒に差し出された暖かなおしぼりで、雨でぬれた顔を拭けばすっきりする。こんなのオッサン臭いと思うが、まあもうオッサンに片足突っ込んでるので今更か。明日もこの姿で居なければいけないので、アイスコーヒーだけ頼んでファットガムは、激しく雨が打ち付ける窓をぼうっと見つめた。スマートフォンを見れば、着信が一件。その名前に唇が緩む。
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    kokonosetou

    DOODLE・ChatGPT(GPT4)使用
    ・しゅみ視点、夢オチ、ありふれた恋の一人語り(意識なしの両片思い)
    ・狼の表現
    ・しゅみに考え込ませることをテーマにしたら夢オチになりました
    余談ですがイメソンは平沢さんのもんすたーあごーごーです。
    また、しゅみ視点での恋話のイメソンはふろーずんびーちです。えり視点(成就)は谷山ひろこさんのうみの時間です。この二曲は同テーマの視点違いです。どちらも名曲。
    夜の町を彷徨うつがい達の話 町はネオンの灯りに包まれ、静寂の中できらめきながら息をしているかのようだった。一歩一歩と進む足元が、幻想的な町にリズミカルに響く。淡い光が私の髪を照らし、その光を受けて菫色の瞳が周りの景色を飲み込んでいった。
     この町は私が生まれ育った場所のはずだった。しかし、目の前に広がるのは、見知らぬ景色ばかり。古びた看板、知らない店、耳に届く聞きなれない音楽。すべてが新しく感じられ、まるで初めてこの町を訪れたかのようだ。不安と興奮が入り混じった感情を抱えながら、何かを探し求めて歩き続けている。その”何か”が一体何なのか、自分自身でも良く分かっていない。でも、その”何か”を見つければ、この不思議な感覚から解放されるのではないかと感じていた。
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    さかまち

    PROGRESS11/23スパーク『BURST OUT SP2023』にて発行予定のリョ三小説サンプルです!!!!
    令和/27歳×28歳あたりを想定/プロ所属設定、高2から重めの片思いを続けていたリョによるブチギレ告白大ハッピーエンド本です(年齢制限有)
    11/23新刊サンプル「お疲れ様です、今日はよろしくお願いします!」
     白い壁紙にホワイトボードと大きな窓のあるシンプルな部屋に通されてすぐ、パイプ椅子に腰掛けていた男が音を立てて立ち上がり、頭を下げた。あまりの勢いの良さに気圧されたまま挨拶を返すと、背後で機材調整を行っているスタッフは彼の声の大きさに驚きと呆れたような笑い声をこぼし、今回の進行を務める記者も同じく笑みを浮かべながら荷物の置き場所と、彼の隣に用意してある椅子に座るよう促してくれる。
    「わざわざご足労いただき、有難うございます」
    「いや、そんな。ウチからそんなに離れてないですし」
     日本のリーグ、特に首都圏で活動している選手同士の対談は珍しくない。大体は試合前に少し時間を作ることが多いが、今回は双方の事情で日程がずれたのだ。チーム練習と個人練習、昼食を済ませてから在来線に乗り、横浜からここまでおよそ一時間弱。バスを出すとも言われたが、集団移動でもないからと断った。
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    住めば都

    DONEばーせか2023秋、開催おめでとうございます!
    展示作品です。楽しんでいただけたら嬉しいです。

    ボスキ夢。両片思いの二人がすれ違って傷つけあって、仲直りする話。
    明確な言葉はないけど、今のところボスキさんは十分のようです。

    ボスキさんお誕生日おめでとう! あなたは「執事として魅力がない」ってよく言うけど、そんなことは全くないよ!とても魅力的なひとで、自慢の執事です!
    愛の言葉にかえて 入浴を終え、さっぱりした気分で二階の執事室へ戻る途中のこと。ボスキは階段を登りきったところで、主人の寝室から小柄な人影が出てくるのに気づいた。無意識に口角が上がる。かつて負った怪我のせいで片目しか見えていないボスキだが、彼女の姿を見紛うことはないという自信があった。
     声をかけようとして自分の服装を思い出したボスキは、登ってきたばかりの階段を数段降りた。羽織っただけのシャツのボタンを、可能な限り急いで止めていく。
     主人が屋敷で生活を始めたばかりのころは、風呂上がりに上半身裸のままうろついて、気まずそうな顔をさせたものだ。さすがにまずいかと思い、最近は脱衣場を出る際にシャツを羽織るようになったが、暑いのと面倒なのとで、前を閉めずにいることが多かった。
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    雨野(あまの)

    DONEひふ幻ドロライお題「逃避行」
    幻太郎と幻太郎に片思い中の一二三がとりとめのない話をする物語。甘くないです。暗めですがハッピーエンドだと思います。
    一二三が情けないので解釈違いが許せない方は自衛お願いします。
    また、実在する建物を参照にさせていただいていますが、細かい部分は異なるかと思います。あくまで創作内でのことであるとご了承いただければ幸いです。
    いつもリアクションありがとうございます!
    歌いながら回遊しよう「逃避行しませんか?」
     寝転がり雑誌を読む一二三にそう話しかけてきた人物はこの家の主である夢野幻太郎。いつの間にか書斎から出てきたらしい。音もなく現れる姿はさすがMCネームが〝Phantom〟なだけあるな、と妙なところで感心した。
     たっぷりと時間をかけた後で一二三は「……夢野センセ、締め切りは〜?」と問いかけた。小説家である彼のスケジュールなんて把握済みではあるが〝あえて〟質問してみる。
    「そうですねぇ、締め切りの変更の連絡もないのでこのままいけば明日の今頃、という感じですかね」
     飄々と述べられた言葉にため息ひとつ。ちらりと時計を見る。午後9時。明日の今頃、ということは夢野幻太郎に残された時間は24時間というわけだ。
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