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    AmatsuBmb

    DONE守ってあげたいDomなモと、構って欲しいsubなチェのどむさぶパロです。
    前半モ視点、後半チェ視点。

    画像(新書ページメーカー版)はツイッターで↓
    https://twitter.com/AmatsuBmb/status/1424922544155414530?s=20
    https://twitter.com/AmatsuBmb/status/1432684512656310281?s=20
    Dom/subユニバースなモクチェズ***

    「私たちもそろそろ、パートナーになることを考えませんか」

     二人が生活するセーフハウスの一室でなされたチェズレイの提案に、モクマは思考も動作も停止した。
     夕食を終え、二人は並んでソファに座っている。時折晩酌に付き合ってくれる相棒に、今日は酒は無し、と言われていたので、何か大事が話があるのだろうと思ってはいたのだが。
     パートナー? 俺たちは、すでに唯一無二の相棒だと思っていたのだが、違ったのだろうか。落胆しかけてすぐに、いや、違う意味なのだとわかった。

    「……おじさん、これでもDomなんだけど」
    「それが何か問題でも?」
    「へっ? ってことは――お前さん、subだったの!?」
    「ええ」

     男や女という身体的あるいは精神的な性別の他に、人間は第二の性別をもつ。それが、DomとSubだ。一般的に、Domは支配したい性、subは支配されたい性、と理解されている。欲求が満たされない状態が長く続くと、Domもsubも抑うつ症状などの体調不良を起こすため、特定のパートナーがいない場合は、一時的なパートナーとの行為に及ぶか、抑制剤を服用する場合が多い。
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    mitsu_ame

    DONEくりんばの日おめでとー!
    D/sAUのふたり。伽羅ちゃんがDom、んばちゃがsub。
    まだつがいになってからそんなに経ってない頃の話。

    ※月の満ち欠けがダイナミクスに影響を及ぼす独自設定を採用してます。
    ※人間のかたちの審神者が出てきてちょっと喋る。
    そのこころ未申告につき.


    雨が続くと、どうにも眠たくなる。
    ぼぅっとすることが増えて何も手に着かない時間が目立つ。めまいが、頭痛が、不意に身体の自由を奪っていく。そうしてそれは、例え分厚い雨雲に隠れていようと満月の頃に顕著だった。

    ざぁざぁと雨音が室内に溶け込むほどの雨脚。室内灯を灯してもどこか薄暗く感じる昼日中。国広は敷布に懐くみたくぐたりと横たわっている。時折上掛けを引き寄せたり手繰ったりするほかは何もしていない。できない。眠気はあるのに、目を閉じると眠れない。めまいがするからだ。
    ぷぁぷぁと浮いているような、はたまたひたすらに落下し続けているような。そんな心地を床で味わう羽目になっている。
    「ノびてるねぇ」
    障子戸の隙間から顔を覗かせた審神者はのんびりとそう宣った。起き上がろうとすると「いい、いい」と手のひらで制された。それに甘えて再び床に就く。拳ほどの高さ頭を上げ下げしただけなのに、ぐわん、と視界が揺れる。気持ち悪い。
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    hy_tatsuhiko

    MAIKING「ウツボカズラガ嗤ッタ 後日談」
    Dom/Subユニバース夏五
    Dom夏×Switch五
    ・良い作品が書けそうにないのでよかったらアドバイスください
    パチリ。
    やわらかな眩しさにあてられ、目が覚める。
    閉じられたカーテンの隙間から、微かに注ぐ日の光。その穏やかな明るさに、ゆらりゆらりと脳が覚醒してゆく。恐ろしく怠惰で、平和な朝である。
    目を擦りながら身体を起こし、手狭なワンルームを見渡す。対角に位置するささやかなキッチンで、傑は朝食を作っているようだった。
    「おはよう、悟。もうすぐできるから、服着てそこで待ってな」
    その声に、まだうつらうつらしていた脳がしゃん、とする。
    昨夜脱がせられたルームウェアは、丁寧に畳まれて、布団の傍に置かれていた。はじめは目の当たりにする度に、己を恥じた情事の痕跡も、日常と化してしまえば麻痺してゆく。何の感慨もなく服を身に纏うと、自分を構築するものが剥がれゆくようだった。

    傑が朝食を作るのを、お決まりの姿勢でただ眺める。はやくとなりへ行きたい。身体がむずむずするのを感じて、そわりそわりと身体を動かす。目はこちらを向いていない筈なのに、何故かそれを察した傑がCommandを放った。
    「悟、Stay。まだ待ってなさい」
    その命令に背筋がピキリとなって、姿勢を正した。言葉に身体が縛られるようで動かせないと、い 2168