ばんちゃ
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DOODLEれんごくばんちゃんさいご!ばんさんのお誕生日から続いていたお話もエレインちゃんのお誕生日でラストです。お付き合いありがとうございました!
きがむいたら時々書くかも。
バンさんRE:BORNまたね! れんごくばんちゃんは森にいた。
ももいろの葉を茂らせる大樹のもと、小さな泉のそのほとり。
泉の真ん中には台のようなものが立っていて、そこには盃が置いてある。それは不思議な盃で、中から水がひっきりなしに湧いて出ていた。
とすると、この泉はあの盃からあふれ出た水がたまってできたものなのだろうか。
それにしてもあれをどこかで見たことがある気がする。どこかで。
ばんちゃんが考えてこんでいると、小さな女の子がふわりと浮いてやってきて、泉のそばにしゃがみこんだ。金の髪、白いドレス。
「れイんダ」
ふう、とためいきをついている。何か悩みごとだろうか、腹を空かせているのかもしれない。
飯を持って行ってやらないと、と思ったところで若い男がエレインの側にやって来た。妙に腹の立つ風貌の男だ。さらに腹立たしいことに、その男を認めると同時にエレインの顔はぱあっと晴れた。
1753ももいろの葉を茂らせる大樹のもと、小さな泉のそのほとり。
泉の真ん中には台のようなものが立っていて、そこには盃が置いてある。それは不思議な盃で、中から水がひっきりなしに湧いて出ていた。
とすると、この泉はあの盃からあふれ出た水がたまってできたものなのだろうか。
それにしてもあれをどこかで見たことがある気がする。どこかで。
ばんちゃんが考えてこんでいると、小さな女の子がふわりと浮いてやってきて、泉のそばにしゃがみこんだ。金の髪、白いドレス。
「れイんダ」
ふう、とためいきをついている。何か悩みごとだろうか、腹を空かせているのかもしれない。
飯を持って行ってやらないと、と思ったところで若い男がエレインの側にやって来た。妙に腹の立つ風貌の男だ。さらに腹立たしいことに、その男を認めると同時にエレインの顔はぱあっと晴れた。
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DOODLEれんごくばんちゃん27にちめすやすや…ふごっ
バンさんRE:BORN!27 れんごくばんちゃんは夢の中。エールをたらふく飲んでおネムになって、エレインのいい香りにつつまれて、こっくりこっくり。エレインは草で作った大きい毛布を、ばんちゃんの大きい身体にかけてあげる。
貴方は何を見ているの、バン。どんな、いい夢を?
ジバゴにキルア。私も知ってるバンの大事な人。貴方自身からお話で聞いたもの。
「起きたら、どんな夢を見たのか教えてね」
エレインはそう呟いて、そっとバンの耳の先っぽに口づけた。
れんごくばんちゃんは、いつもゆめうつつ。けのののような、人のような。ふわふわした存在だから。
「でも、バンはバン、よ」
272貴方は何を見ているの、バン。どんな、いい夢を?
ジバゴにキルア。私も知ってるバンの大事な人。貴方自身からお話で聞いたもの。
「起きたら、どんな夢を見たのか教えてね」
エレインはそう呟いて、そっとバンの耳の先っぽに口づけた。
れんごくばんちゃんは、いつもゆめうつつ。けのののような、人のような。ふわふわした存在だから。
「でも、バンはバン、よ」
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DOODLEれんごくばんちゃん26にちめ。このおはなしのジャンルはSF(すこしふしぎ)です。
バンさんRE:BORN26 れんごくばんちゃんは、ちょっぴり寂しがり屋さん。ずっと一人で孤独に生きてきたけれど、大好きな仲間と一緒が好き。今は七つの大罪のみんなはここにいないけど、エレインやもりのなかまたち、それにジバゴやキリアも一緒ににいる。
……そのはずだったんだけれども、今日は何故かどこを探しても、ジバゴもキリアも見当たらない。お出かけしてしまったんだろうか? おおん、おおん、と鳴いて呼んでいたらエレインが心配して駆けつけた。というか文字通り飛んできた。
「バン、寂しくなっちゃったの? ごめんね一人にして」
そういう訳では無い、オヤジと妹を探しているんだとばんちゃんはエレインに訴える。するとエレインはなんとも言えない、苦い切ない顔をして、ギュッと大きいばんちゃんを抱きしめた。全然腕は回ってないけど、たくさんギュッと抱きついた。「姿は見えなくても、バンの側にいるよ……」
692……そのはずだったんだけれども、今日は何故かどこを探しても、ジバゴもキリアも見当たらない。お出かけしてしまったんだろうか? おおん、おおん、と鳴いて呼んでいたらエレインが心配して駆けつけた。というか文字通り飛んできた。
「バン、寂しくなっちゃったの? ごめんね一人にして」
そういう訳では無い、オヤジと妹を探しているんだとばんちゃんはエレインに訴える。するとエレインはなんとも言えない、苦い切ない顔をして、ギュッと大きいばんちゃんを抱きしめた。全然腕は回ってないけど、たくさんギュッと抱きついた。「姿は見えなくても、バンの側にいるよ……」
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DOODLEれんごくばんちゃん25にちめこまったときのぱんつ!
バンさんRE:BORN25 れんごくばんちゃんは、はだかんぼう。と言っても、人である時もだいたいはだかんぼうなので、あまり変わりはない。でもエレインが「もう、バンったら!」と照れてしまうのでパンツくらいは穿いていた。今はまっぱだかだが、けものなので誰も気にしない。元々だいたい、はだかんぼうの本人はもっと気にしてないのだが、ある時部屋でパンツを見っけて急に穿きたくなった。だい好きな、かわいいエレインがバンの為に選んでくれたパンツだからだ。だからばんちゃんはそれを色んな角度から眺めてみた。が、どうやっても穿けそうにない。指を通したり、足に引っ掛けてみたり。最後にお耳に通してみたらなんとお帽子みたいにすっぽり被れた。それをさっそく、エレインに見せに行く。
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DOODLEれんごくばんちゃん24にちめうっそあと数日じゃないですかwww
バンさんRE:BORN!24 れんごくばんちゃんは狩りが得意。どんなに大きく獰猛な獣も、ばんちゃんの手にかかればいちころなのだ。お肉が好きなばんちゃんは、そうやって狩った動物を美味しく頂いている。
でも、ばんちゃんがだい好きなエレインは、妖精なのでお肉を食べない。だからばんちゃんは大きな獣だけではなく、美味しく熟れた甘いベリーや、香ばしいきのみを採るのも上手になった。そして採集に行くときは、たいてい二人いつも一緒だ。
「わぁ、凄いわバン。ここの実はとても甘くて美味しい! バンは妖精族みたいに美味しい実のなる場所も知っているのね。きっと、兄さんにも負けないわ!」
エレインのお兄さんのキングは妖精王で、森や木々について誰より詳しい。そのキングに負けないと言われたばんちゃんは得意げに、ふんふん鼻を鳴らして喜んだ。
739でも、ばんちゃんがだい好きなエレインは、妖精なのでお肉を食べない。だからばんちゃんは大きな獣だけではなく、美味しく熟れた甘いベリーや、香ばしいきのみを採るのも上手になった。そして採集に行くときは、たいてい二人いつも一緒だ。
「わぁ、凄いわバン。ここの実はとても甘くて美味しい! バンは妖精族みたいに美味しい実のなる場所も知っているのね。きっと、兄さんにも負けないわ!」
エレインのお兄さんのキングは妖精王で、森や木々について誰より詳しい。そのキングに負けないと言われたばんちゃんは得意げに、ふんふん鼻を鳴らして喜んだ。
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DOODLEれんごくばんちゃん23にちめ。最近禁煙のビアバーが増えて嬉しいです。普通のバーも禁煙あればいいのにな〜せめて紙巻き禁止!
バンさんRE:BORN!23 れんごくばんちゃんはエールが大好き! いつもたくさん飲んでいる。あんまり好きなので、大きな木の中のお家の壁いっぱいが、ぜんぶエール瓶の棚なのだ。
ある時あんまりいっぱい飲むものだから「ちょっとは控えなさい!」とエレインが、全部上の方の、バンの手が届かないところに集めてしまった。つまりはエールを取る為には、ふわふわ飛べるエレインに頼まないと飲めない仕組みになっている。
ところがれんごくばんちゃんは大変背が高いから、一番上の棚にも楽々手が届くのだ! それに気づいたばんちゃんはちょっとニンマリした。でもそのにんまりを、エレインがじっとり下から見上げている。
にんまり。じっとり。
にん……まり。じっ……とり。
521ある時あんまりいっぱい飲むものだから「ちょっとは控えなさい!」とエレインが、全部上の方の、バンの手が届かないところに集めてしまった。つまりはエールを取る為には、ふわふわ飛べるエレインに頼まないと飲めない仕組みになっている。
ところがれんごくばんちゃんは大変背が高いから、一番上の棚にも楽々手が届くのだ! それに気づいたばんちゃんはちょっとニンマリした。でもそのにんまりを、エレインがじっとり下から見上げている。
にんまり。じっとり。
にん……まり。じっ……とり。
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DOODLEれんごくばんちゃん22にちめぽかぽかおひるねの陽気になってきましたね。
バンさんRE:BORN22 ケンカ大好きれんごくばんちゃん。けれどもそれと同じくらい、のんびりするのも好きなのだ。
今日はぽかぽか陽気なので、お気に入りの木の上でいつものように横になってお昼寝しようと考えた。
が、なんと今のばんちゃんは、おっきい木と同じくらいの大きさだ!
「でも今のバンは小さくなれるんでしょ? 小さくなって登ればいいんじゃないかしら」
エレインは不思議そうに首を傾げたが、ばんちゃんは首を横に振った。特にはっきりとした理由はないが、なんとなくそれは嫌だった。強いて言えば小さくなるのはエレインに抱っこされる時だけでいいのだ。
「今はバンの方が大樹みたいに大きいものね!」
エレインはぐーんと背伸びし腕を伸ばして、大きいバンを楽しそうに見上げている。それでバンは閃いた。そうだ、今日は俺が大きな木になって、エレインを寝かせてやればいい!
634今日はぽかぽか陽気なので、お気に入りの木の上でいつものように横になってお昼寝しようと考えた。
が、なんと今のばんちゃんは、おっきい木と同じくらいの大きさだ!
「でも今のバンは小さくなれるんでしょ? 小さくなって登ればいいんじゃないかしら」
エレインは不思議そうに首を傾げたが、ばんちゃんは首を横に振った。特にはっきりとした理由はないが、なんとなくそれは嫌だった。強いて言えば小さくなるのはエレインに抱っこされる時だけでいいのだ。
「今はバンの方が大樹みたいに大きいものね!」
エレインはぐーんと背伸びし腕を伸ばして、大きいバンを楽しそうに見上げている。それでバンは閃いた。そうだ、今日は俺が大きな木になって、エレインを寝かせてやればいい!
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DOODLEれんごくばんちゃん21にちめこれ面白い?などと我に返っては負けなのだ!
でも3年くらい経って読み返すと面白かったりすることもあるぞ!!
バンさんRE:BORN!21 れんごくばんちゃんのおうちは大家族。
獣人ジバゴに妹キルア、最愛の妖精エレイン。そして、森のみんな。昔は一人ぼっちだったばんちゃんだけれど、今は大勢の仲間に囲まれて暮らしている。それに、七つの大罪のみんな。今はばらばらに暮しているけど、今でも大事なかけがえのない仲間たちだ。
今日はその中の一人のエスカノールが訪ねてきた。ほっそり気の優しいエスカノールはエールが大好きなばんちゃんのためにいつも美味しい、珍しいお酒を持ってきてくれる。そして、エスカノール作ポエムも。
正直ポエムは全然興味ない。でもエスカノールは勝手に聞かせてくる。エレインも結構、それを喜んで聞いてあげている。ばんちゃんはその光景には興味がある。むしろ大好きなものの一つ。そんな光景があるからこそ、熱かったり寒かったり、過酷な環境の煉獄でも楽しく暮らせるのだ。
598獣人ジバゴに妹キルア、最愛の妖精エレイン。そして、森のみんな。昔は一人ぼっちだったばんちゃんだけれど、今は大勢の仲間に囲まれて暮らしている。それに、七つの大罪のみんな。今はばらばらに暮しているけど、今でも大事なかけがえのない仲間たちだ。
今日はその中の一人のエスカノールが訪ねてきた。ほっそり気の優しいエスカノールはエールが大好きなばんちゃんのためにいつも美味しい、珍しいお酒を持ってきてくれる。そして、エスカノール作ポエムも。
正直ポエムは全然興味ない。でもエスカノールは勝手に聞かせてくる。エレインも結構、それを喜んで聞いてあげている。ばんちゃんはその光景には興味がある。むしろ大好きなものの一つ。そんな光景があるからこそ、熱かったり寒かったり、過酷な環境の煉獄でも楽しく暮らせるのだ。
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SPUR MEルクアロ版ワンドロワンライさまよりお題をお借りしました。モクマさんもチェズレイもでてきます。退行催眠でアーロンがルクバンちゃんになっています。※過去の拙著での設定がちょいちょいでてきますお題:「ネクタイ」「あいつが悪い」3/5 アーロンとチェズレイが大喧嘩をした。お互い反りが合わないということは周知の事実だけれど今回の喧嘩はちょっと派手で、華があっていいねえ、とモクマは笑っていたが少々厄介な事になってしまい、最初は面白がって笑っていたモクマも苦笑いをしている。ルークは顔面蒼白で口を開いたり閉じたりしていたが上手い言葉が見つからず、額ににじむ汗を拭って深呼吸をした。
「……アーロン、……僕が誰だか、わかる」
「おっきくなったヒーロー! また会えたね! ぼく、また未来の世界にタイムスリップしてきちゃったの?」
※注釈:過去の拙著でそういうネタがありました。
チェズレイの名を呼ぶルークの声もむなしく、既にチェズレイの姿は此処には無く、派手な「喧嘩」の末にとんでもない置土産をのこして何処へと姿をくらましてしまった。のこされたのは、青くなったり赤くなったりして右往左往しているルークと、初対面の“ルーク”に怯えられてしまいショックを受けているモクマと、誰もがうらやむ体躯をした成人男性の身体に齢、七歳の少年の心を持つ“ルーク・バーンズ”だけであった。
3845「……アーロン、……僕が誰だか、わかる」
「おっきくなったヒーロー! また会えたね! ぼく、また未来の世界にタイムスリップしてきちゃったの?」
※注釈:過去の拙著でそういうネタがありました。
チェズレイの名を呼ぶルークの声もむなしく、既にチェズレイの姿は此処には無く、派手な「喧嘩」の末にとんでもない置土産をのこして何処へと姿をくらましてしまった。のこされたのは、青くなったり赤くなったりして右往左往しているルークと、初対面の“ルーク”に怯えられてしまいショックを受けているモクマと、誰もがうらやむ体躯をした成人男性の身体に齢、七歳の少年の心を持つ“ルーク・バーンズ”だけであった。
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DOODLEれんごくばんちゃんはつかめ。おやおや?
ばんさんRE:BORN!20!! れんごくばんちゃんにはお父さんがいる。狐の獣人ジバゴだ。ジバゴにはセリオンという立派な実の息子もいるのに、ばんちゃんも息子にしてくれた。ばんちゃんはセリオンとはあったことがないけれど、兄弟とはどんなものだろうかと考えた事はある。そんなばんちゃんに、「でもお前にはいるだろうが、可愛い妹が」とジバゴは笑った。ばんちゃんはその通りだ、とつられて笑う。そういえば最近、妹と会っていない気がするがどうしてだろう。あんなにいつも俺について回っていた小さな妹が。
「やぁね、バンったら。さっきからそこにいるじゃない」
エレインが指さしたのは、ばんちゃんのお膝の上。そこには小さな妹のキルアが眠っていた。通りでお膝はいつもはエレインが座っているのに、今は横にいるわけだと納得する。
437「やぁね、バンったら。さっきからそこにいるじゃない」
エレインが指さしたのは、ばんちゃんのお膝の上。そこには小さな妹のキルアが眠っていた。通りでお膝はいつもはエレインが座っているのに、今は横にいるわけだと納得する。
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DOODLEれんごくばんちゃん19にちめエレインちゃんはバンに甘そうで甘くないちょっと甘い。(桃屋のアレ的に)
バンさんRE:BORN!じゅうく れんごくばんちゃんは不思議ないきもの。
いつもは巨大なけものだけれど、どうやらどんな大きさにもなれるのだ。
いたずらで生意気な森の住人には大きくなって驚かせ、だい好きなエレインと一緒のときは小さくなって抱っこされるのが最近のお気に入りだ。
しかもいつもは照れ屋のエレインだけど、ばんちゃんにはとても甘い。
「バン、一緒に水浴びしましょうね」
と、はだかんぼになって、ちいさくなったれんごくばんちゃんを抱っこして泉に入るのだ。エレインの素肌ははふわふわすべすべでとってもいい匂いで、とってもあったか。ばんちゃんはにこにこ。
水浴びでさっぱりして、ご飯を食べて。眠るときはエレインの腕の中。
ばんちゃんは煉獄を生き抜くつよい獣だけれども、ふわふわエレインの前ではただの黒い変な生き物になってしまうのだ。
459いつもは巨大なけものだけれど、どうやらどんな大きさにもなれるのだ。
いたずらで生意気な森の住人には大きくなって驚かせ、だい好きなエレインと一緒のときは小さくなって抱っこされるのが最近のお気に入りだ。
しかもいつもは照れ屋のエレインだけど、ばんちゃんにはとても甘い。
「バン、一緒に水浴びしましょうね」
と、はだかんぼになって、ちいさくなったれんごくばんちゃんを抱っこして泉に入るのだ。エレインの素肌ははふわふわすべすべでとってもいい匂いで、とってもあったか。ばんちゃんはにこにこ。
水浴びでさっぱりして、ご飯を食べて。眠るときはエレインの腕の中。
ばんちゃんは煉獄を生き抜くつよい獣だけれども、ふわふわエレインの前ではただの黒い変な生き物になってしまうのだ。
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DOODLEれんごくばんちゃん18本格的にれんごくばんちゃん始まりますw
18にして。おっそ!
バンさんRE:BORN18 れんごくばんちゃんの朝は早い。大好きなエレインに朝ごはんを作ってやらなければいけないからだ。妖精のエレインはお肉を食べないので、彼女のために朝露を浴びた美味しいベリーをたくさん摘みにいく。
けれどもれんごくばんちゃんは、途中で何かがあると、目的を見失ってしまうこともある。今日がその日だった。ベリーを摘みに行こうとしていたのに、途中で強い熊と出会ったから早速戦いを挑んだ。もちろんばんちゃんの勝ち。これは今夜シチューにしよう。
「こんなところにいやがった」
どこかで聞いた声がしたので振り返ると、狐の獣人ジバゴが腰に手を当て呆れ顔でばんちゃんを見上げている。
「エレインちゃんもう起きて、お前を探してるぞ」
647けれどもれんごくばんちゃんは、途中で何かがあると、目的を見失ってしまうこともある。今日がその日だった。ベリーを摘みに行こうとしていたのに、途中で強い熊と出会ったから早速戦いを挑んだ。もちろんばんちゃんの勝ち。これは今夜シチューにしよう。
「こんなところにいやがった」
どこかで聞いた声がしたので振り返ると、狐の獣人ジバゴが腰に手を当て呆れ顔でばんちゃんを見上げている。
「エレインちゃんもう起きて、お前を探してるぞ」
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DOODLEれんごくばんちゃん17にちめ!けものがみるゆめはきっとそんなゆめ。
バンさんRE:BORNじゅーしち そんな訳はない、と獣の頭でもわかることだ。ジバゴがここにいるなんて。
もしかしたら森に迷い込んだ獣人かもしれない。兎に角バンは不審な獣の影を追おうと、まずはそっとエレインを揺り起こした。
「ア゛ ヴアーー」
「ううん……え? 不審者ですって? 何も感じないけど……」
短く言葉を交わしている間に、遠くに見えたはずだった獣の影がこちらに近づいて来た。エレインも気づいているはずなのに、不思議そうな顔をしてバンを見上げているだけだ。そしてとうとう、それは二人の目前にやってきて、今度こそバンは愕然とした。
正真正銘、ジバゴである。
「おお、バン。ちょっと見ないうちにまた、随分デカくなったなぁ」
狐のすがたのジバゴは笑いながら、バンの身体をバシンと叩く。
717もしかしたら森に迷い込んだ獣人かもしれない。兎に角バンは不審な獣の影を追おうと、まずはそっとエレインを揺り起こした。
「ア゛ ヴアーー」
「ううん……え? 不審者ですって? 何も感じないけど……」
短く言葉を交わしている間に、遠くに見えたはずだった獣の影がこちらに近づいて来た。エレインも気づいているはずなのに、不思議そうな顔をしてバンを見上げているだけだ。そしてとうとう、それは二人の目前にやってきて、今度こそバンは愕然とした。
正真正銘、ジバゴである。
「おお、バン。ちょっと見ないうちにまた、随分デカくなったなぁ」
狐のすがたのジバゴは笑いながら、バンの身体をバシンと叩く。
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DOODLEれんごくばんちゃん16にちめお狐様フェアー実施!か?
バンさんRE:BORN16? 煉獄の暮らしにもすっかり慣れたバンは、ちょうどいい形の岩の上で昼寝をしていた。
……と思っていたが目が覚めるとふかふかの草の上だ。しかも傍らではエレインがウトウトしている。
ああ、そうだ、俺はとっくに帰って来たんだった。それにしても頭がボンヤリしやがる。
髪をかきあげたつもりが、手に触れたのは大きな耳だ。その手も人のものではない、大きな黒い獣の手。
どうも現実と夢との境が判然としない。俺は本当にここにいるのだろうか。
「うーん」
バンが身体を少し動かすと、むにゃむにゃ言いながらエレインがコテン、と頭をバンに預けてきた。
……ま、どっちでもいいか♪
その時、視界の隅で何かが動いた。反射的に気を張り、意識をそちらへ向ける。木々の隙間から、何かが……否、誰かが通り過ぎたのが見えた。自分と同じく獣のようだが、煉獄の住人ではない。バンは目を凝らし、その正体を見極めようとする。茶色の被毛、長い尾、尖った耳。まるで狐だ。しかも、二足歩行の……。まさか、あれは、あの姿はまるで。
456……と思っていたが目が覚めるとふかふかの草の上だ。しかも傍らではエレインがウトウトしている。
ああ、そうだ、俺はとっくに帰って来たんだった。それにしても頭がボンヤリしやがる。
髪をかきあげたつもりが、手に触れたのは大きな耳だ。その手も人のものではない、大きな黒い獣の手。
どうも現実と夢との境が判然としない。俺は本当にここにいるのだろうか。
「うーん」
バンが身体を少し動かすと、むにゃむにゃ言いながらエレインがコテン、と頭をバンに預けてきた。
……ま、どっちでもいいか♪
その時、視界の隅で何かが動いた。反射的に気を張り、意識をそちらへ向ける。木々の隙間から、何かが……否、誰かが通り過ぎたのが見えた。自分と同じく獣のようだが、煉獄の住人ではない。バンは目を凝らし、その正体を見極めようとする。茶色の被毛、長い尾、尖った耳。まるで狐だ。しかも、二足歩行の……。まさか、あれは、あの姿はまるで。
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DOODLEれんごくばんちゃん15にちめ半月たったー?!しかもあとだいたい半月?!?
バンさんRE:BORN!15 黒くて大きなバンにもすっかり慣れたエレインだった。もとより心を読むエレインは容姿で相手を見ない。魂の色は同じ。バンはバン。何より可愛らしいところがとても《らしい》と、この姿もとても好ましいと感じたのだ。もっとも、バンを《かわいい》などというのはエレインくらいだったが。
「でも煉獄って過酷なところなのでしょう。だって姿が変わってしまうくらいなんだもの」
確かに大変だった。と、バンは頷く。けれども今にして思えば住めば都。何よりとても得難い出会いもあったし、メリオダスとの生活は楽しかった。煉獄の生き物もなかなか愛嬌のあるやつもいた。あんな環境でなければエレインにも見せてやりたいくらいだ。きっとエレインなら、彼らとも心が通じるだろう。
556「でも煉獄って過酷なところなのでしょう。だって姿が変わってしまうくらいなんだもの」
確かに大変だった。と、バンは頷く。けれども今にして思えば住めば都。何よりとても得難い出会いもあったし、メリオダスとの生活は楽しかった。煉獄の生き物もなかなか愛嬌のあるやつもいた。あんな環境でなければエレインにも見せてやりたいくらいだ。きっとエレインなら、彼らとも心が通じるだろう。
bell39399
DOODLEれんごくばんちゃん14にちめ…かな?アスレチックといえばランスもバンおてせいのぶらんこで遊んだりしたかもしれないですね。
アニメのセブンデイズではツルに捕まってエレインの風でゆらゆらしてもらうバンさんがお前いくつだって感じでかわいかったなァ
バンさんRE:BORNじゅうし 森での生活はのんびりなようで、その気になればいくらでも刺激的なリクレーションが楽しめる。
木やツルでアスレチックを楽しんだり、大きな動物と競争したり……。
そして今、バン自身がある意味アスレチックになっていた。
「バン様でっかーい!」
「変な感触!」
恐ろしげな黒くて大きな生き物が、エレインのお墨付きでバンだと知れた今、小さな妖精たちに大人気である。物珍しさから最初はやや遠巻きに眺めていた彼らもバンの周りにわらわら寄ってきて、その大きな身体によじ登って遊んでいる始末だ。バンとしては周りが喧しいから脅かすつもりで再び大きなサイズに戻ったというのに、見事に逆効果だった。
「だ、大丈夫、バン?」
エレインも苦笑しているが積極的には止めない。
590木やツルでアスレチックを楽しんだり、大きな動物と競争したり……。
そして今、バン自身がある意味アスレチックになっていた。
「バン様でっかーい!」
「変な感触!」
恐ろしげな黒くて大きな生き物が、エレインのお墨付きでバンだと知れた今、小さな妖精たちに大人気である。物珍しさから最初はやや遠巻きに眺めていた彼らもバンの周りにわらわら寄ってきて、その大きな身体によじ登って遊んでいる始末だ。バンとしては周りが喧しいから脅かすつもりで再び大きなサイズに戻ったというのに、見事に逆効果だった。
「だ、大丈夫、バン?」
エレインも苦笑しているが積極的には止めない。
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DOODLEれんごくばんちゃん13にちめあらすじ。
エレインちゃんまだおねむです。バンさんははらいっぱいでおねむです。
私は久々に狩りに行ったら酔いました。
バンさんRE:BORNじゅーさん お腹はくちくなったし、ぽかぽか陽気で何よりエレインのふわふわいい匂いに包まれて。
当然の結果として、バンは眠たくなってきた。煉獄の生活にもすっかり慣れたものだと己のことながら感心する。
ん? 煉獄? じゃあなんでエレインがいるんだ? 団ちょは? ……イヤそうだった、何考えてんだ。ここは煉獄なんかじゃない、俺の《家》だ。
「いいお天気で眠くなっちゃうわね」
バンが睡魔で混濁した思考を巡らせていると、エレインが見透かしたようなタイミングで口を開いた。
「こんな日はのんびりしちゃうわね。さっきから眠たくて」
そんな彼女の声色にも、睡魔の色が混じっている。
「のんびりしてももう、いいのよね」
もちろん森とみんなは守らなきゃならないけど、と続け、
374当然の結果として、バンは眠たくなってきた。煉獄の生活にもすっかり慣れたものだと己のことながら感心する。
ん? 煉獄? じゃあなんでエレインがいるんだ? 団ちょは? ……イヤそうだった、何考えてんだ。ここは煉獄なんかじゃない、俺の《家》だ。
「いいお天気で眠くなっちゃうわね」
バンが睡魔で混濁した思考を巡らせていると、エレインが見透かしたようなタイミングで口を開いた。
「こんな日はのんびりしちゃうわね。さっきから眠たくて」
そんな彼女の声色にも、睡魔の色が混じっている。
「のんびりしてももう、いいのよね」
もちろん森とみんなは守らなきゃならないけど、と続け、
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DONEふぉろわ様の素敵なヒロルクifに欲情した結果です。ルクバンちゃん、何の憂いもなくすくすくと健康に育っていたら性への興味も素直に爆発させる男子高校生になっていたんじゃないかな、と。「ヒーローにかまってほしいルクバンif」 ねえ、かまってよ。
早春のある日の午后、コジュケイの声に遠く耳を澄ませながら隣で雑誌を読むヒーローの顔を横目で見つめて、そう、視線で言ってみる。ヒーローは熱心に今日発売のバスケットボール専門誌を読んでいた。熱く、欲望に満ち々たその視線に気付く様子もなく。
三……、ううん、もう五日も前だよ。僕たちがしたの。ヒーローは……あんまりするの好きじゃないのかな。僕は、毎日したいと思っているのに。……いや、もしかして僕がおかしいのか? ヒーローにされたことを思いだしながら毎日自分で……しながら、それでも足りなくて、ヒーローにさわってほしいと思っている、僕が、変なの?! だからヒーローは、いつもそんないやらしいことばかり考えている僕のことを、もしかして、もしかして……
1889早春のある日の午后、コジュケイの声に遠く耳を澄ませながら隣で雑誌を読むヒーローの顔を横目で見つめて、そう、視線で言ってみる。ヒーローは熱心に今日発売のバスケットボール専門誌を読んでいた。熱く、欲望に満ち々たその視線に気付く様子もなく。
三……、ううん、もう五日も前だよ。僕たちがしたの。ヒーローは……あんまりするの好きじゃないのかな。僕は、毎日したいと思っているのに。……いや、もしかして僕がおかしいのか? ヒーローにされたことを思いだしながら毎日自分で……しながら、それでも足りなくて、ヒーローにさわってほしいと思っている、僕が、変なの?! だからヒーローは、いつもそんないやらしいことばかり考えている僕のことを、もしかして、もしかして……
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DOODLEれんごくばんちゃん12にちめセブンデイズでは調理できないから狩りしなかったのかな。それともエレインに遠慮したのかな?アニメだと一回は下山?していたようですが。
バンさんRE:BORNじゅうに! エレインに抱っこされてホクホクしながら森を散策していたバンだったが、にわかに腹の空きを覚えた。と、同時に腹が聞いたこともないような奇妙な音を立てる。
「お腹すいたの?」
すごい音だけど大丈夫? 心配しつつもエレインは、笑いを噛み殺しながら尋ねた。
「食べ物を採りにいきましょうか。えっ、お肉がいい? 狩りに行きたいって? ふふ、じゃあ私はここで待ってるね」
バンが狩りに行っている間、エレインはコロンと地べたに寝そべり、空を見上げた。木々の隙間から見える今日の空は雲ひとつなく、溢れる光も温かだ。
「あったかいなァ」
眠くなっちゃう。
ふんわり襲ってきた睡魔に身を任せて瞳を閉じ、暫くすると夢を見た。
焼け落ちる前の妖精王の森で、エレインは今のように地面に横になっていた。大樹のてっぺっんなので空は真上にあるはずなのに、エレインにはその色が見えない。見えているはずなのに、彼女の意識の中には入ってこない。そんな夢を見ながら考える。
759「お腹すいたの?」
すごい音だけど大丈夫? 心配しつつもエレインは、笑いを噛み殺しながら尋ねた。
「食べ物を採りにいきましょうか。えっ、お肉がいい? 狩りに行きたいって? ふふ、じゃあ私はここで待ってるね」
バンが狩りに行っている間、エレインはコロンと地べたに寝そべり、空を見上げた。木々の隙間から見える今日の空は雲ひとつなく、溢れる光も温かだ。
「あったかいなァ」
眠くなっちゃう。
ふんわり襲ってきた睡魔に身を任せて瞳を閉じ、暫くすると夢を見た。
焼け落ちる前の妖精王の森で、エレインは今のように地面に横になっていた。大樹のてっぺっんなので空は真上にあるはずなのに、エレインにはその色が見えない。見えているはずなのに、彼女の意識の中には入ってこない。そんな夢を見ながら考える。
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DOODLE十一日め。れんごくばんちゃんのぬいぐるみ欲しいです。エレイン以外が抱くとかみつくやつ
バンさんRE:BORNじゅういちエレインが可愛い、かわいいと目一杯ちやほやするので、バンは小さいサイズでいることにした。
まったくそんな必要はないのに、エレインは小さくなった獣のバンを抱っこして外に連れ出す。ちょうど大きなぬいぐるみを抱えているかのような姿になった。
「こんにちはエレイン様」
「そのくろいやつはなんですか?」
「大きい動物になったバン様はどうしたの?」
「これがそのバンよ」
ほら、とエレインは小さい獣のバンをみんなに見せびらかす。バンはエレインがご機嫌なので、彼女の為すがままになっていた。
「小さくなった!」
「本当にバン様なの?」
「くろい!」
あっという間にわらわらと森じゅうの妖精たちが集まってきた。ちょっとしたお祭り騒ぎである。
573まったくそんな必要はないのに、エレインは小さくなった獣のバンを抱っこして外に連れ出す。ちょうど大きなぬいぐるみを抱えているかのような姿になった。
「こんにちはエレイン様」
「そのくろいやつはなんですか?」
「大きい動物になったバン様はどうしたの?」
「これがそのバンよ」
ほら、とエレインは小さい獣のバンをみんなに見せびらかす。バンはエレインがご機嫌なので、彼女の為すがままになっていた。
「小さくなった!」
「本当にバン様なの?」
「くろい!」
あっという間にわらわらと森じゅうの妖精たちが集まってきた。ちょっとしたお祭り騒ぎである。
bell39399
DOODLEれんごくばんちゃん十日目。深く考えてはダメです。ばぶばぶ!!
バンさんRE:BORNとおっ! 二人寄り添ってのいつもの朝ごはん。いつも通りだけどいつもと違うバンの容姿。
「あら……バン、貴方」
ふと違和感を覚えたエレインはその原因に思い当たり、目を丸くした。
「縮んでいるわ! 元のサイズに近づいている」
昨日はかなり巨大だった。巨人族であるディアンヌほどではないが、大きな木の中にあるこの部屋に入るのも一苦労だったのだ。お陰で天井いっぱいまであるエール棚の上まで手が届き、彼は酷くご機嫌だった。そして飲みすぎた。さておき、それが今は普段より、頭ふたつ分ほどの高さだ。それでも相当高くはあるが昨日ほどではない。
するとバンは得意げにふんふんと鼻を鳴らし、なんと大きくなった。と、思ったら今度はぐんぐん縮んで子供ほどの大きさになった。
550「あら……バン、貴方」
ふと違和感を覚えたエレインはその原因に思い当たり、目を丸くした。
「縮んでいるわ! 元のサイズに近づいている」
昨日はかなり巨大だった。巨人族であるディアンヌほどではないが、大きな木の中にあるこの部屋に入るのも一苦労だったのだ。お陰で天井いっぱいまであるエール棚の上まで手が届き、彼は酷くご機嫌だった。そして飲みすぎた。さておき、それが今は普段より、頭ふたつ分ほどの高さだ。それでも相当高くはあるが昨日ほどではない。
するとバンは得意げにふんふんと鼻を鳴らし、なんと大きくなった。と、思ったら今度はぐんぐん縮んで子供ほどの大きさになった。
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DOODLEれんごくばんちゃん9日目。ぎぃぎぃ!ベンウィックに台所はあるのか…
あるんですよ。だってバンのおうちだもん!
バンさんRE:BORNく! 朝、エレインが目覚めた時、隣にバンの姿がなかった。一緒になってからは先に起きて朝餉を用意することなどもあるのでさほど珍しいという訳ではないが、なにせあの姿である。
でもひょっとしたら、寝て起きたら元に戻ったのかもしれないわね。
そんな淡い望みを抱きつつ厨房に向かったが、そこにいたのは確かにバンだがやっぱり獣の姿のままだった。
「おはよう、バン。気分はいかが?」
エレインが挨拶をすれば振り返り、嬉しそうにギィギィ鳴いて鼻面を押し付けてきた。
「そうなのね、良かった。……え?」
気分はいいらしいが、困っているらしい。どうしたのかと思ったが、理由はすぐに判明した。手が大きすぎナイフが持てないのだ。爪の先っぽでじゃがいもをつまんで、もう片方の手の爪でコリコリ皮を引っ掻いている。
879でもひょっとしたら、寝て起きたら元に戻ったのかもしれないわね。
そんな淡い望みを抱きつつ厨房に向かったが、そこにいたのは確かにバンだがやっぱり獣の姿のままだった。
「おはよう、バン。気分はいかが?」
エレインが挨拶をすれば振り返り、嬉しそうにギィギィ鳴いて鼻面を押し付けてきた。
「そうなのね、良かった。……え?」
気分はいいらしいが、困っているらしい。どうしたのかと思ったが、理由はすぐに判明した。手が大きすぎナイフが持てないのだ。爪の先っぽでじゃがいもをつまんで、もう片方の手の爪でコリコリ皮を引っ掻いている。
bell39399
DOODLEれんごくばんちゃん8日目。ぎっぎーー!!
バンさんRE:BORNそのはち! 新しいふかふかの寝床とかわいいエレイン。仲間が帰って寂しかったのもつかのま、今のバンはとってもご機嫌だ。
「ーーーーー!」
「エールはもうだめ! 寝ましょ、ね?」
「……ル」
また飲むとはしゃぎかけるバンの額にエレインがちゅっとキスすると、バンは大人しくなって寝床にゴロンと横になった。
「エレイン、ネル♪」
「うん」
こんななりでも中身はバンだ。いつものように腕を伸ばして誘えば、エレインもいつものようにそこに横になった。が、あまりに腕も大きすぎてすっぽりを通り越し、巨大な抱きまくらの下敷きにでもなったかのようだ。
「ウフフ。バン、おっきーい!」
獣のバンは大きくて、とても不思議な感触だ。温かいのに温度を感じず、フカフカしているようで何もない、空気の上に寝ているようでもある。まるで夢の中の物を触っているかのような、未知で不確かな感触だ。バンは確かにここにいて、確実に感じられるというのに。その証拠にキスのつもりなのか鼻面を仕切りに押し付けてきたり、エレインの髪の毛をその大きな手で器用にいつものように、優しく撫で梳いている。
568「ーーーーー!」
「エールはもうだめ! 寝ましょ、ね?」
「……ル」
また飲むとはしゃぎかけるバンの額にエレインがちゅっとキスすると、バンは大人しくなって寝床にゴロンと横になった。
「エレイン、ネル♪」
「うん」
こんななりでも中身はバンだ。いつものように腕を伸ばして誘えば、エレインもいつものようにそこに横になった。が、あまりに腕も大きすぎてすっぽりを通り越し、巨大な抱きまくらの下敷きにでもなったかのようだ。
「ウフフ。バン、おっきーい!」
獣のバンは大きくて、とても不思議な感触だ。温かいのに温度を感じず、フカフカしているようで何もない、空気の上に寝ているようでもある。まるで夢の中の物を触っているかのような、未知で不確かな感触だ。バンは確かにここにいて、確実に感じられるというのに。その証拠にキスのつもりなのか鼻面を仕切りに押し付けてきたり、エレインの髪の毛をその大きな手で器用にいつものように、優しく撫で梳いている。
bell39399
DOODLE7日目です。すすんでないよ!明日からはゆるゆる日常ばんちゃんでお送り予定です(いま決めた)
バンさんRE:BORNなな。「また何かあったら、迷わずオイラや団長を呼ぶんだよ」
キングはエレインに間をおかず五回は言って聞かせ、何度も振り返りながらディアンヌに連れられて妖精王の森に戻った。
ヘンドリクセンとエリザベス、そしてメリオダスもそれぞれがバンとエレインの身を案じつつ、リオネスへの帰途についたのだった。
それまでさんざんメリオダスにじゃれついていたバンだったが、最後は案外あっさり見送った。……と思いきや、耳がぺたんと寝ている。
「バン。寂しいのね」
エレインが慰めようとすると、首を横に振る。が、よしよしと頭を撫でると嬉しそうに目を細めた。
「フフッ。何だか本当に、大きい赤ちゃんになったみたい。もっとも元から、私の方がずっとお姉さんですけどね!」
705キングはエレインに間をおかず五回は言って聞かせ、何度も振り返りながらディアンヌに連れられて妖精王の森に戻った。
ヘンドリクセンとエリザベス、そしてメリオダスもそれぞれがバンとエレインの身を案じつつ、リオネスへの帰途についたのだった。
それまでさんざんメリオダスにじゃれついていたバンだったが、最後は案外あっさり見送った。……と思いきや、耳がぺたんと寝ている。
「バン。寂しいのね」
エレインが慰めようとすると、首を横に振る。が、よしよしと頭を撫でると嬉しそうに目を細めた。
「フフッ。何だか本当に、大きい赤ちゃんになったみたい。もっとも元から、私の方がずっとお姉さんですけどね!」
bell39399
DOODLEれんごくばんちゃんたしか五日目!(数字は3までしか数えられない民)みんなバンさんに全幅の信頼を寄せています(エレインちゃん絡み)
バンさんRE:BORN五日目だっけ?バンはとてもご機嫌だった。久方ぶりに彼の大切な仲間たちが揃ったので。ご機嫌なのでエールは樽ごと飲みたいし、団ちょとは勝負したいしキングもいじりたい。今ならディアンヌと腕相撲で、少しはいい勝負ができるかもしれない。
けれども彼はシャスティフォルのクッションの上に寝かされた。豚の帽子亭にいる頃はお世話になった馴染みの感触だ。悪くはない。悪くはないが、何故かヘンドリクセンが手脚を調べたり胸の音を聴いたりして触ってくるものだから、擽ったくて仕方がない。
おいヘンディ、俺は野郎に触られて喜ぶ趣味はねぇぞ?
「ごめんねバン。ちょっとおりこうに大人しくしていてね」
けれどもエレインが側に寄り添ってそう宥めるので、バンはキョロキョロしつつもじっとしていた。
993けれども彼はシャスティフォルのクッションの上に寝かされた。豚の帽子亭にいる頃はお世話になった馴染みの感触だ。悪くはない。悪くはないが、何故かヘンドリクセンが手脚を調べたり胸の音を聴いたりして触ってくるものだから、擽ったくて仕方がない。
おいヘンディ、俺は野郎に触られて喜ぶ趣味はねぇぞ?
「ごめんねバン。ちょっとおりこうに大人しくしていてね」
けれどもエレインが側に寄り添ってそう宥めるので、バンはキョロキョロしつつもじっとしていた。
bell39399
DOODLEれんごくばんちゃんみっかめ!ちなみにここは謎時系列の、ゆるふわブリタニア時空です。一応ベンウィックではあるらしい。
バンさんRE:BORNそのさん 何なんだ、この状況は。一体どういうことなんだ。
バンは地べたに座り込み、赤い玉のような目でどこでもない何処かを見つめていた。
「でっかーい!」
「くろーい!」
その巨躯の周りには、つい今しがたまで敵意と警戒心の塊だった妖精たちが好奇心まるだしで群がっている。
「昨夜までは人間のかたちだったのにね。はっ。もしかして人間も、成体になると変態するの?」
妖精族にはそういう子もいるわよ、とエレインは大真面目だ。バンは違う違うと首を横に振った。
「そうなのね。具合の悪いところはない?」
バンはまた、首をブンブンと横に振る。けれども違和感はあった。というか少し前から、意識が何処かふわふわと夢心地場なのだ。いっそ夢であれ、とも思うが残念ながら現実である認識はある。
491バンは地べたに座り込み、赤い玉のような目でどこでもない何処かを見つめていた。
「でっかーい!」
「くろーい!」
その巨躯の周りには、つい今しがたまで敵意と警戒心の塊だった妖精たちが好奇心まるだしで群がっている。
「昨夜までは人間のかたちだったのにね。はっ。もしかして人間も、成体になると変態するの?」
妖精族にはそういう子もいるわよ、とエレインは大真面目だ。バンは違う違うと首を横に振った。
「そうなのね。具合の悪いところはない?」
バンはまた、首をブンブンと横に振る。けれども違和感はあった。というか少し前から、意識が何処かふわふわと夢心地場なのだ。いっそ夢であれ、とも思うが残念ながら現実である認識はある。
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DOODLE二日目のれんごくばんちゃん。なんとなく続けてみましたが続きは何も考えてません。エレインちゃん誕までもつのかなwwバンさんRE:BORNその2「おい、怪しい奴め。きさまは何者だ!」
暫し呆然としていたバンだったが、その声にハッと我に返って振返った。そこには敵意をむき出しにした妖精たちが集まっているバンの知った顔も何人かいた。
「害意があるものは容赦しない!」
「ここがバン王様の土地と知っているのか?!」
いやだから、俺がそのバン。
そう説明したが、口から出たのはおかしな鳴き声だけだ。
「魔神族か?!」
「見たこともないぞ、こんなやつ」
彼らはすでにいきり立っている。元来は穏やかなたちの妖精族だがその反面、警戒心が強く外敵には容赦がないのだ。
落ち着け、お前ら。……参ったな、仕方ない。誰か怪我する前に一旦引いて……。
バンがじり、と後ずさった時、「危ないですエレイン様」という声が聞こえた。
667暫し呆然としていたバンだったが、その声にハッと我に返って振返った。そこには敵意をむき出しにした妖精たちが集まっているバンの知った顔も何人かいた。
「害意があるものは容赦しない!」
「ここがバン王様の土地と知っているのか?!」
いやだから、俺がそのバン。
そう説明したが、口から出たのはおかしな鳴き声だけだ。
「魔神族か?!」
「見たこともないぞ、こんなやつ」
彼らはすでにいきり立っている。元来は穏やかなたちの妖精族だがその反面、警戒心が強く外敵には容赦がないのだ。
落ち着け、お前ら。……参ったな、仕方ない。誰か怪我する前に一旦引いて……。
バンがじり、と後ずさった時、「危ないですエレイン様」という声が聞こえた。