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    離婚

    アロマきかく

    DOODLEたまにはサブ職員さんの解像度を上げてみよう。
    49日目、オフィサーまでも一斉にねじれもどきになってその対応に追われる中、元オフィサーであったディーバにはやはり思う所があるのではないか。そんな気がしたので。
    甲冑で愛着禁止になったときも娘第一的な思考だったし。
    なお勝手に離婚させてしまってるけどこれは個人的な想像。娘の親権がなんでディーバに渡ったのかは…なぜだろう。
    49日目、ディーバは思う 嘔吐感にも似た気色の悪い感覚が体の中をのたうち回る。その辛さに耐えながら、“元オフィサー”だった化け物共を叩きのめす。
    「クソっ、一体何がどうなってやがんだよ……ぐ、っ」
     突然社内が揺れ始めて何事かと訝しがっていたら、揺れが収まった途端にこの有様だ。
     俺がかろうじて人の形を保っていられるのは、管理職にのみ与えられるE.G.O防具のお陰だろう。勘がそう告げている。でなければあらゆる部署のオフィサーばかりが突如化け物に変貌するなどあるものか。

     もしボタンを一つ掛け違えていたら、俺だってこんな得体のしれない化け物になっていたかもしれない。そんなことをふと思う。
     人型スライムのようなアブノーマリティ――溶ける愛、とか言ったか――が収容された日。ヤツの力によって“感染”した同僚が次々とスライムと化していく。その感染力は凄まじく、たちまち収容されている福祉部門のオフィサーが半分近く犠牲になった。そんな元同僚であるスライムの群れが目前に迫ったときは、すわ俺もいよいよここまでかと思ったものだ。直後、管理職の鎮圧部隊がわらわらとやって来た。俺は元同僚が潰れてゲル状の身体を撒き散らすのを、ただただ通路の隅っこで震えながら見ていた。支給された拳銃を取り出すことも忘れて。
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    torimune2_9_

    PROGRESSタイトルそのまま
    設定として大戦までのところで離婚済、ホとは身体の関係があるし思いも通じあってるけど言葉にしてない。この設定のまま最後まで行けるかは不明!!!!!中盤炎を精神的に虐めるのちょっと楽しいなと思いつつ、前を向いてもらうところまで書けました。
    監禁ネタ炎視点ぴ、ぴ、と規則正しい電子音が耳に届き、ぬるま湯に漂っていた意識が浮上する。聞こえているそれが心電図の音だと気づいたのはしばらくした後で、意識を失う直前自分がどこで何をしていたのかを思い出したのはさらに後だった。
    (……いき、のこったのか)
    今がいつで、意識を失ってからどれほどの時間が経ったのか。戦場に蔓延っていた悪意の渦が霧散したことは覚えている。ろくに動かない身体でも、家族だけは守らねばとその瞬間までは意識を保たせていた。
    (消毒液の匂いがする……病院、か?)
    文字通り全身を包帯が覆っているのだろう。目を開けようにも、包帯が引っ掛かり瞼を持ち上げることができない。それすらも叶わないほどに力が入らない。意識は確かにあるのに、まるで身体と繋がっていないような錯覚を起こす。片腕を奪われ脇腹を抉られ、全身に火傷を覆っているにも関わらず痛みのひとつも感じないということは、余程強力な鎮痛剤が使われているのか。指先を動かすことすらままならない状況に、恐らく運び込まれた時点の己は死の淵に瀕していたのだろうと容易に想像がついた。
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