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    2000

    銀鳩堂

    PROGRESSヤンクロ第二部14話
    後のクロウリー学園長=大鴉のディアヴァルの物語、美しき女王編の14話です。
    ついに女王は姫を下働きに貶めることにした。その背後にある想いは……。
    (本文約1500文字/コラム「ハントマンは何者か?」約2000文字)
    今回はコラムの方が長くなってしまいました😅
    ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第二部⑭話「女王の決意」 美しき女王グリムヒルデは、スノーホワイト姫を修行させるため離宮へと移した。離宮では姫の身分は隠し、ボロを着せ、召使いの仕事の中でも最も卑しい仕事……床掃除やゴミの始末、水くみなどをやらせることにした。
     王城に置いたままでは、姫を召使いの身に落としたことがひと目でわかってしまう。それでは姫に同情するものも多く、良からぬ噂の元にもなるだろうという考えからだった。
     おおやけには「姫はお心がすぐれず、静養のために引きこもっている」ということになっていた。
     離宮へ姫を連れて行ったのは、女王の腹心の部下ハントマン。彼は、ボロをまとった姫を伴い、ひっそりと宵闇よいやみにまぎれて城を出た。そして離宮に着くと、召使い頭に「新しい下働きを連れてきた。てて無し子を女王陛下が哀れんで、職を与えよとのありがたいお申し出である」といって姫を送り込んだのだった。
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