れも🍋
DONE #赤安ワンナイト・ドローイングアンドライティング12/31のお題「体温」より。
素敵な企画をありがとうございます!
楽しんでいただけましたら幸いです。
【注意】
・主要キャラクターの流血表現
・名前の無い、組織の人物が登場します 3512
花月ゆき
DONE組織壊滅後。恋人同士になった赤安。あかいさんのサンタになる計画を立てていたふるやさんは…お題「プレゼント」 赤井と恋人同士になって、はじめて迎えるクリスマス。
赤井から二十四・五日の予定はどうかときかれて、「普通に仕事ですけど」と、涼し気な顔でこたえてしまったが、実のところ、降谷はクリスマスに向けて“ある計画”を練っていた。
それは、クリスマスイブの夜、サンタの帽子をかぶって、赤井の泊っているホテルに突撃するというものだ。もちろん赤井には内緒で。
この計画を遂行するために、降谷は十二月に入ってからずっと、多忙な日々を送っていた。
クリスマスに予定を空けるために、年の瀬らしく降り積もった仕事を前倒しで片付ける必要があったからだ。それに加え、組織の残党も、まるでクリスマスを狙っているかのように動きをみせはじめたので、FBIには内緒で、部下を引き連れて制圧した。
3780赤井から二十四・五日の予定はどうかときかれて、「普通に仕事ですけど」と、涼し気な顔でこたえてしまったが、実のところ、降谷はクリスマスに向けて“ある計画”を練っていた。
それは、クリスマスイブの夜、サンタの帽子をかぶって、赤井の泊っているホテルに突撃するというものだ。もちろん赤井には内緒で。
この計画を遂行するために、降谷は十二月に入ってからずっと、多忙な日々を送っていた。
クリスマスに予定を空けるために、年の瀬らしく降り積もった仕事を前倒しで片付ける必要があったからだ。それに加え、組織の残党も、まるでクリスマスを狙っているかのように動きをみせはじめたので、FBIには内緒で、部下を引き連れて制圧した。
no123mi
DONE我儘な恋人「降谷くんはいるか?」
警備企画課。普段彼がデスクワークをしている部屋を訪ねると、現れた彼の部下は、立派な眉をさげ、困った顔でオフィスの奥を見た。彼は声を潜め、席にいる降谷をうかがう。
「いるにはいるんですが……」
「ご機嫌ななめかな?」
「いえ、ご機嫌というより」
風見の言葉の先を待つまでもなく、赤井は彼の言いたいことを察した。
赤井の目当ての人物は、いつものように奥の席で姿勢よく座り書類をさばいていたが、よく見ればいつもの精彩がない。彼をよく知らない者が見れば、すばやく書類を捌いているように見えるが、常日頃から彼をよく知る自分(と風見)から見れば、その違いは一目瞭然だった。
「朝からあの様子なんですが、何度言っても休んでいただけず……」
11025警備企画課。普段彼がデスクワークをしている部屋を訪ねると、現れた彼の部下は、立派な眉をさげ、困った顔でオフィスの奥を見た。彼は声を潜め、席にいる降谷をうかがう。
「いるにはいるんですが……」
「ご機嫌ななめかな?」
「いえ、ご機嫌というより」
風見の言葉の先を待つまでもなく、赤井は彼の言いたいことを察した。
赤井の目当ての人物は、いつものように奥の席で姿勢よく座り書類をさばいていたが、よく見ればいつもの精彩がない。彼をよく知らない者が見れば、すばやく書類を捌いているように見えるが、常日頃から彼をよく知る自分(と風見)から見れば、その違いは一目瞭然だった。
「朝からあの様子なんですが、何度言っても休んでいただけず……」
花月ゆき
DONEhttps://poipiku.com/1436391/9684930.html の赤井さん視点です。さよならのあと(赤井Side) きっと彼は、潜るのだろう。
本人も、他の人間も、誰も気づいていない。だが、自分にはわかる。降谷の表情も、行動も、ある日を境に変わってしまったと。
降谷の自分を見る目が変わった。思い出を目に焼きつけるように。降谷が自分を見る。まるで、もう二度と逢えなくなる人間を見るように。
降谷と一緒に住んでいるアパート。変化にはすぐ気づいた。違和感を覚えさせないように、彼が少しずつ自身の持ち物を消していく。
そして、彼がこの世界を発つ日。彼は自身の痕跡をすべて消し去った。
今すぐにでも起き上がって、彼を引き留めたい。その想いを堪えて、眠ったフリをし続けた。
小さく聞こえるのは、ノートパソコンのキーを叩く音。この音が止めば、きっと彼はいなくなってしまう。
743本人も、他の人間も、誰も気づいていない。だが、自分にはわかる。降谷の表情も、行動も、ある日を境に変わってしまったと。
降谷の自分を見る目が変わった。思い出を目に焼きつけるように。降谷が自分を見る。まるで、もう二度と逢えなくなる人間を見るように。
降谷と一緒に住んでいるアパート。変化にはすぐ気づいた。違和感を覚えさせないように、彼が少しずつ自身の持ち物を消していく。
そして、彼がこの世界を発つ日。彼は自身の痕跡をすべて消し去った。
今すぐにでも起き上がって、彼を引き留めたい。その想いを堪えて、眠ったフリをし続けた。
小さく聞こえるのは、ノートパソコンのキーを叩く音。この音が止めば、きっと彼はいなくなってしまう。
花月ゆき
DONE何でも許せる方向け赤井さん視点⇒ https://poipiku.com/1436391/9688229.html
さよならのあと(降谷Side) 潜ることになった。
新しい名前をもうひとつ。電話番号もメールアドレスも何もかも変えて。違う世界へ旅立たなくてはいけなくなった。
赤井には何も言わずに。たったひとりで。
素直になれず。一度も愛してると言えないまま。さよならが先に訪れた。
赤井と一緒に住んでいたアパート。自分が住んでいた痕跡をすべて消した。最後に残ったのは、赤井と一緒に使っていたプライベート用のノートパソコン。自分の使っていた跡をすべて消去したあと、ふと未練が溢れ出す。
降谷は静かにキーを叩き続け、朝陽が部屋を照らす前に、静かに家を出た。
あれから一年。
降谷は潜入先にいた。古びた倉庫。もうすぐ裏取引の相手が現れる。
あの日から季節は一巡りして、再び冬が訪れた。あの日のことを、降谷は一度も忘れたことがない。
730新しい名前をもうひとつ。電話番号もメールアドレスも何もかも変えて。違う世界へ旅立たなくてはいけなくなった。
赤井には何も言わずに。たったひとりで。
素直になれず。一度も愛してると言えないまま。さよならが先に訪れた。
赤井と一緒に住んでいたアパート。自分が住んでいた痕跡をすべて消した。最後に残ったのは、赤井と一緒に使っていたプライベート用のノートパソコン。自分の使っていた跡をすべて消去したあと、ふと未練が溢れ出す。
降谷は静かにキーを叩き続け、朝陽が部屋を照らす前に、静かに家を出た。
あれから一年。
降谷は潜入先にいた。古びた倉庫。もうすぐ裏取引の相手が現れる。
あの日から季節は一巡りして、再び冬が訪れた。あの日のことを、降谷は一度も忘れたことがない。
花月ゆき
DONE秀零の日。記憶喪失&身体だけ縮んだ赤安(中学生)が、工藤邸で一緒に住んでいる設定です。
①https://poipiku.com/1436391/9417680.html
④https://poipiku.com/1436391/9804135.html
Heartfelt Memories(旧題:記憶は心の底に)③―コナンSide 12月―
商店街の福引で、蘭が東都水族館のペアチケットを引き当てた。「相変わらず、すげえな……」と思わずコナンは呟いてしまうが、その声は商店街の喧騒に紛れて、蘭の耳には届いていない。
礼を言ってチケットを受け取り、家へと向かって歩きはじめた蘭を、コナンは隣からそっと見上げた。蘭は嬉しそうにチケットを取り出し、まじまじと眺めている。ところが、チケットを見ていた蘭の表情がしだいに曇りはじめた。
「どうしたの? 蘭姉ちゃん」
「どうしよう……コナン君。このチケット、クリスマスまでの土日しか使えないんだって」
「そうなの?」
コナンは蘭からチケットを受け取る。そこには『土日限定!東都水族館のクリスマスにご招待』の文字があった。
3829商店街の福引で、蘭が東都水族館のペアチケットを引き当てた。「相変わらず、すげえな……」と思わずコナンは呟いてしまうが、その声は商店街の喧騒に紛れて、蘭の耳には届いていない。
礼を言ってチケットを受け取り、家へと向かって歩きはじめた蘭を、コナンは隣からそっと見上げた。蘭は嬉しそうにチケットを取り出し、まじまじと眺めている。ところが、チケットを見ていた蘭の表情がしだいに曇りはじめた。
「どうしたの? 蘭姉ちゃん」
「どうしよう……コナン君。このチケット、クリスマスまでの土日しか使えないんだって」
「そうなの?」
コナンは蘭からチケットを受け取る。そこには『土日限定!東都水族館のクリスマスにご招待』の文字があった。
かとうあんこ
DONEドムサブユニバース、ドム✖️スイッチ、付き合ってない赤安カンペキなトモダチ因縁の組織が壊滅して三ヶ月。
怒涛の報告書(反省文含む)を乗り越え、ようやく組織の残党狩りに本腰を入れられるようになった僕の元へ耳を疑うようなニュースが飛び込んできた。
「赤井が倒れた?」
「ええ……床に膝をつかれてからすぐに立ち上がられたので、立ち眩みだとは思うのですが」
僕にそう報告をする風見はツチノコでも見たような顔をしていた。
きっと僕も同じような顔をしているだろう。
赤井たちFBIと日本の警察は合同捜査本部を立ち上げ、逮捕した組織の幹部を取り調べ、散り散りになった残党を追っている。
赤井が倒れたのは、捜査会議が終わった直後だったという。
僕はまだバーボンとしてやることがあるため、その捜査本部には参加しておらず、こうして風見から進捗状況を聞いていた。
9141怒涛の報告書(反省文含む)を乗り越え、ようやく組織の残党狩りに本腰を入れられるようになった僕の元へ耳を疑うようなニュースが飛び込んできた。
「赤井が倒れた?」
「ええ……床に膝をつかれてからすぐに立ち上がられたので、立ち眩みだとは思うのですが」
僕にそう報告をする風見はツチノコでも見たような顔をしていた。
きっと僕も同じような顔をしているだろう。
赤井たちFBIと日本の警察は合同捜査本部を立ち上げ、逮捕した組織の幹部を取り調べ、散り散りになった残党を追っている。
赤井が倒れたのは、捜査会議が終わった直後だったという。
僕はまだバーボンとしてやることがあるため、その捜査本部には参加しておらず、こうして風見から進捗状況を聞いていた。
花月ゆき
DONE組織壊滅後。恋人未満の赤安。赤→安要素多し。カッコイイ赤井さんはいません。捏造あり。何でも許せる方向け。お題「料理」 降谷と食事に行く約束をした。何度も何度も断られ、ようやく取り付けた約束だった。
約束の日は、金曜日。絶対に食事の時間に間に合うよう仕事を終えなければならない。そう己に誓って、赤井は月曜日を迎えた。
だが、その日、事件は起きた。
組織の残党に動きがあり、公安やFBIをはじめとした、各国の捜査機関が総出で討伐作戦を行うことが決定した。作戦の決行日は木曜日の深夜。つまり金曜日である。
「食事の約束、延期しませんか?」
警察庁で執り行われた会議のあと。降谷はそう提案してきた。
作戦の日、何が起きるかわからない。状況次第では、作戦が翌日以降までもつれこむ可能性もある。降谷はそう説明したが、赤井は首を縦に振ることはできなかった。まるで聞き分けのない子どものようだと思ったが、どうしても、降谷との約束は守りたかったのだ。
3736約束の日は、金曜日。絶対に食事の時間に間に合うよう仕事を終えなければならない。そう己に誓って、赤井は月曜日を迎えた。
だが、その日、事件は起きた。
組織の残党に動きがあり、公安やFBIをはじめとした、各国の捜査機関が総出で討伐作戦を行うことが決定した。作戦の決行日は木曜日の深夜。つまり金曜日である。
「食事の約束、延期しませんか?」
警察庁で執り行われた会議のあと。降谷はそう提案してきた。
作戦の日、何が起きるかわからない。状況次第では、作戦が翌日以降までもつれこむ可能性もある。降谷はそう説明したが、赤井は首を縦に振ることはできなかった。まるで聞き分けのない子どものようだと思ったが、どうしても、降谷との約束は守りたかったのだ。
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MENU12/17 赤安サンプル1
「赤井、結婚しましょうか」
赤井と籍を入れたいと思った。
そう思い至るまでの話をしよう。少々長くなる。
長年追い続けていた国際的犯罪組織・黒尽くめの組織を各国警察のエージェントたちと、とある小さな名探偵の活躍により瓦解に追いやった。多くの人々が組織の犠牲となり、僕の憧れの人であり組織の薬品開発者であった宮野エレーナも亡くなり、失ったものはあまりにも多く、大きかった。僕の公安警察の人生において大きな割合を占めていた黒尽くめの組織の瓦解は僕の生活にぽっかりと穴を開けたが、ある一つの大きな存在が太々しくどっかりと座り込んでいた。
赤井秀一だ。
当時ライというコードネームでFBIから組織に潜入していた赤井は、バーボンというコードネームでスパイとして潜り込んでいた僕とは全くそりが合わなかった。赤井は僕のことを役立たずだとでも思っていたのか顔を合わせるたびに僕を馬鹿にした態度をみせ、嫌味と睨み合いが絶えなかったのは今でもはっきりと覚えている。当時ライが同じ潜入捜査官だとは知らなかったが、態度は悪いながらも頭の切れる奴がこんな組織で燻っているなんて、と半ば嫉妬のような気持ちもあったと思う。そんな機嫌の悪い僕を宥めてくれていたのが、同じく組織に潜入してスコッチというコードネームを貰っていた幼馴染のヒロだった。
11197「赤井、結婚しましょうか」
赤井と籍を入れたいと思った。
そう思い至るまでの話をしよう。少々長くなる。
長年追い続けていた国際的犯罪組織・黒尽くめの組織を各国警察のエージェントたちと、とある小さな名探偵の活躍により瓦解に追いやった。多くの人々が組織の犠牲となり、僕の憧れの人であり組織の薬品開発者であった宮野エレーナも亡くなり、失ったものはあまりにも多く、大きかった。僕の公安警察の人生において大きな割合を占めていた黒尽くめの組織の瓦解は僕の生活にぽっかりと穴を開けたが、ある一つの大きな存在が太々しくどっかりと座り込んでいた。
赤井秀一だ。
当時ライというコードネームでFBIから組織に潜入していた赤井は、バーボンというコードネームでスパイとして潜り込んでいた僕とは全くそりが合わなかった。赤井は僕のことを役立たずだとでも思っていたのか顔を合わせるたびに僕を馬鹿にした態度をみせ、嫌味と睨み合いが絶えなかったのは今でもはっきりと覚えている。当時ライが同じ潜入捜査官だとは知らなかったが、態度は悪いながらも頭の切れる奴がこんな組織で燻っているなんて、と半ば嫉妬のような気持ちもあったと思う。そんな機嫌の悪い僕を宥めてくれていたのが、同じく組織に潜入してスコッチというコードネームを貰っていた幼馴染のヒロだった。
花月ゆき
DONE恋人未満の赤安。降谷さんが鈍感で自覚なし。かなり嫉妬深い赤井さんがいますので、ご注意ください。なんでも許せる方向け。お題「仲直り」 最近、赤井の様子がおかしい。
ふとしたときに、降谷は赤井の鋭い視線を感じるようになった。
ここ最近、組織の残党に動きがあり、緊張を強いられる仕事が続いていた。そのため、赤井も気が立っているのではないかとはじめは思った。だが、赤井がこうした視線を向けている先に、どうやら必ずといっていいほど自分がいるようなのだ。
他国の捜査機関の人間。自分の部下たち。公安の上層部。警察庁内で降谷が会話を交わす人間は多いが、降谷が誰と話していても、赤井の視線はまっすぐこちらへと向けられている。降谷以外の人間同士が会話をしているときは、赤井の視線は普段通りで、これといった変化はない。つまり、赤井のこの変化は自分が関係している、ということになる。
3253ふとしたときに、降谷は赤井の鋭い視線を感じるようになった。
ここ最近、組織の残党に動きがあり、緊張を強いられる仕事が続いていた。そのため、赤井も気が立っているのではないかとはじめは思った。だが、赤井がこうした視線を向けている先に、どうやら必ずといっていいほど自分がいるようなのだ。
他国の捜査機関の人間。自分の部下たち。公安の上層部。警察庁内で降谷が会話を交わす人間は多いが、降谷が誰と話していても、赤井の視線はまっすぐこちらへと向けられている。降谷以外の人間同士が会話をしているときは、赤井の視線は普段通りで、これといった変化はない。つまり、赤井のこの変化は自分が関係している、ということになる。
花月ゆき
DONE秀零の日。記憶喪失&身体だけ縮んだ赤安(中学生)が、工藤邸で一緒に住んでいる設定です。
①https://poipiku.com/1436391/9417680.html
③https://poipiku.com/1436391/9650469.html
Heartfelt Memories(旧題:記憶は心の底に)②―コナンSide 11月―
秋を迎え、冬の訪れを感じはじめる頃。
コナンはしばらく訪れていなかった工藤邸へとやってきた。降谷からメールで、「夜ごはん作り過ぎちゃったから、コナン君も食べにおいで」と誘われたからだ。しばらく二人の顔を見ていなかったので、ちょうどよいタイミングだと思いながら、コナンは降谷の誘いに乗ることにした。
夕刻。本来の自分の自宅に辿り着くと、玄関先からすでに赤井と降谷の声が聞こえてきて、コナンは心の中でこっそりと笑う。
身体が縮む前、二人は恋人同士だった。様々な苦難もあったが、自分が知る二人は、すごく相性もよく、仲の良い関係へと落ち着きつつあった。
毒薬を飲んで中学生になってしまった二人は、記憶まで失っている。だが、二人の言葉のやり取りを聞くたびに、根は変わらないと思えるのだ。
2360秋を迎え、冬の訪れを感じはじめる頃。
コナンはしばらく訪れていなかった工藤邸へとやってきた。降谷からメールで、「夜ごはん作り過ぎちゃったから、コナン君も食べにおいで」と誘われたからだ。しばらく二人の顔を見ていなかったので、ちょうどよいタイミングだと思いながら、コナンは降谷の誘いに乗ることにした。
夕刻。本来の自分の自宅に辿り着くと、玄関先からすでに赤井と降谷の声が聞こえてきて、コナンは心の中でこっそりと笑う。
身体が縮む前、二人は恋人同士だった。様々な苦難もあったが、自分が知る二人は、すごく相性もよく、仲の良い関係へと落ち着きつつあった。
毒薬を飲んで中学生になってしまった二人は、記憶まで失っている。だが、二人の言葉のやり取りを聞くたびに、根は変わらないと思えるのだ。
かとうあんこ
DONE一度別れた赤安がバディを組んで幽霊退治をする話烏丸怪談①結末「怪談ですか?どうしてまた……まあ、ありますよ。工藤家の鉄板ネタが。あれはまだ俺が保育園に通っていた頃。父さんが珍しくホラー小説の原稿を依頼されたんです。小説って言っても長い話じゃなくて、雑誌の企画で短編を一話だけって話だったから、まぁたまには書いてみるかと引き受けたそうです。でも……結論から言うとボツになったんですよ。長年一緒に仕事をしている担当さんや校正さんでも最後まで読めなかったらしいです……怖すぎて。プロが読めない小説なんて気になりませんか?気になりますよね?原稿が読みたい?ええ、俺もそう思いました。でも見つからないんですよ、この家のどこかにあるはずなのに……」
新一くんが話し終わるのと同時に工藤邸の広い書斎を乾燥した風が横切って行った。
5687新一くんが話し終わるのと同時に工藤邸の広い書斎を乾燥した風が横切って行った。
花月ゆき
DONE赤安は恋人同士。ミイラ男なあかいさん。なんでも許せる方向け。お題「ハロウィン」 今年もハロウィンがやってきた。
昨年のこの時期は首に爆弾をつけられ、ハロウィンどころではなかった。
今年のハロウィンも公安としての仕事が山積みだったが、それはもう終わりが見えている。
十月三十一日。現時刻は、午後十一時過ぎ。まだまだ油断はできない状況だが、例年通り渋谷は大混雑をみせたものの、平穏なハロウィンだったといえるだろう。
スマホのバイブ音が鳴り、降谷はスマホの画面をタップする。電話をかけてきたのは風見だった。
『降谷さん、こちらはもう大丈夫です。そろそろ休まれてください』
「ああ、そうさせてもらうよ」
仕事はタイミングよくやってきてはくれない。ありとあらゆる仕事が山のように重なり、降谷はこの一週間、まともに睡眠をとることができていなかった。仮眠室に二度ほど入った記憶はあるが、ほんの数時間で仕事を再開させている。自分がまともに休んでいないことに風見も気づいていて、落ち着いたタイミングで電話をかけてきたのだろう。
3230昨年のこの時期は首に爆弾をつけられ、ハロウィンどころではなかった。
今年のハロウィンも公安としての仕事が山積みだったが、それはもう終わりが見えている。
十月三十一日。現時刻は、午後十一時過ぎ。まだまだ油断はできない状況だが、例年通り渋谷は大混雑をみせたものの、平穏なハロウィンだったといえるだろう。
スマホのバイブ音が鳴り、降谷はスマホの画面をタップする。電話をかけてきたのは風見だった。
『降谷さん、こちらはもう大丈夫です。そろそろ休まれてください』
「ああ、そうさせてもらうよ」
仕事はタイミングよくやってきてはくれない。ありとあらゆる仕事が山のように重なり、降谷はこの一週間、まともに睡眠をとることができていなかった。仮眠室に二度ほど入った記憶はあるが、ほんの数時間で仕事を再開させている。自分がまともに休んでいないことに風見も気づいていて、落ち着いたタイミングで電話をかけてきたのだろう。
かとうあんこ
DONE学パロ赤安、朝が弱い大学生✖︎優等生DK※組織のない平和な世界🌍🕊️
『僕の彼氏は左ハンドル』「赤井っ、起きて!」
ベッドの上で緩くウェーブした黒髪が四方八方に散らばっている。その中心で持ち主が「んん」と呻いた。
僕の彼氏は今日も腹が立つほどセクシーだ。
「れい……」
声を辿って僕に向かって伸ばされた長くたくましい腕を寸でのところで避けた。
危なかったな……あれに捕まったら学校に行けなくなるところだった。
前に「明日起こしに来てほしい」と頼まれた時は赤井の腕にベッドの中に引きずり込まれてベッドの中でもみくちゃにされ、結局二時間目になってようやく教室にたどり着いた。くしゃくしゃになった制服のワイシャツを見た友人たちに「朝から何やってんだよ」と呆れられたりニタニタ笑われたりしたことは今でもはっきり覚えてる。
3555ベッドの上で緩くウェーブした黒髪が四方八方に散らばっている。その中心で持ち主が「んん」と呻いた。
僕の彼氏は今日も腹が立つほどセクシーだ。
「れい……」
声を辿って僕に向かって伸ばされた長くたくましい腕を寸でのところで避けた。
危なかったな……あれに捕まったら学校に行けなくなるところだった。
前に「明日起こしに来てほしい」と頼まれた時は赤井の腕にベッドの中に引きずり込まれてベッドの中でもみくちゃにされ、結局二時間目になってようやく教室にたどり着いた。くしゃくしゃになった制服のワイシャツを見た友人たちに「朝から何やってんだよ」と呆れられたりニタニタ笑われたりしたことは今でもはっきり覚えてる。
花月ゆき
DONE秀零の日。記憶喪失&身体だけ縮んだ赤安(中学生)が、工藤邸で一緒に住んでいる設定です。
②:https://poipiku.com/1436391/9538548.html
Heartfelt Memories(旧題:記憶は心の底に)①―コナンSide 10月―
コナンが工藤邸を訪れると、赤井と降谷の二人の声が玄関まで漏れ聞こえてきた。
毒薬を飲んで身体が縮み、記憶まで失くして中学生となってしまった二人の声は、自分が知るそれと比べると随分と幼い。しかし、話し方も話す内容も、小学生である自分よりはるかに大人びている。大人の赤井と降谷の姿が頭の中に散らつくせいで、最初は違和感が凄まじかったが、最近は不思議と慣れつつあった。
二人はコナンが部屋に入ってきたことを気にも留めず、壁に視線を向けたまま、あーでもないこーでもないと言い合っている。
「二人ともいったいどうしたの?」
コナンが話しかけると、ようやく二人がこちらを意識する。降谷が壁にかかった日めくりカレンダーから視線を外して言った。
2016コナンが工藤邸を訪れると、赤井と降谷の二人の声が玄関まで漏れ聞こえてきた。
毒薬を飲んで身体が縮み、記憶まで失くして中学生となってしまった二人の声は、自分が知るそれと比べると随分と幼い。しかし、話し方も話す内容も、小学生である自分よりはるかに大人びている。大人の赤井と降谷の姿が頭の中に散らつくせいで、最初は違和感が凄まじかったが、最近は不思議と慣れつつあった。
二人はコナンが部屋に入ってきたことを気にも留めず、壁に視線を向けたまま、あーでもないこーでもないと言い合っている。
「二人ともいったいどうしたの?」
コナンが話しかけると、ようやく二人がこちらを意識する。降谷が壁にかかった日めくりカレンダーから視線を外して言った。
花月ゆき
DONE予知夢を見るようになった赤安が、ある日、お互いにキスをする夢を見てしまい…予知夢-降谷Side-
一週間ほど前からずっと、不可思議な現象が続いている。それは、夢で見た光景が現実で起こってしまうというものだ。最初はただの偶然かと思ったが、この一週間ずっと、この現象は例外ひとつなく続いている。
一昨日は、風見が何もないところでコケる夢を見た。いくら風見でもそんなドジはしないだろう。そう思ったが、昨日、夢の中の光景を再現するかのように、風見はコケた。
そして、いよいよ降谷が予知夢を疑いはじめたところで、昨日の夢である。その夢の中で降谷は、あの赤井とキスをしていたのだ。
朝、目を覚ましてからずっと、降谷は頭を抱えていた。今日は日米合同の捜査会議がある。もちろん赤井も参加することになっているので、夢が現実になるための舞台は、揃っているといってもいい。
9503一週間ほど前からずっと、不可思議な現象が続いている。それは、夢で見た光景が現実で起こってしまうというものだ。最初はただの偶然かと思ったが、この一週間ずっと、この現象は例外ひとつなく続いている。
一昨日は、風見が何もないところでコケる夢を見た。いくら風見でもそんなドジはしないだろう。そう思ったが、昨日、夢の中の光景を再現するかのように、風見はコケた。
そして、いよいよ降谷が予知夢を疑いはじめたところで、昨日の夢である。その夢の中で降谷は、あの赤井とキスをしていたのだ。
朝、目を覚ましてからずっと、降谷は頭を抱えていた。今日は日米合同の捜査会議がある。もちろん赤井も参加することになっているので、夢が現実になるための舞台は、揃っているといってもいい。
ゆら🦈
MOURNING安定のクソ短作業時間クオリティですが、「おいで」と「いかないで」と赤安が書きたかっただけなんです( ; ; )れ〜くんのことはカメラで監視してるのでどっか行ったらすぐ分かるし、どこにいようと秒で帰ってくる。
この後は一生共依存ルートを切に希望します(続きを放棄するな)
⚠️赤井さんがヘラってる、自傷します
何でも許せる方のみ閲覧お願いします。 4
ゆら🦈
TRAININGいただいたセリフでSS書くタグのやつやってみました。急いで書いたので内容薄いですが🙏🏻💦めっちゃ中途半端に終わりますが、この後はまあお察しの通り赤井さんちに連れ帰られ、日付まで貼って管理された降谷さんのゴミや所持品を嬉々として見せつけられる羽目に……
拗らせキモ井さんしかいないので、何でも許せる18歳以上の方のみ閲覧してください(՞ .ˬ.՞)" 4
いちろ。
DONE夢の中の登場人物・ライバボ(純組織しゅ×ハムれいくん)
現実の登場人物
・「僕」:元店員、現在「大家さん」の元で療養中。
・大家さん:「僕」が働く店の常連。医師らしい。療養が必要な「僕」を自宅に住まわせている。
夢に焦がれた小夜啼鳥は。④(完)「この家で殺人事件、ですか?」
「はい。大家さんなら何かご存じないですか?多分、そんな昔の話ではないと思うんですけど」
夢の中で発射された銃弾の痕跡が現実で見つかった。
つまり、あれは全て実際に起こっていた出来事で、ライもバーボンも実在しているということになる。
そして、ライが死んだという事実も。死体が発見されたならニュースに取り上げられている可能性も考えた。が、銃殺した遺体を事故死に偽装するとなると手間がかかる。手っ取り早いのは何処かの山林にでも埋めるか海に捨てるかして失踪という形に収めることだ。
バーボンなら、どうするか。恐らく彼なら、組織を欺くために下手に発見されるリスクを背負って遺体を遺棄するよりその時が来るまで自分の目が届く場所に留めておくだろう。そう考えると、この家の何処かに死体を埋めたという線が一番濃厚だ。
4792「はい。大家さんなら何かご存じないですか?多分、そんな昔の話ではないと思うんですけど」
夢の中で発射された銃弾の痕跡が現実で見つかった。
つまり、あれは全て実際に起こっていた出来事で、ライもバーボンも実在しているということになる。
そして、ライが死んだという事実も。死体が発見されたならニュースに取り上げられている可能性も考えた。が、銃殺した遺体を事故死に偽装するとなると手間がかかる。手っ取り早いのは何処かの山林にでも埋めるか海に捨てるかして失踪という形に収めることだ。
バーボンなら、どうするか。恐らく彼なら、組織を欺くために下手に発見されるリスクを背負って遺体を遺棄するよりその時が来るまで自分の目が届く場所に留めておくだろう。そう考えると、この家の何処かに死体を埋めたという線が一番濃厚だ。
いちろ。
DONE夢の中の登場人物・ライバボ(純組織しゅ×ハムれいくん)
現実の登場人物
・「僕」:元店員、現在「大家さん」の元で療養中。
・大家さん:「僕」が働く店の常連。医師らしい。療養が必要な「僕」を自宅に住まわせている。
夢に焦がれた小夜啼鳥は。③バーボンがライを殺した。夢から跳ね起きた僕は今までにないくらい背中がびっしょりと濡れていて、僕の体は恐怖でしばらく震えが止まらなかった。バーボンが浴びた返り血の感触が残っているのも恐ろしかったが、何より恐怖したのは拳銃を発砲した時の反動が寝起きのはずの僕の手にしっかりと残っていることだった。
「夢、なんだよな……?」
誰かに肯定してほしくて寝起きのかすれた声で呟いてみる。当然その問いに答えてくれる人間はいなかった。実在する部屋を舞台にした夢の中の殺人事件。あの時撃っていなければ、バーボンがどうなっていたかわからない。ライの言葉を信じるとすれば命までは奪わないと言っていたが、どんなに特殊な関係を築いていたとしてもあいつは組織側の人間だ。裏切られ拷問されていた可能性もあったと考えると、バーボンの判断は正しかったと思う。彼はあの後どうしたんだろうか。古巣に戻ったのだろうか。それとも、そのままライの死を偽装して潜入を続けたのだろうか。
1666「夢、なんだよな……?」
誰かに肯定してほしくて寝起きのかすれた声で呟いてみる。当然その問いに答えてくれる人間はいなかった。実在する部屋を舞台にした夢の中の殺人事件。あの時撃っていなければ、バーボンがどうなっていたかわからない。ライの言葉を信じるとすれば命までは奪わないと言っていたが、どんなに特殊な関係を築いていたとしてもあいつは組織側の人間だ。裏切られ拷問されていた可能性もあったと考えると、バーボンの判断は正しかったと思う。彼はあの後どうしたんだろうか。古巣に戻ったのだろうか。それとも、そのままライの死を偽装して潜入を続けたのだろうか。
いちろ。
DONE夢の中の登場人物・ライバボ(純組織しゅ×ハムれいくん)
現実の登場人物
・「僕」:元店員、現在「大家さん」の元で療養中。
・大家さん:「僕」が働く店の常連。医師らしい。療養が必要な「僕」を自宅に住まわせている。 2629
すいまー
DONEスイマーよ!!(B'z)で盛り上がったので🤣『僕を噛んで』なんて知性と気品を備えた色男にしか許されない言い回しなんだよなー…!!
でも思ってよりヤバい男になってしまった…🥺
これはところ構わずれーくんを揺さぶりにかかっている赤→→→→→→→→→←安くらいのふたり
(当然のように合同捜査中)
hisbra246911
PROGRESS来年どこかで1冊出したい。赤安和ファンタジーパロ。降谷:昼(食事処の給仕)・夜(鬼面の検非違使)・異界(九尾の狐)の3フェイス。赤井:昼(変装して仕事をさぼる陰陽師)・夜(仕事に真面目な陰陽師)・異界(雷神)。人物相関兼簡易プロット 3ゆら🦈
MAIKING和解済赤安降谷への想いが高じて強硬手段に出る赤井①
(そのうち続き上げたいと思ってます。中途半端に終わってすみません🙏🏻)
⚠️拘束表現、やや監禁、攻めの自慰あります
なんでも許せる18歳以上の方のみ閲覧お願いいたします。 4
花月ゆき
DONE恋人未満の赤安。組織壊滅作戦直前。
新(コ)蘭要素あり。諸々正体バレ済。捏造あり。なんでも許せる方向けです。
お題『かわいい』 組織壊滅作戦直前。日本の公安をはじめ、各国の捜査機関が日本の警察庁に集まり、日々、会議や調査に明け暮れていた頃。それは起きた。
その日、降谷は調査資料をまとめるため、朝からノートパソコンに向き合っていた。
組織壊滅作戦のための合同会議が行われる会議室は、会議のない時間は、各捜査機関が自由に出入りすることができるようになっている。人の足音や話し声、パソコンや電子機器を取り扱う音。様々な音が入り乱れ、周囲はざわざわと騒がしい。だが、そうした音も気にならないほど、降谷は資料作成に没頭していた。
降谷の周囲に人はおらず、他国の捜査官が、挨拶のために席に近づいてくる程度である。
それゆえに集中して作業できていたのだが、あともう少しで資料が完成するかというときに、降谷の仕事を邪魔する者が現れた。
3908その日、降谷は調査資料をまとめるため、朝からノートパソコンに向き合っていた。
組織壊滅作戦のための合同会議が行われる会議室は、会議のない時間は、各捜査機関が自由に出入りすることができるようになっている。人の足音や話し声、パソコンや電子機器を取り扱う音。様々な音が入り乱れ、周囲はざわざわと騒がしい。だが、そうした音も気にならないほど、降谷は資料作成に没頭していた。
降谷の周囲に人はおらず、他国の捜査官が、挨拶のために席に近づいてくる程度である。
それゆえに集中して作業できていたのだが、あともう少しで資料が完成するかというときに、降谷の仕事を邪魔する者が現れた。
すいまー
DOODLE赤井との苦いキスしか知らない零くんめちゃくちゃ萌えるなぁと思って描きました年齢を重ねても初めての経験がある赤安って良いですよねぇ〜〜〜😭
(清書諦めて中途半端ですがこれでよしとします😇) 6
花月ゆき
DONE赤安(沖安)が、子どもたちと一緒に水族館に行くお話。組織壊滅前。赤安は恋人同士。姿は沖安。中身は秀零。
話の展開上、色々捏造しているので、なんでも許せる方向けとなります。
お題『なつやすみ』 赤井が沖矢昴に変装し、阿笠邸にスイカの差し入れを持っていくと、ちょうど子どもたちが集まって話をしているところだった。
阿笠博士と一緒にスイカを切り分けながら、子どもたちの会話に耳を傾ける。どうやら最近リニューアルしたばかりの東都水族館に遊びに行く予定を立てているようだ。子どもたちはもう夏休みに入っていて、学校に行く必要はない。こうして阿笠博士の家に集まって、遊んだり、宿題をしたり、子どもたち同士で楽しい時間を過ごしているようだった。
切り分けたスイカを子どもたちのもとへ運ぶと、光彦が話しかけてきた。
「昴さん、大人が夏休みを取るのは難しいんですか?」
「それは職種によるんじゃないかな……何かあったのかい?」
10810阿笠博士と一緒にスイカを切り分けながら、子どもたちの会話に耳を傾ける。どうやら最近リニューアルしたばかりの東都水族館に遊びに行く予定を立てているようだ。子どもたちはもう夏休みに入っていて、学校に行く必要はない。こうして阿笠博士の家に集まって、遊んだり、宿題をしたり、子どもたち同士で楽しい時間を過ごしているようだった。
切り分けたスイカを子どもたちのもとへ運ぶと、光彦が話しかけてきた。
「昴さん、大人が夏休みを取るのは難しいんですか?」
「それは職種によるんじゃないかな……何かあったのかい?」
ゆら🦈
MOURNING赤井をベッドの下に潜ませたいっていう幻覚から取り急ぎ書き起こしたよく分からない産物です。(そもそも降谷が赤井の気配に気付かないことってないと思うけどって書きながら思ってた😀)
かっこいい赤井はいない、キモ井さんしかいない。
なんでも許せる方のみ閲覧してください(՞ .ˬ.՞)" 6
いちろ。
DONE赤安続き。宅飲み会。
怖いさんがお隣に引っ越してきた!⑤隣に赤井が引っ越してきて数ヶ月経った。
最初は怪しんでいたけれど話してみると良い人だということもすぐにわかって。今ではたびたび、一緒に食事をとる仲になっていた。
「いらっしゃい。おつまみできてますよ。飲み物は持ってきてくれました?」
「ああ、酒類は色々買ってきたが今日は話したおすすめのバーボンもついでに持ってきたんだ。後で一緒に飲もう」
定刻通りに鳴らされた呼び鈴に来客を出迎えれば、今日も赤井は片手にビニール袋を下げて立っていた。
中へ招き入れれば、もうすっかり宅飲みにも慣れた赤井は勝手に冷蔵庫を開けて持ってきた酒缶を詰めていく。
冷蔵庫の前で丸く屈められた背中を眺めながら僕は僕で出来上がった料理をテーブルに並べていく。最初こそ気を使って取り箸も準備していたけれど、今となってはお互いにもう気兼ねせず自分の箸で食べたいものをつつくようになっている。
2044最初は怪しんでいたけれど話してみると良い人だということもすぐにわかって。今ではたびたび、一緒に食事をとる仲になっていた。
「いらっしゃい。おつまみできてますよ。飲み物は持ってきてくれました?」
「ああ、酒類は色々買ってきたが今日は話したおすすめのバーボンもついでに持ってきたんだ。後で一緒に飲もう」
定刻通りに鳴らされた呼び鈴に来客を出迎えれば、今日も赤井は片手にビニール袋を下げて立っていた。
中へ招き入れれば、もうすっかり宅飲みにも慣れた赤井は勝手に冷蔵庫を開けて持ってきた酒缶を詰めていく。
冷蔵庫の前で丸く屈められた背中を眺めながら僕は僕で出来上がった料理をテーブルに並べていく。最初こそ気を使って取り箸も準備していたけれど、今となってはお互いにもう気兼ねせず自分の箸で食べたいものをつつくようになっている。