葵そら
DONE❄️🌸ブラネロ♀。ブラネロ冬春ワンドロライのお題「花」で書かせてもらいました。
春の訪れ一年中雪に覆われている冬の国にも、ほんの短い期間だけ雪が溶け草花が咲く季節があった。
しかしここ数年、冬の国は大寒波に見舞われており、雪が溶けることはなく、草花も咲くことがなかった。
春の国からネロが嫁いでくるまでは。
数ヵ月前、冬の国では王位の継承が行われた。先代の王である双子のスノウとホワイトが王位を退き、第一王子であるミスラが新しい王様となったのだ。
しかし、このミスラは国の政治には全く興味がなく、王とは名ばかりで、実権を握るのは先王のスノウとホワイト、そして第三王子のブラッドリーであった。
スノウとホワイトは事実上退任した身であるため、王としての仕事のほとんどはブラッドリーが担っているようなものであった。
3048しかしここ数年、冬の国は大寒波に見舞われており、雪が溶けることはなく、草花も咲くことがなかった。
春の国からネロが嫁いでくるまでは。
数ヵ月前、冬の国では王位の継承が行われた。先代の王である双子のスノウとホワイトが王位を退き、第一王子であるミスラが新しい王様となったのだ。
しかし、このミスラは国の政治には全く興味がなく、王とは名ばかりで、実権を握るのは先王のスノウとホワイト、そして第三王子のブラッドリーであった。
スノウとホワイトは事実上退任した身であるため、王としての仕事のほとんどはブラッドリーが担っているようなものであった。
葵そら
DONE❄️🌸ブラネロ♀設定捏造。なんでも許せる人向けです。
「ぜっっったい、嫌だからな!!!!」
麗かな春の澄んだ青空に大きな声が響き渡る。
ここは一年中穏やかな気候に恵まれ、豊穣の国として名高い春の国、それを治める一族の住む王宮である。
「ネロ、私だってあなたを冬の国に1人で行かせるなんて心配でしょうがないのですよ。でもこれも春の国のため。どうか受け入れてくれませんか?」
春の国を治める現女王であるシャイロックは、困ったように眉を下げ、実の妹であるネロに優しく語りかける。
「断る!冬の国なんて、絶対に行きたくない。」
「どうしてもですか?」
「だって、シャイロックも知ってるだろ?あの国がどんなに野蛮で恐ろしい国か。」
「確かに危なっかしい国ではありますが、このまま放置しているわけにもいきません。」
3768麗かな春の澄んだ青空に大きな声が響き渡る。
ここは一年中穏やかな気候に恵まれ、豊穣の国として名高い春の国、それを治める一族の住む王宮である。
「ネロ、私だってあなたを冬の国に1人で行かせるなんて心配でしょうがないのですよ。でもこれも春の国のため。どうか受け入れてくれませんか?」
春の国を治める現女王であるシャイロックは、困ったように眉を下げ、実の妹であるネロに優しく語りかける。
「断る!冬の国なんて、絶対に行きたくない。」
「どうしてもですか?」
「だって、シャイロックも知ってるだろ?あの国がどんなに野蛮で恐ろしい国か。」
「確かに危なっかしい国ではありますが、このまま放置しているわけにもいきません。」
とくにら
DOODLE7/18パラロイwebオンリー 以前展示した「おはようベイビー」設定のらくがきhttps://poipiku.com/1361454/4321199.htmlwebオンリー来てくださった皆様ありがとうございました! 6
三日月
SPUR ME・特殊設定のブラネロ♀・18年後の魔法舎が舞台
・東の魔法使いネロ・ターナーは石になっているのでここにいるのはネロの魂が転生した姿。なので口調も若干違う
・本文書くのに行き詰まって丸く収まった後を書き殴った産物 2610
とくにら
DOODLEまほステ第1章の感想らくがき。ブネ賢者が、ブラッドリーしか見てない、ブラッドリーに狂ってるメモです。自分用メモなので読みづらいよ!ネタバレ注意のため、誤読防止で鍵をつけてます。パス:butai
ネタバレ大丈夫な方だけどうぞ。 12
chomoikabe
PROGRESS5月発行予定の新刊サンプルです!ブラネロとレノファウの本。
この後ブとファ、ネとレ、ネとファのターンがあります。
エアオンリー用展示。
新刊落ちました!!!
前回公開したのと同じものですが(仮)タイトル
「マクガフィンの幸福論」今年中に出すが目標
無事脱稿しました! 14
zo_ka_
REHABILI大いなる厄災との戦いで石になったはずのネロが、フォル学世界のネロの中に魂だけ飛んでしまう話1俺は確かに見た。厄災を押し返して世界を守った瞬間を。多分そう。多分そうなんだ。だけど俺は全て遠かった。
ああ。多分、石になるんだ。
『ネロ!』
『石になんてさせない』
ぼんやり聞こえてくる声。クロエと、後は、ああ……。
『しっかりしろ、ネロ!』
ブラッド。
『スイスピシーボ・ヴォイティンゴーク』
『アドノポテンスム!』
はは、元気でな、ブラッド。早く自由になれると良いな。囚人って身分からも、俺からも。
『ネロ……‼‼』
「……」
「なあ、ブラッド」
「何だよネロ」
「今日の晩飯失敗したかもしんねぇ」
「は? お前が?」
「なんか今日調子がおかしくてよ。うまく言えねぇんだけど、感覚が鈍いような……」
「風邪か?」
「うーん」
おかしい。俺は夢でも見てるんだろうか。ラフすぎる服を来たブラッドがいる。それに、若い。俺の知ってるブラッドより見た目が若い。傷だって少ない。
何より俺の声がする。喋ってなんてないのになんでだ?
「ちょっと味見させてくれよ」
「ああ、頼む」
体の感覚はない。ただ見ているだけだ。
若いブラッドが目の前の見たことのないキッチンで、見たことのない料理を 2283
908banmenokobun
DONEブラネロ パラロイwebオンリー「そういうことにしてるつもり!」Ver.P.R.展示作品その2「フォルモーントシティへようこそ」です。時系列的にはその1より前です。まだネロはシティポリスに所属していないという設定です。908banmenokobun
DONEブラネロ パラロイwebオンリー「そういうことにしてるつもり!」Ver.P.R.展示作品その1「ベイン署長 花粉症発症の春」です。これを描いた人間はラッキーなことに花粉症ではないので、症状の描写に誤りがあったら申し訳ございません…Daisy_mhyk
DONE両片想いのブラネロ。真空融接パロです。
ブラッドリー→補給、ネロ→供給設定です。
投獄され散々合わない受け渡しを続けたブラッドリーが再会したネロにがっつくお話。
ワンライお題:口、独占欲をお借りしました 2
cross_bluesky
PROGRESSパラロイ本(ブラネロ)の冒頭部分。CRITICAL ERROR 鳴り響くエラーメッセージ、動かなくなるボディ。辛うじて稼働していた聴覚センサーが最後に拾ったのは、見知らぬ男の声だった。
高層ビルの真ん中を薄紅色の花弁が舞い、眩しい光と音に溢れたネオン街──フォルモーントシティ。そこでは人間の他に、アシストロイドと呼ばれる人の手によって作られた機械たちが暮らしている。
整備と機械化の進んだハイクラス・エリアとは違い、階級社会の底にあるワーキングクラス・エリアには治安の悪い場所も決して少なくない。法の目をかいくぐった非合法な店が立ち並ぶ中、管理者不明のアシストロイドたちはメンテナンスもされず、ただ使い捨ての道具のように各々の役目を全うすべく働かされていた。
──フォルモーント・シティポリスのもとに大規模な麻薬取引のタレコミが入ったのは夕方過ぎのことだった。ワーキングクラス・エリアの歓楽街の一角で、違法アシストロイドたちと引き換えに、隣接したシティから大量のドラッグが持ち込まれるという。人の形を精巧に模したアシストロイドは高値でやり取りされるのだ。特に違法アシストロイドは、人の心に取り入りやすいよう愛らしい見目をしているものが多いから尚更。
5751高層ビルの真ん中を薄紅色の花弁が舞い、眩しい光と音に溢れたネオン街──フォルモーントシティ。そこでは人間の他に、アシストロイドと呼ばれる人の手によって作られた機械たちが暮らしている。
整備と機械化の進んだハイクラス・エリアとは違い、階級社会の底にあるワーキングクラス・エリアには治安の悪い場所も決して少なくない。法の目をかいくぐった非合法な店が立ち並ぶ中、管理者不明のアシストロイドたちはメンテナンスもされず、ただ使い捨ての道具のように各々の役目を全うすべく働かされていた。
──フォルモーント・シティポリスのもとに大規模な麻薬取引のタレコミが入ったのは夕方過ぎのことだった。ワーキングクラス・エリアの歓楽街の一角で、違法アシストロイドたちと引き換えに、隣接したシティから大量のドラッグが持ち込まれるという。人の形を精巧に模したアシストロイドは高値でやり取りされるのだ。特に違法アシストロイドは、人の心に取り入りやすいよう愛らしい見目をしているものが多いから尚更。
908banmenokobun
DONEボスのSSRを待ち望んでいたら「呪い屋と孤月のコンチェルト」でネロSSRが先に来た、というタイミングで描いたボスSSR祈願マンガ(まほぱはカウントしない派なので今も引き続き待ち望んでいます…)。メタ要素あり。カプ感薄いですが、気持ちはブラネロです。ちなみに弊魔法舎では孤月ネロSSRをお迎えできませんでした。cross_bluesky
DONEエアスケブみっつめ。いただいたお題は「ネロの初期設定傷ネタで、キスするブラネロ」
リクエストありがとうございました!「なあ。ちょっと後で部屋来てくんねえ?」
ネロにそう言われたのは夕食後のことだった。
珍しいこともあるもんだ。というのも、ブラッドリーとネロは今でこそ度々晩酌を共にすることはあれど、誘いをかけるのはいつもブラッドリーの方で、こんな風にネロに直接的に呼ばれることは殆ど無かったからだ。
適当に風呂を済ませてから、グラスと酒瓶を持って四階へと向かう。見慣れた扉を叩くと、しばらくして内側から開け放たれる音がした。
「あれ、つまみ作ってたんじゃねえのか?」
普段ならば、扉を開いた時点でネロが用意したつまみの良い匂いが漂ってくるはずだ。しかし、今日はその気配は無い。
もしかすると、晩酌の誘いではなかったんだろうか。よく考えると、部屋に来いとは言われたものの、それ以上のことは何も聞いていない。
ネロはブラッドリーが手に持ったグラスに目を向けると、ぱちりとひとつ瞬きをした。
「ああ、悪い。ちょっと相談っていうか……でも、腹減ってんなら簡単なもので良けりゃ先に作るよ」
「馬鹿、折角来てやったんだから先に話せよ」
つかつかと歩を進め、部屋の寝台へと腰を下ろす。椅子を増やせとブラッドリーは再三 2351
cross_bluesky
DONEエアスケブふたつめ。いただいたお題は「ブラッドリーを甘やかすネロ」です。
リクエストありがとうございました!「ええっ! ブラッドリーさん、まだ帰ってきてないんですか?」
キッチンへとやってきたミチルの声に、ネロは作業の手を止めた。
ブラッドリーが厄災の傷で何処かに飛ばされたと聞いたのは、ちょうど五日前の夜だった。
北の魔法使いたちが向かった任務自体はあっさりと片が付いたらしい。しかし、あろうことか帰る途中でミスラとオーエン、そしてブラッドリーの三人が乱闘を始めてしまった。そしてその最中にブラッドリーがくしゃみで飛ばされてしまったというわけだ。
『いつものように少ししたら戻ってくるじゃろう』との双子の見込みは外れ、未だ魔法舎にブラッドリーの姿は見当たらない。余程遠くに飛ばされてしまったのだろうか。
「まだみたいだな。どうした? あいつに何か用事でもあったのか?」
「えっと……実は新しい魔法を教えてもらおうと思ってたんです。ブラッドリーさんは強いから大丈夫だと思うけど……あ、魔法の話はフィガロ先生には内緒にしていてくださいね?」
「あはは、わかったわかった。まあ心配しなくてももうすぐ何でもない顔して戻ってくんだろ。ほら、口開けてみな」
ネロは鍋の中身をスプーンですくってミチルの方へと差し 2029
cross_bluesky
DONEエアスケブひとつめ。いただいたお題は「買い出しデートする二人」です。
リクエストありがとうございました!中央の市場は常に活気に満ちている。東西南北様々な国から商人たちが集まるのもあって、普段ならばあまり見かけることのないような食材も多いらしい。だからこそ、地元の人々から宮廷料理人まで多種多様な人々が集うという。
ちなみにこれらは完全に受け売りだ。ブラッドリーはずっしりと重い袋を抱えたまま、急に駆け出した同行者のあとを小走りで追った。
今日のブラッドリーに課された使命は荷物持ちだ。刑期を縮めるための奉仕活動でもなんでもない。人混みの間を縫いながら、目を離せば何処かに行ってしまう同行者を魔法も使わずに追いかけるのは正直一苦労だ。
「色艶も重さも良い……! これ、本当にこの値段でいいのか?」
「構わねえよ。それに目ぇつけるとは、兄ちゃんなかなかの目利きだな。なかなか入ってこねえモンだから上手く調理してやってくれよ?」
ようやく見つけた同行者は、からからと明朗に笑う店主から何か、恐らく食材を受け取っている。ブラッドリーがため息をつきながら近づくと、青灰色の髪がなびいてこちらを振り返った。
「ちょうどよかった、ブラッド。これまだそっちに入るか?」
「おまえなあ……まあ入らなくはねえけどよ。せ 1769