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    ちょこ

    主に企画参加の交流小説、絵など投稿してます
    よその子さん多め

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    ちょこ

    DONEアイドラ小説
    真くんとお見舞いに行く話
    「ねぇ、妹ちゃんのお見舞い来る?」
    今日はユニットの練習がなく、何しようかなと思っていた真に世良はそう言った。真はぱぁと笑顔になり喜んだ。
    「え!言っていいの?何年生だっけ?お菓子とか持って行っていい?」
    「お菓子は1個までならいいよ、妹ちゃんは新1年生」
    「1年生か!ならキャラクターのお菓子がいいよな〜!迷うからどれか選んでもらお!」
    真は嬉しそうに早くお菓子を買いに行こうと世良を引っ張る。世良は予想通りの真の反応でほっとした。誰彼構わず妹のお見舞いに行かないかと言わないのだが、真は同じユニットの仲間であり相棒でもあるため、妹にもなにかいい影響が与えられるのではと思い誘った。両親にも了解済みだ。
    近くの店でお菓子を買い病院へと行く、小児科の病棟へ行き、【白石 里奈】と書かれた名札の病室の扉を開ける。中は可愛らしいぬいぐるみが飾られており、ベッドに髪を2つ結びで結ばれた可愛らしい女の子がいた。世良に似ている、と真は思った。女の子は世良の顔を見て嬉しそうな顔をする。
    「おにーちゃん!」
    「妹ちゃん〜!今日も元気そうだね、今日は兄ちゃんの友達連れてきたよ。怖くないからね」
    「初めまし 1825

    ちょこ

    DONEアイドラ小説
    衣先輩との話
    たまたまカフェテラスの横を通り過ぎようとしてとある後ろ姿を見かけた、茶髪に赤色のフードが見えてしめしめと世良はそっとバレないようにその人物へと近づく。その人物は世良に気づいていないからかファーストフード店で売られてるポテトをつまんでいた。そっと間近まで近づきその人物のポテトを何本か取る。突然伸びてきた手に慌てて後ろを向いた──衣は世良の顔と取られたポテトを見て大声を出す。
    「あ!!世良!」
    「先輩〜、ポテト貰います!」
    語尾にハートマークがついてるんじゃないかと言わんばかりにそう言うと慌ててその場から逃げ出す世良。その後を走って追いかける衣。バタバタと廊下に2人の足音が賑やかに響く。
    世良はこうして衣を見かける度、ポテトを取っているのだ。そしてこうして逃げている、お決まりの流れになりつつあるが、それを楽しんでいる世良もまた居た。
    「こらてめ〜!!ポテトの恨みは怖いからな!!」
    「だって美味しそうですもん!ゴチです!」
    ケラケラと笑いながら走って逃げる、衣は足が速いため段々とその足音が近づくにつれ世良が焦るが、何故か衣は世良を追い越してしまう。あっけに取られた世良を横目に衣は何故か楽 632

    ちょこ

    DONEアイドラ小説
    炳くんと料理番組の話
    「炳と!」
    「世良の〜」
    「幼なじみごはん!」
    ここはとある撮影スタジオ、キッチン用具や調味料など並べられているこのスタジオで炳と世良はコック服を着て撮影に望んでいた。今回はネット配信される料理番組に出演することになっていた。料理をするということでいつもは片結びをしている世良の髪型はシニヨンに、そして炳のコック服が異様に、特に胸の辺りがパツパツでボタンが飛びそうな程になっているのを引きつった顔で見る世良。
    「……ねぇ炳、それボタン飛ばない?てかサイズ小さくない?」
    「ちょっと胸苦しいけどこれ以上大きいサイズがないらしいんだよな〜」
    スタッフの邪な部分を見た気がしたが早速料理を始める、今回は洋風な料理がテーマだ。炳と相談しながら食材を切っていく。
    「どうする〜?パスタ作るんだろ?デザートは冷たいのにするか?」
    「俺がトマト切るからせーちゃんはデザート作っていいよ。せーちゃんのデザート美味しいもんね」
    炳がトマトを切っている横でフルーツを切り始める世良、フルーツを切っているのをカメラマンが撮っているのかと思いきや世良の項を撮り始める、どうみても手元を撮ってないなと世良は冗談交じりに笑 866

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    美男くんと卵の話
    学校のチャイムがなってお昼の時間となった。世良はいつも弁当を持ってきているため弁当を持ってカフェテラスへと行く。早めに行かないと席がなくなるため早めに行ったのだが、既に生徒でガヤガヤと騒がしかった。なんとか席を確保しつつ弁当箱を広げろうとすると自分に声をかける……というか大声で気づいた。顔を向けると同じ学年の美男だった。相変わらず声が大きい、と思いつつ口を開く。
    「どうしたの王さま」
    「ここに座っていいか?席がもう空いてなくてな」
    「あー、いいよ。特に約束してないから」
    礼を言って自分の目の前に座る美男、弁当の中身をチラリと見たが野菜や肉などバランスがよく美味しそうだった。美男も世良の弁当を見たのか感心したように言う。
    「それ親から作ってもらってるのか?」
    「んー?俺が作ったよ、この卵焼き自信作」
    「ほう、世良は料理が上手いんだな」
    せっかくなので美男に卵焼きをあげようかと思った時、美男がしみじみと言い始めた。
    「それにしても店で売られてる卵は可哀想だ、ひよこになれなかったのだから。無駄なく食べないとな」
    「………ん?」
    今なんと言った?と世良は思わず耳を疑った、まさか冗談を言っ 1133

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    DONEアイドラ小説
    真くんと夢の話
    学校の屋上でダンスの練習をしていた世良と真。今度ライブがあるため、ダンスでつまづく所や、動画を撮って2人で話し合いをしながら確認をしていたらあっという間に夕日が落ちかけていた。落ちかけてる夕日を見る2人。まるで普通の学校で味わうような青春を謳歌してるな、と冗談を言ったり、やはり妹の話ばかりをする世良。
    「世良ってほんと妹の事好きだよな」
    「そりゃ可愛いし?」
    「そういや世良はなんでアイドル目指してるんだ?」
    真は自分のように幼い頃みた舞台のあの俳優のようになりたいと思ってなったものだと思っていた。真の問に少し考えたように真っ直ぐ夕日を見る世良。少しばかりの沈黙の後、口を開いた。
    「……ちょっと妹ちゃんの話になるんだけど。……俺の妹ちゃん、ずっと入院してるの。……俺が中学の頃からかな?」
    「……え、そうだったのか?」
    「……妹ちゃん、真っ白な世界しかしらないの。病室があの子の世界なんだ。保育園の入学式、卒園式。学校の入学式、全部参加出来なかった。友達だっていない、同じ病棟で友達は出来てるかもしれないけれど……そういった所での友達なんて誰一人いないの。お見舞いにだって俺か両親しか来ない。 1056

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    真くんとの出会いの話(あと少しだけくまくんお借りしてます)
    アイドルを育成する学校に入学して暫くたった。あの時みたライブに電撃が走ったような衝撃を受けた。特に久間田初雪、というアイドルに。自分もHackをもっており、彼もおなじHackを持っているのを知った。 恐らく彼も自分のことを知らないだろう、だが同じステージに立てば……世良はそう考えた。入学したばかりの世良にとってライバルだと思える相手に出会えた日でもあった。

    それから1年、2年生になった世良はソロで活動していた。ユニットの相手を探してはいたが、どうもしっくり来なかった。このままソロで活動をするか……?と中央噴水広場を通った時、誰かが歌の練習をしていたからか声が聞こえた。灰色の髪にピアスが何個もついているのが見えた。チラリと見た時、1年前と同じあの感覚が蘇った。恐らくミュージカルで歌われてる歌を歌っていたのだろう、歌も上手いと思ったしなにより表情に惹かれるものがあった、もしかしたらHackを持っているのかもしれない、自分の脳内に彼とステージ上に立っているイメージが流れた。彼となら……いつの間にか彼の目の前に出ていた。突然自分が出てきて驚いた顔になっているのを気にしていないのか彼に指を差 1171