小説家
rainbow_ryoki
DONE旅館の料理人暁人くんとカンヅメ小説家のK先生の話(付き合ってないけど甘々な雰囲気) 全年齢です。シチュお題でお話書くったー より
缶詰K先生と料理人暁人くん遠くの海から潮の香り、それと混じる畳の匂い
蝉の声と青くうっそうと茂った木々のざわめく音
都会の喧騒から離れた少し古めかしい旅館
そこに男はいた
最上級の部屋ではなくどちらかといえば狭い部屋
当然風呂も、便所もない 用を足すには少し離れた大浴場の手前にある便所に行くよりほかない
扉を開けてすぐ電話、食事用の卓、文机それだけしかない、窓も小さい、脱出できないようにとのことだ
「ああ……ほんっと なんもねぇな」
万年筆を置き、頬杖をつく男、彼はここに軟禁されている
文筆業といえばいいのか、もともと雑誌の胡散臭い記事を書いていた男は、ほんの気まぐれで伝奇小説を書いたらすこしばかり売れた
そこからはその続きを望む声が多くなり、今では小説家という肩書になってしまったのに筆が遅く続きはなかなか出ない
3482蝉の声と青くうっそうと茂った木々のざわめく音
都会の喧騒から離れた少し古めかしい旅館
そこに男はいた
最上級の部屋ではなくどちらかといえば狭い部屋
当然風呂も、便所もない 用を足すには少し離れた大浴場の手前にある便所に行くよりほかない
扉を開けてすぐ電話、食事用の卓、文机それだけしかない、窓も小さい、脱出できないようにとのことだ
「ああ……ほんっと なんもねぇな」
万年筆を置き、頬杖をつく男、彼はここに軟禁されている
文筆業といえばいいのか、もともと雑誌の胡散臭い記事を書いていた男は、ほんの気まぐれで伝奇小説を書いたらすこしばかり売れた
そこからはその続きを望む声が多くなり、今では小説家という肩書になってしまったのに筆が遅く続きはなかなか出ない
フスキ
DONE水麿小説、官能小説家×ヌードモデルシリーズです!今回はすいくんの女性恐怖症について。過去も交えてます。この設定久々に書けてたのしかったー!!(水麿)官能小説家×ヌードモデル 4「この人、痴漢です!」
手を取られた時、状況が理解できなかったのを憶えている。
水心子の過去だ。高校生の頃、満員電車の中でそう女性に手を掴まれ掲げられた。驚いたなんてものではない。取られたその手はずっとショルダーバッグのベルトを握っていたのに、どうしてそんなことになるのか意味が分からなくて。
「僕は、なにも」
しかし周囲の目が視界に入った時、なにも言えなくなった。蔑むような、白々しいものを見る目。言葉を飲み、背筋には汗が噴き出した。
次の駅で女性と数人の男性客に引きずり降ろされても、どう無実を証明していいのか水心子には分からなかった。絶望した、このまま、自分はどうされるのだろうと。
しかしそれはすんでのところで追いかけてきた男性客に救われた。
3220手を取られた時、状況が理解できなかったのを憶えている。
水心子の過去だ。高校生の頃、満員電車の中でそう女性に手を掴まれ掲げられた。驚いたなんてものではない。取られたその手はずっとショルダーバッグのベルトを握っていたのに、どうしてそんなことになるのか意味が分からなくて。
「僕は、なにも」
しかし周囲の目が視界に入った時、なにも言えなくなった。蔑むような、白々しいものを見る目。言葉を飲み、背筋には汗が噴き出した。
次の駅で女性と数人の男性客に引きずり降ろされても、どう無実を証明していいのか水心子には分からなかった。絶望した、このまま、自分はどうされるのだろうと。
しかしそれはすんでのところで追いかけてきた男性客に救われた。
p5XAe5ib5a65d4b
MOURNING月鯉。某アイルケのオマージュ、落ち目の小説家月島×人妻鯉登の不倫もの。書きたいところだけ書いてる。早くエロ投げたい。完結しなさそうなので、もう、供養する。次はエロ回。海の墓標、それから、恋の死にざま初めて彼の本を読みおえたとき、雷に打たれたような衝撃を感じた。
『海の墓標』。
それは文壇期待の新人、月島基による初のベストセラー本だ。
普段、恋愛をテーマにした本はそれほど読まないが、友人の江渡貝が是非にと押し付けてきたものだから、数ページ捲るうちにその文体の美しさに虜になった。
「これ、読み終わったぞ。ありがとう。」
「どうだった?ねぇ、すごくいいでしょ?切ない恋模様が丁寧に描かれてて、ほんと、もう、たまらないでしょ?!」
ずいずいと感想と同意を迫る友人を押しやると、鯉登は素直に良かったと言えず、まあ、悪くなか、と答えた。
「こういうのも、たまには悪うなかね。」
「なーんだ、意外に早く読み終わったから気に入ったかと思ったけど。」
8734『海の墓標』。
それは文壇期待の新人、月島基による初のベストセラー本だ。
普段、恋愛をテーマにした本はそれほど読まないが、友人の江渡貝が是非にと押し付けてきたものだから、数ページ捲るうちにその文体の美しさに虜になった。
「これ、読み終わったぞ。ありがとう。」
「どうだった?ねぇ、すごくいいでしょ?切ない恋模様が丁寧に描かれてて、ほんと、もう、たまらないでしょ?!」
ずいずいと感想と同意を迫る友人を押しやると、鯉登は素直に良かったと言えず、まあ、悪くなか、と答えた。
「こういうのも、たまには悪うなかね。」
「なーんだ、意外に早く読み終わったから気に入ったかと思ったけど。」
oki_tennpa
CAN’T MAKE室生犀星『蜜のあわれ』パロをティカクロで書こうとしたんだろうなぁ……………蜜のあわれは良い小説なので読んでください!!!!!青空文庫で読めます。
原作は小説家のおじさまと金魚の女の子がお喋りしたり庭作ったりしてます。ゆうれいもいる。
音楽家のおじさまのラスティカ×金魚の少女のクロエになる予定だった。
ぴち、ぴち、と僕の身体の上で跳ねている赤い小さなお嬢さんには魔法をひとつ。
「わっ。もう、急に魔法を解いたら危ないよ」
すこしむくれた彼──彼女は僕の大切な弟子で今日はかわいらしい魚の少女なんです。
僕?僕は……音楽家のおじ様でしょうか。
それは昨日の夜のことでした。
いえ、昼かもしれませんね。
僕は日がすっかり昇ってからいつもクロエに起こしてもらうので、朝ではないことは確かです。
よく晴れていて日差しが暖かな日でしたから、中庭でモーニングティーを飲もうとした僕はキッチンへ向かいます。
ネロに焼きたてのパンを貰おうとしたのですが、彼は談話室にいるとブラッドリーに言われたのでありがとうとお礼を言いました。
談話室ではネロとミチル、それからリケと賢者様がお茶会をしていたので僕も混ぜて貰ったんです。
1216「わっ。もう、急に魔法を解いたら危ないよ」
すこしむくれた彼──彼女は僕の大切な弟子で今日はかわいらしい魚の少女なんです。
僕?僕は……音楽家のおじ様でしょうか。
それは昨日の夜のことでした。
いえ、昼かもしれませんね。
僕は日がすっかり昇ってからいつもクロエに起こしてもらうので、朝ではないことは確かです。
よく晴れていて日差しが暖かな日でしたから、中庭でモーニングティーを飲もうとした僕はキッチンへ向かいます。
ネロに焼きたてのパンを貰おうとしたのですが、彼は談話室にいるとブラッドリーに言われたのでありがとうとお礼を言いました。
談話室ではネロとミチル、それからリケと賢者様がお茶会をしていたので僕も混ぜて貰ったんです。
Gu:)
DONE #Lucake 💛💙♀最近有名になってきた小説家とマフィアボスが出会うお話。初の一万文字超え話なので拙い部分が多いと思いますがお暇なときにでも読んでいただけると嬉しいです。
モブがちょこちょこでてきます。ルーシーもルカと兄妹設定でがっつり出てきます。
若干ですが妊娠描写がありますので苦手な方はブラウザバックしてください。 14968
いかげそ
PROGRESS小説家相澤と子狸出君のほのぼの話。すみません完結していません;;続きは需要があれば…
初めての小説状態なので読みにくいかと思います。
スペシャルサンクス 添削・かるぱすさん、ネタに付き合ってくれた・優雨さん
ありがとうございました!
小説家のスローライフ~そばかす狸のおてつだい~ 「俺は田舎に行く」
決定事項を伝えた俺に、担当の山田は呆けた顔をした。
推理小説を書き続けて数年。アングラ系の雑誌でそこそこの評価を得ていた俺だが、最近スランプに陥ってしまった。
「この、毎回淡々と事件解決するの、どうにかなんねぇかな…探偵の、刑事の行動があまりにも合理的すぎてつまんなくなってきてるぜ?」
腐れ縁な担当からツッコミを入れられ、今まで書いた小説を読み返してみる。なるほど、自身の合理主義な部分が反映されている。そう認識してしまった途端、どんな文章を書いても合理的すぎる気がしてきた。だからと言って感情を込めてと考えれば考える程、俺の中で表現が死んでいき、淡々とした文章になっていった。所謂スランプである。
4509決定事項を伝えた俺に、担当の山田は呆けた顔をした。
推理小説を書き続けて数年。アングラ系の雑誌でそこそこの評価を得ていた俺だが、最近スランプに陥ってしまった。
「この、毎回淡々と事件解決するの、どうにかなんねぇかな…探偵の、刑事の行動があまりにも合理的すぎてつまんなくなってきてるぜ?」
腐れ縁な担当からツッコミを入れられ、今まで書いた小説を読み返してみる。なるほど、自身の合理主義な部分が反映されている。そう認識してしまった途端、どんな文章を書いても合理的すぎる気がしてきた。だからと言って感情を込めてと考えれば考える程、俺の中で表現が死んでいき、淡々とした文章になっていった。所謂スランプである。
IRisunoki
DONEarbオータムパニック!でパニックを起こした人間が書き殴りました。弁護士、小説家、社畜目線のSS詰め合わせになります。Twitterに投稿していたものに加筆修正しています。直接そういった描写はありませんが、獄寂ひふどラインにて製造されておりますのでご注意ください。 21sena_splpl2
DONE小説家の探索者 青永嗣実の代表作『千年屋敷と蛇苺の花』のカバーデータを作りました【お借りした素材】
フリー背景素材集 | natu / もさもさ生活 https://booth.pm/ja/items/1314711
まるでバーコードなフォント | 綾野 https://booth.pm/ja/items/2342783 3
鯨屋しき
TRAINING「美大生七と小説家志望の大学生伊」っていう設定で七伊小説書きたかったんだけど挫折した。書いたところを無理やりくっつけた。読み返してないので口調やら誤字脱字諸々注意。灰も出てくるけど死にます。注意。 9165
75_chitose
CAN’T MAKE俳優七✖️小説家五寝室の、カーテンを開けてから彼を起こす。
揺らすのではなく優しく叩いて起こす。
その日の体調によっては、揺らして起されるとつらいと前に言っていたから。
「おはようございます。五条さん、今日の体調はどうですか。」
「ん…おはよう七海…昨日お前が無茶した分の腰以外は元気だよ。」
「すいません。つい、久しぶりだったもので…体調が大丈夫そうで安心しました。」
「別にいいよ。僕も久々で嬉しかったしね。だから、おあいこ。それに今日はずっとそばにいてくれるんでしょ?」
「ええ、今日とは言わず1週間ほどゆっくりできますよ。次の撮影が始まるまで、時間があるので。」
今生では、七海は俳優として生計を建てている。
ありがたいことに、食べるのに困るどころかいい暮らしができるくらいには仕事がある。
1411揺らすのではなく優しく叩いて起こす。
その日の体調によっては、揺らして起されるとつらいと前に言っていたから。
「おはようございます。五条さん、今日の体調はどうですか。」
「ん…おはよう七海…昨日お前が無茶した分の腰以外は元気だよ。」
「すいません。つい、久しぶりだったもので…体調が大丈夫そうで安心しました。」
「別にいいよ。僕も久々で嬉しかったしね。だから、おあいこ。それに今日はずっとそばにいてくれるんでしょ?」
「ええ、今日とは言わず1週間ほどゆっくりできますよ。次の撮影が始まるまで、時間があるので。」
今生では、七海は俳優として生計を建てている。
ありがたいことに、食べるのに困るどころかいい暮らしができるくらいには仕事がある。
minxi_trpgjijin
DONE榛野 満(はたの みちる)・27歳/151cm/小説家
・初通過:『神に祈りて太陽は登る』
・モチーフ:サンタ
クリスマスver
「プ、プレゼント…どうしようかな………。」
「クリスマスなので…み、みんなで食事とか……行きませんか?」
バレンタインver
「休憩に甘いものでもどうぞ?…ハッピーバレンタイン(小声)」
tubaki2891
CAN’T MAKEにほへし小説家パロ。プロットがっつり出来てるのに書けないまま早半年……夏にぴったりのハッピーラブコメになる予定だったものまずはウサギを捕まえろ チープだ。あまりにもお粗末。
週末に浮かれた者どもで賑わう居酒屋のテーブルで、思いも寄らない相手から告白され、今なんて? と耳を疑う。そんな始まりの小説なんて誰が読むか。
「今なんて?」
だが、現実は、小説のように格好がつくことばかりではない。
その日、デビュー時からの担当である長谷部国重が持ち込んだ企画は、上から目線でも何でもなく、自分にはそぐわないと思った。
小説家日ノ本号の代表作は、時代物の推理小説だ。トリック自体はそう複雑ではなく、周囲の人間模様に重きを置いているのでミステリーというより人情ものと言った方が正しいかもしれない。寡黙な庭師が好奇心旺盛な雇い主のせいで面倒ごとに巻き込まれていく。正反対な二人の関係性と軽妙なやりとりが読者に受けたらしく、あれよあれよという間にシリーズ化した。
3942週末に浮かれた者どもで賑わう居酒屋のテーブルで、思いも寄らない相手から告白され、今なんて? と耳を疑う。そんな始まりの小説なんて誰が読むか。
「今なんて?」
だが、現実は、小説のように格好がつくことばかりではない。
その日、デビュー時からの担当である長谷部国重が持ち込んだ企画は、上から目線でも何でもなく、自分にはそぐわないと思った。
小説家日ノ本号の代表作は、時代物の推理小説だ。トリック自体はそう複雑ではなく、周囲の人間模様に重きを置いているのでミステリーというより人情ものと言った方が正しいかもしれない。寡黙な庭師が好奇心旺盛な雇い主のせいで面倒ごとに巻き込まれていく。正反対な二人の関係性と軽妙なやりとりが読者に受けたらしく、あれよあれよという間にシリーズ化した。
すみじゃー
DOODLE友達に送るためのヤンデレさんを即興で作ったら楽しくなってしまったので色々書いてしまった。中条 禎彦(なかじょう さだひこ)
PN:天蛇桜智(あまみさち)、タ木日一(たぎにちはじめ)、ぴよちゃん等
小説家、束縛、ウザイ
谷崎くん(仮名)
天蛇先生のせいでグレました。 6
ああや
CAN’T MAKEさっき洗濯物を干しながら月食を見てぱーっと浮かびましたが、現在同人誌用にシンジュクの幼馴染/ホストと小説家の中編の書きすぎで見事ささろがスランプ中。でも月食だから今日あげときたくて、あと明日用事あるのでもうお風呂入って寝ないと。すいません。
光呼吸やっと全てが終わり、タクシーに乗り込み、満を持してスマートフォン、通話ボタンをタップした。
「終わったで、お待たせ」
『…オオ、』
イヤホンの向こう、聞こえる声は低い。
それもそうである、0時はとうに回っている。本来なら電話の相手、簓の愛しい愛しい太陽、盧笙は寝ている時間である。しかし通話を望んだのは盧笙だった。〝ラジオ終わったら電話してこい〟と、レギュラー深夜の生放送のラジオをお送りしていた簓のスマホにそれは届いた。CM中にそれに驚いてスマホを落としてしまったのはご愛嬌。え、何、どうしたん、いい、直接電話で伝える、とりあえずじゃあちゃっちゃと終わらせるわ、あほが仕事ちゃんとやれ、と数回メールリレーをしているうちにラジオは終わった。
2350「終わったで、お待たせ」
『…オオ、』
イヤホンの向こう、聞こえる声は低い。
それもそうである、0時はとうに回っている。本来なら電話の相手、簓の愛しい愛しい太陽、盧笙は寝ている時間である。しかし通話を望んだのは盧笙だった。〝ラジオ終わったら電話してこい〟と、レギュラー深夜の生放送のラジオをお送りしていた簓のスマホにそれは届いた。CM中にそれに驚いてスマホを落としてしまったのはご愛嬌。え、何、どうしたん、いい、直接電話で伝える、とりあえずじゃあちゃっちゃと終わらせるわ、あほが仕事ちゃんとやれ、と数回メールリレーをしているうちにラジオは終わった。
mona5770
DONE俳優×小説家(燭へしワンドロワンライ)2021.11.11テーマは「美味しいもの」過去に何回か書いている俳優×小説家のふたりです。
(燭へし)Spicy and sweetwebでの打ち合わせを終えてリビングに顔を見せた長谷部は目に見えて気落ちしていた。
「よかれと思ってやっていたんだが……」
詳しいことは言えないけれど、ぽつりと漏らされた言葉に長谷部の気遣いが裏目にでてしまったのだということは光忠にも伝わった。
「お風呂入っておいでよ。あがったらご飯にしよう」
「そう、だな」
空腹感はあるものの、気持ちがいっぱいで食欲がなくなってしまったというところだろう。
食べたからと言って何かが解決するわけではないけれど。
それでも食べないと前は向けないからと、光忠は冷蔵庫の扉に手をかけた。
光忠はこのところ撮影続きで夜はほとんど外ですませていたし、長谷部も締め切りがいくつかあるからと仕事場に籠っていた。もしかしたら何もないかもと顔をつっこんだ冷蔵庫にはベーコンと、豆腐がひとつ。野菜室には水菜とピーマン。玉ねぎは切らすことがないし、パスタもある。
2673「よかれと思ってやっていたんだが……」
詳しいことは言えないけれど、ぽつりと漏らされた言葉に長谷部の気遣いが裏目にでてしまったのだということは光忠にも伝わった。
「お風呂入っておいでよ。あがったらご飯にしよう」
「そう、だな」
空腹感はあるものの、気持ちがいっぱいで食欲がなくなってしまったというところだろう。
食べたからと言って何かが解決するわけではないけれど。
それでも食べないと前は向けないからと、光忠は冷蔵庫の扉に手をかけた。
光忠はこのところ撮影続きで夜はほとんど外ですませていたし、長谷部も締め切りがいくつかあるからと仕事場に籠っていた。もしかしたら何もないかもと顔をつっこんだ冷蔵庫にはベーコンと、豆腐がひとつ。野菜室には水菜とピーマン。玉ねぎは切らすことがないし、パスタもある。
フスキ
DONE水麿で官能小説家×ヌードモデル、昨日ツイートしてたネタ書きました。健全?です。
官能小説家×ヌードモデル(水麿) ぺら、と紙の擦れる音。朝からあまり見たいものでもない内容の小説を捲るのも起きてから二冊目だ。今日中にあと三冊は読みたいと思うものの、課したノルマにため息が出る。
「水心子、僕そろそろ出るね」
「ああ」
かけられた声に顔を上げて、ずれた眼鏡を直す。この世の誰よりも綺麗な恋人は、ショルダーバッグを肩に持った。
「夕方まで帰ってこられないけれど、ちゃんとお昼食べるんだよ。君は食べなければ活動できないタイプなんだから」
こめかみを撫でられ、くすぐったさに目を細める。大丈夫だと頷くと、彼はそっと微笑んだ。
「……無理しないでね」
離れていく手を掴みたい衝動。必死に抑えて、ああ、と笑った。
恋人、清麿は最後まで心配を表情に宿していた。
2550「水心子、僕そろそろ出るね」
「ああ」
かけられた声に顔を上げて、ずれた眼鏡を直す。この世の誰よりも綺麗な恋人は、ショルダーバッグを肩に持った。
「夕方まで帰ってこられないけれど、ちゃんとお昼食べるんだよ。君は食べなければ活動できないタイプなんだから」
こめかみを撫でられ、くすぐったさに目を細める。大丈夫だと頷くと、彼はそっと微笑んだ。
「……無理しないでね」
離れていく手を掴みたい衝動。必死に抑えて、ああ、と笑った。
恋人、清麿は最後まで心配を表情に宿していた。
桃園伊織
DOODLE和装青ブルマなんとなく落書きしながら青山さん描いてみようと思ったけど…まず特徴を捉えられなかった。。
とりあえず眼鏡を掛けて"小説家"って感じに…^^;
服の柄が地味すぎでわ?って思うけど、実際私この色の着物は衣装として持ってる(笑)
もぐもぐ/ぱん
DOODLE小説家のオリキャラくんハピエン至上主義だけど、本人の性格ゆえにハピエンまでの道のりが暗い作風。
ちょうど暗い作品が流行っている時に賞を取ったのでそれ以降もず〜っと暗い話(一応ハピエン)を書き続けている。
ほんとは絵本みたいに始終ふわふわ明るい柔らかいハピエンが書きたい。
YamaO_39
MEMO自探索者1 新堂真凪(初出:気付かせてはいけない)25歳男 私立探偵
2 二羽未風(初出:カタシロ)28歳女 ダンス講師
3 逢ヶ原透(初出:残り影をにじる)10歳女
4 箕永久斗(初出:小籠包)16歳男 高校生
5 蘇野秋尋(初出:沼男は誰だ? HO2)29歳男 小説家
おまけ 失尾伊春(沼男は誰だ? HO2の同居人)25歳 フォトグラファー 6
HSM_TRPG
MEMOクトゥルフ神話trpg 現代探索者 ロスト品口 文愛(しなぐちあやめ)小説家
幸せな家族のママだよ。幸せだね!
エロ本は抹殺すべし、なママです。しおさんに感謝!
優しいパパが家事の一切を取り仕切ってくれて、ママは印税で稼いでるよ
パパとは、学生時代に小説のネタ帳落として趣味バレしたのがきっかけだよ!
パパを全力で振り回してたかもしれない高校生よりは落ち着いたかもしれない…
むねのり
DONE『 白昼夢 』R15+リアルな描写が売りである
人気小説家の担当になった新人編集者M
先生が1人で暮らしているはずの屋敷はいつも少しの違和感があった。
時折感じる視線、4人分の食器、
書斎奥の部屋から聞こえた声の正体は…
75_chitose
MAIKING前話してた俳優七と小説家五の話。転I生パロで前世の記憶あり。
体の弱い五っていう設定。
無題七海建人は、人気俳優である。
16歳の時にデビューし、その美少女と見間違うほどのルックで瞬く間に人気にはつき、じゃあ何がたった今では、演技派俳優として、数々の映画やドラマに出演している。
また、彼が美食家というのもよく知られていた。
バライティー番組などに実演した際は、周りへの気遣いや、ファンへの対応がよく、特に女性や年下への気遣いの良さもなんかの理由の初1つだった。
そんな男だが、この10年以上開いた話の一つもなかった。
週刊誌にとられる姿大体決まって、彼の好物であるパン屋巡りをしているところや、有名レストランへ通う姿だ。
“七海建人には、恋人がいない”というのが世間の認識である。
だが、そんな七海建人にも恋人はいる。
98216歳の時にデビューし、その美少女と見間違うほどのルックで瞬く間に人気にはつき、じゃあ何がたった今では、演技派俳優として、数々の映画やドラマに出演している。
また、彼が美食家というのもよく知られていた。
バライティー番組などに実演した際は、周りへの気遣いや、ファンへの対応がよく、特に女性や年下への気遣いの良さもなんかの理由の初1つだった。
そんな男だが、この10年以上開いた話の一つもなかった。
週刊誌にとられる姿大体決まって、彼の好物であるパン屋巡りをしているところや、有名レストランへ通う姿だ。
“七海建人には、恋人がいない”というのが世間の認識である。
だが、そんな七海建人にも恋人はいる。
absdrac1
BLANK記憶喪失になった小説家がふらりと青年の元へとやってくる紫陽花 その人は自らを小説家だと言った。真偽の程は分からない。何故なら、彼は嘘つきだったからだ。
僕はその頃と或る大学でしがない絵の講師をしていた。その人と出会ったのは帰宅しようとして美術学科の棟を出た処だった。彼は今にも降りそうな空の下で、大学の中庭に植えてある紫陽花の側の階段に座り、深緑色の手帳に何かを書き付けていた。紫陽花の赤紫色を雨で滲ませ薄めたような色の長着と、雨の中に白い紫陽花を溶かしたような色の羽織を着ていた。宛ら彼が紫陽花のようであった。僕の眼を惹きつけて止まなかったのは、現代では見ることの珍しい彼の和装だけではない。然し、それが何なのかは分からなかった。
僕の視線に気付いたのか、彼は此方を見遣ると微笑んだ。
11127僕はその頃と或る大学でしがない絵の講師をしていた。その人と出会ったのは帰宅しようとして美術学科の棟を出た処だった。彼は今にも降りそうな空の下で、大学の中庭に植えてある紫陽花の側の階段に座り、深緑色の手帳に何かを書き付けていた。紫陽花の赤紫色を雨で滲ませ薄めたような色の長着と、雨の中に白い紫陽花を溶かしたような色の羽織を着ていた。宛ら彼が紫陽花のようであった。僕の眼を惹きつけて止まなかったのは、現代では見ることの珍しい彼の和装だけではない。然し、それが何なのかは分からなかった。
僕の視線に気付いたのか、彼は此方を見遣ると微笑んだ。
k__nme
DONE小説家生前様と大学生ゆじくんII「それに気づけたなら、簡単に悪い男に気を許すなよ」悠仁はさめざめとした真似をしながら掌を顔で覆う。そんな彼などお構い無しに宿儺は食卓に残っていた煮物を、日本酒片手に平らげていく。
「すくな悪い男なの?」
指の隙間を開けてそこから彼の顔を伺うように見上げる。
「・・・図書館でたまたま見かけた男が欲しくてわざとぶつかりに行く位は悪い男だな」
平然とした声で言われたその言葉に悠仁は大きな声を上げた。
「は?!?あれわざとなん?!?」
「喧しいぞ」
「ねぇ!ちょっと!おい!聞いてんの!?」
宿儺の肩をポカポカと叩きながらギャンギャンと騒ぐ喧しい悠仁の口は、宿儺の唇によって塞がれたのだった。 302
ミカエル
DOODLE官能小説家くわな×魚のまつい小説家してる桑名のところに旧知の豊前が旅に出るからこれをもらってくれ…珍しいものだからって、青い魚をくれるので、不思議で珍しい魚をくわなは大事に金魚鉢にいれて、それを眺めるのが楽しくなっていたところ、度々不思議な夢を見るようになる。青い魚は青い髪飾りと浴衣を着て松井と名乗り夢枕の中で自分に甘えてくるようになる。そのうち夢と現実が混ぜこぜになる桑名は昼間でも人の形をした魚が部屋をうろつくようになるので、魚の時と変わらず松井を眺めて食事を与える。魚の松井は人になったらしてみたかったって、桑名にキスや添い寝を強請るようになるけど、あまりにも精神が幼なげな松井に桑名は躊躇い、それは好きな人同士がするものだから…。って断るけれど、ある日松井にと買ってきた真っ赤なみぞれ玉を渡すと、喜んで舐め始めたものの、ざらめのせいで舌が痛いから痛くなくなるように撫でて。って口をぱかっと開けて、いつも通りのおねだりをしてくるので、桑名は松井の真っ赤な舌をみて思わずキスしてしまう。ぽけっとした松井がそういえば今のはキスってやつだけど、桑名は僕のことが好きなのか?と問うので、見目の綺麗な松井が自分に四六時中甘えてくることを好ましく思っていた桑名は、そうだね…。僕は君のことが好きだ。って言って初めて共寝をする。それからずぶずぶ松井に溺れる桑名、それと共に桑名の小説の作風が変わって、飛ぶように売れだすので、全部松井のおかげだよ。って上機嫌な桑名に反して魚の松井の寿命が迫ってくる。僕はもっと桑名と一緒にいたい、この身が恨めしいよ。って起き上がることのできなくなった松井は、それから魚の時のことを話し出す。豊前の恋人が僕を買って2人に世話してもらっていたこと。彼のところでキスや人と人が抱き合うところを見たこと、冷たい身体で愛なんて知らなかったけどそれが羨ましいと思ったこと。赤色が好きなのは人の血潮のあたたかい色だったから。それから、彼が旅に出る前日、彼の恋人は僕を見ながらとても泣いていたこと。話し終えた松井はしばらくしてから、雨の降る夜、魚に戻って死んでしまった。
1741