巨人
noonworks_aot
DONEもし私が巨人研究者だったら最初はやる気あるけど色々な事情にキレて最後はなげやりな提案書書くだろうな~って思ったので書きました。捏造設定盛り盛りです。戦士隊配属案第XX期エルディア人戦士隊 配属案(仮案)
巨人研究班は、次期エルディア人戦士隊の配属を次の通り提案する。
なお、複数の巨人を挙げられた者に関しては、後日行われる本人および現継承者への希望聞き取りの結果を以て、どれかを選択するものとする。
戦士長 ジーク・イェーガー
超大型巨人
《選出理由》
最年長であり能力も申し分なく、戦士長にふさわしい。戦士長が超大型巨人を継承することが通例である。
副長 マルセル・ガリアード
顎の巨人/鎧の巨人
《選出理由》
年長であり、責任感と統率力に長けるため、戦場において直接指揮を行う副長に適任。よって巨人は直接戦闘に向いたものを選定。
副長補佐 ピーク・フィンガー
1487巨人研究班は、次期エルディア人戦士隊の配属を次の通り提案する。
なお、複数の巨人を挙げられた者に関しては、後日行われる本人および現継承者への希望聞き取りの結果を以て、どれかを選択するものとする。
戦士長 ジーク・イェーガー
超大型巨人
《選出理由》
最年長であり能力も申し分なく、戦士長にふさわしい。戦士長が超大型巨人を継承することが通例である。
副長 マルセル・ガリアード
顎の巨人/鎧の巨人
《選出理由》
年長であり、責任感と統率力に長けるため、戦場において直接指揮を行う副長に適任。よって巨人は直接戦闘に向いたものを選定。
副長補佐 ピーク・フィンガー
xxxKei_san
DOODLE【注意】暗いです。物凄く。そして捏造が過ぎる。
悪夢。見たら忘れてください。
マ〜レ軍に属してた男が病気になり引退を迫られた為、巨人の素質があるベルを親代わりに引き取ったという幻覚を見た。 2
もちゃ
DONE10月のカレンダー!🎃🦇🕸シンウル本編の月がついにきましたね、カレンダーに登場したのも銀色の巨人に「ウルトラマン」と名付けた浅見さんです。
「最初に船縁さんのところに行きましょう、絶対たくさん持ってるから。“船縁くんはこんなにくれた”って言えば他からも追加でもらえるかも」
「それでいこう」(私より気合い入ってる) 2
MilMil36934414
MEMOこれはただの私の妄想に過ぎないんだけど、現実世界の5人の身長差がこんなんだったらいいな!!!!!!!!!!!という願いを込めて作られたシュミレーター結果。異論は認める。ケルサニ兄弟は巨人族。2枚目は夢の世界での🍳(公式身長)と比較した🧺ちゃんのイメージ。これくらいの身長差であってくれ私が助かる 2
94dreamer16
DOODLE【進撃】⚠️夢巨人中学校時空のアイオル。例の選挙ポスターの詐欺加工は夢時空だとアイリスくん(美術部員兼調査団)の仕業だろうなって……
公式サイト見たらペト→オルの態度は辛辣って書いてあったからアイリスくんは甘やかす担当だと可愛いねっていう図。あのナルシっぷりはアイリスくんが全肯定し続けてエスカレートしたんだとしたら萌える。
よあけな
TRAINING2023/8/6 谷ブチョ(受)の話を書こうと思ったらKに憧れる谷ブチョの話になりました。性描写無し。也(人先生)←谷、後半に「神」と某巨人の話。秀才 たくましい大胸筋、その真ん中あたりをめがけて人差し指を奴につきつけた。鉄筋のように硬いだろうと思っていた筋肉の層は意外にも柔らかかった。黒須一也の第一印象は何故かそれになってしまった。
スーパードクターK・西城KAZUYA、その『写し』。
親父から、高品院長から話を聞く度に「そんなことはあり得ない」と思いつつ、まるで特撮ヒーローのようだと心を躍らせている自分が居た。現在「K」を襲名している神代一人──彼は「表」には滅多に出てこないが、西城KAZUYAと同じく、この業界では名の知れた人物であった。
地頭が良いのねぇ章さん。医大に入った際ご近所の婦人にそう言われた。冗談じゃ無い、オレ達「普通」の人間がどれだけ苦労して医学の道を歩もうとしているか、天才ではない、秀才の頭だ、凡才の頭だ、ひたすら努力を重ねなければ天才には遠く及ばない、それをわかっちゃいない、地頭がいい、なんて言葉だけで片付けようとするんじゃない。飛び出てしまいそうな言葉をグッと飲み込んだのを思い出した。
1745スーパードクターK・西城KAZUYA、その『写し』。
親父から、高品院長から話を聞く度に「そんなことはあり得ない」と思いつつ、まるで特撮ヒーローのようだと心を躍らせている自分が居た。現在「K」を襲名している神代一人──彼は「表」には滅多に出てこないが、西城KAZUYAと同じく、この業界では名の知れた人物であった。
地頭が良いのねぇ章さん。医大に入った際ご近所の婦人にそう言われた。冗談じゃ無い、オレ達「普通」の人間がどれだけ苦労して医学の道を歩もうとしているか、天才ではない、秀才の頭だ、凡才の頭だ、ひたすら努力を重ねなければ天才には遠く及ばない、それをわかっちゃいない、地頭がいい、なんて言葉だけで片付けようとするんじゃない。飛び出てしまいそうな言葉をグッと飲み込んだのを思い出した。
古岸@しまよう
PASTかべうちがなんだか怪しい感じになってきたのでこちらに移る~、かべうち最初期の本当に落書きを移植。進撃の巨人のマルコ・ボットとジャン・キルシュタインの進撃親友組がいたおかげで、私はリアル10年を生きてこられたのです。ふたりとも!すき!今も!!!ただ悲しいかな、この二人は原作と世界線が違っても別れがきてしまう率が割りと高いという悲しみでな…マルコがいいやつなばかりにヴァルキリーに導かれてしまう…(夢) 2NANO
DONE進撃の巨人パロ(二巻第九話・補給庫奪還作戦)D4とノバス、彼らがあの世界線にいたら…という自己満足。
妄想。捏造。改変。
心臓の音が聞こえる「貴様ら罪人は本来死刑に相当する塵以下の存在だ!」
「その命をもって己の罪を償え!」
「心臓を捧げよ!!」
威勢のいい掛け声とともに大勢の人間が足を踏み鳴らす。
あの時隣にいた連中のほとんどはもうこの世にいない。頭数が徐々に狭まって少数精鋭の班を形成していく。
『罪人兵』 重罪を犯した者に課せられる刑のひとつが兵として巨人と戦うことだった。
世間はその刑罰を悪人を淘汰できる手段として相応しいと思っているのかもしれないが、実際はその逆だ。
絶対的な捕食者である巨人を相手に、最狂で最凶な悪人だけが生き残る。
強ければ強いだけ生き残る。
どんな生き方をしてきたかなんて関係ない。
勝者しか生きることは許されない。
10400「その命をもって己の罪を償え!」
「心臓を捧げよ!!」
威勢のいい掛け声とともに大勢の人間が足を踏み鳴らす。
あの時隣にいた連中のほとんどはもうこの世にいない。頭数が徐々に狭まって少数精鋭の班を形成していく。
『罪人兵』 重罪を犯した者に課せられる刑のひとつが兵として巨人と戦うことだった。
世間はその刑罰を悪人を淘汰できる手段として相応しいと思っているのかもしれないが、実際はその逆だ。
絶対的な捕食者である巨人を相手に、最狂で最凶な悪人だけが生き残る。
強ければ強いだけ生き残る。
どんな生き方をしてきたかなんて関係ない。
勝者しか生きることは許されない。
niesugiyasio
PAST原作軸エルリ連作短編集『花』から再録17『花』(最終話)リヴァイは巨人のいない世界で生きている。
花南の港から来た列車がシガンシナに向かっている。乗客の一人が外の空気を入れようと窓を開ける。
窓から入った風でリヴァイの髪が揺れる。
「今、甘い香りがしましたね。あ、花が咲いてる。そうか、パラディ島は今、春なんだ」
風が運んだ花の香が彼らの鼻先を過ぎったようだ。
リヴァイがポケットからハンカチを出し、目許を押さえる。
「目にゴミが入っちまった」
連れの少年が優しく微笑んだのが、リヴァイにはばつが悪かったようだ。
「すっかり、涙もろくなっちまってな。年だな」
白状し、改めて涙を拭く。
「まあ、ファルコ。お前からしたら、何言ってんだ、オッサン、てめぇよく泣いてんじゃねぇか、って言いてぇところだろうが」
「そんなこと言いませんよ。リヴァイさんは、故郷に帰ってきたんですから、懐かしくて当然です」
6868窓から入った風でリヴァイの髪が揺れる。
「今、甘い香りがしましたね。あ、花が咲いてる。そうか、パラディ島は今、春なんだ」
風が運んだ花の香が彼らの鼻先を過ぎったようだ。
リヴァイがポケットからハンカチを出し、目許を押さえる。
「目にゴミが入っちまった」
連れの少年が優しく微笑んだのが、リヴァイにはばつが悪かったようだ。
「すっかり、涙もろくなっちまってな。年だな」
白状し、改めて涙を拭く。
「まあ、ファルコ。お前からしたら、何言ってんだ、オッサン、てめぇよく泣いてんじゃねぇか、って言いてぇところだろうが」
「そんなこと言いませんよ。リヴァイさんは、故郷に帰ってきたんですから、懐かしくて当然です」
niesugiyasio
PAST原作軸エルリ連作短編集『花』から再録16『希望』再び仲間達の巨人化を目の当たりにすることになったリヴァイ。
希望ジークさえ討てば終わる。そんな思いがリヴァイにはあった。だが願望に過ぎなかった。
確かに地鳴らしは止まった。超大型の爆発により巨大な骨巨人も消え去った。しかしまだ終わってはいないと、思い知らされている。
また、奪われた。仲間を皆、奪われた。
目を覆いたくなるようなスラトア要塞の光景をリヴァイは冷静に受け止める。ラガコ村と同じやり方。コニーのそのひと言で迅速に行動することができたのは、巨大樹の森でジークに部下を奪われた経験が効いているからだろう。
要塞全体が煙に取り巻かれた。全員が、足の多い虫のような光る生き物が発した煙を吸ったはずだ。だがマーレの軍人達に変化はない。エルディア人だけが巨人化した。九つの巨人の力を有する者とアッカーマンだけが例外だ。
1237確かに地鳴らしは止まった。超大型の爆発により巨大な骨巨人も消え去った。しかしまだ終わってはいないと、思い知らされている。
また、奪われた。仲間を皆、奪われた。
目を覆いたくなるようなスラトア要塞の光景をリヴァイは冷静に受け止める。ラガコ村と同じやり方。コニーのそのひと言で迅速に行動することができたのは、巨大樹の森でジークに部下を奪われた経験が効いているからだろう。
要塞全体が煙に取り巻かれた。全員が、足の多い虫のような光る生き物が発した煙を吸ったはずだ。だがマーレの軍人達に変化はない。エルディア人だけが巨人化した。九つの巨人の力を有する者とアッカーマンだけが例外だ。
niesugiyasio
PAST原作軸エルリ連作短編集『花』から再録15『空』終尾の巨人の骨から姿を表したジーク。
空体が軽い。解放されたみたいだ。俺はこれまで何かに囚われていたのか? 空はこんなに青かっただろうか?
殺されてやるよ、リヴァイ。
意図はきっと伝わっただろう。
地鳴らしは、止めなくてはならない。もとより望んだことはなく、地鳴らしは威嚇の手段のつもりだった。媒介となる王家の血を引く巨人がいなくなれば、行進は止まるはずだ。これは俺にしかできないことだ。
エレン、とんだことをやらかしてくれたもんだ。すっかり信じ切っていたよ。俺も甘いな。
また生まれてきたら、何よりクサヴァーさんとキャッチボールをしたいけれど、エレンとも遊びたいな。子どもの頃、弟が欲しかったんだよ。もし弟ができたら、いっぱい一緒に遊ぶんだ。おじいちゃんとおばあちゃんが俺達を可愛がってくれる。そんなことを思っていた。これ以上エレンに人殺しをさせたくないよ。俺も、親父も、お袋も、クサヴァーさんも、生まれてこなきゃよかったのにって思う。だけどエレン、お前が生まれてきてくれて良かったなって思うんだ。いい友達を持ったね。きっとお前がいい子だからだろう。お前のことを、ものすごく好きみたいな女の子がいるという話だったよな。ちゃんと紹介して貰わず終いだ。残念だな。
677殺されてやるよ、リヴァイ。
意図はきっと伝わっただろう。
地鳴らしは、止めなくてはならない。もとより望んだことはなく、地鳴らしは威嚇の手段のつもりだった。媒介となる王家の血を引く巨人がいなくなれば、行進は止まるはずだ。これは俺にしかできないことだ。
エレン、とんだことをやらかしてくれたもんだ。すっかり信じ切っていたよ。俺も甘いな。
また生まれてきたら、何よりクサヴァーさんとキャッチボールをしたいけれど、エレンとも遊びたいな。子どもの頃、弟が欲しかったんだよ。もし弟ができたら、いっぱい一緒に遊ぶんだ。おじいちゃんとおばあちゃんが俺達を可愛がってくれる。そんなことを思っていた。これ以上エレンに人殺しをさせたくないよ。俺も、親父も、お袋も、クサヴァーさんも、生まれてこなきゃよかったのにって思う。だけどエレン、お前が生まれてきてくれて良かったなって思うんだ。いい友達を持ったね。きっとお前がいい子だからだろう。お前のことを、ものすごく好きみたいな女の子がいるという話だったよな。ちゃんと紹介して貰わず終いだ。残念だな。
niesugiyasio
PAST原作軸エルリ連作短編集『花』から再録⑩『善』巨人化のおそれに直面するナイル。
善ナイルは左腕に巻かれた黒い布を見る。ジークの脊髄液入りワインを飲んだ印だ。ジークの「叫び」により巨人化する。知らされる前のことだが、一瞬全身が痺れた。どこかで「叫び」があったということだ。ただ距離が離れていたため、シガンシナにいるナイル達にはその力は及ばなかった。ではどこでジークは叫んだのか。勾留地に決まっている。具体的な場所は知らないが、リヴァイと三十人の兵士が監視している。では、リヴァイと三十人の兵士が巨人化してしまったということか? まさか、あのリヴァイに限って——。ナイルは信じまいとする。
ジークについて、リヴァイと話したことがあった。三年ほど前のことになる。調査兵団に鹵獲されたマーレの艦船の乗組員の一部が反マーレ派義勇兵を名乗り、エルディア人の解放を目的としてパラディ島との提携を求めてきた。首領は獣の巨人ジーク・イェーガー。ジークをパラディ島に受け入れ、腹違いの弟エレン・イェーガーに会わせろという。ジークには秘策があり、そのためには王家の血を引く巨人と始祖を有する巨人が揃わねばならないというのだ。調査兵団はジークの要求を呑む方向性で話を進めたがっているように見えた。
3548ジークについて、リヴァイと話したことがあった。三年ほど前のことになる。調査兵団に鹵獲されたマーレの艦船の乗組員の一部が反マーレ派義勇兵を名乗り、エルディア人の解放を目的としてパラディ島との提携を求めてきた。首領は獣の巨人ジーク・イェーガー。ジークをパラディ島に受け入れ、腹違いの弟エレン・イェーガーに会わせろという。ジークには秘策があり、そのためには王家の血を引く巨人と始祖を有する巨人が揃わねばならないというのだ。調査兵団はジークの要求を呑む方向性で話を進めたがっているように見えた。
もしゃ
DONE【100よか直木の激重感情】進撃の巨人最終話パロ。
悠依への想いをはっきり口にしない直木へ譲が言い放った「悠依さんは直木さんのことを忘れて幸せになるべき」「案外すぐにいい人見つけてあっさりしてる気もする」という言葉に対しての、直木の答えがこれである。
niesugiyasio
PAST原作軸エルリ連作短編集『花』から再録⑨『仇』巨大樹の森でジークに部下を巨人化させられたリヴァイは、かつてエルヴィンとかわした会話を思い出す。
仇巨大樹の森が、巨人の死骸から立ちのぼる蒸気で曇る。三体の巨人の足音が遠ざかっていく。立体機動で有利に戦うためには、この森から出すわけにいかない。急く心をリヴァイは抑え、ガスと刃の補充にかかる。過ぎし日の声を聞く。「ガスと刃を補充していけ」時間を惜しむリヴァイにエルヴィンはただ命じた。
なあ、エルヴィン。あの頃は、まだ何も分かっちゃいなかったな。
探りをいれるための作戦だった。思惑通りに事が運び、未知の巨人であった女型をおびき出すことができた。兵団内に密通者がいることも分かった。だがあまりにも多くの兵士が犠牲になった。
あの戦いで、どれだけ死なせたか。リヴァイの脳裏に犠牲となった部下の顔が浮かぶ。
今、巨大樹の根元では、リヴァイが討伐した巨人が蒸気を上げ、消えていこうとしている。ほんのちょっと前までリヴァイの部下達だった巨人だ。
2340なあ、エルヴィン。あの頃は、まだ何も分かっちゃいなかったな。
探りをいれるための作戦だった。思惑通りに事が運び、未知の巨人であった女型をおびき出すことができた。兵団内に密通者がいることも分かった。だがあまりにも多くの兵士が犠牲になった。
あの戦いで、どれだけ死なせたか。リヴァイの脳裏に犠牲となった部下の顔が浮かぶ。
今、巨大樹の根元では、リヴァイが討伐した巨人が蒸気を上げ、消えていこうとしている。ほんのちょっと前までリヴァイの部下達だった巨人だ。
さいさい
MOURNING死にそうで死なないちょっとだけ死にたい一ノ瀬(とちょっと三崎)ガラスの巨人(ねむる夏)のリライトするつもりだったけどなんか違うやつになってしまった
星に願いをここで終わりにするつもりだった。
終電間近の夜更けでさえぼくが電話すれば東京からひとっとびでここまで会いに来てくれる。それがぼくはとても悲しい。与えないで構わないで返せるものなどないのだから。振り向かないで言葉をかけないでその優しさにすがってしまうから。いっそ泣いてしまえれば思う気持ちを示せたのだろう、ぼくにはそんなことすらできない。きみが生きているだけでいいんだ、ぼくのことなんかさっぱり忘れてしまって幸せに暮らしていれば十分なんだ。声は震えて絵空事ばかりを吐き出す。そんなことを言いたいんじゃないのに。もういっそこの場で見捨ててくれればいいのに。わがままひとつに振り回されて始発で帰るような、そんなわるい子にならなくていいのに。ぼくなんか放っておいたって死にやしないよ、きみが生きている限り。だからどうか。
1424終電間近の夜更けでさえぼくが電話すれば東京からひとっとびでここまで会いに来てくれる。それがぼくはとても悲しい。与えないで構わないで返せるものなどないのだから。振り向かないで言葉をかけないでその優しさにすがってしまうから。いっそ泣いてしまえれば思う気持ちを示せたのだろう、ぼくにはそんなことすらできない。きみが生きているだけでいいんだ、ぼくのことなんかさっぱり忘れてしまって幸せに暮らしていれば十分なんだ。声は震えて絵空事ばかりを吐き出す。そんなことを言いたいんじゃないのに。もういっそこの場で見捨ててくれればいいのに。わがままひとつに振り回されて始発で帰るような、そんなわるい子にならなくていいのに。ぼくなんか放っておいたって死にやしないよ、きみが生きている限り。だからどうか。
niesugiyasio
PAST原作軸エルリ連作短編集『花』から再録①『団欒』最終奪還作戦のさなか、エルヴィンは巨人のいない世界について思いを巡らせる。
団欒あれは、いつのことだったろう。
エルヴィンは脳裏に浮かんだ光景について思いを巡らせる。確か、トロスト区が襲撃を受ける少し前のことだ。巨人の正体が人間であるとの推測もまだなく、巨人になれる少年の存在も、まだ誰も知らなかった。このところあまりに多くのことが起きすぎて、そう遠い昔のことでもないのに隔世の感がある。
けっこうな人数で、焚き火を囲んでいた。薪のはぜる音が快い。エルヴィンは疲れのせいか、眠気を覚えていた。
「寝て起きたら巨人がいなくなっていたらいいんだがなあ」
ぼそりと零してからエルヴィンは周囲の様子に気がついた。眠気が吹っ飛ぶ。皆、一様に黙り、多くは目をぱちぱちとさせている。普段から心の中では考えていることだが、立場に相応しくない発言だった。
3959エルヴィンは脳裏に浮かんだ光景について思いを巡らせる。確か、トロスト区が襲撃を受ける少し前のことだ。巨人の正体が人間であるとの推測もまだなく、巨人になれる少年の存在も、まだ誰も知らなかった。このところあまりに多くのことが起きすぎて、そう遠い昔のことでもないのに隔世の感がある。
けっこうな人数で、焚き火を囲んでいた。薪のはぜる音が快い。エルヴィンは疲れのせいか、眠気を覚えていた。
「寝て起きたら巨人がいなくなっていたらいいんだがなあ」
ぼそりと零してからエルヴィンは周囲の様子に気がついた。眠気が吹っ飛ぶ。皆、一様に黙り、多くは目をぱちぱちとさせている。普段から心の中では考えていることだが、立場に相応しくない発言だった。
千瞑(senbei)
DOODLE進撃の巨人 リヴァイ夢医務室勤務の夢主。兵士ではない。
リヴァイ視点シガンシナ区での勝利後
調査兵団の生き残りは俺を含めて9人しかいなかった。
目の前の女は仲間の死を悲しみ、俺の代わりに涙を流す。
この女に「泣くな」と言う言葉は意味をなさない。
出会ったときからそうだった。
次から次へと湧き水のように流れ続ける涙をぬぐおうと触れようとすると「もう大丈夫だから」と泣き止んで俺から離れていく。
いつもならそうだった。
だが、今日はそうならなかった。
「〇〇…」
名を呼んで涙を指ですくうと、大粒の涙をこぼしながら俺を見つめる。
何も言わないのをいいことに女の腕をそのまま引いて、胸に押し付ける。
「落ち着くまで貸しといてやる」
289調査兵団の生き残りは俺を含めて9人しかいなかった。
目の前の女は仲間の死を悲しみ、俺の代わりに涙を流す。
この女に「泣くな」と言う言葉は意味をなさない。
出会ったときからそうだった。
次から次へと湧き水のように流れ続ける涙をぬぐおうと触れようとすると「もう大丈夫だから」と泣き止んで俺から離れていく。
いつもならそうだった。
だが、今日はそうならなかった。
「〇〇…」
名を呼んで涙を指ですくうと、大粒の涙をこぼしながら俺を見つめる。
何も言わないのをいいことに女の腕をそのまま引いて、胸に押し付ける。
「落ち着くまで貸しといてやる」
千瞑(senbei)
MEMO進撃の巨人ライナー夢「ため息」本編メモ。夢になる前の下書きみたいなもの。必ずしもこのメモ通りに書くとは限らない。変更の可能性もある。
※名前変換。[#da=1#]を自分の好きな名前に脳内変換してください。
※ネタバレになる可能性があるためパスワード制
それでも読みたいですか?
英語3文字でお答えください。 712
千瞑(senbei)
MAIKING進撃の巨人 ジャン視点夢マルコの幼馴染
弱視の子で黒髪。瞳の色は灰色。
東洋人の血が入ってる。
なんとなくぼんやりとしか見えない
マルコ死亡を伝えに行くジャンまだ訓練兵だったころ、
あいつは「ぼくになにかあったら彼女に知らせてほしい。ジャンを頼るように言ってあるから」と言っていた。
そんな日は来ないと思っていた。
マルコの幼馴染の家に迷わずにこれたのも
出てきた女の子がマルコの幼馴染の女の子だということも
弱視で目が見えないことも
知っている。
オレたちはお互いにマルコから話を聞いていた。
会ったことはないけどお互いを知っていた。
だから、すぐにわかった。
自分の説明はそれほどいらなかった。
だけど、何をしに来たかそれを彼女に伝えることを躊躇した。
なんていえばいい?
大事な子だと言っていた。
いつも一緒にいることが当たり前だったと。
言葉にしなくても悩んでるのか悲しんでるのかがわかるのだと。
926あいつは「ぼくになにかあったら彼女に知らせてほしい。ジャンを頼るように言ってあるから」と言っていた。
そんな日は来ないと思っていた。
マルコの幼馴染の家に迷わずにこれたのも
出てきた女の子がマルコの幼馴染の女の子だということも
弱視で目が見えないことも
知っている。
オレたちはお互いにマルコから話を聞いていた。
会ったことはないけどお互いを知っていた。
だから、すぐにわかった。
自分の説明はそれほどいらなかった。
だけど、何をしに来たかそれを彼女に伝えることを躊躇した。
なんていえばいい?
大事な子だと言っていた。
いつも一緒にいることが当たり前だったと。
言葉にしなくても悩んでるのか悲しんでるのかがわかるのだと。
ゆめの
DOODLETwitterのフォロワーさんとのやり取りで思いついたネタ。タイトルのイメージとかけ離れた話です。
日本大通り駅で堂本とばったり会う唯。
すると、少し前に彼が御門と東京ドームに野球観戦に行ったときの話をしてくれるが……
★黒橡の中の人はふたりとも巨人ファンというのが大元のネタです
いつかあなたと見たい花火大会日曜の夕方、近くのホールの演奏会を終え日本大通り駅についた朝日奈唯は逆方向からやってきた人混みに圧倒されていた。
年配の男性に家族連れ、そして若い女性たち。
年齢層も性別も多岐多様に渡っていたが、野球のユニホームを着、揃いの帽子をかぶっていることから、今日は近くの球場ではプロ野球の試合が開催されていたことに気がつく。
そういえば、駅に着いたとき、そんな貼り紙がしてあったような気もするが、そのときはコンサートの集合時間に遅くなりそうだったため、あまり見ていなかった。
このまま電車に乗っても、背中のヴァイオリンケースがまわりの人の迷惑になりかねない。
どこかで時間を潰そう。
そう唯が思ったとき、人混みの中に知っている顔を見つける。
2592年配の男性に家族連れ、そして若い女性たち。
年齢層も性別も多岐多様に渡っていたが、野球のユニホームを着、揃いの帽子をかぶっていることから、今日は近くの球場ではプロ野球の試合が開催されていたことに気がつく。
そういえば、駅に着いたとき、そんな貼り紙がしてあったような気もするが、そのときはコンサートの集合時間に遅くなりそうだったため、あまり見ていなかった。
このまま電車に乗っても、背中のヴァイオリンケースがまわりの人の迷惑になりかねない。
どこかで時間を潰そう。
そう唯が思ったとき、人混みの中に知っている顔を見つける。