月島
棚ca
DOODLE月島はきっと駒に徹するように自分に言い聞かせていたから鶴月SS「私の味方はお前だけになってしまったな」
その言葉を聞いた月島は静かに目を見開いた。
「私だけ? ハ、いえ、すみません。……勿体無いお言葉です、そんなこと言って頂かなくても私は……」
銃をキュッと握って月島は少し目を伏せる。しかし、すぐに顔を上げてキビキビとした声を出した。
「お気を確かに、鶴見中尉殿。たった一目でも外をご覧ください。貴方を信じて命をなげうつ者達がこれだけ……当然私もその一人です」
なんだか、月島はそう自身に言い聞かせているようだった。自分は特別なのだと考えを避けようとするような……。
「私はただお前といたいだけだ。空を翔んで太陽に焼かれる時も、安寧を求めて地獄に突き当たる時も、お前といたいから」
529その言葉を聞いた月島は静かに目を見開いた。
「私だけ? ハ、いえ、すみません。……勿体無いお言葉です、そんなこと言って頂かなくても私は……」
銃をキュッと握って月島は少し目を伏せる。しかし、すぐに顔を上げてキビキビとした声を出した。
「お気を確かに、鶴見中尉殿。たった一目でも外をご覧ください。貴方を信じて命をなげうつ者達がこれだけ……当然私もその一人です」
なんだか、月島はそう自身に言い聞かせているようだった。自分は特別なのだと考えを避けようとするような……。
「私はただお前といたいだけだ。空を翔んで太陽に焼かれる時も、安寧を求めて地獄に突き当たる時も、お前といたいから」
rabimomo
MAIKINGセフレ尾鯉の続き。セフレ尾鯉と言いつつ月島視点で月→鯉ですのでご注意下さい。
と言いつつ肉体関係があるのはこの時点では尾鯉のみです。
他、勇→尾要素もあります。(この話での尾と勇は左右非固定です)
月からどう見えていても、尾鯉はあくまでセフレです。
上記ご理解いただける方のみお読み下さいお願いします! 15285
棚ca
DOODLE月島に完璧な自分以外を見せて、鶴ちゅ(切実)現パロ鶴月SS 五目ラーメンと半チャーハン、餃子がセットのAランチを黙々と食べる月島を鶴見はご満悦な様子で見つつ、しれっと餃子を二個ほど取って食べていた。その分、鶴見本人が注文した油淋鶏を月島の皿に乗せていた。油淋鶏は衣がレモンの風味が香るさっぱりとした味付けで、軽く食べることができたがそれはそれとして白米と一緒に食べたいと月島は思った。その雑念を晴らすかのように月島は五目ラーメンを啜る。
「酢を入れたいです」
ふとそう言って周りを見渡す月島に鶴見は「卓上にはないみたいだ」と言ったが、月島には水の入ったジャーの影にそれらしき容器の影が見えた。鶴見からは完全に死角なのであろう。黙ったままそれ引っ張り出すとやはり醬油や酢、ラー油の容器が乗った小さなトレイだった。そのまま鶴見の視線を受けながらも特に何も言わずにラーメンに酢を注いでいると、鶴見はゆったりと微笑んで言った。
777「酢を入れたいです」
ふとそう言って周りを見渡す月島に鶴見は「卓上にはないみたいだ」と言ったが、月島には水の入ったジャーの影にそれらしき容器の影が見えた。鶴見からは完全に死角なのであろう。黙ったままそれ引っ張り出すとやはり醬油や酢、ラー油の容器が乗った小さなトレイだった。そのまま鶴見の視線を受けながらも特に何も言わずにラーメンに酢を注いでいると、鶴見はゆったりと微笑んで言った。
シュウジ
DOODLE書くか、ショタ猫耳…②変な転生現代
一般的なサラリーマン月島さんちの猫、音之進くん(身長145cm)
転生ショタ之進を「閣下」とか「音之進さま」とか呼ぶ月島さんが大ヘキです。なんかもうそれだけですけべで尊くて。
ねこのしん(小)「閣下、もう寝るんですか」
「うぅん、まだ……」
「そんな眠そうな顔で」
「んん……?」
遠いようで近くから、月島の声が聞こえた。私は両眼を閉じたままその声を聞いている。月島の声が柔らかく耳に染み込んでいく。
今日は月島と色んな場所に行った。新しくオープンしたスイーツ屋や服屋、インテリアショップ。
久しぶりに思い切り走りたかったから、広い公園にも連れて行ってもらった。青々とした芝が生えた場所。芝生の上を走り、走り疲れたら大の字で寝そべり澄み渡った空を見上げた。笑いたくなるほど気持ちが良かった。
月島は面倒くさそうな顔で駆けてきて、私の隣に腰かける。その顔が満更でもなさげだったのは私だけの秘密だ。
心地いい疲れが全身を包み込んでいる。月島は明日も休みなのだから、まだ眠りたくない。だから、目を閉じて、休んでいるだけなのだ。
609「うぅん、まだ……」
「そんな眠そうな顔で」
「んん……?」
遠いようで近くから、月島の声が聞こえた。私は両眼を閉じたままその声を聞いている。月島の声が柔らかく耳に染み込んでいく。
今日は月島と色んな場所に行った。新しくオープンしたスイーツ屋や服屋、インテリアショップ。
久しぶりに思い切り走りたかったから、広い公園にも連れて行ってもらった。青々とした芝が生えた場所。芝生の上を走り、走り疲れたら大の字で寝そべり澄み渡った空を見上げた。笑いたくなるほど気持ちが良かった。
月島は面倒くさそうな顔で駆けてきて、私の隣に腰かける。その顔が満更でもなさげだったのは私だけの秘密だ。
心地いい疲れが全身を包み込んでいる。月島は明日も休みなのだから、まだ眠りたくない。だから、目を閉じて、休んでいるだけなのだ。
棚ca
DOODLE月島のいじらしさに咽び泣く。そんだけ苦労してんだから長風呂と白米とかいうベーシックプランじゃなくて、毎日デパ地下の惣菜食べててほしい鶴月SS「ゆっくり浸かりなさい。その方が体も休まる」
「ゆっくり……ですか」
「そうだ、月島。体の芯から温まるまで、だ」
月島は鶴見中尉に伝えられた通り、湯船に浸かって体が芯から温まるのを待った。体の芯とはどこだ? そこが温まった時、そうと分かるのだろうか?
「珍しいな、お前が長風呂しているのは」
同僚に声を掛けられて月島は曖昧に頷く。ソイツはペラペラと好きにお喋りしてから「ああ、あつい。お前ものぼせるなよ」と言い残して上がっていった。月島は自分の体調を観察した。あついが、のぼせてはいない。それから何をするとでもなく入浴を続けた。この時間に何の意味があるのだろう? 長風呂を勧めてきた上官の意図を考えたが、そもそもいつだって何を考えているか分からない人だった。素直に健康のためと思って良さそうだ。周りの人間が何人か入れ替わる。「お前はあつくないのか」と訊かれるなどもしたが、当然あつい。ただ、まだ芯が温まったのか分からなかった。それに、のぼせるような感覚もない。
989「ゆっくり……ですか」
「そうだ、月島。体の芯から温まるまで、だ」
月島は鶴見中尉に伝えられた通り、湯船に浸かって体が芯から温まるのを待った。体の芯とはどこだ? そこが温まった時、そうと分かるのだろうか?
「珍しいな、お前が長風呂しているのは」
同僚に声を掛けられて月島は曖昧に頷く。ソイツはペラペラと好きにお喋りしてから「ああ、あつい。お前ものぼせるなよ」と言い残して上がっていった。月島は自分の体調を観察した。あついが、のぼせてはいない。それから何をするとでもなく入浴を続けた。この時間に何の意味があるのだろう? 長風呂を勧めてきた上官の意図を考えたが、そもそもいつだって何を考えているか分からない人だった。素直に健康のためと思って良さそうだ。周りの人間が何人か入れ替わる。「お前はあつくないのか」と訊かれるなどもしたが、当然あつい。ただ、まだ芯が温まったのか分からなかった。それに、のぼせるような感覚もない。
棚ca
PAST最終章真っ只中で泣きながら月島軍曹宛に書いた手紙でした2022/4/1月島軍曹殿
窓の外を眺めれば桜の花びらが風に乗り、春の訪れを身近に感じております。桜舞う一方でまだ寒い日がある中、お障りなくお過ごしでいらっしゃいますか。お障りまくりですよね、すみません、体に色々刺さっていて全身から血を流している人にかける言葉を私は知りません。
さて、本日は月島軍曹殿のお誕生日です。当時は祝う慣習はなかったようですが、是非お祝い申し上げさせていただくのと共に、軍曹殿の素晴らしい活躍について申し伝えたく、手紙をしたためています。
月島軍曹殿は屈強かつ冷静沈着、加えて露語が堪能でおられる頭脳明晰さも持ち合わせています。鶴見中尉殿のため大いに役立ったことは言うまでもありません。生真面目で常に真っ直ぐな姿勢も、時には軍曹殿自身を傷つけることがありますが、それを含めて魅力だと思っています。
1786窓の外を眺めれば桜の花びらが風に乗り、春の訪れを身近に感じております。桜舞う一方でまだ寒い日がある中、お障りなくお過ごしでいらっしゃいますか。お障りまくりですよね、すみません、体に色々刺さっていて全身から血を流している人にかける言葉を私は知りません。
さて、本日は月島軍曹殿のお誕生日です。当時は祝う慣習はなかったようですが、是非お祝い申し上げさせていただくのと共に、軍曹殿の素晴らしい活躍について申し伝えたく、手紙をしたためています。
月島軍曹殿は屈強かつ冷静沈着、加えて露語が堪能でおられる頭脳明晰さも持ち合わせています。鶴見中尉殿のため大いに役立ったことは言うまでもありません。生真面目で常に真っ直ぐな姿勢も、時には軍曹殿自身を傷つけることがありますが、それを含めて魅力だと思っています。
keta_yongou
MEMO明晰夢にて現未× 部屋のこだわり聞いてくれよな①ドリームランドと覚醒世界の差を出したくて
ドリームランドはAI生成の背景素材、覚醒世界は写真素材にしてみた🙆♀️
②夢の世界だからファンタジーな部屋にしたくて前景を変形フレームにした
なので前景は0x0サイズでシーンごとにフレーム付きのマカパネを置いてる〜
③船長、立ち絵素材なかったのであおさんの配信参考に描いた⛴月島は無料の借りてます 3
シュウジ
DOODLE新しいスマホが届いたと同時に、壊れたスマホが自然に直りました。しゅん。でも新しいスマホは今のよりカメラ性能がいいのでのる鯉月をたくさん撮ります。前向き。
しょげてるDK鯉登さんと珍しく前向きな月島さん(二十歳まで色々お預け済み)
若い旦那さん堪らん(大ヘキ)「月島ぁん」
鯉登さんが俺をこう呼ぶ時は、だいたい甘えたな時だ。この声でねだられると弱い。それを知っていてこんな声を出すのだから悪いひとだ。あるいは今日のように弱っている時にもこの呼び方をする。
鯉登さんは今も昔も芯の通った性格は変わらず、どんな時も俺を引っ張っていく。しかし彼も人間。特に今は未成年の子供だ。いくら前世の記憶があろうと、心が揺れ動くこともあれば不安を抱えることもある。思春期であれば尚のこと感情も動くというものだろう。
酒のように林檎ジュースをあおった鯉登さんはかたんと音を立ててグラスを置いた。普段きっちりと着こなしているブレザーは傍に脱ぎ捨てられている。実際に酔っ払っているわけでないが、ワイシャツを捲り上げて項垂れる様子は酔っ払いに見えた。
1222鯉登さんが俺をこう呼ぶ時は、だいたい甘えたな時だ。この声でねだられると弱い。それを知っていてこんな声を出すのだから悪いひとだ。あるいは今日のように弱っている時にもこの呼び方をする。
鯉登さんは今も昔も芯の通った性格は変わらず、どんな時も俺を引っ張っていく。しかし彼も人間。特に今は未成年の子供だ。いくら前世の記憶があろうと、心が揺れ動くこともあれば不安を抱えることもある。思春期であれば尚のこと感情も動くというものだろう。
酒のように林檎ジュースをあおった鯉登さんはかたんと音を立ててグラスを置いた。普段きっちりと着こなしているブレザーは傍に脱ぎ捨てられている。実際に酔っ払っているわけでないが、ワイシャツを捲り上げて項垂れる様子は酔っ払いに見えた。
はねた
DONE志村さんが月島さんに迫るところを見た壬生さんがやきもきする話を書きました。ほたつき前提。
あたみのじけん「月島コーチ、僕と熱海の宿で一夜をともにしていただけませんか」
いきなり耳に飛びこんできた声に、壬生は手にしたカメラをとり落としかけた。
おわ、とすんでのところでストラップをひっつかみ、どうにかこうにか高額備品と地面との衝突は免れる。ふうと深い息をつきつつ、さていったい何ごとかとあらためて声のした方角へと目を向けた。
秋も間近い時分、ユースの練習場はこどもたちの活気で賑わっている。AチームとBチーム、それぞれに切磋琢磨ししのぎを削り合う、その様は清々しくまさに青春と呼ぶにふさわしい。トップチームのむくつけき選手たちの撮影を終えたあとではいっそうに、青少年の爽やかさは目に眩しかった。
練習場の片隅、AB両チームともに見渡せる位置に陣取って、壬生はカメラを構えているところだった。トップチームとクラブユース、それぞれの練習風景をおさめS N Sにあげるのがちかごろ壬生の日課となっている。練習の光景や日常のちょっとしたひとコマなど、ものめずらしいのかサポーターの反応は上々だったから仕事のモチベーションもそこそこ高い。
4878いきなり耳に飛びこんできた声に、壬生は手にしたカメラをとり落としかけた。
おわ、とすんでのところでストラップをひっつかみ、どうにかこうにか高額備品と地面との衝突は免れる。ふうと深い息をつきつつ、さていったい何ごとかとあらためて声のした方角へと目を向けた。
秋も間近い時分、ユースの練習場はこどもたちの活気で賑わっている。AチームとBチーム、それぞれに切磋琢磨ししのぎを削り合う、その様は清々しくまさに青春と呼ぶにふさわしい。トップチームのむくつけき選手たちの撮影を終えたあとではいっそうに、青少年の爽やかさは目に眩しかった。
練習場の片隅、AB両チームともに見渡せる位置に陣取って、壬生はカメラを構えているところだった。トップチームとクラブユース、それぞれの練習風景をおさめS N Sにあげるのがちかごろ壬生の日課となっている。練習の光景や日常のちょっとしたひとコマなど、ものめずらしいのかサポーターの反応は上々だったから仕事のモチベーションもそこそこ高い。
mekoneko69
DONE月鯉SS現パロ(転生)
訳あり記憶なし月島と記憶あり鯉登の同棲話
鯉登視点
杉元が登場します
RECALL②の続き
https://poipiku.com/7014192/8068435.html
続きます
RECALL③いつも通りの時間にアラームが鳴り、意識が浮上する。
見慣れた天井、閉じられたカーテン、付いたままの間接照明。
寝室のベッドには自分のみ。
いつも通りの変わらない光景。
一緒に寝たはずの男の姿は無く、昨日までの出来事は、自分の都合のいい夢だったのかもしれない。
寝起きで覚醒しきっていない思考のまま起床し、顔を洗おうと洗面室に向かう途中、廊下に違和感があった。リビングの扉の窓から明るい光が漏れている。いつもはカーテンが閉まっていて暗い。カーテンの閉め忘れはしていないはずだ。恐る恐るリビングの扉を開けると、カーテンが開け放たれた窓から明るい日差しと共に味噌汁と何かを焼いている匂いが舞い込んできた。
「あ、コイトさんおはようございます。ちょうど今、起こしに行こうかと思っていました」
5853見慣れた天井、閉じられたカーテン、付いたままの間接照明。
寝室のベッドには自分のみ。
いつも通りの変わらない光景。
一緒に寝たはずの男の姿は無く、昨日までの出来事は、自分の都合のいい夢だったのかもしれない。
寝起きで覚醒しきっていない思考のまま起床し、顔を洗おうと洗面室に向かう途中、廊下に違和感があった。リビングの扉の窓から明るい光が漏れている。いつもはカーテンが閉まっていて暗い。カーテンの閉め忘れはしていないはずだ。恐る恐るリビングの扉を開けると、カーテンが開け放たれた窓から明るい日差しと共に味噌汁と何かを焼いている匂いが舞い込んできた。
「あ、コイトさんおはようございます。ちょうど今、起こしに行こうかと思っていました」
hisuinoheya
DOODLEiPadのお絵描き練習。月鯉と言い張る。冒険者の月島さんと、拐われて奴隷として売られてたケモ耳ショタ鯉チャン。
友人とのなりきりネタで「1000回中出しされないと定期的に発情する呪い」をかけられてる鯉チャンと、元々スケベする気がなかった月島さんが巻き込まれえっちをする内に鯉チャンに惹かれていって、鯉チャンも月島に惚れて恋仲になる…みたいなお話でした。
オマケで個別絵。 4
シュウジ
DOODLE書くか、ショタ猫耳…!変な転生現代
一般的なサラリーマン月島さんちのネコ、音之進くん(身長145cm)
攻めがショタでにゃんにゃんしてても大丈夫な方
ガチガチの鯉月工場で生産しております
ねこのしん(小) 私は猫である!名前は鯉登音之進。薩摩で生まれ、大日本帝国陸軍北海道第七師団歩兵第二十七聯隊に所属していた軍人だ。ちなみに最終的にすごく偉くなった。しかし、今は一般的な猫である。
「にゃん、にゃん」
「くっ」
「ごろごろ」
「あざとい……」
「ふふ、それがいいくせに」
私は子ども猫。身長は月島より低いしまだ筋肉もない。いや月島の筋肉がすごすぎるのか。とにかくまだまだ子どもだ。けれど、だからこそ良いこともある。私が猫っぽく鳴いてみせると月島は手で顔を覆う。はじめは何かあったのかと思ったが、どうやら私の可愛らしさにやられているらしい。私たちの衣食住のために日々働いてくれる月島のため、私は今日もにゃんにゃんするのだ。
1168「にゃん、にゃん」
「くっ」
「ごろごろ」
「あざとい……」
「ふふ、それがいいくせに」
私は子ども猫。身長は月島より低いしまだ筋肉もない。いや月島の筋肉がすごすぎるのか。とにかくまだまだ子どもだ。けれど、だからこそ良いこともある。私が猫っぽく鳴いてみせると月島は手で顔を覆う。はじめは何かあったのかと思ったが、どうやら私の可愛らしさにやられているらしい。私たちの衣食住のために日々働いてくれる月島のため、私は今日もにゃんにゃんするのだ。
武井@takei2022
MEMO【Wavebox 2023/6/6 22:00 月島型アンドロイドを〜 の方】ご感想の返信【Wavebox 2023/6/6 22:00 月島型アンドロイドを〜 の方】
Waveboxからも返信していますが文字数制限がありましたので、こちらに全文を載せておきます。
『月島型アンドロイドを〜』ご注文ありがとうございます!
楽しくホロリとしながら読んでいただけてこちらも幸せです。
目の前のアンドロイド月島が本物かもしれないと思っていたのに
鯉登が「初めては月島がよか」と泣くシーンについて
鯉登にとってファーストキスはとても大切なものだったので
これが本物の月島なら、なぜそんな簡単に練習でしようと言うのかショックを受けていて
また、こんなことを聞くと言うことはやはりこれは本物ではなくアンドロイドなのか…?と考えガッカリしている
546Waveboxからも返信していますが文字数制限がありましたので、こちらに全文を載せておきます。
『月島型アンドロイドを〜』ご注文ありがとうございます!
楽しくホロリとしながら読んでいただけてこちらも幸せです。
目の前のアンドロイド月島が本物かもしれないと思っていたのに
鯉登が「初めては月島がよか」と泣くシーンについて
鯉登にとってファーストキスはとても大切なものだったので
これが本物の月島なら、なぜそんな簡単に練習でしようと言うのかショックを受けていて
また、こんなことを聞くと言うことはやはりこれは本物ではなくアンドロイドなのか…?と考えガッカリしている
wt_79
DOODLE歯を磨く月クロ髪下ろし尾がヤバすぎてスランプ真っ最中だけど絶対描きたくて頑張って描いた…!!!公式で髪下ろし尾が見れて本当に嬉しいですありがとうございます……🙏
寝起き月島くんは頭ボサボサで目つき悪いとカワイイね
シュウジ
DOODLE元気が湧いてきたので坊メ以外も書いてみよう→メモ帳を開く→「裸族の月島」という一言だけのメモ→こちらお付き合いしているけど、まだ同棲はしてない現代鯉月
致してませんが身体の関係はあります
ラゾクノツキシマ「降られてしまったな」
「俺は平気ですけど、鯉登さん冷えるでしょう。ここまで来たんでうちで乾かしていきますか?」
繁忙期を過ぎ、今夜は月島と飲みに出ていた。明日は休日。いい気持ちで1軒目を出て2軒目はどうすると彷徨いていると、見事にゲリラ豪雨に見舞われてしまった。生憎と折りたたみ傘すら持っておらずふたり揃ってずぶ濡れになった。近くの駅まで駆け込むと雨は止んでくれたが、さすがにこの濡れ方では自然乾燥はのぞめない。
この格好でタクシーに乗るわけもいかないだろう……と考えていたところに月島の提案。
「えっ、あ、いいのか?」
「いいですよ。今日呼ぶつもりなかったんで散らかってますけど」
「問題ない!行く!」
「ふっ、元気ですね」
1971「俺は平気ですけど、鯉登さん冷えるでしょう。ここまで来たんでうちで乾かしていきますか?」
繁忙期を過ぎ、今夜は月島と飲みに出ていた。明日は休日。いい気持ちで1軒目を出て2軒目はどうすると彷徨いていると、見事にゲリラ豪雨に見舞われてしまった。生憎と折りたたみ傘すら持っておらずふたり揃ってずぶ濡れになった。近くの駅まで駆け込むと雨は止んでくれたが、さすがにこの濡れ方では自然乾燥はのぞめない。
この格好でタクシーに乗るわけもいかないだろう……と考えていたところに月島の提案。
「えっ、あ、いいのか?」
「いいですよ。今日呼ぶつもりなかったんで散らかってますけど」
「問題ない!行く!」
「ふっ、元気ですね」
雪絹✯月鯉幸せになれ
PAST212話の月島の心境を勝手に妄想した月鯉。単行本22巻が発売する前に供養も兼ねてベッターにあげていたものに少しだけ読みやすい様に修正入れました。
内容には一切変更ありません。
22巻の月島の感情の加筆部分や、最終回後の鶴見中尉の視線の謎も知らない段階で書いたものになります。
とにかく当時は月島の感情はこうであってほしいという願望のままに綴ったのでした。
#212#212
「大日本帝国陸軍 北海道第七師団 歩兵第27聯隊に配属された鯉登音之進だ!」
背筋をピンと張り、俺に向かいハツラツとした大きな声で自己紹介をする年若い青年はこれから俺の上司となる男。
……ええ、大変よく存じておりますよ。
「階級は少尉。月島軍曹、貴様の補佐を受ける事になる、以後よろしく頼む!」
眩しいほどの笑顔だ。
若さに溢れていて、とても爽やかである。
数年前に顔も身分も何もかも隠して初めて彼と出会った時は、時々思い詰めたような表情を見せるどこか影のあった美少年だった。
その美しい顔はほぼそのままに程よく精悍さを増し、背もグッと伸びて均整の取れた体格を持った立派な青年として今再び俺の前に現れた。
3612「大日本帝国陸軍 北海道第七師団 歩兵第27聯隊に配属された鯉登音之進だ!」
背筋をピンと張り、俺に向かいハツラツとした大きな声で自己紹介をする年若い青年はこれから俺の上司となる男。
……ええ、大変よく存じておりますよ。
「階級は少尉。月島軍曹、貴様の補佐を受ける事になる、以後よろしく頼む!」
眩しいほどの笑顔だ。
若さに溢れていて、とても爽やかである。
数年前に顔も身分も何もかも隠して初めて彼と出会った時は、時々思い詰めたような表情を見せるどこか影のあった美少年だった。
その美しい顔はほぼそのままに程よく精悍さを増し、背もグッと伸びて均整の取れた体格を持った立派な青年として今再び俺の前に現れた。
サトル
PROGRESS5/1ペ.ル.ソ.ナ4パロ書きた過ぎて絵だけでもとたぎったやつ完成させるときは眼鏡かけさせたい
5/2ペン入れ前に眼鏡描くの忘れて上から無理やり描いた💧
5/4完成。🌙に髭がないのは高校生だからデス書き忘れじゃないのデス
2枚目はハイライトないバージョン 4
シュウジ
DOODLE月島基は〜全うしたこのワードを噛み締めるたびに笑顔になります
あっという間の1年でした
少尉がヘタレ気味なのでお気をつけください
未知の道「お前、しっかり食べているのか」
自分と同じ場所に上がってきた月島に鯉登は声をかけた。距離がぐんと近くなり、月島の顔がよく見えるようになった。どこか晴れ晴れとした、はじめて見る顔をしている。この柔らかい表情は己が引き出したものであると鯉登はまだ知らない。ただ、月島が明るい表情になったことが嬉しかった。
さて、これからのことを考えようとなった時にまずは心身に力をつけなければならない。鯉登が食事のことに言及したのはそのためだけでなく、月島がどういった生活を送っていたのか知るためでもあった。毎日毎日、朝から晩まで海を浚う。海に導かれる魂のようにゆらりゆらりと生気を感じない日々だった。
ぐぅ。月島の代わりに腹が応える。生命の音だった。
1011自分と同じ場所に上がってきた月島に鯉登は声をかけた。距離がぐんと近くなり、月島の顔がよく見えるようになった。どこか晴れ晴れとした、はじめて見る顔をしている。この柔らかい表情は己が引き出したものであると鯉登はまだ知らない。ただ、月島が明るい表情になったことが嬉しかった。
さて、これからのことを考えようとなった時にまずは心身に力をつけなければならない。鯉登が食事のことに言及したのはそのためだけでなく、月島がどういった生活を送っていたのか知るためでもあった。毎日毎日、朝から晩まで海を浚う。海に導かれる魂のようにゆらりゆらりと生気を感じない日々だった。
ぐぅ。月島の代わりに腹が応える。生命の音だった。
りうさき@
DOODLE月鯉記憶がある鯉登と記憶のない月島。どうやってくっ付けようかと考えてたけどくっ付かなかったから離れ離れのまま。月島の隣には女性がいます。嫁なのか彼女なのか婚約者なのかは分からない
砂浜を歩く。陽は高く、適当に買ったビーチサンダルが指の股に食い込んで痛かった。けれど歩みを止めずにそのまま歩き続け、やがて何もない所で漸く足を止める。
海に向き合う。そろそろと波打ち際に近付いて、足の爪の先が濡れる所で立ち止まり、思い切り深呼吸をした。磯の匂いに満たされて肺が膨らみ、引いていく波と共に足の下の砂がずるりと引っ張られる。
ビーチサンダルを履いていてよかった。砂が引く感覚は苦手だ。海に引きずり込まれてしまいそうな錯覚を覚える。そもそも抱えていたものを投げ捨てたくてここへ来ているのに、更に嫌な思いを積んではまるで意味がなかった。
一歩、一歩下がって、さらりとした砂浜に腰を下ろす。左右は岩場に囲まれて、目の前は海しかない。誰もいない砂浜は春先という海水浴からは外れた時期のせいか。
1997海に向き合う。そろそろと波打ち際に近付いて、足の爪の先が濡れる所で立ち止まり、思い切り深呼吸をした。磯の匂いに満たされて肺が膨らみ、引いていく波と共に足の下の砂がずるりと引っ張られる。
ビーチサンダルを履いていてよかった。砂が引く感覚は苦手だ。海に引きずり込まれてしまいそうな錯覚を覚える。そもそも抱えていたものを投げ捨てたくてここへ来ているのに、更に嫌な思いを積んではまるで意味がなかった。
一歩、一歩下がって、さらりとした砂浜に腰を下ろす。左右は岩場に囲まれて、目の前は海しかない。誰もいない砂浜は春先という海水浴からは外れた時期のせいか。
シュウジ
DOODLE鯉登さんにとっては月島さんがいればもうラッキー感じるよという話たぶん主夫島さんです
ラック 今日はついてなかった。早めに家を出たというのに電車は遅れ、ギリギリで会社に到着。到着した途端にトラブルが舞い込み昼過ぎまで息つく暇がなかった。遅めの昼食を取ろうとすると月島の弁当を家に忘れたことに気づく。これが一番効いた。トラブルのおかげで進んでいなかった仕事を何とか片付け会社を出た。混み合った電車でどこぞの誰かに足を踏まれるわ、隣で中年サラリーマンたちが不必要なほどの大声で歓談しているわ。無駄に疲れが上乗せされた。
家に帰りつく頃にはボロ雑巾になったような気持ちだった。もうすぐに風呂に入って眠ってしまいたい。
「おかえりなさい」
出迎えてくれた月島の顔を見たら、身体の中に溜まっていた澱みがすっと消えた気がした。暗闇から急に光の下に出た時のように思わずぱちぱちと目を瞬かせる。鞄を受け取った月島は続けた。
1029家に帰りつく頃にはボロ雑巾になったような気持ちだった。もうすぐに風呂に入って眠ってしまいたい。
「おかえりなさい」
出迎えてくれた月島の顔を見たら、身体の中に溜まっていた澱みがすっと消えた気がした。暗闇から急に光の下に出た時のように思わずぱちぱちと目を瞬かせる。鞄を受け取った月島は続けた。
りうさき@
DOODLE月島の欲しいものの話。最終回後、明治軸執着 桜の散ってしまった並木道の道すがら、一歩前を歩いていた上官がふと肩越しに振り向く。口の端についているのは先刻食べていたみたらしかと短く溜息を吐いた月島に、鯉登が楽しそうに問い掛けた。
「なあ、月島は何か欲しいものはないのか」
突拍子もない質問を投げかけて来るのはこの子供にはよくあることで、特に今更驚きはしない。ただ頭の中で質問を反芻して、理解してから出た答えはただ「はあ」という短い、溜息にも似た音だけだった。明らかにむっと眉を寄せた鯉登が身体ごと振り向いて月島に向き直る。
「何かこう、どうしても欲しい! というものだ。ないのか? 何でもいい」
「何故そんなことを訊くんです?」
質問に質問を返しながらハンカチを差し出して自分の口許をつつくと、何を示されたのか理解したらしい彼がそそくさと受け取ったそれでみたらしを拭った。
2051「なあ、月島は何か欲しいものはないのか」
突拍子もない質問を投げかけて来るのはこの子供にはよくあることで、特に今更驚きはしない。ただ頭の中で質問を反芻して、理解してから出た答えはただ「はあ」という短い、溜息にも似た音だけだった。明らかにむっと眉を寄せた鯉登が身体ごと振り向いて月島に向き直る。
「何かこう、どうしても欲しい! というものだ。ないのか? 何でもいい」
「何故そんなことを訊くんです?」
質問に質問を返しながらハンカチを差し出して自分の口許をつつくと、何を示されたのか理解したらしい彼がそそくさと受け取ったそれでみたらしを拭った。