柏
risya0705
DONE7柏真 文庫〜よりサルベージ。鴨鍋つつくいい夫婦の日ネタでした。ちょっとだけ加筆修正。鴨鍋(7柏真)普段から町内会で世話になっている主婦に鴨肉を貰った。ちょうど真島が訪れる予定の週末で、冷え込んできたし折角なら鴨鍋にしようか、と二人でスーパーに食材の買い出しに来たところだ。
隣の真島は普段のレザーパンツと黒手袋にインナーは黒のハイネック、その上に柄の入ったグレーのチェスターコートを羽織っていて、贔屓目なしにスタイルの良さが際立っている。黒の不織布マスクも相俟って、黙って立っていればハリウッド俳優みたいじゃないか、というのは流石に惚れた欲目だろうか。
「鍋なんて久しぶりやなあ。何十年ぶりかもしれん」
「好き嫌いは特にねえよな」
「おう、アンタにお任せするで」
こちらが野菜を手に取って品の善し悪しを選ぶのを、面白そうにじっと見られている。
2199隣の真島は普段のレザーパンツと黒手袋にインナーは黒のハイネック、その上に柄の入ったグレーのチェスターコートを羽織っていて、贔屓目なしにスタイルの良さが際立っている。黒の不織布マスクも相俟って、黙って立っていればハリウッド俳優みたいじゃないか、というのは流石に惚れた欲目だろうか。
「鍋なんて久しぶりやなあ。何十年ぶりかもしれん」
「好き嫌いは特にねえよな」
「おう、アンタにお任せするで」
こちらが野菜を手に取って品の善し悪しを選ぶのを、面白そうにじっと見られている。
risya0705
DONEポン中軸柏真 #1#1 大蜘蛛の巣覚醒はいつも泥から這い出るような感覚だ。
かろうじて瞼は上がるが身体が鉛のように重くて動かない。いつからか見慣れるようになったリビングの、テーブルには綺麗に拭かれた灰皿だけが載せられている。少し温めの空調が素肌を柔らかく撫でる。外界の喧騒を遮断したこの温室のような部屋で、空気清浄機の音だけが微かに聞こえていた。心地よくて再び意識が微睡んでいきそうになるのを、まばたきを二、三度して堪える。もう既にかなり眠っていた筈だ。今日は珍しく寝起きの頭痛が軽い。少し、喉が乾いた。
直近の記憶はないが、革張りの上質なソファに寝かされていた。また何処かで電池切れになっていた自分を家主がわざわざ拾い上げて横たえたのだろう。本当に物好きな男だ。彼は今何処にいるのだろうか、いい加減ここに寝転んでいても邪魔になるだろう。もう一度、まばたき。ふと、視界に自身の指先が入る。
2048かろうじて瞼は上がるが身体が鉛のように重くて動かない。いつからか見慣れるようになったリビングの、テーブルには綺麗に拭かれた灰皿だけが載せられている。少し温めの空調が素肌を柔らかく撫でる。外界の喧騒を遮断したこの温室のような部屋で、空気清浄機の音だけが微かに聞こえていた。心地よくて再び意識が微睡んでいきそうになるのを、まばたきを二、三度して堪える。もう既にかなり眠っていた筈だ。今日は珍しく寝起きの頭痛が軽い。少し、喉が乾いた。
直近の記憶はないが、革張りの上質なソファに寝かされていた。また何処かで電池切れになっていた自分を家主がわざわざ拾い上げて横たえたのだろう。本当に物好きな男だ。彼は今何処にいるのだろうか、いい加減ここに寝転んでいても邪魔になるだろう。もう一度、まばたき。ふと、視界に自身の指先が入る。
risya0705
DONEポン中軸柏真 #2#2 ドブ川の魚たち1990年某月某日
聞き覚えのある妙な調子の声に、つい足をそちらへ向けてしまう。ぶつぶつと呟かれる言葉は、一応は彼の足元に散らばる無惨な姿の男たちに向けられているらしい。
「……色は……赤はええんや、いつ見てもぱあっと目ぇ引いて、気分もようなるっちゅうか、なあ?分かるやろお?……せやけど、癪に障るんはニオイや。勃ってまうくらいにええ匂いに感じるかと思えば、ゲロ吐きそなくっさい臭いに感じるときもある……。部位の差、なんやろか?なァんか、生臭くてのぉ……」
パン!と掌を打ち合わせた真島が、せや!と残骸の顔を覗き込む。どれも目の合わせられるような意識の残っているものはいないが、それは別段気にならないようだ。
1773聞き覚えのある妙な調子の声に、つい足をそちらへ向けてしまう。ぶつぶつと呟かれる言葉は、一応は彼の足元に散らばる無惨な姿の男たちに向けられているらしい。
「……色は……赤はええんや、いつ見てもぱあっと目ぇ引いて、気分もようなるっちゅうか、なあ?分かるやろお?……せやけど、癪に障るんはニオイや。勃ってまうくらいにええ匂いに感じるかと思えば、ゲロ吐きそなくっさい臭いに感じるときもある……。部位の差、なんやろか?なァんか、生臭くてのぉ……」
パン!と掌を打ち合わせた真島が、せや!と残骸の顔を覗き込む。どれも目の合わせられるような意識の残っているものはいないが、それは別段気にならないようだ。
なーも
DOODLE寝てる間に柏餅にされちゃうあぶくん。闇🚄くんは寝てないです。鯉のぼりにされちゃうふたりも見たくて、せっかくなのでちょっと成長した姿でも描きました😊ハム式ではしんあぶ兜おそろだったので、ちっちゃい姿で…! 2うおお
DOODLEマシュランボーという作品が大好きなのですが、櫂くんアイチくんで描いたら美味しいのではないかと...2人の大好き!大切!な距離とやりとりは本当に可愛いんです。スタンプやツイートへの❤︎
本当にありがとうございます
友人いつもありがとうございます
柏餅ぃやばい 6
risya0705
DONEポン中軸柏真 #4#4 蛇の体温、焦がれる心臓2005年6月某日
打ち付けるような激しい雨に流されて、いつもの印象的な血の匂いはあまり感じなかった。
互いに口を開かないままずぶ濡れになって暫く経つ。彼が限界なことなどずっと前から知っていた。
「……くる…し…ぃ…………」
土砂降りの雨音に紛れる病人のようなか細い声。隻眼の水晶体はどろりと濁って向かい合わせにいるこちらの姿を映さない。隈が酷い。顔色も尋常じゃない。躊躇いながら伸ばされた手は黒革の中、温度を内に閉じ込めているままだった。
その黒い指先が、こちらのネクタイをグイッと雑に緩めて襟を引っ張り、ボタンがぶちぶちと弾け飛ぶ。昔、この男に文字通り齧り付かれ抉られた傷痕がシャツの下に残っている。その色素の沈着した部分に触れ、なぞり、そこで力尽きたように手指はだらんと垂れ下がった。
6113打ち付けるような激しい雨に流されて、いつもの印象的な血の匂いはあまり感じなかった。
互いに口を開かないままずぶ濡れになって暫く経つ。彼が限界なことなどずっと前から知っていた。
「……くる…し…ぃ…………」
土砂降りの雨音に紛れる病人のようなか細い声。隻眼の水晶体はどろりと濁って向かい合わせにいるこちらの姿を映さない。隈が酷い。顔色も尋常じゃない。躊躇いながら伸ばされた手は黒革の中、温度を内に閉じ込めているままだった。
その黒い指先が、こちらのネクタイをグイッと雑に緩めて襟を引っ張り、ボタンがぶちぶちと弾け飛ぶ。昔、この男に文字通り齧り付かれ抉られた傷痕がシャツの下に残っている。その色素の沈着した部分に触れ、なぞり、そこで力尽きたように手指はだらんと垂れ下がった。
さくら
DONEタイトル・・・ちーん(柏手)もっとハイセンスな題名が考えられるようになりたいです。
ふへへへっ、ドーマンさまカッコいいですね。
こういうちょっと変わった系が好きなのは、私のクセのようなものですね(〃´ω`〃)テレテレ
スエット姿の立香ちゃんの闇 一
深更――
時間は、草木も眠る丑三つ時である。
建物全体が、ひっそりと眠りについたようだった。
昼間は賑やかなカルデアも、夜ともなると静けさが増す。
広い廊下の照明は消えて、今は常夜灯のみが点灯している。
ここは、カルデア居住区画。
召喚されたサーヴァントたちの部屋が、いくつも並んでいる。
深夜ということもあって、どの部屋も入り口のドアはぴったりと閉められていた。
こんな時間にもかかわらず、とある部屋の前で立ち尽くしているマスターの姿があった。
走ってやって来たらしく、彼女の息は随分と上がっている。
しかし、何をそんなに急いでいるのか事件や事故が発生したという訳ではない。
緊急避難を告げる館内放送も、けたたましく鳴るサイレン音も聞こえない。
11578深更――
時間は、草木も眠る丑三つ時である。
建物全体が、ひっそりと眠りについたようだった。
昼間は賑やかなカルデアも、夜ともなると静けさが増す。
広い廊下の照明は消えて、今は常夜灯のみが点灯している。
ここは、カルデア居住区画。
召喚されたサーヴァントたちの部屋が、いくつも並んでいる。
深夜ということもあって、どの部屋も入り口のドアはぴったりと閉められていた。
こんな時間にもかかわらず、とある部屋の前で立ち尽くしているマスターの姿があった。
走ってやって来たらしく、彼女の息は随分と上がっている。
しかし、何をそんなに急いでいるのか事件や事故が発生したという訳ではない。
緊急避難を告げる館内放送も、けたたましく鳴るサイレン音も聞こえない。
⚪️⚪️⚪️
DOODLE柏真先生花粉症ネタ 学パロverのどこまじもだいたいあんな感じかもしれない 桐生先生がいた頃は好き放題ストーカーして柏木先生に鬼のような説教食らってたけどそんな真島先生と柏木先生がうふふな仲になるとは誰も思わない…(そこらへん校内では弁えてる二人)ちさきよ
MEMO鬼桜柏のレポ絵✍🏻追加公演よかったなあー( ◜ω◝ )
れかさんの髪型がふわふわ揺れるサイドテールでかっこかわいいを極めていたよ👶🏻💜
そして安定に絶好調の太鼓の妖精さん…😂笑
今回の対バンツアーの刺激がまたダウトさんをさらにかっこいいバンドへと進化させるんだなあという実感もとてもしました꒰( ˙ᵕ˙ )꒱これを経て迎える来年15周年が楽しみで仕方ない!✊🏻✨
Rstudio444
DONE【⚠️うちの子います】うちの子と蠱西さん(@Kouzei_morobi )所の柏木修の兄弟の話。
柏木はちょっとだけ出ます。
めっちゃ短いです。リハビリですね。
日常は幸せ【多分うちの子が中高校生くらい...?】
柏木の大きなため息と楓の小さな笑い声が風間組の事務所に響く、いつもと変わらない日常。
柏木が書類整理をしている横でソファーに足を上げ、スカートなのにも関わらず寝転がりながら揶揄い邪魔する、それが四月一日楓の平穏な日常なのだ。
いつもなら風間が帰ってくるまでここで待つのだが、今日は少し特別な日らしい。二人の会話を途切らせる様に事務所の扉が開かれた。
「ーすまない、お邪魔だったかな兄弟?」
東城会でも目立つその白髪と顔に古傷があるその男は柏木修の兄弟分である“百舌屋 葭嗄”、その人だ。
「いや、こっちから呼び出しといてすまん。ー実はまだ親父帰ってねぇんだ。少し連絡してくるからここで待っててくれ。」
2332柏木の大きなため息と楓の小さな笑い声が風間組の事務所に響く、いつもと変わらない日常。
柏木が書類整理をしている横でソファーに足を上げ、スカートなのにも関わらず寝転がりながら揶揄い邪魔する、それが四月一日楓の平穏な日常なのだ。
いつもなら風間が帰ってくるまでここで待つのだが、今日は少し特別な日らしい。二人の会話を途切らせる様に事務所の扉が開かれた。
「ーすまない、お邪魔だったかな兄弟?」
東城会でも目立つその白髪と顔に古傷があるその男は柏木修の兄弟分である“百舌屋 葭嗄”、その人だ。
「いや、こっちから呼び出しといてすまん。ー実はまだ親父帰ってねぇんだ。少し連絡してくるからここで待っててくれ。」
Bom🧠寺
MOURNING藤月真由紀(ふじつきみゆき)は警察官になる夢を叶えた。それは何より大事な家族や、友人達を守るため。これは真由紀とその友人――坂巻優那(さかまきゆな)、柏原瑞葉(かしわばらみずは)、東海安佳里(あずみあかり)との最後の時間と、彼女の夢が終わるまでのほんの短いお話だ。なんて、健気なことだろうね。
(吸血鬼お兄さんたちの世界、モブ視点のお話)
世界の仕組み《世界の仕組み》
「見て、トーヤだ。またランキング入りしてる」
「インディーズでほぼ毎回急上昇にいるの凄いよね」
「格好良いし、歌も独特っていうか」
スクランブル交差点、真正面のビルに映されるトレンドを彩るアーティスト達。
その全てが人間であった時代は自分が生まれるずっと前の話で、曽祖父の代で幕を閉じたという。
「新曲も買おう」
「ライブ行きたいなぁ、なんで小さい箱でしかやらないんだろ。倍率えぐいんだよねえ」
今取り上げられているのは人気急上昇、注目のアーティスト。
インディーズバンドのベース兼ボーカルを務めるトーヤだ。
アンシンメトリーの紫色の髪に赤い瞳の美少年。整った容姿と、低く力強い歌声のギャップが若い世代にヒットし、メディアで彼を見ない日はない。
9467「見て、トーヤだ。またランキング入りしてる」
「インディーズでほぼ毎回急上昇にいるの凄いよね」
「格好良いし、歌も独特っていうか」
スクランブル交差点、真正面のビルに映されるトレンドを彩るアーティスト達。
その全てが人間であった時代は自分が生まれるずっと前の話で、曽祖父の代で幕を閉じたという。
「新曲も買おう」
「ライブ行きたいなぁ、なんで小さい箱でしかやらないんだろ。倍率えぐいんだよねえ」
今取り上げられているのは人気急上昇、注目のアーティスト。
インディーズバンドのベース兼ボーカルを務めるトーヤだ。
アンシンメトリーの紫色の髪に赤い瞳の美少年。整った容姿と、低く力強い歌声のギャップが若い世代にヒットし、メディアで彼を見ない日はない。
からっぽの箱
MENU※Twitterに載せたやつです。向井ユウマくん、柏木アタルくんお誕生日おめでとうございます!!
今日はいい日?今日は朝から機嫌が良かった。
学校に行けばナナコや他のダチが「おめでとう」って言ってくれた。なにより、今夜は久しぶりにあのゲームの生存者のみんなと会えるからだ。
まだゲームクリア前、みんながサプライズで祝ってくれたのを思い出した。今年はその内の数人は死んでしまったけど、それでも祝ってくれる奴が居る。それだけで嬉しかった。
今日はいい日になりそうだ。
『夜の6時半に集合ねー!』
昨日、電話であやめが言ってた。
着くのが約束の時間よりちょっと早かったけど、もうほとんどみんな集まってた。
6時半になる頃にはみんな集まって会場の準備をしてる奴ら以外はレストランの外で談笑してた。
ユリやアイジ、サヤカも来てた。それには別に驚かなかったけど、箱が来たのは予想外だった。
1568学校に行けばナナコや他のダチが「おめでとう」って言ってくれた。なにより、今夜は久しぶりにあのゲームの生存者のみんなと会えるからだ。
まだゲームクリア前、みんながサプライズで祝ってくれたのを思い出した。今年はその内の数人は死んでしまったけど、それでも祝ってくれる奴が居る。それだけで嬉しかった。
今日はいい日になりそうだ。
『夜の6時半に集合ねー!』
昨日、電話であやめが言ってた。
着くのが約束の時間よりちょっと早かったけど、もうほとんどみんな集まってた。
6時半になる頃にはみんな集まって会場の準備をしてる奴ら以外はレストランの外で談笑してた。
ユリやアイジ、サヤカも来てた。それには別に驚かなかったけど、箱が来たのは予想外だった。
Rin
MOURNING灰王とカケ王気味二人のアルファと王子の話【 運命を呪っている人 】
検診する前から、自分はオメガ、またはベータだろうと思っていた。人より体格が小さく力も弱かった。成績は比較的良い方だったけれど、数か月に一度来る独特な性欲に耐え切れず、試験日に登校出来なかった日もあった。だから自分がオメガだという検診結果を知っても、王子は特に動揺もしなかった。オメガは生まれつき社会的地位が低く、冷遇される立場だと分かっている。アルファに翻弄されるなんて馬鹿らしい。自分は一生番など作らず、一人でひっそり生きていければ良い、と思っていた。
灰二は王子がオメガであることを知り、いくつかのルールを設けた。一つめはオメガの発情期抑制剤を必ず飲むこと。二つめは発情期の際部屋から出ないこと。三つめはいずれ運命の番を知ったとしても、王子が卒業するまで避妊すること。四つめは、社会のルールとされているオメガ専用の首輪の鍵を、灰二が所持する……ということだった。
5638検診する前から、自分はオメガ、またはベータだろうと思っていた。人より体格が小さく力も弱かった。成績は比較的良い方だったけれど、数か月に一度来る独特な性欲に耐え切れず、試験日に登校出来なかった日もあった。だから自分がオメガだという検診結果を知っても、王子は特に動揺もしなかった。オメガは生まれつき社会的地位が低く、冷遇される立場だと分かっている。アルファに翻弄されるなんて馬鹿らしい。自分は一生番など作らず、一人でひっそり生きていければ良い、と思っていた。
灰二は王子がオメガであることを知り、いくつかのルールを設けた。一つめはオメガの発情期抑制剤を必ず飲むこと。二つめは発情期の際部屋から出ないこと。三つめはいずれ運命の番を知ったとしても、王子が卒業するまで避妊すること。四つめは、社会のルールとされているオメガ専用の首輪の鍵を、灰二が所持する……ということだった。
Rin
MOURNINGカケ王とハイジさん「なんだ、また喧嘩か?きみたちは仲直りしたばかりだろう。走が何か言ったのか?」
茜を一目見ただけで察したらしい。台所で下準備をしていた灰二が振り向く。まず逃げ込むように駆けてきたのは茜だった。レタスを洗っている灰二に気づき、珍しく擦り寄ってくる。
ここから離れまい。一番の安全地帯だ…とでも言いたげな表情を見て、どうせ走とモメたのだろうとピンと来た。それから慌てた様子の走が滑り込む。隣に立っている茜を見て、不服そうに椅子に座った。
「…どうして逃げるんですか。ストレッチは今までもしてましたよね?なんで今更…」
「自分の胸に手を当て考えてみなさい!ぼっ僕は一人でいい…もう一人で出来るから…放っておいてくれ!」
3888茜を一目見ただけで察したらしい。台所で下準備をしていた灰二が振り向く。まず逃げ込むように駆けてきたのは茜だった。レタスを洗っている灰二に気づき、珍しく擦り寄ってくる。
ここから離れまい。一番の安全地帯だ…とでも言いたげな表情を見て、どうせ走とモメたのだろうとピンと来た。それから慌てた様子の走が滑り込む。隣に立っている茜を見て、不服そうに椅子に座った。
「…どうして逃げるんですか。ストレッチは今までもしてましたよね?なんで今更…」
「自分の胸に手を当て考えてみなさい!ぼっ僕は一人でいい…もう一人で出来るから…放っておいてくれ!」
Rin
MAIKINGストーカーと王子とアオタケ「何か、隠していることがあるな?」
とハイジが聞いた時、神童はトマトを裂く手を止めたが、視線を上げることはなかった。相手は灰二だ。今更作り笑いしても無駄だろう。全てを察している神童は、そのままの表情で答える。
「隠しているのは僕だけじゃないでしょう。ハイジさんにも、心当たりはありませんか?」
逆に問われることになり、ハイジの瞳に戸惑いが映った。神童は背後を確認するように振り向く。誰もいないことを知り、ぽつりと呟いた。
「王子にストーカーがいる」
ハイジの耳にだけ届いた声は、いつもより数段低かった。そして誰かを特定し、恨むような声音を知り、ハイジは眉をひそめることになる。
「神童は犯人を知っているのか?」
トン、トン、トンと規則正しく響くのは、キャベツを切る音だった。ハイジの声に反応することなく、神童は口を結んでいる。なにも答えない、という意思を汲み取り、ハイジは一人俯く。
1294とハイジが聞いた時、神童はトマトを裂く手を止めたが、視線を上げることはなかった。相手は灰二だ。今更作り笑いしても無駄だろう。全てを察している神童は、そのままの表情で答える。
「隠しているのは僕だけじゃないでしょう。ハイジさんにも、心当たりはありませんか?」
逆に問われることになり、ハイジの瞳に戸惑いが映った。神童は背後を確認するように振り向く。誰もいないことを知り、ぽつりと呟いた。
「王子にストーカーがいる」
ハイジの耳にだけ届いた声は、いつもより数段低かった。そして誰かを特定し、恨むような声音を知り、ハイジは眉をひそめることになる。
「神童は犯人を知っているのか?」
トン、トン、トンと規則正しく響くのは、キャベツを切る音だった。ハイジの声に反応することなく、神童は口を結んでいる。なにも答えない、という意思を汲み取り、ハイジは一人俯く。
Karen_gotoku
DONE柏(→)←桐極0.5くらいの時間軸(???)
桐生ちゃんの怪我治療する面倒みの良い冷麺さんの話。
この感情に名前は無いバタバタと慌ただしい音が事務所内に響く。あぁ、またかとため息を吐くとバタンと扉が開きすぐに閉められる。音を出している本人がぜぇはぁと珍しく息を乱している。
「また『奴』に追いかけられてるのか――桐生」
桐生と呼ばれた男はバツが悪そうに目を左右させながらそうです、と肯定した。
どうやら喧嘩したようで顔中に痣やかすり傷が出来ている。桐生の傷の治りはかなり早いが流石に見ていられないので立ち上がり救急箱を取り出すとチラリと振り返り「手当してやる」と言った。
「これくらい大丈夫です」
「こっちが見てられねぇんだよ。いいから早く来い」
本当に大丈夫だったのだがもし断って怒ったらたまったものではない。いくら昔より丸くなったとは言え柏木を怒らせたらどうなるのか知っている桐生は折れて渋々隣に座った。
1515「また『奴』に追いかけられてるのか――桐生」
桐生と呼ばれた男はバツが悪そうに目を左右させながらそうです、と肯定した。
どうやら喧嘩したようで顔中に痣やかすり傷が出来ている。桐生の傷の治りはかなり早いが流石に見ていられないので立ち上がり救急箱を取り出すとチラリと振り返り「手当してやる」と言った。
「これくらい大丈夫です」
「こっちが見てられねぇんだよ。いいから早く来い」
本当に大丈夫だったのだがもし断って怒ったらたまったものではない。いくら昔より丸くなったとは言え柏木を怒らせたらどうなるのか知っている桐生は折れて渋々隣に座った。
tua_piyo
MENUide@lize🎡
明代 一也(あけしろ かずや)
【関係】
ユニット(flag's)メンバー:真堂 夢衣くん/三栗屋 柚朱くん/星風 楓くん/柏木 凪くん
恋仲:九条 大和くん(プラリネくん)やまかず
📱
椎名 一琉(しいな いちる)
【関係】
ユニット(GROW)メンバー:佐藤 瀬凪くん/絢瀬 紫苑くん/如月 碧くん/
恋仲:櫻灰 エヒメくん(だまちゃん)えひいち 8