独白
儚(ゆめ)
DONE狂聡 / 3914→オトナ設定モブ女ちゃんのほぼ独白。
モブ女ちゃんから見た二人。
とんでもない破壊力の二人。
『彼に愛されるのはどんなひとだろうと、整った横顔を眺めながら考えた』
(あなたの新刊書き出しったー様のお題より)
▶︎ https://shindanmaker.com/685954
『窓際の横顔』 9
はるしき
TRAINING慟哭フウモクというかフウ→モク
フウ独白
『フウガがはじめて抱えた悩みはモクマが全然振り向いてくれないことだ』
#お題ガチャ #攻めが片想い気味ガチャ
お前はいつもそうだった。
一度だって私を正面から見たことがない。
お前はいつもそうだった。
一度だって私が欲しい言葉を発しない。
お前はいつもそうだった。
一度だって私に笑顔を向けたことがない。
お前はいつもそうだった。
お前は、お前は、お前は。
お前は、お前は、お前は。
「モクマ」
その名を口にすると、心の臓が千切れるほど痛む。
「モクマ」
その名を口にすると、目頭がきつく痛む。
「モクマ」
その名を口にすると、全身から汗が吹き出す。
「モクマ」
何故、お前は私を見ない。
何故、お前は笑わない。
何故、お前は私から遠ざかる。
何故、お前は。
「モクマ……」
この痛みはなんだ。
この苦しみはなんだ。
この熱さはなんだ。
この煩わしさはなんだ。
419一度だって私を正面から見たことがない。
お前はいつもそうだった。
一度だって私が欲しい言葉を発しない。
お前はいつもそうだった。
一度だって私に笑顔を向けたことがない。
お前はいつもそうだった。
お前は、お前は、お前は。
お前は、お前は、お前は。
「モクマ」
その名を口にすると、心の臓が千切れるほど痛む。
「モクマ」
その名を口にすると、目頭がきつく痛む。
「モクマ」
その名を口にすると、全身から汗が吹き出す。
「モクマ」
何故、お前は私を見ない。
何故、お前は笑わない。
何故、お前は私から遠ざかる。
何故、お前は。
「モクマ……」
この痛みはなんだ。
この苦しみはなんだ。
この熱さはなんだ。
この煩わしさはなんだ。
儚(ゆめ)
DONE狂聡(狂児独白) / オトナ設定とても短いです。
初恋がテーマの曲を聞いていたときに弊狂児が暴れ出したものをそのまま書きました…
この歳になって知るとは思ってもみなかった『初恋』の味。なんにもなかった狂児。 3
儚(ゆめ)
DONE狂聡 / 4419 (4520直前)ほぼさとみくんの独白。
きょうじのことがとても大好きなさとみくんと、それ以上にさとみくんのことを愛しているきょうじ。
スーーーパーーー甘い(当社比)
しかし相変わらず淡々としている… 3
ばらばら
DONE宇宙海月について無機質な宇宙船は暗い宇宙空間を進む。
暗い宇宙空間と無機質な船内は金属で区切られている。
宇宙船は自動操縦モードにしており
私はただモニターを通して宇宙空間を見つめていた。
以前宇宙空間を自在に泳ぐ生命体を見た。
初めて見たときは
あ、
と声を漏らし慌てて宇宙船を停止させた。
生命体は素晴らしく巨大でまるで小惑星のようにそこにあった。
周りにはその小型の生命体も漂っていた。
宇宙船を停止させ 軌道を変えてその生命体を避けて再び発進させる。
だが スクリーンに映し出したあの姿は
私の偽りの網膜に焼き付いたのだ。
機械化思考が進む宇宙では
有機生命体の美しさは忘却され始めている。
だからと言って自然派団体のように知的生命体の叡智の全てを捨てるのは馬鹿らしいと思うが。
1119暗い宇宙空間と無機質な船内は金属で区切られている。
宇宙船は自動操縦モードにしており
私はただモニターを通して宇宙空間を見つめていた。
以前宇宙空間を自在に泳ぐ生命体を見た。
初めて見たときは
あ、
と声を漏らし慌てて宇宙船を停止させた。
生命体は素晴らしく巨大でまるで小惑星のようにそこにあった。
周りにはその小型の生命体も漂っていた。
宇宙船を停止させ 軌道を変えてその生命体を避けて再び発進させる。
だが スクリーンに映し出したあの姿は
私の偽りの網膜に焼き付いたのだ。
機械化思考が進む宇宙では
有機生命体の美しさは忘却され始めている。
だからと言って自然派団体のように知的生命体の叡智の全てを捨てるのは馬鹿らしいと思うが。
ばらばら
DONE宇宙ステーションで出会った友達の後日談ファイブの独白と設定をちょっと
今まで報告書はたくさん読んできた。
同じ文字の連なりであっても君のブログは違う。
あくまで参考にと読み始めたことがきっかけだったけれど そうだね 君のブログは面白かったよ。
日記でしょう
僕もつけてみればよかったなぁ
報告書はたくさん書いてきた。
自分の機体の不具合
同型機の不具合やアップグレード後の動作
任務の内容 報告
それらを読んだり書いたりしてきたけど
君のブログに惹かれたのは
今まで触れてきた報告書と明らかに違うからだ。
報告書は事実を書く。
決して主観的な事は書かない。
誰が読んでも同じ情報量を受け取れるようにするべきだからね
君のブログは君のこととその周りについてのことだった。
事実ではなく感情を記すんだ。
1879今まで報告書はたくさん読んできた。
同じ文字の連なりであっても君のブログは違う。
あくまで参考にと読み始めたことがきっかけだったけれど そうだね 君のブログは面白かったよ。
日記でしょう
僕もつけてみればよかったなぁ
報告書はたくさん書いてきた。
自分の機体の不具合
同型機の不具合やアップグレード後の動作
任務の内容 報告
それらを読んだり書いたりしてきたけど
君のブログに惹かれたのは
今まで触れてきた報告書と明らかに違うからだ。
報告書は事実を書く。
決して主観的な事は書かない。
誰が読んでも同じ情報量を受け取れるようにするべきだからね
君のブログは君のこととその周りについてのことだった。
事実ではなく感情を記すんだ。
ばらばら
MEMO19話の後日談とメモ アイス屋のにーちゃんの話モブキャラが好きで好きでたまらないのでアイス屋のおにーちゃんはモブキャラというキャラとして出した。
だから名前も無いし最後もお礼も出来なかったコマで終わらせた。
彼がこの後どうなるかは決めてないけどちょっとした後日談だけはある。
猫はアイス食べないんだよ
俺は猫を拾ったけどすぐにいなくなってしまった話を友達にしたらその友達からそう教えられた。
………そうなんだ
俺はそう一言返事しただけだった。
狭くてボロいアパートに帰って空気の入れ替えしようと思って窓に手をかける。
4本ある手のうちの2本は使い物にならないし全身痛いし視界も悪くて今すぐにでも泣き出しそうだった。
だからまたいつもの通り考えないようにして思考を放棄していたけど
1022だから名前も無いし最後もお礼も出来なかったコマで終わらせた。
彼がこの後どうなるかは決めてないけどちょっとした後日談だけはある。
猫はアイス食べないんだよ
俺は猫を拾ったけどすぐにいなくなってしまった話を友達にしたらその友達からそう教えられた。
………そうなんだ
俺はそう一言返事しただけだった。
狭くてボロいアパートに帰って空気の入れ替えしようと思って窓に手をかける。
4本ある手のうちの2本は使い物にならないし全身痛いし視界も悪くて今すぐにでも泣き出しそうだった。
だからまたいつもの通り考えないようにして思考を放棄していたけど
ばらばら
DONE独白彼の出す音に意味と何か法則があることに気が付いてからそれがコミュニケーションの一つであると知った。
彼は視覚的に私の状態を察してくれはするが私の心の底までは理解できないだろう。
あぁ オリジナルに言わせれば死に損ないであり出来損ないの私に心なんてあるのか
そう問われた時に 私は最初は無かったと答えるだろう。
彼を取り込むべきではないと理解し彼が与えてくれる食事を取り込んでいただけだった。
ある時 体内部がざわついて彼に取り込む真似を見かけの頭部をぐりぐりと擦り付けてみた。
すると幾分か心が楽になったのだ。
私の友人でありルームメイトであるアールワンは よく愛情表現について私に教えてくれる。
手を繋ぐことであったり頬を触ること 寝ている彼の布団を直すことは愛情表現であると
2051彼は視覚的に私の状態を察してくれはするが私の心の底までは理解できないだろう。
あぁ オリジナルに言わせれば死に損ないであり出来損ないの私に心なんてあるのか
そう問われた時に 私は最初は無かったと答えるだろう。
彼を取り込むべきではないと理解し彼が与えてくれる食事を取り込んでいただけだった。
ある時 体内部がざわついて彼に取り込む真似を見かけの頭部をぐりぐりと擦り付けてみた。
すると幾分か心が楽になったのだ。
私の友人でありルームメイトであるアールワンは よく愛情表現について私に教えてくれる。
手を繋ぐことであったり頬を触ること 寝ている彼の布団を直すことは愛情表現であると
果実🌸
DONEらぶらぶケネハサ44分以内に2RTされたらハサウェイにケネスが厳かに唇に愛情のキスをするところを描きます、ってやつです。なんか分かりにくい描写になった……ハサの独白に逃げる蒼の果実であった。 2
時緒🍴自家通販実施中
TRAINING美佳ちゃんの独白。FI後の朱ちゃんとのお話。
800文字チャレンジ38日目。
灰色の時間(あなたがいるということ) 恋をすれば世界がばら色になるなんて嘘だ。だって私は長いこと恋をしているというのに、今も灰色の時間の中にいるし、それがいつか花が開くように美しいものになるという保証はない。きっと私の世界は灰色のままだ。もし色がついたとして、王陵璃華子が描いた極彩色の絵がいいところだ。
私はまだあの犯罪者に囚われていて、もういい大人なのに怖くて泣きながら目覚める時がある。そんな時誰かがそばにいてくれたらと思うのだけれど、恋をした人は近くにいてくれない。想いを伝えてもいないのだから当たり前なのだけれど、それでも私はあの人に、常守朱に側にいて欲しかった。言葉にしないでも、心細い時はそばにいて欲しかった。私は幼馴染すら見捨てた女だから、あの人は相手をしてくれないかもしれない。でも犯罪者を対等な人間として扱うあの人なら、私のこの灰色の世界を、ばら色にしてくれるかもしれないと思った。
824私はまだあの犯罪者に囚われていて、もういい大人なのに怖くて泣きながら目覚める時がある。そんな時誰かがそばにいてくれたらと思うのだけれど、恋をした人は近くにいてくれない。想いを伝えてもいないのだから当たり前なのだけれど、それでも私はあの人に、常守朱に側にいて欲しかった。言葉にしないでも、心細い時はそばにいて欲しかった。私は幼馴染すら見捨てた女だから、あの人は相手をしてくれないかもしれない。でも犯罪者を対等な人間として扱うあの人なら、私のこの灰色の世界を、ばら色にしてくれるかもしれないと思った。
魚ノ心
MOURNING七虎 火炙りの鏡絵にはおこせそうにないから供養。南無南無。
捏造呪霊の討伐後 七海の独白。等級で言えばゴミほどの呪霊。
その習性が、珍しく気分を害した。
というか、相性が良すぎた。
憐れな程に
健気に、
求める、
生のままの感情
相手ごと焼尽くすような業火の感情
「ねえ、大好きだよ」
誰の口から発されるかと言えば
紛れなもなく
欲する相手の、生写し。
私が欲しくて欲しくて堪らない、あの子の姿で…
「クソッ」
それを壊さなければならなかったのは
流石に参ってしまった。
甘い言葉に一瞬でも喜んでしまった、自分の心ごと砕いた。
本音を言えば、今すぐにでも押し掛けて、
骨の髄まで奪い尽くしてやりたい。
『一緒に堕ちてくれるだろうか。』
「彼には陽だまりがよく似合う。」
『一生治らない傷を刻みたい。』
「健やかな笑顔に何よりも癒される。」
『世界に2人きりだったらいい。』
「周囲を包み込む透明な魂こそ彼の本質だ。」
彼の望まない事ばかり浮かんでは、叩き壊す作業に没頭する。
鏡よ。鏡。
砕けば砕くほどに、
虚像を増やし、散らばる。 433
清(せい)
DONE⚠️死ネタ好みが分かれるカテゴリなのでご注意を。
タル鍾だけどしょ先生しか出ません。
独白のようなもの。
あれはいつの日のことだったか
もうずっと前のことのようにも
つい先日のことのようにも感じる。
月日が流れるのは早い。
流れる時間は同じなはずなのに、
いつだって自分は世界に取り残されるのだと、
そう感じる。
喧嘩をした。
らしくもなく、彼が声を荒らげたのは
俺が別れを申し込んだからだ。
何人も友を見送ってきた。
だからこそ、彼を見送れる気がしなかった。
お前が旧友になってしまう日が来るのがこわい
そう伝えると彼は
驚いたような顔をした後、
寂しげに、安堵のため息をついた。
「そう、じゃあ俺にも分けてよ。
先生ほどじゃないかもしれないけど
普通の人間よりは長く生きられるようにできるでしょう?」
「不可能ではないが、いいのか?」
「もちろん。
1068もうずっと前のことのようにも
つい先日のことのようにも感じる。
月日が流れるのは早い。
流れる時間は同じなはずなのに、
いつだって自分は世界に取り残されるのだと、
そう感じる。
喧嘩をした。
らしくもなく、彼が声を荒らげたのは
俺が別れを申し込んだからだ。
何人も友を見送ってきた。
だからこそ、彼を見送れる気がしなかった。
お前が旧友になってしまう日が来るのがこわい
そう伝えると彼は
驚いたような顔をした後、
寂しげに、安堵のため息をついた。
「そう、じゃあ俺にも分けてよ。
先生ほどじゃないかもしれないけど
普通の人間よりは長く生きられるようにできるでしょう?」
「不可能ではないが、いいのか?」
「もちろん。
七奈(龍如)
DOODLEシン・エヴァ観てきた。手短に感想→ゲンドウがあんなに喋ってるの初めて見た、そもそも初めてだろゲンドウの独白なんて。とにかく良かった。スゲー良かった。これでようやくエヴァの呪縛から解き放たれる、おめでとう おめでとう ありがとう。
theblackbox58
MOURNINGソロイリ冷蔵庫そうじしてたときにつらつら思ってたのを吐き出し。イリヤの独白と過去捏造。こんなに暗くなる予定ではなかった。
パスは英語三文字小文字でお願いします! 3
ひかり
DONE日本語版はツイッターに投稿しています。これは中国語版です。自本丸四周年就任纪念日(20170302~20210302)
和恋刀相识四周年纪念日(20170303~20210303)
简单地以青江的独白为主,画了一点不知道算是什么的东西_(xз)∠)_
一共6页 6
かのこ
PROGRESSこの前キャメロット観に行ってからとても好きになって真綾さんの独白を毎日のように聞いてる。歌詞も分かりやすいしすごいベディ…ってなる。いい曲です。逆光の次に好き。FGO始めたの1.5部の頃だったし円卓に縁がホントにないカルデアなので6章にそんなに思い入れ無いけど主題歌大好き。後編は宮野さんでしたっけ。そっちも楽しみ
SOUYA.(シメジ)
MOURNING📕秋彩さん独白?また書いた覚えのないやつ出てきた…。
何これくそエモ…
あまりにもしんどそうに笑うものだから思わずその身体を抱き締めた。
美冬君、無理しなくていいんだ。
辛いと泣いてもいいんだ。
それでも彼は泣かない。
もう充分、“心”で泣いたと笑うのだ
思い出は消えない。
忘れない限り消えない。
だから、忘れたくないのだと。
誰かに胸を借りる事も出来る。
でもそれをしないのは、
まだやるべき事があるのだと
彼は独りで泣く。
僕も彼女も、相棒さえも居ない場所で雨に打たれながら泣く。
僕と共に居た時も泣いたのはあの1回きり。
涙を見せるは弱味を見せるのだと妖怪達は声を揃えて言う。きっと彼も幼少の記憶が染み付いているのだろう。
嗚呼、歯痒い。知っているのに何も出来ないのは本当に歯痒い
美冬君、傍に居てやれず済まない。
420美冬君、無理しなくていいんだ。
辛いと泣いてもいいんだ。
それでも彼は泣かない。
もう充分、“心”で泣いたと笑うのだ
思い出は消えない。
忘れない限り消えない。
だから、忘れたくないのだと。
誰かに胸を借りる事も出来る。
でもそれをしないのは、
まだやるべき事があるのだと
彼は独りで泣く。
僕も彼女も、相棒さえも居ない場所で雨に打たれながら泣く。
僕と共に居た時も泣いたのはあの1回きり。
涙を見せるは弱味を見せるのだと妖怪達は声を揃えて言う。きっと彼も幼少の記憶が染み付いているのだろう。
嗚呼、歯痒い。知っているのに何も出来ないのは本当に歯痒い
美冬君、傍に居てやれず済まない。
tknk_bl
DONE猗窩煉鬼化if/無理やり👹にされて幼児退行した🔥さんのお話/🌈 の独白です。猗窩煉鬼化if/R-18はコチラ↓
https://poipiku.com/1622268/3444049.html「猗窩座殿は、わかってないのかなあ」
無限城に誂えられた自室で、童磨はつまらなさそうに頬杖をつきながらぽつりと呟いた。
横に控えていた信者が、顔を上げる。
「教祖様、何か仰いましたか」
「んーん、なんにも」
そしてまた沈黙。
やけに派手な髪色をした男を猗窩座が連れ帰って数日。地下の座敷牢に幽閉して更に数日、童磨の興味が薄れた頃、その男は鬼となってこの無限城に居座っていた。と言っても、猗窩座の自室として用意された部屋から出てくることはなかったし、猗窩座が望んで閉じ込めているようだった。
聞いた話では、人間の頃鬼殺隊の柱だった男らしい。下弦ノ壱が鬼殺隊の面々の手にかけられたあの夜、命令によりその場に足を運んだ猗窩座が闘った炎柱。
猗窩座はその男の強さが酷く気に入ったようで、鬼になれと何度も勧誘したらしい。鬼殺隊の人間は責務とか誇りだとか、そんなもののために命を擲つような連中だ。そんな人たちが鬼の勧誘に頷くなんて到底有り得ない話だ。
どういう形で鬼になったかなどはいくら考えても想像の域を出ることはない。すぐ様思考を放棄した童磨の興味は、すぐに別の事へ移る。
猗窩座はあの鬼 1488
さくらぎゆずる
DONE診断メーカー様のこんなお話いかがですかよりさくらぎゆずるのお話は
「人は本当に悲しいとき、涙が出ないのだと知った」で始まり「また会えますようにと願うほかないのだ」で終わります。
難しかったです……
過去に別垢で一旦書いたやつを修正したやつです。
ぐだの独白的なお話。終局ネタバレもはいってます。 2
kumo72783924
PROGRESS「僕」目線。「俺」は独白調なのに対し、「僕」は『君』へ語りかけるスタイルにしてみた。月曜の朝は、いつも少し気が重い。これから退屈な一週間が始まるのかという思いと、また君に触れられなかったという後悔でいっぱいだからだろう。週末には狭い位だったこのベッドも、君が居ないと広く感じられて仕方がない。わざと大きく伸びをして、やっとのことで身体を引きずり出す。『すごいな。ヘッドハンティングってやつか』
そう言って煙草に火を着ける横顔に、動揺の色を探してしまう自分が居た。一言でいい。行くなと言って欲しかった。君には僕が必要だと言って欲しかった。ただそれだけだったんだ。
君が僕という人間を認識するずっと前から、僕は君を見ていた。艶のある黒髪の短髪に、切れ長な奥二重の目。その目がこちらに向くことを願うようになったのは、いつからだろう。
君はいつも煙草の香りをまとっている。出会ったばかりの頃は、かなり年季の入った孤独と疲労の香りも一緒に。不器用な人なのかと思っていたけど、それは僕の思い違いだったみたいだ。仕事は滞りなく進めていたし、むしろ他人の分までこなす勢いだった。これは僕の憶測だけど、そうやって自分のキャパシティを意図的に埋めて行き、他者が入る空間を空けないようにしていたんじ 1857
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MOURNING明るくない モモの独白?ねえねえ、みんなは魔法が解ける瞬間って見たことある?それはまるでしゃぼん玉が弾けるみたいに、音もなくいきなり訪れるけど、でもいつかこうなることをちゃんと予感してたような。そんな不思議な一瞬を。
オレはね、あるよ。出くわしたときは、それはもう驚いちゃった。こんなにくっきりと、絶対的に、「終わっちゃうんだ」って。
爛々と煌めいている世界にはもう戻れない。なのに解けた後の世界で振り返るその場所は息も詰まるほどきれいなんだ。さっきまで当たり前のようにオレが立ってたはずの場所なのに。そうだね、たぶんシンデレラが王子様の持ってきた硝子の靴を見たときもこんな気持ちになったんだろうな。「まるで不釣り合いかもしれない、でもそれは私のものなの」って。
「気に病まなくていい」
オレよりよっぽど気に病んでるユキは、言葉数こそ少ないけどオレに優しくなった。ただでさえ優しい人だったのに、それ以上に。
参ったなあ。オレさあ、てっきりもっと無様なもんだと思ってたから、こんな出来の良い物語みたいな終わり方をされちゃうとまだ続きがあるんじゃないかって疑っちゃう。そんな都合の良いこと、起こるわけないよね。─ 867
hiz_tb
DOODLE矛盾遊戯後のチャンプさんの独白的な何か。よく分からんようになってしまった……住む世界が違う人たちなんだと、そう思っていた。いや、実際に彼らは俺が見たこともないようなものを見てきて、知らない世界を生きてきたのだと思う。
その違いがとても鮮やかに見えて、近付く事なんか出来やしないと思っていた。
けれど今しがた、アズラの砦で繰り広げられた勝負。
そこで戦っていたのは、俺と何ら変わらないカジという一人の人間だった。
きっと彼は俺と同じように、何となく、ただ日々が過ぎていくだけの日々を送ってきたのだろう。
……まだらめと出会うまでは。
カジは多分、まだらめに出会ってから人生を一変させたのだと思う。
だとしたら、俺は?
俺もまだらめと出会い、絶対無理だと思っていた奴隷から市民に戻る事が出来た。
それならば俺も、俺だって、俺のやり方で、あの鮮やかさに近付く事が出来るんじゃないだろうか?
待っていても陽は昇る。
だけど俺は、待つだけの明日はもう迎えたくない。
勝負の末に倒れたカジを抱えながら見上げた夜空は、息をのむほどに輝いていた。 441
KichiTanu
PASTオートファジーくんの独白っぽいやつ初めて曲を聞いて色々滾った結果。副人格を怖がる主人格パターン締め切った薄暗いワンルーム。漂う淀んだ空気。酸素さえ薄く感じられて犬のような息遣いになる。記憶が保てなくて、意識さえも曖昧だ。
鏡を見れば生きているのかさえ怪しい、陰気で奇妙な男が映る。自分が知っている自分ではない。自分は、本当はこんな姿ではなかった。
泣きはらして血が滲む眼窩、翳りを増すのはやつれきった手指のせいだ。趣味ではない指輪、右腕内側の刺青を経て、デコルテに這う悪魔めいた文字列。
記憶が保てなくて、自我さえも曖昧で。それでも何とかつなぎとめているのは、自分ではない確かな存在をどうにか追い出そうとする執念だけだった。
タップダンス。調子ハズレなベースライン。跳ね回るようなピアノの旋律。遠慮なしに頭蓋に響きわたるこれらは、そいつが繰り広げる劇場だった。
脳髄に住み着いたそいつは、今や部屋の真ん中で笑い転げている。
「やっていない。僕は、やってないのに」
違和感を覚えたのは、周りに合わせて生きようとした時だ。仲間にして欲しかった集団、外れたくなかった部屋、遅れたくなかった季節や流行……。対峙して僕らしくもない冗談を言って、笑おうとして、その度々に胸を引っ掻くうちなる何か 1489