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    秘書

    funyu0220

    PROGRESS高ぐだ♀の社長と秘書の現パロ2発め。
    お付き合いを始めたばかりの二人を書きたかったので書きました。
    全3回の予定で、書き上げたらぴくしぶにぶっ込みます。
    すけべシーンも書く予定。
    君と初めての朝を。 そのいち。 七月のある日、夜の十時近くになった高杉重工本社ビルの通用口。ここで高杉重工の代表取締役である高杉晋作と、彼の秘書を務める藤丸立香が社屋から出る手続きをとっていた。すでに正面玄関から出入りできる時間ではないため、警備員に社員証を見せて退社する。
    「今日は申し訳無かったね、藤丸。金曜日なのに残業をお願いして」
    「気になさらないでください、社長。業務の方が優先ですから。社長も本日は遅くまでお疲れ様でした」
     二人が社屋を出て歩いていると、高杉が立香に対して申し訳なさそうに声をかける。けれど立香は高杉に対し、にっこりと笑って彼をねぎらった。
     高杉と立香は仕事は早い方で、残業は社内の平均以下の時間にとどまっている。けれど今週は普段の業務に差し障りが出るほど会議や来客が多く、時間外勤務をしないと業務が追いつかない程だった。今日は会議も来客も無いから早く帰ろうと思っていたけれど、翌週の月曜日に緊急の会議が開催される事になったので会議資料を作成していたのだ。
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