秘書
ななくさ1号
DOODLE☆あすき~さんMSさんを日本に連れてきて黎明期PC市場を動かしたり、MSX規格を作ったり色々やってた競馬好きの姉御。
記者的な活動(月刊あすき~・ふぁみ通などの出版事業)のが有名かもしれない。
3~4年くらいし~えすけ~さんとせがさんの秘書的なことをしていた時期があるよ!
現在はかどかわさん家でのんびりネット記事を書いたりしている。えんた~ぶれいんさんは弟。
syako_kmt
TRAININGむざこく30本ノック⑤21日目
秘書に花(種類はお任せします❤️)を贈る議員
秘書に花(種類はお任せします❤️)を贈る議員 無惨は理由なく花を贈る。いや、正しくは何かの記念日や誕生日など、受け取る側が納得できる理由がなくても花を贈るのだ。
「愛する相手に花を贈るのに、何か理由がいるのか?」
なんと気障な男だ、と最初は少しばかり気色悪いと思ったが、慣れとは不思議なもので貰うと嬉しいと思うようになってきた。それでも受け入れるには、それなりの年月がかかっている。
「花を贈るなんて送別会か開店祝いくらいだと思って生きてきたので」
「色気のない人生だ」
黒死牟が受け入れられなかったように、無惨も黒死牟の発言を聞いて心底驚いていた。しかし、黒死牟にとっては花を贈ることも驚きだが、何もなくても花を買って帰り、玄関やダイニングテーブルに飾るという無惨の習慣が驚きだった。切り花だけでなく、街中に咲く四季の花々もよく見ているので、やはり花を愛でる文化で生きてきた人は違うなと思っていた。
1211「愛する相手に花を贈るのに、何か理由がいるのか?」
なんと気障な男だ、と最初は少しばかり気色悪いと思ったが、慣れとは不思議なもので貰うと嬉しいと思うようになってきた。それでも受け入れるには、それなりの年月がかかっている。
「花を贈るなんて送別会か開店祝いくらいだと思って生きてきたので」
「色気のない人生だ」
黒死牟が受け入れられなかったように、無惨も黒死牟の発言を聞いて心底驚いていた。しかし、黒死牟にとっては花を贈ることも驚きだが、何もなくても花を買って帰り、玄関やダイニングテーブルに飾るという無惨の習慣が驚きだった。切り花だけでなく、街中に咲く四季の花々もよく見ているので、やはり花を愛でる文化で生きてきた人は違うなと思っていた。
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TRAININGむざこく30本ノック⑤20日目
公務で宿泊するホテルを決める際に朝食が洋食のホテルと和食のホテルかでお互い譲らない議員と秘書
公務で宿泊するホテルを決める際に朝食が洋食のホテルと和食のホテルかでお互い譲らない議員と秘書 無惨は朝が弱い。早く寝れば良いのに、酒を飲んだり、映画を見たり、本を読んだり、夜更かし癖がついているのだ。そのせいだろうか。出張先でホテルを探す時に、いかにホテルで快適に過ごすかを追求する癖がある。
まず部屋の広さ。バスルームが広く、景色が良いか。アメニティがどうか。そして、クラブラウンジがついていることが必須であり、ラウンジで酒を飲みながら軽食を取るので、ダラダラと夜更かしをし、翌朝なかなか起きられず、朝食はビュッフェでコーヒーとフルーツを取って終わりである。
片や黒死牟はと言えば、朝がめちゃくちゃ強い。というよりも、ホテルを探す際、フィットネスジムがついていて、大浴場とサウナが欲しいのだ。どうしても旅先では高カロリーで栄養価の偏ったものを食べがちなので、軽く汗を流したいとジムを利用するのだ。勿論、無惨も連れていく。そして朝、ビュッフェでも良いのだが、出来れば和食か洋食か、しっかりと定食スタイルになったものを食べたいのだ。
1359まず部屋の広さ。バスルームが広く、景色が良いか。アメニティがどうか。そして、クラブラウンジがついていることが必須であり、ラウンジで酒を飲みながら軽食を取るので、ダラダラと夜更かしをし、翌朝なかなか起きられず、朝食はビュッフェでコーヒーとフルーツを取って終わりである。
片や黒死牟はと言えば、朝がめちゃくちゃ強い。というよりも、ホテルを探す際、フィットネスジムがついていて、大浴場とサウナが欲しいのだ。どうしても旅先では高カロリーで栄養価の偏ったものを食べがちなので、軽く汗を流したいとジムを利用するのだ。勿論、無惨も連れていく。そして朝、ビュッフェでも良いのだが、出来れば和食か洋食か、しっかりと定食スタイルになったものを食べたいのだ。
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TRAININGむざこく30本ノック⑤19日目
退行した黒死牟 or 秘書、と無惨様
退行した黒死牟 or 秘書、と無惨様 あれを鬼にしたこと、心底後悔した。
来る日も来る日も上の空で、何かを言おうとしては黙り込む。それの繰り返しだった。
黒死牟は忘れているのだろうか、私がやつの心を読めるということを。何だったら黒死牟がこうなった日に何が起こったか知っている。やつと視界を共有していた。
その六つの目に映ったものは憎き化け物の姿だった。真っ白になった髪、老いて痩せて小さくなった体、もう、あの時のような悍ましさは消え去っていた。
「なんだ、その亡霊は。幻でも見ているのか?」
黒死牟に直接問いかけたが返事はなかった。そう、黒死牟の目が捉えられぬほど素早い動きで、あの化け物は黒死牟の首を刎ねようとしたのだ。
老いてなど、これほどまでの強いとは。やはり、あの男こそ真の化け物だと痛感した。それは黒死牟も同じだろう。
1555来る日も来る日も上の空で、何かを言おうとしては黙り込む。それの繰り返しだった。
黒死牟は忘れているのだろうか、私がやつの心を読めるということを。何だったら黒死牟がこうなった日に何が起こったか知っている。やつと視界を共有していた。
その六つの目に映ったものは憎き化け物の姿だった。真っ白になった髪、老いて痩せて小さくなった体、もう、あの時のような悍ましさは消え去っていた。
「なんだ、その亡霊は。幻でも見ているのか?」
黒死牟に直接問いかけたが返事はなかった。そう、黒死牟の目が捉えられぬほど素早い動きで、あの化け物は黒死牟の首を刎ねようとしたのだ。
老いてなど、これほどまでの強いとは。やはり、あの男こそ真の化け物だと痛感した。それは黒死牟も同じだろう。
囀れピッピ
DOODLE【coc6th】一〇〇浮〇〇一/ワンハンドレッドフロートゼロゼロワン作 サワガニ様
KP:あずきちゃん
PL/PC:66/HO天才 榛葉 凱一
きょうのはるまき/HO秘書 玉峰 笑子
今日から!
azukiman
DOODLEatnrのロボトミパロディです。Lobotomy Corporationわからない人が見たらなんのこっちゃです。
pass:主人公の秘書であるAIの名前(カタカナ5文字) 18
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DONE #mirmプラスmfstと秘書🌸で映画を観る話
2/28気が合うってそういうことだ「そういうわけで、今夜はこれを観ます」
金曜日の夜。ごはんを終えたあとにメフィスト様が取り出したのは、最近人気の映画だった。
R18で、放送ギリギリのえっちなシーンが話題になっている。
「これを観て、気分を盛り上げてから寝室になだれ込みます」
「……はあ」
相変わらずバカなことを考えるんだなと思いつつ、言い出したら聞かないので言われたとおりに先に風呂を済ませる。
ソファに並んで座って、いざ再生!
「……おおう」
しょっぱなから、なかなかえっちだ。私の腰にメフィスト様の腕が回されて引き寄せられる。
「……ん?」
けど、なんか、こう? えっちなんだけど、それだけじゃない。登場悪魔がたまに意味深な動きをするから気になって目が離せない。
894金曜日の夜。ごはんを終えたあとにメフィスト様が取り出したのは、最近人気の映画だった。
R18で、放送ギリギリのえっちなシーンが話題になっている。
「これを観て、気分を盛り上げてから寝室になだれ込みます」
「……はあ」
相変わらずバカなことを考えるんだなと思いつつ、言い出したら聞かないので言われたとおりに先に風呂を済ませる。
ソファに並んで座って、いざ再生!
「……おおう」
しょっぱなから、なかなかえっちだ。私の腰にメフィスト様の腕が回されて引き寄せられる。
「……ん?」
けど、なんか、こう? えっちなんだけど、それだけじゃない。登場悪魔がたまに意味深な動きをするから気になって目が離せない。
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DONE #mirmプラスmfstと秘書🌸と隙を見られる話
2/27たまに見せる隙がかわいい「ふんふふんふふーん」
最近ずいぶん暖かくなってきて、家事がはかどる。とーってもはかどる。
「ふふふーん」
家中のホコリをはたいたり、天気がいいからカーテンや絨毯の大物を掃除しちゃうし、玄関とかベランダに水も流す。
「ふふふん」
あとはどこを掃除しようかなー。台所は明日一日ガッツリ時間をかけたいし……。
「たったらったたー」
鼻歌交じりで掃除道具の手入れをする。まだ日が高いし庭の手入れでもしてこようか。魔草を集めて干してもいい。
「よし、気分がいいうちに庭に行こう!」
そう独りごちて振り向いたら――メフィスト様がいた。
「え、わ、えっ……あの、いつから?」
「け、けっこう、まえ」
メフィスト様は口元を押さえて肩を震わせている。
881最近ずいぶん暖かくなってきて、家事がはかどる。とーってもはかどる。
「ふふふーん」
家中のホコリをはたいたり、天気がいいからカーテンや絨毯の大物を掃除しちゃうし、玄関とかベランダに水も流す。
「ふふふん」
あとはどこを掃除しようかなー。台所は明日一日ガッツリ時間をかけたいし……。
「たったらったたー」
鼻歌交じりで掃除道具の手入れをする。まだ日が高いし庭の手入れでもしてこようか。魔草を集めて干してもいい。
「よし、気分がいいうちに庭に行こう!」
そう独りごちて振り向いたら――メフィスト様がいた。
「え、わ、えっ……あの、いつから?」
「け、けっこう、まえ」
メフィスト様は口元を押さえて肩を震わせている。
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DONE #mirmプラスmfstと秘書🌸とリップクリームの話
2/26潤いを移す その朝、先に起きようとしたらメフィスト様がしがみついてくる。いつものことなので、引き剥がして起きつつキスをしたら、めちゃくちゃ痛かった。
「いったあ」
「ん……、どしたの」
思わずつぶやいてしまい、メフィスト様が起きてしまった。
「あ、すいません。その、キスしたら何か痛くて」
「え」
いつもはなかなか起きてこないメフィスト様がパッと起き上がる。
「なんで、どうして」
「そんなに慌てなくても。たぶん、メフィスト様の唇が荒れてるんですね」
メフィスト様は指で自分の唇を触って顔をしかめる。
「――ほんとだ」
「リップクリームってお持ちじゃないですよね。じゃあ、今は私のをお貸ししますね」
ベッドサイドに置いてあるリップクリームを手に取り、メフィスト様の頬に手を添える。
869「いったあ」
「ん……、どしたの」
思わずつぶやいてしまい、メフィスト様が起きてしまった。
「あ、すいません。その、キスしたら何か痛くて」
「え」
いつもはなかなか起きてこないメフィスト様がパッと起き上がる。
「なんで、どうして」
「そんなに慌てなくても。たぶん、メフィスト様の唇が荒れてるんですね」
メフィスト様は指で自分の唇を触って顔をしかめる。
「――ほんとだ」
「リップクリームってお持ちじゃないですよね。じゃあ、今は私のをお貸ししますね」
ベッドサイドに置いてあるリップクリームを手に取り、メフィスト様の頬に手を添える。
kayo
MOURNING社長秘書唯一弱さを見せれる相手が秘書だといいなと言う願望。
無題明日も早いしもう寝ようか。そんな会話をしながら寝具に入ったのは、23時を過ぎた頃だった。
しばらく静かな空気が流れていた。オレはベッドの中で目を閉じ、明日の仕事のことや今日あった出来事を思い返していた。
そのとき、突然ヒロトがぽつりと口を開いた。
「…緑川がどこかに行ってしまうのが怖い。」
その声には、いつものヒロトらしさはなく、不安と切なさがこもっていた。
突然の発言に少し驚きながらも、ヒロトの中で何かあったことを察した。
オレがどこかに行ってしまうのが怖いだなんて…
ふらっとどこかに行ってしまいそうなのはヒロトじゃないか。
こんな風に弱気になっているヒロトは珍しい。
でも、オレは知っている。
どんなに完璧に見えても、その内は想像もつかないほど悩んでいる事があるということを。
923しばらく静かな空気が流れていた。オレはベッドの中で目を閉じ、明日の仕事のことや今日あった出来事を思い返していた。
そのとき、突然ヒロトがぽつりと口を開いた。
「…緑川がどこかに行ってしまうのが怖い。」
その声には、いつものヒロトらしさはなく、不安と切なさがこもっていた。
突然の発言に少し驚きながらも、ヒロトの中で何かあったことを察した。
オレがどこかに行ってしまうのが怖いだなんて…
ふらっとどこかに行ってしまいそうなのはヒロトじゃないか。
こんな風に弱気になっているヒロトは珍しい。
でも、オレは知っている。
どんなに完璧に見えても、その内は想像もつかないほど悩んでいる事があるということを。
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DONE #mirmプラス帰ってこないmfstを待つ秘書🌸の話
2/25寂しさを埋める 今夜はメフィスト様がいない。13冠の集いのためにバベルに行っている。
ついていかなかったのは、他にも仕事が溜まっていたからだけど、こんなに遅くなるなら無理にでもついて行けば良かった。
夜ごはんを終えて、片付けも済ませた。それから30分おきに玄関へ行き、日付が変わる頃には諦めて玄関に座り込んでいる。
……この屋敷に一人でいることはあっても、こんな遅い時間まで一人きりなのは初めてだ。
寂しいし、不安がつのる。もちろんメフィスト様が帰ってこないとは思わないけど、事故とかトラブルとか、そういうことを考え出したらキリがない。
――外から、羽の音がした。急いでドアを開けるとメフィスト様がちょうど着地したところで。
881ついていかなかったのは、他にも仕事が溜まっていたからだけど、こんなに遅くなるなら無理にでもついて行けば良かった。
夜ごはんを終えて、片付けも済ませた。それから30分おきに玄関へ行き、日付が変わる頃には諦めて玄関に座り込んでいる。
……この屋敷に一人でいることはあっても、こんな遅い時間まで一人きりなのは初めてだ。
寂しいし、不安がつのる。もちろんメフィスト様が帰ってこないとは思わないけど、事故とかトラブルとか、そういうことを考え出したらキリがない。
――外から、羽の音がした。急いでドアを開けるとメフィスト様がちょうど着地したところで。
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DONE #mirmプラスmfstと秘書🌸となくなったアクセサリーの話
2/24無限に菓子を食べさせたくなる 風呂上りに厨房に行くと、秘書がカウンターの下に潜っていた。
「なにしてるのさ」
「メフィストさまぁ」
声をかけると、メソメソしながら出てきた秘書の顔はいつもとは違って悲しそうだ。
「どしたの」
「メフィスト様にもらったピアスが一個どっかいっちゃって」
よれよれしながら擦り寄ってきて、珍しいしかわいい。
俺があげたものを一つ無くしたくらいで、そんなにしょげなくても。
「また買ってくるよ」
「そういう問題じゃないんです! 気に入ってずっと着けてた、あれがいいんです!!」
かわいいことを言う。
どうやら、ずっと着けていたらピアスのキャッチャーが緩くなっていて、いつの間にか外れていたらしい。
「昼ごはんの後にはあったんです。それに今日は家を出ていないので、絶対にどこかにあるはずなんですよ」
864「なにしてるのさ」
「メフィストさまぁ」
声をかけると、メソメソしながら出てきた秘書の顔はいつもとは違って悲しそうだ。
「どしたの」
「メフィスト様にもらったピアスが一個どっかいっちゃって」
よれよれしながら擦り寄ってきて、珍しいしかわいい。
俺があげたものを一つ無くしたくらいで、そんなにしょげなくても。
「また買ってくるよ」
「そういう問題じゃないんです! 気に入ってずっと着けてた、あれがいいんです!!」
かわいいことを言う。
どうやら、ずっと着けていたらピアスのキャッチャーが緩くなっていて、いつの間にか外れていたらしい。
「昼ごはんの後にはあったんです。それに今日は家を出ていないので、絶対にどこかにあるはずなんですよ」
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DONE #mirmプラスmfstと秘書🌸と魔茶をいれる話
魔王の側近なら茶をいれるくらいするかなってことで
おサリがdrkrのためにいれたコーヒーに文句を言いながらおかわりするprちゃん様はいたと思ってるよ。
2/23茶葉が踊る「いつもコーヒーを淹れてもらってばかりだから、今朝は俺が用意します」
ある朝、食事を終えて片付けているとメフィスト様が、そう宣言した。
「そうですか?」
「魔茶の方が好きだよね。そっちにしようか」
「ありがとうございます」
メフィスト様が食器を積んだワゴンを押して食堂を出て行くので、慌ててついて行く。
「茶葉ってどこ?」
「こちらに。んー、じゃあ、これでお願いします」
茶葉とポット、カップ、ヤカンを出してカウンターに並べる。
私は朝ごはんの片付けだ。
……道具だけ渡したけど、大丈夫かな。いやいや、元は歴代魔王の補佐をされていたのだから、魔茶くらい淹れられるでしょ。
そわそわしながら皿を洗い、クロスを洗って干して、食堂のテーブルを拭いて戻ってきたら、メフィスト様が満面の笑みで待ち構えていた。
849ある朝、食事を終えて片付けているとメフィスト様が、そう宣言した。
「そうですか?」
「魔茶の方が好きだよね。そっちにしようか」
「ありがとうございます」
メフィスト様が食器を積んだワゴンを押して食堂を出て行くので、慌ててついて行く。
「茶葉ってどこ?」
「こちらに。んー、じゃあ、これでお願いします」
茶葉とポット、カップ、ヤカンを出してカウンターに並べる。
私は朝ごはんの片付けだ。
……道具だけ渡したけど、大丈夫かな。いやいや、元は歴代魔王の補佐をされていたのだから、魔茶くらい淹れられるでしょ。
そわそわしながら皿を洗い、クロスを洗って干して、食堂のテーブルを拭いて戻ってきたら、メフィスト様が満面の笑みで待ち構えていた。
kk_69848
DOODLEとある架空の協会の会長(パワハラ)とその秘書♀種ヶ島→タレント
白石→プロ選手
寝起きドッキリ(蔵種)早朝も早朝、まだ暗いホテルの廊下に、怪しい影が二つ。その一つは、とあるテニス協会の会長。そしてもう一つは、会長秘書であるこの私。
「会長、まずいですって」
「何がまずいんや」
「今はこういうの、問題あるんですって」
私達が立っているのは、ホテルの一室のドアの前。部屋の中ではプロテニスプレイヤーの、白石選手が眠っているはずだ。
「ただの寝起きドッキリやろ。何がまずいんや」
「だからそれが駄目なんですって」
今日、この地でテニスのジュニア大会が開催される。その大会の目玉企画として、プロである白石選手の親善試合が行われるのだ。白石選手はそこらの芸能人も顔負けの長身のイケメンで、女性人気も抜群に高い。チケットの売れ行きも好調で、きっと企画は大成功に終わるだろう。
5225「会長、まずいですって」
「何がまずいんや」
「今はこういうの、問題あるんですって」
私達が立っているのは、ホテルの一室のドアの前。部屋の中ではプロテニスプレイヤーの、白石選手が眠っているはずだ。
「ただの寝起きドッキリやろ。何がまずいんや」
「だからそれが駄目なんですって」
今日、この地でテニスのジュニア大会が開催される。その大会の目玉企画として、プロである白石選手の親善試合が行われるのだ。白石選手はそこらの芸能人も顔負けの長身のイケメンで、女性人気も抜群に高い。チケットの売れ行きも好調で、きっと企画は大成功に終わるだろう。
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DONE #mirmプラスmfstと秘書🌸のアルバムの話
猫の日なのを忘れてたので、猫要素皆無です
2/22君の過去をなぞる ある日の夕方、秘書が荷物を受け取っていたので手元を覗き込む。
「それは?」
「実家からですね。なんだろうなあ」
彼女は箱を抱えてリビングに運びこむと、適当に開ける。中には紙束? 本? が詰まっている。
「あー、古いアルバムですね。そういえば、なんか連絡がきてました」
彼女がス魔ホをポチポチしている間に、勝手に中のアルバムを取り出す。
パラパラと捲ると小さな女の子がアイスをこぼして泣いている。
「――これ、君?」
「そうです。いつのかなあ」
彼女曰く、実家の大掃除をしたら出てきたから送ってきたと言うことだ。
「これが、たぶん最初かな? まだ羽が出せなくて、尻尾もしまえてないですね」
「かわいい……」
「赤ん坊ならそんなものでは? こっちは近所の公園かな」
997「それは?」
「実家からですね。なんだろうなあ」
彼女は箱を抱えてリビングに運びこむと、適当に開ける。中には紙束? 本? が詰まっている。
「あー、古いアルバムですね。そういえば、なんか連絡がきてました」
彼女がス魔ホをポチポチしている間に、勝手に中のアルバムを取り出す。
パラパラと捲ると小さな女の子がアイスをこぼして泣いている。
「――これ、君?」
「そうです。いつのかなあ」
彼女曰く、実家の大掃除をしたら出てきたから送ってきたと言うことだ。
「これが、たぶん最初かな? まだ羽が出せなくて、尻尾もしまえてないですね」
「かわいい……」
「赤ん坊ならそんなものでは? こっちは近所の公園かな」
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DONE #mirmプラスmfstと秘書🌸で愛してるゲームをリベンジする話
2/21何度だって愛してる ある日ののどかな昼時。食器をワゴンに積んでいたら、コーヒーを飲んでいたメフィスト様がパッと顔を上げた。
「愛してるゲームのリベンジがしたい」
「愛してますよ、メフィスト様」
「不意打ち!!」
メフィスト様が口を尖らせて目を逸らした。弱すぎると思う。
ランチョンマットを畳んで、カトラリーを回収する。メフィスト様のコーヒーカップを待とうかどうしようか。
――と、メフィスト様が立ち上がり、机の上に上半身を押し倒された。
「愛してる」
「存じております」
メフィスト様の胸ぐらを掴んで口付ける。離れた瞬間に「わたくしも愛しておりますよ」と、囁く。
「ズルいでしょ、それは」
そう言ってメフィスト様はフラフラと壁にもたれかかった。
911「愛してるゲームのリベンジがしたい」
「愛してますよ、メフィスト様」
「不意打ち!!」
メフィスト様が口を尖らせて目を逸らした。弱すぎると思う。
ランチョンマットを畳んで、カトラリーを回収する。メフィスト様のコーヒーカップを待とうかどうしようか。
――と、メフィスト様が立ち上がり、机の上に上半身を押し倒された。
「愛してる」
「存じております」
メフィスト様の胸ぐらを掴んで口付ける。離れた瞬間に「わたくしも愛しておりますよ」と、囁く。
「ズルいでしょ、それは」
そう言ってメフィスト様はフラフラと壁にもたれかかった。
ふわもちぃ
DONEDB商事の付近にある小さめ企業プラネットナメック社のスーパー社員ネイ氏 理事長の秘書兼護衛をしているとかだったら……っていう妄想の産物細かいシャツの塗りに挑戦してみた…やっぱり難しいですね……🌀
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DONE #mirmプラスmfstと秘書🌸とぬいの話
昨日の続きです。「俺の方がかわいい」ってメフィ様なら言うと思うわけですよ。
2/20それが、人形だとしても、だ「なに、それ」
バビルスから出てきた彼女の肩に、謎の生き物――らしきものが乗っていた。
「これはメフィぬいです」
「メフィぬい?」
ドヤっとした彼女は可愛かったけど、肩に乗っているそいつまでドヤ顔でこちらを見ている。――なんだ、こいつ。
「――と、言うわけでして。私が魔力を込めたらメフィスト様の姿になりました」
「君が考える俺が、こんな感じってこと? ……なるほど」
指でそいつを突こうとしたら、小さい手で叩かれた。
「捨ててくる」
つまみ上げたら、素早く取り返される。
「な、ダメですよ! こんなにかわいいのに!」
「俺の方がかわいいでしょうが!」
彼女は「なに言ってるんですか」と、呆れた顔で家の方へ歩き出す。肩に乗るぬいぐるみが、やっぱりドヤ顔で振り返ってきて、腹立たしい。
957バビルスから出てきた彼女の肩に、謎の生き物――らしきものが乗っていた。
「これはメフィぬいです」
「メフィぬい?」
ドヤっとした彼女は可愛かったけど、肩に乗っているそいつまでドヤ顔でこちらを見ている。――なんだ、こいつ。
「――と、言うわけでして。私が魔力を込めたらメフィスト様の姿になりました」
「君が考える俺が、こんな感じってこと? ……なるほど」
指でそいつを突こうとしたら、小さい手で叩かれた。
「捨ててくる」
つまみ上げたら、素早く取り返される。
「な、ダメですよ! こんなにかわいいのに!」
「俺の方がかわいいでしょうが!」
彼女は「なに言ってるんですか」と、呆れた顔で家の方へ歩き出す。肩に乗るぬいぐるみが、やっぱりドヤ顔で振り返ってきて、腹立たしい。
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DONE #mirmプラスmfst秘書🌸とぬいの話。
メフィ様ぬいを作ったらめちゃくちゃかわいくてテンション上がったので書きました。メフィ様出てこないです。
明日、メフィ様サイドの話を書きます。
2/19手のひらのあなた「パイセーン、こっち、こっちぃ!」
クララちゃんに手を引かれて、私がやって来たのは魔具研の師団室だった。
中に入るとイルマくんとアスモデウスくんもいる。
「見てこれ、かわいいっしょ!!」
「……これは、イルマくんとアスモデウスくん、かな?」
クララちゃんの手の上にはス魔ホと同じくらいの、人形?みたいなものが二体立っていた。イルマくんとアスモデウスくんにそっくりだ。
「そう! これはマチぬいとアズぬい!」
「ぬい?」
「これです」
イルマくんが出してきてくれたのは顔も服もない、まっさらなぬいぐるみだ。アスモデウスくんが手に取ると、途端にクララちゃんそっくりになる。
「このぬいぐるみに魔力を込めると、その時に思う相手の姿になるのです」
983クララちゃんに手を引かれて、私がやって来たのは魔具研の師団室だった。
中に入るとイルマくんとアスモデウスくんもいる。
「見てこれ、かわいいっしょ!!」
「……これは、イルマくんとアスモデウスくん、かな?」
クララちゃんの手の上にはス魔ホと同じくらいの、人形?みたいなものが二体立っていた。イルマくんとアスモデウスくんにそっくりだ。
「そう! これはマチぬいとアズぬい!」
「ぬい?」
「これです」
イルマくんが出してきてくれたのは顔も服もない、まっさらなぬいぐるみだ。アスモデウスくんが手に取ると、途端にクララちゃんそっくりになる。
「このぬいぐるみに魔力を込めると、その時に思う相手の姿になるのです」
firmer
DOODLE大統領秘書/ THE FARM 3DCG キャラ アーカイブ No.68モデル:Angella (some one from western porn star)
Honey select 3dcg modeling data available pawoo or x 10
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DOODLE #mirmプラスmfstと秘書🌸とそういう服の話。
下ネタです。我ながらバカな話書いたなって思うけど、楽しかったです。かっこいいメフィ様はいない。
2/15そういう服の取り扱い「この間さ、やたらエッチな給仕服着ていたでしょう?」
「……はい」
休みの日の朝。主――メフィスト様がなんか言い出した。こんなに天気がいいのに、私の主は何を言っているんだろう。
「それで、俺も調べたんだよね。そういう服について」
いらんことを。
先に余計なことをしたのが私である手前、口には出さないけど、なんとなく何を言われるかお察しである。
「それで、最近下着のサイズが合わないって言っていたでしょう」
「言いましたねえ」
「なので、サイズの合う下着と併せて、そういう下着を買おうね」
「……はあ」
そっちかあ。エッチなコスプレ衣装を取り寄せたから、今日届くとかそういう話かと思ったら。
「乗り気じゃない?」
「いきなり話されて、テンションに付いていけないです」
929「……はい」
休みの日の朝。主――メフィスト様がなんか言い出した。こんなに天気がいいのに、私の主は何を言っているんだろう。
「それで、俺も調べたんだよね。そういう服について」
いらんことを。
先に余計なことをしたのが私である手前、口には出さないけど、なんとなく何を言われるかお察しである。
「それで、最近下着のサイズが合わないって言っていたでしょう」
「言いましたねえ」
「なので、サイズの合う下着と併せて、そういう下着を買おうね」
「……はあ」
そっちかあ。エッチなコスプレ衣装を取り寄せたから、今日届くとかそういう話かと思ったら。
「乗り気じゃない?」
「いきなり話されて、テンションに付いていけないです」
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DONE #mirmプラスmfstと秘書🌸のバレンタインの話
メフィ様、めちゃくちゃチョコくれそうだよね。
2/14もらう分とあげた分は釣り合うだろうか 今日はバレンタインデー! ということで数日前からいくつかのチョコレートのお菓子を用意しておいた。おやつ時にコーヒーと一緒にお出しする予定だ。
昼過ぎ、コーヒーを淹れながら鼻歌まじりでガトーショコラを切り分ける。チョコレートプリンにココアを振って、ビスコッティを添える。生チョコは小さなグラスに盛り付ける。
「よし、完璧」
我ながら美しいデザートプレートができたと思う。あとはメフィスト様にお出しするだけ!!
――というタイミングで玄関の呼び鈴が鳴った。
厨房を出ると玄関から声が聞こえる。
「?」
メフィスト様が出た? 今までそんなことしたことないのに……?
首を傾げつつ玄関に向かうと、大きな箱を抱えたメフィスト様がニコニコしながら立っていた。
1502昼過ぎ、コーヒーを淹れながら鼻歌まじりでガトーショコラを切り分ける。チョコレートプリンにココアを振って、ビスコッティを添える。生チョコは小さなグラスに盛り付ける。
「よし、完璧」
我ながら美しいデザートプレートができたと思う。あとはメフィスト様にお出しするだけ!!
――というタイミングで玄関の呼び鈴が鳴った。
厨房を出ると玄関から声が聞こえる。
「?」
メフィスト様が出た? 今までそんなことしたことないのに……?
首を傾げつつ玄関に向かうと、大きな箱を抱えたメフィスト様がニコニコしながら立っていた。
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DONE #mirmプラスmfstと家のことを仕切っている秘書🌸の話。
SDってそういうことだよねっていう話です。
2/13貴方を作り上げているのは私の愛だ 朝、食事の用意をしていたらメフィスト様がパジャマのままやってきた。
「ねえ、こんなシャツあったっけ」
見せられたのは先日買ってきたシャツだ。他のシャツが汚れていたので買い換えたのだ。それを伝えるとメフィスト様は首を傾げた。
「もしかして、下着も買い換えた?」
「はい」
「昨日の風呂上りに、なんか違和感があったのだけど、そういうことか。……そっか」
何故かメフィスト様はちょっと肩を落としてしまった。
「あの、なにか大切な品などでしたか?」
「いや、そうじゃないよ。そうじゃなくて……。君に対してキメ顔で迫ってるときも、君に買ってもらって、君に洗ってもらった服を着てるんだよなって気付いちゃって」
「はあ」
ちなみに迫ったあとの布団を干すのもシーツを交換して洗っているのも私だけど黙っておこう。
953「ねえ、こんなシャツあったっけ」
見せられたのは先日買ってきたシャツだ。他のシャツが汚れていたので買い換えたのだ。それを伝えるとメフィスト様は首を傾げた。
「もしかして、下着も買い換えた?」
「はい」
「昨日の風呂上りに、なんか違和感があったのだけど、そういうことか。……そっか」
何故かメフィスト様はちょっと肩を落としてしまった。
「あの、なにか大切な品などでしたか?」
「いや、そうじゃないよ。そうじゃなくて……。君に対してキメ顔で迫ってるときも、君に買ってもらって、君に洗ってもらった服を着てるんだよなって気付いちゃって」
「はあ」
ちなみに迫ったあとの布団を干すのもシーツを交換して洗っているのも私だけど黙っておこう。
maxojima_game
INFOCoC「一〇〇浮〇〇一」(水切書房様作)KP:加工肉
PC/PL:
HO天才:理解身 深(わかりみ ふかし)/ぬ。
HO秘書:廓崎 蒲公英(くるいざき たんぽぽ)/衝動性
(敬称略)
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DONE #mirmプラスmfstと秘書🌸がナンパされる話。
なんか似たような話を最近書いた気がします。
こちらは対応がスマートに出来なかったことが気に入らない🌸の話。
2/12後手に回ったことを悔しく思うタイプ その日は買い出しにメフィスト様がついていらして、あれこれ言いながら消耗品や食材を買い込む。
一通りの買い物を済ませて家に転送してからお茶でもということでスタ魔にやってきた。
「俺注文してくるから、席取ってきてよ」
「承知しました。ソファとカウンターどっちがいいですか?」
「ソファがいいな。二人がけの」
「はーい、取ってきます」
店内の奥の方にある二人がけのソファに座ってメフィスト様を待つ。
しばらくしたらテーブルに影が落ちたので顔を上げたら、知らない悪魔だった。
「お姉さん一人? ここいい?」
「いえ、連れがおりますので」
なんだ、コイツ。断っているのに、その男悪魔はへらへらと笑いながら横に座ってくる。
「そんな怖い顔しないでよー。綺麗な顔が台無し」
1096一通りの買い物を済ませて家に転送してからお茶でもということでスタ魔にやってきた。
「俺注文してくるから、席取ってきてよ」
「承知しました。ソファとカウンターどっちがいいですか?」
「ソファがいいな。二人がけの」
「はーい、取ってきます」
店内の奥の方にある二人がけのソファに座ってメフィスト様を待つ。
しばらくしたらテーブルに影が落ちたので顔を上げたら、知らない悪魔だった。
「お姉さん一人? ここいい?」
「いえ、連れがおりますので」
なんだ、コイツ。断っているのに、その男悪魔はへらへらと笑いながら横に座ってくる。
「そんな怖い顔しないでよー。綺麗な顔が台無し」
firmer
DOODLE社長秘書/ THE FARM 3DCG キャラ アーカイブ No.53モデル:白樹じゅんな
Honey select 3dcg modeling data available pawoo or x 11
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DONE #mirmプラスmfstとホラー映画を見る秘書🌸の話
2/9怖い思いは間に合ってます「映画観よ」
そう言ってメフィスト様が持ってきたのは今流行りのホラー映画だった。
誰だよ、そんなもんメフィスト様に教えたの。いや、言われなくてもわかる。イルマくんからバチコちゃん、バチコちゃんからメフィスト様の流れだ。間違いない。
魔具研のお化け屋敷以降、バビルス内でホラー物が流行っているのである。
「……承知しました。今からであれば、飲み物と軽食をご用意いたします」
「ホラー苦手? 顔が引きつっているけれど」
ものすんごい優しい顔で言われた。
「……得意とは言えない程度ですのでお気になさらず」
「無理しなくていいよ?」
ちょっと悩んでからメフィスト様にはソファに浅く座ってもらう。それから私はメフィスト様とソファの背もたれの間に座った。
987そう言ってメフィスト様が持ってきたのは今流行りのホラー映画だった。
誰だよ、そんなもんメフィスト様に教えたの。いや、言われなくてもわかる。イルマくんからバチコちゃん、バチコちゃんからメフィスト様の流れだ。間違いない。
魔具研のお化け屋敷以降、バビルス内でホラー物が流行っているのである。
「……承知しました。今からであれば、飲み物と軽食をご用意いたします」
「ホラー苦手? 顔が引きつっているけれど」
ものすんごい優しい顔で言われた。
「……得意とは言えない程度ですのでお気になさらず」
「無理しなくていいよ?」
ちょっと悩んでからメフィスト様にはソファに浅く座ってもらう。それから私はメフィスト様とソファの背もたれの間に座った。
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DONE #mirmプラスmfstと秘書🌸がクラスメイトに告白され(そうにな)る話。
🌸は告白なのをわかっててすっとぼけていて、mfはそれくらい🌸が告白されたことを面倒に想っているのを察している……と、思われます。
2/8特別なのは俺だけでいい その日、俺の秘書がバビルスに研修報告に行っていたので夕方に迎えに行った。
パトラ室を出たと連絡が来たので校門へ向かうと、彼女がこちらに向かってくるのが見えたので手を振る。
けど彼女が走り出そうとした途端に、横から制服姿の男悪魔が彼女に声をかけた。
その男の熱のこもった眼差しと、彼女の困惑の顔、そして伸ばされた手で用件を察する。
即座に彼女の元へ向かい後ろから抱きすくめた。
「帰ろ」
「メフィスト様!」
彼女がこちらを向いて嬉しそうにする。男悪魔は明らかな敵愾心をこちらに向ける。
「誰だよ!?」
「俺? この子のダーリンですけど。君こそ、この娘のなんなの」
「お、おれは」
「去年同じクラスだったヒトです」
「そっか、じゃあ知らないヒトだね。帰ろ」
863パトラ室を出たと連絡が来たので校門へ向かうと、彼女がこちらに向かってくるのが見えたので手を振る。
けど彼女が走り出そうとした途端に、横から制服姿の男悪魔が彼女に声をかけた。
その男の熱のこもった眼差しと、彼女の困惑の顔、そして伸ばされた手で用件を察する。
即座に彼女の元へ向かい後ろから抱きすくめた。
「帰ろ」
「メフィスト様!」
彼女がこちらを向いて嬉しそうにする。男悪魔は明らかな敵愾心をこちらに向ける。
「誰だよ!?」
「俺? この子のダーリンですけど。君こそ、この娘のなんなの」
「お、おれは」
「去年同じクラスだったヒトです」
「そっか、じゃあ知らないヒトだね。帰ろ」
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DONE #mirmプラスmfstと見当たらない秘書🌸の話
41巻良かったですね。mfst沼に一緒に浸かってくれる方が増えるのをお待ちしています。
2/7シーツの波間に君 書類を確認してもらいたくて、秘書を探す。スケジュール調整を任せっぱなしなので、予定が重なった日は、彼女に聞かないと追加で予定を入れていいかどうか解らない。
「いないなあ」
書斎はもちろん、厨房にもリビングにもいない。寝室にも風呂場にもどこにもいない。
出掛けたはずはない。もし出掛けるなら必ず声をかけていくから。けれど、あまりにも見つからないと不安になってくる。あの娘が俺を置いていなくなるなんてこと、あり得ないってわかっているのに、それでも胸がざわつくのはどうしようもなくて。
「どこに行ったの」
呟いて窓の外を見る。洗濯物がはためいている。もしかして?
外に出て物干しの方を見に行くと、いた。
乾いたシーツの山に埋もれて眠っていた。珍しく尻尾が出ているけれど、くったりとシーツに埋もれている。
865「いないなあ」
書斎はもちろん、厨房にもリビングにもいない。寝室にも風呂場にもどこにもいない。
出掛けたはずはない。もし出掛けるなら必ず声をかけていくから。けれど、あまりにも見つからないと不安になってくる。あの娘が俺を置いていなくなるなんてこと、あり得ないってわかっているのに、それでも胸がざわつくのはどうしようもなくて。
「どこに行ったの」
呟いて窓の外を見る。洗濯物がはためいている。もしかして?
外に出て物干しの方を見に行くと、いた。
乾いたシーツの山に埋もれて眠っていた。珍しく尻尾が出ているけれど、くったりとシーツに埋もれている。
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DONE #mirmプラスmfstが秘書🌸に運転の練習をさせる話。
甘くはないです。運転下手なヒトってこうだよねっていう話。
2/3できるできる「目標は生きて帰ることです」
「……うん。やっぱり俺が運転しようか」
「それじゃあ意味ないじゃないですか」
何かと言えば車の運転である。メフィスト様の秘書をすること早数年の私だけど、私が運転をして移動したことがない。基本的に歩くか飛ぶか、タクシーだ。
けど貴族会や会食なんかだと遅くなったりもするし、良い車で出入りすることで箔がついたりもするので秘書が運転できる方が良い。じゃあなんで今まで運転してこなかったか? 万年ペーパードライバーだからである。免許は持ってる。理論上は運転できるはずなのだ。
というわけで、メフィスト様の13冠の仕事が落ち着いたタイミングで車を借りてきて練習することにしたわけです。
「ドライブに入れてー、アクセル踏んでー」
946「……うん。やっぱり俺が運転しようか」
「それじゃあ意味ないじゃないですか」
何かと言えば車の運転である。メフィスト様の秘書をすること早数年の私だけど、私が運転をして移動したことがない。基本的に歩くか飛ぶか、タクシーだ。
けど貴族会や会食なんかだと遅くなったりもするし、良い車で出入りすることで箔がついたりもするので秘書が運転できる方が良い。じゃあなんで今まで運転してこなかったか? 万年ペーパードライバーだからである。免許は持ってる。理論上は運転できるはずなのだ。
というわけで、メフィスト様の13冠の仕事が落ち着いたタイミングで車を借りてきて練習することにしたわけです。
「ドライブに入れてー、アクセル踏んでー」
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DONE #mirmプラスmfstと虫が苦手な秘書🌸
ドラ○もんがネズミ相手に核○弾をぶつけようとする話を思い出したので、そういう話です。
2/1吹き飛ばすので、ちょっと待っててください 夜ごはんのあと、風呂から上がって秘書のかわいい娘に風呂を勧めに厨房に行くと、火球をぶっ放そうとしていた。
「待って待って、なにしてるの」
「ちょっと、けしとばそうかと」
「いやいや、何を? 厨房? 家?全部吹っ飛んじゃうから」
「後で直します」
「そういう問題じゃないでしょう」
「あれ」
そう彼女が視線を向けた先にいたのは虫だった。たしかにちょっと大きいけど、摘んで外に放り出せば済むような害虫ですらない虫だ。
「……あの虫に、その厨房どころか家が半壊しそうな火球をぶつけようとしてる?」
「はい。ちょっと無理です」
「いやいやいや、そこで待ってて。火球はしまって」
虫は魔術でパッと外に逃がす。他にいないか周囲の確認もして、たぶん大丈夫。
782「待って待って、なにしてるの」
「ちょっと、けしとばそうかと」
「いやいや、何を? 厨房? 家?全部吹っ飛んじゃうから」
「後で直します」
「そういう問題じゃないでしょう」
「あれ」
そう彼女が視線を向けた先にいたのは虫だった。たしかにちょっと大きいけど、摘んで外に放り出せば済むような害虫ですらない虫だ。
「……あの虫に、その厨房どころか家が半壊しそうな火球をぶつけようとしてる?」
「はい。ちょっと無理です」
「いやいやいや、そこで待ってて。火球はしまって」
虫は魔術でパッと外に逃がす。他にいないか周囲の確認もして、たぶん大丈夫。
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DONE #mirmプラスmfst秘書🌸が髪を切りたい話
1/29長く暗く夜のような ある日の夜、俺の秘書が洗面所の鏡の前で首をひねっていた。
「どうしたの」
「髪を切ろうか悩んでまして」
「え、やだ、もったいない」
「もったいないですか?」
彼女は髪を一房、雑に掴む。
「錬金術の素材になりますし、魔法薬の素材にもなりますし、切って保管するなり売るなりすれば良いのでは」
「……俺、そんなに甲斐性ないつもり、ないんだけど」
思わず低い声を出すと彼女は目を丸くした。
「メフィスト様に甲斐性がないとは流石に思わないですよ。13冠ですし。すみません。実家だとそうしてたので、そういうものだと思っていたんです」
「……」
どうしよう、この娘の実家滅ぼしてきていいかな……。
肩に手を置いて、出来るだけ冷静に話しかける。
1028「どうしたの」
「髪を切ろうか悩んでまして」
「え、やだ、もったいない」
「もったいないですか?」
彼女は髪を一房、雑に掴む。
「錬金術の素材になりますし、魔法薬の素材にもなりますし、切って保管するなり売るなりすれば良いのでは」
「……俺、そんなに甲斐性ないつもり、ないんだけど」
思わず低い声を出すと彼女は目を丸くした。
「メフィスト様に甲斐性がないとは流石に思わないですよ。13冠ですし。すみません。実家だとそうしてたので、そういうものだと思っていたんです」
「……」
どうしよう、この娘の実家滅ぼしてきていいかな……。
肩に手を置いて、出来るだけ冷静に話しかける。
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DONE #mirmプラスmfst秘書🌸が売られた喧嘩を買う話。たまに言ってますけどうちの子は気が短いし喧嘩っ早い。
1/28ダリ先生からは取ってつけたようなお説教をされた その日学校に顔を出したら珍しく他のクラスメイトが何人かいた。
声をかけて教室で互いに近況報告をすると、一人の男悪魔が鼻で笑う。
「は? 雷帝のSDだったくせに、今は盤外王の秘書? 尻軽かよ。どう考えても雷帝の方がすごいじゃん」
お、喧嘩売ってんのか? 言い値で買うが?
「そんな新入りの名前もろくに知られてない悪魔に頭下げて恥ずかしくねえの? あ、そういう男が好きなんだ? モノ好きだなー。雷帝の方が名声も地位も上なのに見る目ねえの」
「……表、出な?」
辛うじてそう言うと、ソイツは言い過ぎたことに気付いたのか僅かに目を逸らす。
周りで冷や汗をかいていた同級生のうち、女子が素早く教室を出て察しの良い男子は距離を置く。
1106声をかけて教室で互いに近況報告をすると、一人の男悪魔が鼻で笑う。
「は? 雷帝のSDだったくせに、今は盤外王の秘書? 尻軽かよ。どう考えても雷帝の方がすごいじゃん」
お、喧嘩売ってんのか? 言い値で買うが?
「そんな新入りの名前もろくに知られてない悪魔に頭下げて恥ずかしくねえの? あ、そういう男が好きなんだ? モノ好きだなー。雷帝の方が名声も地位も上なのに見る目ねえの」
「……表、出な?」
辛うじてそう言うと、ソイツは言い過ぎたことに気付いたのか僅かに目を逸らす。
周りで冷や汗をかいていた同級生のうち、女子が素早く教室を出て察しの良い男子は距離を置く。