もちこの本棚📖
DONE寄る辺なき魂フェス、開催おめでとうございます!現地参加できなかったので生霊を飛ばしておりました!˙˚ʚ( •ω• )ɞ˚˙
全然イベントと関係ないのですが、書いてる人が療養中のためド鉄板看病ネタです(*´ー`*)
ちなみにいつもの幽霊けけ👻になります、よろしくお願いいたします( ˘ω˘ )
幽霊の相棒、看病をする『暁人、大丈夫か?』
「うーん、まだキツいかなぁ……」
先日、暁人が珍しく熱を出した。病院で診てもらうと、流行病ではないようで互いに一安心したが季節の変わり目もあって少し厄介な風邪を引いてしまったらしい。熱も中々下がらなかった。
「……うわ、まだ熱ある。三七度八分」
『それならまだシンドいだろ、いいから寝とけよ』
「でもなぁ…洗濯も掃除もできてないし…」
暁人が無理に体を起こそうとしたので、KKが制止する。
「あっ、ちょっと、金縛り方式はずるいって!」
『こうでもしないと無理にでも動くだろ、オマエは』
暁人が少し不貞腐れた表情をするも、KKはそれを無視してそのまま暁人をベッドに無理やり寝かせたままにする。さて、とKKは少し考えて暁人の体から抜け出して人の形をとる。
1917「うーん、まだキツいかなぁ……」
先日、暁人が珍しく熱を出した。病院で診てもらうと、流行病ではないようで互いに一安心したが季節の変わり目もあって少し厄介な風邪を引いてしまったらしい。熱も中々下がらなかった。
「……うわ、まだ熱ある。三七度八分」
『それならまだシンドいだろ、いいから寝とけよ』
「でもなぁ…洗濯も掃除もできてないし…」
暁人が無理に体を起こそうとしたので、KKが制止する。
「あっ、ちょっと、金縛り方式はずるいって!」
『こうでもしないと無理にでも動くだろ、オマエは』
暁人が少し不貞腐れた表情をするも、KKはそれを無視してそのまま暁人をベッドに無理やり寝かせたままにする。さて、とKKは少し考えて暁人の体から抜け出して人の形をとる。
鯖目ノス
DONEこれの(https://poipiku.com/5256083/9382096.html)続き。今回鞭打ちや首絞めなどの軽度暴力描写が入ります。
謎に包まれていたあの人の話。 30721
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DONE9月のK暁デー、お題は【紅葉】で書かせていただきました。いつもの幽霊けっけのお話です👻🍁【お題:紅葉】「朝晩は冷えるようになったね、やっと秋がきたかな」
『そうだな、風邪ひくんじゃねぇぞ』
例年より長く続いた猛暑は突然終わりを迎え、漸く秋らしい気候になった。空はすっかり秋空模様へと変わり、朝晩は少し肌寒いものの過ごしやすい気温になった。
「そういえば、近くの公園の紅葉がすごく綺麗なんだって。木霊が教えてくれたよ」
『ほう、紅葉か…四季を楽しむのはいいことだ、散歩がてら行ってみるか』
「うん」
人が少ない時間帯が良いと、出発は夜になった。上着を羽織り、バイクで目的地の公園へと向かう。そこには真っ赤に染まった楓の木々たちがあった。
「少し前までは青々としていたのに、すごいね」
『綺麗に真っ赤になったな、立派なもんだよ』
1665『そうだな、風邪ひくんじゃねぇぞ』
例年より長く続いた猛暑は突然終わりを迎え、漸く秋らしい気候になった。空はすっかり秋空模様へと変わり、朝晩は少し肌寒いものの過ごしやすい気温になった。
「そういえば、近くの公園の紅葉がすごく綺麗なんだって。木霊が教えてくれたよ」
『ほう、紅葉か…四季を楽しむのはいいことだ、散歩がてら行ってみるか』
「うん」
人が少ない時間帯が良いと、出発は夜になった。上着を羽織り、バイクで目的地の公園へと向かう。そこには真っ赤に染まった楓の木々たちがあった。
「少し前までは青々としていたのに、すごいね」
『綺麗に真っ赤になったな、立派なもんだよ』
ポテトゾンビ
DOODLEご都合呪いでムラムラMAXのK暁(K暁です)。KKが必死に我慢してるのに我慢できなくてド直球お誘いぶちかます暁人くん(受)。
念のためワンクッション。
定期的に雄み暁人くん(受)を描かないと死ぬぜ。 2
鯖目ノス
DONEこれの続き(https://poipiku.com/5256083/9128285.html)全編なんのこっちゃいで進んでいるが気にしないでほしい
一応けあきだけど今回は暁の事情編です 27673
柑橘🍊
DONE2023/9/8 暁人君の誕生日おめでとう小説全員生存IF、アジトメンバーの仲間入りした暁人君と真里ちゃんがおります!
あの夜を超えた貴方に、たくさんの幸せが雨のように降り注ぎますように… 2006
臓物(GwT)
DONE暁人くんお誕生日おめでとう!!名前に込められた願いと、これから先も続くもののお話。
※全員生存している、当社比で超ハッピーな仕上がりになっております。健全です。
願うもの、繋ぐもの。 ヒトの名前というのは実に厄介なもので、親が子の幸せを願って付けたものもあれば、叶わなかった理想を背負わせるものもある。長い人生の中でそれが祝福に転じても呪詛に穢れ堕ちても、その縛から逃れることは難しい。KKは自ら名を捨て改めて、その縛りから逃れた者である。
今も昔も、自分は人間・妖怪・霊・マレビト問わず、面倒なモノに絡まれやすいと自覚している。表向きは既に死者として扱われているし、常世の者に真名を握られるのは魂を晒すのに等しい。日夜問わず化け物と関わる仕事をしている以上、リスクを減らすためにも、新しい名前に乗り換えることにさほど抵抗も躊躇もなかった。一緒に切り捨てたつもりでいた人間的な弱さは、結局捨てられなかったけれど。
5834今も昔も、自分は人間・妖怪・霊・マレビト問わず、面倒なモノに絡まれやすいと自覚している。表向きは既に死者として扱われているし、常世の者に真名を握られるのは魂を晒すのに等しい。日夜問わず化け物と関わる仕事をしている以上、リスクを減らすためにも、新しい名前に乗り換えることにさほど抵抗も躊躇もなかった。一緒に切り捨てたつもりでいた人間的な弱さは、結局捨てられなかったけれど。
ポテトゾンビ
DONE暁人くんハピバ!のK暁。えっちなことは何もしてないんですがちょっと背後注意なので念のためワンクッション。
暁人くん誕生日おめでとう!!!
【追記】
9/8 オマケを1枚追加
11/16 KKの誕生日のK暁→https://twitter.com/PTT_zombie96/status/1725091228138836099?t=j7ZYtAGrd6zDLrytPKzFRg&s=19 2
臓物(GwT)
DONE #毎月25日はK暁デーお題「おやすみ」で参加させて頂きます🌛*゜
未練を抱えて戻ってきたケケと、一人じゃ眠れないaktくん。
一部、大好きな曲の歌詞からふんわり引用してる箇所があります🍼🤍
同内容のものをポイピクにもUPしておきます。ベッターにはまとまってきた頃合いで出しますね〜!
※Twitterに上げたものと同じ内容です。 4
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DONE8月のK暁デー、お題『おやすみ』で書かせていただきました!こちらはいつもの幽霊シリーズの短編になります、いつものやつです( ˇωˇ )
お題『おやすみ』「おやすみ、KK」
『おう、おやすみ』
眠ることがない幽霊となった相棒に対しても、暁人は必ず「おやすみ」と声をかけることにしていた。
それにこだわりがあるのをKKも何となく察していてKKも必ず「おやすみ」と返した。
眠りについた暁人を見守りながら、KKは夜が明けるのを待つ。暁人が悪夢に魘されればその原因を断つために夢に入り込むが、何も起きないに越したことはない。
人の姿をとり、暁人の横に寝転がるようにする。長い睫毛に健康的な肌、血色の良い唇をまじまじと眺める。一通り眺めたあとは半透明の手を暁人の頬にそっと添える。
『…こんな綺麗な顔してんだ。オレが戻ってこなかったら、今頃奥さんも子供もいたんだろうな』
暁人が聞いたら怒りそうなことを呟き、呟いてしまった傍から口にしたことを後悔した。
1301『おう、おやすみ』
眠ることがない幽霊となった相棒に対しても、暁人は必ず「おやすみ」と声をかけることにしていた。
それにこだわりがあるのをKKも何となく察していてKKも必ず「おやすみ」と返した。
眠りについた暁人を見守りながら、KKは夜が明けるのを待つ。暁人が悪夢に魘されればその原因を断つために夢に入り込むが、何も起きないに越したことはない。
人の姿をとり、暁人の横に寝転がるようにする。長い睫毛に健康的な肌、血色の良い唇をまじまじと眺める。一通り眺めたあとは半透明の手を暁人の頬にそっと添える。
『…こんな綺麗な顔してんだ。オレが戻ってこなかったら、今頃奥さんも子供もいたんだろうな』
暁人が聞いたら怒りそうなことを呟き、呟いてしまった傍から口にしたことを後悔した。
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DONE8月のK暁デー、お題『お月見』で書かせていただきました!こちらも短いですが生存if、同棲設定です⚠
お題『お月見』「暁人、明日は月見するぞ 」
KKからの提案でお月見をすることになった。七夕は小さい頃からやっていたが、お月見は初めてだった。お月見には何をするかと調べて、月見団子やススキを用意しちょっと良い酒も用意した。
「こうしてじっくり月を眺めるの、あの赤い月の観測以来かも」
「あー、そういえばあったな」
「覚えてる?KKだったら月がどう見えるかって聞いた事」
「覚えてる、月見そばの卵だって言ったな」
「それそれ、例え方が可愛いなぁって」
月見団子をひとくち食べ、暁人がKKに笑いかけた。
「…こうして、生きているKKと一緒に過ごせるとは思わなかったな」
「奇跡とやらに感謝しないとな」
酒を嗜みながらKKが笑う。
「もし、KKがかぐや姫みたいに月に帰っちゃっても僕が取り戻しに行くからね」
618KKからの提案でお月見をすることになった。七夕は小さい頃からやっていたが、お月見は初めてだった。お月見には何をするかと調べて、月見団子やススキを用意しちょっと良い酒も用意した。
「こうしてじっくり月を眺めるの、あの赤い月の観測以来かも」
「あー、そういえばあったな」
「覚えてる?KKだったら月がどう見えるかって聞いた事」
「覚えてる、月見そばの卵だって言ったな」
「それそれ、例え方が可愛いなぁって」
月見団子をひとくち食べ、暁人がKKに笑いかけた。
「…こうして、生きているKKと一緒に過ごせるとは思わなかったな」
「奇跡とやらに感謝しないとな」
酒を嗜みながらKKが笑う。
「もし、KKがかぐや姫みたいに月に帰っちゃっても僕が取り戻しに行くからね」
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DONE8月のK暁デー、お題『満月』で書かせていただきました!🌕すごく短いですが生存if、同棲設定です⚠
お題『満月』「月が綺麗だね」
ベランダで2人並んで月を見上げていると、暁人がそう呟いた。そのままの意味で呟いたわけではないのは明白で、オレは少し笑いながら
「今日は満月だからなぁ」と返した。
「…そうじゃなくて」
味気ないオレの返答に暁人がムッとした表情になる。可愛らしい反応につい口角が上がった。
「そんなの、言わなくてもわかるだろ?」
咥えていた煙草をそっと離し暁人に接近するも、口付けすることはなくまた離れる。暁人がじれったそうにオレを見つめて悔しげな表情を浮かべるのがなんとも堪らなくて。
「…オマエと見る月だから、良いんだよ」
そうして、ふぅと煙草の煙を暁人に吹きかける。
「うわッ、煙いんだけどッ」
「嫌いじゃねぇだろ」
非喫煙者の暁人でもオレの吸っている煙草の香りは嫌いじゃないらしく、むしろ好きな部類に入るほうだと言っていた。だからこうして隣で吸っても文句は言われない。
625ベランダで2人並んで月を見上げていると、暁人がそう呟いた。そのままの意味で呟いたわけではないのは明白で、オレは少し笑いながら
「今日は満月だからなぁ」と返した。
「…そうじゃなくて」
味気ないオレの返答に暁人がムッとした表情になる。可愛らしい反応につい口角が上がった。
「そんなの、言わなくてもわかるだろ?」
咥えていた煙草をそっと離し暁人に接近するも、口付けすることはなくまた離れる。暁人がじれったそうにオレを見つめて悔しげな表情を浮かべるのがなんとも堪らなくて。
「…オマエと見る月だから、良いんだよ」
そうして、ふぅと煙草の煙を暁人に吹きかける。
「うわッ、煙いんだけどッ」
「嫌いじゃねぇだろ」
非喫煙者の暁人でもオレの吸っている煙草の香りは嫌いじゃないらしく、むしろ好きな部類に入るほうだと言っていた。だからこうして隣で吸っても文句は言われない。
アカリ
DOODLE妖怪×K暁シリーズ。「雪わらし」です、例のあの人も出ます!夏冷えとその温もりに「あぁもうっ、ちょっと待って!KK早く!!」
「わかってるよ!暁人、もう少し引きつけろ!」
「出来るならとっくにやってるよー!!!」
深夜、もう太陽の名残も跡形もない夜。じわじわと蒸すような熱帯夜が約束されたはずのこの場所はひんやりとした空気に覆われていた。
『きゃははは、きゃはは!』
『こっちこっち!』
「あぁ〜くそっ!ちょこまかと!!」
解体途中の廃ビルの中で暁人とKKはある存在をただひたすらに追いかけていた。
──その正体は、雪わらし。雪ん子ともいう子供の妖怪で普段ならこんな渋谷の街に現れるような妖怪ではない。それが数人もこんなビルの中でたむろして工事の邪魔をしているのだ。
夏場だというのに作業員の足元が凍りつく、霜で重機が動かない。そんなこんなで作業も中断してしまい依頼がこちらへと舞い込んできたというわけだ。
3533「わかってるよ!暁人、もう少し引きつけろ!」
「出来るならとっくにやってるよー!!!」
深夜、もう太陽の名残も跡形もない夜。じわじわと蒸すような熱帯夜が約束されたはずのこの場所はひんやりとした空気に覆われていた。
『きゃははは、きゃはは!』
『こっちこっち!』
「あぁ〜くそっ!ちょこまかと!!」
解体途中の廃ビルの中で暁人とKKはある存在をただひたすらに追いかけていた。
──その正体は、雪わらし。雪ん子ともいう子供の妖怪で普段ならこんな渋谷の街に現れるような妖怪ではない。それが数人もこんなビルの中でたむろして工事の邪魔をしているのだ。
夏場だというのに作業員の足元が凍りつく、霜で重機が動かない。そんなこんなで作業も中断してしまい依頼がこちらへと舞い込んできたというわけだ。
アカリ
DOODLE妖怪×K暁シリーズ。リクエスト頂いた「キジムナー」です!おなじみあの人(?)も出ます。K暁だけどK(→←)暁かもしれない。
言わぬが花も。「君、迷子?」
「……?」
とある昼下がり。暁人はKKに頼まれた買い物を済ませに御嶽商店街へと足を運んでいた。
暁人自身、買い物はネットショッピングや量販店で済ます派だったのだけどKKの影響か近頃は商店街で買い物をすることが多くなったのだ。やはり人と対面でする買い物はまた違う。オマケをしてくれたり顔を覚えてくれたり、KKが言うすぐ手に入る良さもなんとなくわかってきた。
そうして最近お気に入りとなったこの場所で暁人はとあるものに気づいたのだった。
……あの子、迷子かな。
行き交う人々を見つめながらシャッターが降りた店の前でじっと立ったままの子供。その子の服装はTシャツにハーフパンツ、スニーカーと地味ながらも特徴的な赤い長い髪がやたらと目立つ。それなのに周りの人はあまり気にしないようで。
3954「……?」
とある昼下がり。暁人はKKに頼まれた買い物を済ませに御嶽商店街へと足を運んでいた。
暁人自身、買い物はネットショッピングや量販店で済ます派だったのだけどKKの影響か近頃は商店街で買い物をすることが多くなったのだ。やはり人と対面でする買い物はまた違う。オマケをしてくれたり顔を覚えてくれたり、KKが言うすぐ手に入る良さもなんとなくわかってきた。
そうして最近お気に入りとなったこの場所で暁人はとあるものに気づいたのだった。
……あの子、迷子かな。
行き交う人々を見つめながらシャッターが降りた店の前でじっと立ったままの子供。その子の服装はTシャツにハーフパンツ、スニーカーと地味ながらも特徴的な赤い長い髪がやたらと目立つ。それなのに周りの人はあまり気にしないようで。
アカリ
DOODLE妖怪×K暁シリーズ。リクエストで頂いた「尻目にドン引きするK暁」です!普段よりコメディ色が強いのでご注意ください。書いてる私はとても楽しかったです。
unbelievable peach.河童、天狗、座敷わらし。大体の人間が一度は聞いた事のあるであろう妖怪は一通り出会えているとKKは自負している。
マレビトには会いたくはねえが妖怪は、なぁ。
油断してはならないが全く敵意の無いヤツも中には居る。故に心の底から困っているというのなら助けになってやりたいところだが──。
「ね、KK。どうしよっか…?」
「…………」
こそっと耳打ちしてくる暁人の言葉にKKは眉間の皺をさらに深くする。どうするも何も。
「悪いが俺達じゃどうもしてやれねぇなぁ」
つい心の声そのままに放った一言に暁人も目の前に居る〈ソレ〉も「ええっ!?」と大きな声を上げた。
『そんな…!私の姿を見て驚かない、引かない方は貴方達だけなのですよ!?どうかご助力頂けませんか!?』
3479マレビトには会いたくはねえが妖怪は、なぁ。
油断してはならないが全く敵意の無いヤツも中には居る。故に心の底から困っているというのなら助けになってやりたいところだが──。
「ね、KK。どうしよっか…?」
「…………」
こそっと耳打ちしてくる暁人の言葉にKKは眉間の皺をさらに深くする。どうするも何も。
「悪いが俺達じゃどうもしてやれねぇなぁ」
つい心の声そのままに放った一言に暁人も目の前に居る〈ソレ〉も「ええっ!?」と大きな声を上げた。
『そんな…!私の姿を見て驚かない、引かない方は貴方達だけなのですよ!?どうかご助力頂けませんか!?』
蒼ずみ
DONEK暁※当社比の生ぬるいすけべがあります
※途中にモブ姦有り
管狐の暁人くんとKKがなんやかんやしてイチャイチャする回。好き勝手に設定を生やしてます。
最後の会話はオマケ。回収しきれてないあれそれについては、目を瞑って頂くかご想像にお任せします😌
オマケ会話で「肌身離さず」を文字通り実行するK暁が出来たのでとても満足 19
リキュール
DONE #毎月25日はK暁デー7月お題【宿題】を書かせていただきました。またも大大大遅刻。
可愛いこと言い出すあきとくんとそんな可愛いやつを甘やかしちゃうけけの話。
美味しいもの食べるあきとくん。
生姜の辛味は何にでも合う気がする。
甘やかしには辛味を足して七月、それはある者にとっては書き入れ時、またある者にとってはただの平日、そして僕らの様な学生にとっては長い夏休みの始まりである。
休みに何しようかと楽しそうに予定を立てる友人たちを横目に僕は頭を抱えていた。
夏は夜に肝試しをする若者が増える季節ということもあってか、禁足地や事故物件が騒がしくなり毎夜KKと共にパトロールに精を出していたのだが、そんなこんなで忙しくしていたので、すっかり忘れていたのだ。
前期の試験やレポートは問題ないが、引き続き後期でも受講する選択科目の講義には宿題が存在することを…!
普通ならば夏休み中にやればいいんだから焦らなくても、なんて思うだろうがこれは資料集めが厄介で、どれも大学の図書館にしか無いようなものばかり。休みに入る前に資料の検討をつけてコピーしなくてはならないのである。ただでさえ難しい科目で前期レポートもギリギリだったのだ、生半可なレポートは出せまい。夏休み中も図書館に来ることはできるが休みには遠出の依頼があるため資料を求めて毎回行くわけにはいかず、できるだけ必要な資料は今のうちにまとめておきたい。それにあわよくばKKとの時間ももっと確保できれば…大丈夫僕ならやれる。
4984休みに何しようかと楽しそうに予定を立てる友人たちを横目に僕は頭を抱えていた。
夏は夜に肝試しをする若者が増える季節ということもあってか、禁足地や事故物件が騒がしくなり毎夜KKと共にパトロールに精を出していたのだが、そんなこんなで忙しくしていたので、すっかり忘れていたのだ。
前期の試験やレポートは問題ないが、引き続き後期でも受講する選択科目の講義には宿題が存在することを…!
普通ならば夏休み中にやればいいんだから焦らなくても、なんて思うだろうがこれは資料集めが厄介で、どれも大学の図書館にしか無いようなものばかり。休みに入る前に資料の検討をつけてコピーしなくてはならないのである。ただでさえ難しい科目で前期レポートもギリギリだったのだ、生半可なレポートは出せまい。夏休み中も図書館に来ることはできるが休みには遠出の依頼があるため資料を求めて毎回行くわけにはいかず、できるだけ必要な資料は今のうちにまとめておきたい。それにあわよくばKKとの時間ももっと確保できれば…大丈夫僕ならやれる。
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DONEお盆ですね!!いかがお過ごしでしょうか!!この2人が出会って約1年経った頃の話になります。
前作幽霊の日の話と時系列的に???となりますが、書いた時期でいうとこっちが先になります。
なのでちょっと辻褄が合わないところがあると思いますが、多めに見ていただけると幸いです。
盆休みの過ごし方「じゃあ、気をつけて行ってきてね」
『おう、一六日には帰るからよ』
八月一三日、盆の入の日。KKは田舎の祖父に会いに行くといって数日暁人の体から抜け出すことになった。繋がりが切れることに不安を覚えた暁人だったが、一度繋がれば戻ることは容易いというKKの言葉を信じて送り出すことにした。それに、KKと入れ違いに両親と麻里があの世から帰ってくる。お互い家族水入らず過ごすのも悪くは無いだろう。
KKが暁人の身体からすっと抜けていき、人魂の形となる。抜ける感覚にやはり少し不安を覚えながらも、それを安心させるようにKKはふよふよと暁人の周りを浮遊する。
『そんな不安そうな顔すんな、ちゃんと帰ってくるからよ』
「…うん、待ってる。行ってらっしゃいKK」
3222『おう、一六日には帰るからよ』
八月一三日、盆の入の日。KKは田舎の祖父に会いに行くといって数日暁人の体から抜け出すことになった。繋がりが切れることに不安を覚えた暁人だったが、一度繋がれば戻ることは容易いというKKの言葉を信じて送り出すことにした。それに、KKと入れ違いに両親と麻里があの世から帰ってくる。お互い家族水入らず過ごすのも悪くは無いだろう。
KKが暁人の身体からすっと抜けていき、人魂の形となる。抜ける感覚にやはり少し不安を覚えながらも、それを安心させるようにKKはふよふよと暁人の周りを浮遊する。
『そんな不安そうな顔すんな、ちゃんと帰ってくるからよ』
「…うん、待ってる。行ってらっしゃいKK」
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TRAINING140字のお題『風邪を理由』でSS練習(ง °Θ°)ว140字に収まってないけど許してください( ˇωˇ )
風邪を理由に暁人が風邪をひいた。日頃から身体には気をつけている方だが、連日の疲労と昨晩の夕立ちでびしょ濡れになって帰ってきた結果、見事な風邪っぴきとなってしまった。
「風邪なんて、久しぶりになったよ……」
体温計で熱を測りながら暁人が困った顔で笑う。
ピピッと計測音が鳴って確認すると、微熱だった。
「ま、このぐらいなら寝てりゃ治るよ」
「うん………あのさ、KK」
「ん?」
「………お粥、作ってくれない?」
確かレトルトのお粥があったはずだな、とKKが立ち上がり台所に向かおうとすると暁人が呼び止めた。
「それと、ちょっと高いアイスと暖かいミルクも飲みたい」
「…あとは?」
「…今日はずっとそばにいて欲しい」
「いつもそばにいるだろ」
642「風邪なんて、久しぶりになったよ……」
体温計で熱を測りながら暁人が困った顔で笑う。
ピピッと計測音が鳴って確認すると、微熱だった。
「ま、このぐらいなら寝てりゃ治るよ」
「うん………あのさ、KK」
「ん?」
「………お粥、作ってくれない?」
確かレトルトのお粥があったはずだな、とKKが立ち上がり台所に向かおうとすると暁人が呼び止めた。
「それと、ちょっと高いアイスと暖かいミルクも飲みたい」
「…あとは?」
「…今日はずっとそばにいて欲しい」
「いつもそばにいるだろ」
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DONEくるっぷに投稿したものをこちらにも!以前書いたひとりぼっちのヒーローと幽霊の相棒加筆修正版になります、2200文字程度増えました。
大まかな展開の変化はありませんが、後半の場面をまるっと変えています。
よろしくお願いいたします〜
ひとりぼっちのヒーローと幽霊の相棒【加筆修正版】「おやすみ、KK」
鳥居を抜けた後、自身の右手から彼の気配が無くなったことに暁人は気がついた。
未練が無くなれば成仏するとKKは言っていたが、彼が宿っていた右手から彼の気配がしないということはもう心残りはないということなのだろう。
全て、終わったのだから。
KKから託されたパスケースを開き、彼の写真をもう一度眺める。笑顔の彼とその家族がそこには映っていた。笑ったらこんな顔をするのかと、つられて暁人も笑顔になった。パスケースをポケットにしまい、暁人は再び前を向く。
「現世に、帰らないと」
暁人は最後の鳥居をくぐり抜けた。
――鳥居を抜けると急に真っ白な光に包まれて、その眩しさに思わず目を閉じる。やがて光が収まり薄らと目を開くと、目の前にはあの夜引き剥がされたKKと再び融合を果たした神社、広川神社があった。
6750鳥居を抜けた後、自身の右手から彼の気配が無くなったことに暁人は気がついた。
未練が無くなれば成仏するとKKは言っていたが、彼が宿っていた右手から彼の気配がしないということはもう心残りはないということなのだろう。
全て、終わったのだから。
KKから託されたパスケースを開き、彼の写真をもう一度眺める。笑顔の彼とその家族がそこには映っていた。笑ったらこんな顔をするのかと、つられて暁人も笑顔になった。パスケースをポケットにしまい、暁人は再び前を向く。
「現世に、帰らないと」
暁人は最後の鳥居をくぐり抜けた。
――鳥居を抜けると急に真っ白な光に包まれて、その眩しさに思わず目を閉じる。やがて光が収まり薄らと目を開くと、目の前にはあの夜引き剥がされたKKと再び融合を果たした神社、広川神社があった。
ことざき
DONE5月の #毎月25日はK暁デー、初参加作品でした。お題:『雨のち晴れ』『水たまり』『母の日』です。
支部にも同じものを投稿していますが、こちらにもあげます。
雨止みを待つ 二人が週末のたびに食事をともにするようになってから、季節がふたつ巡った。
すっきりしない曇天が、夜明け前にとうとう雨に変わった。時計の短針が八の字を過ぎても、カーテンのわずかな隙間から覗く空は薄暗いままだ。
KKはくわりと大口を開けてあくびをすると、緩慢な動きでベッドから起き上がった。
昨日の宵の口に始まったマレビトとの鬼事に決着がついたのは、そろそろ日付変更線を越えようかという頃合いだった。普段からすればかなり早い時刻の決着だったが、そのせいで現場には人の気配が途切れず、かえって後始末に手こずった。人目を引かぬよう満足に暴れられなかった鬱屈もあって眠りは浅く、おかげで今朝は寝不足ぎみだった。
10143すっきりしない曇天が、夜明け前にとうとう雨に変わった。時計の短針が八の字を過ぎても、カーテンのわずかな隙間から覗く空は薄暗いままだ。
KKはくわりと大口を開けてあくびをすると、緩慢な動きでベッドから起き上がった。
昨日の宵の口に始まったマレビトとの鬼事に決着がついたのは、そろそろ日付変更線を越えようかという頃合いだった。普段からすればかなり早い時刻の決着だったが、そのせいで現場には人の気配が途切れず、かえって後始末に手こずった。人目を引かぬよう満足に暴れられなかった鬱屈もあって眠りは浅く、おかげで今朝は寝不足ぎみだった。
鯖目ノス
DONEずっと書こうとして書けてなかった破戒系悪魔祓い×訳ありシスター見習い(♂)のK暁誰得だよと思われても仕方ない出来ですが私が読みたかったから書いただけの私得パロなので許してほしい 31761
ポテトゾンビ
DONE #毎月25日はK暁デー3代目運営様の間(2023年4月〜2024年3月)のK暁デー作品置き場。
4代目以降のデー作品置き場→ https://poipiku.com/2857944/10163823.html
2023年3月分までのデー作品置き場→ https://poipiku.com/2857944/8535186.html 15
もちこの本棚📖
DONE幽霊の日に間に合わなかったけど⊂(^ω^)⊃セフセフ短くするつもりが長くなってしまい申し訳……
幽霊シリーズ、色んな方から感想とか反応いただけてとっても嬉しいです…☺️
最初の話のアンサー的な感じで書きました、つ、伝われーッ
幽霊の日の話「今日って、幽霊の日なんだって」
『ほー。よく知ってるな?』
「だから、KKの日でもいいなぁって思って」
今日はちょっとお供え物も豪華にしたよ?と机にビールや暁人が作ったおつまみ、お菓子、それに食後の一服用にとタバコが置かれた。
「気になってちゃんと起源も調べたんだよ」
『偉いな、知識を得ることは良い事だよ』
うんうん、と横でふよふよ浮いているKKが頷く。
「まぁ、僕がたくさん食べたいから付き合ってもらおうと思ってね?」
金曜日の夜だからいいよね、と先にKKの分の缶ビールを開けて向かいの席に置き、その後自分の缶ビールも開ける。いつの間にかKKが姿を現せるようになってからというもの、お供えスタイルから向かい合って一緒に食べるような食卓スタイルに変えた。以前KKが「これじゃお供え物じゃねぇな」と言ったが「僕からKKへのお供え物って名目だったら問題ないだろ?」と暁人は笑って返した。
2558『ほー。よく知ってるな?』
「だから、KKの日でもいいなぁって思って」
今日はちょっとお供え物も豪華にしたよ?と机にビールや暁人が作ったおつまみ、お菓子、それに食後の一服用にとタバコが置かれた。
「気になってちゃんと起源も調べたんだよ」
『偉いな、知識を得ることは良い事だよ』
うんうん、と横でふよふよ浮いているKKが頷く。
「まぁ、僕がたくさん食べたいから付き合ってもらおうと思ってね?」
金曜日の夜だからいいよね、と先にKKの分の缶ビールを開けて向かいの席に置き、その後自分の缶ビールも開ける。いつの間にかKKが姿を現せるようになってからというもの、お供えスタイルから向かい合って一緒に食べるような食卓スタイルに変えた。以前KKが「これじゃお供え物じゃねぇな」と言ったが「僕からKKへのお供え物って名目だったら問題ないだろ?」と暁人は笑って返した。