ヒュンケル
simasimadayone
DONEオレの天使を傷つけた礼は!ヒュンマフェス・リラン作品
氷魔塔姫抱っこ救出後ifです。
マァムの頬の傷に気づいたヒュンケルは…⁉︎
ヒュンマの2人は至って真面目ですが、そんな2人の世界をまともに浴びる敵味方たち…。
ガーゴイルFが私のお気に入りです…☺️ 5
simasimadayone
DONEヒュンマフェス・リラン作品・氷魔塔姫抱っこ
別に展示した漫画「オレの天使を傷つけた礼は!」の表紙のイメージです。
・生涯の誓いと天使の愛
鬼岩城戦にて誓いを立てたヒュンケルと、恥じらいつつも嬉しそうなマァムです。
・地底魔城の膝枕
過去作ですがお気に入りのため登録しました。 3
ムーンストーン
DONEダイの大冒険 ハドアバ前提のアバン○にネタですご注意ください。バーン大戦から数十年後にアバンの最後を看取るヒュンケルと、地上の人間とモンスターの後を託されたダイとポップです。
待つ人と待たれる人、待っているはずの人たちを綴りました。
もう数時間でダイ大アニメが最終回を迎えるかと思うと一睡もできないのでこのテンションのままアップします! 10769
Jeff
DOODLEお題:「髪」事後の憂鬱。
(捏造設定です)
#LH1dr1wr
ワンドロワンライ参加作品
2022/10/09
Beast うつ伏せたままの白い背から、ゆっくりと体を引き剥がす。
粘着質な何かが二人の間に糸を引く、淫らな錯覚と共に。
すでに汚れ切ったブランケットを引き寄せ、なるべく清潔な一角を使って、恋人の身体から体液を拭き取っていく。
だらしなく投げ出された四肢をそのままに愛でて、柔らかい尻に散った噛み跡をなぞり、数日は残りそうな腰の圧迫痕を密かに撫でる。
湿った大腿をざっと綺麗にしてやってから、脊椎の凹凸に静かに唇を寄せた。
一つ一つにキスを落とし、甘く苦い皮膚を味わいながら、首筋まで登っていく。
意識の無い恋人が、小さく喃語のような音を出した。軽いハミングで答えて、銀糸のような髪の生え際に指を通す。
顔を離して、大きく息をつき、彼の後ろ髪をかき分ける。
990粘着質な何かが二人の間に糸を引く、淫らな錯覚と共に。
すでに汚れ切ったブランケットを引き寄せ、なるべく清潔な一角を使って、恋人の身体から体液を拭き取っていく。
だらしなく投げ出された四肢をそのままに愛でて、柔らかい尻に散った噛み跡をなぞり、数日は残りそうな腰の圧迫痕を密かに撫でる。
湿った大腿をざっと綺麗にしてやってから、脊椎の凹凸に静かに唇を寄せた。
一つ一つにキスを落とし、甘く苦い皮膚を味わいながら、首筋まで登っていく。
意識の無い恋人が、小さく喃語のような音を出した。軽いハミングで答えて、銀糸のような髪の生え際に指を通す。
顔を離して、大きく息をつき、彼の後ろ髪をかき分ける。
Jeff
DOODLEお題:食べる#LH1dr1wr
1時間少し超えてしまいました、字数が多くすみません。
なぜか毎朝、卵料理を作るラー。
(ラーヒュンワンドロワンライ参加作品)
2022/09/28
Eggs「見ろ、ラーハルト」
ヒュンケルが寝室から声を張る。
ラーハルトはスープを煮立てる火を弱め、ことさら面倒くさそうに、彼が横たわるベッドに向かった。
「なんだ、朝から。いや、そもそも、きちんと起きて手伝わんか、この怠惰なごくつぶしめ」
「俺は休日だ。忘れたのか。それより、この本、古代の魔導書かと思ったのだが」
サイドテーブルには、昨日仕入れてきた古書が山積みになっている。寝転がったままのヒュンケルが、そのうちの一冊を指し示した。
擦り切れた印刷で、黄色っぽい楕円形がうずたかく積まれている、なんとも緊張感のない表紙。
「訳してみたら、全然違った。卵料理のレシピ集だった」
「だろうな」
見ればわかる気がするが。
5216ヒュンケルが寝室から声を張る。
ラーハルトはスープを煮立てる火を弱め、ことさら面倒くさそうに、彼が横たわるベッドに向かった。
「なんだ、朝から。いや、そもそも、きちんと起きて手伝わんか、この怠惰なごくつぶしめ」
「俺は休日だ。忘れたのか。それより、この本、古代の魔導書かと思ったのだが」
サイドテーブルには、昨日仕入れてきた古書が山積みになっている。寝転がったままのヒュンケルが、そのうちの一冊を指し示した。
擦り切れた印刷で、黄色っぽい楕円形がうずたかく積まれている、なんとも緊張感のない表紙。
「訳してみたら、全然違った。卵料理のレシピ集だった」
「だろうな」
見ればわかる気がするが。
natukimai
DOODLE誇りの一番弟子さん展示品!ヒュンケルとアバンでお墓参りです!二人でいちゃこらして「お父さん、これがオレの嫁です!」的な
晴れたらいいね 荒涼とした大地。遠くでは雷の音が耐えなかった。
自分は名もない、体も影すらもない存在のまま、しかし、ここに在るという意識のままに「それ」は空中を漂っていた。
「お前、意識があるのか!?」
突然に声を掛けられ、風任せとはいえ、ある程度は自分で制御出来ていた動きが止まる。
「あるんだろ? 意識。なるほどーこれが――種、か」
その声は近付いてきて、ないのかあるのか分からない自分の体を触ろうとし、しかし、文字通り霧散してしまうことに不満を述べた。
「目、開けろよ」
目? それは何だろう。
「目だよ、目。魔力が足りないなら、ボクの力を分けてあげるから」
途端、自分の核へと流れ込んでくる強大な魔力。〈目〉を開けるどころか、自分が消し飛んでしまう。私は咄嗟に根を張り、その場に留まると面白おかし気な声が届いて「腹ただしくなる」……そうか、これが怒りの感情か。
6073自分は名もない、体も影すらもない存在のまま、しかし、ここに在るという意識のままに「それ」は空中を漂っていた。
「お前、意識があるのか!?」
突然に声を掛けられ、風任せとはいえ、ある程度は自分で制御出来ていた動きが止まる。
「あるんだろ? 意識。なるほどーこれが――種、か」
その声は近付いてきて、ないのかあるのか分からない自分の体を触ろうとし、しかし、文字通り霧散してしまうことに不満を述べた。
「目、開けろよ」
目? それは何だろう。
「目だよ、目。魔力が足りないなら、ボクの力を分けてあげるから」
途端、自分の核へと流れ込んでくる強大な魔力。〈目〉を開けるどころか、自分が消し飛んでしまう。私は咄嗟に根を張り、その場に留まると面白おかし気な声が届いて「腹ただしくなる」……そうか、これが怒りの感情か。
dosukoi_hanami
MENU誇りの一番弟子開催おめでとうございます㊗️ありがとうございます!ちびヒュンケルと先生が、出会って半年くらいのお話。
ヒュンケルの大切なものを、先生も一緒に大切にしようとしたのではないか思い描きました。 13
下町小劇場・芳流
MEMO以前ふせったーに載せた師弟考察ヒュンケル&アバン。これは、92話「天地魔闘の構え」でのアバンの「誇りです」を中心に書いたもの。師弟考察②ヒュンケル&アバン 「誇りです」の解釈92話「天地魔闘の構え」でのアバンの「誇りです」を振り返る。かなり主観が入りまくっているので、ご注意ください。
令和アニメでは、ヒュンケル視点だったので、アバンがなぜこの言葉を選んだのかは、はっきりと描写されなかった気がする。
そこで、語られなかったアバン視点を考えてみた。
以前も書いたが、アバンにとってヒュンケルは、一番弟子というだけではなく、特殊な立ち位置の弟子だ。
それは、世界を救った勇者アバンが、その救った世界と引き換えに、不幸にしてしまった少年がヒュンケルだということ。
この世界の矛盾を一身に引き受けてしまったわずか6歳の少年を、16歳だった勇者アバンは一番弟子として引き取り、育てることを決意した。
1159令和アニメでは、ヒュンケル視点だったので、アバンがなぜこの言葉を選んだのかは、はっきりと描写されなかった気がする。
そこで、語られなかったアバン視点を考えてみた。
以前も書いたが、アバンにとってヒュンケルは、一番弟子というだけではなく、特殊な立ち位置の弟子だ。
それは、世界を救った勇者アバンが、その救った世界と引き換えに、不幸にしてしまった少年がヒュンケルだということ。
この世界の矛盾を一身に引き受けてしまったわずか6歳の少年を、16歳だった勇者アバンは一番弟子として引き取り、育てることを決意した。
下町小劇場・芳流
MEMO以前、ふせったーであげたヒュンケル&アバンの師弟考察。ふたりの「救済」について。
師弟考察①ヒュンケル&アバン ふたりの「救済」についてヒュンケルはダイのネガとして作られた存在だろうとは思っている。つまり、ダイを裏返した存在。めぐりあわせによっては、こういう運命をたどっていたであろう、ダイの持っていたもう一つの裏の可能性。それが、ダイから見たヒュンケルだと思う。
だけど、アバンを通してみると、もっと違う側面がある。
何度も書いたけど、世界を救ったはずのアバンが救いきれなかった少年が、一番弟子であるヒュンケルというこの皮肉というか、苦悩。子どもは世界の宝だと語り、子どもたちの未来のために戦ってきたのが、勇者としてのアバンだった。そのアバンが世界を救った引き換えに、たった一人の家族を奪って不幸にしてしまった少年が、ヒュンケルなのだ。
アバンの願った「戦火の中で生まれた子どもこそ平和に生きるべき」と思った子どもたちの中には、ヒュンケルもいたはずなのだ。
642だけど、アバンを通してみると、もっと違う側面がある。
何度も書いたけど、世界を救ったはずのアバンが救いきれなかった少年が、一番弟子であるヒュンケルというこの皮肉というか、苦悩。子どもは世界の宝だと語り、子どもたちの未来のために戦ってきたのが、勇者としてのアバンだった。そのアバンが世界を救った引き換えに、たった一人の家族を奪って不幸にしてしまった少年が、ヒュンケルなのだ。
アバンの願った「戦火の中で生まれた子どもこそ平和に生きるべき」と思った子どもたちの中には、ヒュンケルもいたはずなのだ。
asamag108
TRAININGダイラー未満。主従の情しかないつもりだったのに、ダイ様が自分を好きらしいと知って急にすごく意識してしまう部下の話。前半:悪友的なラーハルトとヒュンケル
後半:様子のおかしいラーハルトと通常運転のダイ様 6793
ranatitia
DOODLE色々ダメなおヒュンです!あっ!石を投げないで💦フォロワーさんのこちらの呟きから。
ヒュンケルの装備:『裸』族の槍
https://twitter.com/6jd2l/status/1567515716508844035?s=21&t=jalZYBU8iUPeb4St2_P0gA
Jeff
DOODLE少年期HyunとMst
完全に妄想です。
それと、あのまきまきについて。
2022/08/31
In The Dark「痛そうだね」
と、ドラキーが言う。
ヒュンケルは無言で両腕の包帯を巻き取っていく。
「怪我をしているわけではないんだ」
ぽつりとつぶやく。全て外してしまうと、道具袋をまさぐって新品を取り出した。
「だったら、なんでそんなの着けているの?」
と、好奇心旺盛なドラキー。
通りすがりのくせに、しかもモンスターのくせに、ヒュンケルに対して警戒心が乏しい。出自は魔物だと自認する少年の、特有の匂いのせいかもしれないが。
「ねえ、なんで巻いているの?」
ぱたぱた飛び回るドラキーを、首をすくめて避ける。
「お前に関係ないだろ」とヒュンケルが言う。
「うん、関係ないよ。でも、それって関係ある?」とドラキー。
もっともだ。
2717と、ドラキーが言う。
ヒュンケルは無言で両腕の包帯を巻き取っていく。
「怪我をしているわけではないんだ」
ぽつりとつぶやく。全て外してしまうと、道具袋をまさぐって新品を取り出した。
「だったら、なんでそんなの着けているの?」
と、好奇心旺盛なドラキー。
通りすがりのくせに、しかもモンスターのくせに、ヒュンケルに対して警戒心が乏しい。出自は魔物だと自認する少年の、特有の匂いのせいかもしれないが。
「ねえ、なんで巻いているの?」
ぱたぱた飛び回るドラキーを、首をすくめて避ける。
「お前に関係ないだろ」とヒュンケルが言う。
「うん、関係ないよ。でも、それって関係ある?」とドラキー。
もっともだ。
Jeff
DOODLEメレンゲみたいに幸せな二人の日常。俺の魔法使い。
2022/08/24
Cupcake「……え?」
もと魔王軍幹部とは思えない、わたあめみたいな返事に、少年は何度目かのため息をつく。
「だから。卵をかき混ぜる時には、こっちの道具を使うんだって。それは、スープを掬うためのもの」
「ああ」
ヒュンケルは慌てて、目の前のボウルに注意を戻す。しかし、粉と卵の塊を呆然と突っつきながら、視線はすぐに窓の外へと飛んでいく。
「もう。教えてくれって言うから準備したのにさ」
「……ああ、すまない。どこまで教わっただろうか」
「もういいよ、今日はやめとこ。またちゃんと教えてあげるからさ」
「悪かった。なぜだろう、朝からどうも頭がはっきりしなくて……いや、もう一度お願いしたい。バターを溶かして、それから」
「うん、多分ヒュンケル様はお料理に向いていないよ」
5904もと魔王軍幹部とは思えない、わたあめみたいな返事に、少年は何度目かのため息をつく。
「だから。卵をかき混ぜる時には、こっちの道具を使うんだって。それは、スープを掬うためのもの」
「ああ」
ヒュンケルは慌てて、目の前のボウルに注意を戻す。しかし、粉と卵の塊を呆然と突っつきながら、視線はすぐに窓の外へと飛んでいく。
「もう。教えてくれって言うから準備したのにさ」
「……ああ、すまない。どこまで教わっただろうか」
「もういいよ、今日はやめとこ。またちゃんと教えてあげるからさ」
「悪かった。なぜだろう、朝からどうも頭がはっきりしなくて……いや、もう一度お願いしたい。バターを溶かして、それから」
「うん、多分ヒュンケル様はお料理に向いていないよ」
simasimadayone
DONEアナログ・ヒュンマチャレンジ!ネイル村の結婚式でね、村人たちと一緒にアイリッシュダンスするんだ…。ヒュンケルは踊りを知らないんだけど、マァムのリードで段々踊れるようになって、2人で弾ける笑顔を見せるんだ…。
…早く結婚してくれ!!!! 2
Jeff
DOODLE奪われたから、今度は、こっちが奪おう。2022/08/22
Hope ほとんど上下していないヒュンケルの胸を、じっと見つめる。
汗まみれで横たわる彼の相棒は、浅い眠りに落ちている。
小一時間程熱に魘され、消えない痛みに身を捩りながらのたうって、ようやく静かになったところだ。
ラーハルトはサイドテーブルに肘をついて、片手で自分の額を覆う。
脳に巣食った重たい霧を、この掌に吸い取ってしまえたら。
気を取り直して立ち上がると、古いランプに火を灯した。寝室の窓を閉めようとして、低く垂れさがった曇天に目をやる。
雨になりそうだ。
――潮時だ。
ヒュンケルも、良く分かっているはずだった。
「置いて行け、その時は」
と、当然のように、彼は言った。
二人の歩調は、最初に旅立ったときよりも、ほんの少し緩やかになっている。休息や食事のタイミングも変わった。
3034汗まみれで横たわる彼の相棒は、浅い眠りに落ちている。
小一時間程熱に魘され、消えない痛みに身を捩りながらのたうって、ようやく静かになったところだ。
ラーハルトはサイドテーブルに肘をついて、片手で自分の額を覆う。
脳に巣食った重たい霧を、この掌に吸い取ってしまえたら。
気を取り直して立ち上がると、古いランプに火を灯した。寝室の窓を閉めようとして、低く垂れさがった曇天に目をやる。
雨になりそうだ。
――潮時だ。
ヒュンケルも、良く分かっているはずだった。
「置いて行け、その時は」
と、当然のように、彼は言った。
二人の歩調は、最初に旅立ったときよりも、ほんの少し緩やかになっている。休息や食事のタイミングも変わった。
コノハ(happanical)
DONEスシ・レストランオールキャラのわちゃわちゃです。日常回大好き!
スシ・レストランここはギルドメイン大陸東岸のとある港町。ダイとポップ、そして城を抜け出したレオナは、中心部から少し離れたところに構える寿司店を訪れていた。
手渡されたメニューには親切心なのか単にデザイン上の都合か、魚の生体を背景に、新鮮そうな彩りで寿司が描かれている。
(…姫さんはともかく、ダイのやつ、寿司なんか食べたこと無ぇだろうな…まあそういうおれだって、いつかの誕生日祝いで食べたきりなんだけどよ…)
「おいダイ、コーンマヨとか手巻きナットーはどうだ?」
緊張した面持ちで店内を見渡したあとポップは、メニューの魚の群泳をまじまじと見つめるダイに語りかけた。
「おれ、このマチを頼むよ!」
「ま、マチ?」
魚の1匹を指差して、ダイはきっぱりと告げた。
1997手渡されたメニューには親切心なのか単にデザイン上の都合か、魚の生体を背景に、新鮮そうな彩りで寿司が描かれている。
(…姫さんはともかく、ダイのやつ、寿司なんか食べたこと無ぇだろうな…まあそういうおれだって、いつかの誕生日祝いで食べたきりなんだけどよ…)
「おいダイ、コーンマヨとか手巻きナットーはどうだ?」
緊張した面持ちで店内を見渡したあとポップは、メニューの魚の群泳をまじまじと見つめるダイに語りかけた。
「おれ、このマチを頼むよ!」
「ま、マチ?」
魚の1匹を指差して、ダイはきっぱりと告げた。
コノハ(happanical)
DONE怪談オールキャラのわちゃわちゃです。アニメの文化祭回のノリで書きました。
怪談ーーー戦いから数年後、一同はカールのハロウィンイベントで行う肝試しのトライアル要員として集められたーーー
カール近郊の森にて一同が注目するなか、コホン、と軽く咳払いをするとアバンが説明を始めた。
「えー、我がカール王国のハロウィンでは、肝試しが恒例となっています。今日はその予行演習なワケですが、クジで決まった男女のペアで、森の中を歩いてゴールまでたどりついてもらいます。」
「途中、モンスターに扮した人々が脅かしてくるので、びっくりしたらお菓子をあげてくださいね。」
…ごく普通の街の人々だから、絶対倒しちゃあダメですよ、とアバンは何名かに視線を送った。
「それでは皆さんお待ちかね、クジ引きタイムです!!」
1番手を引き当てたポップとエイミは、ランプひとつの灯りを頼りに砂利道を進んでいた。
3118カール近郊の森にて一同が注目するなか、コホン、と軽く咳払いをするとアバンが説明を始めた。
「えー、我がカール王国のハロウィンでは、肝試しが恒例となっています。今日はその予行演習なワケですが、クジで決まった男女のペアで、森の中を歩いてゴールまでたどりついてもらいます。」
「途中、モンスターに扮した人々が脅かしてくるので、びっくりしたらお菓子をあげてくださいね。」
…ごく普通の街の人々だから、絶対倒しちゃあダメですよ、とアバンは何名かに視線を送った。
「それでは皆さんお待ちかね、クジ引きタイムです!!」
1番手を引き当てたポップとエイミは、ランプひとつの灯りを頼りに砂利道を進んでいた。
コノハ(happanical)
DONE後悔原作終了後の話。
ラーハルトとヒュンケルの旅の終わりです。
後悔後悔などしない。力を尽くしたのだから。
だが、実を結ばなかったこの道のりに、意味はあるのだろうか。
「エイミは宿に送ってきた。酔いが回ったから先に休む、そうだ」
「そうか」
「……気をつかったんだろうな」
ギルドメイン山脈北方の街の小さなバーで、ラーハルトとヒュンケルはグラスを交わした。旅の中で何度となく繰り返された光景だが、今夜は特別な意味を持っている。
明日、ラーハルトは魔界に旅立つ。ポップ、それにクロコダインとともに。
大魔王バーンとの戦いからもうすぐ4年。地上の隅々まで巡りダイの行方を探ってきたが、発見には至らなかった。しかしながら、捜索は先日大きく進展を見せた。失われた古代秘術を封じた勾玉に呼応して、ダイの剣の宝玉がギルドメイン山脈を示して光ったのだ。
3589だが、実を結ばなかったこの道のりに、意味はあるのだろうか。
「エイミは宿に送ってきた。酔いが回ったから先に休む、そうだ」
「そうか」
「……気をつかったんだろうな」
ギルドメイン山脈北方の街の小さなバーで、ラーハルトとヒュンケルはグラスを交わした。旅の中で何度となく繰り返された光景だが、今夜は特別な意味を持っている。
明日、ラーハルトは魔界に旅立つ。ポップ、それにクロコダインとともに。
大魔王バーンとの戦いからもうすぐ4年。地上の隅々まで巡りダイの行方を探ってきたが、発見には至らなかった。しかしながら、捜索は先日大きく進展を見せた。失われた古代秘術を封じた勾玉に呼応して、ダイの剣の宝玉がギルドメイン山脈を示して光ったのだ。
himeka_hp
DONE相互様より、リクエストです!ほのぼのカワイイ系!!
ちょっとギャグっぽい最後はしっとりな全然違う内容になってしまいましたすみません!
不眠症なヒュンケルがポップに膝枕してもらう話です。
眠りに落ちた眠り姫「ポップ…頼みがあるのだが…」
いきなり現れた長兄であるヒュンケルが、また突拍子も無いことを言ってきた。
まあ、二人は恋人関係にあるのだから、いつかはするんだろうなあ、と思っていた事でもあるから、ポップは、二つ返事で引き受けた。
それは、膝枕である。
男であるポップの足なのだから、柔らかくはないし多分硬いはずだから寝心地は良くはないだろう。だが、ヒュンケルは、頑なに「膝枕を」「膝枕してくれ」と最後には懇願するようになり、ポップも段々と、引き気味に引き受けたのは内緒だ。
「とりあえず、部屋ん中入れよ、入口に突っ立ってないでよ」
「ああ…そうさせてもらおう」
とりあえず、部屋の中へとヒュンケルを招き入れ、椅子に座らせた。その間に、中へと引っ込んでいたポップは、温かい飲み物でも、と用意してあったとあるお茶を入れてヒュンケルの前にカップをおいた。
2174いきなり現れた長兄であるヒュンケルが、また突拍子も無いことを言ってきた。
まあ、二人は恋人関係にあるのだから、いつかはするんだろうなあ、と思っていた事でもあるから、ポップは、二つ返事で引き受けた。
それは、膝枕である。
男であるポップの足なのだから、柔らかくはないし多分硬いはずだから寝心地は良くはないだろう。だが、ヒュンケルは、頑なに「膝枕を」「膝枕してくれ」と最後には懇願するようになり、ポップも段々と、引き気味に引き受けたのは内緒だ。
「とりあえず、部屋ん中入れよ、入口に突っ立ってないでよ」
「ああ…そうさせてもらおう」
とりあえず、部屋の中へとヒュンケルを招き入れ、椅子に座らせた。その間に、中へと引っ込んでいたポップは、温かい飲み物でも、と用意してあったとあるお茶を入れてヒュンケルの前にカップをおいた。
Jeff
DOODLE旅の空と片思い。異国の夕食。
20220804
Lime...
「違う。その平たいやつに、野菜や肉を乗せる」
とラーハルトが呆れたように言う。
『平たいやつ』をフォークできちんと畳んで口に放り込んだばかりのヒュンケルは、どうしていいかわからず、そのままむしゃむしゃ平らげた。
「先に言ってくれ」
不味くはないが、どうりで、素朴な穀物の味しかしなかった。
「見ればわかるだろう、普通」
と、ラーハルトが酒場のテーブルに盛られた色とりどりの野菜と、良く煮込まれた肉の塊を手早く取り分ける。そのまま薄いパンのような皮に乗せて巻くと、一口齧った。
そして思い出したように、エメラルドみたいに輝くライムを取ると、すぱりとナイフで両断する。数滴振りかけて、また残りを頬張った。
3046「違う。その平たいやつに、野菜や肉を乗せる」
とラーハルトが呆れたように言う。
『平たいやつ』をフォークできちんと畳んで口に放り込んだばかりのヒュンケルは、どうしていいかわからず、そのままむしゃむしゃ平らげた。
「先に言ってくれ」
不味くはないが、どうりで、素朴な穀物の味しかしなかった。
「見ればわかるだろう、普通」
と、ラーハルトが酒場のテーブルに盛られた色とりどりの野菜と、良く煮込まれた肉の塊を手早く取り分ける。そのまま薄いパンのような皮に乗せて巻くと、一口齧った。
そして思い出したように、エメラルドみたいに輝くライムを取ると、すぱりとナイフで両断する。数滴振りかけて、また残りを頬張った。
asamag108
DOODLEバニーの日かつパンツの日なので両方を合体させねばならないと思ったのです…。付き合っているのかどうかはよく分からないラーとヒュンinモンスターだけの集落。
バニーになったりパンツ盗まれたりするラーがいます。
2022/08/02 6193
simasimadayone
DONEサマスタヒュンマ、ヒュンケルもできました!「この花、お前によく似合うな…」のヒュンです。
彼シャツマァムと対のイメージ。
切り慣れてきたスイカも切ってあげちゃうよ!
最後の一枚は、去年の指描きを放置してたやつ。貝殻と足跡。
ちょうどいいので渚ヒュンマコレクションに納めておきます。 4
nume_numeri
DONEラーハルトとヒュンケルの話。エロ無し健全。
原作後の話になるのでネタバレご注意ください。
灰と燃えさし思えば、その日は朝からろくな事がなかった。
愛用の毛皮には虫が湧き、道具袋の留めは壊れ、携行食にはカビが生えていた。もともと運勢などは信じないほうだが、ここまで不運が続くなら慎重になった方がよかったのかもしれない。
きっかけは、ちょっとした近道だった。
長く曲がった道を省略するために草地を突っ切った後、ヒュンケルが体調を崩すまで数時間もかからなかった気がする。おそらく草地に埋もれて足元がよく見えなかったのだろう、鋭い草や木板の釘で足を切ると、そこから病魔が入るのだと聞いたことがある。
足取りもおぼつかない友の肩をかつぎ、手頃な廃屋に寝かせてよくよく症状を問いつめてみれば、それらしい切り傷と高熱が想定した病と合致した。
2848愛用の毛皮には虫が湧き、道具袋の留めは壊れ、携行食にはカビが生えていた。もともと運勢などは信じないほうだが、ここまで不運が続くなら慎重になった方がよかったのかもしれない。
きっかけは、ちょっとした近道だった。
長く曲がった道を省略するために草地を突っ切った後、ヒュンケルが体調を崩すまで数時間もかからなかった気がする。おそらく草地に埋もれて足元がよく見えなかったのだろう、鋭い草や木板の釘で足を切ると、そこから病魔が入るのだと聞いたことがある。
足取りもおぼつかない友の肩をかつぎ、手頃な廃屋に寝かせてよくよく症状を問いつめてみれば、それらしい切り傷と高熱が想定した病と合致した。
Jeff
TRAINING彼の聖域、小さな書室。情動理論的迷宮に片足をつっこむヒュンと、面倒くさくてもとりあえず聞いてくれるラーとの、ある日の夕暮れの会話。
ふたたび旅立つ前、まだ王宮住まいの二人。(個人の妄想です)
Sanctum 王宮の巨大な図書館は、お気に入りの隠れ場所だった。
誰も読めなかった古代の魔導書も、真偽不明な歴史書も、ヒュンケルにとっては宝の山だ。しかも、滅多に人と会わないで済む。
修行と称して身体を苛め抜く時間が否応なく減ってしまった今、同程度の熱意を傾けて頭脳を酷使できる場所が見つかった。
これでだいぶ生活のバランスが取れるようになった、と本人は納得している。
しかし、何日も書庫に籠るヒュンケルを見かねたのか(あるいは単に目の届く範囲に引っ張り出したかったのか)、女王の指示で書斎をあてがってくれることになった。
久しく使われていなかった楽団の物置。彼専用の読書室に改造せよ、という、大掃除も兼ねた指令だ。
5750誰も読めなかった古代の魔導書も、真偽不明な歴史書も、ヒュンケルにとっては宝の山だ。しかも、滅多に人と会わないで済む。
修行と称して身体を苛め抜く時間が否応なく減ってしまった今、同程度の熱意を傾けて頭脳を酷使できる場所が見つかった。
これでだいぶ生活のバランスが取れるようになった、と本人は納得している。
しかし、何日も書庫に籠るヒュンケルを見かねたのか(あるいは単に目の届く範囲に引っ張り出したかったのか)、女王の指示で書斎をあてがってくれることになった。
久しく使われていなかった楽団の物置。彼専用の読書室に改造せよ、という、大掃除も兼ねた指令だ。
simasimadayone
DONEねこたさんに、私がリクエストした「潮風で甘さが増した🍉を食べて、甘いな…とマァムに微笑むヒュンケル」のお話を書いていただきまして、めちゃくちゃ甘くて最高だったので、その一幕を描かせていただきました!マァムの手についた🍉の汁を味わうヒュンケルです✨
ねこたさんのお話は下記リンクにて😚✨
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17987394
かのん
DONESommerfugl~蝶々~ちょっと妖艶な雰囲気のある黒い蝶に、ヒュンケルとマァムの秘めた本心が引き出される、という画が浮かんで書いてみました。映像が浮かぶような文章を目指したつもり…です(^^;)
北欧の作曲家・グリーグの同名のピアノ曲のイメージも交えて書いています。 10
komaya13hm
MENU❷スターフェス展示作品〖French Kiss〗
(若干のR18表現アリ⚠)
以前Twitterにあげた、
「すれ違いざまにマァムの耳元でボソッと「今晩抱くぞ」と宣告するヒュンケル」の続きとして描いたものの、力尽きて放置してたものです;キス止まりですがこちらで供養します。
余談ですが、調べたら英語ではFrenchKissがディープキスのことだそうです。知らなかった! 2
simasimadayone
DONEヒュンマ・スターフェス作品④「こんなコマあったかな?」
私、こんなコマ見た気がするんですよー。
何となくいい感じの2人にずっとヤキモキしてたけど、ヒュンケルがついに言った!!って興奮したなー。誰に言ってたっけ…。
(ネタです) 2
Jeff
TRAINING涼しくなるお話を目指したかったです。二人のちいさなバカンス。
Midsummer 王都郊外。オークと白樺の混じり合う、かぐわしい夏の森。
降り注ぐ陽が、燃える緑を通り抜けて小川に注ぎ、宝石のような川魚の鱗をきらめかせる。
樹齢幾千年の高木に寄り添う古い小屋。その屋根から、リズミカルな槌の音が響く。
器用に板を打ち付けているのはラーハルトだ。
偶然見つけた隠れ家を修繕し、盛夏を涼しく過ごそうという計画は悪くなかった。だが、ヒュンケルはもっぱら周囲を散策しており、ラーハルトがほぼ全ての作業をてきぱきこなしている。不器用かつおおざっぱな元魔剣戦士は、大工仕事に恐ろしく向いていなかったのだ。
「ラーハルト」
切羽詰まったような呼び声。半魔の戦士は地上を振り返り、相棒の姿をみとめて眉をしかめる。「……一体なにごとだ」
3453降り注ぐ陽が、燃える緑を通り抜けて小川に注ぎ、宝石のような川魚の鱗をきらめかせる。
樹齢幾千年の高木に寄り添う古い小屋。その屋根から、リズミカルな槌の音が響く。
器用に板を打ち付けているのはラーハルトだ。
偶然見つけた隠れ家を修繕し、盛夏を涼しく過ごそうという計画は悪くなかった。だが、ヒュンケルはもっぱら周囲を散策しており、ラーハルトがほぼ全ての作業をてきぱきこなしている。不器用かつおおざっぱな元魔剣戦士は、大工仕事に恐ろしく向いていなかったのだ。
「ラーハルト」
切羽詰まったような呼び声。半魔の戦士は地上を振り返り、相棒の姿をみとめて眉をしかめる。「……一体なにごとだ」
ImmortalWindil
DONEヒュンエイちゃん140字SS。拙いけど頑張りました。旅の途中で親密になった2人。
エイミさんがヒュンケルを追いかけてきた本当の訳は…
※暗い話です。
書いた人がヒュンエイのつもりなのでヒュンエイです。
n_tamakizu
MEMO文字起こし協力ねこたさん芳流さん“小松「マァムってまだ恋というものが自覚がない。
自覚のない愛もあったんですよね。(中略)
この時点でマァムもヒュンケルに対してこれがどういう気持ちなのかまだなんにも気づいていない」
関「その後なんとなく気付いていくみたいな」
小松「そうですね。
やっぱり違うぞこれの胸の高鳴りは」”
引用元
ダイ好きTV#71 2022年6月4日公開 4
n_tamakizu
MEMOダイ好きTVでヒュンマ民に激震走る。文字起こし聖母達ねこたさん、芳流さん
DMでの公開はねこたさんから許可済み
“異性として好きな感じもありつつ、ここの段階でまだ、ヒュンケルから見ると聖母というくらいだから愛なんですけど、演技の愛とか恋愛の恋とかって切り替えとかってありますか?”
引用元
ダイ好きTV#71 2022年6月4日公開
39:00〜
サイトーブイさんから小松さんへ 5
sangurai3
DONEポプマWebオンリー「ぽぷまつり202206」参加作品本編後。ポップに対して言葉にできない想いを抱くマァムが、色々な人との関わりを通じて答えを見つける話。
拙作CP話にしては登場キャラ多数。レオナ・メルル・エイミ・マリン・ヒュンケル・ラーハルトが出てきます。
その代わり?ポップほとんど出てきません。すいません。
訳が分からないなりに、全力で書いたポプマです。
飛べなければ跳べばいい 城の中庭でポップが宙に浮いている。傍らにいるのは三賢者たち。彼らは今トベルーラの特訓をしている。得意分野に偏らず、より幅広く魔法を使いこなせるようになるべきと大戦後も修行を続けているのだ。そしてポップはパプニカに戻るたび彼らの特訓に付き合っている。
ふわふわと浮かぶエイミの横に並び、ポップは何かを伝える。頷いたエイミは直立の姿勢のまま前後左右へと動く。アポロは上下に、マリンは庭全体を旋回する。身体の軸が僅かでもぶれるとポップの鋭い指摘が入る。動きが安定するまで、それぞれ一定の動きを何度も繰り返し、宙空でのバランスの取り方を覚えていく。
「そんなこっそり覗かなくても、堂々と見学に行けばいいじゃない」
16802ふわふわと浮かぶエイミの横に並び、ポップは何かを伝える。頷いたエイミは直立の姿勢のまま前後左右へと動く。アポロは上下に、マリンは庭全体を旋回する。身体の軸が僅かでもぶれるとポップの鋭い指摘が入る。動きが安定するまで、それぞれ一定の動きを何度も繰り返し、宙空でのバランスの取り方を覚えていく。
「そんなこっそり覗かなくても、堂々と見学に行けばいいじゃない」
Jeff
TRAINING再会を祝して。徐々にかけがえのないものを見つけていく、不器用な二人の旅路を追ってみたいです。
Aurora 底なし沼のようだった闇色の視界が波打ち、形を変え始めた。
淡い蛍光が脳裏に点滅し、徐々にピントが合ってくる。
目に入るのはとっくに溶け切った蝋燭と、埃だらけのタイル。木でできた直線が数本。――ベッドの足だ。
這いずりながら体勢を変え、肘をついて起き上がる。
全身が痛い。いつから床に転がっていたのかよく覚えていない。
散らばった酒瓶をどんよりと見やる。強い酒の匂いに混じって、何とも言えない異臭。
自分の匂いだと気づくまで数秒かかった。
汗まみれの下着は月明りでも分かるくらいに染みだらけで、長髪は絡まりべたついている。
「戦士たるもの、常に清潔、勤勉であれ。これは理想ではない、命を守る手段だ」
師であり父である、偉大なる竜の騎士の言葉が耳に響く。
7903淡い蛍光が脳裏に点滅し、徐々にピントが合ってくる。
目に入るのはとっくに溶け切った蝋燭と、埃だらけのタイル。木でできた直線が数本。――ベッドの足だ。
這いずりながら体勢を変え、肘をついて起き上がる。
全身が痛い。いつから床に転がっていたのかよく覚えていない。
散らばった酒瓶をどんよりと見やる。強い酒の匂いに混じって、何とも言えない異臭。
自分の匂いだと気づくまで数秒かかった。
汗まみれの下着は月明りでも分かるくらいに染みだらけで、長髪は絡まりべたついている。
「戦士たるもの、常に清潔、勤勉であれ。これは理想ではない、命を守る手段だ」
師であり父である、偉大なる竜の騎士の言葉が耳に響く。