両片想い
いーぜろ
DONE【轟爆】補講帰りのバス車内……以前リプで頂いたシチュをベースに一部漫画にさせて頂きました。
冬設定。補講帰り。疲れた💥がウトウトしながら🍰によりかかり……両片想いでも両想いでもお好きな方で🤭
漫画難しい💦 2
メイリオ
DONEグレビリDW提出作品お題:「ロッカー」
両片想い中のグレビリ
微かな服の衣擦れすら拾う耳は薄い唇から零れる吐息すらも掬いとってしまう。出来るだけ音を出さないようにと思えば思う程呼吸は早く、荒くなっていってしまう。
「まだ出ていかないみたい…もう少し我慢しててネ、グレイ」
限りなく絞られた音量ですら届く距離は、彼の長い睫毛の一本一本までもが鮮明に映していた。
「(ぼ、僕…どうすればいいの……)」
狭いロッカーの中、友だちと触れ合う体温にグレイは少し前のことを思い出した。
***
それはちょっとした好奇心が始まりだった。
エリオス内でまことしやかに流れている、『エリオスタワーのどこかに開かずの部屋がある』という噂。
機械での操作が主流となり、鍵もタッチパネルや指紋認証・カードキーなどが当たり前のエリオスタワーにおいて、アナログの鍵穴に鍵を差し込むタイプの部屋があるというだけでも珍しいというのに、しかも誰もその部屋が開いているのを見たことがないと言う。
4256「まだ出ていかないみたい…もう少し我慢しててネ、グレイ」
限りなく絞られた音量ですら届く距離は、彼の長い睫毛の一本一本までもが鮮明に映していた。
「(ぼ、僕…どうすればいいの……)」
狭いロッカーの中、友だちと触れ合う体温にグレイは少し前のことを思い出した。
***
それはちょっとした好奇心が始まりだった。
エリオス内でまことしやかに流れている、『エリオスタワーのどこかに開かずの部屋がある』という噂。
機械での操作が主流となり、鍵もタッチパネルや指紋認証・カードキーなどが当たり前のエリオスタワーにおいて、アナログの鍵穴に鍵を差し込むタイプの部屋があるというだけでも珍しいというのに、しかも誰もその部屋が開いているのを見たことがないと言う。
6__ws
DONE【夕立】両片想い🎈🌟夕立のりぼんというボカロ曲パロです。
夕立「……む?」
夕方、ワンダーステージでの練習を早めに切り上げて更衣室へと歩き出した司は、隣にいる類にも聞こえる声でそう短く呟き、空を見上げた。ほんの数分前までは溶けてしまうほどの熱と眩しい青空が広がっていたというのに、練習を終えた瞬間にその景色はなくなっており、代わりに灰色の雲と湿った空気が彼らを覆っていた。
「……これは……」
「……嫌な予感がするな……。おい、類。さっさと更衣室に……」
水が満タンに入ったバケツがひっくり返ったような衝撃を生む雨は、この直後に司達に襲いかかった。あっという間にずぶ濡れになり、突然の出来事に彼らは呆然と立ち尽くしたまま見つめ合う。そして、同時に吹き出した。
「夕立というやつか!まんまとやられたな!」
2620夕方、ワンダーステージでの練習を早めに切り上げて更衣室へと歩き出した司は、隣にいる類にも聞こえる声でそう短く呟き、空を見上げた。ほんの数分前までは溶けてしまうほどの熱と眩しい青空が広がっていたというのに、練習を終えた瞬間にその景色はなくなっており、代わりに灰色の雲と湿った空気が彼らを覆っていた。
「……これは……」
「……嫌な予感がするな……。おい、類。さっさと更衣室に……」
水が満タンに入ったバケツがひっくり返ったような衝撃を生む雨は、この直後に司達に襲いかかった。あっという間にずぶ濡れになり、突然の出来事に彼らは呆然と立ち尽くしたまま見つめ合う。そして、同時に吹き出した。
「夕立というやつか!まんまとやられたな!」
しんや
DONE源唯/バレンタインデーのネタ。※リリース前の幻覚。LINEバレンタイン動画の台詞ネタバレ、創作台詞追加、独自解釈、捏造設定↓
・両片想い?
・やや鈍い天然かもしれない鷲上くん
・料理ど下手なりに頑張ったコンミスちゃん
不器用な二人 二月半ば。最近は冷える日が多かったが、なぜか今日は少し気温が暖かかった。これならば昨日よりは良い音が出せるかもしれないと、俺は淡い期待を抱きながら準備を始めたのだが。
――そう、うまくはいかない、か。
オーボエの音色が響く。管内外の温度差によって、ひびが入ったり割れてしまったりする事を防ぐために、演奏前に充分に温めておいたものの……やはりと言うべきか、望むような良い音は出せなかった。
寒い季節柄、外で演奏するとどうしても楽器が冷えて音程が下がってしまうのは避けられない事だとは分かっている。ただそんな状況でも、良い音を奏でる方法はあるはずなのに――。
「……はぁ」
あまり長引かせるとまた楽器が冷えてしまう。どこかすっきりしない気持ちで一旦、演奏を終えると、ぱちぱちと近くから拍手が聞こえた。音のした方を振り返ると、そこにはコンミスの姿があった。拍手の主もどうやら彼女らしい。
3941――そう、うまくはいかない、か。
オーボエの音色が響く。管内外の温度差によって、ひびが入ったり割れてしまったりする事を防ぐために、演奏前に充分に温めておいたものの……やはりと言うべきか、望むような良い音は出せなかった。
寒い季節柄、外で演奏するとどうしても楽器が冷えて音程が下がってしまうのは避けられない事だとは分かっている。ただそんな状況でも、良い音を奏でる方法はあるはずなのに――。
「……はぁ」
あまり長引かせるとまた楽器が冷えてしまう。どこかすっきりしない気持ちで一旦、演奏を終えると、ぱちぱちと近くから拍手が聞こえた。音のした方を振り返ると、そこにはコンミスの姿があった。拍手の主もどうやら彼女らしい。
藤 夜
DONE真ん中誕生日の七夕!!祓本軸で告白よりも躰が先になっちゃう傑クンと「気付けよ、ばーか」の悟クン。今週末開催の【GEGO DIG】に展示予定の色にまつわる両片想いの短編集から。
【紫紺】 キス 腰掛けたベッドの上から、下で寄り掛かるようにして座っている悟へ、テレビに流れる先輩のコントから視線を転じた。いつも見慣れている開いた襟ぐりから覗く項が艶めかしくて、こくんっと唾液を飲み込んだ。
くすりと笑った拍子に揺れた悟の体から、私と同じボディソープの香りが別の匂いのように鼻先をくすぐり、躰を刺激していった。
我慢はしていたのに、ふとしたきっかけで箍は簡単に外れてしまうものらしい。
滑らかな首筋に吸い寄せられるように身を屈め、唇を押し付けていた。
「すぐる」
驚きと戸惑いを含んで名を呼ばれ、我に返った。言い訳じみた返答は、動揺と自己嫌悪で上擦ったまま、取って付けたような言葉しか出てこなかった。
2117くすりと笑った拍子に揺れた悟の体から、私と同じボディソープの香りが別の匂いのように鼻先をくすぐり、躰を刺激していった。
我慢はしていたのに、ふとしたきっかけで箍は簡単に外れてしまうものらしい。
滑らかな首筋に吸い寄せられるように身を屈め、唇を押し付けていた。
「すぐる」
驚きと戸惑いを含んで名を呼ばれ、我に返った。言い訳じみた返答は、動揺と自己嫌悪で上擦ったまま、取って付けたような言葉しか出てこなかった。
ytgr_9u
DOODLEおてこて両片想い本丸でりいだあが顕現したときのおてぎねさんの話。※蜻村が茶番に付き合ってくれています。
じぇらしー「りいだあ! れっすんしましょう!」
「お、やろうか」
庭の方から、元気な声と共に稽古場に向かう足音が聞こえてくる。
「……やめんかその顔」
「顔?」
「自覚、ないんデスねぇ」
蜻蛉切、村正と共にさやえんどうの筋取りをしていた俺は、手を止めて顔を上げる。呆れた目で俺を見ていた蜻蛉切は、視線が合うとため息をひとつ吐いて、また筋取りを再開した。
「顔? なぁ俺どんな顔してた?」
「自分の胸に聞いてみたらどうデス?」
向かいに座る村正は、俺に答えながら器用に手を動かし続けている。
俺は深く息を吐き、持っていたさやえんどうを投げ出して畳の上に寝っ転がった。
「おい、手は動かせよ――」
蜻蛉切が口うるさく何かを言ってくるが、俺の今の状態では頭に入ってこない。俺は蜻蛉切の言葉は聞こえないフリをして、静かに目を閉じた。
1503「お、やろうか」
庭の方から、元気な声と共に稽古場に向かう足音が聞こえてくる。
「……やめんかその顔」
「顔?」
「自覚、ないんデスねぇ」
蜻蛉切、村正と共にさやえんどうの筋取りをしていた俺は、手を止めて顔を上げる。呆れた目で俺を見ていた蜻蛉切は、視線が合うとため息をひとつ吐いて、また筋取りを再開した。
「顔? なぁ俺どんな顔してた?」
「自分の胸に聞いてみたらどうデス?」
向かいに座る村正は、俺に答えながら器用に手を動かし続けている。
俺は深く息を吐き、持っていたさやえんどうを投げ出して畳の上に寝っ転がった。
「おい、手は動かせよ――」
蜻蛉切が口うるさく何かを言ってくるが、俺の今の状態では頭に入ってこない。俺は蜻蛉切の言葉は聞こえないフリをして、静かに目を閉じた。
Fantome
DONE #コラロのワンドロワンライ【浴衣】
遅刻参加 制作1時間半くらい
現パロ 両片想い
社会人✖️学生
ワンドロワンライ【浴衣】浴衣のセットについていた説明書ではいまいち分かりづらかったので動画で確認しながら着付ければなんとか形になった。時計を確認すれば待ち合わせの時間までまだ余裕がある。早めに家を出て、コラソンの家の近くまで迎えに行くのもいいかもしれない。
玄関にある全身鏡で全体を確認すると濃藍が思ったより様になっている。この浴衣はコラソンがローにはこの色が似合うと選んだものだ。先日久しぶりに2人でショッピングモールに出かけた時に夏祭りのポスターを見つけ、コラソンが一緒に行こうと誘ってくれたから断る理由もなくすぐに諾と回答する。せっかくだから浴衣を着ていこうコラソンが言ったので、そのまま直営の紳士服売り場に向かった。何回活躍するか分からないのでとりあえずセットの浴衣を見ていたら結構安いんだなとコラソンが買ってくれた。
4546玄関にある全身鏡で全体を確認すると濃藍が思ったより様になっている。この浴衣はコラソンがローにはこの色が似合うと選んだものだ。先日久しぶりに2人でショッピングモールに出かけた時に夏祭りのポスターを見つけ、コラソンが一緒に行こうと誘ってくれたから断る理由もなくすぐに諾と回答する。せっかくだから浴衣を着ていこうコラソンが言ったので、そのまま直営の紳士服売り場に向かった。何回活躍するか分からないのでとりあえずセットの浴衣を見ていたら結構安いんだなとコラソンが買ってくれた。
koma
DOODLE両片想い夏五夏は自覚しても恋愛知識あるからこそ余計な事色々考えたり格好つけようとして上手く伝えられなかったり(五に伝わらない)してほしい
五は夏への好意がダダ漏れなのに本人だけ気づいてないのがいい(夏は好意には気づいても信頼だと思ってるし、巻き込まれる周りはお前らいい加減にしろってイライラしてほしい) 4
藤 夜
DONE来週の【GEGO DIG】に展示予定の色にまつわる両片想いの短編集から。【天色】 夕立 傑視点 呪専
雨にまつわるお話で一度は書きたいサビですね!かわいらしいふたりです😊
【天色】 夕立 朝は澄んだ空に水平線には入道雲まで添える上天気だったのに、あれよあれよという間に山間から黒雲が湧き立つ。冷たい突風がひと吹きすれば、バケツをひっくり返したような豪雨が校舎を覆い、すっかり雨に閉じ込められたようだ。さっさと寮に帰りたいけれど、僅かな距離でもパンツの中までびしょ濡れになるのは目に見えている。
まあいいか、帰ってすぐシャワー浴びて、洗濯機回そう。
そう思い直して、昇降口で上履きを仕舞って大きくひと息付いたところで、背後からどすんっと大きな塊に伸し掛かられた。
「悟」
こんなことをするのは、ひとりしかいない。
少ない同級生のひとりにして、生意気なクソガキから昇格というよりは、そこに新たに友だちという肩書が追加された、長身のお坊ちゃんだ。
2150まあいいか、帰ってすぐシャワー浴びて、洗濯機回そう。
そう思い直して、昇降口で上履きを仕舞って大きくひと息付いたところで、背後からどすんっと大きな塊に伸し掛かられた。
「悟」
こんなことをするのは、ひとりしかいない。
少ない同級生のひとりにして、生意気なクソガキから昇格というよりは、そこに新たに友だちという肩書が追加された、長身のお坊ちゃんだ。
めだま
INFO2022/7/23 天国の狂聡曲 にて発行の新刊サンプルです。スペース:東5ホール た01b 「惚れっぽい」
「ラヴ」
B6/64P/イベント価格¥500(通販は少し上がります)
*狂聡が両片想いからくっつく三編を含んだ短編集です。各々のお話は独立しています。
→通販:とらのあなさま(https://ec.toranoana.jp/joshi_r/ec/item/040030992503/) 8
はづき@
DOODLE両片想いを拗らせている赤本と銀本(ガ清&ゼオデュ)清麿とデュフォーは双子の結婚を見届けた後に籍入れて一緒に暮らす計画を立てているし
虫除けのペアリングも所持している
後々無事にくっつくんだけど、こういう計画があったと双子に知られて大騒ぎする様が見たいな…という落書き 2
mkm_ao
MENU🍳「おまえとふたりで朝食を」A5/30ページ 2022/3/27発行掌編連作ごはん本。
9話後、南城が桜屋敷邸に泊まり込みで薫の日常生活を手伝っている設定。
両片想い→告白&両想いに至るまで。
自家通販 https://mkmatome.booth.pm/items/3705681
おまえとふたりで朝食を憂愁のカルボナーラ「来週には脚のギプスが外れることになった」
「おお、よかったじゃねぇか」
ランチ営業が終わるタイミングでシア・ラ・ルーチェに立ち寄った薫が診察の結果を告げると、虎次郎は破顔した。
「リハビリは必要だがな」
もう、おまえの手を借りずとも生活に支障はない——そう伝えれば、今度は眉間にシワを刻む。
「うれしくないのか?」
薫の指摘に虎次郎は「あ〜……」と相槌ともつかない声を漏らして厨房へと入り、「パスタでいいかぁ?」と間延びした口調で訊いてきた。
「任せる」
愛抱夢にボードで殴打されて負傷したあと、薫は一時的に実家に戻るか、手伝いを雇って自宅での生活を続けるかの選択を迫られた。そこへ「俺が手伝うよ」と虎次郎が名乗りを上げたのだ。確かに虎次郎ならば、薫を抱き上げて介助できる腕力があるし、気心も知れている。何より、美味い飯にありつけることが約束されているではないか。薫に否やはなかった。
3246「おお、よかったじゃねぇか」
ランチ営業が終わるタイミングでシア・ラ・ルーチェに立ち寄った薫が診察の結果を告げると、虎次郎は破顔した。
「リハビリは必要だがな」
もう、おまえの手を借りずとも生活に支障はない——そう伝えれば、今度は眉間にシワを刻む。
「うれしくないのか?」
薫の指摘に虎次郎は「あ〜……」と相槌ともつかない声を漏らして厨房へと入り、「パスタでいいかぁ?」と間延びした口調で訊いてきた。
「任せる」
愛抱夢にボードで殴打されて負傷したあと、薫は一時的に実家に戻るか、手伝いを雇って自宅での生活を続けるかの選択を迫られた。そこへ「俺が手伝うよ」と虎次郎が名乗りを上げたのだ。確かに虎次郎ならば、薫を抱き上げて介助できる腕力があるし、気心も知れている。何より、美味い飯にありつけることが約束されているではないか。薫に否やはなかった。
あやめ
DONE6/19パバステ4発行のてるつば新刊です。「ふたりの特別な日」
A5/39P/全年齢/500円
通販はこちらから(BOOTH匿名配送)→ https://ayame69.booth.pm/items/3939442
完売いたしました。ありがとうございました!
こちらで全文お読みいただけます。
翼の誕生日に告白したり失敗したりの両片想いてるつばです 40
Shsyamo🐟
MOURNING❤️🩹💚♀両片想いウエディングドレスのモデルをしている💚♀にたまたま遭遇する❤️🩹の話
🧡別体、一緒にお仕事してます。
素敵なお題主<ぽぽ 様>
心拍数「おいリアス外回りいくぞ」
「おう。」
ミスタがダルそうにサングラスをかけて上着をハンガーからひったくる。
リアスも続いてカチューシャで前髪をかきあげた。
探偵事務所への今回の依頼は結婚詐欺。
結婚式を上げたのに籍は入れずに、ご祝儀を持って逃げられたという。
事実調査の為に結婚式が挙げられたという式場へ向かう二人。
「はー、いいとこじゃねえか」
「そりゃあ祝い金もめいいっぱい入りそうだよなぁ」
周りに聞こえないようにボソボソと会話する。
まだ俺らには縁のない場所だな、と笑い合う。
ミスタもリアスもそれぞれ片想いの相手はいるが、奥手な為に特に関係を進めることができず。
お互いちゃんと関係ができたら報告する、ということにしていた。
3001「おう。」
ミスタがダルそうにサングラスをかけて上着をハンガーからひったくる。
リアスも続いてカチューシャで前髪をかきあげた。
探偵事務所への今回の依頼は結婚詐欺。
結婚式を上げたのに籍は入れずに、ご祝儀を持って逃げられたという。
事実調査の為に結婚式が挙げられたという式場へ向かう二人。
「はー、いいとこじゃねえか」
「そりゃあ祝い金もめいいっぱい入りそうだよなぁ」
周りに聞こえないようにボソボソと会話する。
まだ俺らには縁のない場所だな、と笑い合う。
ミスタもリアスもそれぞれ片想いの相手はいるが、奥手な為に特に関係を進めることができず。
お互いちゃんと関係ができたら報告する、ということにしていた。
あやめ
INFO6/19パバステ4【ラーメン:こ9 もぐもぐ】にて頒布予定のてるつば新刊サンプルです。翼の誕生日に告白したり失敗したりの両片想いてるつばです!ハピエンです!
「ふたりの特別な日」
A5/表紙込み44P/全年齢/500円
イベント当日に通販と合わせてwebに全文公開予定です(無期限公開予定) 10
harunoyuki
DOODLEフィガファウ/記憶が四百年前に戻ったフィを追って、ファが北へ行く話/両片想いで付き合ってはいないあなたの願いを知りたくて「…………はぁ、」
魔法がなければ身を切られるような鋭く冷たい北の夜を、ひとり箒で駆けながら、もう何度めかの溜め息をついた──どうしてこうなった。
──だいたい最初から不自然だった。
何の前触れもなく呼び出された教師役の揃う会議で、『南の先生はしばらく不在じゃ、その間、南の授業は残りの先生で持ち回りね☆』と、問答無用で双子に言い渡されてから、もう三週間になる。
その間、生死を彷徨うような怪我人が出ていないことは幸いだったが、訓練はいつも通り行うし依頼は待ってはくれない。引きこもり即ち魔法舎にいる確率が高いが故に、授業だけでなく、医者の代わりに治癒魔法を請われることもままあり、そのたびに不在を思い知らされる羽目になった。
27813魔法がなければ身を切られるような鋭く冷たい北の夜を、ひとり箒で駆けながら、もう何度めかの溜め息をついた──どうしてこうなった。
──だいたい最初から不自然だった。
何の前触れもなく呼び出された教師役の揃う会議で、『南の先生はしばらく不在じゃ、その間、南の授業は残りの先生で持ち回りね☆』と、問答無用で双子に言い渡されてから、もう三週間になる。
その間、生死を彷徨うような怪我人が出ていないことは幸いだったが、訓練はいつも通り行うし依頼は待ってはくれない。引きこもり即ち魔法舎にいる確率が高いが故に、授業だけでなく、医者の代わりに治癒魔法を請われることもままあり、そのたびに不在を思い知らされる羽目になった。
Fantome
DONE #コラロのワンドロワンライお題【ファーストキス】
遅刻参加(制作2h)
1周年おめでとうございます。沼って浅いですがいつも楽しく拝読させていただいてます(^^)
現パロ(幼馴染) 同じ大学に通う2人
ローの片想いのような両片想い
先輩✖️後輩
ワンドロワンライ【ファーストキス】『王様だーれだ!』
「オレオレ!」
コラさんの友達だという先輩が嬉しそうに手を挙げている。今日は大学のクラブの新入生歓迎会で、二次会のカラオケに来たところ。ガヤガヤと騒がしいところは苦手だが、隣に座っているコラさんが楽しそうに笑っているから二次会について来てよかった。
今日は新歓で遅くなるだろうからとコラさんがアパートに泊めてくれると言ったので甘えることにした。朝まで一緒にいれて嬉しい。それだけで新歓に参加した甲斐があった。
一緒に帰るんだから隣に居たほうがいいだろ?とカラオケに来てからはずっと隣をキープだ。ちなみにコラさんを1番端っこに追いやったので隣に座るのは俺だけ。
歓迎会では腹が立つことに席順が決まっていた為、コラさんの隣には同じく今年入部した女子が座っていた。しかし時間が進むに連れて結構皆好き勝手に移動していたのでコラさんの隣の席の女が席を立った隙に隣に移動した。
2421「オレオレ!」
コラさんの友達だという先輩が嬉しそうに手を挙げている。今日は大学のクラブの新入生歓迎会で、二次会のカラオケに来たところ。ガヤガヤと騒がしいところは苦手だが、隣に座っているコラさんが楽しそうに笑っているから二次会について来てよかった。
今日は新歓で遅くなるだろうからとコラさんがアパートに泊めてくれると言ったので甘えることにした。朝まで一緒にいれて嬉しい。それだけで新歓に参加した甲斐があった。
一緒に帰るんだから隣に居たほうがいいだろ?とカラオケに来てからはずっと隣をキープだ。ちなみにコラさんを1番端っこに追いやったので隣に座るのは俺だけ。
歓迎会では腹が立つことに席順が決まっていた為、コラさんの隣には同じく今年入部した女子が座っていた。しかし時間が進むに連れて結構皆好き勝手に移動していたのでコラさんの隣の席の女が席を立った隙に隣に移動した。
kouran0114
DOODLE銃独webオンリー用展示⑥ちょっとしたハプニングから進展する二人。両片想いでした。
きっかけは些細なことから「うぁ……」
全部のパーツの整った、綺麗な顔が眼前に広がっている。
入間さんのアパートで飲んでいるときのことだった。バランスを崩した俺を支えるために伸ばされた腕。片想いしている相手の顔がこんなに近くにあることに耐えられるわけもなく、俺の心臓はばくばくと音を立てていた。腰に回された腕の力強さと伝わってくる熱がさらに羞恥を煽る。
「大丈夫ですか……観音坂さん?」
心配する声が聞こえるが、正直俺はそれどころではない。近くで動く唇に触れたらどんな感触がするんだろう、なんて考えてしまったときにはもう手遅れだった。
完全にキャパオーバーした俺は、羞恥に耐えきれず目をぎゅっと閉じてしまう。目を閉じたことで入間さんの存在をさっきより感じてしまってさらに瞼が震えた。
1712全部のパーツの整った、綺麗な顔が眼前に広がっている。
入間さんのアパートで飲んでいるときのことだった。バランスを崩した俺を支えるために伸ばされた腕。片想いしている相手の顔がこんなに近くにあることに耐えられるわけもなく、俺の心臓はばくばくと音を立てていた。腰に回された腕の力強さと伝わってくる熱がさらに羞恥を煽る。
「大丈夫ですか……観音坂さん?」
心配する声が聞こえるが、正直俺はそれどころではない。近くで動く唇に触れたらどんな感触がするんだろう、なんて考えてしまったときにはもう手遅れだった。
完全にキャパオーバーした俺は、羞恥に耐えきれず目をぎゅっと閉じてしまう。目を閉じたことで入間さんの存在をさっきより感じてしまってさらに瞼が震えた。