くらむ
DOODLE🌟🎈ホワイトデー
贈答 ピロリン。
机から聞こえてきた電子音に、意識が引き起こされる。
二本の針は共に上を指しており、日付が変わった事に気が付く。
新しい演出道具の開発に時間を忘れてのめり込んでしまっていたようだ。
軽く伸びをして立ち上がり机に置いてある端末を確認すると、メッセージが一件届いていた。
『放課後、教室へ迎えに行くから待っていてくれ』
(あぁ…そうか)
一ヶ月前、イベントに肖って贈り物をした類に対して、先日司は伝えてきた。
三月十四日、二人っきりになれる時間が欲しい、と。
どんな事をしてくれるのだろうか…期待に胸を躍らせていると、再び電子音が響く。
『やはり起きていたか。早く寝るんだぞ』
メッセージを確認した時に付いた既読に気付かれてしまったようで、睡眠を促すメッセージだった。
1591机から聞こえてきた電子音に、意識が引き起こされる。
二本の針は共に上を指しており、日付が変わった事に気が付く。
新しい演出道具の開発に時間を忘れてのめり込んでしまっていたようだ。
軽く伸びをして立ち上がり机に置いてある端末を確認すると、メッセージが一件届いていた。
『放課後、教室へ迎えに行くから待っていてくれ』
(あぁ…そうか)
一ヶ月前、イベントに肖って贈り物をした類に対して、先日司は伝えてきた。
三月十四日、二人っきりになれる時間が欲しい、と。
どんな事をしてくれるのだろうか…期待に胸を躍らせていると、再び電子音が響く。
『やはり起きていたか。早く寝るんだぞ』
メッセージを確認した時に付いた既読に気付かれてしまったようで、睡眠を促すメッセージだった。
くらむ
DOODLE🌟🎈些細な事も、見逃さない様に
ワンライ『気まぐれ』『困惑』(第112回お題拝借) 放課後、部活のある生徒はとうに姿を消し、用がない生徒も各々の場へと去っていった教室。
そのクラスの日直当番であった司は、迅速にかつ美しい文字で端から端まで余すことなく日誌を書き記していた。
最近忙しく授業の合間は仮眠してしまっていた為、すっかり忘却の彼方へ追いやってしまった付けが回ってきてしまったのである。
「別に、そこまでしっかり埋める必要はないと思うのだけれど」
「いや、だめだ。このオレが記しているのだから、完璧でなくてはならない…!」
忘れていたからという理由で、普段きっちりとこなしている日誌の手を抜いてしまえばいつか後悔するのは目に見えていた。
そもそもとして元々手を抜くという事をしない司にとって、日誌と向き合うことは確定事項だった。
2191そのクラスの日直当番であった司は、迅速にかつ美しい文字で端から端まで余すことなく日誌を書き記していた。
最近忙しく授業の合間は仮眠してしまっていた為、すっかり忘却の彼方へ追いやってしまった付けが回ってきてしまったのである。
「別に、そこまでしっかり埋める必要はないと思うのだけれど」
「いや、だめだ。このオレが記しているのだから、完璧でなくてはならない…!」
忘れていたからという理由で、普段きっちりとこなしている日誌の手を抜いてしまえばいつか後悔するのは目に見えていた。
そもそもとして元々手を抜くという事をしない司にとって、日誌と向き合うことは確定事項だった。
くらむ
TRAINING🌟🎈今しか出来ないことを
ワンライ『鍋パ』(ワンライ第113回お題拝借)「秘技…仕切り鍋、だ!!」
珍しく司の家に招待されたかと思うと、テーブルに置かれていたのは真ん中で二分割されている仕切り鍋で。
鍋が置かれているということは、今回の目的はつまり。
「司くんにしては突然の要件も無い呼び出しだったのはこういう事かい」
「む、だから言っているだろう!秘技だと!」
「僕は野菜を見るのも得意では無いのだけれど」
「…む、ぅ……そう言うと思ってな…秘技その二、だ!」
叫ぶや否やキッチンへ駆け込んだ司は、冷蔵庫を勢いよく開く。
そのまま中に入っている何かを掴むと、また駆け足で返ってきた。
「今回は…これを使う!」
「これは…『しゃぶしゃぶ用豚肉』……なるほど。これなら、僕でも大丈夫だね」
1325珍しく司の家に招待されたかと思うと、テーブルに置かれていたのは真ん中で二分割されている仕切り鍋で。
鍋が置かれているということは、今回の目的はつまり。
「司くんにしては突然の要件も無い呼び出しだったのはこういう事かい」
「む、だから言っているだろう!秘技だと!」
「僕は野菜を見るのも得意では無いのだけれど」
「…む、ぅ……そう言うと思ってな…秘技その二、だ!」
叫ぶや否やキッチンへ駆け込んだ司は、冷蔵庫を勢いよく開く。
そのまま中に入っている何かを掴むと、また駆け足で返ってきた。
「今回は…これを使う!」
「これは…『しゃぶしゃぶ用豚肉』……なるほど。これなら、僕でも大丈夫だね」
一色あさぎ
DONE猫の日(遅刻)の司類🌟🎈セカイで猫耳と尻尾が生えた類と、その原因の司のちょっとしたわちゃわちゃのお話
ねこだまし ことの発端は、昨日咲希に見せられた猫の動画に違いない。
高いところから下りられないとわかるとすぐに飼い主を呼びつける様子、おやつの場所を突き止めて床一面に袋をばらまく様子、キーボードの上で歩き回って意味不明な文字の羅列を作った後に眠り始める様子。
SNSで何万回とシェアされているらしいそれらを見ている間、オレは今隣に座っている、すみれ色の猫耳と尻尾を生やした男を思い浮かべてしまったのだ。
「毎度のことながら、司くんも飽きないねえ」
「うっ……さすがに怒らせてしまったか……?」
「怒っていないし、別に構わないさ。なんだかんだ興味深い体験だしね」
その男は——まあ類のことなんだが、頭にぴょこんと付いている三角の耳をつまんで摩りながらそう話す。声のトーンは呆れ三割、楽しさ七割といったところで、本当に機嫌を損ねているわけではないようだった。
3045高いところから下りられないとわかるとすぐに飼い主を呼びつける様子、おやつの場所を突き止めて床一面に袋をばらまく様子、キーボードの上で歩き回って意味不明な文字の羅列を作った後に眠り始める様子。
SNSで何万回とシェアされているらしいそれらを見ている間、オレは今隣に座っている、すみれ色の猫耳と尻尾を生やした男を思い浮かべてしまったのだ。
「毎度のことながら、司くんも飽きないねえ」
「うっ……さすがに怒らせてしまったか……?」
「怒っていないし、別に構わないさ。なんだかんだ興味深い体験だしね」
その男は——まあ類のことなんだが、頭にぴょこんと付いている三角の耳をつまんで摩りながらそう話す。声のトーンは呆れ三割、楽しさ七割といったところで、本当に機嫌を損ねているわけではないようだった。
司の生姜焼き定食
MEMO煩悩のるいくんなう覚書です。全然絵は描けてないけど司類+αに対する煩悩は毎日湧いてくるのでメモだけが溜まっていく…消化できたらするわ
※※何でも許せる人向け※※たまに他CP※※思いついた順な書き殴りなので深く考えないで※※そのうち消します
くらむ
DOODLE🌟🎈感謝を、貴方に
ワンライ『愛を込めて』『手作り』(2023/02/15) 二月十四日…カレンダー上は特に祝日でもなんでもないただの平日。それでも学校にいる生徒の多くが浮き足立った雰囲気を作り出している。女子は集まりコソコソと話をしているし、男子は何事もないかのように靴箱や机の引き出しを覗き込んでは一喜一憂している。恋人や家族など大切な人に贈り物をするという日が派生し、好きな人にチョコレートを送る日となっているこの日はチョコと共に告白し結ばれるカップルも少なくない。
しかし周りの浮ついた雰囲気に呑まれる事無く通常運転の天馬司は、それでも上履きに履き替えるべく開いた靴箱から零れ落ちてきた小さな箱を慌ててキャッチする。予め用意しておいた紙袋を広げ、靴箱の中に詰め込まれた小箱を入れると教室へ向かう。変人いう不名誉な肩書きを与えられている司だが、それはそれとして女子に好意的な目を向けられることも少なくなかった。昔多量の箱に困惑していた時、他の男子が持参した紙袋に箱を詰めているのを見て以降は、バレンタインデーは必ず紙袋を持参するようにしている。貰える数以上に、貰った想いを落としてしまったりして無下にしたくないからだ。バレンタインならば周りにバレることなく好意を伝えることの出来る絶好の機会な為、こうして直接手渡されることは少なくとも沢山の好意を紙袋に詰める日となっている。
3926しかし周りの浮ついた雰囲気に呑まれる事無く通常運転の天馬司は、それでも上履きに履き替えるべく開いた靴箱から零れ落ちてきた小さな箱を慌ててキャッチする。予め用意しておいた紙袋を広げ、靴箱の中に詰め込まれた小箱を入れると教室へ向かう。変人いう不名誉な肩書きを与えられている司だが、それはそれとして女子に好意的な目を向けられることも少なくなかった。昔多量の箱に困惑していた時、他の男子が持参した紙袋に箱を詰めているのを見て以降は、バレンタインデーは必ず紙袋を持参するようにしている。貰える数以上に、貰った想いを落としてしまったりして無下にしたくないからだ。バレンタインならば周りにバレることなく好意を伝えることの出来る絶好の機会な為、こうして直接手渡されることは少なくとも沢山の好意を紙袋に詰める日となっている。
くらむ
DOODLE🌟🎈#chocobox_kolumnsvn ありがとうございました。
「できたよ司くん!司くんロボ型チョコさ!」
彫刻 突然メッセージで呼び出されたため、家を出る。
慣れた様子で類のガレージへ足を向け、扉を開いた。
「できたよ司くん!司くんロボ型チョコさ!」
開口一番飛び出た言葉と光景に、言葉を失った。
いつだったか、自分そっくりな姿をしたロボットを持ってきた時の姿と重なる。あの時とは違い、全身茶色だが。
そして、あの嫌な予感のする爛々とした瞳で期待気にこちらを見ている様子に一つの確信が生まれる。
こいつ、また寝ていないな?
「それは、どうやって食べるんだ…大きすぎるだろう」
「そんな…!せっかく作ったのに食べてしまうのかい…!?」
「チョコを食べない訳にはいかんだろう!?」
類は、よよよ…と声を漏らしながら司くんロボ型チョコに抱きつく。熱で少し溶けてしまったらしいチョコが、類の頬を茶色く染めていた。
850慣れた様子で類のガレージへ足を向け、扉を開いた。
「できたよ司くん!司くんロボ型チョコさ!」
開口一番飛び出た言葉と光景に、言葉を失った。
いつだったか、自分そっくりな姿をしたロボットを持ってきた時の姿と重なる。あの時とは違い、全身茶色だが。
そして、あの嫌な予感のする爛々とした瞳で期待気にこちらを見ている様子に一つの確信が生まれる。
こいつ、また寝ていないな?
「それは、どうやって食べるんだ…大きすぎるだろう」
「そんな…!せっかく作ったのに食べてしまうのかい…!?」
「チョコを食べない訳にはいかんだろう!?」
類は、よよよ…と声を漏らしながら司くんロボ型チョコに抱きつく。熱で少し溶けてしまったらしいチョコが、類の頬を茶色く染めていた。
くらむ
DOODLE🌟🎈踏み出す勇気は、どこから
ワンライ『アニメ』『ショッピングモール』(2023/02/08) 先日リューアルオープンを果たしたショッピングモールに、司は足を運んでいた。
参考書を購入する事が目的だが、どうせなので気分転換に歩いて見て回ろうと思ったからだ。
あまり来ている訳では無いので、すぐさま店内マップを確認する。
「書店、は……」
「……つかさ、くん?」
書店が見当たらずに苦戦していると、後ろから掛けられた声に慌てて振り向く。
そこには、今日予定があると言っていたはずの恋人の姿があった。
「類?どうしてここに?」
「実は、今日の予定が両親の都合で無くなってしまってね。時間が出来てしまったので前から気になっていた本を買おうと思ったのさ」
「言ってくれても、良かったのだぞ」
「一度断ってしまったから…言い出しにくくて…」
3981参考書を購入する事が目的だが、どうせなので気分転換に歩いて見て回ろうと思ったからだ。
あまり来ている訳では無いので、すぐさま店内マップを確認する。
「書店、は……」
「……つかさ、くん?」
書店が見当たらずに苦戦していると、後ろから掛けられた声に慌てて振り向く。
そこには、今日予定があると言っていたはずの恋人の姿があった。
「類?どうしてここに?」
「実は、今日の予定が両親の都合で無くなってしまってね。時間が出来てしまったので前から気になっていた本を買おうと思ったのさ」
「言ってくれても、良かったのだぞ」
「一度断ってしまったから…言い出しにくくて…」
くらむ
DOODLE🌟🎈(将×参)※捏造設定
※派生(将校×参謀)
前:3→https://poipiku.com/6738932/8252958.html
氷炭4 何も見えない暗闇の中で、何かがこちらに近づいて来る音が聞こえる。
体は何故か動かすことが出来ず、ただ近付いてくる音に怯えることしか出来ない。
音が間近に来ると、今度は手や足に何かが這い上がって来る感触。
『来るな』発しようとした言葉は音になる前に、首を締められてしまう。
見えない、動けない、呼吸が出来ない…恐怖は膨れ上がる一方でただ涙を溢れさせる事しか、許されなかった。
「――っ!?」
突然の衝撃に目を覚ます。
どうやらベッドから転げ落ちてしまったようだ。
戻らなければと思考するも体が鉛のように重くなっており、動くのが億劫になってしまう。
このまま寝てしまおうかと思案し始めると、乱暴な音を立て部屋の扉が開かれた。
3332体は何故か動かすことが出来ず、ただ近付いてくる音に怯えることしか出来ない。
音が間近に来ると、今度は手や足に何かが這い上がって来る感触。
『来るな』発しようとした言葉は音になる前に、首を締められてしまう。
見えない、動けない、呼吸が出来ない…恐怖は膨れ上がる一方でただ涙を溢れさせる事しか、許されなかった。
「――っ!?」
突然の衝撃に目を覚ます。
どうやらベッドから転げ落ちてしまったようだ。
戻らなければと思考するも体が鉛のように重くなっており、動くのが億劫になってしまう。
このまま寝てしまおうかと思案し始めると、乱暴な音を立て部屋の扉が開かれた。
たまぞう
DONE🌟🎈(♀)。顔面騎乗を書いたつもりだった。
小説が出来ていた。なぜだ。
何でもいいよな人だけ。
欲望のまま書いたので少しおかしいかもです。
支部に載せるときはもう少しいじる…?かも?
パスワードは鍵垢にあります。 5497
kurose_tkri_
CAN’T MAKEhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17956523これの続きです一応。
セリフしかないです!!誤字は見逃してください! 1313
たまぞう
CAN’T MAKE🌟(父)🎈(娘)というあかん設定のネタ。なんでも許せる人だけ。
そのまま書いたから文章おかしいですが許してください。
妻🎈の方は娘を産んだときに亡くなってます。
パスワードは鍵垢にあります。 2591
くらむ
DOODLE🌟🎈「"子供向け"と書いてあったというのに、よく購入しようと思ったね?」
「オレも最初は"子供向け"に気付いて棚に戻したのだが…どうにも気になってしまってな…だが、先入観は良くないと学べたぞ」
「本質を見極めようとするその姿勢は司くんらしいね」
ワンライ『対戦』『補習』(2023/02/01) 学校も練習も無い休日に、二人は司の部屋で床に視線を向けていた。
正確には床に散らばる紙に目を配らせている。
スピーカーから響くのは母国語では無い言語――英語だった。
『drawing』
「…む、ドローイングは、絵を描く、ではないのか?名詞…?」
「絵を描く、も正解だよ。それでもこのカルタが扱うのは名詞だけだから…なんだろうね?」
腕を組みながら床に散りばめられた日本語の文字を睨みつけて回る司の様子を眺めながら、端末の一時停止ボタンを押す。
司に面白いものを買ったので遊びに来ないかと誘われたので応じたところ、この「英語カルタ」が差し出されたのだ。
英語の単語を覚えるのがそこまで得意では無いらしい司は、このカルタを目にした瞬間「これしかない」と思ったようで即座に購入したという。
1147正確には床に散らばる紙に目を配らせている。
スピーカーから響くのは母国語では無い言語――英語だった。
『drawing』
「…む、ドローイングは、絵を描く、ではないのか?名詞…?」
「絵を描く、も正解だよ。それでもこのカルタが扱うのは名詞だけだから…なんだろうね?」
腕を組みながら床に散りばめられた日本語の文字を睨みつけて回る司の様子を眺めながら、端末の一時停止ボタンを押す。
司に面白いものを買ったので遊びに来ないかと誘われたので応じたところ、この「英語カルタ」が差し出されたのだ。
英語の単語を覚えるのがそこまで得意では無いらしい司は、このカルタを目にした瞬間「これしかない」と思ったようで即座に購入したという。
くらむ
DOODLE🌟🎈(将×参)※捏造設定
※派生(将校×参謀)
氷炭1 物心が着いた頃には、奴隷として売りに出されていたと思う。多分優しかった父と母は、確か戦争に巻き込まれそうになった時に…銃弾の雨から守ってくれた代わりにその命を落とした…と思う。
大臣に奴隷として買われた時はまだ子供だった。
ただ、両親が研究者であるということだけ頭にぼんやりと残っていたので、隙を盗んでは書庫を漁っていた。
奴隷として買われた子供は徹底的に暗殺術を叩き込まれ、定期的に殺し合わされていた。
気が付いたら皆死んでしまい、最後の一人と殺し合った結果自分独りになった。
大臣からの暗殺任務をこなす為、ありとあらゆる手を尽くした。スパイはもちろん、物好きな人間に取り入りやすくするために体も使った。
3883大臣に奴隷として買われた時はまだ子供だった。
ただ、両親が研究者であるということだけ頭にぼんやりと残っていたので、隙を盗んでは書庫を漁っていた。
奴隷として買われた子供は徹底的に暗殺術を叩き込まれ、定期的に殺し合わされていた。
気が付いたら皆死んでしまい、最後の一人と殺し合った結果自分独りになった。
大臣からの暗殺任務をこなす為、ありとあらゆる手を尽くした。スパイはもちろん、物好きな人間に取り入りやすくするために体も使った。
たまぞう
DONE先にポイピクに載せます。日曜になったら支部に載せます。
将参のお話。この間のとはセカイは別になります。
ちょっと痛いシーンがありますがそこまで酷くないです。
寧々ちゃんが森の民として出ますが友情出演です。
最初と最後に出ます。
何でもいい人向けです。
将校は参謀と同じ痛みを感じて(物理的)生きたいというよく分からないお話ですね。
誤字脱字は見逃してください。それではどうぞ。
将参(友情出演寧々)「ねぇ、その首の傷痕どうしたの?」
「っ、っっ!?」
仕事の休憩中に紅茶を飲んでいた時のこと。
正面の窓から現れた少女に私は驚き、口に含んでいた紅茶を吹き出しそうになった。
「っ、ごほ…っ、げほっ、ぅ………。来ていたのですか…?」
「うん。将校に用事があって……というか呼ばれて」
「将校殿に?」
森の民である緑髪の少女ーーー寧々は眉を顰めながら、私の首をじっと見つめている。そこには何かに噛み千切られたような痕があった。
あの日のことを話そうか、少し迷っている自分がいて。
どうしようかと目線を泳がせていると、寧々が強い力で机を叩く。
「ほら!話して!」
「………わっ…!わかり、ました」
あまりの気迫に押された私はぽつりと語り始めた。
6486「っ、っっ!?」
仕事の休憩中に紅茶を飲んでいた時のこと。
正面の窓から現れた少女に私は驚き、口に含んでいた紅茶を吹き出しそうになった。
「っ、ごほ…っ、げほっ、ぅ………。来ていたのですか…?」
「うん。将校に用事があって……というか呼ばれて」
「将校殿に?」
森の民である緑髪の少女ーーー寧々は眉を顰めながら、私の首をじっと見つめている。そこには何かに噛み千切られたような痕があった。
あの日のことを話そうか、少し迷っている自分がいて。
どうしようかと目線を泳がせていると、寧々が強い力で机を叩く。
「ほら!話して!」
「………わっ…!わかり、ました」
あまりの気迫に押された私はぽつりと語り始めた。
くらむ
DOODLE🌟🎈「オレは…夢も、お前も、両方を大事にすると誓う」
「隠したのは悪かったよ…恥ずかしいから止めてくれないかい……」
ワンライ『克服』(2023/01/25) ふと、耳に小鳥の囀りが届けられる。
もう、朝が来てしまったようだ。
――最近、夢を見る。
見覚えのない部屋で、見覚えのない椅子に座り、見覚えのないテレビ番組から、唯一見覚えのある黄金色がキラキラと輝いて居る様子を、呆然と眺めている夢だ。
その黄金色はどのようなモノに囲まれていてもひと目でわかる程に眩しく煌めいていて、どんなに目を逸らそうとしても視界に入り込んでくるのだ。
その黄金色を見た後に目を覚ますと胸が痛くて苦しくなる為寝る事を避けるようになった。
放課後の皆との稽古は何とか頑張れるよう、最近学校はうたた寝する日々が増えていた。
今の所うたた寝なら、夢を見ないで済んでいる。
―――
ワークショップへ参加するようになり毎日が成長の日々でとても充実していると感じている。
2318もう、朝が来てしまったようだ。
――最近、夢を見る。
見覚えのない部屋で、見覚えのない椅子に座り、見覚えのないテレビ番組から、唯一見覚えのある黄金色がキラキラと輝いて居る様子を、呆然と眺めている夢だ。
その黄金色はどのようなモノに囲まれていてもひと目でわかる程に眩しく煌めいていて、どんなに目を逸らそうとしても視界に入り込んでくるのだ。
その黄金色を見た後に目を覚ますと胸が痛くて苦しくなる為寝る事を避けるようになった。
放課後の皆との稽古は何とか頑張れるよう、最近学校はうたた寝する日々が増えていた。
今の所うたた寝なら、夢を見ないで済んでいる。
―――
ワークショップへ参加するようになり毎日が成長の日々でとても充実していると感じている。
たまぞう
MEMOフォロワーさんからの感想で、嬉しさのあまり書いたネタ。魔王司と勇者類のif的なの。設定はいきていない気がする。ごめんなさい。
辻褄が合わないかもなのでもしもの話。
何でもいい人だけ。
宙吊りとか電気攻めとか子宮と会話とか、すごいこと書いてますし、酷いことばかりしてますので。
パスワードは鍵垢にあります。 1874
たまぞう
CAN’T MAKE司類の寝バックネタと司類前提のモブ類窒息プレイネタ。特に窒息プレイは類くんが可哀想なので注意。
頭に袋を被せられて犯されてます。
何でも大丈夫な方だけお願いします。
自己責任で。
パスワードは鍵垢にあります。 1809
たまぞう
CAN’T MAKE司類。昨日のイラストネタ。にょた類くん注意。ネタですが…一応R-18にします。
パスワードは鍵垢にあります。
実は雄だった司くんとおっぱい大きいお姉さん類くん。
何でもいいよ、な人だけ読んでください。 1286
たまぞう
CAN’T MAKE昨日呟いたのをネタにしました。ただ、洗脳じゃないので。
脳姦の方なので注意。
本当に注意。苦手な人は読まないで!
🌟🎈だけど自分で書いててドン引きしてる(笑)
いや、読みたいけど、需要ないよな〜って思ってます。
本当に読みたい人だけお願いします。
あとえち傾向なので注意です。
何でも来い!という方はyesを。 1059
くらむ
DOODLE🌟🎈ちょっとした寄り道の一コマ
ワンライ『カフェ』(2023/01/18) ワンダーステージでの練習が終わり司と二人で帰路を歩いていた時、ポケットから振動が伝わる。
司に断りを入れてスマホを手に取ると、母親からのメッセージが届いていた。
要件をまとめると『急な用事が増えてしまい帰りが遅くなる』との事だ。
帰りが遅くなるということは、夕飯の時間が遅くなるということを意味する。
自分が夕飯を代わりに作ることは構わないのだが…両親は類が母屋で夕飯を食べる時は同じタイミングで食べたいと思ってくれているので、親が帰ってくるまで夕飯を食べるのを待つことになるだろう…少し間食をしておきたい。
司に状況を説明すると、司から提案を受ける。
「それならば、咲希におすすめされたカフェがあるのだが…行ってみるか?」
2164司に断りを入れてスマホを手に取ると、母親からのメッセージが届いていた。
要件をまとめると『急な用事が増えてしまい帰りが遅くなる』との事だ。
帰りが遅くなるということは、夕飯の時間が遅くなるということを意味する。
自分が夕飯を代わりに作ることは構わないのだが…両親は類が母屋で夕飯を食べる時は同じタイミングで食べたいと思ってくれているので、親が帰ってくるまで夕飯を食べるのを待つことになるだろう…少し間食をしておきたい。
司に状況を説明すると、司から提案を受ける。
「それならば、咲希におすすめされたカフェがあるのだが…行ってみるか?」
たまぞう
CAN’T MAKE🌟🎈←モブの話。モブさんの勘違い。🌟は王様で🎈は🌟に地下で幽閉されてます。
モブさんは使用人です。
ひたすらネタを書いてるだけなので読みにくいと思いますすみません。
モブさん視点です。🌟🎈のえちシーンは別に載せます。
あと睡眠姦要素があります。私が好きなので付け足しました←
誤字脱字は見逃してください。
🌟🎈←モブ「………僕と友達になってくれるかい…?」
恥ずかしそうに微笑みながら、俺の手を握る彼に胸が高鳴る。バクバクと心臓が煩いけど、そんなこと今はどうだっていい。
だって。これはチャンスだ。
類様をここから連れ出すための。
な感じの🌟🎈←モブのお話。
→
とあるお城で使用人として雇われたモブさん(♂で新人)。
新しい環境ということで、色んな部屋を紹介される中、厳重に鍵のかかった部屋(鎖、南京錠ぐるぐる)を見つける。
他の使用人に「あの部屋は何だ?」と尋ねると「あの部屋だけは絶対に入るな」「話題に出すな」「不用意に近づくな」と怒ったように言われる。
何かヤバいものがいる(ある)のではと恐れて、それ以降は話題に出すことはしなかった。
3622恥ずかしそうに微笑みながら、俺の手を握る彼に胸が高鳴る。バクバクと心臓が煩いけど、そんなこと今はどうだっていい。
だって。これはチャンスだ。
類様をここから連れ出すための。
な感じの🌟🎈←モブのお話。
→
とあるお城で使用人として雇われたモブさん(♂で新人)。
新しい環境ということで、色んな部屋を紹介される中、厳重に鍵のかかった部屋(鎖、南京錠ぐるぐる)を見つける。
他の使用人に「あの部屋は何だ?」と尋ねると「あの部屋だけは絶対に入るな」「話題に出すな」「不用意に近づくな」と怒ったように言われる。
何かヤバいものがいる(ある)のではと恐れて、それ以降は話題に出すことはしなかった。
たまぞう
CAN’T MAKE龍神と人間のラブラブなお話。全年齢で書きたいという願望。
🌟🎈前提のモブ🎈もあるけど未遂です。
それらしい描写あります。
何でもオッケーな方のみどぞ!
龍神司くんと人間類くんのネタ文と設定を交えながら!
ころころと場面が変わります。
「んっ…う…………。……ここ、は…?」
目を覚ますと真っ暗な闇が広がっていて、ひんやりとした空気が肌をちくりと刺す。僕は黒色に染まった空間で、何もないところにぺたんと座っていた。
つい先程までショーの演出を考えていたのだけれど、少し眠気が襲ってきて、それから…、それから、あれ、どうしたっけ。
必死になって記憶を辿る。目を覚ます前の記憶が酷く曖昧で、ここが夢の中なのか、それとも現実なのか、その境界が分からない。
物音も聞こえないし、何も見えないため、漠然とした不安が襲いかかる。
その時だった。
「ーーーっ!!な、なにっ?」
グイッと何かの力により、両腕が真上に引っ張られて、爪先立ちになる。腕全体に何かが絡みついているようだが、暗くてそれが何かは認識できない。とにかく動けるようにならなければと、自由になるための手掛かりを探して周りを見渡す。
5269ころころと場面が変わります。
「んっ…う…………。……ここ、は…?」
目を覚ますと真っ暗な闇が広がっていて、ひんやりとした空気が肌をちくりと刺す。僕は黒色に染まった空間で、何もないところにぺたんと座っていた。
つい先程までショーの演出を考えていたのだけれど、少し眠気が襲ってきて、それから…、それから、あれ、どうしたっけ。
必死になって記憶を辿る。目を覚ます前の記憶が酷く曖昧で、ここが夢の中なのか、それとも現実なのか、その境界が分からない。
物音も聞こえないし、何も見えないため、漠然とした不安が襲いかかる。
その時だった。
「ーーーっ!!な、なにっ?」
グイッと何かの力により、両腕が真上に引っ張られて、爪先立ちになる。腕全体に何かが絡みついているようだが、暗くてそれが何かは認識できない。とにかく動けるようにならなければと、自由になるための手掛かりを探して周りを見渡す。
くらむ
DOODLE🌟🎈「来年は負けないよ?」
「それはこっちの台詞だ!」
ワンライ『鏡開き』『カードゲーム』(2023/01/11) 新春ショーで忙しかった日々も落ち着きを取り戻し、緩やかに日常がもどり始めたある日の夜。
端末が振動し文字が浮かび上がった…類からだ。
「もしもし、オレだ」
『司くん。夜遅くにすまないね。早速なのだけれど………明日の休みの予定はあるかな?』
「明日か?……別に、無いな」
『……もし良ければ、明日僕の家に来ないかい?』
類からの急な誘いに思わず体温が上がる。
実は明日の休みはデートに誘おうとしたが、連日忙しかった為休みも大事だろうと遠慮していたのだ。
類に誘わせてしまうとは…まだまだ類の勉強不足だな。
「ああ、いいぞ。なにをするんだ?」
『それは明日のお楽しみ…かな。特別な荷物は要らないから、明日昼過ぎにガレージまで来てくれ』
2868端末が振動し文字が浮かび上がった…類からだ。
「もしもし、オレだ」
『司くん。夜遅くにすまないね。早速なのだけれど………明日の休みの予定はあるかな?』
「明日か?……別に、無いな」
『……もし良ければ、明日僕の家に来ないかい?』
類からの急な誘いに思わず体温が上がる。
実は明日の休みはデートに誘おうとしたが、連日忙しかった為休みも大事だろうと遠慮していたのだ。
類に誘わせてしまうとは…まだまだ類の勉強不足だな。
「ああ、いいぞ。なにをするんだ?」
『それは明日のお楽しみ…かな。特別な荷物は要らないから、明日昼過ぎにガレージまで来てくれ』
ほに@🌟🎈
MAIKING騎士🌟×傾国🎈🎈の肌に梅の花が生えてる(は)
描きたいとこだけ描いたぶつ切り漫画です
続きや補足設定ができたら追加していきます
⚠️特殊設定/流血・自傷表現⚠️
pass→18歳以上高卒済ですか? y/n 3
たまぞう
DONE完成したトル団。これより先はR-18のため支部にあります。
愛しいかわいいトルペくんいつからだろうか。
自然とトルペくんを目で追っていた。
他の団員と何気ない会話をしている彼を、大切そうに慈しみながらピアノを弾く彼を、小さな動物たちと楽しそうに戯れ合う彼を、少しでも知りたいと思って、ずっと目で追っていた。
その感情が恋だと自覚したのはつい最近のことで。
でもきっとトルペくんは知らないだろうな、なんて呑気なことを考えていた。
………お酒を酌み交わして、酔っているであろう彼に指摘されるまでは。
「ねぇ…団長さん…僕のこと、ずーっと……見て、ますよね……?」
「え、………あ……な、なにいっ、」
「ずっと………ずっと…いつも、僕のこと…」
「ト、トルペくん…っ、………あ…っ」
自分よりも小柄なトルペくんに両手首を掴まれて、そのままソファーに押し倒される。お酒の入った二つのグラスがかたんと床に落ちて中身が溢れていった。
1323自然とトルペくんを目で追っていた。
他の団員と何気ない会話をしている彼を、大切そうに慈しみながらピアノを弾く彼を、小さな動物たちと楽しそうに戯れ合う彼を、少しでも知りたいと思って、ずっと目で追っていた。
その感情が恋だと自覚したのはつい最近のことで。
でもきっとトルペくんは知らないだろうな、なんて呑気なことを考えていた。
………お酒を酌み交わして、酔っているであろう彼に指摘されるまでは。
「ねぇ…団長さん…僕のこと、ずーっと……見て、ますよね……?」
「え、………あ……な、なにいっ、」
「ずっと………ずっと…いつも、僕のこと…」
「ト、トルペくん…っ、………あ…っ」
自分よりも小柄なトルペくんに両手首を掴まれて、そのままソファーに押し倒される。お酒の入った二つのグラスがかたんと床に落ちて中身が溢れていった。
くらむ
DOODLE🌟🎈一生忘れられない元旦になったよ
ワンライ『初日の出』『兎年』(2023/01/04) 大晦日。
ショーの最終確認が終わり、男女別れて更衣室へ入る。
事の発端は毎朝目にする情報番組の特集で、初日の出について扱っていたのをたまたま見た司の一言であった。
「今回の初日の出はどうやら、天候に恵まれとても綺麗に見えるのだそうだ」
「初日の出…行くのかい?」
「あぁいや…ただ、テレビでやっていただけだ。だからといって何かある訳では無い、ぞ…?」
途中まで話して、ハッとする。
何故今、大して関係も無いはずのことを類に話したのだろうか。
疑問に思いながらも、話の流れを作ってしまったのは自分なため何とか会話を繋げようと思考をめぐらせていた時だった。
「初日の出、かぁ…見たことないんだよね、僕」
「なに!?一度もか!?」
2784ショーの最終確認が終わり、男女別れて更衣室へ入る。
事の発端は毎朝目にする情報番組の特集で、初日の出について扱っていたのをたまたま見た司の一言であった。
「今回の初日の出はどうやら、天候に恵まれとても綺麗に見えるのだそうだ」
「初日の出…行くのかい?」
「あぁいや…ただ、テレビでやっていただけだ。だからといって何かある訳では無い、ぞ…?」
途中まで話して、ハッとする。
何故今、大して関係も無いはずのことを類に話したのだろうか。
疑問に思いながらも、話の流れを作ってしまったのは自分なため何とか会話を繋げようと思考をめぐらせていた時だった。
「初日の出、かぁ…見たことないんだよね、僕」
「なに!?一度もか!?」
はぱまる
MOURNING昔書いたのを思い出して読み返してみたのですが、これ今から続き書くの無理だな……となったのでここに置いておきます後悔 酒は嫌いだ。正気を失うから。ショーに気を狂わせている方がよほど楽しい。
そう笑う彼の瞳が輝いて見えて、ああ大きな魚を逃したなと思ったのだ。惜しいことをしたと思い知らされたのだ。
司とは逆に酔う感覚がそれなりに好きな類は口惜しさにアルコールを摂取し、摂取し、摂取し、そこからはもうダメだった。もう一度僕に演出させてほしいと、君の演出家になりたいと、ズルズルと子供のように縋ってしまったのだ。はたまた恋人に捨てられそうな哀れな男にでも見えたろうか。なんにせよ、醜い有様であったことに変わりはない。
類は知っている。高校生の頃、嫌になるほど共に過ごしてきたため知っている。司は人が好く頼み込まれれば基本的に断れないタチだ。しかも酷く素直で単純で、その気になれば口車に乗せることなど容易い。しかしこの男、どうにも頑固で仕方がないのだ。こうと決めたことは梃子でも曲げない。どんな話術を使おうと泣き落としをしようと首を縦に振らない。そして、司はワンダーランズ×ショウタイムからキッパリと縁を切っていた。
1305そう笑う彼の瞳が輝いて見えて、ああ大きな魚を逃したなと思ったのだ。惜しいことをしたと思い知らされたのだ。
司とは逆に酔う感覚がそれなりに好きな類は口惜しさにアルコールを摂取し、摂取し、摂取し、そこからはもうダメだった。もう一度僕に演出させてほしいと、君の演出家になりたいと、ズルズルと子供のように縋ってしまったのだ。はたまた恋人に捨てられそうな哀れな男にでも見えたろうか。なんにせよ、醜い有様であったことに変わりはない。
類は知っている。高校生の頃、嫌になるほど共に過ごしてきたため知っている。司は人が好く頼み込まれれば基本的に断れないタチだ。しかも酷く素直で単純で、その気になれば口車に乗せることなど容易い。しかしこの男、どうにも頑固で仕方がないのだ。こうと決めたことは梃子でも曲げない。どんな話術を使おうと泣き落としをしようと首を縦に振らない。そして、司はワンダーランズ×ショウタイムからキッパリと縁を切っていた。
くらむ
DOODLE🌟🎈君のおかげで、僕のセカイが色鮮やかになっていく
ワンライ『クリスマス』『もういくつ寝ると』(2022/12/28) ほぅと吐き出した息が煙のように白くなる。
一年も終わりに近づき、周りは年末年始の催し物の話題や広告で溢れている。
恋人との待ち合わせの広場にて、辺りに飾り付けられているイルミネーションをぼんやりと眺めていた。
「類、待たせてすまない」
「司くん。今着いたところだから大丈夫だよ」
慌ただしい音と共に、目的であった待ち人が現れる。
今日はクリスマス…の三日後である。
ワンダーステージでのクリスマスショーが一段落した今、二人だけのクリスマスを過ごそうというのが今回の目的である。
「咲希が自室の掃除をしていてな…何やら重い荷物を運んでいたので少し手伝っていたら、時間がギリギリになってしまった…すまない」
「謝らなくても大丈夫だよ。本当に待っていないのだから」
2223一年も終わりに近づき、周りは年末年始の催し物の話題や広告で溢れている。
恋人との待ち合わせの広場にて、辺りに飾り付けられているイルミネーションをぼんやりと眺めていた。
「類、待たせてすまない」
「司くん。今着いたところだから大丈夫だよ」
慌ただしい音と共に、目的であった待ち人が現れる。
今日はクリスマス…の三日後である。
ワンダーステージでのクリスマスショーが一段落した今、二人だけのクリスマスを過ごそうというのが今回の目的である。
「咲希が自室の掃除をしていてな…何やら重い荷物を運んでいたので少し手伝っていたら、時間がギリギリになってしまった…すまない」
「謝らなくても大丈夫だよ。本当に待っていないのだから」
くらむ
TRAINING🌟🎈それは、貴方の為の
ワンライ『期待』『いつもと違う』(第97回お題拝借) ワンダーステージでの公演が終わり、寧々とえむを送迎する車が遠ざかっていく。
練習は暗くなる前に解散するが、公演となればそうはいかない。
帰宅時に送迎が必要になるのは明確だった。
…車が見えなくなったので歩みを始める。
珍しく話が振られることが無かった為ふと疑問に思い横を向くと、ちょうど司もこちらに顔を向けた。
「……類さえ良ければ…なのだが。…少し、寄り道をしないか」
「寄り道?」
急にどうしたのだろうか。
疑問に思いはしたがこの後の予定は無いのだから、答えはひとつだ。
「勿論、構わないよ」
「!…そうか、良かった」
特に目的地も告げずに歩いていく司についていく。
人の多い通りを抜け辺りに誰もいなくなると、手を繋がれた。
1758練習は暗くなる前に解散するが、公演となればそうはいかない。
帰宅時に送迎が必要になるのは明確だった。
…車が見えなくなったので歩みを始める。
珍しく話が振られることが無かった為ふと疑問に思い横を向くと、ちょうど司もこちらに顔を向けた。
「……類さえ良ければ…なのだが。…少し、寄り道をしないか」
「寄り道?」
急にどうしたのだろうか。
疑問に思いはしたがこの後の予定は無いのだから、答えはひとつだ。
「勿論、構わないよ」
「!…そうか、良かった」
特に目的地も告げずに歩いていく司についていく。
人の多い通りを抜け辺りに誰もいなくなると、手を繋がれた。