aya.t
DOODLE記録用 Xにページメーカーであげたクロス耳かけ薪さんお礼文 2024.12.19癖 いつの頃からか増えた仕草。
最初見た時は可愛いなと思った。思ってドキッとして見惚れていた。
髪を耳にかけながら柔らかに笑っていた貴方が俺の視線に気付いて、目が合った。
貴方の口角は、ほんの少し上がったように見えた。
「薪さん 耳に髪かけるの癖ですよね」
波多野が目を細めながら嬉しそうに言う。
今も貴方は、右手をクロスさせて左耳に髪をかけている。その表情は可愛いというよりは…。
「うん」
波多野に生返事しながら相変わらず見惚れていた俺と、薪さんの目が合った。
キツい顔で、柔らかな顔で、艶やかな顔で、貴方が手をクロスさせて髪へと手をやる。
しんどい時、疲れた時、束の間の隙間時間に、暫く2人の時間を持てていない時に、
661最初見た時は可愛いなと思った。思ってドキッとして見惚れていた。
髪を耳にかけながら柔らかに笑っていた貴方が俺の視線に気付いて、目が合った。
貴方の口角は、ほんの少し上がったように見えた。
「薪さん 耳に髪かけるの癖ですよね」
波多野が目を細めながら嬉しそうに言う。
今も貴方は、右手をクロスさせて左耳に髪をかけている。その表情は可愛いというよりは…。
「うん」
波多野に生返事しながら相変わらず見惚れていた俺と、薪さんの目が合った。
キツい顔で、柔らかな顔で、艶やかな顔で、貴方が手をクロスさせて髪へと手をやる。
しんどい時、疲れた時、束の間の隙間時間に、暫く2人の時間を持てていない時に、
ミズタマ
DOODLE青木に抱いて欲しい薪さん薪さんは「抱いて」という言い方はしないかな?
でもそれだけ切羽詰まってる状態ってことで。
わりと真面目に描きました。
濡れるのも構わず、っていうの好きだな。
青木にはこのあと激しく抱いて欲しい。 2
aya.t
MEMOツイッターにあげた短いの 連載再開に浮かれて 薪さんに会えれば(生きてさえいてくれれば)! →幸せになって欲しい→幸せな薪さんが見たい 青木と幸せになって欲しい‼︎と 徐々に欲深くなるワタシ‥はぁーっ
溜め息をついた。
人間は全くどうしようも無い。
ただ生きていて欲しいと願った。生きてさえいてくれれば と 本気で願った。
綺麗なまま生きていて欲しい と。
なのに いつの間にか 幸せになって欲しいと願い出した。 幸せでいてくれと。
更にもたげる願い。
僕が幸せに加味したい 僕と幸せでいて欲しい 僕が幸せにしてしてやりたい 僕と‥。 ずっと‥。
はぁーっ
全くどうしようもない。 化け物かと自認(他認?)していたが何の事は無い。どうしようもない人間の一人だ。
「薪さん‥そんなに溜め息吐いて。 溜め息吐くと幸せが逃げちゃうんですよ? ‥良くなかったですか?」
はぁーっ。
それって、逃げちゃうって、今 僕に幸せがある事前提。今 幸せって言ってるんだよな。
385溜め息をついた。
人間は全くどうしようも無い。
ただ生きていて欲しいと願った。生きてさえいてくれれば と 本気で願った。
綺麗なまま生きていて欲しい と。
なのに いつの間にか 幸せになって欲しいと願い出した。 幸せでいてくれと。
更にもたげる願い。
僕が幸せに加味したい 僕と幸せでいて欲しい 僕が幸せにしてしてやりたい 僕と‥。 ずっと‥。
はぁーっ
全くどうしようもない。 化け物かと自認(他認?)していたが何の事は無い。どうしようもない人間の一人だ。
「薪さん‥そんなに溜め息吐いて。 溜め息吐くと幸せが逃げちゃうんですよ? ‥良くなかったですか?」
はぁーっ。
それって、逃げちゃうって、今 僕に幸せがある事前提。今 幸せって言ってるんだよな。
aya.t
DOODLE番外編というか。最初はこちらでした。書き始めたはいいけれども 青木がちっとも鈴木さんに出番を譲らなくてボツにして書き直したのが先日のpixivにあげたお話です。こっちを開き直って続けたらただの甘々青薪話になりました。
pixivの方を先に読んでいただいた方が話がわかりやすいと思います🙏
虹とスニーカー 番外編「薪さん。何時でしたっけ?約束の時間。」
「‥13時。あと30分‥」
「なんとか間に合いそうですね。 良かった。」
「あぁ。悪かったな。手伝わせて。 おまえがいてくれて助かったよ。」
「いえ。でも 薪さん激務でお忙しくてお時間無いんだし、その分お稼ぎになっているんだから、楽々パックにすれば良かったのに。」
「楽々パック?」
「全部‥部屋ごと全部やってくれるんですよ。本人は何もしなくていいんです。ゴミ箱のゴミまでちゃんと運んでくれる。」
薪さんがゴミ箱に目をやる。
「‥‥それ。マズいだろ‥」
「あ、だから、捨てて欲しい物とかは予め捨てておくなり処分って指示しておけばいいんですよ。使用済みのゴむ‥」
バコっと後頭部に衝撃。
2562「‥13時。あと30分‥」
「なんとか間に合いそうですね。 良かった。」
「あぁ。悪かったな。手伝わせて。 おまえがいてくれて助かったよ。」
「いえ。でも 薪さん激務でお忙しくてお時間無いんだし、その分お稼ぎになっているんだから、楽々パックにすれば良かったのに。」
「楽々パック?」
「全部‥部屋ごと全部やってくれるんですよ。本人は何もしなくていいんです。ゴミ箱のゴミまでちゃんと運んでくれる。」
薪さんがゴミ箱に目をやる。
「‥‥それ。マズいだろ‥」
「あ、だから、捨てて欲しい物とかは予め捨てておくなり処分って指示しておけばいいんですよ。使用済みのゴむ‥」
バコっと後頭部に衝撃。
aya.t
DONE昨日のアレ 駄目出しと再提出を求められ‥迷走しました。もはや薪さんと青木 名前だけの気がしますが💦 「ラブラブな未来」の責任は‥如何でしょう😅 絡んで下さった優しい方々には強制的に友情出演いただきました🙇♀️青木先生と薪くん その後「‥くん 薪くん。」
呼ばれていたのに気付かなかった。
まだ 頭がぼーっとしている。
青木が僕を呼んでいる。‥もう少し‥。
「薪くん!」
「‥もうちょっとだけ‥」
そのまま夢の続きに戻ろうとした僕の口を濃厚な接吻が襲う。
「‥んん‥。」
「‥元気だね。 起きないと襲っちゃうよ?」
朝の生理現象をいじられて目を開けたら 目尻の下がった締まりの無い青木のドアップ。
「‥今 何時?」
「6:30。 後30分で家出ないと遅刻。」
30分⁈
ギリギリじゃないか! 襲われている時間なんてない!
シャワー浴びて髪乾かして着替えて‥! 朝食は抜きだな‥。
「早く起こせよ!」
怒鳴りながら、しっかり身支度を整えている青木をベッドルームに置き去りにして、バタバタと洗面所に駆け込む。
7453呼ばれていたのに気付かなかった。
まだ 頭がぼーっとしている。
青木が僕を呼んでいる。‥もう少し‥。
「薪くん!」
「‥もうちょっとだけ‥」
そのまま夢の続きに戻ろうとした僕の口を濃厚な接吻が襲う。
「‥んん‥。」
「‥元気だね。 起きないと襲っちゃうよ?」
朝の生理現象をいじられて目を開けたら 目尻の下がった締まりの無い青木のドアップ。
「‥今 何時?」
「6:30。 後30分で家出ないと遅刻。」
30分⁈
ギリギリじゃないか! 襲われている時間なんてない!
シャワー浴びて髪乾かして着替えて‥! 朝食は抜きだな‥。
「早く起こせよ!」
怒鳴りながら、しっかり身支度を整えている青木をベッドルームに置き去りにして、バタバタと洗面所に駆け込む。
aya.t
DOODLEきっと類似のお話は沢山あると思うのですが‥。薪さんに会いたくて自家発電。短い上に朝チュンとか寸止めとか匂わせしか書けなくてすみません。適当に補完して下さいませ。人はそれを恋と呼ぶ馬鹿だし‥。
いや飛び級で東大法だっけ?でも馬鹿だよな?
じじ臭いし‥。
幼く見られたくなくてわざとだったっけ。でも それじゃ大人通り越してただの地味なおじさんだろ。
無鉄砲で馬鹿だし。‥‥馬鹿はさっき もう言ったか。
高身長 高学歴 高収入 ったって、僕の方が学歴も収入も上だし。
身長高いったって 高けりゃいいってもんじゃ無い。高いのが魅力的なのはせいぜい186cmまでで、それ以上デカいのはかえって鬱陶しいとか邪魔とか怖いの部類だよな。
12も歳下だし部下だし馬鹿だし(あ。馬鹿3回めだ‥)男だし‥
‥‥なんでこいつなんだろう。
頭の中で散々ディスっていた男は なんせ馬鹿だから僕の視線をしっかり誤解して顔を近づけてきた。12も歳下だから人生経験も少なくて状況判断も間違ってばかりの困った奴。
971いや飛び級で東大法だっけ?でも馬鹿だよな?
じじ臭いし‥。
幼く見られたくなくてわざとだったっけ。でも それじゃ大人通り越してただの地味なおじさんだろ。
無鉄砲で馬鹿だし。‥‥馬鹿はさっき もう言ったか。
高身長 高学歴 高収入 ったって、僕の方が学歴も収入も上だし。
身長高いったって 高けりゃいいってもんじゃ無い。高いのが魅力的なのはせいぜい186cmまでで、それ以上デカいのはかえって鬱陶しいとか邪魔とか怖いの部類だよな。
12も歳下だし部下だし馬鹿だし(あ。馬鹿3回めだ‥)男だし‥
‥‥なんでこいつなんだろう。
頭の中で散々ディスっていた男は なんせ馬鹿だから僕の視線をしっかり誤解して顔を近づけてきた。12も歳下だから人生経験も少なくて状況判断も間違ってばかりの困った奴。
aya.t
MOURNINGこっそりシリーズとっても大好きな沼の民様(いつも大変お世話になっております🙇♀️)。お話しさせていただいているうちに妄想が暴走して つい。つい‥。
気付けばタジク3つめ😅
一部 別のやはり大好きな沼住民様の呟きを借用させていただいております🙏
タグは青薪。 ‥間違ってないと思う‥けど‥全方面からのブーイングが‥🙇♀️
「やだ‥ もう許して‥」
─駄目だ。涙が‥。
タジクがニヤリと笑って僕の目尻を拭う。
「この綺麗な涙はね。あの 貴方のことが大好きで宝物のように扱う坊やには効くのかもしれませんが、俺にとっては燃料にしかなりません。もっと泣かせてみたくなる‥。あなたの 理性が失われた先のあなたの姿を‥見たい」
──落ちていく。
あおき アオキ‥
あの時は こんな事になるとは思わなかった。
目の前の誘惑。
‥好みだったんだ。そう はっきり言って 何もかもが僕の好きなタイプだったんだ。
ちょっとした気の緩み。
行き詰まっていた捜査で煮詰まっていたのもある。全区あげての捜査。僕だけでなく全ての捜査員が休む間もなく。 ‥青木とは逢瀬どころかプライベートの会話すら ずっと出来ていなかった。
7339─駄目だ。涙が‥。
タジクがニヤリと笑って僕の目尻を拭う。
「この綺麗な涙はね。あの 貴方のことが大好きで宝物のように扱う坊やには効くのかもしれませんが、俺にとっては燃料にしかなりません。もっと泣かせてみたくなる‥。あなたの 理性が失われた先のあなたの姿を‥見たい」
──落ちていく。
あおき アオキ‥
あの時は こんな事になるとは思わなかった。
目の前の誘惑。
‥好みだったんだ。そう はっきり言って 何もかもが僕の好きなタイプだったんだ。
ちょっとした気の緩み。
行き詰まっていた捜査で煮詰まっていたのもある。全区あげての捜査。僕だけでなく全ての捜査員が休む間もなく。 ‥青木とは逢瀬どころかプライベートの会話すら ずっと出来ていなかった。
aya.t
MOURNINGこっそりツイッターにあげてたシリーズ。ちょっと直してちょっと(?)加えました。全方面からのブーイングが聞こえてきそうです。長い!タグは青薪。これで青薪タグ付けたら詐欺だよ?と言われましたが そんな事はない‥と思う‥。多分 あげた後も直しが入ります。やり過ぎました。削って元に戻そうかな。色々 すみません🙇♀️単なる遊び‥この玄関を開けるのも もう慣れた。
居心地の良さと ほんの少しの後ろめたさとも言える逡巡。初めて訪れた時に感じたその比重がいつのまにか逆転しかけているのに戸惑う自分がいる。
そして新しく加わった更に戸惑う感情。‥それは期待とも呼べるもので。
青木とは望めない この男が与えてくれるこの部屋での時間を望んでしまっている僕がいる。
「薪さん いらっしゃい。お待ちしていました。」
僕を招き入れるタジクに続いて部屋に入る。
咄嗟に俯いたとはいえ 僕の瞳に宿る期待は 押さえ切れない欲求は、きっとこいつにはお見通しだろう。
僕が おまえの僅かに弾んだ声にそれを聞き取ったように。
‥そう。僕らはお互い似た物同士で。
丁度いいんだ‥。たまに息抜きをする相手として。──相性がいいんだ。
5389居心地の良さと ほんの少しの後ろめたさとも言える逡巡。初めて訪れた時に感じたその比重がいつのまにか逆転しかけているのに戸惑う自分がいる。
そして新しく加わった更に戸惑う感情。‥それは期待とも呼べるもので。
青木とは望めない この男が与えてくれるこの部屋での時間を望んでしまっている僕がいる。
「薪さん いらっしゃい。お待ちしていました。」
僕を招き入れるタジクに続いて部屋に入る。
咄嗟に俯いたとはいえ 僕の瞳に宿る期待は 押さえ切れない欲求は、きっとこいつにはお見通しだろう。
僕が おまえの僅かに弾んだ声にそれを聞き取ったように。
‥そう。僕らはお互い似た物同士で。
丁度いいんだ‥。たまに息抜きをする相手として。──相性がいいんだ。
aya.t
MOURNINGこっそりツィッターにあげてたシリーズ。大事な物が見つからず会社に始末書書かなきゃならないかも‥と大好きな沼同期の末っ子の片割れ(と勝手に思っている)が頭抱えていたので。
探しものはなんですか?「あれ、ない‥」
その呟きから全てが始まった‥。
確かにここにいつも入れておいた筈。最後に確認したのはいつだった?思い出せ。 思い‥‥。
いや、昨日もちゃんとここにあった。
覚えている。確かに触った。 でも、昨日はあいつがいたから。あいつの目を盗んでこっそりと。
そうだ。丁度 この引き出しを開けて取り出した時にあいつが僕の名前を呼びながら部屋に入ってきたから 慌てて。
あぁ‥! その後 どうしたっけ‥。引き出しに戻した?ポケットに突っ込んだ?
‥‥‥覚えてない‥。
あれは小さいから何処にだって紛れ込める。
引き出しと壁の隙間 咄嗟にポケットに入れたならソファーの座面の間とか 下手したら広げていた本の間にだって‥。
1906その呟きから全てが始まった‥。
確かにここにいつも入れておいた筈。最後に確認したのはいつだった?思い出せ。 思い‥‥。
いや、昨日もちゃんとここにあった。
覚えている。確かに触った。 でも、昨日はあいつがいたから。あいつの目を盗んでこっそりと。
そうだ。丁度 この引き出しを開けて取り出した時にあいつが僕の名前を呼びながら部屋に入ってきたから 慌てて。
あぁ‥! その後 どうしたっけ‥。引き出しに戻した?ポケットに突っ込んだ?
‥‥‥覚えてない‥。
あれは小さいから何処にだって紛れ込める。
引き出しと壁の隙間 咄嗟にポケットに入れたならソファーの座面の間とか 下手したら広げていた本の間にだって‥。
aya.t
MOURNINGこっそりツィッターにあげてたシリーズ。pixivにあげているホワイトデー話の番外編。タジクに脱がされる薪さんが見たいというリクエストで。エトール・セントラル番外編♪ピンポン
軽快なチャイム。この部屋の入居者には似つかわしくない軽やかで爽やかな音色。このチャイムを鳴らす度に一瞬 戸惑う。ブーっていうホラ貝だかサイレンだかって音色のチャイムの方が合っている気がして。
応答がない。
持っている合鍵で開錠する。
ちらっと青木の顔が頭を掠める。‥あいつが知ったら血相変えそうだな。
僕がタジクの部屋の合鍵を持っているのも 1人で入ろうとしているのも
‥それが 初めてではない事も。
タジクの社会復帰に関しては様々な懸念もあったが、僕が目を離さない事、監視役の人間を送り込む事などを条件に 今 彼はエトール・セントラルの料理長として忙しい日々を送っている。
僕としても 何処かわからぬ所へ潜り込まれてしまうより、目の届く所にいてくれる方が都合が良かったのだ。
3153軽快なチャイム。この部屋の入居者には似つかわしくない軽やかで爽やかな音色。このチャイムを鳴らす度に一瞬 戸惑う。ブーっていうホラ貝だかサイレンだかって音色のチャイムの方が合っている気がして。
応答がない。
持っている合鍵で開錠する。
ちらっと青木の顔が頭を掠める。‥あいつが知ったら血相変えそうだな。
僕がタジクの部屋の合鍵を持っているのも 1人で入ろうとしているのも
‥それが 初めてではない事も。
タジクの社会復帰に関しては様々な懸念もあったが、僕が目を離さない事、監視役の人間を送り込む事などを条件に 今 彼はエトール・セントラルの料理長として忙しい日々を送っている。
僕としても 何処かわからぬ所へ潜り込まれてしまうより、目の届く所にいてくれる方が都合が良かったのだ。
aya.t
MOURNINGこっそりツィッターにあげてたシリーズこれは 30cmの身長差カップルの思いっきりの抱擁に萌えた方の呟きに反応して
30cm──負けられない試合がある。
今日は薪さん率いる俺たち第九と 第一の雪子さんの旦那さんの黒田さん率いるSPチームの草野球の試合。
(何故 そんな事になったのかは分からない。薪さんが所長じゃなく室長なのも変。勝たねばならない 負けられない何かがあるのだが 思い浮かばない。
とにかく 負けらないのだ。)
デスクワークの俺たちと 身体能力の高さが仕事のSPチーム。
勝負は最初からついているかと思われたが、コールドゲームにもならず、9回裏までもつれ込んだ。
初回に入れられた1点だけでその後の得点を許さなかったのは 今日に向けての鬼の室長(薪さん)の特訓の成果か。
9回裏 トップバッターの山本さんがフォアボールを選び一塁に出た。次の打者は薪さん。
1093今日は薪さん率いる俺たち第九と 第一の雪子さんの旦那さんの黒田さん率いるSPチームの草野球の試合。
(何故 そんな事になったのかは分からない。薪さんが所長じゃなく室長なのも変。勝たねばならない 負けられない何かがあるのだが 思い浮かばない。
とにかく 負けらないのだ。)
デスクワークの俺たちと 身体能力の高さが仕事のSPチーム。
勝負は最初からついているかと思われたが、コールドゲームにもならず、9回裏までもつれ込んだ。
初回に入れられた1点だけでその後の得点を許さなかったのは 今日に向けての鬼の室長(薪さん)の特訓の成果か。
9回裏 トップバッターの山本さんがフォアボールを選び一塁に出た。次の打者は薪さん。
aya.t
MOURNINGこっそりツィッターにあげてたの。やっぱり残しておこうと。人様の呟きに反応して打ち返した話。ドライブネタ定位置急に春めいてきた。
いつのまにかコート無しでも出歩けるようになっていて、気付けば木蓮やら小手毬やら菜の花やら‥。
目に入る色が増えてきた。
河津桜は満開で、染井吉野も蕾が見受けられる今日この頃。季節は巡る。
「車走らせて 少し遠出しましょうか?」
久しぶりの休日。
暖かい室内でゴロゴロしている冬も楽しかったが、「あったかくなってくると外で手足を伸ばして光合成したくなりませんか?」 とわけの分からない事を言う青木が散歩に出たくてウズウズしている大型犬に見えてきて つい、
「よかろう。」と、頷いた。
「じゃ、俺 車 駐車場から出して来ますから!薪さん エントランス前のいつもの所で!」
鍵を引っ掴んで あっという間に玄関を出ていく青木。
1895いつのまにかコート無しでも出歩けるようになっていて、気付けば木蓮やら小手毬やら菜の花やら‥。
目に入る色が増えてきた。
河津桜は満開で、染井吉野も蕾が見受けられる今日この頃。季節は巡る。
「車走らせて 少し遠出しましょうか?」
久しぶりの休日。
暖かい室内でゴロゴロしている冬も楽しかったが、「あったかくなってくると外で手足を伸ばして光合成したくなりませんか?」 とわけの分からない事を言う青木が散歩に出たくてウズウズしている大型犬に見えてきて つい、
「よかろう。」と、頷いた。
「じゃ、俺 車 駐車場から出して来ますから!薪さん エントランス前のいつもの所で!」
鍵を引っ掴んで あっという間に玄関を出ていく青木。
aya.t
DOODLE疲れていて‥あんまり考えずにくだらないお下品なお笑いネタを‥。ほぼ一発書き。萌え要素無いです。笑っていただけたら🙏案じ夜‥(あんじゃ)テーブルの上に広げられた大量の品を前にしかめ面の薪室長
(‥幾らなんでも多過ぎる。)
同期の変わり者から送られてきた荷物は想像以上に大量だった。1人では使い切れない。
研究費を稼ぐ為に売れる物も作るという姿勢は理解できる。
研究とは全く異なるが 副産物で商品化した売れ線だという自信作を付き合いで購入したのだ。
彼の研究の先が楽しみなのも確か。
‥でも種類も量も多過ぎる。
この大量の品物をどうしようかと思案して ある男の顔が思い浮かぶ。
(そうだ。あいつに送りつけてやろう。)
段ボールに梱包して宛名を書く。
「東京都◯◯区‥‥青木一行‥電話番号は090-◯◯‥」
よし!
翌日
ピンポーン♪
自宅で段ボールを受け取ったのは第九に入ったばかりの新人青木。
1666(‥幾らなんでも多過ぎる。)
同期の変わり者から送られてきた荷物は想像以上に大量だった。1人では使い切れない。
研究費を稼ぐ為に売れる物も作るという姿勢は理解できる。
研究とは全く異なるが 副産物で商品化した売れ線だという自信作を付き合いで購入したのだ。
彼の研究の先が楽しみなのも確か。
‥でも種類も量も多過ぎる。
この大量の品物をどうしようかと思案して ある男の顔が思い浮かぶ。
(そうだ。あいつに送りつけてやろう。)
段ボールに梱包して宛名を書く。
「東京都◯◯区‥‥青木一行‥電話番号は090-◯◯‥」
よし!
翌日
ピンポーン♪
自宅で段ボールを受け取ったのは第九に入ったばかりの新人青木。
ERI
TRAININGおでん作りながらボーッと妄想した薪にゃんです。Twitterのツリーにしようと思っていたのでほぼ会話劇ですがこのまま…ぼくの青木ある日の青木と薪にゃん。
弱火で火を入れ直す鍋の傍からなかなか離れない青木に痺れを切らせ、ついにまだお腹空いてないしどうでもいい風でひとり遊びするのを忘れた薪。寂しいと気まぐれに甘えたスイッチが入ったりする。気配を消して青木の背後に回ると、腰に腕を回して抱きついた。
深いブルーのセーターに鼻を埋めて青木を補給する。
「……いい匂いがする」
「おでん炊いてますから」
「そうじゃなくて」
「そうじゃなくて?」
「おまえの匂い」
「え」
青木はお玉を持ったまま腕を持ち上げ、クンクンと脇の辺りを嗅いだ。
「オレそんな匂います?」
おでんの鍋の傍でもわかるくらいだとしたらちょっとショックだ。
「臭いとはいってないだろ。いい匂いって言ってるんだ」
1440弱火で火を入れ直す鍋の傍からなかなか離れない青木に痺れを切らせ、ついにまだお腹空いてないしどうでもいい風でひとり遊びするのを忘れた薪。寂しいと気まぐれに甘えたスイッチが入ったりする。気配を消して青木の背後に回ると、腰に腕を回して抱きついた。
深いブルーのセーターに鼻を埋めて青木を補給する。
「……いい匂いがする」
「おでん炊いてますから」
「そうじゃなくて」
「そうじゃなくて?」
「おまえの匂い」
「え」
青木はお玉を持ったまま腕を持ち上げ、クンクンと脇の辺りを嗅いだ。
「オレそんな匂います?」
おでんの鍋の傍でもわかるくらいだとしたらちょっとショックだ。
「臭いとはいってないだろ。いい匂いって言ってるんだ」
aya.t
MOURNING「あ行」を多用するお話が書いてみたい と挑戦‥‥して 挫折しました💦「供養」カテゴリーのあるポイピク限定。しぶにはあげない予定ですw‥
‥怒らないで下さい。石 投げないで下さい。
ごめんなさい。
挑戦!「あぁ‥‥」
いつもよりちょっと高い薪さんの声が 夜の部屋の空気を震わす。
掠れた声が艶めかしい。
自分では出すつもりの無かった声だったのだろう。こんな声を出す筈じゃ無かった と薪さんの顔に書いてある。
薪さんにとっては未開の領域‥。不安気に俺を見る薪さんに 俺は安心させるように微笑み返す。
(大丈夫です。俺の指があなたを 貴方のまだ到達したことの無い場所へと導きますから‥)
「あぁーっ!‥‥」
綺麗な顔が少し苦しげ。
「‥薪さん‥力 抜いて‥。」
身体に力が入っちゃうと苦しくなっちゃうのだ‥。気持ち良く出すところまでいく為には 力抜いてもらわないと。
俺は注意深く薪さんの様子を見ながらピッチを上げる。
「い‥イぃー‥。」
949いつもよりちょっと高い薪さんの声が 夜の部屋の空気を震わす。
掠れた声が艶めかしい。
自分では出すつもりの無かった声だったのだろう。こんな声を出す筈じゃ無かった と薪さんの顔に書いてある。
薪さんにとっては未開の領域‥。不安気に俺を見る薪さんに 俺は安心させるように微笑み返す。
(大丈夫です。俺の指があなたを 貴方のまだ到達したことの無い場所へと導きますから‥)
「あぁーっ!‥‥」
綺麗な顔が少し苦しげ。
「‥薪さん‥力 抜いて‥。」
身体に力が入っちゃうと苦しくなっちゃうのだ‥。気持ち良く出すところまでいく為には 力抜いてもらわないと。
俺は注意深く薪さんの様子を見ながらピッチを上げる。
「い‥イぃー‥。」
kouyamaki
DONEpixivに上げていた読み切りシリーズの続き。あくまでカップルにならない鈴薪青。文脈は適当。薪室長、鈴木副室長、駆け出しの青木で。この鈴薪青はそのうち名前を付けて独立したシリーズにするかもしれません。読み切り #10 タオルドライ 脱衣所で鈴木がシャツのボタンを外していると、シャワーブースの一つが開いて、青木が上がってきた。
「お疲れ様です!」
人がいると思っていなかったのだろう。青木は丸出し無防備だった。が、鈴木に元気に挨拶しながら、さり気なくタオルで隠す。
えらいえらい。薪に比べれば大変によい子である。
鈴木は一人心の中で頷く。
薪の無防備ぶりを知らない男は科警研にいない。隠す素振りすら全く見せない男っぷりなのだ。警察大学校時代に発覚した悪癖である。
少しは周りの迷惑も考えて、恥じらいを身につけて欲しいところなのだが。この件は鈴木ですら匙を投げている。
「俺の次の休憩は鈴木さんでしたか。」
乾いたタオルを取り出す青木の裸を、鈴木はついつい観察してしまう。
1841「お疲れ様です!」
人がいると思っていなかったのだろう。青木は丸出し無防備だった。が、鈴木に元気に挨拶しながら、さり気なくタオルで隠す。
えらいえらい。薪に比べれば大変によい子である。
鈴木は一人心の中で頷く。
薪の無防備ぶりを知らない男は科警研にいない。隠す素振りすら全く見せない男っぷりなのだ。警察大学校時代に発覚した悪癖である。
少しは周りの迷惑も考えて、恥じらいを身につけて欲しいところなのだが。この件は鈴木ですら匙を投げている。
「俺の次の休憩は鈴木さんでしたか。」
乾いたタオルを取り出す青木の裸を、鈴木はついつい観察してしまう。
kouyamaki
DONEpixivに上げた「青木の選択」シリーズの続き。#10「悪行」
悪戯の後、薪さんと青木がくっつくまでの話。他のシリーズとは別軸の2人です。
季節感はフィクションです。ネモフィラと球根生産のチューリップがまだ同時に咲いているような、4月下旬~5月上旬のイメージです。
このシリーズはあと1~2回で完結の予定です。最後まで書くのが目標です。お付き合い頂ければ幸いです。
#10「悪行」光が残した絵のキリンのガントリークレーンは、5基になっていた。
去年の暑い夏は光を苦しめた。暑くなる前に海で眠らせてやりたいと青木の母は言う。
どんたくが終わってしまえば福岡は初夏だ。どんどん気温が上がる。梅雨に入れば湿気も重くうっとおしい。
49日までまだあったが、青木も舞も散骨に賛成した。49日といっても、生前の光の希望で宗教的な葬儀は一切執り行っていない。青木家3人と薪で小さな骨を拾った。
船を出してくれる葬儀社や、付き合いのある生花問屋の伝手で、青木の母は大量のチューリップの花びらを用意することにした。球根生産のための、花摘みの最後の季節だったのだ。
かつて散華と名うって、100万枚のチューリップの花びらをヘリから地上に撒いてみせた前衛いけばな作家がいた。
5327去年の暑い夏は光を苦しめた。暑くなる前に海で眠らせてやりたいと青木の母は言う。
どんたくが終わってしまえば福岡は初夏だ。どんどん気温が上がる。梅雨に入れば湿気も重くうっとおしい。
49日までまだあったが、青木も舞も散骨に賛成した。49日といっても、生前の光の希望で宗教的な葬儀は一切執り行っていない。青木家3人と薪で小さな骨を拾った。
船を出してくれる葬儀社や、付き合いのある生花問屋の伝手で、青木の母は大量のチューリップの花びらを用意することにした。球根生産のための、花摘みの最後の季節だったのだ。
かつて散華と名うって、100万枚のチューリップの花びらをヘリから地上に撒いてみせた前衛いけばな作家がいた。
kouyamaki
DONEpixivに上げていた「読み切り」シリーズ。薪さんと青木が鈴木の墓参りで、偶然雪子に会う話。同じく、pixiv に上げた「青木の持ち込み」シリーズの「体重計」、「真冬物語」シリーズの「緑のガーネット」の続きのような話。かはたれの 彼は誰時、薪と青木は鈴木の墓を訪れた。新品の雑巾を持ち込んだ青木が手早く墓石を拭いてくれた。
こういう時、デカくて手足の長い奴は妙に便利だな。薪はぼんやり思った。
青木とここに来るのは2度目だ。
前回同様、薪の方が緊張している。青木は薪より一歩下がって、静かに目を閉じて鈴木に手を合わせてくれている。
生きている間の鈴木に、薪は自分の想いを伝えたことはない。
それが何故、今の薪は青木をここに連れて来たのか。
むしろそれこそが、薪の鈴木への気持ちを現している。
鈴木が好きだった。
こんな形で、18の頃からの長い片想いを鈴木に打ち明けてしまうことになった。
前回来た時もそうだったが、恥ずかし過ぎる。
6173こういう時、デカくて手足の長い奴は妙に便利だな。薪はぼんやり思った。
青木とここに来るのは2度目だ。
前回同様、薪の方が緊張している。青木は薪より一歩下がって、静かに目を閉じて鈴木に手を合わせてくれている。
生きている間の鈴木に、薪は自分の想いを伝えたことはない。
それが何故、今の薪は青木をここに連れて来たのか。
むしろそれこそが、薪の鈴木への気持ちを現している。
鈴木が好きだった。
こんな形で、18の頃からの長い片想いを鈴木に打ち明けてしまうことになった。
前回来た時もそうだったが、恥ずかし過ぎる。
ERI
DONE元々はブログに薪にゃんと一緒というシリーズの別タイトルであげていた話を修正しました猫耳しっぽ付きの薪にゃん(やや子猫です)が青木と暮らす一軒家で起きた、鈴薪のような、青薪のようなメルヘンです
みつけたよ今、何時だろう。
時間の感覚がない。ひょっとするとまだぎりぎり朝なのかもしれないけれど、珍しく空腹のせいで目を覚ました気もするから、お昼は当に過ぎているのかもしれない。乱れたままのシーツの白をまだぼんやりした目で見つめながら何度か瞬きをすると、少しだけ頭がはっきりしてきた。なんか重い…青木か。
すっぽりと背後から抱きすくめるように回されていた腕をそうっと持ち上げ、なるべくベッドを軋ませないよう慎重に身体を起こした。それから、両手で支えたその腕を引き続きそうっとそうっとベッドの上に横たえる。脱力している人間の身体はパーツでも結構重い。日頃僕はこの青木の逞しい腕がとても好きなのだけれど、この時ばかりはさすがにそれも忌々しく思えた。
9614時間の感覚がない。ひょっとするとまだぎりぎり朝なのかもしれないけれど、珍しく空腹のせいで目を覚ました気もするから、お昼は当に過ぎているのかもしれない。乱れたままのシーツの白をまだぼんやりした目で見つめながら何度か瞬きをすると、少しだけ頭がはっきりしてきた。なんか重い…青木か。
すっぽりと背後から抱きすくめるように回されていた腕をそうっと持ち上げ、なるべくベッドを軋ませないよう慎重に身体を起こした。それから、両手で支えたその腕を引き続きそうっとそうっとベッドの上に横たえる。脱力している人間の身体はパーツでも結構重い。日頃僕はこの青木の逞しい腕がとても好きなのだけれど、この時ばかりはさすがにそれも忌々しく思えた。
kouyamaki
DONEpixivに上げていた読み切りシリーズ。鈴誕に寄せて?あくまでバディな鈴青を書いてみたかったが挫折。カップルにならない鈴薪青。文脈は適当。薪室長、鈴木副室長、駆け出しの青木で。読み切り #9 Cigarette Break「青木、火くれる?」
喫煙所に顔を出した鈴木が、無遠慮にタバコを咥えた口元を近づけてくる。
こういう時、イケメンは罪作りだな。
青木はぼんやり思う。だが、青木も何となく鈴木とのこのキスには慣れてしまった。
青木はすっと鈴木に呼吸を合わせる。
鈴木のチェ・ブランコの先に点った火。
整った鼻筋にほんの一瞬差した赤。
ゆったりと、鈴木の最初の一吸いの香りが広がる。僅かに紅茶のような香ばしさ。
疲れのせいか少々気怠げな様子でも、イケメンはイケメン。
なんだか悔しい。
これじゃ、薪さんが苦労するわけだ。
青木も煙りを吐いて、室長に心から同情する。
薪が大学時代からの親友にして現在は自分の右腕である、副室長の鈴木に微妙な好意を持っているのは、色恋沙汰に疎い青木にもわかる。
3431喫煙所に顔を出した鈴木が、無遠慮にタバコを咥えた口元を近づけてくる。
こういう時、イケメンは罪作りだな。
青木はぼんやり思う。だが、青木も何となく鈴木とのこのキスには慣れてしまった。
青木はすっと鈴木に呼吸を合わせる。
鈴木のチェ・ブランコの先に点った火。
整った鼻筋にほんの一瞬差した赤。
ゆったりと、鈴木の最初の一吸いの香りが広がる。僅かに紅茶のような香ばしさ。
疲れのせいか少々気怠げな様子でも、イケメンはイケメン。
なんだか悔しい。
これじゃ、薪さんが苦労するわけだ。
青木も煙りを吐いて、室長に心から同情する。
薪が大学時代からの親友にして現在は自分の右腕である、副室長の鈴木に微妙な好意を持っているのは、色恋沙汰に疎い青木にもわかる。
kouyamaki
DONEpixivに上げた「青木の選択」シリーズの続き。#9「悪計」
悪戯の後、薪さんと青木がくっつくまでの話。他のシリーズとは別軸の2人です。
福岡の土地勘無しで色々フィクションで書いています。おかしな点が多々あると思います。お目こぼし頂ければ幸いです。
この話では季節はまだ冬です。
このシリーズはあと1~2回で完結の予定です。お付き合い頂ければ幸いです。
#9「悪計」 青木はクリスマス時期に取った休みを、予定通り消化しきれなかった。
例年12月下旬に固まる予算案の決定がずれ込み、年越しとなった。来年度中は諦めていた分の研究計画予算をどさくさに紛れて計上すべく、青木は休みを切り上げて霞が関へ向かった。
ここにきて、新しい省庁の設置が見込まれている。そこに新たな権益を確保すべく、警察庁もこどもに関する行政に急に積極的な姿勢を見せている。
利用できるものは利用する。
警察官僚出身の政治家へのレクチャーは、秋にミドリのもとを訪れた件の児童精神科医が協力してくれた。彼の計画への参画もほぼ確実となった。
立場上、青木はミドリやつばき園の子供達には直接何もできない。せめてできるのは、子供達のその後を長期に渡って追う、この新たな研究計画を軌道に乗せることだ。
2599例年12月下旬に固まる予算案の決定がずれ込み、年越しとなった。来年度中は諦めていた分の研究計画予算をどさくさに紛れて計上すべく、青木は休みを切り上げて霞が関へ向かった。
ここにきて、新しい省庁の設置が見込まれている。そこに新たな権益を確保すべく、警察庁もこどもに関する行政に急に積極的な姿勢を見せている。
利用できるものは利用する。
警察官僚出身の政治家へのレクチャーは、秋にミドリのもとを訪れた件の児童精神科医が協力してくれた。彼の計画への参画もほぼ確実となった。
立場上、青木はミドリやつばき園の子供達には直接何もできない。せめてできるのは、子供達のその後を長期に渡って追う、この新たな研究計画を軌道に乗せることだ。