ariari2523_dai
DONEダイ君にひたすら美味しいものを食べてもらうだけの、真の意味でのヤマなしオチなし意味なしシリーズその2。ダイ君のご飯事情 02 四枚重ねのパンケーキ🥞 お腹がきゅるきゅる鳴りだした。
それを聞こえないふりをして、ダイはこれまでの戦闘を思い出しながら右へ左へと飛び跳ね、手にしているパプニカのナイフを振り下ろす。
イメージトレーニングが大切なのだと、ダイはマトリフから教わった。今日はずっとこうして修行している。昨日より少しでも強くなるために。
再びお腹がきゅるきゅる鳴りだした。先ほどよりも大きな音で空腹を主張してくる。
腹が減っては戦はできぬ、という言葉があるらしい。ダイはパプニカのナイフを鞘に収めると、動き回って乱れた息を深呼吸することで宥め、頭の上に広がる青い空を見上げた。太陽は少々西へ傾き始めているが、まだまだ夕食の時間には程遠い。
「お昼ごはん、あんなに食べたのになぁ」
8009それを聞こえないふりをして、ダイはこれまでの戦闘を思い出しながら右へ左へと飛び跳ね、手にしているパプニカのナイフを振り下ろす。
イメージトレーニングが大切なのだと、ダイはマトリフから教わった。今日はずっとこうして修行している。昨日より少しでも強くなるために。
再びお腹がきゅるきゅる鳴りだした。先ほどよりも大きな音で空腹を主張してくる。
腹が減っては戦はできぬ、という言葉があるらしい。ダイはパプニカのナイフを鞘に収めると、動き回って乱れた息を深呼吸することで宥め、頭の上に広がる青い空を見上げた。太陽は少々西へ傾き始めているが、まだまだ夕食の時間には程遠い。
「お昼ごはん、あんなに食べたのになぁ」
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DONEポプダイでお題SS原作軸(パッパ戦1R終了後)。捏造設定。息をするようにポプダイ。
「……なんでいつもコイツを泣かせちまうんだ……本当は、笑ってほしいのに」をお題にしたポプダイSSです。診断メーカーさんからなのですが、お題のスクショが画像フォルダから見つからない……(^p^)
ポプダイでお題SS 昨夜は雷を伴った雨が断続的に降り続いていたが、今朝は一転して曇天も彼方へと去り、窓からは柔らかな日の光が差し込んでいた。
ポップは寝不足のために気怠い身体を気力で支えながら、重くなりがちな足を動かして窓際へと歩を進めた。窓枠に手をかけ、そっと周囲を見渡す。テランの湖を囲む大きな森の中にひっそりと佇む小屋の小さな窓からは、緑生い茂る雄大な木々と、風に流されて動く雲が浮かぶ青空が切り取られて見えていた。
怪しい気配も、敵意を含んだ視線も、そして国民性ゆえか野次馬も、一時の休息場所として供された小屋の周囲には伺えなかった。そのことに小さく安堵の息を吐く。
「ん……っ」
鼻にかかったような小さな吐息が、狭い部屋に響いた。
7016ポップは寝不足のために気怠い身体を気力で支えながら、重くなりがちな足を動かして窓際へと歩を進めた。窓枠に手をかけ、そっと周囲を見渡す。テランの湖を囲む大きな森の中にひっそりと佇む小屋の小さな窓からは、緑生い茂る雄大な木々と、風に流されて動く雲が浮かぶ青空が切り取られて見えていた。
怪しい気配も、敵意を含んだ視線も、そして国民性ゆえか野次馬も、一時の休息場所として供された小屋の周囲には伺えなかった。そのことに小さく安堵の息を吐く。
「ん……っ」
鼻にかかったような小さな吐息が、狭い部屋に響いた。
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DONEダイ君のご飯事情01 ポップ特製ホットミルクwithほんのちょっぴりのブランデー
原作軸。捏造設定。
ダイ君にただひたすら美味しいものを食べさせたり飲ませたりするだけの起承転結のほぼないシリーズです。ダイ君いっぱい食べておくれ。
ダイ君のご飯事情 01 ポップ特製ホットミルクwithほんのちょっぴりのブランデー ロモスの港を出航し、デルムリン島を経由してパプニカへと向かう巨大な帆船が、夜の海の波間を割って進んでいく。
ダイは舷に手をかけながら潮風を全身に受けていた。陽の高いうちは水平線の向こうに見え隠れしていた故郷の島影も、今はもうない。
それでもダイは星の位置を頼りにデルムリン島のあるであろう方角をひたすら見つめていた。夕食を摂り終えて寝室へと案内された後、寝支度を整えて部屋を抜け出してから、ずっとこうしている。
郷愁の想いに囚われているのかと尋ねられれば、おそらくダイは首を横に振るだろう。まだ幼い子どもの精一杯の強がりでもって。
ぶるりとダイは小さく身を震わせた。我知らず己の二の腕を撫で摩る。装備を外して上着はシャツ一枚の軽装だ。さすがに身体が冷えてきたらしい。
4345ダイは舷に手をかけながら潮風を全身に受けていた。陽の高いうちは水平線の向こうに見え隠れしていた故郷の島影も、今はもうない。
それでもダイは星の位置を頼りにデルムリン島のあるであろう方角をひたすら見つめていた。夕食を摂り終えて寝室へと案内された後、寝支度を整えて部屋を抜け出してから、ずっとこうしている。
郷愁の想いに囚われているのかと尋ねられれば、おそらくダイは首を横に振るだろう。まだ幼い子どもの精一杯の強がりでもって。
ぶるりとダイは小さく身を震わせた。我知らず己の二の腕を撫で摩る。装備を外して上着はシャツ一枚の軽装だ。さすがに身体が冷えてきたらしい。
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DONEechoes 1話原作終了軸。捏造設定。R18。
翼と牙の生えたダイ君と、そんな彼に寄り添うポップのお話のシリーズ1話目。
さいとも3のお題「青姦」でもあります。
echoes 1話 テランの森の奥深く、人が住むには少々手狭であろう小さな丸太小屋には、少年がふたりひっそりと人目を憚って暮らしている。数ヶ月前にふらりとやって来た彼らは空き家だった小屋を整えて、いつの間にか生活を始めていた。
もっともここ近年のテランの人口は三桁に届くことはなく、国民の多くが湖の周囲に居を構えている。彼らの多くは少年たちがそこに住み着いたことさえ気づいていないだろう。
その丸太小屋に隣接して、天をも突かんばかりの大きな樫の木が生えていた。艶やかに光る葉を乗せた枝はぐんぐんと四方八方に伸び、陽射しを受けては柔らかな影を地面へと落としている。
そんな重なった枝葉の隙間を縫って、春の柔らかな陽射しがひとりの少年の上へふんわりと降り注いでいた。癖の強そうな黒髪の、頬に傷のある小柄な少年だ。丸太小屋の住人のひとりでもある。名前をダイといって、もうひとりの住人である少年に手を引かれてここへとやって来ていた。
10020もっともここ近年のテランの人口は三桁に届くことはなく、国民の多くが湖の周囲に居を構えている。彼らの多くは少年たちがそこに住み着いたことさえ気づいていないだろう。
その丸太小屋に隣接して、天をも突かんばかりの大きな樫の木が生えていた。艶やかに光る葉を乗せた枝はぐんぐんと四方八方に伸び、陽射しを受けては柔らかな影を地面へと落としている。
そんな重なった枝葉の隙間を縫って、春の柔らかな陽射しがひとりの少年の上へふんわりと降り注いでいた。癖の強そうな黒髪の、頬に傷のある小柄な少年だ。丸太小屋の住人のひとりでもある。名前をダイといって、もうひとりの住人である少年に手を引かれてここへとやって来ていた。
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DONEダイ君とポップの七色のキャンディー原作軸。捏造設定。
「最高の友達!!2」展示SSです。
ダイ君が初めての飴玉をポップと食べるお話。
題材は甘いですが、中身はビター風味です。
えちちな描写はほとんどありませんが、キスはがっつりしてます。
ダイ君とポップの七色のキャンディー「わぁ、綺麗だなぁ……!」
すぐ隣の頭ひとつ分低い位置から上がった歓声を耳にして、おれはぶらぶらと街の通りを往く足を止めた。それから目を輝かせる相棒の視線の先を追う。
小さな勇者さまの関心を射止めたのは、焼けた黒ずみや剣戟の跡が刻まれて傷んだ箇所を出来合いの木片で貼り付けて直した手押し屋台に並べられた、幾つものガラスの小瓶だった。所々細い蔓草模様で装飾された何の変哲もないただの小瓶だが、中には色とりどりの飴玉が詰め込まれている。
赤、青、緑、黄、桃、紫、そして白。七色の飴玉だ。おれには色からだいたいの味を想像することができる。小瓶同様に飴玉も巷にありふれたフルーツ系のものだろう。
もっとも、姫さんが見れば安堵に胸を撫で下ろすだろうなと、おれは美しくも勝ち気な、けれども己に課された王女としての役目を誠心誠意務める少女の姿を思い浮かべた。復興途中のパプニカの市に、ついに嗜好品の飴玉が美しいガラスの小瓶に詰められて並びだした。その報はどれほど彼女の疲れた身体を労ってくれるだろうか。
8983すぐ隣の頭ひとつ分低い位置から上がった歓声を耳にして、おれはぶらぶらと街の通りを往く足を止めた。それから目を輝かせる相棒の視線の先を追う。
小さな勇者さまの関心を射止めたのは、焼けた黒ずみや剣戟の跡が刻まれて傷んだ箇所を出来合いの木片で貼り付けて直した手押し屋台に並べられた、幾つものガラスの小瓶だった。所々細い蔓草模様で装飾された何の変哲もないただの小瓶だが、中には色とりどりの飴玉が詰め込まれている。
赤、青、緑、黄、桃、紫、そして白。七色の飴玉だ。おれには色からだいたいの味を想像することができる。小瓶同様に飴玉も巷にありふれたフルーツ系のものだろう。
もっとも、姫さんが見れば安堵に胸を撫で下ろすだろうなと、おれは美しくも勝ち気な、けれども己に課された王女としての役目を誠心誠意務める少女の姿を思い浮かべた。復興途中のパプニカの市に、ついに嗜好品の飴玉が美しいガラスの小瓶に詰められて並びだした。その報はどれほど彼女の疲れた身体を労ってくれるだろうか。
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DONEキスの日。ポプダイ。原作軸。バラン戦後〜ダイの剣ゲット前。
ちょっとテンション低め。
ダイ君のおでこにキスしようとすると、いつだって邪魔になるアレ。ポップにとって色んな意味で邪魔なのです。 2
ariari2523_dai
DONEダイ君とお兄ちゃん(微ポプダイ)記憶喪失のダイ君とポップのお話。
あんなに怖がっていたのに、翌日には肩を抱かれて並んで入城してたのなんで……???
WEBオンリーイベント「最高の友達!!」
展示SS その1
ダイ君とお兄ちゃん(微ポプダイ) 湯浴み用の桶に沸かしたお湯が次々に注がれていくのを、ポップは内心で溜息を吐きながら見つめていた。 小さな小屋には当然だが風呂場などない。部屋の片隅に湯桶を置き、張った紐にシーツをかけて仕切りを作り部屋を区切っただけの簡易な浴場がそこにはある。
お湯に指先を浸けて温度を確かめていたらしいメルルが、大丈夫ですと小さく頷く。いいお湯加減ですよ、と笑う先にはレオナとダイが並んで佇んでいる。
それを合図にして、レオナが自身に引っ付いて離れようとしないダイに湯浴みするように促し始めた。 そっとダイの背を押した先にいるのは、仏頂面で手招きしているポップだ。
琥珀色の大きな瞳からぽろぽろと涙を零しながら、振り返ったダイは戸惑ってレオナを見上げている。
14672お湯に指先を浸けて温度を確かめていたらしいメルルが、大丈夫ですと小さく頷く。いいお湯加減ですよ、と笑う先にはレオナとダイが並んで佇んでいる。
それを合図にして、レオナが自身に引っ付いて離れようとしないダイに湯浴みするように促し始めた。 そっとダイの背を押した先にいるのは、仏頂面で手招きしているポップだ。
琥珀色の大きな瞳からぽろぽろと涙を零しながら、振り返ったダイは戸惑ってレオナを見上げている。
ariari2523_dai
DONEダイ君と叶えたい願い(ポプダイ)原作軸。謎時空。えちちなシーンは匂わせ程度。
ポップ視点→モブメイドさん視点。
WEBオンリーイベント「最高の友達!!」
展示SS その2
ダイ君と叶えたい願い(ポプダイ)「そう……上手いぞ、ちゃんとこの間おれが言ったこと守れてる」
「ほんと? おれ、ちゃんとできてる?」
「ああ。まだちょいと危ういとこはあるけどな」
「ううう……頑張るよ」
椅子に座って書き物をするダイの背後から、おれは小さな手が辿々しく綴っていく文字を見守った。細い長方形の紙切れへと少しばかり震えた手が綴る文字は、形は歪んでいて悪いし、真っ直ぐに並ばず次第に斜めになっていて読みにくいことは否定しない。けれど、手習いを始めたばかりの辛うじて文字だと判別できるかなという程度だった頃に比べれば、飛躍的にレベルアップしていると言える。
この紙は短冊、っていうらしい。年に一度願い事を書き込んで所定の植物に飾り付け、星に願う遠い異国の行事だと、今朝会った姫さんに説明された。明日の夜に城の中庭に掲げるのでよろしくねという一言とともにダイの分の短冊も渡されたので、つまるところこいつが願い事を書き込むまで面倒を見ろってことだとおれは解釈した。そんでもって今現在の状況になっている。
12447「ほんと? おれ、ちゃんとできてる?」
「ああ。まだちょいと危ういとこはあるけどな」
「ううう……頑張るよ」
椅子に座って書き物をするダイの背後から、おれは小さな手が辿々しく綴っていく文字を見守った。細い長方形の紙切れへと少しばかり震えた手が綴る文字は、形は歪んでいて悪いし、真っ直ぐに並ばず次第に斜めになっていて読みにくいことは否定しない。けれど、手習いを始めたばかりの辛うじて文字だと判別できるかなという程度だった頃に比べれば、飛躍的にレベルアップしていると言える。
この紙は短冊、っていうらしい。年に一度願い事を書き込んで所定の植物に飾り付け、星に願う遠い異国の行事だと、今朝会った姫さんに説明された。明日の夜に城の中庭に掲げるのでよろしくねという一言とともにダイの分の短冊も渡されたので、つまるところこいつが願い事を書き込むまで面倒を見ろってことだとおれは解釈した。そんでもって今現在の状況になっている。
ariari2523_dai
DONE寝ている相手にキス(ポプダイ)原作軸。テランから帰還後。捏造設定。
お題ガチャの4つのお題のうち、アンケートで得票数が多かった「寝ている相手にキス」にてSSを書きました。
バラン戦後、パプニカに戻ってきて、ポップのメガンテに精神的に不安になってるダイ君と、そんなダイ君を見守りつつ……なポップのお話。
寝ている相手にキス(ポプダイ) 修行で疲れた身体は眠いと訴えてくるのに、いくら寝台に横になっていても眠れない。ダイは何度も寝返りを打ち、目を閉じて意識が落ちる瞬間を待った。
目を閉じれば、目蓋の裏に焼き付く閃光がある。命を燃やして光輝くそれが、目蓋から脳裏へと広がっていく。
眩しい。怖い。悲しくて、不安になる。とても眠れるような精神になれそうにない。
ダイは結局諦めて、小さく息を吐き、身を起こした。
自室として用意されている部屋を出て、隣の部屋の扉の前に立つ。アバンの書を両手で胸に抱くようにして持ち、ダイはそっと中の様子を窺った。
息を殺して耳をすませば、書物らしき紙を捲る音が聞こえてくる。どうやら部屋の主はまだ起きているようだった。
3855目を閉じれば、目蓋の裏に焼き付く閃光がある。命を燃やして光輝くそれが、目蓋から脳裏へと広がっていく。
眩しい。怖い。悲しくて、不安になる。とても眠れるような精神になれそうにない。
ダイは結局諦めて、小さく息を吐き、身を起こした。
自室として用意されている部屋を出て、隣の部屋の扉の前に立つ。アバンの書を両手で胸に抱くようにして持ち、ダイはそっと中の様子を窺った。
息を殺して耳をすませば、書物らしき紙を捲る音が聞こえてくる。どうやら部屋の主はまだ起きているようだった。
🍞けい🍞
DONE季節外れの現パロポダ(?)。今回は16×13です。ポプの願望がなんとなく表れてるので、ダくんの可愛らしさは少々増し気味で。
泡沫のクリームソーダ「ごめん、ポップ! 待った?」
「いんや。さっき着いたとこだよ」
少女漫画の会話のようだ、と思いながら、遅れてやって来た待ち合わせ相手を迎える。はぁはぁと軽く息を弾ませているところをみると、どうやら学校からここまで走って来たらしい。相変わらず元気なやつだ。
「じゃ、行こうぜ」
ある程度息が整うのを待ち、そう言って手を差し出す。躊躇いもなく重ねられる、自分よりも華奢な少し小さな手。
「うん!」
自然と指と指が絡み合い、二人の距離が縮まる。おれと幼馴染で……彼女でもあるダイは馴染みの喫茶店へと足を向けた。
並んで歩きながら話すのは、お互い今日でようやく解放された期末テストの話。
「どうだったよ? ちゃんと解けたか?」
2454「いんや。さっき着いたとこだよ」
少女漫画の会話のようだ、と思いながら、遅れてやって来た待ち合わせ相手を迎える。はぁはぁと軽く息を弾ませているところをみると、どうやら学校からここまで走って来たらしい。相変わらず元気なやつだ。
「じゃ、行こうぜ」
ある程度息が整うのを待ち、そう言って手を差し出す。躊躇いもなく重ねられる、自分よりも華奢な少し小さな手。
「うん!」
自然と指と指が絡み合い、二人の距離が縮まる。おれと幼馴染で……彼女でもあるダイは馴染みの喫茶店へと足を向けた。
並んで歩きながら話すのは、お互い今日でようやく解放された期末テストの話。
「どうだったよ? ちゃんと解けたか?」
🍞けい🍞
TRAININGちょっと前に女の子ダくんの話題がTLであったので。最終話から数年後のイメージ。ネタバレ注意。
久しぶりにちゃんと書いたので、途中でよく分からなくなってきました。
ポダ♂→ポダ♀の話 世界を巡る二人旅の途中、とある街で宿を取ったダイとポップ。二人はその夜も互いの熱を分け合った所であった。
後処理を終えたポップは、ダイが浮かない表情でぼんやりとしていることに気づいた。いつもならば彼は寝台に横たわりうとうとと微睡んでいるのだが。
「無理、させちまったか?」
気遣わしげなその声と視線にダイははっとすると、すぐさま首を振りそれを否定する。
「あ! ううん! 平気だよ」
「んじゃあ、どうしたよ?」
ダイの癖っ毛をくしゃりと撫ぜるポップの手に、ダイは目を細めると、少し躊躇いながら口を開いた。
「えっと……この間さ、おじさんとおばさんに話しただろ? おれたちのこと」
「ん? ああ」
ダイの言葉に、ポップは数日前の出来事を思い出す。
5540後処理を終えたポップは、ダイが浮かない表情でぼんやりとしていることに気づいた。いつもならば彼は寝台に横たわりうとうとと微睡んでいるのだが。
「無理、させちまったか?」
気遣わしげなその声と視線にダイははっとすると、すぐさま首を振りそれを否定する。
「あ! ううん! 平気だよ」
「んじゃあ、どうしたよ?」
ダイの癖っ毛をくしゃりと撫ぜるポップの手に、ダイは目を細めると、少し躊躇いながら口を開いた。
「えっと……この間さ、おじさんとおばさんに話しただろ? おれたちのこと」
「ん? ああ」
ダイの言葉に、ポップは数日前の出来事を思い出す。
🍞けい🍞
DONEさいとも開催ありがとうございました!イベント当日に予期せぬアバターバグが生じていたことがフォロワーさんとのやり取りで分かり、これってネタに使える……!と思って書いた小話です。
その1は月夜の散歩から決戦日まで実際より少し日がある設定の話、その2は軽めのいちゃいちゃ謎時空話です。
ポップはモシャスが使えると思ってください。
アバターバグから閃いたポプダイ💚その1💙
三日月の浮かぶ夜空にきらりと走る一筋の輝き。それは静まり返った湖畔にストンと降り立った。
「ふぅ……」
一人でテランを訪れたダイは一つ息を吐くと、湖の方へとゆっくりと歩を進めていった。
この地へはつい二日前にも訪れていた。但しそれは、今回の様にダイが自らの意思で訪れたのではなく、無意識のうちに為されたことで。
凪いだ湖面を眺めながら、ダイは二日前の出来事を思い出す。
自らに課せられた勇者という重圧に耐えきれず逃げ出した自分。そんな自分を見つけ、「ダイはダイだ」と言葉をくれた相棒のことを。
つきりと胸が痛み、ダイが思わず立ち止まったその時。
「ピピピィーーーッッッ!!」
「えっ!? わっ! ゴメちゃんっっっ!?」
5181三日月の浮かぶ夜空にきらりと走る一筋の輝き。それは静まり返った湖畔にストンと降り立った。
「ふぅ……」
一人でテランを訪れたダイは一つ息を吐くと、湖の方へとゆっくりと歩を進めていった。
この地へはつい二日前にも訪れていた。但しそれは、今回の様にダイが自らの意思で訪れたのではなく、無意識のうちに為されたことで。
凪いだ湖面を眺めながら、ダイは二日前の出来事を思い出す。
自らに課せられた勇者という重圧に耐えきれず逃げ出した自分。そんな自分を見つけ、「ダイはダイだ」と言葉をくれた相棒のことを。
つきりと胸が痛み、ダイが思わず立ち止まったその時。
「ピピピィーーーッッッ!!」
「えっ!? わっ! ゴメちゃんっっっ!?」
bn90958604
DONEダイ&ポップWebオンリー最高の友達!!の展示漫画です。ポップ×武闘家服ダイ
このポプダイは付き合っていませんが相思相愛ではあります。ポップは好きになった子に対してめんどくさい執着見せてほしいですね…可愛いね……
元気があればおまけ漫画があるかもしれません。 6
sikou_ga_maigo
MAIKING1話→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=159661182話→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15966185
初めてのおでかけ(未完)※注意!※
────
・未完です!取材も兼ねて商店街に行きたいのですが中々実現できないため、完成は遠そうです…
・日本生まれ日本育ちのポップ×帰国子女で実は御曹司のダイの現パロ、15×12です。
以上がOKでしたらスクロール↓
【初めてのお出かけ】
「そうそう、おれはもう頭ン中に入ってっから、コレ、おまえに渡しとくな」
そう言うポップからダイが手渡されたのは、掌に収まるサイズに折り畳まれている、丈夫そうな厚紙だった。歩みを止め、受け取ったそれを開いてみると、A4サイズくらいに広がったので、ダイは目を丸くする。
「すっげえや!これ、もしかして、折り紙?ポップが折ったの?」
「へ?」
ダイがあげた歓声に、隣で立ち止まっているポップが目をパチパチと瞬かせた。この反応からしてみると、どうやらダイの予想は外れたらしい。
2724────
・未完です!取材も兼ねて商店街に行きたいのですが中々実現できないため、完成は遠そうです…
・日本生まれ日本育ちのポップ×帰国子女で実は御曹司のダイの現パロ、15×12です。
以上がOKでしたらスクロール↓
【初めてのお出かけ】
「そうそう、おれはもう頭ン中に入ってっから、コレ、おまえに渡しとくな」
そう言うポップからダイが手渡されたのは、掌に収まるサイズに折り畳まれている、丈夫そうな厚紙だった。歩みを止め、受け取ったそれを開いてみると、A4サイズくらいに広がったので、ダイは目を丸くする。
「すっげえや!これ、もしかして、折り紙?ポップが折ったの?」
「へ?」
ダイがあげた歓声に、隣で立ち止まっているポップが目をパチパチと瞬かせた。この反応からしてみると、どうやらダイの予想は外れたらしい。
🍞けい🍞
DONE7/17-18Webオンリーイベント『最高の友達!!』展示作品その2。クリームソーダシリーズ、現パロのポプダイ(21×18)。ポプダイではありますが、この話単体としては、左右不定ぐらいのカプ色です。
シリーズの話は支部に掲載しておりますが、一部R-18作品もございますので、お読みになる際はご留意ください。(https://www.pixiv.net/novel/series/8403821)
夏夜に咲いた花 常ならば辟易する人混みも、この日ばかりは気持ちを高揚させてくれるものになる。
「何食べよっか? あっ、焼きそばあるよ! あ、でもあっちにたこ焼きもあるね。迷うなぁ……」
並んで歩くダイの言葉に、ポップは口角を持ち上げた。そんな言葉を、三年前にも聞いたような気がしたからだ。
「オレは何でもいいから、おまえ好きなモン食えよ」
「そう? じゃあ焼きそばとー、たこ焼きとー、あとかき氷でしょ……あっ、ベビーカステラの匂いがする! ちょっと買ってくるな!!」
「はいよ。この辺で待ってるからなー!」
(相変わらずよく食うなぁ……)
甘い香りを周囲に漂わせている屋台へとまっしぐらに向かうダイ。その背を見送りながら、ポップは三年前の夏を思い出していた。
3452「何食べよっか? あっ、焼きそばあるよ! あ、でもあっちにたこ焼きもあるね。迷うなぁ……」
並んで歩くダイの言葉に、ポップは口角を持ち上げた。そんな言葉を、三年前にも聞いたような気がしたからだ。
「オレは何でもいいから、おまえ好きなモン食えよ」
「そう? じゃあ焼きそばとー、たこ焼きとー、あとかき氷でしょ……あっ、ベビーカステラの匂いがする! ちょっと買ってくるな!!」
「はいよ。この辺で待ってるからなー!」
(相変わらずよく食うなぁ……)
甘い香りを周囲に漂わせている屋台へとまっしぐらに向かうダイ。その背を見送りながら、ポップは三年前の夏を思い出していた。
🍞けい🍞
DONE7/17-18Webオンリーイベント『最高の友達!!』展示作品その1。とても短い、ポプダイいちゃいちゃアホちょいえちちSS(R-15ぐらい?)。
新刊のポプダイWeb再録本にも掲載しております。
一日のはじまり(あ、ポップおはよう)
既に起きていたらしいあいつにまずは挨拶。
(おまえは今朝も元気なんだな。昨夜あんなにたくさん頑張ったのに)
褒めてあげたくて、そおっと布地をめくれば、隠れていたあいつがひょっこり顔を出す。
(ん、いい子だね。よしよし)
手のひらで優しく撫でて、ちゅっとキスをする。
(まだ起きなさそうだし、続けてもいいかな……?)
朝ごはんにはまだちょっと早いけど、いただきまーすと口を開ける。
「こーら。なにやってんだ」
(あ、バレちゃった)
「おはよ、ポップ」
「おはよ……っておまえなー」
ぐいっと身体を引き寄せられる。
「その起こし方やめろって」
「だってその方が早く起きるだろ?」
普通に起こそうとしても逆にむぎゅって抱き込まれて、つい二度寝しちゃうこともあるし。
658既に起きていたらしいあいつにまずは挨拶。
(おまえは今朝も元気なんだな。昨夜あんなにたくさん頑張ったのに)
褒めてあげたくて、そおっと布地をめくれば、隠れていたあいつがひょっこり顔を出す。
(ん、いい子だね。よしよし)
手のひらで優しく撫でて、ちゅっとキスをする。
(まだ起きなさそうだし、続けてもいいかな……?)
朝ごはんにはまだちょっと早いけど、いただきまーすと口を開ける。
「こーら。なにやってんだ」
(あ、バレちゃった)
「おはよ、ポップ」
「おはよ……っておまえなー」
ぐいっと身体を引き寄せられる。
「その起こし方やめろって」
「だってその方が早く起きるだろ?」
普通に起こそうとしても逆にむぎゅって抱き込まれて、つい二度寝しちゃうこともあるし。
🍞けい🍞
DONEフォロワーさんとのやり取りから生まれた昭和ラブホに行くポプダイ。全然しっぽりしてません。シチュの割にえちち度は低めです。
踊り子亭にて 世界を旅していたダイとポップが、その鍵を拾ったのはほんの偶然だった。
「なんだこりゃ? ……『踊り子亭』?」
拾い上げたポップが、書いてある文字を読み上げる。その文字は硬質な透明の板に書き込まれていた。
「ねえ、鍵がついてるよ?」
ダイが指摘した通り、その板には1本の銀色の鍵がついていた。
「本当だ。……ん? 裏側にも文字が……なになに? 『ギルドメイン山脈……』こっから先は掠れてて読めねえな」
「住所かな?」
「かもな。でも大雑把すぎるだろ、これじゃ」
二人は困り顔で思案する。やがて、ダイが口を開いた。
「ねえ、その踊り子亭? ってとこにさ、届けに行こうよ」
「えっ!? おまえ、本気で言ってんのか?」
「うん。だって、もしかしたらすごく困ってるかもしれないじゃん。それに、どうせおれたち、急ぎの旅でもないんだからさ」
6517「なんだこりゃ? ……『踊り子亭』?」
拾い上げたポップが、書いてある文字を読み上げる。その文字は硬質な透明の板に書き込まれていた。
「ねえ、鍵がついてるよ?」
ダイが指摘した通り、その板には1本の銀色の鍵がついていた。
「本当だ。……ん? 裏側にも文字が……なになに? 『ギルドメイン山脈……』こっから先は掠れてて読めねえな」
「住所かな?」
「かもな。でも大雑把すぎるだろ、これじゃ」
二人は困り顔で思案する。やがて、ダイが口を開いた。
「ねえ、その踊り子亭? ってとこにさ、届けに行こうよ」
「えっ!? おまえ、本気で言ってんのか?」
「うん。だって、もしかしたらすごく困ってるかもしれないじゃん。それに、どうせおれたち、急ぎの旅でもないんだからさ」
ムーンストーン
DONE原作終了後5年以降?の捏造ネタです。ダイとポップがロモス王宮の式典に出席する前日譚をほぼモブ視点+ちょっとだけダイとポップ視点です。翌日が「衣装合わせの仕上げ方」になると思います。
捏造設定をお許し下さる方へ。 6071
🍞けい🍞
DOODLEお題ガチャより。『ダイが何やら寝言を言っているので耳をそばだてたポップ。微笑ましい気分で見守っていたら、ダイが悩ましげに眉を顰めて「だめ」と漏らしたので、それまでの気持ちは一瞬で反転して獣欲に化けた。』
お題はえちえちだと思うんですが、くっついていない二人にしてしまいましたw
すやすや眠るダイ君と悶々とするポップその晩も、ダイとポップは二人でひとつのベッドに入り、他愛もない話をしていた。
年も近く、最初からこの冒険を共に歩んできた二人は、それが当たり前のように宿でも同じ部屋を充てがわれることが多い。
勿論それぞれにベッドの用意はあるのだが、旅の心細さと、また二人ともそこまで身体も大きくないことから、一緒のベッドに入るようになった。
多少の狭さはあっても、二人くっつき合って休めば心も身体も暖かい。
その為、その晩もいつものように共にベッドに入り、話をしていたのだが。
話をしているうち、やけに隣が静かなことにポップは気づいた。
「ありゃ……寝てる……」
いつの間にか隣のダイはすうすうと寝息を立てていた。
何の夢を見ているのか、寝ながらもごもごと口を動かす寝顔は幸せそうだ。
1409年も近く、最初からこの冒険を共に歩んできた二人は、それが当たり前のように宿でも同じ部屋を充てがわれることが多い。
勿論それぞれにベッドの用意はあるのだが、旅の心細さと、また二人ともそこまで身体も大きくないことから、一緒のベッドに入るようになった。
多少の狭さはあっても、二人くっつき合って休めば心も身体も暖かい。
その為、その晩もいつものように共にベッドに入り、話をしていたのだが。
話をしているうち、やけに隣が静かなことにポップは気づいた。
「ありゃ……寝てる……」
いつの間にか隣のダイはすうすうと寝息を立てていた。
何の夢を見ているのか、寝ながらもごもごと口を動かす寝顔は幸せそうだ。
ムーンストーン
DONEダイの大冒険 140字SSです。本編終了後、ポップがダイを探す為に無茶をするのをとめられない師匠を妄想しました。
禁呪法、もしくは愛執魔法陣の光が七色に輝く。
もう遅い。俺は間に合わなかった。
あいつの臆病さは、魂に対して身体が出せる最後の足掻きだと知っていたのに。
竜の騎士の魔法使いとして人を超え「神の理」を捩じ伏せる事を神々は許すまい。
片翼を探す為に「世界に穿孔した」弟子の昏い微笑を大魔道士は只見詰めた。
140もう遅い。俺は間に合わなかった。
あいつの臆病さは、魂に対して身体が出せる最後の足掻きだと知っていたのに。
竜の騎士の魔法使いとして人を超え「神の理」を捩じ伏せる事を神々は許すまい。
片翼を探す為に「世界に穿孔した」弟子の昏い微笑を大魔道士は只見詰めた。
ムーンストーン
DONEダイの大冒険 140字SSに挑戦しました。新年あけましておめでとうございます。今年もダイ大 ダイポプダイとハドアバに邁進したいと思います。
ダイを探しに魔界へ行く前のポップです。
俺だけの太陽太陽を我が手に、と希求した大魔王の気持ちが分かる時が来ようとは。
ダイとの86日間が俺の全てを変えた。
俺の勇者、竜の騎士である我が親友、そして俺の太陽。
太陽無くして人は生きる事ができないのだ。
ポップは大魔道士の法衣を翻し太陽の無い魔界へ飛び込んだ。
彼だけの太陽を求めて。
140ダイとの86日間が俺の全てを変えた。
俺の勇者、竜の騎士である我が親友、そして俺の太陽。
太陽無くして人は生きる事ができないのだ。
ポップは大魔道士の法衣を翻し太陽の無い魔界へ飛び込んだ。
彼だけの太陽を求めて。
sikou_ga_maigo
TRAINING★ポプダイ鉛筆練習画(※R15くらい…?)身体の練習をしたくて、裸の絡み絵描けば自分も楽しいし良い練習になるのでは!?と、いうノリで描きました…😂難しい!でも滅茶苦茶楽しかったです…😂
参考にさせて頂きました、ありがとうございます!→[R-18] 成人向け ポーズ案 | ジャンハム★ #pixiv https://www.pixiv.net/artworks/89585172
ムーンストーン
DONEダイの大冒険 140字SSに挑戦してみました。ダイとポップの魔界編かそれ以降の人を超えた何かになっている二人です。
我のみの神竜と魔族と人間の神を凌駕した大魔王を降した竜の騎士を誰もが仰ぎ祈る。
絶対者なる我は誰に祈れようか?
ならば俺に祈り願え。
共に戦い勝利へ導き悩みを消し憂いを払い歓びを分かちあう比翼たる大魔道士に。
ダイは彼の為に人の理を自ら外れた男に跪きその右手を額の紋章に押しあて祈り願った。
140絶対者なる我は誰に祈れようか?
ならば俺に祈り願え。
共に戦い勝利へ導き悩みを消し憂いを払い歓びを分かちあう比翼たる大魔道士に。
ダイは彼の為に人の理を自ら外れた男に跪きその右手を額の紋章に押しあて祈り願った。
🍞けい🍞
DOODLE今日、愛用コスメじゃないやつを買ったときに、ふと思いついたしょうもないネタ。すれ違いネタが大好きな私。
現パロポプダイのくだらないネタそれは2人が濃厚すぎる3日間を過ごしてから数週間後のこと──。
その日の夜も、2人は通話アプリでいつも通り他愛もない話をしていた。
来週から寒波が来るらしいだの、寒くて朝起きられないだの、乾燥して肌がカサつくだの、そんな取り留めもない日常の話だ。
「そういえばさ……」
ふと思い出したように、ダイが切り出した。
「おれ、浮気しちゃったんだよね」
さらりと、悪びれもせずダイは言う。
「…………え……」
ぴしりとポップは固まった。
「こないだ同じ部活のやつがさぁ…………くれて、…………だよね」
──浮気……?ダイが……浮気……だと……?
目の前が真っ暗になったポップの耳には、ダイの話す言葉の内容が入らない。
「ごめんな、おまえがせっかく「なんだとおぉぉぉっっっ!?!?!?」
1421その日の夜も、2人は通話アプリでいつも通り他愛もない話をしていた。
来週から寒波が来るらしいだの、寒くて朝起きられないだの、乾燥して肌がカサつくだの、そんな取り留めもない日常の話だ。
「そういえばさ……」
ふと思い出したように、ダイが切り出した。
「おれ、浮気しちゃったんだよね」
さらりと、悪びれもせずダイは言う。
「…………え……」
ぴしりとポップは固まった。
「こないだ同じ部活のやつがさぁ…………くれて、…………だよね」
──浮気……?ダイが……浮気……だと……?
目の前が真っ暗になったポップの耳には、ダイの話す言葉の内容が入らない。
「ごめんな、おまえがせっかく「なんだとおぉぉぉっっっ!?!?!?」
🍚けい🍚
DONE現パロポプダイ完全ver.後編でございます。こんなにエロ部分が長くていいんだろうかと思いつつも、短いよりは長いほうがみんな楽しいよね!という勢いで書きました。
原作世界では出来ないだろうシチュを書けて、私は満足です。
調子に乗って♡喘ぎも入れてありますので、苦手な方は上手い具合に飛ばしてください。 15140
🍞けい🍞
DONE以前書いたクリームソーダ話の現パロポプダイの続き。数ヶ月後の初めてのお泊り話。Rなシーンはありませんが、それっぽい表現あり。また、ポプダイですが、それぞれ前カノとの経験あり、リバ匂わせの描写も少しあり。都内の路線図と共に想像すると、楽しいかもしれません。
Unreturnable「よし……こんなモンかな」
掃除機のスイッチを切って、ポップはぐるりと室内を見回す。
おかしな物が落ちていないことを確認し、溜まった埃をゴミ箱へ捨てた。
点けっぱなしのテレビからは、お天気お姉さんが可愛らしい声で、一日中快晴であることを伝えている。
世間では、今日から祝日を含めた三連休。
その休みを利用して、恋人であるダイがこちらへ来ることになっていた。
彼と付き合い始めたのは、今年の夏。
大学の夏休みを利用して帰省した際に、実は互いに好きだったらしい(もっともダイが自覚したのは、ポップよりもかなり後のようだったが)ことが発覚し、二人は付き合うことになった。
幼馴染で互いの家にも気兼ねなく遊びに行く仲、しかも互いに年頃ということもあり、実は付き合って早々にキスを済ませていたりする。
18333掃除機のスイッチを切って、ポップはぐるりと室内を見回す。
おかしな物が落ちていないことを確認し、溜まった埃をゴミ箱へ捨てた。
点けっぱなしのテレビからは、お天気お姉さんが可愛らしい声で、一日中快晴であることを伝えている。
世間では、今日から祝日を含めた三連休。
その休みを利用して、恋人であるダイがこちらへ来ることになっていた。
彼と付き合い始めたのは、今年の夏。
大学の夏休みを利用して帰省した際に、実は互いに好きだったらしい(もっともダイが自覚したのは、ポップよりもかなり後のようだったが)ことが発覚し、二人は付き合うことになった。
幼馴染で互いの家にも気兼ねなく遊びに行く仲、しかも互いに年頃ということもあり、実は付き合って早々にキスを済ませていたりする。
ムーンストーン
DONEメガンテを巡るポップとダイの攻防戦。(ダイは籠城戦です。外から友軍が来ないと敗ける…)R-18は念の為。ほぼ会話オンリーです。ダイが弱々で、アニメ58話冒頭の戦意喪失ダイにキュンとなって衝動的に(略)
別の話になる予定だったので後で統合するかもしれません。
魔法契約設定も含めて捏造だらけですが、ダイ大の「メガンテは魔法が使える人ならだれでも使用可能」設定だと契約なしで使えるかも?と妄想しました。
The Point of No Return 回帰不能点〜ダイ酒場兼宿屋は夜になってもざわめきが消えない。
人里離れたデルムリン島育ちのダイが人の気配の濃厚さに気疲れしているのを悟ったポップはダイに先に風呂へ入れと促した。
カラスの行水ですぐ部屋に戻ったダイと入れ替わりにポップが一階の風呂に行くと、ダイは寝る前の準備として二人の荷物をすぐ持ち出せるようにそれぞれのベット上の足元に置いた。
それは二人がデルムリン島から冒険の旅にでたときからの習慣だった。
不思議なことに魔王軍に夜襲をかけられたことはほとんどないが、野生動物や凶暴化したモンスターに襲われたことは何度もある。
ダイが相手を剣で切り払えば返り血で服や荷物が汚れるし、ポップがうっかり最近出力が上がり続けているメラを放とうものなら山火事になりかねない。
5701人里離れたデルムリン島育ちのダイが人の気配の濃厚さに気疲れしているのを悟ったポップはダイに先に風呂へ入れと促した。
カラスの行水ですぐ部屋に戻ったダイと入れ替わりにポップが一階の風呂に行くと、ダイは寝る前の準備として二人の荷物をすぐ持ち出せるようにそれぞれのベット上の足元に置いた。
それは二人がデルムリン島から冒険の旅にでたときからの習慣だった。
不思議なことに魔王軍に夜襲をかけられたことはほとんどないが、野生動物や凶暴化したモンスターに襲われたことは何度もある。
ダイが相手を剣で切り払えば返り血で服や荷物が汚れるし、ポップがうっかり最近出力が上がり続けているメラを放とうものなら山火事になりかねない。
🍞けい🍞
MOURNING某菓子の日に間に合わなかった話。例によって謎時空。ネタバレは無し。
使徒メンバー勘違い系コメディからのポダ話です。
何となく前に書いた話とノリが似てる&オチはないけど、気にしないでください。
某菓子ゲームをする(?)使徒達「ポッキーゲーム?」
恒例となったレオナの午後のティータイムの相手を務めながら、ダイはその言葉を口にした。
ポッキーというのは、ベンガーナ発祥の、今は各地で若者を中心に人気となっているお菓子のことだ。
プレッツェルを細く焼いた物にチョコレートをかけたその菓子に、近頃レオナも嵌っているらしく、今日のティータイムのお供としても出されていたのだった。
「そう!今若い子は、ポッキーを買ったら絶対にコレをするらしいの!すっごく盛り上がるんですって!」
「そうなんだ……!」
何やら熱の篭ったレオナの言葉に、ダイは余程楽しいゲームなのだろうと興味が湧く。
「それってどんなゲームなの?」
そう、彼は聞いてしまったのだ。
「……知りたい?」
5178恒例となったレオナの午後のティータイムの相手を務めながら、ダイはその言葉を口にした。
ポッキーというのは、ベンガーナ発祥の、今は各地で若者を中心に人気となっているお菓子のことだ。
プレッツェルを細く焼いた物にチョコレートをかけたその菓子に、近頃レオナも嵌っているらしく、今日のティータイムのお供としても出されていたのだった。
「そう!今若い子は、ポッキーを買ったら絶対にコレをするらしいの!すっごく盛り上がるんですって!」
「そうなんだ……!」
何やら熱の篭ったレオナの言葉に、ダイは余程楽しいゲームなのだろうと興味が湧く。
「それってどんなゲームなの?」
そう、彼は聞いてしまったのだ。
「……知りたい?」