Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    スレ違い

    bros801

    TRAINING🍣ブラフェイ🎧(全年齢)🔰05

    2022.08.21🍣がエリチャンに投稿した内容を見た🎧の心境(🍣←←←🎧)を妄想したら心がしんだので、すれ違い🍣→←🎧にマンデーナイトリーディング兄弟回を添えてみました。

    🌭や🌱の面倒を見る兄の姿、に、何も思わない子だったなら、これまで数々の拗らせ反応を見せてこなかったはず(逆説)だと思っています。妄想です。
    # ただ一言の 誘いすら◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇



     もしも を考えた瞬間が、なかったとは言えない。

     いだいた憧れを憧れのまま、口にした夢は夢のままで、あのキッズテントの中にそっとしまい込んでおいたなら。同じ道を歩もうとせずに、目指さずにいたなら。

     あのやわらかな眼差しとやさしい温もりに包まれた日々は、今も変わらず、そこにあったのだろうか。

     当たり前のように与えられていた愛情を疑うこともなく、相手に受け入れられないことなど想像もせずに全身で伝えていた愛は拒まれることなく、今日まで過ごしていたのだろうか。

     ブラッドの隣に並び立ち、支え、忠義を尽くすことを揺らぎない指針としているオスカーを――その逞しい背中を見送って。多忙を極めながら、たまに実家に顔を出す二人それぞれから、互いの活躍を聞かせてもらう。そんなもしもが、あったのだろうかと。
    3322

    yomoya_32

    DOODLE「現パロ同棲しているけど忙しくてすれ違い生活気味なふたりがひさしぶりにデートに出かけたらお互いへのドキドキが増し増しになってしまうというベタな月鯉」という最高のお題をいただいて書きました
    date. 二人の休みが合ったのは、じつに一ヶ月半ぶりだった。
     
     わたし──鯉登音之進は、コンサルティングファームでコンサルタントとして働いている。最近はもっぱらテレワークで、出社することはあまりない。
     恋人は刑事で名を月島基という。近頃は盗人の捜査をしていたらしく、昼夜関係なく妙な時間に帰ってきては、わたしを驚かせた。何しろいろんな格好をしていたので。
     
     一緒に住んで長いが、お互い仕事の話はほとんどしない。が、月島が、わざとらしくはないが妙なコスチュームで帰宅するのを三度ほど目にしたとき、流石に何をやっているのかと聞いた。どうやら二四時間体制で容疑者を尾行していたらしい。様々なスーツ、オフィスカジュアルに、作業着、遊び人みたいなラフな格好に、つなぎ……一番興奮したのは、そうだな──大工なのか鳶職なのか、そういう服だ。季節は残暑の厳しい九月で、汗や粉塵で薄汚れた月島が職人のようないでたちで束の間の休息のためと家に戻った。その後すぐ顧客対応がなければ、急用だ何だと理由をつけてきっと一時離席していたと思う。
    2519

    まっぴーの残念創作

    REHABILI【楽の日記 6日目/颯の闇】

    楽の日記というタイトルではありますが、今回は楽ちゃんの幼なじみで同期で兄弟弟子でもある颯ちゃんの日記です。楽が思う颯と颯が思う楽のすれ違いが書いてみたかったので。

    本編に直結している内容なので、ひとりで勝手に切なくなってしまいました。今回も暇つぶしになれば。
    楽の日記 6日目/颯の闇 私には自信があった。

     馬術も武術も読み書きも全てにおいて同期たちより卒なくこなせ何でも一番である自信。睿様や先輩方もそのように認めて下さるし、兄弟姉妹たちからは羨望の眼差しを向けられる。いつからなのか。その心地よさに慣れてしまっていたといえば否定できない。だが当然だと思った。事実私は優秀だ。否定できる者がいるか?

     しかし物心ついた頃から私の隣にいた楽は全くの正反対だった。体も小さくて自分たちより少し幼く見えた楽は何をやっても上手くできない。いつも私の後にぴったりとくっついて離れず、何をやるにも見よう見まねで私に食いついてきた。そして人よりずっと遅れて出来た時覚えた時、彼はまず私に報告をしてきたのだ。満面の笑みで。最初は鬱陶しかった。私まで不出来に見えるのではと思った。しかしそれが私の引き立て役になると気付いた時、初めて兄弟弟子としての愛情が沸いた。だからそう割り切ってからは楽の隣はとても居心地が良かった。優越感からだとわかっている。私はなんと狡い男なんだろう。
    3253

    ゆき📚

    DONE【ロ兄術】【恋愛初心者狂騒曲】Ⅳ・前編
    長くなったので前後編とわけました。
    初致しから約二週間が経った頃お互いに距離を測りかね、思考のすれ違いを見せる中とある任務で一泊二日の出張を二人でする事になり―
    ※呪いの話が出ていますがガバ設定もいい所です。
    ※原作軸設定で書いていますがそのへん雑、ご了承
    ※大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
    【恋愛初心者狂騒曲】Ⅳ・前編 「二回目ってどうやって誘ったらいいの?」

     高専内の廊下で珍しく神妙な顔をして「話したいことがある」と言ってきた五条に家入はその場で詳細を聞かず誘われるがままに居酒屋の個室に来た事をその時、少々後悔した。
     「知るかよ」
     心底どうでもいいという感情を込めて言えばテーブルを挟んで向かいに鎮座する五条が「真面目に答えてくれよ」と必死感を込めて叫んだ。
     そんな相手を無視するように家入はメニュー表を手に取りぱらぱらとめくる。奢ってくれるという言質は取っているので夕飯を済ませてしまおうと視線を動かしていると
     「ちょっと、硝子聞いてる?」
     「聞いてる聞いてる」
     「絶対嘘じゃん」
     唇を尖らしているのが長年の付き合いで見ていなくてもわかる。
    11506

    mocha

    PASTドラケンが暇つぶしに作ったキュウリ製のバイクを持ち帰ったイヌピーが赤音のことを思い出してモヤモヤする話。同棲しているココイヌ。未来捏造、両片思いのすれ違いネタ。ココはイヌピーと付き合ってるつもりで、イヌピーはココに赤音の身代わりにされているつもりでいます。
    ココイヌ版ワンドロ・ワンライのお題「お盆」で書いたものです。
    天国からの乗り物 この時期にはキュウリを使って馬を作るものらしい。
     どこからかそんな話を聞いてきたらしい龍宮寺堅が、乾青宗に渡してきたのは馬ではなくバイクだった。キュウリを使って作ったバイクは、馬よりも早く死者に戻ってきてほしいという意味らしい。
     何をバカなことをと思ったが、キュウリのバイクを2台作りながら彼が思い浮かべている死者が誰なのかは察しがついたので、青宗は何も言わずにおいた。別れるはずもないタイミングで別れてしまったひとに、少しでも早く戻ってきてほしい、会いたいという気持ちは青宗にも理解ができる。
     だが理解はできるものの、複雑だった。姉には会いたいけれども会いたくない。今、九井一は青宗と同棲しているが、それはあくまで青宗が姉のような顔立ちのままで大人になったからだ。
    2952