ポエム
fukuske5050
MOURNING7月8日の朝を迎えたバイク屋ドと関マポエム寄りなので大丈夫な方向け…
ドラマイ/マイドラ
7月にしては暑い日が続いていた。上旬だというのに梅雨は明けて真夏の暑さが続き、早々にふたりのベッドは夏仕様になっていた。オフホワイトの薄いタオルケットの手触りは万次郎の評価も悪くはない。まぁ、アレには勝てねぇんだろうけど。なんて、堅はけして代わりになるとは思っていない。ふたりで始めた空間をふたりで少しづつ埋めていけたら。急ぐことも急かすことも必要ない。
早すぎた夏の帳尻を合わせようというのか、はたまた気まぐれか、その夜は火照った地面を冷ますような大雨になった。あるべき気温に戻った夜は、薄いタオルケットでは少しばかり肌寒い。
「…重い」
からだの上に重くのしかかるそれに身動きの取れない万次郎は、寝苦しさにうっすらと瞼を開ける。
2844早すぎた夏の帳尻を合わせようというのか、はたまた気まぐれか、その夜は火照った地面を冷ますような大雨になった。あるべき気温に戻った夜は、薄いタオルケットでは少しばかり肌寒い。
「…重い」
からだの上に重くのしかかるそれに身動きの取れない万次郎は、寝苦しさにうっすらと瞼を開ける。
andrew_subac
DOODLE⑫太陽をつかんでしまったTwitterであげている漫画のようなものの続きです。
前回までの内容と少し重複してます。ポエムです。
あの曲を思い出した方、はい。その通りです💦言葉尻引っ張られてあえてそのままにしました。 5
カシキ
CAN’T MAKE国今/幻覚が多分に含まれたポエム「わたしにちゃんと勉強教えてくれたの、今ちゃんが初めて」
と、言われたことがある。
柚宇――そのときは、まだ国近さんと呼んでいた――の机にはあらゆる科目の補修プリントが広げられていて、机の木目なんて一切見えないぐらいだった。プリントの提出期限は来週で、期日までに出さないとボーダー所属の柚宇であっても留年はまぬがれない。そんなわけで、ボーダーの任務を特別に免除された柚宇は、放課後の教室でプリントと向かい合うことになった。私はそのお目付け役だ。
もう無理〜とお手上げ状態の柚宇が広げてしまったプリントを教科別にまとめながら、私は「初めて?」と聞き返した。
「うん。みんなすぐ諦めちゃうから。わたしに教えてもムダだー、って」
3348と、言われたことがある。
柚宇――そのときは、まだ国近さんと呼んでいた――の机にはあらゆる科目の補修プリントが広げられていて、机の木目なんて一切見えないぐらいだった。プリントの提出期限は来週で、期日までに出さないとボーダー所属の柚宇であっても留年はまぬがれない。そんなわけで、ボーダーの任務を特別に免除された柚宇は、放課後の教室でプリントと向かい合うことになった。私はそのお目付け役だ。
もう無理〜とお手上げ状態の柚宇が広げてしまったプリントを教科別にまとめながら、私は「初めて?」と聞き返した。
「うん。みんなすぐ諦めちゃうから。わたしに教えてもムダだー、って」
きって
MOURNINGくっつかない話 暗いポエムです…あー、と目を泳がすタビコを見てヴェントルーは自分の早計さを恥じた。こんなにも自分を許しているものだからひょっとしてと思案した故の告白だったがタビコにとっては青天の霹靂だったらしく、うーん、とうなり続けるタビコを見てヴェントルーは穴があったら入りたいほどいたたまれなかった。もう返事は貰ったも同然だったがこめかみを抑えながら何か言いたげなタビコをずっと待つ。永遠とも思える時間が経ってタビコが口を開いた。
「…すまない、私はお前と同じ気持ちは持ってないよ」
半ば予想していた返答だったが、ヴェントルーは胸をざっくりと割かれたような心地になる。
「なんて言えばいいかな、お前が弱っているところを見るのも、使役するのも、最高に興奮するが、それはお前が強大な吸血鬼だからであって、それ以上でもそれ以下でもないんだ」
3300「…すまない、私はお前と同じ気持ちは持ってないよ」
半ば予想していた返答だったが、ヴェントルーは胸をざっくりと割かれたような心地になる。
「なんて言えばいいかな、お前が弱っているところを見るのも、使役するのも、最高に興奮するが、それはお前が強大な吸血鬼だからであって、それ以上でもそれ以下でもないんだ」
だっと
DOODLE七夕だな〜!の気持ち 雰囲気ポエム サタブフです43,800時間「エウリノーム。ベルの容態はどうだ」
実り豊かな小麦畑を連想するような黄金色の髪をたたえ、それを引き立てるかのような漆黒に全身を包んだ長身の男が、相対する同じく長身の男に問いかける。
「どうもこうも。相変わらずだ」
「そうか」
「すまないな、あちこち治せそうな者を探してはいるのだが」
「以前新しく連れてきた医者はどうだった?」
「まだ成果は出ていない。ベルゼブフは相当特殊な状態のようだ」
「そうか」
ふたりの会話は淡々と取り交わされる。お互いに相手がどう答えるのか、はじめから分かり切っていて、ただ形式的に状況確認をしている、そんなやり取りだった。
統一議会が開催される直前。最後にやってきた八魔星のひとり、サタンは議場に到着するなりエウリノームに尋ねた。もはや毎回恒例となったこの会話は、果たして何度目に交わされたものだろうか。ベルゼブフが時間の多くを眠って過ごすようになってから、どれほど経過しただろうか。彼は今回の議会にも姿を現すことはできなかった。
2372実り豊かな小麦畑を連想するような黄金色の髪をたたえ、それを引き立てるかのような漆黒に全身を包んだ長身の男が、相対する同じく長身の男に問いかける。
「どうもこうも。相変わらずだ」
「そうか」
「すまないな、あちこち治せそうな者を探してはいるのだが」
「以前新しく連れてきた医者はどうだった?」
「まだ成果は出ていない。ベルゼブフは相当特殊な状態のようだ」
「そうか」
ふたりの会話は淡々と取り交わされる。お互いに相手がどう答えるのか、はじめから分かり切っていて、ただ形式的に状況確認をしている、そんなやり取りだった。
統一議会が開催される直前。最後にやってきた八魔星のひとり、サタンは議場に到着するなりエウリノームに尋ねた。もはや毎回恒例となったこの会話は、果たして何度目に交わされたものだろうか。ベルゼブフが時間の多くを眠って過ごすようになってから、どれほど経過しただろうか。彼は今回の議会にも姿を現すことはできなかった。
すどう
DOODLEじょうぶくんの過去妄想。勢いで描いた上に軍知識等全くないので色々適当です。階級とかわかりませんが少佐殿って響きが良いから…適当です。ちょっと流血注意。
3枚目のその後はバトルシーンが描けないのでありません。
脳内の4枚目は父様母様世界全てにありがとう的なポエムをバックに虐〇シーンみたいな… 3
ting_come
MOURNINGpixivに載せてた小説()です2020.12.13
===
ヒースがシノにハンドクリームを塗ってあげる話
デキてる 事後 今より未来の話 ポエムです
元々プロット用に書いてたのを少し整えました
CPのつもりですが左右は好きに読んでください
塗ってあげるのエッチだな…されるがままのシノかわいいな…施す側に生まれた人間の無意識のエゴ…みたいな感じ
色々多めにみてください…
冬の日、まどろみしとしとと雨垂れの落ちる音がする。ふと窓を見ると、垂れた水滴が曲がりくねった道を何本も作っていた。
明け方まで降っていた雪は気づかないうちに雨に変わったようだった。わずかに積もっていた分も、そのうち溶けて土に吸われていくだろう。積もったままだと木々の手入れも大掛かりになるので少し安堵する。
喉の乾きを覚えて身体を起こすと、指の触れた先が身じろいだ。
「…シノ……」
「どうした、ヒース」
迷子のようにぼんやりと名前を呼ばれる。夢の中にいるのだろうか。朝に弱いオレの主君は重たげな目蓋をかすかにふるわせる。羽根のような睫毛が一緒に揺れる。
まだ外も暗い。
寝てていいぞ、とあやすように声を掛けると、ん〜……とむずかるようにむにゃむにゃ唇を動かした。心臓を羽ぼうきでくすぐられているような気持ちになる。幼い頃一緒に過ごした厄災の夜のことを思い出す。
1801明け方まで降っていた雪は気づかないうちに雨に変わったようだった。わずかに積もっていた分も、そのうち溶けて土に吸われていくだろう。積もったままだと木々の手入れも大掛かりになるので少し安堵する。
喉の乾きを覚えて身体を起こすと、指の触れた先が身じろいだ。
「…シノ……」
「どうした、ヒース」
迷子のようにぼんやりと名前を呼ばれる。夢の中にいるのだろうか。朝に弱いオレの主君は重たげな目蓋をかすかにふるわせる。羽根のような睫毛が一緒に揺れる。
まだ外も暗い。
寝てていいぞ、とあやすように声を掛けると、ん〜……とむずかるようにむにゃむにゃ唇を動かした。心臓を羽ぼうきでくすぐられているような気持ちになる。幼い頃一緒に過ごした厄災の夜のことを思い出す。
774xxxxxx
DONE【何を今更、】 炭伊原作寄り時空の炭伊未満。お話というよりも201話のいのすけの心情イメージポエム。画像1枚目に諸注意ございますのでご一読お願いいたします。
表紙画像お借りしました(https://www.pixiv.net/users/3989101)。 3
usmlk_ii
TRAININGとてもとても短い松降。文というよりポエムです…….
君のことが好きだ
君が僕を呼ぶ声が好きだ
君が僕に触れる手が好きだ
君が僕を見つめる瞳が好きだ
あげればキリがないほど、君といると好きという気持ちが次々と溢れていく。
毎日更新されるこの想いに、終わりはあるのだろうか。
少し遠くから君を見ていると、僕に気付いた君の顔が綻ぶ。
あぁ、好きだな、とまた好きが重なっていく。
君に近付いて君の前に立つ。それだけのことなのに嬉しそうに無邪気に笑うから、つられて僕も笑う。
君の横に並んで歩き出す。誰も見ていないのをいいことに、そっと君の小指に触れる。
「松田、僕のことを好きになってくれてありがとう」
横目で君を見ると、突然の僕の言葉に驚いたのか、大きな瞳を更に大きくしていた。あまり見ない表情にぷっと吹き出してしまう。新しく発見した君のそんな顔も好きだ。
538君のことが好きだ
君が僕を呼ぶ声が好きだ
君が僕に触れる手が好きだ
君が僕を見つめる瞳が好きだ
あげればキリがないほど、君といると好きという気持ちが次々と溢れていく。
毎日更新されるこの想いに、終わりはあるのだろうか。
少し遠くから君を見ていると、僕に気付いた君の顔が綻ぶ。
あぁ、好きだな、とまた好きが重なっていく。
君に近付いて君の前に立つ。それだけのことなのに嬉しそうに無邪気に笑うから、つられて僕も笑う。
君の横に並んで歩き出す。誰も見ていないのをいいことに、そっと君の小指に触れる。
「松田、僕のことを好きになってくれてありがとう」
横目で君を見ると、突然の僕の言葉に驚いたのか、大きな瞳を更に大きくしていた。あまり見ない表情にぷっと吹き出してしまう。新しく発見した君のそんな顔も好きだ。
kunipro1man
INFO『尤もそうな〜』の御感想メール御礼ポエム付きイラスト🍓💘🌈✨ちょびっと見せ🌟あとがきコーナーにありますQRコードで感想を送るとイラスト付きポエムが返信されます💗💗💗
よろしくどうぞ
ramm2atsu
DONE6月頃出したいなぁと思っている全年齢本6.5P分。降谷さんに告白された新一くんが、「自分にとっての降谷さんとは?」を
ひたすら考えていくお話。またの名をポエム漫画とも。
降→新からの降→←新、30ページ程度を予定しています。
不穏な空気が流れていますがちゃんとハピエンです!! 7
ひわ@turoporfali
DONE #sbcr_week お題:花/星。🤍💜ウイーク二日目! シリベテはポエム。(個人の感想です)星 校舎を出ると、もう空には星が光っていた。
「うわ、もうこんな暗いの? 俺たちだけでもさっさと帰ろうよ蘭丸。うるうも焔もまだ帰らないとかいうしさー」
風が冷たい。樹果と僕は一緒に帰ることになったようだ。歩いていても、自然に目が建物のや木の梢を探している。
「連絡すりゃいいじゃん」
僕の心を見透かしたように樹果がつぶやいた。
「コクっちゃったんだろ? 返事聞くの怖いなら聞いといてあげようか?」
「うーん……そういうことでもないような……」
返事を探しあぐねているとき、向いの団地の屋上に見知った姿があるのに気づいた。足が自然に止まる。横にいた樹果も、僕が何を見ているのか気づいたようだった。
「……あー、俺、学校に忘れ物してきちゃった。悪い蘭丸、先帰ってて! ていうかおじゃま虫になりたくねえし!」
700「うわ、もうこんな暗いの? 俺たちだけでもさっさと帰ろうよ蘭丸。うるうも焔もまだ帰らないとかいうしさー」
風が冷たい。樹果と僕は一緒に帰ることになったようだ。歩いていても、自然に目が建物のや木の梢を探している。
「連絡すりゃいいじゃん」
僕の心を見透かしたように樹果がつぶやいた。
「コクっちゃったんだろ? 返事聞くの怖いなら聞いといてあげようか?」
「うーん……そういうことでもないような……」
返事を探しあぐねているとき、向いの団地の屋上に見知った姿があるのに気づいた。足が自然に止まる。横にいた樹果も、僕が何を見ているのか気づいたようだった。
「……あー、俺、学校に忘れ物してきちゃった。悪い蘭丸、先帰ってて! ていうかおじゃま虫になりたくねえし!」
ららら
TRAINING【五夏】絶体絶命90話ポエム すぐおわるその2
(これみた⇨https://twitter.com/ArturGalata/status/1512743440362188803?s=20&t=Bdb7dwpyDvzRlH7rdJHnbg) 3
Koyurkg
MOURNING以前ちらりと呟いた終末旅行オベぐだ♀漫画描けなさそうなので備忘録として文章にまとめました。お暇潰しによければどうぞ(※読みにくいです)
・旅には出ない。近場で遊びます。
・小説、ワタシ、カケナイ。コレ、ポエム
きみと終末旅行でも・オベぐだ♀(ぐだ♀は藤丸立香での表記です)
・一緒に終末を旅(しない)する話、ほぼポエム
メイクで誤魔化しきれなかったのだろう。
赤く腫れた目をした女性アナウンサーが淡々と読み上げる文章は、寝起きで働いていない頭にはなかなか入ってこなかった。
大きなフォントで表示されたニュースの見出しもどこか他人事のようで、赤い文字って読みにくいんだよなぁなんて思いながら冷蔵庫から牛乳を取り出す。
マグカップになみなみと注くと空になったので、バイトの帰りに忘れずに買わなくてはと携帯のメモ帳に打ち込み始めた所で繰り返しますと震える声が耳に届いた。
『明後日、24時前後に太平洋に巨大隕石が落下する事が正式に発表されました。衝突は、避けられないものであり…っ…』
5663・一緒に終末を旅(しない)する話、ほぼポエム
メイクで誤魔化しきれなかったのだろう。
赤く腫れた目をした女性アナウンサーが淡々と読み上げる文章は、寝起きで働いていない頭にはなかなか入ってこなかった。
大きなフォントで表示されたニュースの見出しもどこか他人事のようで、赤い文字って読みにくいんだよなぁなんて思いながら冷蔵庫から牛乳を取り出す。
マグカップになみなみと注くと空になったので、バイトの帰りに忘れずに買わなくてはと携帯のメモ帳に打ち込み始めた所で繰り返しますと震える声が耳に届いた。
『明後日、24時前後に太平洋に巨大隕石が落下する事が正式に発表されました。衝突は、避けられないものであり…っ…』
深藍桜
DONE平成悪魔くんの2話後から6話前をイメージしたメフィスト2世の心情をポエムにしてみたものです文庫メーカーでやりたかったのですが、上手くいかず断念
(ポエム自体の需要が不明なので次があっても今回の様にログイン限定公開でいきます) 559
ろっかくけい
DOODLEポエムのような何かと短編。短編の方は試し書きも兼ねてAIのべりすと(ai-novel.com)をお借りしました。お互いへの気持ち。雰囲気が繍賈のBLっぽいかもしれないので、ワンクッション。 4750
rosso_addict
TRAININGポイピクで素晴らしい作品をたくさん拝見して「私もポイピクの海に笹舟浮かべたい!」となったので、犬飼視点の犬辻ポエム置いてみます。おれが愛した怪獣の話「辻 新之助、攻撃手[[rb:攻撃手 > アタッカー]]です。よろしくお願いします。」
辻ちゃんの第一印象は真面目そうなコ。
真っ黒な髪と切れ長の真っ黒な目。よく見ると少し紫がかってる。
控えめな声量でもよく通る声。
「おっ……かれ、さまです。」
始めの頃はひゃみちゃんにも緊張してたんだっけ。クールなひゃみちゃんもあれでアガリ症だったし、鳩原ちゃんは人を撃てないしで、初期の二宮隊は結構凸凹のチームだった。
せめておれ達の連携はちゃんとしようって2人で残ってコソ練もした。
「先輩、鳩原先輩が……。」
雨音の中で、引き絞るような声はやけにはっきり聞こえた。
おれは何も言えず傘を持ったまま立ち尽くしていた。
おれ達のチームメイトは、二宮隊より弟を選んだ。
1609辻ちゃんの第一印象は真面目そうなコ。
真っ黒な髪と切れ長の真っ黒な目。よく見ると少し紫がかってる。
控えめな声量でもよく通る声。
「おっ……かれ、さまです。」
始めの頃はひゃみちゃんにも緊張してたんだっけ。クールなひゃみちゃんもあれでアガリ症だったし、鳩原ちゃんは人を撃てないしで、初期の二宮隊は結構凸凹のチームだった。
せめておれ達の連携はちゃんとしようって2人で残ってコソ練もした。
「先輩、鳩原先輩が……。」
雨音の中で、引き絞るような声はやけにはっきり聞こえた。
おれは何も言えず傘を持ったまま立ち尽くしていた。
おれ達のチームメイトは、二宮隊より弟を選んだ。
bell39399
SPUR MEラストも何も考えずに思いつくまま見切り発車ほんわか時空のリオネスっぽいふんわり設定
エレインちゃんの誕生日まで一日いちぽえむ(予定)
今月はエレインの誕生日だよね、とディアンヌにテンション高めに言われたバンはそんなのお前に言われるまでもねぇ、という言葉を飲み込み「そうだな、ケーキでも作ってやっか♫」と答えた。
「ケーキもいいけどぉ、何あげるか決めた?」
「アァン?」
「ボクはねぇ、エリザベスと一緒に……あっダメだ、バンに言ったらエレインに筒抜けだよね」
「オイコラ……ってそうじゃなくて何の話だ?」
このおしゃべり好きな未来の義姉に突っ込んでいてはきりがない。話を進めるためにバンは主語のない会話の内容を問い質す。
そんなバンにディアンヌはキョトンとすみれ色の瞳を見開いて「何って、誕生日プレゼントだってば」と答えた。
「……な……」
バンは目の前のディアンヌよりも更に目を剥いてその聞き慣れない単語に硬直した。
379「ケーキもいいけどぉ、何あげるか決めた?」
「アァン?」
「ボクはねぇ、エリザベスと一緒に……あっダメだ、バンに言ったらエレインに筒抜けだよね」
「オイコラ……ってそうじゃなくて何の話だ?」
このおしゃべり好きな未来の義姉に突っ込んでいてはきりがない。話を進めるためにバンは主語のない会話の内容を問い質す。
そんなバンにディアンヌはキョトンとすみれ色の瞳を見開いて「何って、誕生日プレゼントだってば」と答えた。
「……な……」
バンは目の前のディアンヌよりも更に目を剥いてその聞き慣れない単語に硬直した。
bunchotc
DONE2/19花憐日和展示の漫画②です。※原作本編のネタバレを含みます。本編読了後推奨です。よろしくお願いいたします。
『帰還』元従者から見た殿下と血雨探花のお話です。(とてもポエムです…)
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです!
pass:ネタバレ有でも大丈夫ですか? yes/no 9
cani_mika
MOURNINGリカジャロ クソみたいなあいたたポエム未満の萌え語りメモを発掘したやつ、怖めです!種族による本能って完全捏造だけど、もし⚖️にリカオンの本能があったらジャックラビット+アンテロープって美味しそうすぎるだろうなっていう
************************************
ジャロップが自宅に来るのは初めてではないが、やはり地味で殺風景なこの部屋に彼は馴染まない、とリカオは改めて思う。しかし、彩度の低い背景の中で浮いてしまうほど鮮やかなその姿を眺めるのは、不思議な感覚ではあるが悪くないと感じていた。
上がり込むなりまるで自分の家のように寛いでいるこの客人は、黙ってさえいればそれなりに端整な顔立ちをしていた。カラフルに染められた髪もよく似合っているし、身長こそ高くないもののスタイルの良さで補って余りある。その目を惹く容姿の中でも、とりわけピンと立った小さな兎の耳と華奢な曲線を描く一対の角は、リカオにとっては形容し難い感情を呼び起こさせた。
1737************************************
ジャロップが自宅に来るのは初めてではないが、やはり地味で殺風景なこの部屋に彼は馴染まない、とリカオは改めて思う。しかし、彩度の低い背景の中で浮いてしまうほど鮮やかなその姿を眺めるのは、不思議な感覚ではあるが悪くないと感じていた。
上がり込むなりまるで自分の家のように寛いでいるこの客人は、黙ってさえいればそれなりに端整な顔立ちをしていた。カラフルに染められた髪もよく似合っているし、身長こそ高くないもののスタイルの良さで補って余りある。その目を惹く容姿の中でも、とりわけピンと立った小さな兎の耳と華奢な曲線を描く一対の角は、リカオにとっては形容し難い感情を呼び起こさせた。
723
DOODLE鯉月イメージポエム炭酸の 泡が弾けて ぱらら ぱらら
雲の波間に鯨が跳ねて 帽子が飛んだ
ちいさな トナカイが ワルツを踊る
林檎の炭酸を貴方と二人
王冠あけたら吹き出してぱらら
笑いながら流し込む
ほんのり酸っぱくて甘い林檎の炭酸
夢みたいだと言ったなら
あなた わらって 残酷な言葉はらり
「夢だぞ?」
その顔が素敵な笑顔だったので
恐ろしくなった俺は 悲鳴を上げて
飛び起きる
自分で自分を 抱えれば
炭酸 はじける みたいに 震えて
鼻の奥が ツンと痛くて
まるでこの体 冷たい炭酸の瓶
子供みたいに 震えていたら
あなた 後ろから抱きしめて
「怖い夢でもみたのか?」
恐れたあなたと 同じ声で言う
俺は いなくならないで と縋るばかりで
無様な姿は まるで 腐った花
519雲の波間に鯨が跳ねて 帽子が飛んだ
ちいさな トナカイが ワルツを踊る
林檎の炭酸を貴方と二人
王冠あけたら吹き出してぱらら
笑いながら流し込む
ほんのり酸っぱくて甘い林檎の炭酸
夢みたいだと言ったなら
あなた わらって 残酷な言葉はらり
「夢だぞ?」
その顔が素敵な笑顔だったので
恐ろしくなった俺は 悲鳴を上げて
飛び起きる
自分で自分を 抱えれば
炭酸 はじける みたいに 震えて
鼻の奥が ツンと痛くて
まるでこの体 冷たい炭酸の瓶
子供みたいに 震えていたら
あなた 後ろから抱きしめて
「怖い夢でもみたのか?」
恐れたあなたと 同じ声で言う
俺は いなくならないで と縋るばかりで
無様な姿は まるで 腐った花
am_mhko
DONE盗賊団時代のブラネロ時期的にはそんなに死にてえなら…あたりです。
※これは少し長めのポエムです
ある夜のはなし「てめえら、裏閉めてこい。あと、備蓄の確認も」
おす!と威勢の良い声が重なり、てきぱきと動き出す。部下たちの指示が済んだら次は自分の番だ。調理場に向かって、頭の中で今ある食料で何日凌げるかを計算していく。肉が足りないから豆を使うか、しかしそれだとこの盗賊団の首領であり、ネロの相棒である男、ブラッドリーが満足しないだろう。
こりゃしばらくは猛吹雪でろくに出れねえな、と帰ってすぐブラッドリーが言ったのは数時間前だった。盗賊団にはそれほど強くない魔法使いもいる。ブラッドリーやネロなら吹雪の中でも耐え凌げるだろうが、仲間たちみんなとなると引きこもる方が安全だ。
ブラッドリーが言うには、オズの機嫌がどうにも悪いらしい。オズというのは世界最強の魔法使い、規格外の強さを持つ、伝承に出てくるような、燃えるような赤い瞳をした怪物なのだとか、ネロはあまり見たことがないためよく知らない。
3563おす!と威勢の良い声が重なり、てきぱきと動き出す。部下たちの指示が済んだら次は自分の番だ。調理場に向かって、頭の中で今ある食料で何日凌げるかを計算していく。肉が足りないから豆を使うか、しかしそれだとこの盗賊団の首領であり、ネロの相棒である男、ブラッドリーが満足しないだろう。
こりゃしばらくは猛吹雪でろくに出れねえな、と帰ってすぐブラッドリーが言ったのは数時間前だった。盗賊団にはそれほど強くない魔法使いもいる。ブラッドリーやネロなら吹雪の中でも耐え凌げるだろうが、仲間たちみんなとなると引きこもる方が安全だ。
ブラッドリーが言うには、オズの機嫌がどうにも悪いらしい。オズというのは世界最強の魔法使い、規格外の強さを持つ、伝承に出てくるような、燃えるような赤い瞳をした怪物なのだとか、ネロはあまり見たことがないためよく知らない。