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    rirakuma725

    PROGRESSクリスマス太敦の話…あまりクリスマス感はないかも…?完成はちゃんとさせる
    君と過ごす特別な日「子供達喜んでもらえてよかったですね!」
    「そうだね、贈呈品も好評だったみたいだし、善かったね、敦君」
    「はい!と云っても僕だけじゃなくて鏡花ちゃんやナオミさん達にも手伝ってもらいましたが…」
    「こういうのは女性の方が詳しいものだからねぇ~敦君の判断は間違っていなかったよ」
    「そうでしょうか?それならよかったです!」

    今日は保育園でのクリスマス会があり武装探偵社の面々は先生達に頼まれて子供達に楽しんでもらえるように色々企画を立てた。国木田が細かく計画を立てようとしたが乱歩にクリスマスまでそんなつまらないことするなと言われ、与謝野に「乱歩さんがああ云ってるだ、諦めな」と肩に手を置かれた。計画を立てられない国木田はならば飾り付けは完璧にと賢治や谷崎と共にとても保育園のクリスマス会とは思えない見事な飾り付けをした。鏡花を始めとする女性陣は料理を担当。乱歩は指示出しをしつつ、子供達と遊んでいた。社長である福沢は子供は苦手(嫌いではないが怖がられる)のと国木田に社長に準備をさせるわけにはいかないということで先生達とお茶を飲んでいた。そして肝心の敦と太宰は贈呈品選び担当だった。敦と一緒なら太宰もサボらないだろうということと保育園の先生(女性)を口説かせない為だった。
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    han_bun_dead

    DOODLEイギリスの打ち上げ花火は秋冬の風物詩と聞いて浮かんだ話です。コウ様14歳時空なので、テンペスト前として解釈を歪めています。テンペスト後、お盆にコウ様の元にレイジさんが現れてくれたら一緒に花火を見てほしいなあ。敦豪と花火に行く続編もいつか書きたい。
    特等席で待っていて福岡支部エントランスの一角を飾る地域情報掲示板。今日貼りだされたばかりの一枚のチラシを視界に入れたコウは思わず足を止めた。
    「花火大会……」
    『第十八回納涼花火大会』の文字が大きく踊るそのチラシに記載された日時は約2週間後、七月末の土曜日だ。
    「連れて行ってやろうか?」
    「っ、敦豪」
    「日本の夏は初めてだろ」
    突然声をかけられ驚くコウの隣に立った敦豪が、同じようにチラシを見つめる。
    「別に行きたいわけじゃない」
    「ならどうして見てたんだよ」
    「こっちでは夏に花火が上がるのか、と思って」
    「花火といや夏だろ。イギリスは違うのか?」
    「イギリスでは、花火が打ち上がるのはだいたい秋か冬だった」
    言って、コウは口を閉ざした。


    イギリスでは十一月に各地で打ち上げ花火を鑑賞できる。しかしコウの生まれ育った村は、花火の光どころか音さえ届かなかった。
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