KK
リョウ
MAIKINGおKKさんが生きてる世界線で、暁人くんとKKが一緒に祓い屋さんやってます。暁人くんは見習い。暁K前提。なんやかんやあってKKが猫になる呪いかけられちゃったよ。でも呪いが半端で猫耳だけだよ。可愛いね。
2人のやりとり書いたら満足してしまったので投下。一応前後の話もあるけど長くなりそうなのでそのうちに。
おねこKKさん「KK……頭……」
暁人がこちらを指差し震える声でそう言った。
「頭?」
さっきから妙に周りの音が鮮明に聞こえる。それも定位がはっきりと。そこにきて暁人の指摘。
嫌な予感しかしない。嫌だなー嫌だなーと、どこぞの講談師のような気持ちでそっと頭に手を伸ばす。そして、それに触れるのと同時に暁人が叫んだ。
「猫耳!!」
KK自身には見えないが暁人が言う通り、そこには猫耳が生えているのだろう。髪の毛とは明らかに違う手触りと形に思わず絶句してしまう。呪いの直撃は避けたはずだ。耳以外に影響が出ているところはないかと慌てて全身を確認する。少なくとも、自分で確認できる範囲は大丈夫そうだ。いや、尻のあたりに違和感があるが、それをここで確認するわけにはいかない。
1915暁人がこちらを指差し震える声でそう言った。
「頭?」
さっきから妙に周りの音が鮮明に聞こえる。それも定位がはっきりと。そこにきて暁人の指摘。
嫌な予感しかしない。嫌だなー嫌だなーと、どこぞの講談師のような気持ちでそっと頭に手を伸ばす。そして、それに触れるのと同時に暁人が叫んだ。
「猫耳!!」
KK自身には見えないが暁人が言う通り、そこには猫耳が生えているのだろう。髪の毛とは明らかに違う手触りと形に思わず絶句してしまう。呪いの直撃は避けたはずだ。耳以外に影響が出ているところはないかと慌てて全身を確認する。少なくとも、自分で確認できる範囲は大丈夫そうだ。いや、尻のあたりに違和感があるが、それをここで確認するわけにはいかない。
ねこまんま
MOURNINGKKと暁人が連休の予定を立てるだけの話「なんかこんなに休むと会社行きたくなくなりそう。」
KKの膝を枕にしつつ暁人がポケットカレンダーを指で辿る。29、30、1…8。
2022年のゴールデンウィークは10連休。大学を卒業した暁人は今年から社会人1年生。初めての長期休暇。
「刑事時代は休みなんてなかったな。」家に帰ることすらままならなかった。ゴーストハンター業に身を置いてからも次々と舞い込む事件に翻弄され、立ち食いそばにすらゆっくりとありつけなかったほどだ。
KKは読んでいた本の隙間からちらと暁人の顔を覗く。
「せっかくなら何処か行こうか、海か、山か、テーマパーク…っていう年でもないか?」
暁人は「それってなんか家族サービスみたい」と揶揄うように笑った。
961KKの膝を枕にしつつ暁人がポケットカレンダーを指で辿る。29、30、1…8。
2022年のゴールデンウィークは10連休。大学を卒業した暁人は今年から社会人1年生。初めての長期休暇。
「刑事時代は休みなんてなかったな。」家に帰ることすらままならなかった。ゴーストハンター業に身を置いてからも次々と舞い込む事件に翻弄され、立ち食いそばにすらゆっくりとありつけなかったほどだ。
KKは読んでいた本の隙間からちらと暁人の顔を覗く。
「せっかくなら何処か行こうか、海か、山か、テーマパーク…っていう年でもないか?」
暁人は「それってなんか家族サービスみたい」と揶揄うように笑った。
omoti_022
DOODLE有名な洒落怖の怪異とショタkkのはなし。ショタ時代はKKでは無いという解釈なので、少年呼びです。祖父母を捏造してます。
怖くない。
魅入られて。照りつける日差しと、じっとりと肌にまとわりつく茹だるような暑さ。それだけで鬱陶しいほどなのに、蝉の声がけたたましくこだまする。
「あっつい…」
涼しさを求めて比較的風通しのよい日陰の縁側に座っていた少年は、力なく呟いた。小さな手で額に滲む汗を拭い、右手で団扇を仰いだ。彼の後ろには首を振る扇風機があるのだが、茹だる暑さは変わらない。
もう何度も自身の祖父母に、暑いから川に行きたいと抗議したのだが、ふたりは取り合ってはくれず。少年の本当の目的を悟っているのか、特に祖父の方は頑なに首を縦に振ることはなかった。逆に、家から出るな。と言われてしまった始末。反論しようにも厳格な祖父には逆らえず、今の状況だった。
かと言って、大人しくすることなど、年端もいかない男児には到底無理な話で。
1816「あっつい…」
涼しさを求めて比較的風通しのよい日陰の縁側に座っていた少年は、力なく呟いた。小さな手で額に滲む汗を拭い、右手で団扇を仰いだ。彼の後ろには首を振る扇風機があるのだが、茹だる暑さは変わらない。
もう何度も自身の祖父母に、暑いから川に行きたいと抗議したのだが、ふたりは取り合ってはくれず。少年の本当の目的を悟っているのか、特に祖父の方は頑なに首を縦に振ることはなかった。逆に、家から出るな。と言われてしまった始末。反論しようにも厳格な祖父には逆らえず、今の状況だった。
かと言って、大人しくすることなど、年端もいかない男児には到底無理な話で。
ねこまんま
MOURNINGKK無駄に視力良さそうだよね。視えすぎるのは疲れるんだよ。
「見えざるもの」の周りには大抵そいつらの「念」が蠢いている。視界に映り込むそれは知らずしらずのうちにオレの精神をすり減らしていく。
ある夜、オレがソファに横たわりぐったりしてるとエドが何かの箱を手渡してきた。同時にボイスレコーダーが再生される。
[これを掛けてみてほしい。レンズにエーテルの透過率を下げるコーティングを施してある。全く視えなくなるわけではないがね。]
[たまには情報を遮断して休息することも必要だ。ちなみにデザインは凛子が選んでくれた。早速試してみてくれ。]
箱を開けると中に入っていたのはなんの変哲もない伊達眼鏡。エドに言われるままに眼鏡をかけ霊視をすると、先程からエドの後ろをふらついている霊の輪郭がぼんやりと霞んだ。
733「見えざるもの」の周りには大抵そいつらの「念」が蠢いている。視界に映り込むそれは知らずしらずのうちにオレの精神をすり減らしていく。
ある夜、オレがソファに横たわりぐったりしてるとエドが何かの箱を手渡してきた。同時にボイスレコーダーが再生される。
[これを掛けてみてほしい。レンズにエーテルの透過率を下げるコーティングを施してある。全く視えなくなるわけではないがね。]
[たまには情報を遮断して休息することも必要だ。ちなみにデザインは凛子が選んでくれた。早速試してみてくれ。]
箱を開けると中に入っていたのはなんの変哲もない伊達眼鏡。エドに言われるままに眼鏡をかけ霊視をすると、先程からエドの後ろをふらついている霊の輪郭がぼんやりと霞んだ。
芝(雑多)
MEMOKKと凛子さんとエドがやってるゴーストバスター事務所にバイトとして雇われる暁人くんの話麻里も絵梨佳も般若さんもいるよ!
の設定とかネタメモ
ゴーストバスターK暁ネタメモ取り急ぎ、設定を覚え書き
・KK(通称)
凛子とエドとゴーストバスター事務所を構え、基本的に妖怪や怪異に関する事件やマレビト退治をやっていた。
のに、最近般若面のやべぇヤツに関する事件が増えて若干ノイローゼ気味。般若絶対許さない
バイトに来た暁人のことは、最初いけ好かないガキとしか思っていなかったが、その優しさや素直さ、根性等をきちんと見ている間に絆されてしまう。
暁人のことになると若干過保護
・伊月暁人
至って普通の一般大学生。適合者ではあるが霊力を操ることは出来ない。
が、順応性SSSの能力を持つ為割と何でも出来ちゃう大学生。
KKとも打ち解けるのが早く、弓は使ったこともないのにヘッドショットをかませるくらい上手い
981・KK(通称)
凛子とエドとゴーストバスター事務所を構え、基本的に妖怪や怪異に関する事件やマレビト退治をやっていた。
のに、最近般若面のやべぇヤツに関する事件が増えて若干ノイローゼ気味。般若絶対許さない
バイトに来た暁人のことは、最初いけ好かないガキとしか思っていなかったが、その優しさや素直さ、根性等をきちんと見ている間に絆されてしまう。
暁人のことになると若干過保護
・伊月暁人
至って普通の一般大学生。適合者ではあるが霊力を操ることは出来ない。
が、順応性SSSの能力を持つ為割と何でも出来ちゃう大学生。
KKとも打ち解けるのが早く、弓は使ったこともないのにヘッドショットをかませるくらい上手い
kg4awt108
DONEマシュマロのリクりくで頂いた、痩男→暁人←KKの小説です!普段K暁しか書かないので書いててとても楽しかったです🎶雨の振る中、暁人は霊体の回収とマレビトを倒す為に濡れるのもお構い無しに渋谷の街を、走り回っていた。五体いたうちの最後の焔女のコアを引き抜いたら終了。
とりあえず、霊視をして他に敵がいないことを確認してほっと一息ついた。
『だいぶ上達したな。』
「あれだけの数こなせばいやでも上達するよ」
『まぁ、それもそうだな。次行こうぜ』
「うん」
KKもだいぶ褒めてくれるようになり、少し気分が上昇した。
マップを見ながら次は…と足をそちらの方向に向けようとしたその時、KKが鋭い声を上げた。
『暁人!やつが来た!』
ばっとそちらを急いで見るとそこには、痩男が少し離れた距離に立っている。
襲ってくると思い、風のエーテルショットを指先に纏わせ、打つが避けるばかりで全く攻撃をしてこない。様子がおかしい。
1737とりあえず、霊視をして他に敵がいないことを確認してほっと一息ついた。
『だいぶ上達したな。』
「あれだけの数こなせばいやでも上達するよ」
『まぁ、それもそうだな。次行こうぜ』
「うん」
KKもだいぶ褒めてくれるようになり、少し気分が上昇した。
マップを見ながら次は…と足をそちらの方向に向けようとしたその時、KKが鋭い声を上げた。
『暁人!やつが来た!』
ばっとそちらを急いで見るとそこには、痩男が少し離れた距離に立っている。
襲ってくると思い、風のエーテルショットを指先に纏わせ、打つが避けるばかりで全く攻撃をしてこない。様子がおかしい。
ねこまんま
MOURNINGKKと暁人が寝るだけの話2。本当に寝るだけ。「おやすみ、KK」
KKの頬に軽くキスをして僕は布団を頭まで引っ張り上げる。膝を丸め周りが闇に包まれると僕はようやく安心して眠りにつくことができる。
母さんが亡くなってからだろうか。泣いているのを麻里に気づかれないように堪えているうちに、この姿勢で寝るのが一番楽だということに気づいた。闇の中なら誰にも顔を見られない。誰に同情されることもない。
一度だけKKには窒息していないか心配された。こうしていないと寝れなくて、と伝えたら「…まぁ人それぞれだしな」と若干呆れたような声で返された。
たまに寝息を確認されている気配は感じてるけど。
ある寒い夜。お互いに肌を重ね、一通りキスをして眠りに就こうとするとKKが布団の中まで着いてきた。
717KKの頬に軽くキスをして僕は布団を頭まで引っ張り上げる。膝を丸め周りが闇に包まれると僕はようやく安心して眠りにつくことができる。
母さんが亡くなってからだろうか。泣いているのを麻里に気づかれないように堪えているうちに、この姿勢で寝るのが一番楽だということに気づいた。闇の中なら誰にも顔を見られない。誰に同情されることもない。
一度だけKKには窒息していないか心配された。こうしていないと寝れなくて、と伝えたら「…まぁ人それぞれだしな」と若干呆れたような声で返された。
たまに寝息を確認されている気配は感じてるけど。
ある寒い夜。お互いに肌を重ね、一通りキスをして眠りに就こうとするとKKが布団の中まで着いてきた。
ねこまんま
MOURNINGKKと暁人が寝るだけの話1。本当に寝るだけ。一緒に暮らしてみないと分からない相手の癖、というものがある。
食器の並べ方や洗濯物の干し方、果てはトイレの蓋の開け閉めなどなど上げてみれば枚挙にいとまがないが、これはわからないなと思ったのは寝るときの姿勢だ。
「おやすみ、KK」そう言って俺の頬にキスをするとそのまま暁人は布団に潜り込む。そうして頭まですっぽりと布団を被り手足を丸めるとこちらに背を向け、眠る。
おいおい、それじゃかわいい寝顔が見れねぇじゃねえか…。
というのもなんとなく憚られたので、窒息しないのか、と聞いてみた。「昔からこうしてないと寝れなくて」と照れたような声で言われると、寝顔が見たいのに、なんてことは言えなくなってしまう。
…まぁ人それぞれだしな。小動物のように丸まった暁人の寝息と体温を感じているうちに俺もつられて眠ってしまう。
705食器の並べ方や洗濯物の干し方、果てはトイレの蓋の開け閉めなどなど上げてみれば枚挙にいとまがないが、これはわからないなと思ったのは寝るときの姿勢だ。
「おやすみ、KK」そう言って俺の頬にキスをするとそのまま暁人は布団に潜り込む。そうして頭まですっぽりと布団を被り手足を丸めるとこちらに背を向け、眠る。
おいおい、それじゃかわいい寝顔が見れねぇじゃねえか…。
というのもなんとなく憚られたので、窒息しないのか、と聞いてみた。「昔からこうしてないと寝れなくて」と照れたような声で言われると、寝顔が見たいのに、なんてことは言えなくなってしまう。
…まぁ人それぞれだしな。小動物のように丸まった暁人の寝息と体温を感じているうちに俺もつられて眠ってしまう。
ねこまんま
MOURNINGKKが夜食のチャーハンを食べるだけのお話。食レポでもないし、落ちもない。時計が1時を指している。暁人を起こさないようにと気遣いつつ玄関を閉め、リビングに通じるドアを開ける。
電気が点いたままのリビングでは毛布に包まった暁人がソファの上で静かに寝息を立てている。本当ならこのまま抱きかかえてベッドの上に寝かせてやりたいところだが、下手したら俺のほうが要介護になってしまう。
こんなところで寝てると風邪引くぞ、と肩を叩くと
「おかえり、けーけー」寝ぼけた顔の暁人がむにゃむにゃと抱きついてくる。かわいいやつめ。
このまま美味しく頂いちまおうか…邪な思いが胸を掠めたその瞬間俺の胸に体を預けていた暁人が突然俺の腕をすり抜けこう言った。
「けーけーまた晩ごはん抜いたな」どうも腹の虫が告げ口したらしい。
617電気が点いたままのリビングでは毛布に包まった暁人がソファの上で静かに寝息を立てている。本当ならこのまま抱きかかえてベッドの上に寝かせてやりたいところだが、下手したら俺のほうが要介護になってしまう。
こんなところで寝てると風邪引くぞ、と肩を叩くと
「おかえり、けーけー」寝ぼけた顔の暁人がむにゃむにゃと抱きついてくる。かわいいやつめ。
このまま美味しく頂いちまおうか…邪な思いが胸を掠めたその瞬間俺の胸に体を預けていた暁人が突然俺の腕をすり抜けこう言った。
「けーけーまた晩ごはん抜いたな」どうも腹の虫が告げ口したらしい。
ねこまんま
MOURNINGKKと暁人が映画を見るだけの話。暁人が借りてきた映画のラインナップを見て思わず眉をひそめる。
「だって夏といえばホラーじゃない?」
ったく誰が決めたんだよ、そんなこと。
オレの気も知らず暁人はいそいそとプロジェクターの電源を入れ部屋の照明を落とし、定位置につく。
テーブルの上にはいつの間にか和歌コーラの缶が2つと開かれたウーマチップスが並べられていた。
オレはなぁ、こういうのが苦手なんだよ。
もともと「視る」ことができる体質のオレは並み大抵の怪奇現象で驚かされることはない。だいたいあの手のモノは居そうなところにいるし、よっぽど厄介なやつじゃない限りわざわざ脅かしに来るやつなんかそうそういない。
しかし映画は違う。
暁人がリモコンのボタンを押すと画面いっぱいにおどろおどろしいタイトルが表示された。
626「だって夏といえばホラーじゃない?」
ったく誰が決めたんだよ、そんなこと。
オレの気も知らず暁人はいそいそとプロジェクターの電源を入れ部屋の照明を落とし、定位置につく。
テーブルの上にはいつの間にか和歌コーラの缶が2つと開かれたウーマチップスが並べられていた。
オレはなぁ、こういうのが苦手なんだよ。
もともと「視る」ことができる体質のオレは並み大抵の怪奇現象で驚かされることはない。だいたいあの手のモノは居そうなところにいるし、よっぽど厄介なやつじゃない限りわざわざ脅かしに来るやつなんかそうそういない。
しかし映画は違う。
暁人がリモコンのボタンを押すと画面いっぱいにおどろおどろしいタイトルが表示された。
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MEMO性知識が女i児レベルのくせにひtや氏にえっちをせがみまくってやっとベッドインしたのに何が起きてるか理解出来てない🌔くん(裸でキスしたり抱き合ってイチャイチャすることがセkkスだと思ってました) 2ねこまんま
MOURNINGKKと暁人がお風呂に入る話。「暁人、なんだそりゃ、菓子か?」
「違うよ、入浴剤」ホントはバスボムって呼ぶんだけど。
机に置かれたそれからは、たしかに綿菓子のような甘い香りが漂う。
「ほーん、なんかそれ、却って疲れそうだな」
KKはいかにもおじさん臭いことを言いながらなにやらスンスンしている。
「じゃあ一緒に入ってみる?」KKは渋い顔をしているようだが気づかない振りをしてお湯をためた。
バスボムを湯に落とすとシュワシュワと音を立てながら溶け、中から桜の花びらがひらりひらりと広がっていく。
「…どう?」
肩まで浸かったまま湯船に視線を落とす。
水面に映る亡霊はまとわりつく花びらに顔を顰めながら「やっぱり柚子かヒノキだよなぁ」とぼやく。
──桜の木の下には死体が埋められてるんだ
413「違うよ、入浴剤」ホントはバスボムって呼ぶんだけど。
机に置かれたそれからは、たしかに綿菓子のような甘い香りが漂う。
「ほーん、なんかそれ、却って疲れそうだな」
KKはいかにもおじさん臭いことを言いながらなにやらスンスンしている。
「じゃあ一緒に入ってみる?」KKは渋い顔をしているようだが気づかない振りをしてお湯をためた。
バスボムを湯に落とすとシュワシュワと音を立てながら溶け、中から桜の花びらがひらりひらりと広がっていく。
「…どう?」
肩まで浸かったまま湯船に視線を落とす。
水面に映る亡霊はまとわりつく花びらに顔を顰めながら「やっぱり柚子かヒノキだよなぁ」とぼやく。
──桜の木の下には死体が埋められてるんだ
ねこまんま
MOURNINGKKが甘味を楽しむだけの話ホントは→を書いてたけど悲しくなってきたので方向転換したやつ https://poipiku.com/1385435/6604854.html
KKは甘いのが好き「こんなん貰ってさ」暁人が何やら紙袋を取り出した。聞くと1月遅れの誕生日プレゼントだとか。
するすると包を解き中のものを取り出す。ひとつ、ふたつと机の上に並べると何やら甘い匂いが広がる。
「なんだ、菓子か?」体に悪そうな色だな。とつぶやくと暁人が腹を抱えて笑う。
「違うよ、入浴剤」
…なんだよ、入浴剤って言ったら柚子とかひのきとか和の香りが定番だろうが。何だこの青くて赤くてキラキラしたものは。これじゃ却って疲れが取れないだろ。
オレが苦い顔をしているのを感じ取った暁人が目尻に溜まった涙を拭いながらこちらを見る。
おい、そこまで笑うことかよ。
「KKはどれがいい?」
色とりどりの…入浴剤?正直どれでも良かったがオレが適当にカラフルなのを選ぶと、暁人は「りょーかい」といって風呂に湯を溜めに行く。
733するすると包を解き中のものを取り出す。ひとつ、ふたつと机の上に並べると何やら甘い匂いが広がる。
「なんだ、菓子か?」体に悪そうな色だな。とつぶやくと暁人が腹を抱えて笑う。
「違うよ、入浴剤」
…なんだよ、入浴剤って言ったら柚子とかひのきとか和の香りが定番だろうが。何だこの青くて赤くてキラキラしたものは。これじゃ却って疲れが取れないだろ。
オレが苦い顔をしているのを感じ取った暁人が目尻に溜まった涙を拭いながらこちらを見る。
おい、そこまで笑うことかよ。
「KKはどれがいい?」
色とりどりの…入浴剤?正直どれでも良かったがオレが適当にカラフルなのを選ぶと、暁人は「りょーかい」といって風呂に湯を溜めに行く。
kmmr_ota
DOODLEビールを飲む暁人くんとKKのスケッチ(謎時空)[習作]無題 清められた神社を探索するなかで、社務所の冷蔵庫にビールの缶を見つけた。
そのときふたりは、いくつもの鳥居のまわりをうろつくマレビトと格闘をくりひろげたあとだった。つけくわえるなら、最後には三体のジャンボてるてる坊主と向き合うはめになり、暁人はだれがどうみても疲弊していた。KKもちょっとげんなりしていた。
だからだろうか。畳敷きにちゃぶ台、座椅子にふかふかの座布団。居心地よく整えられた社務所の冷蔵庫のなかに、よく冷えたビールの缶をみつけて、暁人はなにも言う事なく、その場にどかりと腰を据えた。KKにも異論はなかった。それで、ぷしりと音をたて、プルタブを開けて、ぐびりと煽って、かれらは同時にためいきをついたのだった。
1010そのときふたりは、いくつもの鳥居のまわりをうろつくマレビトと格闘をくりひろげたあとだった。つけくわえるなら、最後には三体のジャンボてるてる坊主と向き合うはめになり、暁人はだれがどうみても疲弊していた。KKもちょっとげんなりしていた。
だからだろうか。畳敷きにちゃぶ台、座椅子にふかふかの座布団。居心地よく整えられた社務所の冷蔵庫のなかに、よく冷えたビールの缶をみつけて、暁人はなにも言う事なく、その場にどかりと腰を据えた。KKにも異論はなかった。それで、ぷしりと音をたて、プルタブを開けて、ぐびりと煽って、かれらは同時にためいきをついたのだった。
JILL
DOODLEひとじゅし 初描き性知識が女i児レベルのくせにひtや氏にえっちをせがみまくってやっと何が起きてるか理解出来てない🌔くん(裸で抱き合ってイチャイチャすることがセkkスだと思ってました)
ねこまんま
MOURNINGGWT KKが身体を取り戻す話エンディングバレあり
通勤中に思いついたので供養
「もう取り憑かれるなよ」そう言ってkkは僕の右手からいなくなった。
般若を倒し怪異を止めたことで未練がなくなったのだろう。
良かった。
暁人は素直にそう思った。
最期に彼から頼まれた大切な頼みを叶えなければならない。そうはいってもどこから手を付けたものか。普通の大学生にとって人探しは難しい。
他に行く当てもないのでアジトに向かう。ここに来るのは凛子からこれを預かって以来だろうか。片付ける者が戻らない部屋の空気は淀んでいる。まぁ、KKが生きてても変わらないか。と暁人は独りつぶやき窓を開ける
何か人探しのヒントになりそうなものがないか探しながら部屋を片付けていると、突然部屋の電話が鳴った。もしや…と叶うはずのない期待を込めて受話器を上げると唐突に音声が再生された。
2549般若を倒し怪異を止めたことで未練がなくなったのだろう。
良かった。
暁人は素直にそう思った。
最期に彼から頼まれた大切な頼みを叶えなければならない。そうはいってもどこから手を付けたものか。普通の大学生にとって人探しは難しい。
他に行く当てもないのでアジトに向かう。ここに来るのは凛子からこれを預かって以来だろうか。片付ける者が戻らない部屋の空気は淀んでいる。まぁ、KKが生きてても変わらないか。と暁人は独りつぶやき窓を開ける
何か人探しのヒントになりそうなものがないか探しながら部屋を片付けていると、突然部屋の電話が鳴った。もしや…と叶うはずのない期待を込めて受話器を上げると唐突に音声が再生された。
ねこまんま
MOURNINGバタンキューな暁人をkkが介抱する話4章後半のk暁
残念ながらイチャイチャはしない
N番煎じ
霧を突っ切る方法を見つけ、ガソリン、タービンホイール、そして冥界の香油を集めたところで暁人が倒れた。
俺はふらふらとする暁人の身体をなんとか動かし、一旦ベンチで横になる。
無理もない。もともと事故で死にかけてた身体に俺が入って無理矢理霊力を使わせている。飲み込みが早いので忘れそうだがどれも一日で使いこなせるような技ではない。
適宜回復しているとはいえ、霧や穢れにも触れている。
何よりこの雨だ。いくら夏だからと言ってもずっと体が濡れているのは流石に堪えるだろう。
「僕は大丈夫だよ…KK…早く麻里を助けに行こう」
気力で立ち上がろうとする暁人の意識を抑え、無理矢理座らせる。クソッ雨がまた降ってきやがった。
一旦屋根のあるところでちゃんと寝かせてやりたいが、残念なことにアジトもガレージもそこそこ遠い。このまま暁人の体を引きずっていくのは骨が折れる。
1446俺はふらふらとする暁人の身体をなんとか動かし、一旦ベンチで横になる。
無理もない。もともと事故で死にかけてた身体に俺が入って無理矢理霊力を使わせている。飲み込みが早いので忘れそうだがどれも一日で使いこなせるような技ではない。
適宜回復しているとはいえ、霧や穢れにも触れている。
何よりこの雨だ。いくら夏だからと言ってもずっと体が濡れているのは流石に堪えるだろう。
「僕は大丈夫だよ…KK…早く麻里を助けに行こう」
気力で立ち上がろうとする暁人の意識を抑え、無理矢理座らせる。クソッ雨がまた降ってきやがった。
一旦屋根のあるところでちゃんと寝かせてやりたいが、残念なことにアジトもガレージもそこそこ遠い。このまま暁人の体を引きずっていくのは骨が折れる。
ねこまんま
MOURNINGサントラ聞いてて浮かんだK暁KK生き返ってる前提
途中、音楽が流れてるシーンはGWTのテーマを脳内再生すること。
「ねぇKKのおじいさんってどんな人だったの?」「どうした、急に…ってあぁ」
暁人の手の中には今しがた河童から引き抜いた勾玉が握られている。「河童を一緒に捕まえたって前に言ってたよね」
「とにかく妖怪に詳しい爺さんでな…ありゃあたぶん適合者だ」
適合者。見えざるものが視える人。つまりKKの能力は遺伝ってことか。
「一度だけ田舎の祭りに連れていってもらったことがあってな…そんとき言われたんだよ、今日は手を振ってる人がいてもそっちには行くな、それだけは守れ…って」「向こうの人が見えてたってことかな」「…多分な」
そんな会話をしながら家路に着く。
夕飯時テレビを眺めていたKKがあっと声を上げる。つられて見てみるとどうも例の「祭り」が今は無形文化財に登録されているのだの、地元の保存会がどうだのと紹介されている。そして再来週の開催に向けて準備が進んでいることも。
2937暁人の手の中には今しがた河童から引き抜いた勾玉が握られている。「河童を一緒に捕まえたって前に言ってたよね」
「とにかく妖怪に詳しい爺さんでな…ありゃあたぶん適合者だ」
適合者。見えざるものが視える人。つまりKKの能力は遺伝ってことか。
「一度だけ田舎の祭りに連れていってもらったことがあってな…そんとき言われたんだよ、今日は手を振ってる人がいてもそっちには行くな、それだけは守れ…って」「向こうの人が見えてたってことかな」「…多分な」
そんな会話をしながら家路に着く。
夕飯時テレビを眺めていたKKがあっと声を上げる。つられて見てみるとどうも例の「祭り」が今は無形文化財に登録されているのだの、地元の保存会がどうだのと紹介されている。そして再来週の開催に向けて準備が進んでいることも。
オサイ
DONE🔞悪い男kktさんと仕事で色仕掛けをする事になった夢主のお話。ちょっと夜タグで呟くつもりが詳細すぎて超大作になってしまいました。小説ではないです。
貴方は18歳以上ですか? #金カ夢 6523
kmmr_ota
DOODLE絶対共鳴の暁人とKKのスケッチ マレビトのコアを抜き出した右手をゆっくりと戦慄かせた暁人が、なにも言い出さないままに走り出しても、KKはおどろかなかった。むしろ、おさまらぬ衝動にエーテルをたぐりよせたいと思った瞬間、身体が動いていたので、おのれが主導権を取っているのかと錯覚した。
でも違った。暁人のからだはKKの手の内にはない。暁人は自分の意思で駆け出していた。でも、両手両足をかろやかになげだして、肺を弾ませて走る暁人の足の親指の、地面をけるくせは、風のエーテルを呼ぶゆびさきが空を引っ掻くやりかたは、あまりにも覚えがあり、寸分のくるいもない。KKはわらう。おまえ、すっかりオレのかたちになっちまって。
しかし、KKは自覚していた。オレの『いつも』も、また変わっている。わかくのびやかな筋肉に任せて衝撃をいなすやりかたは、すくなくとも前の自分にはなかったものだ。ふたりにあったはずのあたりまえの差異は、いまは違和なくまじりあって、境界線なく身体が動く。
840でも違った。暁人のからだはKKの手の内にはない。暁人は自分の意思で駆け出していた。でも、両手両足をかろやかになげだして、肺を弾ませて走る暁人の足の親指の、地面をけるくせは、風のエーテルを呼ぶゆびさきが空を引っ掻くやりかたは、あまりにも覚えがあり、寸分のくるいもない。KKはわらう。おまえ、すっかりオレのかたちになっちまって。
しかし、KKは自覚していた。オレの『いつも』も、また変わっている。わかくのびやかな筋肉に任せて衝撃をいなすやりかたは、すくなくとも前の自分にはなかったものだ。ふたりにあったはずのあたりまえの差異は、いまは違和なくまじりあって、境界線なく身体が動く。
Fan18*cy
DOODLE先日HSKの試験受けてきました。5級とKKが中級。暫く遊んで暮らしてなかったので心がコロッとしてました(心だけに!)
对了,最近VRの子たちの存在を知りまして、昨日から色々観てるところです。ROZAのふたりが今のところ好き。 2
銀鳩堂
MAIKINGフレーバーテキストが降ってきたので出力します。「ヤング・クロウリー」のアイデアメモみたいな感じ。
※「ディズニー みんなが知らない白雪姫 なぜ女王は魔女になったのか」読了。鏡を木に吊るすエピソードは本作からの本歌取りです。
※映画「マレフィセント」未視聴。
※「ディズニー みんなが知らない眠れる森の美女 カラスの子ども マレフィセント」 (講談社KK文庫)未読、発注済み。
「ヤング・クロウリー ~始まりの物語~」出会い編ある日、茨の魔女の下僕ディアブロは本来の姿、大鴉に戻り空を飛んでいた。
と、目の隅にキラキラと美しい光が映った。
ディアブロは鴉族の例にもれず光り物に目がない。その光はとてもとても美しく、彼を惹きつけた。
風に揺れ、さんざめく光の群れ。
あれはなんだろう。本当に美しい。もっと近くへ。もっと、もっと!
漆黒の翼の限り羽ばたいて、たどり着いたのは小さな民家だった。
家の周りの木々には、大小の鏡が吊るされて光を反射している。
なんと美しい光景だろう…。
彼は木の一本に降り立つと、降り注ぐ光を浴びてうっとりと黄色い目を細めた。
と、家の中から一人の人間の娘が現れた。
その娘を見た時、ディアブロの下嘴がかくんと落ちた。
1234と、目の隅にキラキラと美しい光が映った。
ディアブロは鴉族の例にもれず光り物に目がない。その光はとてもとても美しく、彼を惹きつけた。
風に揺れ、さんざめく光の群れ。
あれはなんだろう。本当に美しい。もっと近くへ。もっと、もっと!
漆黒の翼の限り羽ばたいて、たどり着いたのは小さな民家だった。
家の周りの木々には、大小の鏡が吊るされて光を反射している。
なんと美しい光景だろう…。
彼は木の一本に降り立つと、降り注ぐ光を浴びてうっとりと黄色い目を細めた。
と、家の中から一人の人間の娘が現れた。
その娘を見た時、ディアブロの下嘴がかくんと落ちた。