万華鏡/グルアオお天気もいいからピクニックに行きましょうという私の誘いに、グルーシャさんは二つ返事でいいよと答えてくれた。
じゃあ場所はどこにしようかな〜と考えた結果、北三番エリアのお花畑が広がるところにした。
ここならナッペ山から近いし、帰ろうと思えばすぐに帰れるし。
そうと決まればと急いで準備に取り掛かると、彼はピクニックは逃げないよって呆れ声で言ってくる。
久しぶりに私達の休みが合ったんですから、あなたとたくさん楽しい時間を過ごしたいんですよ…と口を尖らせて言えば、グルーシャさんは嬉しそうに笑ってた。
あれよこれよと準備を済ませれば、彼の家を出てミライドンをボールの中から出した。
二人で背に乗り、荷物を抱える私が落ちないようしっかり後ろから抱きしめてもらえば、目的地に向かって出発した。
3988