書いてみた
とーい
DONE1日1ロールタグ様5周年ととハピエンロル様のコラボ企画、間に合わなかったけど書きたかったので「夏の風物詩とロール」を書いてみた。いろいろ夏を詰め込んで、大人×DKな現パロろる。華の残影に隠れて「——おわった~ッ!!」
チャイムの音と同時にそう叫んだルフィに、いつも通り怒鳴りつけようとしたらしい担任が、それを深いため息へと変える。
「まあいい。……こっちも似たような気分だからな」
「へへっ、悪かったな。ケムリン!」
「スモーカー先生だろうが!——おい、麦わら!てめェ、まだ話は終わって」
ちゃんと宿題はやってくっから!と言い残し、無造作にテキストやペンケースをリュックに突っ込んだルフィは、さっと頭を下げて拳を避けた。そのまま、軽々と机ひとつと窓枠を飛び越えて、廊下に逃げ出す。
「モンキー・D・ルフィーっ!!」
「わりぃっ!おれ、ほんと急いでんだ!」
夏休みにはいり、しん、と静まり返った校内に、スモーカーの声が響き渡る。階下まで聞こえた怒鳴り声に同じく大きな声で返しながら、ルフィは小さく震えたスマートフォンをリュックのポケットから取り出した。
3700チャイムの音と同時にそう叫んだルフィに、いつも通り怒鳴りつけようとしたらしい担任が、それを深いため息へと変える。
「まあいい。……こっちも似たような気分だからな」
「へへっ、悪かったな。ケムリン!」
「スモーカー先生だろうが!——おい、麦わら!てめェ、まだ話は終わって」
ちゃんと宿題はやってくっから!と言い残し、無造作にテキストやペンケースをリュックに突っ込んだルフィは、さっと頭を下げて拳を避けた。そのまま、軽々と机ひとつと窓枠を飛び越えて、廊下に逃げ出す。
「モンキー・D・ルフィーっ!!」
「わりぃっ!おれ、ほんと急いでんだ!」
夏休みにはいり、しん、と静まり返った校内に、スモーカーの声が響き渡る。階下まで聞こえた怒鳴り声に同じく大きな声で返しながら、ルフィは小さく震えたスマートフォンをリュックのポケットから取り出した。
takikomi_maze2
DOODLEただただ思い浮かんだシーンを書いてみただけのやつ。Have a sweet dream.「はい、北さんここ、お風呂の淵に座って。シャンプーしますから」
「ん」
「今日ほんま楽しかったですね。ええ式やったし、披露宴の食事も美味しかったですし」
「せやな」
「最初に出てきた野菜のやつ、クリームチーズのソースやのにちょっと和風っぽくて酒にも合いましたね。今度なんか俺もクリームチーズで作ってみようかなぁ」
「ええなあ。お前二次会でもよぉ食うてたな」
「つい食べすぎちゃいました。流しますね」
ワックスで固まっていた北の髪がシャンプーで洗われていつもの柔らかさに戻った。
「次、トリートメント」
液体を手にとってから手櫛を通すように髪に触れる。
「北さん、目ぇとろんってしてますよ。眠い?」
「結構飲んだしな。お前に髪洗うてもらったら、なんだか眠くなってしもうた」
1533「ん」
「今日ほんま楽しかったですね。ええ式やったし、披露宴の食事も美味しかったですし」
「せやな」
「最初に出てきた野菜のやつ、クリームチーズのソースやのにちょっと和風っぽくて酒にも合いましたね。今度なんか俺もクリームチーズで作ってみようかなぁ」
「ええなあ。お前二次会でもよぉ食うてたな」
「つい食べすぎちゃいました。流しますね」
ワックスで固まっていた北の髪がシャンプーで洗われていつもの柔らかさに戻った。
「次、トリートメント」
液体を手にとってから手櫛を通すように髪に触れる。
「北さん、目ぇとろんってしてますよ。眠い?」
「結構飲んだしな。お前に髪洗うてもらったら、なんだか眠くなってしもうた」
トコヤ⚔🛡
DONE以前呟いてた、怪我したdndにsnaが大事な白衣切って手当をする、みたいなネタの小話を書いてみたけどアレ?アレ?糖度はどこに行った…?(困惑)こういうバディ感というか、お互い信頼してる感がひしひしと伝わってくる感じのdnsnを目指してみました…dndは助けを求めないんだろうけど、ピンチになったら真っ先にsnaが駆け付けてくれそうなイメージがありますカッコいいsnaさんも好きです… 2101
shido_yosha
DONE以前書いてみたイド五話直後の百貴さんのお話を修正して清書。理想の百貴さんはもっと人間離れして清廉だけど、
理想の二人はこんくらい付かず離れず。
午前二時。夜のとばりに覆われた室長室。資料を睨む百貴を見かねた東郷が、
「室長、仮眠を取るべきです」
と言った。
「酷い隈です」
「ああ。これを見直して調書をまとめてから……」
と上の空で答えると、東郷が、
「私がやっておきます。失礼ですが、室長から汗の匂いがします。顔がやつれています。正直に申し上げて、現場の士気に関わります」
「うっ……わかったよ。シャワーを浴びて、三時間ほど休んでくる」
「いえ、四時間半を目指してください」
「わかった、わかった」
苦笑する百貴。すると、平素凛と佇み、表情を崩さぬ補佐官が、安堵した様子をみせた。
よくできた部下だ、と百貴はよぎる。百貴の重い腰を上げるために、百貴の性格を汲んで、辛辣な物言いをした。百貴は立ち上がり、扉を開けて、暗い廊下に出る。
3366「室長、仮眠を取るべきです」
と言った。
「酷い隈です」
「ああ。これを見直して調書をまとめてから……」
と上の空で答えると、東郷が、
「私がやっておきます。失礼ですが、室長から汗の匂いがします。顔がやつれています。正直に申し上げて、現場の士気に関わります」
「うっ……わかったよ。シャワーを浴びて、三時間ほど休んでくる」
「いえ、四時間半を目指してください」
「わかった、わかった」
苦笑する百貴。すると、平素凛と佇み、表情を崩さぬ補佐官が、安堵した様子をみせた。
よくできた部下だ、と百貴はよぎる。百貴の重い腰を上げるために、百貴の性格を汲んで、辛辣な物言いをした。百貴は立ち上がり、扉を開けて、暗い廊下に出る。
inspiration_ayu
MAIKING仲間達から見た彼らを書いてみた。書きかけです。最後まで読めば少し意味がわかるかも……最後まで書ければ。笑KBML書きかけ協力者その1。ジムリーダーたちの行きつけのバー。シュートシティの外れに位置し、いわゆる穴場として知る人ぞ知る場所である。
グラスの触れ合う音、人の話し声の混ざり合った雑音。布が擦れる音。そして男の声。
これは炎タイプのジムリーダー、カブの声だ。
「……あぁ、えらく落ち込んでたねキバナくん。写真映えを気にする彼のことだ、カメラの回ってない時でさえあんな顔しないのにね。よっぽど落ち込んでたんだね」
そして若い女の声。これはみずタイプのジムリーダー、ルリナ。
「そうなんですよ……あいつ、控室に戻るなり急激に萎れちゃって。まぁ、バトルだけとっても、落ち込んでも仕方ないくらいの内容でしたけど」
「彼の切り札と言える2体とも凍らせてしまうなんてね。彼女の言うとおり本当に、凍らせてあとは好き放題、というやつだったね。さすがに同情するな」
1096グラスの触れ合う音、人の話し声の混ざり合った雑音。布が擦れる音。そして男の声。
これは炎タイプのジムリーダー、カブの声だ。
「……あぁ、えらく落ち込んでたねキバナくん。写真映えを気にする彼のことだ、カメラの回ってない時でさえあんな顔しないのにね。よっぽど落ち込んでたんだね」
そして若い女の声。これはみずタイプのジムリーダー、ルリナ。
「そうなんですよ……あいつ、控室に戻るなり急激に萎れちゃって。まぁ、バトルだけとっても、落ち込んでも仕方ないくらいの内容でしたけど」
「彼の切り札と言える2体とも凍らせてしまうなんてね。彼女の言うとおり本当に、凍らせてあとは好き放題、というやつだったね。さすがに同情するな」
haribote_san
MAIKINGゆるっと創作。なんかこう、ぼやぼやっと何かの事務所もの書いてみたいよね。にしてもぼやぼやしすぎだ。途中だし。「これ、どうするつもりだったんですか?」
やらかした。
目の前の部下、クロをみて真っ先に浮かんだ言葉だ。怒りや不機嫌が滲んでいるとか、そういう類はもはや通り過ぎたのだと一瞬でわかる、その表情。
無。無だ。無でしかない。今ここで何を言っても言わなくても、もはや許されることはない、その顔。
「黙ってないで何か言ったらどうです?」
「すみません……」
「謝罪は幼児でもできますよ」
思わず口に出た謝罪の言葉すらぴしゃりと撥ね付けられる。もうどうしようもないが、今許されていることはただ一つ。偽りのない事情の説明だ。
「……一応、昨夜までで残りの仕事量はそこの書類の山一つ分にはなってたんだ」
「嘘は状況を悪くするだけですよ」
1409やらかした。
目の前の部下、クロをみて真っ先に浮かんだ言葉だ。怒りや不機嫌が滲んでいるとか、そういう類はもはや通り過ぎたのだと一瞬でわかる、その表情。
無。無だ。無でしかない。今ここで何を言っても言わなくても、もはや許されることはない、その顔。
「黙ってないで何か言ったらどうです?」
「すみません……」
「謝罪は幼児でもできますよ」
思わず口に出た謝罪の言葉すらぴしゃりと撥ね付けられる。もうどうしようもないが、今許されていることはただ一つ。偽りのない事情の説明だ。
「……一応、昨夜までで残りの仕事量はそこの書類の山一つ分にはなってたんだ」
「嘘は状況を悪くするだけですよ」
悠まひこ
MOURNINGハリポタパロで突然シリアスな分岐が書きたくなって書いてみたら思ったよりシリアスになったのでプロットから外れるし没にするけど勿体ないので読んでほしい感じの話です。私の中の変態が、一騎くんの悲鳴が聞きたいよぅと突然叫び出しました。※あまりにも唐突に始まって唐突に終わるし、特に続きません。
※ニヒト竜がペロの怨霊に影響されています。産まれたての竜は知能が高く、人の心の影響を受けやすい。
ハリポタパロ 没案のため供養一条の光線が、眼前の竜の翼を貫いた。
総士は振り返り、杖を掲げる甲洋の姿を捉える。荒れ狂う魔法と、風に煽られた本や建物の残骸が舞う中、正確に翼に一撃を浴びせたのは甲洋のようだ。
視線が合わさる。二人が抱く懸念は同じだ。竜はこの程度で倒れる程、脆くはない。
「総士、どうする? あいつ倒してもいい?」
「待て来主、下手に竜を刺激するな!」
箒に跨る操を引き留めたものの、どうこの事態に対処すべきかすぐに思いつくわけではない。総士は構えたままの杖を強く握り、歯軋りをした。
今は物理的な風圧と魔法の乱発ですんでいるが、このままでは竜の魔力は暴走し、周囲への影響がさらに広がってしまう。防御魔法で防ぐにも限界がある。せめて強力な拘束術で動きを封じることができれば、落ち着かせることが可能だろうか。総士と、一騎と、甲洋と、操の四人だけで為せるか。竜を拘束する魔法ともなれば、失敗した時の術の反動はおそらく想像よりずっと大きい。そのリスクを取るよりも、助けが来ることを期待して待つか逃げるのが最善か。
2834総士は振り返り、杖を掲げる甲洋の姿を捉える。荒れ狂う魔法と、風に煽られた本や建物の残骸が舞う中、正確に翼に一撃を浴びせたのは甲洋のようだ。
視線が合わさる。二人が抱く懸念は同じだ。竜はこの程度で倒れる程、脆くはない。
「総士、どうする? あいつ倒してもいい?」
「待て来主、下手に竜を刺激するな!」
箒に跨る操を引き留めたものの、どうこの事態に対処すべきかすぐに思いつくわけではない。総士は構えたままの杖を強く握り、歯軋りをした。
今は物理的な風圧と魔法の乱発ですんでいるが、このままでは竜の魔力は暴走し、周囲への影響がさらに広がってしまう。防御魔法で防ぐにも限界がある。せめて強力な拘束術で動きを封じることができれば、落ち着かせることが可能だろうか。総士と、一騎と、甲洋と、操の四人だけで為せるか。竜を拘束する魔法ともなれば、失敗した時の術の反動はおそらく想像よりずっと大きい。そのリスクを取るよりも、助けが来ることを期待して待つか逃げるのが最善か。
竜樹(たつき)
DONEレノ×ヴィンごめんなさい、書いてみたかったんです、
このカプあるのかな?と思いながらチャレンジしてみたんですけど
どうなんですかね??
もし反応良かったら今後も書くかもしれないです💦
初めて話したあの夜.
アイツと初めて話したのは、そう、セブンスヘブンが再開した後の、
奴ら(クラウド達)の宴の席だった。
始めこそ、俺はクラウドとなんでもない復興の経過や、力を借りたい事、仕事を持ちかけたり
好いた惚れたの他愛のない話をいつものように話していた訳だったのだが。
途中から、酒の回りが思ったよりも早く俺は少し寝てしまっていたらしかった。
「・・・んぁ?何時??」
目が覚めた時は宴も終盤だったのか、歳の深い奴らは帰り支度をしているようだった。
そして、心配そうにティファ
この店の切り盛りをしているクラウドの仲間の彼女が俺様の顔を覗き込んでいた。
「ぅお、大丈夫だ、と。
あんまり俺の近くにこないでくれよ、と。
アンタのボディガードが怖いんだぞ、と。」
1501アイツと初めて話したのは、そう、セブンスヘブンが再開した後の、
奴ら(クラウド達)の宴の席だった。
始めこそ、俺はクラウドとなんでもない復興の経過や、力を借りたい事、仕事を持ちかけたり
好いた惚れたの他愛のない話をいつものように話していた訳だったのだが。
途中から、酒の回りが思ったよりも早く俺は少し寝てしまっていたらしかった。
「・・・んぁ?何時??」
目が覚めた時は宴も終盤だったのか、歳の深い奴らは帰り支度をしているようだった。
そして、心配そうにティファ
この店の切り盛りをしているクラウドの仲間の彼女が俺様の顔を覗き込んでいた。
「ぅお、大丈夫だ、と。
あんまり俺の近くにこないでくれよ、と。
アンタのボディガードが怖いんだぞ、と。」
potetittu
MOURNING800字チャレンジで一本書いてみたSKLのSS。プレストーリーを参考にしてます。書いた本人はカップリングは特に考えずにやってますけど、どうなんでしょうね……。バードのついでに供養しておきます雨 パイルダーの外からの音が海動の眠りの邪魔をした。どうやら夕立のようで先程までの静けさから打って変わり激しい雨が叩きつける。
「起きたのか」
オート操縦で計器を眺めていた真上が背後の気配を感じ振り返る。
「今どの辺飛んでんだ?」
欠伸をしながら海動はモニターを小突くように操作し始める。
「熱帯エリアに入った所だ、あと10分ほど北上すれば合流地点に着く」
「どおりで。いくら頑丈なパイルダーでもよちと心配になるぜ、由木には?」
「経過報告は済ました」
「お前には小言ないんだよなアイツ」
シートに深く身体を沈め、眠りに入る前のことを思い返す。なんだっけなとフロントガラスに目を向ければスコールの降りしきる外にガラクタが散らばっていた。今回の出撃はカイザー無しの生身での潜入作戦だったため二人が生み出した物ではない。それ以前からあったであろう残骸だった。
830「起きたのか」
オート操縦で計器を眺めていた真上が背後の気配を感じ振り返る。
「今どの辺飛んでんだ?」
欠伸をしながら海動はモニターを小突くように操作し始める。
「熱帯エリアに入った所だ、あと10分ほど北上すれば合流地点に着く」
「どおりで。いくら頑丈なパイルダーでもよちと心配になるぜ、由木には?」
「経過報告は済ました」
「お前には小言ないんだよなアイツ」
シートに深く身体を沈め、眠りに入る前のことを思い返す。なんだっけなとフロントガラスに目を向ければスコールの降りしきる外にガラクタが散らばっていた。今回の出撃はカイザー無しの生身での潜入作戦だったため二人が生み出した物ではない。それ以前からあったであろう残骸だった。
kirche_is_dcst
DONE眩暈猫間さんのイメレスで勝手に書いてみたやつ
悪夢にうなされるゲとそれをケアする千の話
……今でも、時折思い出す。
失われていく感覚。
目の前で。手が届いたはずの距離で。
それから衝撃があって。
とても、あつくて。
その直後から、急速に温度が失われて。
カラダが重くなって。
意識が、途絶えていく感覚。
最後に目にしたのは、薬品やクラフトで荒れた、ゴツゴツした指先。
いつも温度を分け与えてくれた、あたたかい手。
……いやだ。
( 大丈夫。カレは嘘をつかない)
いやだ。
( いつだって、約束は守ってくれた)
いやだ。
( だから今度も、きっと目覚めて一番に目にするのは、カレの皮肉げな笑顔)
いやだ。
……千空ちゃんを、ひとりにするのはいやだ。どうして、いつも君ばかり。
ああ、でも。
ごめん、もうさむくて、カラダが動かない。
1323失われていく感覚。
目の前で。手が届いたはずの距離で。
それから衝撃があって。
とても、あつくて。
その直後から、急速に温度が失われて。
カラダが重くなって。
意識が、途絶えていく感覚。
最後に目にしたのは、薬品やクラフトで荒れた、ゴツゴツした指先。
いつも温度を分け与えてくれた、あたたかい手。
……いやだ。
( 大丈夫。カレは嘘をつかない)
いやだ。
( いつだって、約束は守ってくれた)
いやだ。
( だから今度も、きっと目覚めて一番に目にするのは、カレの皮肉げな笑顔)
いやだ。
……千空ちゃんを、ひとりにするのはいやだ。どうして、いつも君ばかり。
ああ、でも。
ごめん、もうさむくて、カラダが動かない。
鶴田樹
DONEずっと好きだとは思ってたけど作品にはしてなかったにほぶぜをついに書いてみたよ〜〜!!【盟約】豊前がいない。
そう気付いた桑名江は当番表を見に行き、彼の非番を確認した。
用事は些細なものだった。だけれども、今はそんなことよりも豊前の居場所がわからない不安の方が大きくて、本丸内をぐるりと探す。
豊前を見なかった?と聞いてまわらなかったのは、もしかしたら豊前がいるかもしれない場所に心当たりがあったからだ。そして本丸内をあらかた探索し終えたところで、桑名江はその心当たりの場所へと向かった。
その心当たりの場所、日本号の自室は指1本分の隙間を持たせたまま、閉め切られるでもなく閉められていた。それは開けても構わない、のしるしだ。
そうではあるけれど、特に差し支えがなければ大きく全開にされているのがこの部屋の障子の常である。そのため、桑名江はひとつの確信を持ってその障子を開けることなく部屋の前を去った。
974そう気付いた桑名江は当番表を見に行き、彼の非番を確認した。
用事は些細なものだった。だけれども、今はそんなことよりも豊前の居場所がわからない不安の方が大きくて、本丸内をぐるりと探す。
豊前を見なかった?と聞いてまわらなかったのは、もしかしたら豊前がいるかもしれない場所に心当たりがあったからだ。そして本丸内をあらかた探索し終えたところで、桑名江はその心当たりの場所へと向かった。
その心当たりの場所、日本号の自室は指1本分の隙間を持たせたまま、閉め切られるでもなく閉められていた。それは開けても構わない、のしるしだ。
そうではあるけれど、特に差し支えがなければ大きく全開にされているのがこの部屋の障子の常である。そのため、桑名江はひとつの確信を持ってその障子を開けることなく部屋の前を去った。
さかたさめ
CAN’T MAKE映画館に見に行った映画くらいファンアート書きたい!と思って、『キャラクター』を書いてみたが、思うようにかけぬぇ〜〜〜〜〜!!!!!!これ、手間違えてますね。右手なのに左手だぁこれぇ〜〜〜!!
蛙 八斗
DONEジン姉2021-06-17 02:30:12
本編後、付き合っている推しカプ。姉側視点。
ペアルックで妄想していたら唐突に文章が頭の中に出てきたので、取り敢えず書いてみた。細かいところはご想像にお任せします…。 869
かほる(輝海)
DONEシティーハンター冴羽獠×槇村香
原作以上の関係
背中合わせに座ってる二人を書いてみたくて、書いてみた(*´ω`*)
話の中で二人は服を着てませんが、ほぼ会話だけなので全年齢とします。
We are Buddy. ふと目が覚めてみると、大きな背中が視界に入った。広々と、そして隆々とした、傷だらけの背中。少し背を丸くして、獠はベッドサイドに腰掛けていた。その肩は一定のリズムを刻みながら、静かに上下を繰り返している。あたしは、身体に掛けられていたシーツを払って起き上がった。
獠の背中には、今夜あたしが残した傷以外にも、生々しい打撲の痕が残っていた。それは、あたしを庇ったがために受けた傷だった。獠はいつも、依頼人やあたしが爆発に巻き込まれたとき、必ず庇ってくれる。その大きな身体を盾にして、爆風や瓦礫から守ってくれるの。今日だって、そうやってあたしを守り、獠は負傷した。
それが、獠の仕事。それが、獠の生業。あたしも、頭ではわかっている。けれど、こうして獠の背中を見ていると、あたしのせいで傷つけてしまった事実を、改めて突きつけられた気がした。あたしは、獠の背中へ手を伸ばした。でも、その肌へ触れる直前で、あたしの手が止まった。――触れたからと言って、何が変わるのだろう。謝ったって、慰めたって、感謝したって、この傷が消えるわけじゃない。そもそも、獠自身はそんなことを望んでいない。それは、誰よりもあたしが一番よくわかっている。だからあたしは、その傷に触れることも、その傷ついた背中を抱きしめることもできなかった。それならば、せめて――。
2392獠の背中には、今夜あたしが残した傷以外にも、生々しい打撲の痕が残っていた。それは、あたしを庇ったがために受けた傷だった。獠はいつも、依頼人やあたしが爆発に巻き込まれたとき、必ず庇ってくれる。その大きな身体を盾にして、爆風や瓦礫から守ってくれるの。今日だって、そうやってあたしを守り、獠は負傷した。
それが、獠の仕事。それが、獠の生業。あたしも、頭ではわかっている。けれど、こうして獠の背中を見ていると、あたしのせいで傷つけてしまった事実を、改めて突きつけられた気がした。あたしは、獠の背中へ手を伸ばした。でも、その肌へ触れる直前で、あたしの手が止まった。――触れたからと言って、何が変わるのだろう。謝ったって、慰めたって、感謝したって、この傷が消えるわけじゃない。そもそも、獠自身はそんなことを望んでいない。それは、誰よりもあたしが一番よくわかっている。だからあたしは、その傷に触れることも、その傷ついた背中を抱きしめることもできなかった。それならば、せめて――。
Sasame
DONEほらね……現実逃避よろしく、とばかりに書いちゃったよ。ツイで書いてたのと違うネタでね!( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ \ \
甘い系を書いてみたかったからさ……
I˙꒳˙)コッソリ
原作以上の獠香ちゃん。「……珍しいわね」
目の前の光景に思わず言葉が出た。
依頼人だった女性に誘われて獠が外に出掛けてから四時間。日付が変わる前に獠はアルコールの匂いを纏って帰ってきた。
「獠、お水」
リビングのテーブルに突っ伏して眠る獠に声をかけてみたが「う~」と小さく唸るだけで目を開ける様子はない。
「さて、どうしようか」
大柄な獠を抱えて部屋へと連れて行くのは困難だ。だからと言って季節の変わり目である今の時期に、このままにしおいて風邪をひかせるのも忍びない。
「獠、お水ここに置いてるからね」
獠の顔の近くにペットボトルを置いて部屋へと毛布を取りに行く。
依頼人の護衛と共に敵の情報を得る為にこの一週間、獠は昼夜問わず動いていた。
「やっぱり疲れていたのに無理してたのね」
敵に狙われる怯える依頼人に獠はいつものように『もっこり』を口にして迫り香がハンマーで制裁していた。そして依頼が終わる頃には毎度のごとく依頼人は獠に惚れる。
獠と香は公私共にパートナーであると告げても依頼人の『一度だけでも冴羽さんと食事がしたい』と懇願する姿に香は『NO』とは言えなかった。
依頼を受けた時点で二人の関係を 1630
Dochi_Kochi28
DOODLEちょっと書いてみた、「FF11 竜騎士ジョブ取得クエスト」のお話です。なるべく原作寄りにしていますが、ちょっとだけ変えてあります。
FF11のミカン好き…竜騎士様に捧ぐ。大きな大きなお山がいっぱいある中に、ひときわ大きな大きな竜の骨がありました。
その骨のちょっとしたくぼみには、今、ふしぎなふしぎな卵がのせられていたのでした。
「この卵は、ドラゴンの卵かもしれません」
そう言われた一人の冒険者は、見つけた卵を孵すべくこの大きな竜の骨に来ていたのです。
まだかな?まだかな…と冒険者は不思議に思いながら、待ち続けました。卵は持ってくる間不思議に暖かいままでした。
ぱき!ぱきぱき…
卵が割れる音と一緒に振り向くとそこには、お空みたいに青い色をした体の小さなドラゴンが殻を破っていました。
不思議なことに、このドラゴンは生まれて間もないと言うのに、自分の翼で空に飛び上がっていたのです。
でも、すぐにドラゴンは地面へと叩きつけられてしまいました。
悪い騎士がドラゴンの血を欲しがって、生まれたばかりのドラゴンを剣で切りつけてしまったのです。
冒険者はすぐにドラゴンの手当てをしました。幸いにも、ドラゴンの傷は深いものではありませんでした。
そうして駆けつけてきた竜殺しの騎士と一緒に悪い騎士を追いかけました。
冒険者の背中には怪我をしたドラゴンがい 1132
_no_kmt
DOODLEさねぎゆの余生SSです。眠りが長くなっていく義勇を想う実弥の話。実弥視点。
文章で二人のことを書いてみたくなったので、書きました。
乱文すみません。よければおつきあいください。 7
Dochi_Kochi28
DONE喰種ワンドロ 一花ちゃんとアヤト君。お題『骨』
『骨は強くしとけ。』
『おれるといたい?』
『すっげー痛い。』
『いちか牛乳のむ』
『うん。のんどけ。』
経験者(アヤト)は語る。
わりとポップで可愛い骨骨をめざして書いてみた。
・・・喰種らしからぬ可愛い感じになったけども。
yuinakdmt
DONE吸血鬼パロくろちあくん。これは前世の幸せだった頃のやつ。(小説で現代編書いてて前世はいちゃついてたんだろうなって思って書いてみた。)
ほんとはトーンで遊びたかった産物。トーンたのしいいいいい!!!
shinyaemew
CAN’T MAKEルが育てた花で花占いしちまって怒られて泣いちゃうツ~!という軽い話だったはずなのに、書きたいとこだけ書いてみたら何故かしんどくなってしまったし、しんどいところで止まってしまってる。文章力ってどこへ行けば買えますかね???花占い①.
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どうやらオレは類のことがどうしようもなく好きらしい。自覚した日は真面目に理由を考えてみるなどしたが、類でなかったら欠点になることすら愛しく見えてしまったため、真面目に考えても意味がないと気づいた。
好きだと自覚したら次は想いを伝えるべきとは思うし、今まで友人に相談される度そうすべきと薦めていたオレだが、いざ自分が同じ状況に置かれてはじめて、それがどんなに難しいことかを思い知る。
どう伝えればいいのか、ちゃんと伝わるのか、受け入れてもらえるのか……相手がよく知っている人でも、こういった事だけは伝えてみなければ結果が全く読めない。その上、体が伝えろ伝えろと唆すも、脳が「もし断られたら」というバッドエンドを提示してきて足止めされてしまう。そう思い悩みながら日常生活を過ごしていたら、学校やショーステージでミスをする回数が増えた。
5501.
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どうやらオレは類のことがどうしようもなく好きらしい。自覚した日は真面目に理由を考えてみるなどしたが、類でなかったら欠点になることすら愛しく見えてしまったため、真面目に考えても意味がないと気づいた。
好きだと自覚したら次は想いを伝えるべきとは思うし、今まで友人に相談される度そうすべきと薦めていたオレだが、いざ自分が同じ状況に置かれてはじめて、それがどんなに難しいことかを思い知る。
どう伝えればいいのか、ちゃんと伝わるのか、受け入れてもらえるのか……相手がよく知っている人でも、こういった事だけは伝えてみなければ結果が全く読めない。その上、体が伝えろ伝えろと唆すも、脳が「もし断られたら」というバッドエンドを提示してきて足止めされてしまう。そう思い悩みながら日常生活を過ごしていたら、学校やショーステージでミスをする回数が増えた。
らずべりーぱい
DONE予約していたブラシの本が早く来たので、早速使ってみました。アズ―ル君たちは既存絵なのですが、オクタの三人でふもとの街に買い物に来たり遊んでいる光景をいつか書いてみたかったので描いてみました。高間晴
DONEフォロワーさんがモさんの語る怖い話を書いていたので自分も便乗して書いてみた。全然怖くないけどホラーに全く耐性がない人は一応気をつけてください。■こわいはなし?
深夜。ルークとモクマがオフィス・ナデシコのキッチンで、夜食に冷凍されていたピザトーストを焼いて食べている。飲み物はコーラだ。行儀悪くも焼けたそばからオーブントースターの前で立ったまま食べているが、それを咎める者はいまここにいなかった。
「いや~、深夜にこの味は罪ですね。とろけるチーズと絡む酸味のあるトマトソース。こんがりしたサラミの旨味、トーストはカリカリなのに中はふわっとしてて……」
「ルーク、もう一枚余ってるけど食べる? おじさんが食べるとカロリーオーバーになっちゃうからさ」
モクマは笑いながら皿に残った最後の一枚を示す。ふたりとも二枚ずつ食べたのだが、五枚入りを全部焼いたのでちょうど一枚余るのだ。
赤いラベルのペットボトルから口を離して、ルークは元から大きなエメラルドによく似た目を丸くする。
「ええっ、いいんですか」
「いいのいいの。その代わりさ、おじさんの昔話聞いてくれる?」
モクマがペットボトル片手に空いた手をひらひら振りながら笑うと、ルークは一も二もなくうなずいた。
「モクマさんの話なら頼まれなくても聞きます! むしろ聞かせてください」
「じゃ 2853