masasi9991 @masasi9991 妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 414
ALL 道タケ漣 妖怪ウォッチ 久々綾 デググラ かぶもも レクセル RMX クラテパ ヴァルフェン レオクリ ゼロクス ZXA 創作 ジクイア masasi9991DONE事後のレクセルki/o/ku「ねーレッド、起きてる?」 「あ?」 騒がしい声に振り向いた瞬間、白いフラッシュが視界を奪った。カメラアイが絞られる。そのアナログで軽微な作動音が片目の中で短く鳴った。 フラッシュで一瞬ぼやけた映像の中で、小柄な身体が手を振っている。 「なんだ、そんなものわざわざ持ち出して」 「オモチャみたいで楽しいじゃん」 そいつは素体むき出しの軽装で部屋の中をちょこまかとうろつき周り、その手にした古式ゆかしいカメラをあちこちに向けた。 手のひらの中の直方体の上部にシャッターボタンが付いている。そいつがシャッターを切るたびに、室内が白く眩しく点滅する。まあ、直接オレに向けたとき程には眩しくはない。その直方体の前面に取り付けられた扁平なカメラアイの絞りの作動音は、オレの身体で鳴った音よりも随分喧しい。 1065 masasi9991DONEいつものかんじのレクセルやいてる「あのさー、別に深い意味とかないし別になんとなく聞いてるだけだから答えたくないなら答えなくてもいいんだけどさー。レッドってああいう知り合い多いの?」 「ああいう?」 この返事は絶対わかっててわざととぼけてる。怪しすぎる。白々しく首をかしげたりとか……。そういうごまかし方って子供っぽすぎるよ。確かにいつも、わざとやってるわけじゃなさそうなときでも、意外と子供っぽいところあったりするけどさ。 「ボクがなんにも知らないと思ったら大間違いだよ」 「何の話だかわからねえな。ああとかこうとか、遠回しなやり取りは好きじゃない」 「だからさ」 更に問い詰めようとして、ボクはベッドから立ち上がった。そしたら向こうにいたレッドがすぐこっちに来て、屈んでボクをじっと見た。ボクももちろん睨み返す。 686 masasi9991DONE修理についてのレクセル修理の話 ガタンガタンと容赦なく車両が揺れる。昔の物資輸送用の鉄道を再利用しているらしいから、文字通り線路も車両もガタガタだ。そのうちひっくり返るんじゃないかってぐらい。大きく開いた傷口を覗き込むと、中の部品も揺れている。 揺れと一緒にネジの一つや二つ、吹っ飛んでいきそう。 「そんなに心配するな」 「してないよ」 「そうかよ」 なんて相槌を打ちながら、レッドは苦々しく顔を歪めた。 車両の壁に寄っかかって横たわったレッドは、さっきから短い会話と苦い顔しかしていない。傷が痛いってわけじゃないだろう。多分。いつも、このくらいで痛いとかなんとか言うことはないし。この傷はいつもと同じくらいの、大したことのない破損のはず。多分そう。 1303 masasi9991DONEお留守番のレクセル留守番 つまんないな。ほんとにつまんない。もう一万回ぐらい文句言ったけど、つまんないのはつまんないんだから何回「うるさい」って叱られたって黙ってられない。ま、その文句を言う相手も、とっくにどっか行っちゃったから、流石に今はもう黙ってるけど。一人で騒いだってつまんないし。つまり、やっぱつまんない。 今日はお留守番だってさ。お留守番ってさぁ……。怪我したのはボクの責任だし、置いてかれたのはしょうがないけどさ。ついて行って足手まといだろうし。それよりは残ったほうがいいってわかってるよ。ボクはそういうとこ物分りがいいんだよね。そう何度も言ったのに、ちっとも分かろうとしない! だいたい、そろそろ長い付き合いなんだから言わなくったって分かるべきだよね。 926 masasi9991DONEレッドがアクセルくんを拾った直後の話殻のベッド メンテナンスルームに散らばったガラス片が、気流に煽られた機体の振動に合わせて床の上を跳ね回った。開きっぱなしのドアから差し込む廊下の照明を受けた破片だけが白く照り返す。室内の電気系統は切れているらしい。 「怪我はないか?」 「そこのベッドから逃げ出したヤツ以外には」 物陰から顔を出したメンテナンス担当の技術士が肩を竦めた。なんでも、メンテナンスポッドで目覚めたヤツは突然暴れ出すと、技術士の静止も聞かずにどこかへ逃げていったそうだ。 ビーカー型のポッドはレプリロイドの拘束具としてもそれなりに機能する――と、常識的に認識していたが、あいつに対してはそうでもなかったらしい。そこら中に散らばっているのは、内側から破壊されたポッドのガラス片だ。 1056 masasi9991DONE探索中のレクセル崩れる! 静寂だった。無闇に辛気臭く、屋根すら吹き飛んだ埃っぽい瓦礫の中に風が吹き込み、砂埃が舞う音まで聞こえる程度には。 さっきまでは。 雪崩を起こした瓦礫の最後の一片がオレの頭の横をガコンガコンとけたたましく音を立てながら落っこちてった。耳に反響するほどにやかましい。 「……てめえ、オレが避けなかったらどうなったか、わかってんのか?」 「うん。レッドなら避けないって信じてたよ!」 オレを下敷きに瓦礫の上に着地しておきながら、悪びれもせずにそいつは言う。まだ、オレの膝の上にいる。こいつが現れただけでとんでもねえ騒がしさだ。一体どこから飛んできたんだ? 呼びかけられて振り返った時には、既に避けるか避けないかの二択を迫られる瞬間だった。それも真っ昼間の逆光の中だ。余地はない。どんな思考回路と身体能力してんだか、常に見当が付かない。 712 masasi9991DONEなんかゲームをしているレクセルゲーム「ずるい」 「こんなんで本気になるなよ」 「だってさ、レッドの方が手、大きいし。操作しやすいから有利なはずじゃん」 「だがこの手の空間認識能力はお前の方が優れてる、だろ?」 「そうだよ。だからボクがこんなに負け続けるの、おかしいよ。ちょっと手が大きいからってずるくない?」 「手の大きさだけで勝ってるってワケじゃない。こういうのは勘と経験がものを言うんだよ、特にこの手のゲームはな」 「経験とか言ったらボクはいつまでもレッドに勝てないじゃん!」 「そうかもな」 「んんんん。もう一回! もう一回だけ勝負して!」 「そりゃいいけどよ、お前ここまで四回……五回か? 負けた分の賭けはどうするつもりだ」 「う。それは後で払うよ。ていうか何させるつもりなのか聞いてないし」 618 masasi9991DONEセックス同意書の話( https://poipiku.com/955041/4131800.html )の続きのレクセル最中描写はなしまだ続く 1041 masasi9991DONE経験値が足りないアクセルくんのレクセル経験値の不足「変な格好だな」 「……は? 他に言うことあるんじゃないの」 さすがに呆れた。この反応は、予想できなかったわけでもないけど……どうせそんなところだろうと冷静に考えてみればわかってたけど、だからってムカツクことはムカツク。 だってもうちょっと他に言い方っていうか、あるじゃん。イメージに合わないとかさ。ボクってどっちかっていうと清純派なわけじゃない。だからこういうのはイメージと違うとかって言うのならさ、わかるよ。でもそれもギャップがあっていいと思うんだよね。 って思うんだけどさ、それ以前の問題。 「正気か? お前がその貧相な身体でそれを着ようって? 愉快なこと考えるモンだな」 「愉快じゃなーいー! ちゃんと想像してみてよ、絶対似合うから」 876 masasi9991DONEやましくないレクセル手遅れ? この状況に慣れちまってるのは、少々まずい。何がまずいって、まずドアを開く前からわかっちまってるってことが、だ。 「おかえり! 遅かったね?」 ……ほらな。こいつは予測できていたことだ。だが予測できてたってのが、問題だ。 自室の外からは特に侵入の形跡なんてなかった。侵入? こいつも鍵持ってんだからその言い方はおかしい。でもここはおれの部屋であってこいつの部屋じゃない。部屋の主に断りなく入ってるんだから侵入と言えなくもない。いや問題はそんなことじゃなくて――。 気配だとかなんだとか、そんなものを分厚い金属の扉越しに感じたわけでもない。仮にそうだとしたらそれはそれで気味が悪いだろう。こいつは一人室内で騒いでいたわけでもなさそうだ。ベッドの上でだらけている。そこは誰のベッドだ。アーマーを脱いでいるからまだ良いが、違う良くはない、むしろ悪い。 911 masasi9991DONEハロウィン失敗のレクセル待てない「レッド、今日が何の日か覚えてた?」 なんだって? いや、何を言っているのかは聞き取れたが、その質問の意味がわからねえ。今日が何の日だったかって? そもそも今は、何月何日なんだ。日付、時間は。 しばらく眠っていたせいか、データの同期が切れている。今すぐ復旧しなけりゃ不便で仕方がない。が、生憎自分自身の身体は指一本たりとも動かなかった。 当然声も出ねえ。オレが入れられてる治療用カプセルの外で駄々をこねている奴に、返事をすることもできないってわけだ。 そこから見てりゃ、オレが返事をできる状態じゃないってことぐらいわかりそうなもんじゃねえか。 そのしょげてる顔は似合わねえな。もっといつものようにふてぶてしくしてくれねぇと。 672 masasi9991DONE星を見ているレクセル星を見る話 前を歩いていたレッドが急に立ち止まったから、そのまま背中にぶつかりそうになった。 急にどうしたの? って抗議しようと思ったけど、思いとどまって飲み込んだ。あんまり喋れる状況じゃない。多分、ここまで来たら大丈夫だろうけど。 メカニカルな木々の合間から空を見上げている。何か異変でもあったのかな。ボクの位置からはただ暗いだけの夜空しか見えない。レッドの目線からなら? 立ち止まったレッドの背中にもっと近付いて、同ように夜空を見上げる。 「アクセル」 「ん」 押し殺した声でレッドがボクを呼んだ。だから小さな声で返事をした。やっぱり大きな声で喋れる状況じゃない。ちゃんとレッドに聞こえたかな? とボクが疑う前に、レッドは振り向いてボクの前でちょっとしゃがんだ。 1090 masasi9991DONE会話してるレクセル聞きたいだけ『わっ! ……っはははは! ねえレッド、びっくりした? 声も出ないぐらい?』 「……驚いたんじゃない。呆れてるんだ」 『そうなの? つまんないなあ』 「ヒトの耳元で大声出しておきながらどういうつもりだ?」 『ただの遊び心だよ。だって別行動って久しぶりじゃん。こういうときでもないとこの回線使うことないからさ』 「そりゃオレとお前の専用回線だからな」 『へへ。だからたまにはいいじゃん。ちゃんと繋がってるかどうかのテストだよ』 「心配しなくてもそうそうエラーが出るような作りでもねえさ」 『そうかもしんないけど、ちょっと試してみたくなったの! ねっ、レッドもでっかい声出してみてよ』 「はぁ? どうして好き好んで煩い思いをしようとしてるんだ」 375 masasi9991DONE寝起きのレクセルいいわけ ふっと目が覚めた視界に目覚まし時計が映り込む。乾いたアイカメラにその文字盤がわずかに曇って見えた。アラームまであと十分ぐらい。アラームなんて誰が付けたんだろ? ボクじゃないから、レッドしかいない。 なんでこんなに早い時間に……。もう起きちゃったし、あと十分後にうるさい音を聞かされるのヤだ。十分経ったらボクが起こせばいいし、止めちゃおう。 となりで寝てるレッドの上を腕でまたいで、ベッドサイドに置いてある目覚まし時計のスイッチを押してアラームのカウントダウンを止めた。これであと十分、気兼ねなくのんびりできる。 ふーっと安心して気が抜ける。元々眠いし抜けっぱなしみたいなもんだけど。ベッドの元の位置に戻るのも面倒くさくて、アラームを止めてそのままレッドの上にうつ伏せにぶっ倒れた。十分後って何時だっけ。 403 masasi9991DONE初夜のあとのレクセル最中描写なし 2114 masasi9991DONEタバコとレクセルタバコのニオイ 近頃のタバコは高性能で、匂い・煙はもちろん依存性や副作用もなく安心安全にトリップできるらしい。しかしそんなものは高級品で、オレらのような地を這う貧乏人には縁がない。それに大方そんなもの、元のタバコの味もなにも削り取られたまがい物で、ドラッグプログラムと何も代わり映えのない代物だろう。それに人類もレプリロイドも同種の植物でトリップするという馬鹿げた不具合が愉快なんだ。最適化するようなモンじゃねえ。 「レッドさー、そんなにタバコ好きなの? ボクに隠れて吸うくらいに?」 「隠れてんじゃねぇ、気を使ってやってるんだよ」 ヒトがわざわざ外に出て吸ってるってのに、こいつがノコノコとついてきやがった。しばらくは黙ってオレが吸うのを眺めていたが、こいつがそう長く黙っていられるわけがない。すぐにおしゃべりが始まった。 1039 masasi9991DONEいちゃいちゃしてるだけのレクセルみたい「猫みてえだな」 「レッド、猫好きなの?」 「ああん?」 何言ってんだかわかんないって感じだ。鈍いなぁ。説明してあげなきゃいけないみたいだけど、今はちょっとめんどくさい。 「やっぱいいや。なんでもない」 「そう言われると気になるだろうが」 「だってもう眠いし。明日覚えてたら教えてあげる」 「ここで寝るのか?」 「そだよ」 「それならオレはどうやって寝ろっていうんだ」 「んー……そのまま。戦闘用なんだから座ったままでも余裕でしょ。とりあえずボクが寝るまで頭撫でといて」 「マジで猫そのものだな」 うつ伏せで寝てるからレッドの顔見えないけど、多分肩を竦めて鼻で笑った。その振動で膝の上にいるボクまで揺れる。ゆっくり寝たいからじっとしてて欲しいんだけど。しょーがないからそのくらいは許す。 516 masasi9991DONE嫉妬しているレッドのレクセル嫉妬「何? 何何、ちょっとレッド!」 抗議の声を上げても全然返事もしない。無言で手掴んでボクを引っ張る。居住区の閑散とした廊下をズルズル引きずって連行。今がヒトの少ない時間帯だったからいいものの、ボクがこれ以上騒いだら児童誘拐として通報されちゃうんじゃないの。そしたらまたイレギュラー扱いに逆戻りだね。 「ねえってば」 多分プライベートルームに戻るまではいくら呼んでも振り返らないだろうなって気はしてるけど、無視もしきれないみたいでちょっとだけ反応がある。チラッと横目でボクの方見てるような。引きずられるままじゃわかんないから、その広い歩幅にどうにか追いつくために駆け足になる。 「レッド」 いつものコワイ顔。目が特にコワイ。沈んだような色をした隻眼は鋭い刃物みたいでカッコいい。その中心のレンズ部分がスッとボクの方へ動いて、高い位置から問い詰めるようにボクを見た。 769 masasi9991DONEハロウィン前のレクセルハロウィンの準備「ボクって何を着ても似合っちゃうからさ」 「だから?」 「何にしよっか迷ってるんだよね。レッドはどれがいいと思う?」 言葉だけで選んで! って言ってもどうせどれもピンと来ないとか言い出しそうだから、ボクは先手を打って持ってきた衣装をよく見えるようにベッドの上に並べ始めた。さすがに目の前にあれば、これとかあれとかぐらいは答えるだろう。ボクはレッドのことよーくわかってる。 「なんだこいつは? どこから持ってきた」 「ハロウィンの仮装だよ。ほとんどレッドアラートのみんなのお下がりだけど、これは新しく買ったやつ! これが一番似合うと思わない? かっこいいし!」 「ハロウィン。そうか」 「いや、そうかじゃなくて」 完全に忘れてた、みたいなのはいいとして、なにか思いついたみたいなその顔は? 選んでって言ってるのにやっぱり聞いてなくて、ボクとたくさんの衣装を置いといて棚の中を探り始める。何? と思ったらすぐに戻ってきて、 829 masasi9991DONE膝上レクセルレプリの寝言「だぁめだって……レッド、もうちょっと……うう、せまいよぉ……」 背を丸めて、膝の上に置いたどデカいパーツをいじくり回す。旧型の磁力発生装置だかなんだかという話だが、完全に沈黙している。ただの鉄の塊だ。この中のレアメタルを取り出したいんだが。 もう片方のの膝の上でゴニョゴニョと文句を言っている奴がいる。こいつのせいで、作業が一向にはかどらない。 「狭い」 「それはボクのセリフだってば」 ヒトの膝を枕にして占領しておきながら、随分なことだ。 「寝言を言うレプリロイドってのも珍しいな」 「寝言じゃないよ、起きてるよぉ」 「何を言ってるのかよく聞こえねえな。それとも起きてるなら手伝うか?」 「ヤーダーめんどくさい! そんな雑用レッドひとりでできるじゃん。ボクはここで寝るの」 458 masasi9991DONEレクセルとお酒の話お酒の話「ねえ、それっておいしい?」 錆びかけた椅子とカウンターテーブルがにわかに軋んだ音を立てた。近くの席に座っていた客が何人か、ビビって椅子を揺らしたからだ。こいつが何の前触れもなく現れやがったから。 「急に出てくるんじゃねえよ。どうやったんだ?」 「へっへっへ。教えなーい。ボクの能力ってヒミツが多いからさ」 妙な理屈ではぐらかそうとするこいつの手から、無言でグラスを取り返す。返して、なんて言ってるが元々オレのだ。中身は減っていない。色と味の付いたアルコール。 「ねえレッド、それおいしいの? ボクにもちょうだい!」 「お前にゃまだ早い」 「いいじゃん、ねぇ? お姉さん、お店の人? ボクにもおんなじの」 「駄目だ。マスター、何も出さなくていい」 1083 masasi9991DONE寝起きのレクセル朝のお決まり 意識は、タイマーで仕組んだ通りの時間に覚醒した。起き上がり、アーマーを身につける……が、その前に日課がある。大したことじゃない。体内の時計がずれていないかどうか確認する。 部屋の壁にアナログの時計をかけてある。下手に入り組んだ機械より信用できるそいつへ視線を向けた。まだ起動したばかりで起き上がるのもダルい。 「おい、アクセル」 「ン?」 呼ぶと、振り返りもせずに返事をしやがった。それもかなりおざなりだ。 「邪魔だ」 「んーんー、なんで? んん。おはよ」 ベッドの上で背伸びをしている。で、振り返らない。オレが見たかった時計の前を遮って、座ったまま何度も、だ。アーマーなしの背中に背骨状のラインが浮き上がり、腕を上げて伸びるたびに小さく揺れる。 703 masasi9991DONEレクセルいちゃいちゃしてるだけなんでもないとき「ぐっ」 なんか潰されたみたいな声出してた。らあしくないっていうか、わざとらしいっていうか。 「……オイ、アクセル」 「んー?」 せっかくいい感じのベッドにうつ伏せに寝てたのに、レッドがグイグイ押してくるからゴロンと転がって仰向けにされた。天井のライトが眩しい。仰向けって気分じゃないんだよな。レッドの手がどっか行ったから、逆向きに転がって元に戻る。 レッドのお腹の上。レッドとボクの身体がちょうど十字になるように寝てる。最初にベッドの上に居たのはレッドの方だから、ボクはベッドに対して正しくない方向で寝てるわけだ。そうすると大きいベッドだけど足ははみ出る。足がぶらんぶらんって、宙に浮いてるのがちょうどいい。 679 masasi9991DONE野宿してるレクセル野宿のときの「わざわざこんなところに入り込む必要があるか?」 「ある! なんにもわかってないなぁ、レッドは」 「ああん? いったいどんな理屈があるのか説明してもらいたいもんだぜ。お前の気まぐれには――」 「ボクの話じゃなくてレッドの話。レッドは、レッドのことちゃんとわかってないなぁって思うんだよね」 振り返って肩越しに、レッドの顔を見上げる。もう辺りは暗いし体勢のせいでよく見えない。ていうか、目、合いそうになったのに逸らされた。 そのくせちゃっかり両手はボクの肩の上に置いてあるんだからしょうがないなぁ。めんどくさそうに文句は言うけど膝の上からボクをどかそうとしないもんね。 「だってさ、アジトでは寝るときいつもボクを抱いて寝るじゃん」 730 masasi9991DONEレクセルの出会ったときの話つながる「大丈夫、誰もいないよ。もうみんなどっかに行っちゃったみたい」 返事は、言葉じゃなかった。もうかなり昔に打ち捨てられたらしい旧世代的なコンクリート造りの住居の中からかすかな振動だけが聞こえた。頷いて、そのかすかな衝撃でボディが軋んだ音が。 よかった。この距離でもセンサーは反応してるらしい。 もう一度、その見渡す限りのなんにもない荒野に――たぶん、やっぱりずっと昔の時代に街ごと捨てられちゃったみたいな風景を――向き直ってぐるりと一瞥した。もちろん動くなにかの影もない。敵もいないし、元から味方なんていない。風が吹いて乾いた道路の上を砂埃が通り過ぎていく。むしろ誰か……敵でもいいから誰かいてくれた方がマシって気分になるような、憂鬱な真昼の明るさだ。それは理屈にあわない感情だけど。 3660 masasi9991DONE寝起きのレクセル早起きの話 設定した時間通りに目を覚ました。体内の時計は正常だ。だけどいつもみたいに寝たいだけ寝て起きて、な朝より目覚めは良くない。ボディの回復が不充分とかなんとかってより、気分の問題だ。 でもしょうがない。どのくらい早く起きたら間に合うのか、わかんなかったんだもん。昨日の夜急に思いついたから。 さて果たしてボクは間に合ったのかな? ベッドの中でこっそりモゾモゾ動いて様子を伺う。 レプリロイドはほとんど寝返りを打たない……ので、動いてるのに気付かれたら起きたことが即バレてしまう。もちろん、バレるかバレないかってのもレッドが起きてるかどうかによるんだけど。でももしかしたら、レプリロイドの滅多にない寝返りくらいの振動で覚醒する設定でスリープモードに入ってる可能性もないとは言えない。 975 masasi9991DONE本編前のレクセル何処へ「なんだ、戻ってたのか」「なんだって何?」「いや、別に意味なんかねぇよ」 特に深い意味なんかないって感じで、レッドは軽く首を振った。「帰りが遅いとか心配してたんじゃないの」「そんなガキでもないだろう?」「フフン、まあね。ねー、今日もう疲れたからここで寝ていい?」「その泥だらけのままベッドに上がり込むんじゃなけりゃな。身体洗ってこい」「だってシャワー空いてなかったんだよ。レッドの部屋の借りるね。……にひ」「今の変な笑い方はなんだ?」「なんかさー、さっきのレッドのセリフ、変態みたいじゃなかった? シャワー浴びてこい、みたいなの」「馬鹿か」「にひひひ。帰り遅くなっちゃった分さ、サービスしてあげるから期待しときなよ」 シャワールームに向かいながら大声でそう言うと、レッドはろくに返事もしないかわりにわざとらしくため息をついて、肩をすくめてみせた。 レッドの部屋に併設してあるそれは、居住区にある共用のシャワールームよりは設備が多少マシだ。ちゃんと設定した温度通りのお湯が出る。急に妙な色や匂いのヘドロが交じることもない。もちろん突然水が止まることもない。 1949 masasi9991DONEキャンディー食べてるレクセル前時代の嗜好品「おはえり。おひょかったね!」「あん?」 変な声を出してやがる。そもそもここはオレの部屋だ。オレの居ない間に何をやっていたんだ。色々言いたいことはあったが、いちいち口に出すのも面倒だ。 くるっと振り向いたアクセル口に、細く白い棒が咥えられている。「どうした、それ」「ねへ、アーマーぬいれよ」「口ン中に物入れたまま喋るなよ。と、お、おい」 いつものことだがロクに人の話も聞いてねぇ。グイグイこっちに来てベッドの方へ詰められ、座らされる。そのまま装着してたアーマーを次々と解除され、身ぐるみを剥がされた。 床にアーマーパーツが次々と転がっていく。「誰が片付けると思ってんだ」「らってじゃまなんだもん。あひた、片ひゅけたらいいよ」「明日になったらまた装着するんだよ。しょうがねぇな。で、これは?」「ん」 膝の上に乗ってきたアクセルの、口からはみ出している白い棒を指で下から持ち上げる。するとアクセルは口をとがらせた。唇の間からどうも甘い匂いがする。「まひでおみへがれてたからかった。ひゅらむの子たひで流行ってりゅって。あえないよ!」「いらねえよ」 棒を引 1337 masasi9991MAIKINGレクセル初夜の続き まだ続く前→https://poipiku.com/955041/3924523.html2021/05/19追加□2021/05/24追加□22021-09-22追加□3 7508 masasi9991DONEレクセルいちゃいちゃしてるだけ大作戦 その顔を下からじっと見上げると、少し意外そうに目を見開いた。でもなんにも言わない。それじゃちょっと違うんだよな。 じゃあ次は、もっと顔を近づけてみる。勢い付けすぎて、鼻がぶつかる。……その前にレッドはベッドの上に座ったまんま、後ろにちょっと下がった。「なんで逃げるの」 と聞いたら、今度はフッと鼻で笑った。 む。 そうじゃない。なかなか計算通りにいかないな。もっと近づいて……でもまた逃げそうだから、押さえつけとかないと。動けないように、膝に跨って乗った。 それからさらにぐいっと顔を近づける。ギリギリまで背伸びをする。そしたらレッドは後ろに軽くのけぞった。でももう動けないし、後ろは壁だ。もっとのけぞったら倒れて壁に頭ぶつけちゃう。 もうちょっと。レッドを追いかけて前のめりに背伸び。いや、近づくだけじゃダメなんだ。「何がしたいんだ」「あ、喋った」 と思ったものの口を開けてたのは一瞬で、次の返事は肩をすくめるだけだった。 全然うまく行かないぞ。次はどうしよ? 考えてる間に前のめりになりすぎて、レッドの胸の上に倒れてしまった。「口開きっぱなしだ」「んに」 2742 masasi9991DONEレクセルとゼロクス アホしかいないR18ですがシーンの描写はなしX7後、レッドが復活してる時空 5355 masasi9991DONEレクセルの初夜ゆっくりじわじわ更新中2021-03-14追加 □以降2021-03-24追加 □2個目2021-04-07追加 □3個目次→https://poipiku.com/955041/4296469.html 9801 1