喫茶店
gerkej1006_cp
MAIKING現パロ喫茶店スモロ4話目
自覚した気持ちに「恋」という名が付いた瞬間
現パロの🐯は🏴☠️の時のクルーメンバーには甘えていて欲しい
カウンターの片隅で#4 しろくまの店で美しい女性と一緒に居たスモーカーを見てからというもの、スモーカーと顔を合わせたくなくて喫茶店から足が遠のいていた。次に顔を合わせてしまえば自分の胸の内に発生したこのドロドロとした感情を子供の癇癪の様にぶつけてしまいそうになるからだ。喫茶店の店員と常連の客。その関係を壊してしまうのは誰も幸せにならないと理解しているつもりだった。だからこの名前が分からない感情に蓋をして墓場まで持って行けばいい。
丁度大学の行事やらで忙しくなったのが幸いだった。モヤモヤを追い出すように用事に没頭する日々を送っていた。
一ヶ月半が経とうとした頃、ようやく纏まった時間が出来たのでイッカクに頼み込んでしろくまの店に着いてきてもらう。相変わらず若い女性達でいっぱいではあったがイッカクと二人で、と言うだけで入店難易度はグッと下がった気がする。不思議なものだ。
2140丁度大学の行事やらで忙しくなったのが幸いだった。モヤモヤを追い出すように用事に没頭する日々を送っていた。
一ヶ月半が経とうとした頃、ようやく纏まった時間が出来たのでイッカクに頼み込んでしろくまの店に着いてきてもらう。相変わらず若い女性達でいっぱいではあったがイッカクと二人で、と言うだけで入店難易度はグッと下がった気がする。不思議なものだ。
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DONE現パロ喫茶店スモロ3話目です
カウンターの片隅で#3 ひょろっとした高身長の男(スモーカー曰く店長)と店の出入口ですれ違ったあの日以降も時間を作っては定期的に喫茶店へと通いつめ、もはや常連と言っても問題ない程になっていた。店長だと言う男と再び会うことは無かったが、喫茶店近くの本屋で本を買って喫茶店でコーヒーを飲みながら読んだり、時間が無い時はコーヒーだけテイクアウトしたりとそれなりに穏やかで楽しい時間を過ごしていた。
スモーカーとも大分仲が良くなってきたようにも思う。ぶっきらぼうなのは相変わらずで、店の状況によっては世間話すらしていられないほどに忙しい時もあるが、それでも決して少なくはないスモーカーとの会話は、俺の知見を広めるには十分すぎるほどだった。思っていた以上に博識なスモーカーは俺の知らない事を色々知っていてあいつと会話するのは大学のつまらない講義を聞くよりも楽しいものだった。
2284スモーカーとも大分仲が良くなってきたようにも思う。ぶっきらぼうなのは相変わらずで、店の状況によっては世間話すらしていられないほどに忙しい時もあるが、それでも決して少なくはないスモーカーとの会話は、俺の知見を広めるには十分すぎるほどだった。思っていた以上に博識なスモーカーは俺の知らない事を色々知っていてあいつと会話するのは大学のつまらない講義を聞くよりも楽しいものだった。
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DONE現パロ喫茶店スモロ続き
あと1話分書いたら支部に投げるけど細部ちょっと変更するかも
カウンターの片隅で#2 例の喫茶店に行ったあの日から数日後、俺は再び喫茶店を訪れていた。
次に喫茶店へ行く機会があったとして、そこそこ多忙な予定的にも数週間後くらいだと踏んでいたのだが、思っていた以上にあの日飲んだコーヒーの味(と、美味しいおにぎり)が忘れられなかったらしい。いつものインスタントコーヒーでは満足出来なくなっていた俺の足は気がつけばその日の大学のコマ終了後、幼馴染二人の誘いを断って喫茶店へと向いていた。
到着したのは夕暮れ時。ラストオーダー時間間際だったのもあって客は殆ど居なかった。空いていたカウンター席に座ればちょうど奥の厨房から扉のベルの音を聞き付けて出てきたスモーカーと目が合った。
「あー、悪いがラストオーダーの時間だ。ドリンクの注文に留めて貰えると助かるんだが、厨房の奴が。」
1834次に喫茶店へ行く機会があったとして、そこそこ多忙な予定的にも数週間後くらいだと踏んでいたのだが、思っていた以上にあの日飲んだコーヒーの味(と、美味しいおにぎり)が忘れられなかったらしい。いつものインスタントコーヒーでは満足出来なくなっていた俺の足は気がつけばその日の大学のコマ終了後、幼馴染二人の誘いを断って喫茶店へと向いていた。
到着したのは夕暮れ時。ラストオーダー時間間際だったのもあって客は殆ど居なかった。空いていたカウンター席に座ればちょうど奥の厨房から扉のベルの音を聞き付けて出てきたスモーカーと目が合った。
「あー、悪いがラストオーダーの時間だ。ドリンクの注文に留めて貰えると助かるんだが、厨房の奴が。」
gerkej1006_cp
DONE現パロ🚬喫茶店員🐯大学生のスモロ(予定)ある程度書けたら支部にぶん投げる
それまで推敲しまくり変更しまくり
カウンターの片隅で #1 その店を見つけたのは偶然だった。大学のコマがたまたま午前中で終わる日だったし、午後からは予定もなかったので、ふらりといつもは通ることの無い道へと足を向けた。宛もなくぶらつく訪れた事の無い街並みは平日の昼間とはいえ少し寂れていてぶらつくには少々物足りなさを感じるが、それでも目を引くものはあった。
少し古い本屋に入り、気になる分類の本を物色する。数こそ少ないが少々マニアックな本も置かれていたので幾つか軽く立ち読みをした後レジへと持っていく。会計を済ませ、片手に本の重みを感じながら外へ出ればそういえばまだ昼を食べていなかったと軽く鳴った腹の音で思い出した。
別に夜まで食べなくとも問題は無いが、集中すると寝食を忘れる悪癖があるのできちんと食べていないのを幼馴染二人にバレると少々長い小言を言われてしまう。
3059少し古い本屋に入り、気になる分類の本を物色する。数こそ少ないが少々マニアックな本も置かれていたので幾つか軽く立ち読みをした後レジへと持っていく。会計を済ませ、片手に本の重みを感じながら外へ出ればそういえばまだ昼を食べていなかったと軽く鳴った腹の音で思い出した。
別に夜まで食べなくとも問題は無いが、集中すると寝食を忘れる悪癖があるのできちんと食べていないのを幼馴染二人にバレると少々長い小言を言われてしまう。
ふゆつき
DOODLEバイト先で変な客に絡まれてちょっと疲れ気味の風真とそれを労う七ツ森。放課後の教室とか帰りの喫茶店とかで駄弁っていて欲しい。笑い話にして欲しかった笑い話にして欲しかった。
風真は雑貨屋の店員としてアルバイトしている。ごくごく希ではあるけど、厄介な客に絡まれる事もある。笑顔が気に入らないとか言って因縁つけてくる人とか。まぁ、接客業なのでそういう変な生き物に遭遇することもある。
『そんな事いうヤツ本当にいるんだ、ウケる』
なんて言葉を想定してたのに、七ツ森はただ静かに軽く肩を叩いたあと
「お疲れさん、カザマ」
そう言って笑った。眼鏡の奥の翡翠が優しくこちらを視ているのに気付いて風真の肩が緩りと
落ちていく。完全に机に突っ伏してしまってから、あぁ、自分は疲れていたのかと今更思いしる。
「頑張ったねぇ」
「うるさい。つぅか、頭を撫でるな」
疲れを見抜かれた恥ずかしさと、長い指に撫でられるのが存外に気持ち良くて頭があげられない。
403風真は雑貨屋の店員としてアルバイトしている。ごくごく希ではあるけど、厄介な客に絡まれる事もある。笑顔が気に入らないとか言って因縁つけてくる人とか。まぁ、接客業なのでそういう変な生き物に遭遇することもある。
『そんな事いうヤツ本当にいるんだ、ウケる』
なんて言葉を想定してたのに、七ツ森はただ静かに軽く肩を叩いたあと
「お疲れさん、カザマ」
そう言って笑った。眼鏡の奥の翡翠が優しくこちらを視ているのに気付いて風真の肩が緩りと
落ちていく。完全に机に突っ伏してしまってから、あぁ、自分は疲れていたのかと今更思いしる。
「頑張ったねぇ」
「うるさい。つぅか、頭を撫でるな」
疲れを見抜かれた恥ずかしさと、長い指に撫でられるのが存外に気持ち良くて頭があげられない。
残次品酱
DOODLEif芥敦注意する【翻訳↓】P1:【場所:ある喫茶店】
敦:【こっそり一人でお茶を飲みに出かける】
芥:【泣きながらやって来る】奥さん、どうしてまたこっそり一人で出かけますか---ウーウー
敦:【びっくりしました】草、発見された…
P2:【場所:通りの上】
芥:【こっそり相手についていく,好意を抱かない】
敦:【後ろが冷たい】(心の中:聞いて、相手がくっつきすぎてどうやって解決すればいいですか?) 2
usuisanchi
MOURNING居酒屋CD聞く前に、見切り発車で始めた商店街パロ。クリスマス話だけど、ほとんどはたらくエラン様。
・エランズは喫茶店ぺいるに下宿している。
・4スはいちゃこらする。 2589
yadori_TRPG
DOODLEわんではないどろ。女の子描きたかったけど気分の子が居なかったので女の子になってもらいましたつまりはにょたです。
「ちょっと怒りっぽいけどお人好しで感情がすぐ顔に出る力持ち敬語口調の喫茶店のお姉さん」にしてたら別ベクトルで拗らせてた気がしますね!!
come_hako
DOODLEゆる~い龍誠まとめです。大丈夫な方はどうぞ!1.ねずみの国デート
2.ヒートアップしちゃうりゅせ
3.ナリビルえっちしろ♡
4.アニカフェ誠司さんとカラフルゾンビりゅがキスしてるだけ
5.喫茶店のあずさや
6~7.飼育員誠司さんとシャチリュウくん
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19692259
こちらのファンアートです!
8.イイ調子! ←追加 12
karanoito
PASTモジェイ 診断メーカーのお題より「喫茶店の店員と常連客」。ある喫茶店のはなし
思った通り喫茶店に彼の姿はなかった。
傘を畳み、いつものように珈琲を一杯注文して一息吐いた頃、ようやく雨の中を傘も差さずに疾走する青年が店前に現れる。
たちまち、店の奥が遅いだの何だの騒がしくなり、エプロンを着けた店員が一人増えた。
「すまんのう、寝坊しよった」
遅れた理由は簡潔に、青年は溜まった食器を片付け始める。ゆったりとした店内に鼻歌が混じり合った。
「おうワレ、今日も来とったんやな」
「……こんにちは」
雨のせいかすぐに客足も途絶え、テーブルを吹いて回っていた青年が近くを通った際、訊いてみた。
本当の事は言わないんですか? と。
遅刻の原因は寝坊とか適当な言い訳をしていたが本当は違う。
961思った通り喫茶店に彼の姿はなかった。
傘を畳み、いつものように珈琲を一杯注文して一息吐いた頃、ようやく雨の中を傘も差さずに疾走する青年が店前に現れる。
たちまち、店の奥が遅いだの何だの騒がしくなり、エプロンを着けた店員が一人増えた。
「すまんのう、寝坊しよった」
遅れた理由は簡潔に、青年は溜まった食器を片付け始める。ゆったりとした店内に鼻歌が混じり合った。
「おうワレ、今日も来とったんやな」
「……こんにちは」
雨のせいかすぐに客足も途絶え、テーブルを吹いて回っていた青年が近くを通った際、訊いてみた。
本当の事は言わないんですか? と。
遅刻の原因は寝坊とか適当な言い訳をしていたが本当は違う。
柊夏那
MEMO☕朱理さん行きつけ喫茶店のチラシ風なアレ☕フリーの物から素材をお借りしています。
こちらのSSから→ https://twitter.com/33holly_8/status/1725694764224561172?t=srDAi1b2zPMneM9sti0zQA&s=19
usuisanchi
DONE居酒屋ぷから勝手に妄想した商店街パロ。CD聞く前に書いてる見切り発車。
居酒屋ぷで夕飯を食べる育ち盛りの喫茶店ぺ下宿エランズ。
今夜は外食。「えへへ、ご注文は?」
「はい」
"スレッタ・マーキュリーの"エラン・ケレスは、はりきって注文を取りに来た女の子のくちに唐揚げを放り込んだ。
***
週末の"居酒屋ぷろすぺら"は、仕事帰りのお客さんで賑わっていた。ふたつある座敷もちょっとした宴会の予約で埋まっている。テーブルやカウンターにも所狭しと料理の乗った皿が並んで、楽しそうな酔っ払いの笑い声に満ちている。
学校から帰ったスレッタも紺色の前掛けをつけて忙しく皿を運んでいる。この店は母親のプロスペラひとりで切り盛りしているので、手が足りない時には娘も手伝っているのだ。数年前までは姉のエリクトもいたけれど、社会人になった彼女は、電車で1時間ほど離れた町でひとり暮らしをしている。スレッタは、少しさみしい。
1687「はい」
"スレッタ・マーキュリーの"エラン・ケレスは、はりきって注文を取りに来た女の子のくちに唐揚げを放り込んだ。
***
週末の"居酒屋ぷろすぺら"は、仕事帰りのお客さんで賑わっていた。ふたつある座敷もちょっとした宴会の予約で埋まっている。テーブルやカウンターにも所狭しと料理の乗った皿が並んで、楽しそうな酔っ払いの笑い声に満ちている。
学校から帰ったスレッタも紺色の前掛けをつけて忙しく皿を運んでいる。この店は母親のプロスペラひとりで切り盛りしているので、手が足りない時には娘も手伝っているのだ。数年前までは姉のエリクトもいたけれど、社会人になった彼女は、電車で1時間ほど離れた町でひとり暮らしをしている。スレッタは、少しさみしい。
usuisanchi
DONE居酒屋ぷから勝手に妄想した商店街パロ。4くんが下宿する喫茶店に遊びに行く4ス。
喫茶店ぺいるの午後。からん。
喫茶店ぺいるのドアベルが軽やかに鳴る。ひとり店番をしていたベルメリア・ウィンストンは、読んでいた雑誌から顔を上げた。
***
ベネリット商店街のちょうど真ん中にある"喫茶店ぺいる"は、お揃いの服を纏った4人の老婆が営んでいる。ベネリット駅前商店街ができた当時から店を構えている古参らしい。煉瓦づくりの壁面に蔦がびっしり絡まった外観や古いけれどよく磨かれた木製のテーブルとカウンターは、静かな時間を愛する常連を惹きつけている。
「ただいま」
ドアベルが鳴って、"スレッタ・マーキュリーのエラン・ケレス"が店に入ってくる。いつもは住居スペース側に帰ってくるのに珍しい。ベルメリアが首を傾げたところで、男の子の後ろから女の子の元気な「こんにちはー!」が続いた。
1595喫茶店ぺいるのドアベルが軽やかに鳴る。ひとり店番をしていたベルメリア・ウィンストンは、読んでいた雑誌から顔を上げた。
***
ベネリット商店街のちょうど真ん中にある"喫茶店ぺいる"は、お揃いの服を纏った4人の老婆が営んでいる。ベネリット駅前商店街ができた当時から店を構えている古参らしい。煉瓦づくりの壁面に蔦がびっしり絡まった外観や古いけれどよく磨かれた木製のテーブルとカウンターは、静かな時間を愛する常連を惹きつけている。
「ただいま」
ドアベルが鳴って、"スレッタ・マーキュリーのエラン・ケレス"が店に入ってくる。いつもは住居スペース側に帰ってくるのに珍しい。ベルメリアが首を傾げたところで、男の子の後ろから女の子の元気な「こんにちはー!」が続いた。
4si7na7na
DONE季節ネタで文化祭のソラちゃんのクラスの出し物の助っ人として彗星の如く現れた喫茶店のヒーローのメイドツバサ君です異性装/少年愛/性的な表現等御座いますので自己責任の上ご覧ください
sayuta38
DONE鍾離魈小話。喫茶店謎現パロ。あまりショショではないかも。とっておきの一杯 いつからそこにあったのか。もう記憶にはない。
幼い頃からそこにあったような気もするし、違うかもしれない。
その場所に今、僕は立っている。
秋になると、店の庭に植えてあるイチョウの葉がよく舞っているのが目に入る。軒下には、橙色の光る石が置いてあり、夜に通りかかると足元を照らしてくれている。この石は何という名のものなのかはわからないが、この辺ではここでしか見掛けないものだ。
何屋だろう? と長年疑問に思っていたが、そこが喫茶店だということを最近祖母に教えてもらった。
外には看板もなく、何が置いてあるのかもさっぱりわからない。ただ、いつ見てもその店の外観は変わっていない気がする。壁にひび割れや、朽ちている箇所もない。
4046幼い頃からそこにあったような気もするし、違うかもしれない。
その場所に今、僕は立っている。
秋になると、店の庭に植えてあるイチョウの葉がよく舞っているのが目に入る。軒下には、橙色の光る石が置いてあり、夜に通りかかると足元を照らしてくれている。この石は何という名のものなのかはわからないが、この辺ではここでしか見掛けないものだ。
何屋だろう? と長年疑問に思っていたが、そこが喫茶店だということを最近祖母に教えてもらった。
外には看板もなく、何が置いてあるのかもさっぱりわからない。ただ、いつ見てもその店の外観は変わっていない気がする。壁にひび割れや、朽ちている箇所もない。
dps94kakuriyo
DONE『ロマンス』10/21開催のサテヨモwebオンリー「喫茶店でよもやま話を」展示作品その④。11月発行の新刊に収録予定です(加筆修正再録)サンプルとしてご覧ください( ✌︎'ω')✌︎ 6
dps94kakuriyo
DONE『鶴見川にて』10/21開催のサテヨモwebオンリー「喫茶店でよもやま話を」展示作品その①。11月発行の新刊に収録予定(新作)です。サンプルとしてご覧ください( ✌︎'ω')✌︎ 9
sekiya_kikaku
DONE「秋の旅の先の君へ -釜揚げのおうどん-」サテヨモWebオンリー「喫茶店でよもやま話を」の展示作品。
今冬発刊予定の『健啖家とブラックホール いただきます!』に掲載予定です。 15
sekiya_kikaku
DONE「レーズンバターサンドは転換点?」サテヨモWebオンリー「喫茶店でよもやま話を」の展示作品。
今冬発刊予定の『健啖家とブラックホール いただきます!』に掲載予定です。 8
usuisanchi
DONEわたしが思う居酒屋ぷろすぺら。4ス。現パロ。4は、居酒屋がある商店街の"喫茶店ぺいる"で暮らしている。
商店街の居酒屋ってこんな感じ。階下から、酔っぱらったお客さんの楽しそうな笑い声がする。食器が重なってかちゃかちゃ鳴る音やよく味がしみたおでんの出汁の匂い。
「あの、ごめんなさい。ここで勉強、できますか?」
集中、できないかも。
心配そうに眉を下げたスレッタ・マーキュリーに、女の子の部屋のちゃぶ台で参考書を広げたエラン・ケレスは「問題ないよ」と熱いお茶を啜った。
***
駅前商店街の端にある"居酒屋ぷろすぺら"。主人がひとりで切り盛りしている店が、スレッタの自宅だ。
「ただいま、おかあさん!」
「こんばんは」
「おかえり。あら、いらっしゃいエランくん」
口紅をひいた美しい唇が弧を描く。
紺色の暖簾をくぐると、カウンターでは店主のプロスペラ・マーキュリーが天ぷらをあげているところだった。落ち着いた色の着物に襷をかけている様は、どちらかといえば小料理屋の方が似合う。カウンターには、建築業を営むジェターク社の社長とグラスレー不動産の代表。どちらもスレッタの先輩の父親だ。狭い町なかでは、知り合いが常連になることは珍しくない。
3142「あの、ごめんなさい。ここで勉強、できますか?」
集中、できないかも。
心配そうに眉を下げたスレッタ・マーキュリーに、女の子の部屋のちゃぶ台で参考書を広げたエラン・ケレスは「問題ないよ」と熱いお茶を啜った。
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駅前商店街の端にある"居酒屋ぷろすぺら"。主人がひとりで切り盛りしている店が、スレッタの自宅だ。
「ただいま、おかあさん!」
「こんばんは」
「おかえり。あら、いらっしゃいエランくん」
口紅をひいた美しい唇が弧を描く。
紺色の暖簾をくぐると、カウンターでは店主のプロスペラ・マーキュリーが天ぷらをあげているところだった。落ち着いた色の着物に襷をかけている様は、どちらかといえば小料理屋の方が似合う。カウンターには、建築業を営むジェターク社の社長とグラスレー不動産の代表。どちらもスレッタの先輩の父親だ。狭い町なかでは、知り合いが常連になることは珍しくない。
キツキトウ
DOODLE2023/9/14絵文字ありがとうらくがき(絵文字描き)。
えびふらい、向日葵、プリン、拍手、キラキラ。夏っぽさとえびふらい。ハートも沢山貰った!
えびふらいとプリンって想像すると洋食屋さんとか喫茶店ぽいね。お腹すくね(笑)。
「絵文字ありがとうございました!」
めがでた!:https://poipiku.com/34659/9108762.html 3
tojo_game
PROGRESSこういう描写方法が好きってやつ。12月発行予定の喫茶店パロの序文です喫茶店パロ 序文 各駅停車だけが停まる駅で降りる。比較的チェーンの飲食店が並ぶ西口は大学や図書館があり、バスターミナルやタクシー乗り場がある東口は個人経営の飲食店や会社の事務所が建ち並んでいる。月極の駐輪場とスーパーは北口、高架下パーキングに一番近いのは南口だ。
そんな素朴な駅の西口か北口を出て、花屋の角を曲がり三ブロック。車一台が通れる幅の一方通行道路に面したところに、ブラックボードのメニューボードが置いてあるのが目に留まるだろう。
木枠はローズウッド。ボードには白いチョークでその日その時間の看板メニューがイラストと共に描かれ、ラミネート加工されたドリンクメニューがその左端でぱたぱたと風に揺れている。
たくさんの花が咲いた植木鉢に囲まれた喫茶店は、なかなか入るのに勇気がいるかもしれない。ローズウッドの重厚な扉に「OPEN」と札がかけられていても。壁に空いた窓からは古き良き喫茶店といった様子の室内が見えるだろう。もしかするとお喋りに興じる地元のご婦人たちが見えるかもしれない。
1147そんな素朴な駅の西口か北口を出て、花屋の角を曲がり三ブロック。車一台が通れる幅の一方通行道路に面したところに、ブラックボードのメニューボードが置いてあるのが目に留まるだろう。
木枠はローズウッド。ボードには白いチョークでその日その時間の看板メニューがイラストと共に描かれ、ラミネート加工されたドリンクメニューがその左端でぱたぱたと風に揺れている。
たくさんの花が咲いた植木鉢に囲まれた喫茶店は、なかなか入るのに勇気がいるかもしれない。ローズウッドの重厚な扉に「OPEN」と札がかけられていても。壁に空いた窓からは古き良き喫茶店といった様子の室内が見えるだろう。もしかするとお喋りに興じる地元のご婦人たちが見えるかもしれない。
🎼 yue
PROGRESS依頼絵だけど、先方から、新作メニューの宣伝になるから公開可能とのことで作業進捗。喫茶の秋の期間限定パンケーキ
納期4日だぜ
タヒんじゃうよ
今日も午前中は職場で合間に描いてたけど、13時以降はクソ暑いエアコンのない自宅で描いてたよ
終わるのか?
イラストだけじゃなくて、文字入れも必要な上、使用するフォント、既成のフリーフォントを加工したもので統一してるから、文字作りもやらなきゃなのに 9
hiori_ss
DONEリクエスト作品。『喫茶店で駄弁るaocr』
*aocr。付き合ってない。同僚(🍙><<<<🌶)
ティータイムは贅沢に「……」
「……」
「……アオキさん、」
「? はい、何でしょう」
「チリちゃんな、このくっそ暑い中の視察で喉カラッカラやし身体の中めっちゃ熱籠っとるしでアイスコーヒー頼もうと思っとってん」
「ああ……まぁ、その気持ちは解ります」
「せやろ!?せやからメニューは軽く摘まみたい軽食やったり、良い感じにサラッとさっぱり食べれそうなデザードでも合ったらええんやけどなって思うて見とったんやけど……これ、ここ!見て!?」
自身の手にしっかりと握られたメニューをくるりと反転させ、チリは今まで自分が見ていたページを彼――正面で静かに耳を傾けているアオキへと見せつけるように突き出す。机に立てられたメニューを片手で倒れないように支えながらも、ぐっと身を前のめりに乗り出し、メニューの中で写真付きで紹介されていたある一文を熱量いっぱいに黒色の皮手袋を纏った指先で示してみせた。
2781「……」
「……アオキさん、」
「? はい、何でしょう」
「チリちゃんな、このくっそ暑い中の視察で喉カラッカラやし身体の中めっちゃ熱籠っとるしでアイスコーヒー頼もうと思っとってん」
「ああ……まぁ、その気持ちは解ります」
「せやろ!?せやからメニューは軽く摘まみたい軽食やったり、良い感じにサラッとさっぱり食べれそうなデザードでも合ったらええんやけどなって思うて見とったんやけど……これ、ここ!見て!?」
自身の手にしっかりと握られたメニューをくるりと反転させ、チリは今まで自分が見ていたページを彼――正面で静かに耳を傾けているアオキへと見せつけるように突き出す。机に立てられたメニューを片手で倒れないように支えながらも、ぐっと身を前のめりに乗り出し、メニューの中で写真付きで紹介されていたある一文を熱量いっぱいに黒色の皮手袋を纏った指先で示してみせた。
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DONE現パロ夏五。社畜サラリーマンの夏油がある日見つけた喫茶店のマスターを営んでいる五条に恋をして…?というハートフルでほのぼのしたお話(当社比)の続編です。
前作をご覧になっていない方は是非そちらからどうぞ→ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19005270
後ほどピクシブにておまけの話もつけて再掲します。
イベント開催おめでとうございました!
ハニーミルクの恋ー2ー■■■
夕陽が、都会の街を橙色に染め上げている。
閑散とした住宅街。どんどん幅が細くなっていく道路。利用者のいない静かな公園。
すっかり見慣れた風景を、夏油傑は今日も歩く。お気に入りの、あの店に行く為に。
チリンチリン。ガラス張りのドアを開くと入店のベルが鳴り響く。音に気付いたアルバイトの青年が「いらっしゃいませー!」と元気よく駆けてきた。夏油の顔を見るとハッとして「お疲れ様です、お好きな席どーぞ!」と一言付け加えた。彼にはすっかり顔を覚えられていることに気恥ずかしさを感じながらも、夏油は奥のテーブル席へと向かった。
少し前までは、窓際のカウンター席の方が外の景色も見られるし良いと思っていたのだが、最近はもっぱらテーブル席が夏油の定位置となっていた。その理由は単純に、ここだと店内を一望できるからだ。
4841夕陽が、都会の街を橙色に染め上げている。
閑散とした住宅街。どんどん幅が細くなっていく道路。利用者のいない静かな公園。
すっかり見慣れた風景を、夏油傑は今日も歩く。お気に入りの、あの店に行く為に。
チリンチリン。ガラス張りのドアを開くと入店のベルが鳴り響く。音に気付いたアルバイトの青年が「いらっしゃいませー!」と元気よく駆けてきた。夏油の顔を見るとハッとして「お疲れ様です、お好きな席どーぞ!」と一言付け加えた。彼にはすっかり顔を覚えられていることに気恥ずかしさを感じながらも、夏油は奥のテーブル席へと向かった。
少し前までは、窓際のカウンター席の方が外の景色も見られるし良いと思っていたのだが、最近はもっぱらテーブル席が夏油の定位置となっていた。その理由は単純に、ここだと店内を一望できるからだ。
いちろ。
DONEとある日の喫茶店にて。おしゃべりしてる赤安。怖いさんがお隣に引っ越してきた!④「いらっしゃいま、あ!赤井さんじゃないですか。こんにちは」
午前中のまだ客足も少ない時間帯の事だった。テーブルを拭いていた僕が来客を知らせるベルに顔を上げると、見覚えのある人が立っていた。思わずこの間覚えたばかりの名前を口にする。突然呼ばれてこちらを向いた彼は僕に気付くと目を丸くした。
「おや、君は……安室くん、か」
多分、まだ完全に名前と顔が一致していないのだろう。数秒考えた後で記憶を探りながら出てきた名前に頷いてみせる。
「名前覚えていて下さったんですね。嬉しいです」
布巾を畳み、お好きな席へどうぞと案内すると赤井さんは店内を見渡してカウンター席の角に腰を下ろした。
お冷を持っていくと真剣な表情でメニュー表を睨みつけていた。まるで紙面で重大な記事でも読んでるみたいだなと思いつつ、厨房へと引っ込めば数分と経たない内にカウンターを隔てて珈琲を一つ、ブラックで、とオーダーが入る。
2793午前中のまだ客足も少ない時間帯の事だった。テーブルを拭いていた僕が来客を知らせるベルに顔を上げると、見覚えのある人が立っていた。思わずこの間覚えたばかりの名前を口にする。突然呼ばれてこちらを向いた彼は僕に気付くと目を丸くした。
「おや、君は……安室くん、か」
多分、まだ完全に名前と顔が一致していないのだろう。数秒考えた後で記憶を探りながら出てきた名前に頷いてみせる。
「名前覚えていて下さったんですね。嬉しいです」
布巾を畳み、お好きな席へどうぞと案内すると赤井さんは店内を見渡してカウンター席の角に腰を下ろした。
お冷を持っていくと真剣な表情でメニュー表を睨みつけていた。まるで紙面で重大な記事でも読んでるみたいだなと思いつつ、厨房へと引っ込めば数分と経たない内にカウンターを隔てて珈琲を一つ、ブラックで、とオーダーが入る。