灰原
しんした
PROGRESS8月東京の七灰原稿進捗③です。灰原くんを亡くしたあとの七海が、灰原くんが残した言葉を読み返すなかで灰原くんへの想いと向き合うお話。ほぼ七海の独白・回想ですがハピエンです。
七海の独白ターン最終話の半分くらいを抜粋しました。
次の章で再会するので早くいちゃいちゃさせたいです。
※推敲はしていないのでおかしな部分はスルーしていただけると助かります。
8月七灰原稿進捗③四.拝啓
二つ折りにした便箋を名前しか書いていない封筒へ入れる。
きっちりと糊付けで封をしたら、同じ封筒だけが入った引き出しへと仕舞う。
机の浅い引き出しの中には、出す宛てのない手紙が増えていくばかりだ。
それでも。
私は、筆を執ってしまうのだ。
*
帳が上がると、七海の頭上に青空が広がった。
砂埃を払うように呪具を軽く振る。そこそこの呪霊だったが、想定していたよりも早く祓えたようだ。古びた雑居ビルの階段を降りると補助監督は少し驚いた表情で出迎えてくれたが、七海は「お待たせしました」といつも通りに声をかけた。
呪術師へ出戻って一年。
あのパン屋を出て五条へ連絡を取ってからの日々はとにかく慌ただしかった。卒業ぶりに顔を合わせた五条に「いつかこうなると思ってたよ」と笑われながら、呪術師へ復帰する手続きを済ませた。勤め先へ退職届を出した時は上司から随分と引き留められたが、もう決めたことなのでと押し通した。(入ったばかりの新人には悪いとは思ったが、かなり細かく引き継ぎをしておいたので大目に見てもらいたい)
4058二つ折りにした便箋を名前しか書いていない封筒へ入れる。
きっちりと糊付けで封をしたら、同じ封筒だけが入った引き出しへと仕舞う。
机の浅い引き出しの中には、出す宛てのない手紙が増えていくばかりだ。
それでも。
私は、筆を執ってしまうのだ。
*
帳が上がると、七海の頭上に青空が広がった。
砂埃を払うように呪具を軽く振る。そこそこの呪霊だったが、想定していたよりも早く祓えたようだ。古びた雑居ビルの階段を降りると補助監督は少し驚いた表情で出迎えてくれたが、七海は「お待たせしました」といつも通りに声をかけた。
呪術師へ出戻って一年。
あのパン屋を出て五条へ連絡を取ってからの日々はとにかく慌ただしかった。卒業ぶりに顔を合わせた五条に「いつかこうなると思ってたよ」と笑われながら、呪術師へ復帰する手続きを済ませた。勤め先へ退職届を出した時は上司から随分と引き留められたが、もう決めたことなのでと押し通した。(入ったばかりの新人には悪いとは思ったが、かなり細かく引き継ぎをしておいたので大目に見てもらいたい)
しんした
PROGRESS8月東京の七灰原稿進捗②です。灰原くんを亡くしたあとの七海が、灰原くんが残した言葉を読み返すなかで灰原くんへの想いと向き合うお話。ほぼ七海の独白・回想ですがハピエンです。
推敲はしていないのでおかしな部分はスルーしていただけると助かります。
8月七灰原稿進捗②二.あけましておめでとうございます
ようやく、この日が訪れた。
明日は卒業式。
──呪術師を、辞める日だ。
*
何の予定も書いていない壁掛けカレンダーを外した七海は、窓の向こうへ目をやった。
今日の空は春らしい、うっすらと霞みがかった淡い色をしている。所々朧げな雲が浮かんでいるが、うららかな陽射しを遮ることなく、たくさんの草木が芽吹く地面を照らしていた。
寮の中庭には桜の木が植わっていて、二階の窓からもよく見える。三月に入ってから暖かな日が続き、桜の木の蕾はここ数日で随分ふっくらとした。今年の開花は予報通り例年よりもかなり早くなるのだろう。
そんなことを思いながらぼんやり桜の蕾を眺めていると、春の爽やかな風が七海の頬を撫でた。新鮮な空気が鼻腔を抜けて肺を満たす。
5943ようやく、この日が訪れた。
明日は卒業式。
──呪術師を、辞める日だ。
*
何の予定も書いていない壁掛けカレンダーを外した七海は、窓の向こうへ目をやった。
今日の空は春らしい、うっすらと霞みがかった淡い色をしている。所々朧げな雲が浮かんでいるが、うららかな陽射しを遮ることなく、たくさんの草木が芽吹く地面を照らしていた。
寮の中庭には桜の木が植わっていて、二階の窓からもよく見える。三月に入ってから暖かな日が続き、桜の木の蕾はここ数日で随分ふっくらとした。今年の開花は予報通り例年よりもかなり早くなるのだろう。
そんなことを思いながらぼんやり桜の蕾を眺めていると、春の爽やかな風が七海の頬を撫でた。新鮮な空気が鼻腔を抜けて肺を満たす。
しんした
PROGRESS8月東京の七灰原稿進捗①です。灰原くんを亡くしたあとの七海が、灰原くんが残した言葉を読み返すなかで灰原くんへの想いと向き合うお話。ほぼ七海の独白・回想ですがハピエンです。
でも七海がひとりなので書いていて辛いので進捗upしました。
推敲はしていないのでおかしな部分はスルーしていただけると助かります。
8月七灰原稿進捗①一.Re:Re:Re:Re:無題
二年の夏。
残暑の厳しい、いつもと変わらない何でもない八月のある日。
灰原が、死んだ。
*
開けっ放しだった窓から吹き込む風の肌寒さに、七海は手元の文庫本から顔を上げた。
今日は午後から自習だった。自習といっても課題は出るのだが、期限までに提出すればどこで何をしていてもいいと言われたので、さっさとプリントを片付けて寮の自室へ戻っていた。
文庫本に栞を挟んだ七海は椅子から立ち上がって、ふわりとカーテンがなびく窓際へと足を向けた。
どうやら、しばらく積んだままでいた本の世界にすっかり浸っていたらしく、カーテンの向こうの空は随分と陽が傾いていた。昼間の日向にいるとまだ少し汗ばむ時もあるが、季節は着々と歩みを進めていたらしい。太陽という熱源を失いつつある秋の夕暮れ時の空気が、ワイシャツの薄い生地を通り抜けて身体を冷やしていく。
5639二年の夏。
残暑の厳しい、いつもと変わらない何でもない八月のある日。
灰原が、死んだ。
*
開けっ放しだった窓から吹き込む風の肌寒さに、七海は手元の文庫本から顔を上げた。
今日は午後から自習だった。自習といっても課題は出るのだが、期限までに提出すればどこで何をしていてもいいと言われたので、さっさとプリントを片付けて寮の自室へ戻っていた。
文庫本に栞を挟んだ七海は椅子から立ち上がって、ふわりとカーテンがなびく窓際へと足を向けた。
どうやら、しばらく積んだままでいた本の世界にすっかり浸っていたらしく、カーテンの向こうの空は随分と陽が傾いていた。昼間の日向にいるとまだ少し汗ばむ時もあるが、季節は着々と歩みを進めていたらしい。太陽という熱源を失いつつある秋の夕暮れ時の空気が、ワイシャツの薄い生地を通り抜けて身体を冷やしていく。
珠鬼緤萩(たまきせっしゅう)
DONE【webオンリー】5/18 22:00〜5/19 23:00
七灰webオンリー「桜の下で待ち合わせ4」
展示作品
パスワードは0518web
灰原が日系二世で英語が堪能だったらという設定。
本作品の英文はgoole翻訳を使用している為、実際の英会話とは違うものとなります。
キャラクターのみクロスオーバーあり。
時々英語以外の言語が混ざります。 13910
Chit_seAMEX
MOURNINGにょたゆり七灰です。五条家に嫌々仕えている七海と夏油家でお気楽に仕えている灰原がメイド姿で一緒に呪霊玉を集めるドタバタコメディ序章。
(すこし夏灰、五七っぽいところがあります)
※全員女体化の世界線です。
※呪霊が蔓延る世界で主要キャラが呪霊狩りとして
動いていて、呪霊は呪霊玉として収集されます。
我ながらよくわからん設定です。 4264
しんした
MEMOタイトル通りです。人間七海×人魚灰原くん
あんまり人魚要素はないかも……?
人魚姫っぽい七灰パロのネタメモ.
人魚姫っぽいといいながらハピエンです(ハピエン厨なのでそこだけは譲れない)
◎ぼんやり設定メモ
世界設定:
大正時代っぽい日本のようなところ(ふわふわ設定・個人的に大正時代っぽい感じが好きなので)
人魚という怪異の伝説はある
七海:
人間
いいところのお坊ちゃん
楽器演奏者を目指している(海辺で楽器演奏が可能なのか、好ましいのか詳しくないのでちょっと設定は変わるかも)(最初はヴァイオリンがいいかと思ったけど、フルートも捨て難い。金管楽器なので木製の弦楽器より屋外で使っても多少耐性がありそうとも思うので)
五条さんは演奏者繋がりの知り合いとか
灰原くん:
人魚
歌が上手
七海の演奏を聞いていた時、音色に惹かれてつい歌ってしまった
3103人魚姫っぽいといいながらハピエンです(ハピエン厨なのでそこだけは譲れない)
◎ぼんやり設定メモ
世界設定:
大正時代っぽい日本のようなところ(ふわふわ設定・個人的に大正時代っぽい感じが好きなので)
人魚という怪異の伝説はある
七海:
人間
いいところのお坊ちゃん
楽器演奏者を目指している(海辺で楽器演奏が可能なのか、好ましいのか詳しくないのでちょっと設定は変わるかも)(最初はヴァイオリンがいいかと思ったけど、フルートも捨て難い。金管楽器なので木製の弦楽器より屋外で使っても多少耐性がありそうとも思うので)
五条さんは演奏者繋がりの知り合いとか
灰原くん:
人魚
歌が上手
七海の演奏を聞いていた時、音色に惹かれてつい歌ってしまった
しんした
MEMOタイトル通りです吸血鬼七海×人間灰原くん
もったいないのでひとまず上げておきました。いつか書くかもしれない。
※メモなので雑です
※ツイートやふせったーに上げた文章も混じってます
吸血鬼パロ七灰のネタメモ.
もう夜明け近くだというのに外で行き倒れてしまった吸血鬼七海。
なんとか薄暗い路地の奥まで這いずったがもう指一本動かすことができず、ビルの隙間から朝日が差し込んでくる光景を眺めながら己の死を悟った。
しかし、朝日の向こうから現れた男に助けられ、なんとか危機を脱する。ひとまず住処へ帰れる程度の力を得ようと介抱してくる男を抱き寄せた時、新月の夜空によく似た漆黒の瞳に捉えられた。
「もう大丈夫ですよ」
夜を思わせる瞳とそれに相反する陽の光のような笑顔に、何故か七海の身体は動かなくなった。
灰原と名乗った男は、正体を明かしてからも出会った時と変わらぬ笑顔を向けてきた。
「怖くないのか?」
「なにが?」
「吸血鬼が」
「うーん……全然って言ったら嘘になるけど、七海を怖いと思ったことはないよ!」
3171もう夜明け近くだというのに外で行き倒れてしまった吸血鬼七海。
なんとか薄暗い路地の奥まで這いずったがもう指一本動かすことができず、ビルの隙間から朝日が差し込んでくる光景を眺めながら己の死を悟った。
しかし、朝日の向こうから現れた男に助けられ、なんとか危機を脱する。ひとまず住処へ帰れる程度の力を得ようと介抱してくる男を抱き寄せた時、新月の夜空によく似た漆黒の瞳に捉えられた。
「もう大丈夫ですよ」
夜を思わせる瞳とそれに相反する陽の光のような笑顔に、何故か七海の身体は動かなくなった。
灰原と名乗った男は、正体を明かしてからも出会った時と変わらぬ笑顔を向けてきた。
「怖くないのか?」
「なにが?」
「吸血鬼が」
「うーん……全然って言ったら嘘になるけど、七海を怖いと思ったことはないよ!」
uto_aa_saiga
PROGRESSお祭りありがとうございます!!未完品でお目汚し失礼します。灰七と言い張る系の灰七です。
後半部の繋がりおかしいとかフラグ管理失敗とかほぼト書きとかそいういう低鱈苦です。
平行世界交差IF
灰七感低め、無糖、ブロマンス感強し
以下注意点
・夏油離反なし、五条離反(not呪詛師)
・七海死亡シーンあり
・灰原に対してのみ七海が丁寧語じゃない
きっと一生忘れない「灰原、誰か…いや、五条さんへ連絡を!」
山の傾斜の中、道の無い木々の間を逃げながら、一瞬思案した七海が灰原に向かって指示を出す。
「わかった!」
夏油さんは今日は任務が入っていると言っていたが、五条さんは久しぶりに休みだと言っていた気がする。確かに七海の言うとおり、助けを求めるならすぐに動ける可能性のある五条さんへ連絡してみる方がいいだろう。
灰原はそう七海の言葉から察して携帯を操作する。
アンテナはかろうじて圏外にはなっていないが一本しか立っていない。さもありなん。近くの集落だった場所は人は居らず、その隣の集落とて人は減る一方だという話だった。
山自体は季節によっては山の幸を穫りに人が入る事はあるという。そうやって入山した人間が無惨な姿で見つかる事件が起こり、窓が残穢を観測して呪霊の仕業と発覚した。
33139山の傾斜の中、道の無い木々の間を逃げながら、一瞬思案した七海が灰原に向かって指示を出す。
「わかった!」
夏油さんは今日は任務が入っていると言っていたが、五条さんは久しぶりに休みだと言っていた気がする。確かに七海の言うとおり、助けを求めるならすぐに動ける可能性のある五条さんへ連絡してみる方がいいだろう。
灰原はそう七海の言葉から察して携帯を操作する。
アンテナはかろうじて圏外にはなっていないが一本しか立っていない。さもありなん。近くの集落だった場所は人は居らず、その隣の集落とて人は減る一方だという話だった。
山自体は季節によっては山の幸を穫りに人が入る事はあるという。そうやって入山した人間が無惨な姿で見つかる事件が起こり、窓が残穢を観測して呪霊の仕業と発覚した。
珠鬼緤萩(たまきせっしゅう)
TRAINING喫煙者灰原の番外編。灰原生存IFで教師。
夏油さんは呪詛師にならずに教祖しながらフリーの呪術師してる設定。
⚠喫煙描写、モブ補助監督、性的接触描写アリ 5772
nononoko1996666
MOURNING某魔法の国(海)に行く七海と灰原。現パロ。七海、海は初めて行く設定。
ただタワテラに乗ろうとするだけの話。
付き合ってません。(気持ち的に 七→灰)
貴方とならどこだって楽しい「ねえ、七海。明日って空いてる?」
灰原の誘いはいつも突然だった。部活に所属していない七海は、試験前でなければ特に断る理由もなく、灰原の食べ歩きに付き合ったり、流行りの映画を観に行ったりと、自分でも驚く程、高校生活を満喫していた。
金曜日の放課後、いつものように学生寮へ帰ろうと支度をしていた七海に、灰原が前の席から勢いよく振り向き、机から身を乗りだしながら、満面の笑みで話しかけてくる。
「空いてますよ、明日はどこ行くんですか?」
「やった!あのね、ディズニーのチケット夏油さんから貰ってさ。なんか五条さんの家の株主チケットの期限もうすぐだから七海と行ってきなって言われて。」
「え、良いんですかそんな高価なもの。ちゃんと五条さんに確認しました?」
1980灰原の誘いはいつも突然だった。部活に所属していない七海は、試験前でなければ特に断る理由もなく、灰原の食べ歩きに付き合ったり、流行りの映画を観に行ったりと、自分でも驚く程、高校生活を満喫していた。
金曜日の放課後、いつものように学生寮へ帰ろうと支度をしていた七海に、灰原が前の席から勢いよく振り向き、机から身を乗りだしながら、満面の笑みで話しかけてくる。
「空いてますよ、明日はどこ行くんですか?」
「やった!あのね、ディズニーのチケット夏油さんから貰ってさ。なんか五条さんの家の株主チケットの期限もうすぐだから七海と行ってきなって言われて。」
「え、良いんですかそんな高価なもの。ちゃんと五条さんに確認しました?」
ke2iz7
MEMOコテキャ鳳 倫太郎(おおとり りんたろう)
呪術高専2年。五条や夏油、家入と同級生。一つ下の後輩である七海と灰原を溺愛している。
見た目
紺の髪色でウルフカット、やる気のなさそうな目。ピアスは左右に各5、6個ついているし増えるかもしれない。
身長は180cm以上で細身体型。cv阿座上洋平だと嬉しい。
珠鬼緤萩(たまきせっしゅう)
DOODLE生存ifで七灰。描いててなんか表に出せなくなりました....!!
喫煙者灰原くん見たい願望と喫煙者の友人の「煙草吸うとコーヒー飲みたくなる」と言う発言を詰めた\(^o^)/
しんした
PROGRESS3月インテの七灰原稿進捗です。生存if30代後半の七灰が古民家で暮らすお話。
ちょっとした事件編で灰原くんが病院で目を覚ますところの抜粋です。
※推敲まだなのでいろいろとご了承ください。
3月七灰原稿進捗④*
目を覚ますと、視界に入ったのは少し日に焼けた殺風景な天井だった。
初めて見る天井だが、よく似た光景は今までも何度か目にしている。
ああ、ここは。
安堵したのも束の間、全身の至るところから熱を持った痛みに襲われ、灰原は小さく声を漏らした。
「雄?」
反射的に閉じてしまった瞼をおずおずと開く。すると、微かに眉を寄せた七海がこちらを覗き込んでいた。
「ゆう」
「……けんと」
もう一度、さっきよりもゆっくりと名前を呼ばれる。痛みを紛らわすように深呼吸をしてから同じようにゆっくり名前を呼ぶと、七海の表情が和らいだ。
「ここ、病院?」
「そうだよ。痛みはどうだ?」
「痛いけど、まあ大丈夫」
「そうか」
少し無理をして笑ってみせたが、何もかもお見通しなのか七海は困ったようなため息をこぼすだけだ。それでも、頬を包み込む手のひらから伝わる七海の温もりは、ただ優しかった。
1881目を覚ますと、視界に入ったのは少し日に焼けた殺風景な天井だった。
初めて見る天井だが、よく似た光景は今までも何度か目にしている。
ああ、ここは。
安堵したのも束の間、全身の至るところから熱を持った痛みに襲われ、灰原は小さく声を漏らした。
「雄?」
反射的に閉じてしまった瞼をおずおずと開く。すると、微かに眉を寄せた七海がこちらを覗き込んでいた。
「ゆう」
「……けんと」
もう一度、さっきよりもゆっくりと名前を呼ばれる。痛みを紛らわすように深呼吸をしてから同じようにゆっくり名前を呼ぶと、七海の表情が和らいだ。
「ここ、病院?」
「そうだよ。痛みはどうだ?」
「痛いけど、まあ大丈夫」
「そうか」
少し無理をして笑ってみせたが、何もかもお見通しなのか七海は困ったようなため息をこぼすだけだ。それでも、頬を包み込む手のひらから伝わる七海の温もりは、ただ優しかった。
しんした
PROGRESS3月インテの七灰原稿進捗です。生存if30代後半の七灰が古民家で暮らすお話。
暮らし始めて1年目を七海視点で回想しているところです。
書きながら七海が楽しそうでなによりだなぁと思いました。
※推敲まだなのでいろいろとご了承ください。
3月七灰原稿進捗③.
とはいえ、ゴールデンウィークが明け日差しに夏の気配が混ざりはじめると、呪術師にとって一番忙しい時期が訪れる。つまり、繫忙期である。
引っ越してから然程日にちが経たないうちに、七海へ舞い込む任務の量は急激に増えていった。
「今回は少し長くなりそうだ。上手くいけば十日くらいで帰れると思うから、終わったら連絡するよ」
本格的に夏が訪れると単発の任務ではなく、出張の回数も多くなった。
「わかった。でも、無理はしないでね」
灰原に頷き返し、出張用に新しく買った小さめのスーツケースとガーメントバッグを車に積み込んだ。今までは任務が連続しても合間に自宅に寄って洗濯物を出すことができていたからスーツケースまで必要はなかったが、引っ越してからは簡単に帰れる距離ではなくなってしまったのだ。働き方を変えたのは自分自身であるから仕方がない。
5419とはいえ、ゴールデンウィークが明け日差しに夏の気配が混ざりはじめると、呪術師にとって一番忙しい時期が訪れる。つまり、繫忙期である。
引っ越してから然程日にちが経たないうちに、七海へ舞い込む任務の量は急激に増えていった。
「今回は少し長くなりそうだ。上手くいけば十日くらいで帰れると思うから、終わったら連絡するよ」
本格的に夏が訪れると単発の任務ではなく、出張の回数も多くなった。
「わかった。でも、無理はしないでね」
灰原に頷き返し、出張用に新しく買った小さめのスーツケースとガーメントバッグを車に積み込んだ。今までは任務が連続しても合間に自宅に寄って洗濯物を出すことができていたからスーツケースまで必要はなかったが、引っ越してからは簡単に帰れる距離ではなくなってしまったのだ。働き方を変えたのは自分自身であるから仕方がない。
しんした
PROGRESS3月インテの七灰原稿進捗です。生存if30代後半の七灰が古民家で暮らすお話。
暮らし始めたところまで書けたので、とりあえず暮らすぞーってなった部分までをあげました。
生きるってどういうことかな、ということを多少真面目に考えて書いたつもりですが上手くまとめられているかは分かりません。七灰はいちゃいちゃしてます。
推敲まだなのでいろいろとご了承ください。
続き頑張ります。
3月七灰原稿進捗②.
呪術師という職業は一応国家公務員に分類されている。高専生時代から給料が支払われるのはその為で、呪術師のみが加入できる特別共済組合という制度もあり、規定年数納税すれば年金も支給されるし、高専所属であれば所属年数に応じた金額の退職金も支払われる。
「うーん。まあ、別にお金に困ってるわけじゃないし、退職金のこととかそんな気にしなくてもいいよねぇ」
デスクトップディスプレイに表示された細かな文字列を追っていた灰原は、椅子の背にもたれて小さく言葉を漏らした。
真っ黒にも程があるブラックな呪術師という職業も、書類上だけ見ると就業規則や福利厚生など案外きっちりと定まっている。給料も一般的な国家公務員とは比較にならないくらいだ。(もちろん、呪術師の仕事内容を考えると当然のことだと思う)
7556呪術師という職業は一応国家公務員に分類されている。高専生時代から給料が支払われるのはその為で、呪術師のみが加入できる特別共済組合という制度もあり、規定年数納税すれば年金も支給されるし、高専所属であれば所属年数に応じた金額の退職金も支払われる。
「うーん。まあ、別にお金に困ってるわけじゃないし、退職金のこととかそんな気にしなくてもいいよねぇ」
デスクトップディスプレイに表示された細かな文字列を追っていた灰原は、椅子の背にもたれて小さく言葉を漏らした。
真っ黒にも程があるブラックな呪術師という職業も、書類上だけ見ると就業規則や福利厚生など案外きっちりと定まっている。給料も一般的な国家公務員とは比較にならないくらいだ。(もちろん、呪術師の仕事内容を考えると当然のことだと思う)
しんした
PROGRESS3月インテの七灰原稿進捗です。生存if30代後半の七灰が古民家で暮らすお話。
暮らすまでのあれそれが長すぎてシオシオしてきたので初っ端のいちゃついてるところをあげました。
まだ書いている途中なのでおかしなところがあるかもしれません。すみません。
3月七灰原稿進捗①1.
木製の引き違い戸を開けると、青々とした稜線とどこまでも高く広がる初夏の空が目に飛び込んでくる。庇の向こう側は眩しいくらいの日差しに照らされていて、今日は暑くなりそうだと思いながら、灰原は少し固い玄関の鍵をゆっくりと回した。
群馬県某群。その中でも、周囲を高い山々に囲まれた高原地帯の小さな村。
人口は約三千人。主な産業は農業で、寒暖差の大きさを活かして様々な野菜やくだものを栽培している。他には四季折々に装いを変える高原でのハイキングにキャンプ、降り注ぐような星空が観測できる高台や道の駅に併設した日帰り温泉施設など、観光業にもそれなりに力を入れている。
村内に駅はなく、隣接する町にある在来線の駅までは車で三十分。ただ、もう少し車を走らせると新幹線の停車駅もあるので、都心までのアクセス自体は案外悪くない。
5587木製の引き違い戸を開けると、青々とした稜線とどこまでも高く広がる初夏の空が目に飛び込んでくる。庇の向こう側は眩しいくらいの日差しに照らされていて、今日は暑くなりそうだと思いながら、灰原は少し固い玄関の鍵をゆっくりと回した。
群馬県某群。その中でも、周囲を高い山々に囲まれた高原地帯の小さな村。
人口は約三千人。主な産業は農業で、寒暖差の大きさを活かして様々な野菜やくだものを栽培している。他には四季折々に装いを変える高原でのハイキングにキャンプ、降り注ぐような星空が観測できる高台や道の駅に併設した日帰り温泉施設など、観光業にもそれなりに力を入れている。
村内に駅はなく、隣接する町にある在来線の駅までは車で三十分。ただ、もう少し車を走らせると新幹線の停車駅もあるので、都心までのアクセス自体は案外悪くない。
倖燈【ユキヒ】
MAIKING女体化順平の試作品というか書きかけ小説……夏油や甚爾、灰原生存ifしてるし、順平がとある経緯から女体化してる。また基本的には順平愛されの総受けです。然し、どのCPに収めるかも未定です。気が向いたら書き上げます…… 15517solt_gt0141
DONE会社員七海と花屋の伊地知のパロディ。七伊です。クリスマスのお話。前回の話をあげてから多分1年経ちました。1年越しに書けて良かったです。
相変わらず七海から灰原に向けての口調が分からない。
メリークリスマス!
花屋の君⑨ 七海とご飯を供にした日から2ヶ月経ち、世間はクリスマスの空気に染まっていた。店の中はポインセチアやクリスマスローズが多くなり、伊地知はクリスマスリースを作っていた。
そんな時、店の電話が鳴ったので出ると、こちらが名乗りを上げる前に相手は話し始めた。
『やっほ。伊地知、元気?』
「……五条さんですか」
名乗らず自分の名前を呼ぶなんて知り合いでこの人くらいだ。
『今日はプライベートじゃなくて注文だからこっちに電話した。胡蝶蘭を来週日曜の17時半に届けて欲しいんだけど出来そう?』
17時半であれば新田に鍵を預け、自分が配達に行けば定時に彼女を退勤させられるので時間はまず大丈夫だ。胡蝶蘭も丁度土曜が仕入れなのでそこで入荷手配をしておこう。
7813そんな時、店の電話が鳴ったので出ると、こちらが名乗りを上げる前に相手は話し始めた。
『やっほ。伊地知、元気?』
「……五条さんですか」
名乗らず自分の名前を呼ぶなんて知り合いでこの人くらいだ。
『今日はプライベートじゃなくて注文だからこっちに電話した。胡蝶蘭を来週日曜の17時半に届けて欲しいんだけど出来そう?』
17時半であれば新田に鍵を預け、自分が配達に行けば定時に彼女を退勤させられるので時間はまず大丈夫だ。胡蝶蘭も丁度土曜が仕入れなのでそこで入荷手配をしておこう。
まどろみ
TRAINING四分の三と対で考えていたもの。二つともどうにか生き残ってほしいと考えた結果。どむさぶはほんの少し。英語に訳をつけてるのは後から自分がすぐわかるようにです。七→(←)灰Qどうして日本語で言わないの?
A日本語だと灰原は能力関係なしに言うことを聞いてしまうから
四分の一の成分で生き残る(Dom/Subパロ?)祖父から送られてきた本と手紙。異国の言葉で書かれたそれに興味を惹かれ、手紙より先に本を手に取る。数ページ読み進めた所でドアがノックされた。
「どうぞ」
「七海ー!」
予想していた通り灰原が教科書を片手に入ってきた。
「七海!明日の課題わかんないよー!」
明るく頼もしい彼だが、苦手な座学の前に困り果てた顔をしている。彼に好意を寄せてる身としてはこうして頼られるのは嬉しいものであった。
「?どうしたの?」
「いや…」
きみの顔を見ていたとは言えなくて視線を逸らす。
「七海、大丈夫?」
「…!」
何を思ったのか距離を詰めて私の顔を覗き込む。驚きと羞恥で思わず先ほどまで読んでいた本に書いてあった単語を叫んでいた。
「kneel(跪け!)」
569「どうぞ」
「七海ー!」
予想していた通り灰原が教科書を片手に入ってきた。
「七海!明日の課題わかんないよー!」
明るく頼もしい彼だが、苦手な座学の前に困り果てた顔をしている。彼に好意を寄せてる身としてはこうして頼られるのは嬉しいものであった。
「?どうしたの?」
「いや…」
きみの顔を見ていたとは言えなくて視線を逸らす。
「七海、大丈夫?」
「…!」
何を思ったのか距離を詰めて私の顔を覗き込む。驚きと羞恥で思わず先ほどまで読んでいた本に書いてあった単語を叫んでいた。
「kneel(跪け!)」
572pochi
MOURNINGあらーびあーなーいと♪続きがすっっごい難産で供養しておきます……
傑くん女体化注意、ア◯ジンと魔法のランプみたいなパロです!
プリンセス系で1番好きなんですよね
男女立場逆転です
ランプ一切出てこない、どこいった
さとる君のお父さんが七海でお母さんが灰原です
うける 3318
nononoko1996666
TRAINING怪我した灰原と、それを世話する七海の話。まったくエロくはないですが、七海が灰原の体に触っているので要注意です。
付き合っていません。
看病する七海を書きたい!と思っていたら、ただ脱がしてるだけの話になってしまった…。
その理由外から聞こえる雨音はだんだんと激しさを増し、部屋の大きな窓も、カタカタと揺れはじめていた。
「すみません、これしか用意がなくて…」
「いえ、助かります」
「ありがとうございます!一晩だけだし、大丈夫ですよ」
補助監督が申し訳なさそうに、タオルと氷のうを七海に渡す。
任務後に台風が直撃し、更に補助監督の車が土砂に流され、乗っていた補助監督を庇い、灰原が右手を痛めるという重なり過ぎる不幸が襲った。
高専の迎えは早くても明朝だという連絡があり、辛うじて3人は近くにあった山小屋に避難したのだった。
ベットに座っている灰原は顔こそ平然としているが、破れた制服から覗く右手首は肘にかけて赤く腫れ上がっている。
見るからに痛々しい様子が伺えるが、若い補助監督に心配をかけまいと左手を上げ微笑みかけた。
2322「すみません、これしか用意がなくて…」
「いえ、助かります」
「ありがとうございます!一晩だけだし、大丈夫ですよ」
補助監督が申し訳なさそうに、タオルと氷のうを七海に渡す。
任務後に台風が直撃し、更に補助監督の車が土砂に流され、乗っていた補助監督を庇い、灰原が右手を痛めるという重なり過ぎる不幸が襲った。
高専の迎えは早くても明朝だという連絡があり、辛うじて3人は近くにあった山小屋に避難したのだった。
ベットに座っている灰原は顔こそ平然としているが、破れた制服から覗く右手首は肘にかけて赤く腫れ上がっている。
見るからに痛々しい様子が伺えるが、若い補助監督に心配をかけまいと左手を上げ微笑みかけた。
nononoko1996666
TRAINING呪詛師灰原③(①から同じ設定)。灰原くん、生きてたら虎杖くんと絶対仲良くなるでしょ……泣。
寝不足七海。(七海視点)。
ほんわか?を目指しました。
幕間このところずっと眠りが浅く、夜中に何度も目覚めてしまう。その原因を自分なりに痛いほど理解していた。
つい先日、呪詛師となった灰原と会ったからだ。
共に食事をし、大きな口を開けて笑う灰原は昔の面影とまったく変わらない、それがただ悲しかった。
ふと枕元のスマートフォンがチカチカと光り、何気なく触ると、知らない番号からショートメールが届いており、指が止まる。
『七海、虎杖くん動かないんだけど、どうしよ?
とりあえず、ここに来て』
「……………は?」
メッセージにはその文書と、東京駅近くのホテルの住所だけが記述されていた。
✳✳✳
「七海ごめんねー、こんな夜中に来てもらって」
「灰原っ、…虎杖くんは…どこです?貴方まさか…」
2060つい先日、呪詛師となった灰原と会ったからだ。
共に食事をし、大きな口を開けて笑う灰原は昔の面影とまったく変わらない、それがただ悲しかった。
ふと枕元のスマートフォンがチカチカと光り、何気なく触ると、知らない番号からショートメールが届いており、指が止まる。
『七海、虎杖くん動かないんだけど、どうしよ?
とりあえず、ここに来て』
「……………は?」
メッセージにはその文書と、東京駅近くのホテルの住所だけが記述されていた。
✳✳✳
「七海ごめんねー、こんな夜中に来てもらって」
「灰原っ、…虎杖くんは…どこです?貴方まさか…」
nononoko1996666
TRAINING潜入任務。一般の高校生にめちゃくちゃ馴染む灰原と、それを見てめちゃくちゃ嫉妬(無自覚)する七海。
灰原くんの術式捏造。ゆーじくんみたいな直接攻撃型だとは思うけど、猪野くんみたいに降霊術とか使えたら良いな~と。術式教えて〜。
戦闘シーン凄い適当です…。
灰原雄は術師としては✕✕✕「東京都立技能育成専門学校から来ました、灰原雄です!よろしくお願いします!!」
「隣に同じです。…七海建人と申します、よろしくお願い致します。」
見慣れないブレザー姿が、妙にしっくりくる灰原は、教壇の前に真っ直ぐに立ち声を張り上げた。
私も同じように無難に挨拶をすると、教室を見渡す。高専に入ってから忘れていたが、普通の教室というのは賑やかなもので、何十人もの視線を一新に感じる。
「という事で、2人は一週間交流生としてこのクラスに在籍する。皆よろしく頼むなー」
担当教師は軽く説明すると、騒ぐ生徒達を無視し授業を始めた。
淡白な性格の教師で良かったが、急な交流生という登場に、当たり前だが学生達は驚きを隠せず呆気に取られ、授業が終わると、一斉に私と灰原の前に集まり質問攻めに合う羽目になった。
3256「隣に同じです。…七海建人と申します、よろしくお願い致します。」
見慣れないブレザー姿が、妙にしっくりくる灰原は、教壇の前に真っ直ぐに立ち声を張り上げた。
私も同じように無難に挨拶をすると、教室を見渡す。高専に入ってから忘れていたが、普通の教室というのは賑やかなもので、何十人もの視線を一新に感じる。
「という事で、2人は一週間交流生としてこのクラスに在籍する。皆よろしく頼むなー」
担当教師は軽く説明すると、騒ぐ生徒達を無視し授業を始めた。
淡白な性格の教師で良かったが、急な交流生という登場に、当たり前だが学生達は驚きを隠せず呆気に取られ、授業が終わると、一斉に私と灰原の前に集まり質問攻めに合う羽目になった。
nononoko1996666
MOURNING呪詛師灰原②(前の話とはまったく続いていません)。自分に出来ることを精一杯やっていたら、呪詛師になってしまった灰原。呪術師の七海は灰原くんの邪魔ばかりしてる。
明るい灰原くんはいません。酷い灰原くんはいます。
あと激重七海はいます(七海視点)。
別に灰原くんに呪詛師が似合うとかじゃなくて、完全な私の趣味です!書きたいとこだけ!
暗転「………ぁ」
「灰原っ!!!」
必死に腕を伸ばすも届かず、名前を呼ぶことしか出来なかった。
一瞬にして鉄骨が崩れ落ち、コンクリートの破片が辺り一面に飛び散る。
灰原と依頼主が中に取り残されてしまい、焦りながら私が鉈を必死に振りかざしている間に、もう一人の依頼主が居なくなっていた事に気付けなかった。
「どうか、生きていてくれ…」
✳✳✳
縋るような灰原の泣き顔を、初めて見た。
見開いた瞳からは止めどなく涙が流れ、腕に抱えている依頼主を見詰めている。
「ねぇ、…あの当主って言ってた人、この子置いて逃げたんだ。…ねぇ、どうしてかな?」
「考えるな灰原、こっちへ来い…早く」
今回は嵌められたのだ。私達はあの当主という男に、2級に依頼する任務にしてはおかしいと感じていたというのに。
2168「灰原っ!!!」
必死に腕を伸ばすも届かず、名前を呼ぶことしか出来なかった。
一瞬にして鉄骨が崩れ落ち、コンクリートの破片が辺り一面に飛び散る。
灰原と依頼主が中に取り残されてしまい、焦りながら私が鉈を必死に振りかざしている間に、もう一人の依頼主が居なくなっていた事に気付けなかった。
「どうか、生きていてくれ…」
✳✳✳
縋るような灰原の泣き顔を、初めて見た。
見開いた瞳からは止めどなく涙が流れ、腕に抱えている依頼主を見詰めている。
「ねぇ、…あの当主って言ってた人、この子置いて逃げたんだ。…ねぇ、どうしてかな?」
「考えるな灰原、こっちへ来い…早く」
今回は嵌められたのだ。私達はあの当主という男に、2級に依頼する任務にしてはおかしいと感じていたというのに。