ミズチ🍑🦋
MAIKINGジュソ堕ちⅣwoで展示予定だったSSですひーん間に合わなかったーーーー_:(´ཀ`」 ∠):_
寄稿済みの呪詛七×五
その後の二人のはなしです
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21883056 725
しがない
PROGRESS部屋のお話の進捗あげて、自分の尻を叩くすんぽーです。大遅刻もいいところだし、まだまだ終わる気配がなくて一人戦慄しています🤦♀️
今書いてるところまでの前半3割部分です。(え)
直すかもしれないけど一旦あぷ。
(2024.11.12) 2763
marimo_zasshoku
DONE・何でも許せる方向け(小説ど下手くそです泣泣泣)・七五←モブ
・窓の喪部山(もぶやま)というオリキャラ(モブ)が出てきます。
悟の手首を掴む以外のおさわりは一切ありません。
若干いかがわしいです。
中途半端で終わってます。
術式とかはよくわかりません。自己解釈でお願いします。
モブやストーリーに問題があれば消します。
お題に添えていなかったらすみません。
○○○しないと出られない部屋数週間連続の勤務真っ最中だと言うのに、その日五条は浮かれていた。
連勤なのは今に始まった事ではないが、とにかく足取りが軽くはちゃめちゃにご機嫌だった。
「七海がね~僕に会いたいからお昼に待っててくれってぇ」
先生今日はなんでそんなにテンションたっけえの?と悠仁が楽しげに聞くものだから、くちもとに両の拳を添え、えへへと幼稚に笑う。
次の任務の都合で一時間という短い会瀬になるが、久しぶりの七海をじかに堪能出来るので、たとえ周りにひとがいようが抱きついて離さないつもりでいた。
そろそろ七海が高専に戻って来る。
アイマスクをおろす。これで準備良し。僕の可愛い顔を七海に見せつけてやるんだ。
因みに、さっき急いでシャワーを浴びたから僕の髪は半乾きだし肌はしっとりと濡れている。念のため後ろもキレイにした。
3862連勤なのは今に始まった事ではないが、とにかく足取りが軽くはちゃめちゃにご機嫌だった。
「七海がね~僕に会いたいからお昼に待っててくれってぇ」
先生今日はなんでそんなにテンションたっけえの?と悠仁が楽しげに聞くものだから、くちもとに両の拳を添え、えへへと幼稚に笑う。
次の任務の都合で一時間という短い会瀬になるが、久しぶりの七海をじかに堪能出来るので、たとえ周りにひとがいようが抱きついて離さないつもりでいた。
そろそろ七海が高専に戻って来る。
アイマスクをおろす。これで準備良し。僕の可愛い顔を七海に見せつけてやるんだ。
因みに、さっき急いでシャワーを浴びたから僕の髪は半乾きだし肌はしっとりと濡れている。念のため後ろもキレイにした。
kona
MOURNING寝つきの悪い五がなんやかんやで七に添い寝してもらうことになる話添い寝までいけず
【七五】「…眠れない」
広いキングサイズのベッドの上で何度目かの寝返りをうった。
もともとショートスリーパーのきらいがある五条は、眠るということをあまり重要視していない。いざとなれば反転術式で何とかなるだろうと思っているふしがある。
眠れなくたって朝は来るし、別に眠れなくたってさしたる問題はない。
いつだったか、硝子にそうこぼした時は盛大に呆れられたし「人間の三大欲求をなめるなよ」と凄まれた。
別に五条とてなめているわけではないのだけれど、眠ることに適した身体をしていないのだから仕方がない。
六眼を使えば見えるものの量に比例して、どうしたって脳へと送られる情報量が多くなる。刺激を受け続けた脳みそではうまく眠れやしないし、脳みそが落ち着く前に、次の任務やらなんやらが放り込まれるのだから休まるわけもない。ましてや、興奮状態の脳を落ち着かせるのは骨が折れる。
1809広いキングサイズのベッドの上で何度目かの寝返りをうった。
もともとショートスリーパーのきらいがある五条は、眠るということをあまり重要視していない。いざとなれば反転術式で何とかなるだろうと思っているふしがある。
眠れなくたって朝は来るし、別に眠れなくたってさしたる問題はない。
いつだったか、硝子にそうこぼした時は盛大に呆れられたし「人間の三大欲求をなめるなよ」と凄まれた。
別に五条とてなめているわけではないのだけれど、眠ることに適した身体をしていないのだから仕方がない。
六眼を使えば見えるものの量に比例して、どうしたって脳へと送られる情報量が多くなる。刺激を受け続けた脳みそではうまく眠れやしないし、脳みそが落ち着く前に、次の任務やらなんやらが放り込まれるのだから休まるわけもない。ましてや、興奮状態の脳を落ち着かせるのは骨が折れる。
ぐ@pn5xc
DONEやっと涼しい秋になりましたが、引き続き忙しい七と五。七海が提案します🍁2024.10.7秋のエスケープ「小さい秋~小さい秋~」
キッチンで五条が歌っている。
「小さい秋~見ぃつけた~」
七海はリビングのテーブルで何となく聞いていた。
「小さい秋~小さい秋~小さい秋…」
冷蔵庫を開け、葡萄のジュースを取り出し、次のフレーズに入った五条は「…あれ?」と歌を止める。
「最初は『誰かさんが』で始まるんですよ」
七海は言った。
「そっか。どんだけ見つけんのかと思った、小っさい秋」
五条は笑う。
「ていうかお前、わかってんなら最初に教えてよ」
「気持ち良さそうに歌ってましたので」
七海は手元の珈琲を飲んだ。
昨夜、遅い時間に五条は七海の家に来た。余程疲れていたのか倒れ込むようにベッドに入り、そのまま眠ってしまった。それでも久しぶりに顔を見て、七海の体温を感じたのが嬉しかったのか、今朝、五条は機嫌がいい。良かったのだが。
1979キッチンで五条が歌っている。
「小さい秋~見ぃつけた~」
七海はリビングのテーブルで何となく聞いていた。
「小さい秋~小さい秋~小さい秋…」
冷蔵庫を開け、葡萄のジュースを取り出し、次のフレーズに入った五条は「…あれ?」と歌を止める。
「最初は『誰かさんが』で始まるんですよ」
七海は言った。
「そっか。どんだけ見つけんのかと思った、小っさい秋」
五条は笑う。
「ていうかお前、わかってんなら最初に教えてよ」
「気持ち良さそうに歌ってましたので」
七海は手元の珈琲を飲んだ。
昨夜、遅い時間に五条は七海の家に来た。余程疲れていたのか倒れ込むようにベッドに入り、そのまま眠ってしまった。それでも久しぶりに顔を見て、七海の体温を感じたのが嬉しかったのか、今朝、五条は機嫌がいい。良かったのだが。
ぐ@pn5xc
DONE親子丼を作る高専七。2024.9.5親子丼の思い出 呪術高専一年、七海建人は、高専の共同キッチンで冷蔵庫を覗いていた。
夕食の時間はとっくに過ぎている。先程、任務から帰ってきた七海は、何か温かいものが食べたいと思ったのだ。備え付けの冷蔵庫に入っているものは自由に使っていい。ただし名前が書いてあるものは除くが。それぞれの名前が書いてあるプリンやヨーグルトなどの下、チルド室に鶏肉が残っていた。ああ、鶏が食べたい…七海は思った。
しかし、鶏肉をどうしよう。豚肉ならば、適当に野菜と炒めれば、野菜炒めができる。しかし鶏肉は。普段よく食べているものなのに、調理方法が浮かばない。唐揚げ…は、準備が大変そうだし難しそうだ。焼くか。塩胡椒を振って焼けばいいのか…
2137夕食の時間はとっくに過ぎている。先程、任務から帰ってきた七海は、何か温かいものが食べたいと思ったのだ。備え付けの冷蔵庫に入っているものは自由に使っていい。ただし名前が書いてあるものは除くが。それぞれの名前が書いてあるプリンやヨーグルトなどの下、チルド室に鶏肉が残っていた。ああ、鶏が食べたい…七海は思った。
しかし、鶏肉をどうしよう。豚肉ならば、適当に野菜と炒めれば、野菜炒めができる。しかし鶏肉は。普段よく食べているものなのに、調理方法が浮かばない。唐揚げ…は、準備が大変そうだし難しそうだ。焼くか。塩胡椒を振って焼けばいいのか…
ぐ@pn5xc
DONE喧嘩する七五。でも仲直り☺️2024.8.16
あなたの嫌は本当の嫌じゃないでしょう 自宅に戻ってきた七海建人は、上着を脱ぎネクタイを外すとそれから手を洗いに行った。暑かったので顔も洗った。鏡に映った自分の顔を少し眺めた。
それからリビングに続いているキッチンへ行き、冷蔵庫を開け水を取り出してグラスに継ぎ、一杯を飲んだ。
フーっ
息を吐いた。
今日、自分は何故あんなに怒ってしまったのだろうか。
五条がふざけたことをしたり、煽るようなことを言ったりするのは今に始まったことではない。それでも家で二人きりのときは、そのふざけにも煽りにも多少甘いものが混じって、七海はため息をつきながらも何だかんだと相手をするし、結局は笑ったりもするのだが。
他に人がいるとき、たとえば高専では、しばしば五条のそれはタガを外す。あれはどういう心理なのだろうか。
1858それからリビングに続いているキッチンへ行き、冷蔵庫を開け水を取り出してグラスに継ぎ、一杯を飲んだ。
フーっ
息を吐いた。
今日、自分は何故あんなに怒ってしまったのだろうか。
五条がふざけたことをしたり、煽るようなことを言ったりするのは今に始まったことではない。それでも家で二人きりのときは、そのふざけにも煽りにも多少甘いものが混じって、七海はため息をつきながらも何だかんだと相手をするし、結局は笑ったりもするのだが。
他に人がいるとき、たとえば高専では、しばしば五条のそれはタガを外す。あれはどういう心理なのだろうか。
ぐ@pn5xc
DONE雷を眺める七と五。2024.8.7雷とダンス 大気は不安定で、夕方からの雷雨に注意。
天気予報の言ったとおり、先程から激しい雨がガラス窓を打ちつけている。五条は窓にへばりついて、暗い空を見上げていた。
「あ、光った」
空が一瞬明るくなり、続けてガラガラと鈍い音がする。
「稲妻が見えたよ」
五条が言う。
「綺麗だね」
「あなた、雷好きですよね」
ソファに座ったまま七海は言った。振り返った五条の目は暗い空の下でもきらきらと輝き、口元は楽しそうに弧を描いていた。
「うん。何かワクワクする」
稲妻が見たくてつい見ちゃうんだよねえ、言いかけた側から空はピカリと光り、
「あ。くそ、見逃した」
五条は悔しそうにまた窓の方を向く。
「…無下限って、雷に対してはどうなんです?」
1764天気予報の言ったとおり、先程から激しい雨がガラス窓を打ちつけている。五条は窓にへばりついて、暗い空を見上げていた。
「あ、光った」
空が一瞬明るくなり、続けてガラガラと鈍い音がする。
「稲妻が見えたよ」
五条が言う。
「綺麗だね」
「あなた、雷好きですよね」
ソファに座ったまま七海は言った。振り返った五条の目は暗い空の下でもきらきらと輝き、口元は楽しそうに弧を描いていた。
「うん。何かワクワクする」
稲妻が見たくてつい見ちゃうんだよねえ、言いかけた側から空はピカリと光り、
「あ。くそ、見逃した」
五条は悔しそうにまた窓の方を向く。
「…無下限って、雷に対してはどうなんです?」
ぐ@pn5xc
DONEピロートークの仲良し七五。高専の頃は付き合ってない七五です。R15くらいです。2024.7.4 #ななご3days2024お前を感じるもの「お前、お尻大きいよね」
先程まで甘やかな声を出していた恋人は、今は仰向けに寝転がり、んふふ…と笑う。
「僕、お前の大きいお尻、好き」
「お前のこのむちっとしてドカッとした尻がさぁ~、こう、ガンガンくるのが、あ~いいなって」
むちっとしてドカッとしてガンガン…
言いたいことはわかる気はするが、もう少し別の言い方はないのか、というより、そんなことを思っている余裕がありましたか? と、七海は思ったが口には出さなかった。
「幅がいいんだよね~」
五条はまだ喋っている。両手を伸ばし空を掴むようにして、たぶんそれが七海の腰の大きさなのだろう。
「あ~、ななみだなあ〜って気がする…」
「尻がですか」
「そう。尻がななみ」
1799先程まで甘やかな声を出していた恋人は、今は仰向けに寝転がり、んふふ…と笑う。
「僕、お前の大きいお尻、好き」
「お前のこのむちっとしてドカッとした尻がさぁ~、こう、ガンガンくるのが、あ~いいなって」
むちっとしてドカッとしてガンガン…
言いたいことはわかる気はするが、もう少し別の言い方はないのか、というより、そんなことを思っている余裕がありましたか? と、七海は思ったが口には出さなかった。
「幅がいいんだよね~」
五条はまだ喋っている。両手を伸ばし空を掴むようにして、たぶんそれが七海の腰の大きさなのだろう。
「あ~、ななみだなあ〜って気がする…」
「尻がですか」
「そう。尻がななみ」
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DONEななめ5度から恋してる、開催おめでとうございます!新作展示の一目惚れ七→五です。既刊「モラトリアムで手を繋ぐ」の前日譚ですが、単体でも読めます。
パスワードはイベントページでご確認ください。 6287
ぐ@pn5xc
DONE腹ぺこ七海とさとる☺️2024.6.6
いちごホイップ 七海建人は腹を空かせていた。
昼食を軽くしたのが良くなかったかもしれない。だが本来はもう少し早い時間に帰れるはずだったのだ。任務自体はそう複雑なものではなかったが、終わってから町の実力者だという者から是非にもと挨拶を受けた。それが終わって乗り込んだ車は渋滞に巻き込まれた。途中どこかで食事をと思わないでもなかったが、新人の補助監督を患わせるのもと、とりあえず高専に戻ることにしたのだ。
執務室へと向かう途中で補助監督の部屋の前を通った。定時を過ぎているというのに何故かわいわいと華やいだ空気がして、女性たちの嬌声が聞こえる。
「あ。七海さん。お疲れさまっス」
ピョコリと新田が顔を出して、挨拶をした。
1979昼食を軽くしたのが良くなかったかもしれない。だが本来はもう少し早い時間に帰れるはずだったのだ。任務自体はそう複雑なものではなかったが、終わってから町の実力者だという者から是非にもと挨拶を受けた。それが終わって乗り込んだ車は渋滞に巻き込まれた。途中どこかで食事をと思わないでもなかったが、新人の補助監督を患わせるのもと、とりあえず高専に戻ることにしたのだ。
執務室へと向かう途中で補助監督の部屋の前を通った。定時を過ぎているというのに何故かわいわいと華やいだ空気がして、女性たちの嬌声が聞こえる。
「あ。七海さん。お疲れさまっス」
ピョコリと新田が顔を出して、挨拶をした。
kona
MOURNING初めてセッしてから五に逃げられてブチぎれる七の話余裕がありそうに見えて七だって必死なんですよという話にしたかった
【七五】 運転席から出てきた補助監督に軽く頭を下げて、車の後部座席に乗り込んだ。
シートに腰を落ち着ければ、すぐに車は滑らかに発進する。と、同時に背広のポケットからスマートフォンを取り出した。そのままトークアプリの画面を呼びだす。
自分が数日前に送信したメッセージが画面の最後に現れたのを確認する。「既読」が付かないままのそれは任務の前に見たときから何も変わっていない。
しばらく逡巡した後、文字を打とうとしていた指を止めた。
ハアとため息をつく。思いの外車内に大きく響いたそれに、運転席の補助監督がびくりと肩を揺らした。
けれども、当の七海はそんなことにも気が付かないほどに焦っていた。
五条と連絡が取れなくなって数か月。
1693シートに腰を落ち着ければ、すぐに車は滑らかに発進する。と、同時に背広のポケットからスマートフォンを取り出した。そのままトークアプリの画面を呼びだす。
自分が数日前に送信したメッセージが画面の最後に現れたのを確認する。「既読」が付かないままのそれは任務の前に見たときから何も変わっていない。
しばらく逡巡した後、文字を打とうとしていた指を止めた。
ハアとため息をつく。思いの外車内に大きく響いたそれに、運転席の補助監督がびくりと肩を揺らした。
けれども、当の七海はそんなことにも気が付かないほどに焦っていた。
五条と連絡が取れなくなって数か月。
Teaholic
DOODLE勘違いモブが出てきます。ひとりワンライしたSSです。
56の日のななご俺は都内のドラッグストアで働くアラサー。
独身だし、男だから閉店まで働いている。
ここ一ヶ月ほど閉店間際にとてつもないイケメンが来店する。それも、毎回、4個入りの極薄のコンドームとダッツを購入していく。
コンドームは毎回2箱。それを週に1回、多いときは3回ほど来店して毎回同じ買い物をしていく。どんな職業だろうか。客のプライバシーに興味はないが、ここまで目立つ人物だから気になってしまった。
そして、先日、人手が足りなくて在庫補充ができていなかったため、レジを気にしながらもテキパキと棚のチェックをしていたら、例のイケメンが避妊具の棚の前で腰をかがめてのぞき込んでいた。イケメンが俺に気づき、
「ねー。おにーさん。ここに置いてあったゴム、品切れ?ないんだけど」
1537独身だし、男だから閉店まで働いている。
ここ一ヶ月ほど閉店間際にとてつもないイケメンが来店する。それも、毎回、4個入りの極薄のコンドームとダッツを購入していく。
コンドームは毎回2箱。それを週に1回、多いときは3回ほど来店して毎回同じ買い物をしていく。どんな職業だろうか。客のプライバシーに興味はないが、ここまで目立つ人物だから気になってしまった。
そして、先日、人手が足りなくて在庫補充ができていなかったため、レジを気にしながらもテキパキと棚のチェックをしていたら、例のイケメンが避妊具の棚の前で腰をかがめてのぞき込んでいた。イケメンが俺に気づき、
「ねー。おにーさん。ここに置いてあったゴム、品切れ?ないんだけど」
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DONE高専の頃は付き合ってない七五。休日、虎杖と伏黒は二人を見かけます。2024.5.5休日王子さま「あれ、五条先生じゃね?」
休日、伏黒とショッピングに出ていた虎杖悠二は声を上げた。
いつもの黒い服は着ていないものの、雑踏の中、まさに頭一つぶん飛び出た白い髪は紛れもなく担任の五条だ。やっぱ目立つなあ~と思いながら視線を動かすと横に金色の髪を見つけた。
「ナナミーン! 五条先生!」
「あ、おい!」
止める間もなく駆け出す友人を、伏黒恵は小さく舌打ちしてからゆっくり後を追った。
「悠二~、恵も」
明るい表情で振り向いた担任は、いつもの目隠しはしていない。薄い色のサングラスを掛け、体に沿う緩いボトムの上に白いシャツを着ている。何でもないシャツだけど何か感じいいから…きっと高いシャツなんだろうなと虎杖は思った。同級生の釘崎と違って彼はブランドなどには疎い。
1805休日、伏黒とショッピングに出ていた虎杖悠二は声を上げた。
いつもの黒い服は着ていないものの、雑踏の中、まさに頭一つぶん飛び出た白い髪は紛れもなく担任の五条だ。やっぱ目立つなあ~と思いながら視線を動かすと横に金色の髪を見つけた。
「ナナミーン! 五条先生!」
「あ、おい!」
止める間もなく駆け出す友人を、伏黒恵は小さく舌打ちしてからゆっくり後を追った。
「悠二~、恵も」
明るい表情で振り向いた担任は、いつもの目隠しはしていない。薄い色のサングラスを掛け、体に沿う緩いボトムの上に白いシャツを着ている。何でもないシャツだけど何か感じいいから…きっと高いシャツなんだろうなと虎杖は思った。同級生の釘崎と違って彼はブランドなどには疎い。
aso_aki
DONE5/3スパコミ新刊「異世界転生したら塩対応の彼氏が溺愛モードで解釈違いなんだけど?」おまけペーパーです。新刊のネタバレを含みますので、読後にどうぞ。新刊は🐯に委託しておりますhttps://ecs.toranoana.jp/joshi/ec/item/040031148315 9
ぐ@pn5xc
DONEおバカさん七五です☺️エイプリルフール、さとるは七海にどんな嘘をつくのでしょうか 2024.4.6
エイプリルフールにつく嘘「僕、やんないからね」
ソファに座って静かにしていた五条がおもむろにそう言うので、朝食を食べ終わって皿を片付けて午後からの買い出しのためにパントリーを検分していた七海は「は?」と振り向いた。
「僕、やらない。絶対しないから」
心待ち唇を突き出し、悲しそうな面持ちで、もう一度五条は言う。七海は首を傾げ、恋人に近づいた。
「五条さん?」
五条はハッとした様子で七海を見上げ、はは、と笑おうとしたが上手くいかず
「うわ~ん、ななみぃ…」
情けない声を出すので七海は横に座り、白い頭を抱えてやった。
「…今日、エイプリルフールじゃん」
少し落ち着いた後、五条は俯いて話し出した。
「どんな嘘つこうかなって思って」
はぁ。言いたいことは喉元まで出てきたが、七海は頷くに留め先を促した。
1849ソファに座って静かにしていた五条がおもむろにそう言うので、朝食を食べ終わって皿を片付けて午後からの買い出しのためにパントリーを検分していた七海は「は?」と振り向いた。
「僕、やらない。絶対しないから」
心待ち唇を突き出し、悲しそうな面持ちで、もう一度五条は言う。七海は首を傾げ、恋人に近づいた。
「五条さん?」
五条はハッとした様子で七海を見上げ、はは、と笑おうとしたが上手くいかず
「うわ~ん、ななみぃ…」
情けない声を出すので七海は横に座り、白い頭を抱えてやった。
「…今日、エイプリルフールじゃん」
少し落ち着いた後、五条は俯いて話し出した。
「どんな嘘つこうかなって思って」
はぁ。言いたいことは喉元まで出てきたが、七海は頷くに留め先を促した。
ぐ@pn5xc
DONE🌸はまだ咲いていません。七海が負傷します。2024.3.4もうすぐ桜が ななみ
声が聞こえて、私は目を開けようとした。ここはどこだ。物事の前後がよくわからない。
ななみ、もうすぐ春になるよ
春になったらさ、桜を見に行こうよ
そうだ、もうすぐ春だ。桜が咲いたら今年もこの人と桜を見に行こう。
お弁当持って、飲み物も持って、
お前、パンの方がいい?
僕がサンドイッチを作ろうか
ワインを持っていく? 日本酒の方がいい?
あなたとなら何でも。でもそうですね、あなたが作ってくれるなら、あの京風のだし巻き玉子が食べたいです。
ななみ、最初のさ、桜の季節に、
高専の、お前が入学してきたときに
いちめんの桜の中にお前の金髪が
きらきらして眩しくてさ
僕、そのときからもうお前のこと好きだったのかもしれない
1339声が聞こえて、私は目を開けようとした。ここはどこだ。物事の前後がよくわからない。
ななみ、もうすぐ春になるよ
春になったらさ、桜を見に行こうよ
そうだ、もうすぐ春だ。桜が咲いたら今年もこの人と桜を見に行こう。
お弁当持って、飲み物も持って、
お前、パンの方がいい?
僕がサンドイッチを作ろうか
ワインを持っていく? 日本酒の方がいい?
あなたとなら何でも。でもそうですね、あなたが作ってくれるなら、あの京風のだし巻き玉子が食べたいです。
ななみ、最初のさ、桜の季節に、
高専の、お前が入学してきたときに
いちめんの桜の中にお前の金髪が
きらきらして眩しくてさ
僕、そのときからもうお前のこと好きだったのかもしれない
ぐ@pn5xc
DONE🐱🐱🐱の猫の日に書きました☺️2024.2.22
猫の日「にゃ~ん」
ソファに座っていたら後ろから長い腕が伸びてきて胸の前で交差する。顔が近づきひと声鳴かれたあと、耳元で囁かれた。
「今日、猫の日なんだって」
七海はカレンダーを見た。二月二十二日。なるほど。
「なるほど」
素っ気ないなぁ! 五条は言って、お前、猫、好きだろ?
「だから猫ちゃんプレイでもいかがかなぁ~と思ってぇ~」
七海は振り向いた。が、予想に反して五条はいつもの格好だった。
「あ。今、なんか期待したでしょ?」
「してませんが」
しかし、イベント好きの五条のことだ。そう言うからには何か小物でも身につけているのかと思ったのだ。そんな七海の視線に五条は少しきまり悪そうに唇を尖らせ、仕方ないだろと言った。
1155ソファに座っていたら後ろから長い腕が伸びてきて胸の前で交差する。顔が近づきひと声鳴かれたあと、耳元で囁かれた。
「今日、猫の日なんだって」
七海はカレンダーを見た。二月二十二日。なるほど。
「なるほど」
素っ気ないなぁ! 五条は言って、お前、猫、好きだろ?
「だから猫ちゃんプレイでもいかがかなぁ~と思ってぇ~」
七海は振り向いた。が、予想に反して五条はいつもの格好だった。
「あ。今、なんか期待したでしょ?」
「してませんが」
しかし、イベント好きの五条のことだ。そう言うからには何か小物でも身につけているのかと思ったのだ。そんな七海の視線に五条は少しきまり悪そうに唇を尖らせ、仕方ないだろと言った。
marimo_zasshoku
MAIKING七五←呪詛師七ちょっとえちちなので注意。
呪詛ミンにおさわりされる五。
七は最後にちょっとしか出ません。
こういうのが、めちゃくちゃ、大好きです!!!!!!
自分にとってめちゃくちゃ短期間(四時間)で
仕上がりました。
いや実はまだ途中なのですが
とりあえず出来たところまで載せます。
また修正して、いつか完成させます。 1815
ぐ@pn5xc
DONE七も五も忙しい。任務から帰ってきたさとるはハーゲンダッツのアイスを食べようとしますが… 2024.1.6食いしん坊万歳 ハーゲンダッツのアイスがない。家に帰って冷凍庫を開けてその事実に気がつき僕は呆然とした。
といっても食べたのは僕だ。正確にいうなら昨日の僕だ。最後の一つを手に取るとき、これでおしまいねと僕はちゃんと認識したから。なぜ手を伸ばしちゃったんだろう。その前に既に二つ食べたというのに。別にどうしても食べなくてもよかった。でも、マカデミアナッツとクッキー&クリームを食べて、少し趣向を変えてストロベリーも食べたくなったのだ。どう趣向が変わっているんですか、と七海なら言うだろう。いや、違うじゃん。クリームっぽいものからフルーティーなものじゃん。ともかく、そうやって僕は最後の一つを食べた。明日買って帰ればいいよねと思いながら。忘れていた。
1827といっても食べたのは僕だ。正確にいうなら昨日の僕だ。最後の一つを手に取るとき、これでおしまいねと僕はちゃんと認識したから。なぜ手を伸ばしちゃったんだろう。その前に既に二つ食べたというのに。別にどうしても食べなくてもよかった。でも、マカデミアナッツとクッキー&クリームを食べて、少し趣向を変えてストロベリーも食べたくなったのだ。どう趣向が変わっているんですか、と七海なら言うだろう。いや、違うじゃん。クリームっぽいものからフルーティーなものじゃん。ともかく、そうやって僕は最後の一つを食べた。明日買って帰ればいいよねと思いながら。忘れていた。
wsst_nvl
PAST12/17「オトナなご両人」で頒布した無配です。七と五が筋トレの話をしてるだけ。七+五、カプ要素はありませんが見出していただいても構いません。
パスワードはwebオンリー「75afterpartyⅢ」にて公開。 4015
ぐ@pn5xc
DONE冬の寒い朝、七と五がうちゃうちゃしてます☺️2023.12.5ぬくぬく「冬のいいところはさぁ」
くぐもった声で五条が言う。
「ぬくぬくって感覚があることだと思うんだよねぇ…」
夏の暑いときに冷房の効いた部屋の中に入ると、ひゃ~涼しい~気持ちいい~って思うだろ。あれもいいんだけど…
「やっぱぬくぬくだよね~多幸感が違う…」
は~ぬくぬく、は~気持ちいい…
五条がくるまっているのは先日七海が買ってきた毛布だ。裏ボアでシープ調と書いてあった。五条はこれをいたく気に入って、セックスするときも汚さないようにしようね、などと言った。
「だって洗濯してる間、これがないなんて考えらんない」
は~ふわふわ、は~ぬくぬく~…
「五条さん」
いつまでもベッドから出てこない恋人についに七海は声をかけた。
1250くぐもった声で五条が言う。
「ぬくぬくって感覚があることだと思うんだよねぇ…」
夏の暑いときに冷房の効いた部屋の中に入ると、ひゃ~涼しい~気持ちいい~って思うだろ。あれもいいんだけど…
「やっぱぬくぬくだよね~多幸感が違う…」
は~ぬくぬく、は~気持ちいい…
五条がくるまっているのは先日七海が買ってきた毛布だ。裏ボアでシープ調と書いてあった。五条はこれをいたく気に入って、セックスするときも汚さないようにしようね、などと言った。
「だって洗濯してる間、これがないなんて考えらんない」
は~ふわふわ、は~ぬくぬく~…
「五条さん」
いつまでもベッドから出てこない恋人についに七海は声をかけた。
ぐ@pn5xc
DONEお題「あなたは◯RTされたら『よし、お前を補充した。俺はまだ頑張れる』の台詞を使ってななごを書きましょう」から。2023.11.14 #shindanmaker補充 僕は今、朝から一つ任務を終えて高専内自動販売機前のベンチに座っている。これからまた別の任務なんだよね~。空はこんなに青いのにさぁ~。生徒たちとグラウンドで体術するのにもってこいの天気なのに。ちゃちゃっと終わらせてと言いたいところだけど、場所がちょっと遠いから戻るのは夜になるかもしれない。は~あれが欲しい。青いロボットの出すどこでもドア? あれがあったらドア開けてシュッて祓ってバンてドア閉めて、次どこ? バンて開けてシュって祓って…むなしい。伊地知早く来ないかなあ。来たらデコピンだよね、僕を待たせるなんて。手にした缶のいちごみるくをグビリと飲んだ。美味しい。もうひとつ買っとこうかな、車中用に…と思ったところで僕の目はある人物に吸い寄せられた。
1730exc_1219(えー)
PASTジュソ堕ち3で一日だけ限定公開した「地の底から(前編+もう少し)」です。二人の再会+七海が呪詛師となった経緯、五条のとんでも提案まで。地の底から:ある日七海建人は高専に戻らず、先輩の五条悟によって死亡認定される。夏油傑の百鬼夜行後、七海の残穢が術師殺害現場で発見され、それを知った五条は──呪詛師に堕ちた七海建人と、呪術師五条悟の救済の物語。
パスワード削除しました! 57826
ぐ@pn5xc
DONE高専内でのハロウィンパーティ。七海と五条がひと悶着。さて、どうなるでしょう🎃(付き合ってる七五です)2023.10月 75ハピハロウィンHappy Halloween「ハッピーハロウィ――ン!」
高専内、五条悟の執務室を開けた七海建人はしばし固まった。そのまま踵を返したい気持ちになったがかろうじて堪え、パタリと後ろ手にドアを閉めた。
「何て格好をしてるんです」
目の前には五条が、超のつくミニスカートを履いた五条悟が、艶然と?立っていた。
一〇月三十一日、ここ呪術高専東京校では夕食の時間にハロウィンパーティをすることになっていた。といっても、会場である食堂を多少飾り付け、ハロウィンに因んだ料理やスイーツが並ぶというささやかな催しであったのだが。
「せっかくだから仮装しようよ」
五条が言い出し、食堂が開くまでの時間、生徒たちは大人たちの元を回ることになった。
「ちゃんとトリック オア トリーツって言ってね。お菓子くれなきゃ悪戯していいから。伊地知のメガネ取っちゃったり、七海のサングラス取っちゃったり、学長のグラサンも取っちゃっていいから」
2660高専内、五条悟の執務室を開けた七海建人はしばし固まった。そのまま踵を返したい気持ちになったがかろうじて堪え、パタリと後ろ手にドアを閉めた。
「何て格好をしてるんです」
目の前には五条が、超のつくミニスカートを履いた五条悟が、艶然と?立っていた。
一〇月三十一日、ここ呪術高専東京校では夕食の時間にハロウィンパーティをすることになっていた。といっても、会場である食堂を多少飾り付け、ハロウィンに因んだ料理やスイーツが並ぶというささやかな催しであったのだが。
「せっかくだから仮装しようよ」
五条が言い出し、食堂が開くまでの時間、生徒たちは大人たちの元を回ることになった。
「ちゃんとトリック オア トリーツって言ってね。お菓子くれなきゃ悪戯していいから。伊地知のメガネ取っちゃったり、七海のサングラス取っちゃったり、学長のグラサンも取っちゃっていいから」
0_46mk
DOODLE呪☆廻☆七🥖建🥩×五🍰悟
七五プチオンリー継続開催よろしくお願いいたします!!!!🥳✨✨✨✨
#ひらいて赤ブー
#オトナなご両人
致しかけたところで子供たちに呼び出されてしまうさとる先生とかれぴ♡
ぐ@pn5xc
DONE本誌の夏休み絵日記ネタから。1年ズと🍧を食べに行った五条先生でしたが… 2023.09.07夏の終わりのかき氷 七海はその話を虎杖悠二から聞いたのだった。
「この間、五条先生がかき氷食べたいって言うから、伏黒と釘崎と俺でお店に連れてったんだよね」
けど頼んだのがテーブルに来てから、これじゃない、もっとこうシロップが違うのに味が同じやつがいいって、駄々こねるから釘崎がオッサン面倒くさいわねって。
口を尖らせた五条の顔が、目はいつものとおり隠されていたものの、何となく悲しそうで、虎杖は気になったのだった。
「まあ、でも、全部食べてたけどね、五条先生。食べるんなら文句言うなって伏黒が言ってさ」
様子を思い出したのか虎杖は楽しそうに笑った。
「そうですか」
「これこれ。このかき氷」
虎杖は携帯を取り出して、釘崎お薦めのかき氷の写真を見せてくる。
1882「この間、五条先生がかき氷食べたいって言うから、伏黒と釘崎と俺でお店に連れてったんだよね」
けど頼んだのがテーブルに来てから、これじゃない、もっとこうシロップが違うのに味が同じやつがいいって、駄々こねるから釘崎がオッサン面倒くさいわねって。
口を尖らせた五条の顔が、目はいつものとおり隠されていたものの、何となく悲しそうで、虎杖は気になったのだった。
「まあ、でも、全部食べてたけどね、五条先生。食べるんなら文句言うなって伏黒が言ってさ」
様子を思い出したのか虎杖は楽しそうに笑った。
「そうですか」
「これこれ。このかき氷」
虎杖は携帯を取り出して、釘崎お薦めのかき氷の写真を見せてくる。
とこのべ
MAIKING75afterparty II展示SSイチャイチャさせたかった七五。途中まで。
匂い(仮題) 玄関が開かれる気配を察知したのは丁度シャワーを浴びている最中だった。
「え?七海?」
水音の向こうに聞こえた物音と捉えた呪力にシャワーを止める。からり、と風呂場の戸を開けて廊下の向こうに声をかけた。
「なーなーみー?」
廊下を進んでいた足音が止まる。そうして開けられたドアの向こうから疲労を滲ませた七海が顔を見せた。
「おかえり。早かったじゃん」
「ただいま帰りました。急な変更があって今日は早々に上がれました」
五条の姿を認めて七海の表情がふっと緩む。それを愛しく思いながら五条はにんまりと笑って濡れた手先を揺らした。
「オマエもさっさと汗流したいだろ。一緒に入ろうぜ」
久々に会えた恋人。しかも明日七海は休みで自分は夕方に高専に行けばいいのでゆっくりできる。となればすぐにでもいちゃつきたいに限る。そう思っておいでおいでと手招いたのに、七海はビタッと動きを止めて五条の元には来てくれない。
3225「え?七海?」
水音の向こうに聞こえた物音と捉えた呪力にシャワーを止める。からり、と風呂場の戸を開けて廊下の向こうに声をかけた。
「なーなーみー?」
廊下を進んでいた足音が止まる。そうして開けられたドアの向こうから疲労を滲ませた七海が顔を見せた。
「おかえり。早かったじゃん」
「ただいま帰りました。急な変更があって今日は早々に上がれました」
五条の姿を認めて七海の表情がふっと緩む。それを愛しく思いながら五条はにんまりと笑って濡れた手先を揺らした。
「オマエもさっさと汗流したいだろ。一緒に入ろうぜ」
久々に会えた恋人。しかも明日七海は休みで自分は夕方に高専に行けばいいのでゆっくりできる。となればすぐにでもいちゃつきたいに限る。そう思っておいでおいでと手招いたのに、七海はビタッと動きを止めて五条の元には来てくれない。
yuuki_1132
PROGRESS⭐️18歳以上(高卒相当)の方のみ。18 years of age or older (equivalent to a high school graduate)⭐️yes/no
七誕の話(2年目)の続き。
前回→https://poipiku.com/472572/9013476.html
下描き+トーン。
1頁追加。 7
sasami_note
MOURNING何かが始まりそうな七五。七五の日ギリギリ間に合った…
※呪高七五
※5が7のことちょっとだけ気になってて、7は5にまだちょっとだけ距離を感じてる
七月某日、都内某所。
辺りには屋台、川沿いには多くの人がレジャーシートを敷き、今か今かとその時を待っていた。その雑踏から少し離れた神社の階段で、七海と五条は段違いで座っていた。
七海の斜め上に座っている五条は、目の前の雑踏をよそに夏油宛であろうメールを携帯電話で打ち込んでいた。
──花火大会会場範囲内に発生した低級呪霊を祓除。それが今回の任務内容だった。
出向いたのは夏油、五条、七海、灰原の4人で、四手に別れて個々で対応を進めることとしていた。
ただ、いつもこなしている任務よりも簡単なものらしく、昨年同任務を経験した夏油と五条はまるで休日の予定を決めるような雰囲気だった。
「何食うかは当日決めるとして…浴衣どうする?傑」
4959辺りには屋台、川沿いには多くの人がレジャーシートを敷き、今か今かとその時を待っていた。その雑踏から少し離れた神社の階段で、七海と五条は段違いで座っていた。
七海の斜め上に座っている五条は、目の前の雑踏をよそに夏油宛であろうメールを携帯電話で打ち込んでいた。
──花火大会会場範囲内に発生した低級呪霊を祓除。それが今回の任務内容だった。
出向いたのは夏油、五条、七海、灰原の4人で、四手に別れて個々で対応を進めることとしていた。
ただ、いつもこなしている任務よりも簡単なものらしく、昨年同任務を経験した夏油と五条はまるで休日の予定を決めるような雰囲気だった。
「何食うかは当日決めるとして…浴衣どうする?傑」
yuuki_1132
PROGRESS2023.7.5七誕の話(2年目)https://poipiku.com/472572/8010937.html
の続き。1枚目は重複させています。
間に合いませんでしたので下描きです。
★15歳以上の方のみ、yesを入れてご覧ください。 5
ぐ@pn5xc
DONE高専、まだ何も始まってない無自覚七と五です。ななご3days2023 にUPパンの話 きっかけは灰原だった。
任務を終えた五条悟は、夕飯を求めて高専の食堂に入った。そこで一年後輩の灰原雄がおにぎりを作っていたのだった。
「あ、五条さん、お疲れさまです!」
「…何やってんの」
「おにぎりを作ってます!」
「や、それはわかるけどさ」
灰原の作るおにぎりは、ソフトボールくらいの大きさで、海苔などは一切巻かれていない。それをいくつも…今あるだけで十個はあるだろうか…握っていた。
「何? 定食食わねえの?」
食堂が閉まる時間まではまだ間があった。灰原は一瞬きょとんとした顔をしたが、ああ、と頷いた。
「僕はもう食べました! これ、七海のです」
七海、今日、帰りが遅くなるみたいで、食堂閉まっちゃうからこうしておにぎりを握ってるんです。ニコニコしながら灰原は言う。
4658任務を終えた五条悟は、夕飯を求めて高専の食堂に入った。そこで一年後輩の灰原雄がおにぎりを作っていたのだった。
「あ、五条さん、お疲れさまです!」
「…何やってんの」
「おにぎりを作ってます!」
「や、それはわかるけどさ」
灰原の作るおにぎりは、ソフトボールくらいの大きさで、海苔などは一切巻かれていない。それをいくつも…今あるだけで十個はあるだろうか…握っていた。
「何? 定食食わねえの?」
食堂が閉まる時間まではまだ間があった。灰原は一瞬きょとんとした顔をしたが、ああ、と頷いた。
「僕はもう食べました! これ、七海のです」
七海、今日、帰りが遅くなるみたいで、食堂閉まっちゃうからこうしておにぎりを握ってるんです。ニコニコしながら灰原は言う。
ぐ@pn5xc
DONE昼の月🌕2023.七誕に書きました。
昼の月 梅雨はまだ終わらない。夢を見た。
夢の中で七海は高専にいた。前方に一学年上の先輩たちがいて、わいわいと何か賑やかそうにしていた。うちの一人、茶色い髪の小柄な女性が振り向く。家入さんだ。七海、と彼女は言った。「灰原、帰ってきたぞ」
「本当ですか」七海は言った。嬉しかった。胸の中がパァと明るくなって「灰原」目が覚めた。
七海は自宅のベッドの上で目を開いた。夢だ。そう思った。心臓は別にドキドキもしていない。呼吸も。全てが穏やかな中で、ただ、夢の中のあの強烈な嬉しさだけが七海の胸に残っていた。は、と息をつくと次の瞬間、強い、悲しみに襲われた。
夢の中の自分は子どもだったのだろうか。あの真っ直ぐな明るい喜びの感情は。こんなにも嬉しいのかと思った。灰原が帰ってきたとしたら。喜びの反動で息が詰まる。帰ってきたと思った、帰ってきたと思った、悲しみに囚われて今、息が出来ない。
1983夢の中で七海は高専にいた。前方に一学年上の先輩たちがいて、わいわいと何か賑やかそうにしていた。うちの一人、茶色い髪の小柄な女性が振り向く。家入さんだ。七海、と彼女は言った。「灰原、帰ってきたぞ」
「本当ですか」七海は言った。嬉しかった。胸の中がパァと明るくなって「灰原」目が覚めた。
七海は自宅のベッドの上で目を開いた。夢だ。そう思った。心臓は別にドキドキもしていない。呼吸も。全てが穏やかな中で、ただ、夢の中のあの強烈な嬉しさだけが七海の胸に残っていた。は、と息をつくと次の瞬間、強い、悲しみに襲われた。
夢の中の自分は子どもだったのだろうか。あの真っ直ぐな明るい喜びの感情は。こんなにも嬉しいのかと思った。灰原が帰ってきたとしたら。喜びの反動で息が詰まる。帰ってきたと思った、帰ってきたと思った、悲しみに囚われて今、息が出来ない。
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REHABILIななたん2023です!喋ってる?の⑤だけです!短いです!ハッピー七五!ななたん2023 昼間の太陽に熱せられたビル群が熱を放出して気温がさがりきらない真夜中。生ぬるい空気の中を泳いで、僕はふわりととあるマンションの玄関先に降り立った。ズボンのポケットを手で探ると、硬い感触に当たる。鍵だ。それを握ってポケットから出して、目の前のドアに挿し込む。なるべくゆっくりシリンダーを回す。きっとこの部屋の住人はもうベッドの中で夢をみているはずだ。僕が来ることは伝えていないし、特に期待もしていなかったはずだ。たぶん。だからこれはサプライズ、というか、僕が逢いたくて、任務から直接飛んできた。それだけ。
僅かな音だけで玄関に入ると、僕にとって安心する香りがした。この香りがすると、帰ってきた感じがする。玄関にはプレーントゥの革靴が揃えておかれている。しっかり手入れもされて、今回の任務は無事に終わったらしい。僕もそのとなりに靴を揃えて脱いだ。黒いサイドゴアブーツと茶色のプレーントゥの革靴が並んでいるのは、ちょっと嬉しい。オマエも帰って来たんだね。
1000僅かな音だけで玄関に入ると、僕にとって安心する香りがした。この香りがすると、帰ってきた感じがする。玄関にはプレーントゥの革靴が揃えておかれている。しっかり手入れもされて、今回の任務は無事に終わったらしい。僕もそのとなりに靴を揃えて脱いだ。黒いサイドゴアブーツと茶色のプレーントゥの革靴が並んでいるのは、ちょっと嬉しい。オマエも帰って来たんだね。
ぐ@pn5xc
DONE🌙三日月と金髪描写はないけど致してるのでR15くらい。
Twitterで2023.6.1
三日月と金髪「月、出てるかな」
夕食をとった後、思い出したようにそう言って五条はベランダに面した掃き出し窓のカーテンを開いた。
「あ、出てる、出てる」
言った後、あれ? 五条は動きを止めた。
「どうしました?」
声をかけると、
う~ん…
「昨日さ、三日月と金星が並んでて、綺麗だったんだよ」
七海は立ち上がって恋人の横に並んだ。見上げた空には月が、そしてわりあい離れた位置に金星を、確認することができた。
「…並んではいませんね」
「昨日は並んでたのになぁ。本当にこう…寄り添うみたいにすぐ横に」
「時間によるのかもしれませんね」
「確かに。もうちょい遅い時間だったかも。昨日」
部屋の時計をちらりと見て、五条は言った。
七海、キスしようぜ、五条が言う。
1615夕食をとった後、思い出したようにそう言って五条はベランダに面した掃き出し窓のカーテンを開いた。
「あ、出てる、出てる」
言った後、あれ? 五条は動きを止めた。
「どうしました?」
声をかけると、
う~ん…
「昨日さ、三日月と金星が並んでて、綺麗だったんだよ」
七海は立ち上がって恋人の横に並んだ。見上げた空には月が、そしてわりあい離れた位置に金星を、確認することができた。
「…並んではいませんね」
「昨日は並んでたのになぁ。本当にこう…寄り添うみたいにすぐ横に」
「時間によるのかもしれませんね」
「確かに。もうちょい遅い時間だったかも。昨日」
部屋の時計をちらりと見て、五条は言った。
七海、キスしようぜ、五条が言う。
exc_1219(えー)
DONEジュソ堕ちイベの展示品、呪詛師七海の七五本のその後、大体半年くらい。色々とネタバレしてますが幸せなふたりが大好きな人間に出来ることは知れてますので!本編読了後に読んでいただくことも出来ますし、呪詛師七海の見本としてもどうぞ。本編の地獄はほんのりと匂う程度です。【改訂/2023/06/04 20:50】お品書きや他はpixivにあげました。 6041
ぐ@pn5xc
DONE春の雨Twitterで2023.4.7
春の雨「せっかくの久しぶりの二人揃っての休日なのにさぁ~…」
五条はレースのカーテンを開いてまだ窓の外を見ている。雨は激しくはない。だが今日一日はやまないだろうと天気予報の言ったとおり、空は一片の隙間もなくそう濃くはないグレーで覆われていた。
「桜散らしの雨になると言っていましたね」
七海は食後のコーヒーを淹れながら、恋人の後ろ姿を見ていた。
「一緒にお花見に行きたかったよ」
桜は高専の敷地内でも見た。言ってみれば任務先でも。しかし五条の言ってるのはそういうことではないだろう。
「そうですね」
「でも私は休日の雨も嫌いではないですよ」
五条がゆっくりとこちらを向く。口はへの字に曲がっていて、遠足が延期になった子供みたいだと七海は胸の内で密かに笑った。
886五条はレースのカーテンを開いてまだ窓の外を見ている。雨は激しくはない。だが今日一日はやまないだろうと天気予報の言ったとおり、空は一片の隙間もなくそう濃くはないグレーで覆われていた。
「桜散らしの雨になると言っていましたね」
七海は食後のコーヒーを淹れながら、恋人の後ろ姿を見ていた。
「一緒にお花見に行きたかったよ」
桜は高専の敷地内でも見た。言ってみれば任務先でも。しかし五条の言ってるのはそういうことではないだろう。
「そうですね」
「でも私は休日の雨も嫌いではないですよ」
五条がゆっくりとこちらを向く。口はへの字に曲がっていて、遠足が延期になった子供みたいだと七海は胸の内で密かに笑った。