111strokes111 @111strokes111https://forms.gle/PNTT24wWkQi37D25A何かありましたら。 ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 317
111strokes111MAIKINGクロヒルとロレマリ、ミルディンからグロンダーズまでです。書くことが……書くことが多い……。書いてる人間はこの2年間クロロレのR18本しか出していないのでTwitterアカウントは閲覧注意かもしれません。タイトルはそのうち決めます。14. A-(side:H) ガルグ=マクからミルディン大橋へ行くにはグロスタール領を通過せねばならない。領内を通過するにあたって父親と戦いたくないローレンツは近頃ため息ばかりついている。 「ねえクロードくん、本当にローレンツくんのおうちのこと大丈夫なの?」 育てている薬草の様子を見るため温室にやってきたクロードにヒルダは話しかけた。一応見合いした仲ではあるし親友の好きな人でもある。酷い目にあってほしくない。 「もう手配は済ませたからグロスタール伯は領地の北側に兵を集中せざるを得ない。俺たちの通り道はがら空きの予定だ」 近頃は詳細が分からず不安に苛まれているローレンツをマリアンヌが心配そうに見ていた。瓦礫だらけの聖堂で祈りを捧げる時も食事の時も傍にいる。だが彼女は無言で何もローレンツに語りかけない。マリアンヌが口籠るのは何を言うべきか分からないから、ではなく何を言うべきではないのか分からないから、ということをヒルダは知っている。彼女の中には沢山の言葉が詰まっているのだ。 9288 111strokes111MAIKINGリーガン公の葬儀後てんでばらばらに過ごしていた時期〜アリルの話なのでCP要素は薄いですが続きではあるのでタグはそのまま付けてあります。書いてる人間はこの2年間クロロレのR18本しか出していないのでTwitterアカウントは閲覧注意かもしれません。タイトルはそのうち決めます。13.A-(side:L) 冬のオグマ山脈の寒さは皆の身体を痛めつけたが修道士の資格を持つマリアンヌとメルセデスの活躍により誰も手足の指を失うことなく帰郷することが出来た。魔道学院に続き士官学校も最後まで通うことが叶わなかったローレンツは暖炉の火に照らされながらグロスタール家が各地方に放っている密偵からの報告書を読んでいる。どうやらファーガスで政変が起きたらしい。ディミトリが亡くなった、逃亡した、と情報がかなり錯綜している。共に冬山を踏破したファーガス出身の者たちのことを思うとローレンツは心が痛んだ。皆ディミトリ王に仕える日を楽しみにしていたのだ。 ローレンツの掌に円形の魔法陣が浮かぶ。暖炉で燃やせば燃えさしが残る可能性がある。読み終わった報告書を暖炉ではなく掌の上で完全に灰になるまで燃やした。紙は貴重だが仕方ない。近々また円卓会議が開かれる。その際にグロスタール家が本当はどこまで事態を把握しているのか気取られてはならない。ローレンツは幼い子供の頃から物覚えを父から試されながら育っていた。すれ違った者の服装やちらりと見せられた紙に書いてある文章などをよく見て覚えておく遊びだと思っていたが自然と訓練されていたらしい。そんなこともあり灰となった報告書の中身はローレンツの脳内に残っている。ある密偵は従者が命懸けでディミトリを逃したと報告したが他の密偵はディミトリは処断されたと報告した。 9307 111strokes111MAIKINGヒルダによる答え合わせの回です書いてる人間はこの2年間クロロレのR18本しか出していないのでTwitterアカウントは閲覧注意かもしれません。タイトルはそのうち決めます。12.interval(side:H) クロードは三つ編みを切り落とし少し大きめの黒い喪服に身を包み喉には白い襟締を付けていた。彼は二十歳にもならないというのにリーガン公の葬儀が終わればレスター諸侯同盟の盟主になる。彼がいなければローレンツの父グロスタール伯がその立場についていただろう。 「遠くから来てくれてありがとうな」 「クロードくん大変だったね。兄さんと父さんはやっぱり前線を離れられなくて……」 リーガン公の訃報を知ったゴネリル公は娘のヒルダに飛竜を宿場町で乗り継ぎデアドラへ行くよう命じた。ゴネリル公もホルストもリーガン公の死に乗じてパルミラ軍が攻勢をかけてくる可能性が高く前線から動くことができない。いつもなら面倒臭がって言うことを聞きたがらないヒルダだが今回ばかりは二つ返事で引き受けた。ゴネリル家がクロードを支持していることを世間に知らしめねばならないしデアドラで買い物をしたかったし別れ際に思わせぶりなことをした理由をクロードから直接聞きたいと思ったからだ。 3031 111strokes111MAIKINGローレンツによる答え合わせの回です。エドマンド辺境伯周りを捏造しています。書いてる人間はこの2年間クロロレのR18本しか出していないのでTwitterアカウントは閲覧注意かもしれません。タイトルはそのうち決めます。11.interval(side:L) 他人の秘密は財産と同じだ。握る秘密の数が多ければ多いほど自分の意のままに過ごすことが出来る。ローレンツは初対面の時からクロードを訝しみ何とかして秘密を暴こうとしていたがその結果思いもよらない秘密をその手に握ってしまった。クロードのことだけなら計算づくで淡々と処理するだけだがヒルダの名誉も絡んでいる。 釘を刺すような祖父は亡くクロードですら無視ができないようなリーガン家の年嵩の家臣たちはエドマンド辺境伯と話していたし国境を守るゴネリル家からはヒルダしかデアドラに来ていない。きっと今後身動きの取れない父と兄に代わってヒルダが様々な場所に顔を出すのだろう。将来の円卓会議をクロード、マリアンヌ、ローレンツと共に彼女が担うのかもしれない。 2977 111strokes111MAIKINGマリアンヌによる答え合わせの回です。エドマンド辺境伯の周りを捏造しています。書いてる人間はこの2年間クロロレのR18本しか出していないのでTwitterアカウントは閲覧注意かもしれません。タイトルはそのうち決めます。10.interval(side:M) エドマンド辺境伯は書斎に通された妹の娘を見た瞬間に泣いた。目をきつく強く閉じたせいで頬をこぼれ落ちた涙を手巾で拭きながらもすぐ書類を取り出せたことからも分かる通りずっと前から用意していたのだろう。自分や妹と同じ水色の髪と目をした娘は言われるがままに署名しマリアンヌ=フォン=エドマンドとなった。 「ただいま戻りました」 マリアンヌが帰宅の挨拶をするため義父の書斎に顔を出すとエドマンド辺境伯は棚の上に作った小さな祭壇の蝋燭に火を灯していた。マリアンヌの両親を偲ぶもので彼女の実母が家を出る前に残していった髪の毛と彼女の実父がエドマンド辺境伯に当てた直筆の手紙が飾ってある。彼女の亡骸は見つからず妻の死に関係があったであろうマリアンヌの父は失踪したのでこの髪の毛しかマリアンヌとエドマンド辺境伯には残されていない。 3025 111strokes111MAIKINGクロードによる答え合わせの回です。書いてる人間はこの2年間クロロレのR18本しか出していないのでTwitterアカウントは閲覧注意かもしれません。タイトルはそのうち決めます。9.interval(side:C) カリードの父と母が出会ったのはまだ父が王位を継ぐ前のことで思い切って国を捨てた母もまさか自分の夫が王になるとは考えもしなかったようだ。しかし大国の王ともなれば情勢を安定させるために妻をたくさん娶らねばならない。そこからカリードの苦難は始まっている。王宮で若き日の父の不始末について八つ当たりをされながら育ち異母兄弟たちからいよいよ追い詰められ進退極まった時に顔を見たことすらない母方の祖父からフォドラへ呼び出された。カリードは王宮という閉ざされた世界からリーガン家を経由しクロードという名で学校という閉ざされた世界へ移り住むことになった。 綺麗事で秘密を覆い隠すセイロス教会のお膝元での暮らして何になるのかと祖父相手に粋がってみたもののガルグ=マクでの生活はクロードの想像を超えていた。閉ざされた未開の国と思っていたがとんでもない。紋章や英雄の遺産への興味は尽きなかったが何よりもクロードの心を動かしたのは士官学校という場に集う人々の来歴だった。 2972 111strokes111MAIKINGヒルダに色々と見透かされる回です。書いてる人間はこの2年間クロロレのR18本しか出していないのでTwitterアカウントは閲覧注意かもしれません。タイトルはそのうち決めます。8.B(side:H) 季節が進むのは早いものでそろそろ冬至をむかえつつあった。距離は離れているものの共に気候が温暖で冬にあまり雪の降らない地方出身であるヒルダとクロードは襟巻や手袋が手放せないがファーガス出身の学生たちは標高の高いガルグ=マクで冬を迎えているのにまだ薄着で修道院内を闊歩している。時期が時期だけに士官学校の学生たちの話題は自然と白鷺杯や舞踏会のことが中心になりつつあった。金鹿の学級はクロードをはじめとして舞踊に興味がない者が多いが前節ルミール村で地獄のような光景を目にしたこともあり皆、気分を変えたがっている。ヒルダのように楽しみにしている者も舞踏会という行事に対し拒否感を示す者もいるが考えが違う者同士ありやなしやと語り合い盛り上がることで必死に前節の恐ろしい記憶に抗っていた。 2099 111strokes111MAIKINGロレマリに続きようやくクロヒルの方もちょっとそれっぽくなってきたかもしれません。書いてる人間はこの2年間クロロレのR18本しか出していないのでTwitterアカウントは閲覧注意かもしれません。タイトルはそのうち決めます。7.B(side:L) ローレンツが厩舎の管理をマリアンヌと共に担当していた時に上空警備を担当していたクロードとヒルダが戻ってきた。金鹿の学級で軽業師の真似事が流行ったことがある。ナイフ投げも軽業もレオニーが飛び抜けて上手いのだがクロードも負けていない。下馬の際に左足を鎧から抜き忘れた人の真似、というのがクロードの得意技だ。羽ばたきやペガサスの嗎に混ざってヒルダが楽しそうに笑っている声が聞こえる。 「また同じことを繰り返して……ヒルダさんも飽きたと言ってやれば良いのに寛容なことだ」 「最初拝見した時は心臓が止まりそうになりました……」 それはそうだろう。普通の馬であったとしても肝が冷える光景だがクロードはなんとそれを上空でやっているのだ。何かひとつでも間違いがあれば死にかねない。好きな人に良いところを見せたいと言う気持ちは分からなくもないがレスター諸侯同盟の次期盟主として相応しくない振る舞いなのは言うまでもなかった。 2092 111strokes111MAIKINGクロヒルの方はともかくロレマリの方はようやくちょっとそれっぽくなってきたかもしれません。書いてる人間はこの2年間クロロレのR18本しか出していないのでTwitterアカウントは閲覧注意かもしれません。タイトルはそのうち決めます。6.B-(side:H) 担任であるベレト親子がよく逗留していたというルミール村で異変が起きた。疫病か呪いか分からないため調査に当たっているマヌエラが席を外していることが多いのに少し寒くなってきたせいかリシテアが体調を崩すことが多く困っている。 「病気や体質によっては治癒魔法を使わない方が良い場合があって私にはまだそこの判断が……」 「マリアンヌさんは功を焦らず線引きがきちんと出来ていることを評価した方がいい」 伏せっているリシテアの部屋から申し訳なさそうな顔をして出てきたマリアンヌをローレンツが庇った。彼女の心に届きやすいよう彼の好きな気障な言葉遣いを控えている。 「ローレンツなんでお前がここにいるんだ?」 「君が煎じたおかしな薬を自己判断でリシテアさんに飲ませようとしたら止めるためだ!」 2199 111strokes111MAIKING何話か進めばクロヒルかつロレマリになる予定です。書いてる人間はこの2年間クロロレのR18本しか出していないのでTwitterアカウントは閲覧注意かもしれません。タイトルはそのうち決めます。5.B-(side:L) セイロス騎士団の団員も士官学校の職員たちも今年度は全く例年通りに行かない、とこぼしている。ロナート卿の叛乱に続いて今度はシルヴァンの実家絡みの不祥事が起きた。 「お前の家にもあるんだろ?」 クロードがグロスタール家の家宝であるテュルソスの杖について軽々しく言及してくることがローレンツには耐えがたい。 「あるが厳重に管理されている。どの名家も変わらない筈だ」 「紋章の検査の時くらいしか触らないよね。でも怖いから私はそれでいいな」 ヒルダの実家ゴネリル家にもフライクーゲルという英雄の遺産が伝わっている。巨大な斧だが適合していれば軽々と持ち上げられるのだという。 「……こっちを見てるような気がするんだよな」 2285 111strokes111MAIKING何話か進めばクロヒルかつロレマリになる予定です。書いてる人間はこの2年間クロロレのR18本しか出していないのでTwitterアカウントは閲覧注意かもしれません。タイトルはそのうち決めます。4.C(side:H) マリアンヌの鉄筆をすぐに拾ってやれたことからも分かる通りローレンツは気になることがあるとつい目で追ってしまう癖があるようだ。そして自分が見られていることには無頓着らしい。断りきれずに食事を共にした女子学生はさぞ居心地が悪かっただろう、とヒルダは思う。 「マリアンヌちゃん、何か困っていることはない?」 先日、マリアンヌに書庫整理の手伝いをしてもらった結果全て自分で作業をする羽目になったヒルダは本格的に彼女が心配になった。マリアンヌには何か根本的な欠落がある。 「特にないつもりです……」 養父であるエドマンド辺境伯はマリアンヌとの関係を良好たしたいと考えているのだろう。こまめに手紙や差し入れが届く。だがローレンツから託された手紙をヒルダが渡した時マリアンヌは戸惑っていた。きっと理由を聞いても教えてくれないのだろう。無駄なことはしないに限る。身内になれない他人が踏み込むべきではない領域があるのだ。そう思ってヒルダがマリアンヌに対して引いていた線を数日前、ローレンツはあっさり越えた。 2090 111strokes111MAIKING何話か進めばクロヒルかつロレマリになる予定です。書いてる人間はこの2年間クロロレのR18本しか出していないのでTwitterアカウントは閲覧注意かもしれません。タイトルはそのうち決めます。3.C(side:L) ローレンツは大荷物を抱えて忙しそうにしているベレトに手伝いを頼まれた。 「そろそろ雨が降る。では頼んだ」 ベレトの指差す方向を見てみれば確かに雲が密集し色濃くなっている。彼から渡された学生宛の手紙は雨に降られる前に配った方がよさそうだった。 結構な量の手紙の束を確認してみると改めて平民と貴族の違いがよく分かる。貴族の学生宛の手紙は中の手紙を守るため頑丈な紙で出来た封筒に入れられているしその封筒はきちんとその家に伝わる印璽で閉じられている。知識がある者がみれば差出人の名を読まずとも印璽だけでどの家の者が出した手紙なのか分かるのだ。一方で平民の学生宛の手紙は封筒に入っていない。紙が高価だからだ。平民たちは手紙のやり取りをする際、三つ折りにした紙の真ん中に宛先を書き本文はその裏側に書く。書き終わったら中身が見えないように再び三つ折りにして左右の端を折り蝋で閉じるが印璽など持っていないので適当な意匠の印章で閉じる。封筒に守られていないものから早く渡してやる必要があった。いささか焦りながらも敷地内を歩いて回ると皆がどう放課後を過ごしているのかがよく分かる。 2090 111strokes111MAIKING何話か進めばクロヒルかつロレマリになる予定です。書いてる人間はこの2年間クロロレのR18本しか出していないのでTwitterアカウントは閲覧注意かもしれません。タイトルはそのうち決めます。2.C-(side:H) クロードは他人の喉元に入り込むのが上手い。ヒルダ自身も楽をするために他人の喉元に入り込む自覚があるのですぐに分かった。それにしても十代の男子が女子の体調を気遣うなんて珍しい。ディミトリもメルセデス辺りに頼んでいるのだろうか。そんな訳で不本意ながらヒルダは女子学生の意見をまとめクロードに伝える係をやっている。レオニーは臆さないが盟主の嫡子と言うだけで萎縮してしまう学生もいるのだ。 一度役割を任されてしまえば期待に応えないわけにいかない。だからこそヒルダは期待をかけられることを嫌い責任というものから逃げ回っていたのだがそうなってみるとどうしても気になる同級生がいた。マリアンヌだ。とにかく何も話さずすぐに一人で厩舎へ行ってしまうので噂話だけが流れている。ダフネル家の代わりに五大諸侯に加わったやり手のエドマンド辺境伯は注目度が高い。おそらくヒルダの兄ホルストの次くらいに学生たちから注目されている。マリアンヌは彼のお眼鏡に叶って養女になったとか目ぼしい若者が彼女しかいなかったから仕方なく彼女を養女にしたとかそんな噂だ。クロードの耳にも当然入っている。 2052 111strokes111MAIKING何話か進めばクロヒルかつロレマリになる予定です。書いてる人間はこの2年間クロロレのR18本しか出していないのでTwitterアカウントは閲覧注意かもしれません。タイトルはそのうち決めます。1.C-(side:L) ガルグ=マクにはフォドラ中の者が集まる。出身地別に学級は分かれるがそれでも一年間身分に関係なく共に同じ学び舎で学ぶ。礼服に身を包んだローレンツは級長になれなかったことで落胆していた。ただあの胡散臭いクロード=フォン=リーガンを見極める機会は得られたし生涯の伴侶をガルグ=マクで見つけることができるかもしれない。士官学校で見つけられなければ見合いをするようにと言われている。結婚した後で妻を愛せるようになるのだろうと思っていてもローレンツは最初から親を頼るのは嫌だった。 職員の指示に従い壮麗な聖堂での長い式典の後それぞれの教室で待機することになった。こうして改めて学友たちを眺めてみると金鹿の学級は他の学級と比べて平民の学生の割合が多く逆にグロスタール家の嫡子であるローレンツが気を使わねばならないような名家の出の者は少ない。ゴネリル家、エドマンド家、コーデリア家のご令嬢くらいだろうか。ローレンツは彼女たちとは初対面だが失礼のないように名前と髪の色、瞳の色は先に覚えておいた。 2049 111strokes111DONE連絡用・書き下ろし1 4775 111strokes111DONEhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16331101こちらの番外編を先行公開していますこの話の元ネタはhttps://twitter.com/Fps11254/status/1444459849710927876?s=20こんな可愛いツイートでした…。新刊カード目当てに新刊にしました。https://booth.pm/ja/items/3421056↑18?y/n 20095 111strokes111DONE「説明できない」57.幕引き赤クロ青ロレの話です。本編はこれでおしまい!58は同人誌に収録する書き下ろしで59と60はboost冊子収録の予定です。↑18?y/n 3664 111strokes111MAIKING「説明できない」56.遅引赤クロ青ロレの話です。↑18?y/n 3232 111strokes111MAIKING「説明できない」55.払暁・下赤クロ青ロレの話です。 負けたら終わりというのは今までの戦いと変わらない。だが今回はガルグ=マク修道院防衛戦だ。かつて防衛戦で失敗したクロードを勝たせることには強い意味がある。意味を見出しているのはこの世でローレンツとクロードだけだが。 死の匂いを纏った彼らは優秀な工兵まで復活させたのか投石器まで持参していた。戦場の殆どが彼らの攻撃範囲内になっている。スナイパーがうろつき どこから何が飛んでくるのかわからない。地図にない毒の沼を見てローレンツは唇を軽く噛んだ。小手調べに少し彼らを攻撃してみたが彼らは毒の沼に浸かって傷を治している。肉体を伴っているとは言ってもやはり亡者なのだろう。常識の通じない相手は厄介だ。 「南北に別れよう。毒の沼を消す部隊と投石器を奪取する部隊だ。沼を消し終えたら一度俺のところに集合。皆、毒の沼が消えるまでは足元に気をつけて突出はしないように」 2315 111strokes111MAIKING「説明できない」54.払暁・上赤クロ青ロレの話です。↑18?y/n 3642 111strokes111MAIKING「説明できない」53.地底・下赤クロ青ロレの話です。 ゴネリル領のすぐ近くに異世界としか言いようのない空間が広がっていた。広大な空間には芸術に詳しいイグナーツですら見たことがないという建築様式の建物が見渡す限り連なっている。ローレンツにはよく理解できないが内部の機構は素晴らしいらしく好奇心旺盛なクロードがいちいち言及していた。 こんな風にクロードがはしゃいでいたのは五年前、儀式へ参加するために聖墓に皆で降りて行った時以来だろうか。あの時もクロードは地下に降りるための仕掛けの動力源が何であるのかを気にしていた。あの時ローレンツは動力源は魔道に決まっていると思い込んでいた。 魔道を利用して何かを動かせば痕跡が残る。修道院は魔道研究の場でもあるのでそこらじゅうに痕跡が残っており痕跡など気にも留めなかった。だがここはおかしい。こんな広大な空間に黒魔法の痕跡が全くない。黒魔法を使っていないとなると人力や牛馬などであらゆるものを搬入し組み立てたことになる。動力源は一体なんなのだろうか。ローレンツはそこに大きな深淵があるような気がした。施錠された部屋に設置されていた巨大な兵器が闇魔法で動いているのが分かってむしろ安心したほどだ。 2486 111strokes111MAIKING「説明できない」52.地底・上赤クロ青ロレの話です。↑18?y/n 3239 111strokes111MAIKING「説明できない」51.宮城・下赤クロ青ロレの話です。↑18?y/n 2800 111strokes111MAIKING「説明できない」50.宮城・上赤クロ青ロレの話です。50.宮城・上 ドゥドゥーはどうやって宮城の内部を調べたのだろうか。入り込んだのか中で働いている者から聞き出したのか。宮城に何度も行ったことがあるというフェルディナントによると説得力があるという。 「だが誰かに騙されている可能性は?ヒューベルトならやりかねない」 「私のようについていけない者も少なからずいるのだろう。クロード、この情報はすぐに皆に教えるべきだ」 玉座の間への入り口は三箇所で全て施錠されている。ベレトは皆に地図を見せてとんでもないことを言った。 「リシテア、ワープで俺とクロードとヒルダをエーデルガルトの前に送ってくれ」 「はぁ?!何考えてるんですか?」 「えっそんな無茶な!勝算あるのかよ?!」 2161 111strokes111MAIKING「説明できない」49.帝都・下赤クロ青ロレの話です。 フェルディナントはクロードと同い年だ。あの年の生まれの特徴なのか好奇心が旺盛で素直で渇いた海綿が水を吸うように物を覚えていく。先程フレンやクロードに見せた仕草も兵士たちから教わったのだという。 彼は共にいると気持ちが良い人物でローレンツは今も昔もフェルディナントのことが大好きだ。忌まわしかったミルディン大橋を乗り越えようやくアンヴァルまで辿り着いた。フェルディナントが出撃するというなら共に戦い以前は目の前で死なせてしまった彼をこの手で守りたい。そう考えてローレンツはベレトに彼と同じ部隊にして欲しいと志願した。ローレンツにとってクロードの死は実感がない。きっと見ていないからだろう。やり直しの機会が与えられたローレンツは理論よりも感情や身体感覚の方を優先させてきた。理詰めの行動ゆえに死に追いやられた経験が無意識にそうさせるのだろう。 2183 111strokes111MAIKING「説明できない」48.帝都・上赤クロ青ロレの話です。 グロンダーズの際はファーガスの者を前線に出さなかったベレトだが次の戦場が殆どの者にとって土地勘のない帝都アンヴァルとなった為ドロテア、ペトラ、フェルディナントが出撃することとなった。 太陽のようなフェルディナントがいればベレトが嫌がる戦場の霧が晴れるのかもしれない。他の者はいざ知らずクロードとベレトはそろそろ戦後のことを考える必要がある。ベレトはクロードが統一国家の王になると思い込んでいるがクロードの目論見は逆だ。聖者セイロスの生まれ変わりと噂されるベレトを統一国家の王にしようと考えている。だがこの考えもエーデルガルトたちに勝たねば実現することがない。 帝都アンヴァルはフォドラ最大の都だ。城塞都市であり優秀な工兵がいれば街中の建物はすぐに軍の拠点へと転用できる。アンヴァル育ちのドロテア、人質になり最初の数年間をアンヴァルで過ごしたペトラ、それにアンヴァルの上屋敷と領地を行き来して育ったフェルディナントの三人アンヴァルの地図を覗き込んでいた。市街戦に勝利したらすぐに市内に陣営を築かねばならない。 3288 111strokes111MAIKING「説明できない」47.老将軍・下赤クロ青ロレの話です。↑18?y/n 5634 111strokes111MAIKING「説明できない」46.老将軍・上↑18?y/n 3136 111strokes111MAIKING「説明できない」45.戟塵・下赤クロ青ロレの話です。↑18?y/n 4550 111strokes111MAIKING「説明できない」44.戟塵・中赤クロ青ロレの話です。 丹念にファーガス出身者たちから話を聞いたベレトはアッシュとメルセデス以外の者をグロンダーズへ連れていかずガルグ=マクからのミルディン大橋を経由しグロンダーズに至る補給路の確保を担当させた。謎の軍勢は王国東部の者が多いようだという斥候の報告が決め手となっている。戦場に回復役はいくらいても足りないしグロンダーズには弓砲台があるのでスナイパーもいくらいても多いと言うことはないので本当に申し訳ない、とベレトは皆の前でアッシュとメルセデスに頭を下げた。 大軍を展開させるには事前準備がとにかく肝要だ。命の奪い合いはせずに済むが補給を担当するシルヴァンたちの責任は重大で戦場に出る者全ての命運を握っていると言っても嘘ではない。前線の兵士たちは食べなければ飢えて死ぬし武器がなければ反撃出来ずに死ぬ。ローレンツは自分の死後をシルヴァンに託したが今度は命を託す。 2456 111strokes111MAIKING「説明できない」43.戟塵・上赤クロ青ロレの話です。 ジュディッド、シャミアそれに他の密偵たちからも王国の兵が中心と見られる謎の軍勢が同盟領内を通過しコーデリア領とフリュムを繋ぐ橋に向かったという報告が上がってきた。ガルグ=マクにいるファーガス出身者たちは激しく動揺している。あれだけ疲弊した王国にまだそんな余裕があったのかという驚き、誰が率いているのかと言う当然の疑問も解消されない。 幼馴染たちがガルグ=マクにいることなど調べればすぐにわかるのに軍を立ち上げるにあたって何故彼らに声を掛けなかったのか。共にオグマ山脈を縦走した頃のディミトリならば必ず声を掛けてきたはずだ。軍議の際にも議題として取り上げられたがディミトリ本人が率いている軍なのかそれとも彼に後事を託された謎の第三者が率いている軍なのかとにかく情報が少なすぎてガルグ=マクにいるクロードたちには判断できない。ディミトリがローレンツの記憶通り正気を失っているのかはたまたクロードの記憶通り遣り手の王なのか。クロードもローレンツも残念な話だが前者の可能性が高いと考えている。 2229 111strokes111MAIKING「説明できない」42.幕間赤クロ青ロレの話です。 ベレトに自領を見せる機会が訪れるなどとローレンツは考えたことすらなかった。ミルディン大橋から北上するとすぐにグロスタール領に入る。ようやく春が来た領内には菜の花が咲き乱れていた。来年には同じ場所で燕麦など別の作物が育てられていることだろう。 「まるで黄色い敷物のようだ」 箱馬車の窓から流れ行く景色を見てベレトが呟いた。園芸好きな彼らしい賛辞で聞いているだけでローレンツの心が温かいもので満たされる。 「先生、あれは休耕中の畑だ。休ませている間に菜の花を植えていてね。素朴で美しいし土が豊かになるんだ」 ベルグリーズ領ほどの規模ではないがグロスタール領も穀倉地帯を抱えている。ローレンツは実り豊かな自領と一族をまもるため一度はその命を捧げた。今度は人生を捧げねばならないと思っている。 2061 111strokes111MAIKING「説得できない」41.河梁・下赤クロ青ロレの話です。↑18?y/n 6063 111strokes111MAIKING「説明できない」40.河梁・上赤クロ青ロレの話です。↑18?y/n 2741 111strokes111MAIKING「説明できない」39. 岩漿・下赤クロ青ロレの話です。 ベレトの背に浮かぶ炎の紋章を軍旗に掲げクロードたちは進軍を開始した。アリルに近づくにつれてファーガス出身者たちの冬山での頼もしさは溶けて消えていってしまったらしい。皆、口々に暑い暑いと言って頭を抱えている。あの時と立場が逆転したかのようだ。 クロードは比較的暑さに強いこともあり前の人生では知る由もなかったアリルにまつわる伝説に少しだけ心が躍っていた。マリアンヌが語ってくれた女神の怒りの話もパルミラで信仰の対象となっている力はあるが人間のように感情に振り回される精霊と似通っていて実に興味深い。聖典に記されたセイロス教の女神をクロードは機構のように感じている。神々というのは皆凡百の人間などより遥かに優れた力を持っているがその分、気まぐれで恐ろしいものであり祟られぬように平伏して懇願する対象だと思っていた。だがセイロス教の女神にはこれといった欠点がない。もしかしたら聖典に記す際にそう言った要素を消してしまったのだろうか。誰が何故そんなことをしたのだろうか。 2096 111strokes111MAIKING「説明できない」38. 岩漿・上赤クロ青ロレの話です。 ローレンツは前回の人生ではダフネル家のジュディッドに親しみをもてるほど関わりを持っていない。だが今回の人生は違う。命からがら帝国軍から逃れた際にようやくまともな風呂に入れさせてくれたのはジュディッドだし援軍まで用意してくれたと言う。ただしアリルまで迎えにいかねばならない。 クロードは毎日鍛錬や諸侯への根回しに忙しそうだ。調べ物に割く時間がないと溢すのでローレンツが代わりに書庫でアリルに関する本を探したりセイロス騎士団の中にいるアリル近辺出身者から話を聞いている。これは戦場の霧はない方が良い、と常々言っていたベレトの影響だ。 今晩も皆が寝静まった後でローレンツとクロードは意見を交換している。クロードの部屋は相変わらず片付いていないので場所はローレンツの部屋だ。給茶器でお湯を沸かしているので夜も火を落とすまではクロードの部屋より暖かい。 2186 111strokes111MAIKING「説明できない」37.大望・下赤クロ青ロレの話です。↑18?y/n 4686 111strokes111MAIKING「説明できない」36.大望・上赤クロ青ロレの話です。 戦闘中は流してしまっていたが五年間の時を経て再会したベレトの風貌が全く変わっていないと気付いたローレンツは言葉を失った。本当に彼が言う通り以前、閉じ込められたザラスの闇のような空間で眠っていたのかもしれない。何せ誰にも明かしていないがおかしなことが起きた身の上であるのはローレンツも同じだ。どんな事象もあり得ないと切り捨てることはできない。 瓦礫だらけの修道院だがベレトや学友たちそれに親交があったセイロス教会関係者たちが敷地内を歩き回っていると学生時代が戻ってきたような気分になる。だが自分も含めて五年間で皆それぞれ成長した。クロードの弁舌もそのひとつで流れるような話ぶりに磨きが掛かっている。ヒルダも指摘していたがクロードは舌先だけでセイロス教会と騎士団を巻き込み三国のどこにも行きやすい要衝をレスター諸侯同盟の拠点にした。彼の記憶で彼を打ち破ったエーデルガルトがそうしていたのだという。エーデルガルトの策を貪欲に取り入れる様にローレンツは正直言って戸惑っている。 2140 111strokes111MAIKING「説明できない」35. 晨明・下赤クロ青ロレの話です。 一一八五年にベレトが現れると知っているのはクロードとローレンツだけだ。だが二人の記憶や知識は食い違いも多い。クロードの記憶では行方不明にならなかった大司教レアの行方はローレンツが言う通り行方不明のままだ。レアはローレンツの知るベレトや今やクロードしかその存在を知らないベレスを儀式に参加させそこから事態は急展開を遂げている。絶対に何か秘密があるのだ。レアを見つけて洗いざらい全て話せと言いたいところだがクロード自身も秘密を抱えている。 「心を開かねば信頼関係など築けない」 クロードと説明できない仲であるローレンツはこう語った。彼の素朴な言葉は重い。ローレンツはクロードの秘密を察したが暴こうとしなかったし誤魔化そうともしなかった。先に心を開いて語るのを待ってくれた彼にクロードはまだ話していないことがある。 2125 111strokes111MAIKING「説明できない」34. 晨明・上赤クロ青ロレの話です。 両親に悟られぬように出発しガルグ=マクへ向かう街道を進んできたローレンツは手綱を締め馬の歩みを止めると後ろを振り返った。ミルディンに向かう時は急ぐ必要など全くなかったのにとにかく急いでいた為こんなことはしていない。ここまで歩みを止めずよく走ってくれた馬を労うために腕を伸ばして鬣を撫でたので鎧の腕当がかちゃりと音を立てた。肘に付けてある薔薇の飾りは自分から見えないが気に入っている。 今身につけている鎧は職人に修理させるふりをして館から持ち出した。暇さえあれば自ら手入れをしていたので両親の目から見ても持ち出されたのは不自然ではなかっただろう。鎧はローレンツが成人を迎えた祝いの品として両親があつらえてくれた物で作り終えるまで何度も職人の工房へ採寸に出向いた。身につけて移動するだけでローレンツ=ヘルマン=グロスタールだ、と名乗りながら歩いているも同然なので一応、鎧の上から頭巾付きの外套を羽織っているが腕当は見えてしまう。正体が分かってしまう前に少しでも進まねばならないと分かっていたがそれでも最後にどうしても見ておきたかった。 2083 111strokes111MAIKING「説明できない」33.周歳赤クロ青ロレの話です。↑18?y/n 4828 111strokes111MAIKING「説明できない」32.消息赤クロ青ロレの話です。 ローレンツは肘まである皮手袋を嵌めた左腕で羽根を休めている伝書フクロウにウズラの肉を与えてやった。黄色く鋭い嘴で突かれれば拷問のように痛いのだが彼らの信頼を得るには肉を持つ手が素手でなくてはならない。家禽ですら信頼を求めるのだ。 一方通行で戻ってくることが出来ない伝書鳩と違い伝書フクロウは訓練すればある地点からある地点へ行って戻ってくることが出来る。そして夜に羽音を立てずに飛ぶ習性があるため昼行性の鷹や鷲では駆除ができない。グロスタール家は他の名家と同じくお抱えの鷹匠に鷹狩り用の鷹と共に大量の伝書フクロウを飼育させフォドラの各地に通ずる自前の通信網を持っていた。密偵たちからの報告も伝書フクロウで届けられることが多い。 2311 111strokes111DONEよまいさん原案https://privatter.net/p/6982844全ての要素を拾いきれていない辺りが私の至らぬ点のひとつです。↑18?y/n 12011 111strokes111MAIKING「説明できない」31.政変赤クロ青ロレの話です。 ガルグ=マクにいた頃ローレンツから教えてもらった通りファーガスで政変が起きた。それをデアドラにいたクロードがいち早く察知できた理由はたった一つ。密偵を放つならばアンヴァルだという家臣たちの意見をねじ伏せローレンツの言葉を信用し帰郷してすぐにフェルディアに大量の密偵を放ったからだ。 クロードの記憶では帰国したディミトリは国内の混乱を抑えるためにすぐに即位している。雪山の中で手際よく不慣れなレスター出身者に指示を出していた姿はクロードの記憶の中のディミトリと一致していた。一体何が現在の彼を躊躇させたのだろうか。子供の頃から彼をよく知るフェリクスもシルヴァンもイングリットも早く王位を継ぐべきと考えていてフェリクスが嗾ける姿はクロードも目撃している。フェルディアで何があったのか気になるが引き続き調べさせるしか今のクロードにはできることがない。 2360 111strokes111MAIKING「説明できない」30.口達↑18y/n?赤クロ青ロレの話です。実家でやっちゃってその結果真っ赤になったローレンツがクロードを殴る話を書いた方がいいかどうか有識者に聞いたら有識者が書けと言ったので差し替えました。 4143 111strokes111DONEこの話の派生です。銀雪ルート21世紀パロ。クロードは王族で留学先でみそめたローレンツと結婚、パパラッチに追いかけられて新婚生活を送っています。https://privatter.net/p/6559982https://111strokes111.booth.pm/items/2534149#攻めとのえっちで一番好きなとき回答クロロレ作品集 クロード、いやカリードは滅多にパルミラのゴシップメディアに圧力をかけようと思ったことがなかった。王子としては格下で王位を継ぐ見込みもないしお家騒動に巻き込みたくないという母の希望で高校生の頃から母の母国フォドラに留学させられていたために基本、存在感がない。 急に追い回されるようになったのはフォドラ人の夫ローレンツと結婚してからだ。王族の国際結婚は珍しくないが同性婚をしたのはカリードが初めてで王族のゴシップに目がないパルミラの国民たちはカリードではなくローレンツに夢中になった。ローレンツが強く注目を集めるようになったきっかけは盗み撮りされた短い動画だ。 確か二人で外食をしていてローレンツの方が先に店外に出た時のことだった。あの頃はお互いにまだ殺到するゴシップメディアへの扱いに慣れていなかったので見通しが甘かった。 897 111strokes111MAIKING「説明できない」29.帰郷赤クロ青ロレの話です。↑18?y/n 7911 111strokes111MAIKING「説明できない」28.逃避行・下赤クロ青ロレの話です。いかがわしいので↑18?y/n 10005 34567