「ほら水篠ハンターもっと食べろ食べろ」
「あ、ちょっ…」
ひょいと旬の取皿にこんがりと焼かれ油が滴る肉が新たに乗せられる
既に旬の取皿は肉の山が出来上がっており、いくら食べても一向に減らない皿に旬の顔は少し青白い
(く、苦しい…)
デイリークエストで身体を鍛えた結果、食事量も大分増えたがそれでも成人男性並みであり、既に旬の胃は限界だった
ハンター協会での集会が長引き腹も減ったから…と都合のあった最上、白川、黒須、旬の4人で近場の焼肉に足を運んだのだが、焼いた傍から食え食えと白川が容赦なく肉を置いていくのだ
俺ばかり悪いと断ろうとしても、白川の取皿にも同じくらいの量が乗っており、それを2,3口で胃に収めていくのを繰り返す姿に引いてしまう
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