カキツバタ
Rahen_0323
DONEスグリ対策考えてたカキツバタif、最終話です。全て幻覚。怪我の描写とか色々好き勝手してるのでなんでも許せる方向け。1〜8話と過去作の「お前を殺す夢を見た」を先に読むことを推奨します。
一応今回で終わりです。お付き合いいただきありがとうございました。書きたいシーンがまだあったりするので補完話も書く……かも……?って感じですね。既に大分満足してるので分かりませんが書きたい気持ちだけはあります。
地獄の沙汰もバトル次第 9(終)検査が「異常無し」ということで終わり、僅かに負った擦り傷の処置をされた後。
エリアゼロは一応パルデアにあったので、僕はオレンジアカデミーの先生や保護者であるママを呼ばれてそれはもう心配されてしまった。大穴に入ったのはアカデミー理事長でもあるオモダカさんの許可の上とはいえ、クラベル校長やジニア先生はとても怒っていて。校長なんて「私の方から理事長に抗議します!」とまで言っていた。
ママもぎゅうぎゅうと僕を抱き締めて凄く叱ってきた。「冒険するのはいいけど、そういう場所に行くならせめて事前に伝えて」と。以前無断で侵入したのもより不安を加速させてしまったのだろう。それについては何度目か深く反省した。
「とにかく、手当ては済んだのでしょう。理事長への報告などもブライア先生からされると聞きました。今日のところはアカデミーなりご実家なり、落ち着ける場所でお休みを……」
7405エリアゼロは一応パルデアにあったので、僕はオレンジアカデミーの先生や保護者であるママを呼ばれてそれはもう心配されてしまった。大穴に入ったのはアカデミー理事長でもあるオモダカさんの許可の上とはいえ、クラベル校長やジニア先生はとても怒っていて。校長なんて「私の方から理事長に抗議します!」とまで言っていた。
ママもぎゅうぎゅうと僕を抱き締めて凄く叱ってきた。「冒険するのはいいけど、そういう場所に行くならせめて事前に伝えて」と。以前無断で侵入したのもより不安を加速させてしまったのだろう。それについては何度目か深く反省した。
「とにかく、手当ては済んだのでしょう。理事長への報告などもブライア先生からされると聞きました。今日のところはアカデミーなりご実家なり、落ち着ける場所でお休みを……」
poaro_zoroa
DOODLEワタルさんと捏造夫婦とフスベ産地獄のifのアレコレソレをつめつめした小話ネタのみの予定だったけど、やってくうちにこの様になった
①ワタルさんとショウブ
生きてたらifのイッシュに帰る所
②ワタルさんとカラタチ
こっちも生きてたらifのキチババアを本当はどうするつもりだったのかの話
③ワタルさんに保護られたカキツバタと四天王止まりのスグリくん
虎馬る程度に心生きてたから逆に可哀想 16640
Rahen_0323
SPUR MEスグリ対策考えてたカキツバタif、八話目です。全て幻覚。エリアゼロ編。やたら長くなってしまった。
怪我の描写があったりします。とても好き勝手してるのでなんでも許せる方向け。1〜7話と過去作の「お前を殺す夢を見た」を先に読むことを推奨します。
多分次で最後です。
地獄の沙汰もバトル次第 8「君達には私と……エリアゼロと呼ばれる秘境を共に探索して欲しいんだ!」
ブライア先生のお呼び出しに従い教室に来たオイラ、スグリ、ゼイユ、ハルトの四人は、その前置きの後に概要を説明された。
パルデアの大穴、秘境エリアゼロ。普段は立ち入り禁止とされている未知にして危険な地帯。
そこは過去のポケモンが居るとか、まるで天国だとか、様々な憶測だか説だか伝説だかがあり。ブライア先生はテラスタル現象の調査や結晶の採取、そして伝説のポケモン『テラパゴス』の発見を果たすことを目的としているらしい。
途中で現れたパルデアリーグ委員長オモダカさんと四天王チリさんも加わり、委員長から説明が続いた。
なんやかんや小難しいことを言っていたが、要するにエリアゼロから凶暴なポケモンが飛び出しそうになる事案等が起こり、再調査をしたいと考えていて。その為の人員や時間をパルデアリーグでは捻出出来なかったので、前々から大穴の調査申請をしていたブライア先生に白羽の矢が立った、ということらしい。
27865ブライア先生のお呼び出しに従い教室に来たオイラ、スグリ、ゼイユ、ハルトの四人は、その前置きの後に概要を説明された。
パルデアの大穴、秘境エリアゼロ。普段は立ち入り禁止とされている未知にして危険な地帯。
そこは過去のポケモンが居るとか、まるで天国だとか、様々な憶測だか説だか伝説だかがあり。ブライア先生はテラスタル現象の調査や結晶の採取、そして伝説のポケモン『テラパゴス』の発見を果たすことを目的としているらしい。
途中で現れたパルデアリーグ委員長オモダカさんと四天王チリさんも加わり、委員長から説明が続いた。
なんやかんや小難しいことを言っていたが、要するにエリアゼロから凶暴なポケモンが飛び出しそうになる事案等が起こり、再調査をしたいと考えていて。その為の人員や時間をパルデアリーグでは捻出出来なかったので、前々から大穴の調査申請をしていたブライア先生に白羽の矢が立った、ということらしい。
mmu_04000
DOODLE描きたいところをつまんで描いたとっても中途半端なケーキバーススグツバ。意味不明だよ😁まだ描きたいところあるから増えるかもしれないし増えないかもしれない
パス:四天王戦でカキツバタと戦ったエリアの名前 6
Rahen_0323
SPUR MEスグリ対策考えてたカキツバタif、七話目です。全て幻覚。またしてもなにも知らない主人公到着編。結局ハルトくんにしましたね。バトルは割と控えめになってしまった。
むちゃくちゃ好き勝手してるのでなんでも許せる方向け。1〜6話と過去作の「お前を殺す夢を見た」を先に読むことを推奨します。
次回、多分エリアゼロ行くと思う。最終話になるかは分からない。
地獄の沙汰もバトル次第 7パルデア地方オレンジアカデミーに所属している僕、ハルトは、イッシュ地方のブルーベリー学園という場所に交換留学することが決まった。
突然の連絡とシアノ校長先生直々のお迎えに、まあそれなりにビックリしたけど。僕は即座に留学の話に『YES』を返した。
何故なら、ついこの間の林間学校で出会った友人姉弟がそこに通っているから。そもそもが姉の方であるゼイユの推薦が決め手だったらしいから。行かない理由は無いだろう。
ゼイユの弟、スグリともなんだかスッキリしない別れ方をしてしまったし……純粋に二人と会いたかったんだ。
アカデミーの親友達には「寂しい」と凄く落ち込まれてしまったけれど、定期的に連絡することを約束しなんだかんだと見送ってもらい、僕はイッシュ地方へと旅立った。
14235突然の連絡とシアノ校長先生直々のお迎えに、まあそれなりにビックリしたけど。僕は即座に留学の話に『YES』を返した。
何故なら、ついこの間の林間学校で出会った友人姉弟がそこに通っているから。そもそもが姉の方であるゼイユの推薦が決め手だったらしいから。行かない理由は無いだろう。
ゼイユの弟、スグリともなんだかスッキリしない別れ方をしてしまったし……純粋に二人と会いたかったんだ。
アカデミーの親友達には「寂しい」と凄く落ち込まれてしまったけれど、定期的に連絡することを約束しなんだかんだと見送ってもらい、僕はイッシュ地方へと旅立った。
Rahen_0323
SPUR MEスグリ対策考えてたカキツバタif、六話目です。全て幻覚。地獄のチャンピオン交代ループと保護者召喚です。バトルシーンは書けなかった。無念。
超好き勝手してるのでなんでも許せる方向け。1〜5話と過去作の「お前を殺す夢を見た」を先に読むことを推奨します。
次回、またしてもなにも知らない主人公登場。多分主人公視点になります。バトルもあるかもしれない。
地獄の沙汰もバトル次第 6日照りの中、結晶が砕けリザードンが倒れ伏した。
「勝者、チャレンジャースグリ!!こ、これによりランキング変動!!ブルベリーグチャンピオンは、スグリとなります!!」
観客席が騒つく。三天王とゼイユが絶句している。
その中オイラとスグリは、ただ静かに互いを見据えていた。
「……本当、強くなったねぃ、お前」
「はぁっ、はぁ…………は、はは、勝てた……見ろよ、やっぱり俺は正しかった………!!頑張れば才能にも主人公にも勝てるんだ!!」
「……………………」
ただ、向こうはオイラを見ているようで見ていなかった。相変わらず何処か遠くのなにかを見ている。
人のことを勝手に捻じ曲げないで欲しいなあ。オイラはお前が認めて欲しいと思うヤツを知りもしないんだぜ?ていうか『主人公』ってなんのことよ?
8720「勝者、チャレンジャースグリ!!こ、これによりランキング変動!!ブルベリーグチャンピオンは、スグリとなります!!」
観客席が騒つく。三天王とゼイユが絶句している。
その中オイラとスグリは、ただ静かに互いを見据えていた。
「……本当、強くなったねぃ、お前」
「はぁっ、はぁ…………は、はは、勝てた……見ろよ、やっぱり俺は正しかった………!!頑張れば才能にも主人公にも勝てるんだ!!」
「……………………」
ただ、向こうはオイラを見ているようで見ていなかった。相変わらず何処か遠くのなにかを見ている。
人のことを勝手に捻じ曲げないで欲しいなあ。オイラはお前が認めて欲しいと思うヤツを知りもしないんだぜ?ていうか『主人公』ってなんのことよ?
Rahen_0323
SPUR MEスグリ対策考えてたカキツバタif、五話目です。全て幻覚。大分限界なカキツバタです。いつもより短くなってしまった。
はちゃめちゃ好き勝手してるのでなんでも許せる方向け。1〜4話と過去作の「お前を殺す夢を見た」を先に読むことを推奨します。
次から地獄のチャンピオン交代無限ループです。主人公はいつ来るんですかね(他人事)
地獄の沙汰もバトル次第 5あれから何日経っただろうか。
あまり長い時間は過ぎていない筈だが、なんだか段々数えるのも気にするのも面倒になってきて、今日の日付すら曖昧だった。
兎にも角にも今日のチャンピオン戦もギリギリ勝って終えたオイラは、部室に戻って椅子に腰掛けた。
「はぁあ〜〜〜…………」
疲れた。そんな弱音を押し殺しながらだらりと姿勢を崩す。
一緒に戻った部員達の「お疲れ様です」「今日も凄かった」なんて労いの言葉を程々に受け取りながらミックスオレの缶を開けた。甘ったるい匂いが漂う。
「……そろそろキツくなってきたかねぃ……」
ふと、誰にも聞こえない声量で零す。実際届かなかったようで、皆それぞれ緩い空気に戻っていた部室で和気藹々と話していた。
5295あまり長い時間は過ぎていない筈だが、なんだか段々数えるのも気にするのも面倒になってきて、今日の日付すら曖昧だった。
兎にも角にも今日のチャンピオン戦もギリギリ勝って終えたオイラは、部室に戻って椅子に腰掛けた。
「はぁあ〜〜〜…………」
疲れた。そんな弱音を押し殺しながらだらりと姿勢を崩す。
一緒に戻った部員達の「お疲れ様です」「今日も凄かった」なんて労いの言葉を程々に受け取りながらミックスオレの缶を開けた。甘ったるい匂いが漂う。
「……そろそろキツくなってきたかねぃ……」
ふと、誰にも聞こえない声量で零す。実際届かなかったようで、皆それぞれ緩い空気に戻っていた部室で和気藹々と話していた。
Rahen_0323
SPUR MEスグリ対策考えてたカキツバタif、四話目です。全て幻覚。追い詰めつつあるスグリvs作戦勝ちを繰り返すカキツバタです。
かなり好き勝手してるのでなんでも許せる方向け。1〜3話と過去作の「お前を殺す夢を見た」を先に読むことを推奨します。
次はバトル要素薄くなりそうです。そろそろカキツバタが負けるかもしれない。
地獄の沙汰もバトル次第 4オイラがブルベリーグチャンピオンの座を奪還してから、一週間と数日。
現在四天王のスグリはその期間中、ほぼ毎日のようにチャンピオン戦を仕掛けてきた。羽休めさせてくれたのは最初の二日だけで、それ以降は本当に日を跨ぐごとに公式戦を申し込んだのだ。
酷い時には一日に複数回バトルする時もあった。日毎に強くなるスグリの姿はもう見ていられないほどやつれていて、オイラもただでさえ多忙なのに何度も付き合わされ正直疲れていて。
三天王やゼイユの制止は意味を成さず、ただ時間だけが経ち心身が擦り減らされていく。
そして今日、この日の勝負。
スグリは現在の大将であるユキノオーとカミツオロチで粘り、とうとうオイラも最後の二匹を引き摺り出される展開となった。
7766現在四天王のスグリはその期間中、ほぼ毎日のようにチャンピオン戦を仕掛けてきた。羽休めさせてくれたのは最初の二日だけで、それ以降は本当に日を跨ぐごとに公式戦を申し込んだのだ。
酷い時には一日に複数回バトルする時もあった。日毎に強くなるスグリの姿はもう見ていられないほどやつれていて、オイラもただでさえ多忙なのに何度も付き合わされ正直疲れていて。
三天王やゼイユの制止は意味を成さず、ただ時間だけが経ち心身が擦り減らされていく。
そして今日、この日の勝負。
スグリは現在の大将であるユキノオーとカミツオロチで粘り、とうとうオイラも最後の二匹を引き摺り出される展開となった。
Rahen_0323
SPUR MEスグリ対策練ってたカキツバタif、三話目です。全て幻覚。付け焼き刃スグリvs楽しもうという精神はあるカキツバタです。
大分好き勝手してるのでなんでも許せる方向け。前作と前々作と過去作の「お前を殺す夢を見た」を先に読むことを推奨します。
次はまたバトルになるかもしれない。ギスギスがどんどん加速していきます。
地獄の沙汰もバトル次第 3オイラがチャンピオンに戻り、スグリが四天王に都落ちしてから二日が経った。
「あ〜〜〜やっと終わったぁ」
「お疲れ様です」
「カキツバタにしては頑張った」
オイラはたった今、やっと書類の山を片付けられて、ペンを放り出しながらテーブルに突っ伏した。
スグリとのポケモン勝負に勝った後からずっと大変だった。なにせチャンピオンに戻った途端、アイツに辞めさせられた、もしくは愛想を尽かして自ら辞めた部員が次々「もう一度リーグ部に!」と押し掛けてきたのだから。
まあそれだけならいい。彼ら彼女らは不当な扱いを受けたと知っていたから、受け入れるさ。
だが、分かっちゃいたが仕事は山積みで。元チャンピオンの設けたふざけたルールの撤廃に、それに伴っての顧問との面談に、ポーラスクエアや四天王業務の引き継ぎに、通常の仕事まで。もう一生分働いたってくらい色々やらされた。
7032「あ〜〜〜やっと終わったぁ」
「お疲れ様です」
「カキツバタにしては頑張った」
オイラはたった今、やっと書類の山を片付けられて、ペンを放り出しながらテーブルに突っ伏した。
スグリとのポケモン勝負に勝った後からずっと大変だった。なにせチャンピオンに戻った途端、アイツに辞めさせられた、もしくは愛想を尽かして自ら辞めた部員が次々「もう一度リーグ部に!」と押し掛けてきたのだから。
まあそれだけならいい。彼ら彼女らは不当な扱いを受けたと知っていたから、受け入れるさ。
だが、分かっちゃいたが仕事は山積みで。元チャンピオンの設けたふざけたルールの撤廃に、それに伴っての顧問との面談に、ポーラスクエアや四天王業務の引き継ぎに、通常の仕事まで。もう一生分働いたってくらい色々やらされた。
Rahen_0323
SPUR MEスグリ対策練ってたカキツバタif、二話目です。全て幻覚。今回はバトルしてません。カキツバタがずっとぐるぐる悩んでるだけ。流石に毎回バトル書くのは無茶なのでお許しを……
大分好き勝手してます。なんでも許せる方向け。前作と二ヶ月前の「お前を殺す夢を見た」を先に読むことを推奨します。
次回は多分バトルします。竜の血が滾るかもしれない。
地獄の沙汰もバトル次第 2どうにかこうにかスグリを倒し、チャンピオンの座を奪い返した後。
これでも結構頑張ったってのに、引き揚げて直ぐに「早くシャワー浴びて休みなさい!!」と強い口調で部室から叩き出されたオイラは、まあそれも後輩達の優しさかと素直に受け入れて自室へ帰ることにした。
……既にチャンピオン陥落はバトルを観戦していなかった者にまで広まっているらしい。その噂で持ち切りで、オイラも度々声を掛けられた。リーグ部員から元部員から、教師、部外の生徒にまで。
「やったなあカキツバタ!」
「凄いじゃないか!」
「ありがとうチャンピオン!信じてたよ!」
「また皆で楽しくやろうね!」
「ありがとう!!」「流石は学園最強!!」「信じてた!!」「よくやった!!」
7174これでも結構頑張ったってのに、引き揚げて直ぐに「早くシャワー浴びて休みなさい!!」と強い口調で部室から叩き出されたオイラは、まあそれも後輩達の優しさかと素直に受け入れて自室へ帰ることにした。
……既にチャンピオン陥落はバトルを観戦していなかった者にまで広まっているらしい。その噂で持ち切りで、オイラも度々声を掛けられた。リーグ部員から元部員から、教師、部外の生徒にまで。
「やったなあカキツバタ!」
「凄いじゃないか!」
「ありがとうチャンピオン!信じてたよ!」
「また皆で楽しくやろうね!」
「ありがとう!!」「流石は学園最強!!」「信じてた!!」「よくやった!!」
Rahen_0323
SPUR ME呟いてた「スグリ対策を密かに練っていたカキツバタ」のif話です。全て幻覚。ネタバレ、捏造、妄想、自己解釈、原作改変とやりたい放題です。カキツバタもやりたい放題してます。私はゲーム内でもバトル下手な部類なのでバトルシーンはフワッと読んで欲しい。
二ヶ月前の「お前を殺す夢を見た」の派生なのでそちらから読んだ方がいいかもしれません。一部端折ったりもしてるので。
続きは未定です。尚現在ひんしです。
全ての始まりを、あの少年が歪んでしまったきっかけをオイラは知らない。
それは他の仲間達殆ど全員にも言えることのようで、気付けばアイツは狂ってしまい、気付けばオイラ達もその暴走に巻き込まれていた。
理不尽な侮辱に、よく知りもしない上での否定。追放。糾弾。自分も他人も追い詰めて追い詰めて。
その果てにあるのは孤独と虚無のみと知る由も無い子供は狂って、「自分は強い」「お前らは弱い」と言い張り、"なにか"を盲信する。
「バカげてんな」
オイラは知ってる。強いだけでは『特別』にはなれないと。いや、少し考えれば大多数のポケモントレーナーは気付くことだ。
だが狂気に呑まれ弱さと自分を忌み嫌った愚かな少年は気付かない。仲間として先輩として、まあ哀れには思った。誰かが目を覚まさせてやらなくてはいけない、と。
12871それは他の仲間達殆ど全員にも言えることのようで、気付けばアイツは狂ってしまい、気付けばオイラ達もその暴走に巻き込まれていた。
理不尽な侮辱に、よく知りもしない上での否定。追放。糾弾。自分も他人も追い詰めて追い詰めて。
その果てにあるのは孤独と虚無のみと知る由も無い子供は狂って、「自分は強い」「お前らは弱い」と言い張り、"なにか"を盲信する。
「バカげてんな」
オイラは知ってる。強いだけでは『特別』にはなれないと。いや、少し考えれば大多数のポケモントレーナーは気付くことだ。
だが狂気に呑まれ弱さと自分を忌み嫌った愚かな少年は気付かない。仲間として先輩として、まあ哀れには思った。誰かが目を覚まさせてやらなくてはいけない、と。
Rahen_0323
DOODLEカキツバタのヒスイ入りその7です。以前書いた「置き去った男」に繋がる話なので、そちらの1〜7と一緒に読むことをオススメします。シリーズなので「漂流譚」1〜6も先に読むこと推奨です。
なんでも許せる方向け。フカマル好き過ぎて優遇しちゃってるかもしれない。フカマルかわいい。書けば書くほど一層愛着が増していきます。
漂流譚 7「調査隊の皆さん。ヌメイルの治療が終わりましたよ」
ヌメルゴンとの戦闘の後、ベースキャンプに戻ったオイラとショウは一足先にコトブキ村へ帰還させてもらって、ギンガ団の医療隊にヌメイルをお願いした。
待っているとそのうち無事に手当てが終わったと伝えられ、思わず身を乗り出す。
「大丈夫です。命に別状はありません。お二人の処置が的確だったお陰ですね」
「そっか、よかった……」
「お恥ずかしながら、私はなにもしてません。応急処置は殆どカキツバタさんがやったんですよ。流石ですよね!」
「いやいや、道具持ってたショウのお陰だって。オイラは大したこたしてねえだろぃ」
お互い自分を下げて相手を上げてとしていれば、医療隊は微笑ましそうにする。本心なんだけどなあ。
3679ヌメルゴンとの戦闘の後、ベースキャンプに戻ったオイラとショウは一足先にコトブキ村へ帰還させてもらって、ギンガ団の医療隊にヌメイルをお願いした。
待っているとそのうち無事に手当てが終わったと伝えられ、思わず身を乗り出す。
「大丈夫です。命に別状はありません。お二人の処置が的確だったお陰ですね」
「そっか、よかった……」
「お恥ずかしながら、私はなにもしてません。応急処置は殆どカキツバタさんがやったんですよ。流石ですよね!」
「いやいや、道具持ってたショウのお陰だって。オイラは大したこたしてねえだろぃ」
お互い自分を下げて相手を上げてとしていれば、医療隊は微笑ましそうにする。本心なんだけどなあ。
Rahen_0323
DOODLE帰省したタイミングで体調崩しちゃったカキツバタの話。ぬるいですが体調不良表現があります。もっとぐずぐずにしてベタベタ甘やかす話にする予定だったのに無理でした。無念。
なんでも許せる方向けです。「閉じた世界」辺りに登場させてた名無しのオリジナルモブがいっぱい喋ったりします。そろそろ彼らにも名前を付けたい気持ちがあったりなかったり。センスが欲しいですね。 4886
Rahen_0323
DOODLEカキツバタのヒスイ入りその6です。バトルパート。以前書いた「置き去った男」に繋がる話です。そちらの1〜7と一緒に読むことをオススメします。シリーズでもあるので「漂流譚」の1〜5も先に読むことを推奨。
なんでも許せる方向け。書いてから調べたけどヒスイヌメイルって結構重いんですね。まあカキツバタはスーパーイッシュ人でありジジイの孫なので……(てきとう)
漂流譚 6湿地と言われるだけあり、あちこちに池のような大きな水溜まりがあった。オイラ達はそれを踏み締め靴や草鞋を湿らせながら進む。
「フカッ!」
「「!!」」
やがて先頭を走っていたフカマルが立ち止まった。
「ぜーっ、ぜーっ、着いた、げほっ、のかぃ?」
「フーカ!」
「カキツバタさん、大丈夫?凄いバテてますけど」
「オイラのこたぁいいから、そんなことより」
あんだけ動いたのにピンピンしてるショウは、息を切らすオイラを心配するが。
オイラの体力が無いことは今はいい。それよりフカマルが何故ここへ導いたかだ。
汗を拭って顔を上げ、フカマルが指差す方を見る。
「あ…………」
「アイツは」
そこには、傷だらけの状態でくたりと倒れるポケモンが居た。
4354「フカッ!」
「「!!」」
やがて先頭を走っていたフカマルが立ち止まった。
「ぜーっ、ぜーっ、着いた、げほっ、のかぃ?」
「フーカ!」
「カキツバタさん、大丈夫?凄いバテてますけど」
「オイラのこたぁいいから、そんなことより」
あんだけ動いたのにピンピンしてるショウは、息を切らすオイラを心配するが。
オイラの体力が無いことは今はいい。それよりフカマルが何故ここへ導いたかだ。
汗を拭って顔を上げ、フカマルが指差す方を見る。
「あ…………」
「アイツは」
そこには、傷だらけの状態でくたりと倒れるポケモンが居た。
Rahen_0323
MAIKINGカキツバタが居なくなる話六話目です。完全シリアス。捏造過多でなんでも許せる方向け。シリーズなので「アレは死んだ(一話)」「SOS?(二話)」「堪えた悲鳴(三話)」「円盤(四話)」「王者(五話)」から読むことをオススメします。
気付いたらこのシリーズ一ヶ月止まってたらしいです。申し訳ねえ。色々間違ってないか不安になりながら投稿してるので後から修正入る可能性があります。
愛と後悔「先ず、一番重要な点から伺います。……カキツバタくんは、死んだんですか?」
僕が念の為覚悟を胸に静かに問うと、スグリが怖い顔になり、アカマツくんがギュッとフライパンを握り締めた。
アイリスさんはそんな僕達を順に見て、言葉を選ぶように暫し沈黙して考え込む。
数分にも数時間にも感じた静寂が過ぎ去った後、飛んだ答えはこれまた不可解だった。
「私も、死んだのだと聞かされました。でも生きてると思う」
僕達三人は視線を交わらせる。
そんなアイコンタクトには気付いているのだろう。イッシュの女王は大きく息を吐き出して続けた。
「ご存知か分からないけど、私はソウリュウシティの出身でもドラゴン使いの一族の生まれでもないの。竜の里という場所から来た、所謂"余所者"。お祖父ちゃんの後継者だからって、そこは変わらない。だから……一族の仕来りにはまだあまり詳しくなくて。関わることが無かったわけじゃないけど、仲間外れにされることも多いの。あくまで"後継者"で本当に当主になる日も決まってないから、尚更」
3010僕が念の為覚悟を胸に静かに問うと、スグリが怖い顔になり、アカマツくんがギュッとフライパンを握り締めた。
アイリスさんはそんな僕達を順に見て、言葉を選ぶように暫し沈黙して考え込む。
数分にも数時間にも感じた静寂が過ぎ去った後、飛んだ答えはこれまた不可解だった。
「私も、死んだのだと聞かされました。でも生きてると思う」
僕達三人は視線を交わらせる。
そんなアイコンタクトには気付いているのだろう。イッシュの女王は大きく息を吐き出して続けた。
「ご存知か分からないけど、私はソウリュウシティの出身でもドラゴン使いの一族の生まれでもないの。竜の里という場所から来た、所謂"余所者"。お祖父ちゃんの後継者だからって、そこは変わらない。だから……一族の仕来りにはまだあまり詳しくなくて。関わることが無かったわけじゃないけど、仲間外れにされることも多いの。あくまで"後継者"で本当に当主になる日も決まってないから、尚更」
Rahen_0323
DOODLEカキツバタのヒスイ入りその5です。本当にもう番外編のボリュームじゃない。以前書いた「置き去った男」に繋がる話です。そちらの1〜7と一緒に読むことをオススメします。シリーズでもあるので「漂流譚」1〜4も先に読むことを推奨します。
なんでも許せる方向け。次回はヌメラ族との出会いになると思います。
漂流譚 5ヒスイに落ちてから一週間と数日が経過した。
放り出された衝撃で負った怪我は順調に回復して、少し前に無事完治して。
それから今日この日、オイラは正式にギンガ団調査隊の一員となった。
「今はニャースの手も借りたいほど多忙を極めている。キミには寝食と報酬の保証をする代わりにとことん働いてもらうぞ」
「へーい。まあお手柔らかに頼みますわ」
本来なら入団試験が必要だが、バカみたいに忙しい状況なのとショウとセキの旦那の推薦で一先ずは免除とのことだ。いやー有難え有難え。
長期間ここに居るつもりなんざないしなんでも早い方がいいので、実際本当に助かった。
渡された隊服が落ち着かずジャージとマントを上に着てしまったが、そこには特に触れられないで話が進む。
3059放り出された衝撃で負った怪我は順調に回復して、少し前に無事完治して。
それから今日この日、オイラは正式にギンガ団調査隊の一員となった。
「今はニャースの手も借りたいほど多忙を極めている。キミには寝食と報酬の保証をする代わりにとことん働いてもらうぞ」
「へーい。まあお手柔らかに頼みますわ」
本来なら入団試験が必要だが、バカみたいに忙しい状況なのとショウとセキの旦那の推薦で一先ずは免除とのことだ。いやー有難え有難え。
長期間ここに居るつもりなんざないしなんでも早い方がいいので、実際本当に助かった。
渡された隊服が落ち着かずジャージとマントを上に着てしまったが、そこには特に触れられないで話が進む。
Rahen_0323
MOURNING支部に投稿していた作品の再掲です。一応二話目まで書いていたものの他のシリーズ作り過ぎで続きを書く目処が立たないので一旦再掲と供養させてください。申し訳ねえ。カキツバタがテラパゴスの技で幼児化する話です。ブルベチャンプズメインです。捏造妄想自己解釈激しめ。なんでも許せる方向けです。
支部で続きを望まれるコメントを沢山頂いたので完成させたい気持ちはあるんですけどね……暫く無理と思われます。無念。 6013
Rahen_0323
MAIKING記憶喪失カキツバタその5。久しぶりの更新なのに短めだしあんまり進展はしてません。捏造妄想自己解釈過多、未来if要素があります。名無しのモブが出てそこそこ喋ります。なんでも許せる方向け。シリーズなので「残花を手に」の1〜4を先に読むことをオススメします。
残花を手に 5なるべく人目を避けて到着したリーグ部の部室。授業が無いのとテラリウムドームが封鎖されているのもあって、そこには多数の部員が集まっていた。
「えーっと、皆おはよう!」
「あ、スグリ先輩にアカマツせんぱ……」
「!! カキツバタ先輩!!」
アカマツが挨拶すると全員がこちらを見て、直ぐにカキツバタの姿にも気付く。
呼ばれた本人はビクリと肩を震わせた。そんな彼の様子には気付いていないようで、皆安心したように駆け寄ってくる。
「ツバっさん!よかった、目が覚めたんですね!」
「怪我とかは!?」
「出歩いて大丈夫なんですか!?」
「あのスグリくん……さっき凄い勢いでタロちゃん呼んでたけど、なにかトラブルでも……?」
「ねえ、スグリ先輩、カキツバタ先輩!ドームは大丈夫だよね!?」
3062「えーっと、皆おはよう!」
「あ、スグリ先輩にアカマツせんぱ……」
「!! カキツバタ先輩!!」
アカマツが挨拶すると全員がこちらを見て、直ぐにカキツバタの姿にも気付く。
呼ばれた本人はビクリと肩を震わせた。そんな彼の様子には気付いていないようで、皆安心したように駆け寄ってくる。
「ツバっさん!よかった、目が覚めたんですね!」
「怪我とかは!?」
「出歩いて大丈夫なんですか!?」
「あのスグリくん……さっき凄い勢いでタロちゃん呼んでたけど、なにかトラブルでも……?」
「ねえ、スグリ先輩、カキツバタ先輩!ドームは大丈夫だよね!?」
Rahen_0323
DONEカキツバタとアイリスとバトルの話。もとい卒業。ネタバレ、捏造、妄想、自己解釈注意。特に捏造妄想が激しいです。
kktbtの日参加作品12作目です!1〜11作目と繋がりは無いので単体で読めます!
kktbtの日最終日が来てしまいましたね……本当に毎日投稿してうるさかったかと思いますがとても楽しかったです。ありがとうございました。今後も勝手に暴れ狂いますのでよろしくお願いします。
祝辞あの長いようで短い冒険から、二年近くの時間が経った。
僕ハルトはブルーベリー学園での交換留学を終え、進級して未来を見据えて、友人達の卒業も見送って。
二年。当たり前だが、その時間によりまた新たな生徒の卒業が学園とオレンジアカデミー共に決まった。
ゼイユとネリネさんは先んじて。次にペパーや、オルティガくん達一部スター団。タロちゃんやカキツバタ先輩達ブルーベリー学園現三年生。知ってる人から知らない人まで、沢山の生徒が門出を祝われる。
……そう、カキツバタ先輩。僕が『ツバっさん』と呼び慕う、あの三回留年生。
どういう風の吹き回しか、彼もまた卒業することが決まったのだ。
それが報された時の友人達の驚きようといったら。混乱のあまり何度も何度も事実確認をする人も居た。微妙に失礼だけど、まあ気持ちは分かる。
12328僕ハルトはブルーベリー学園での交換留学を終え、進級して未来を見据えて、友人達の卒業も見送って。
二年。当たり前だが、その時間によりまた新たな生徒の卒業が学園とオレンジアカデミー共に決まった。
ゼイユとネリネさんは先んじて。次にペパーや、オルティガくん達一部スター団。タロちゃんやカキツバタ先輩達ブルーベリー学園現三年生。知ってる人から知らない人まで、沢山の生徒が門出を祝われる。
……そう、カキツバタ先輩。僕が『ツバっさん』と呼び慕う、あの三回留年生。
どういう風の吹き回しか、彼もまた卒業することが決まったのだ。
それが報された時の友人達の驚きようといったら。混乱のあまり何度も何度も事実確認をする人も居た。微妙に失礼だけど、まあ気持ちは分かる。
Rahen_0323
DONEカキツバタとシャガと進級。もとい本気で言われたら逆らえないし逆らう気も無い話。ネタバレ、捏造、妄想、自己解釈注意。ジジイと孫がずっと不穏な空気なのでお気を付けて。
kktbtの日参加作品11作目です!1〜10作目と繋がりは無いので単体で読めます!いよいよ明日が最終日ですね……あっという間だなあ
明暗ブルーベリー学園校舎の一角。所謂相談室の役割を一応担っている部屋にて。
平常運転で粗雑に座るオイラ、カキツバタの真正面には、同じ白髪と金眼……だが似ていると言うには体格も面構えも違い過ぎる祖父、シャガが鎮座していた。
「……………………」
「……………………」
腕を組み背筋をしっかり伸ばしている祖父と、背凭れに寄り掛かり足を組む行儀良くする気の無い孫。他人が見れば随分おかしく映るかもしれない。
まあ今この場に居るのはオイラ達二人だけなので、「似てないね」なんて不名誉な指摘を受けることもありゃしないが。
「…………久しいな、カキツバタ」
「…………遠路はるばるご苦労様ですわ、当主サマ」
「……………………」
「……………………」
3021平常運転で粗雑に座るオイラ、カキツバタの真正面には、同じ白髪と金眼……だが似ていると言うには体格も面構えも違い過ぎる祖父、シャガが鎮座していた。
「……………………」
「……………………」
腕を組み背筋をしっかり伸ばしている祖父と、背凭れに寄り掛かり足を組む行儀良くする気の無い孫。他人が見れば随分おかしく映るかもしれない。
まあ今この場に居るのはオイラ達二人だけなので、「似てないね」なんて不名誉な指摘を受けることもありゃしないが。
「…………久しいな、カキツバタ」
「…………遠路はるばるご苦労様ですわ、当主サマ」
「……………………」
「……………………」
Rahen_0323
DONEカキツバタとホームウェイ組と嫉妬の話。ボタンちゃんの出番が少なくなってしまった。タイトルは「からすきぼし」と読みます。ネタバレ、捏造、妄想、自己解釈注意。
kktbtの日参加作品10作目です!1〜9作目と繋がりは無いので単体で読めます!段々終わりが近づいてきましたね
唐鋤星今日はオレ、ペパーとダチのネモが初めてブルーベリー学園へ行く日だ。
どうにも少し前に学園で特別講師?なる制度が動き出したようで。既にパルデアの教師やジムリーダー、四天王、トップチャンピオンまでお呼ばれしていて。その中「生徒同士の交流もどうか」と話が纏まり、オレ達が親友のハルトの推薦で選ばれたらしい。
その中には勿論ボタンも居たが、一先ずオレとネモに来て欲しいとのことだ。大恩人であり一番の親友の頼みなので当然断る理由は無い。単位も貰えるって話だし、意気揚々イッシュ地方ブルーベリー学園へと飛び立った。
「ペパー!ネモ!ようこそ、ブルーベリー学園へ!」
到着すると早速ハルトが歓迎してくれた。まるでここも自分の母校だといった振る舞いに、ホッとしたような寂しいような。
4673どうにも少し前に学園で特別講師?なる制度が動き出したようで。既にパルデアの教師やジムリーダー、四天王、トップチャンピオンまでお呼ばれしていて。その中「生徒同士の交流もどうか」と話が纏まり、オレ達が親友のハルトの推薦で選ばれたらしい。
その中には勿論ボタンも居たが、一先ずオレとネモに来て欲しいとのことだ。大恩人であり一番の親友の頼みなので当然断る理由は無い。単位も貰えるって話だし、意気揚々イッシュ地方ブルーベリー学園へと飛び立った。
「ペパー!ネモ!ようこそ、ブルーベリー学園へ!」
到着すると早速ハルトが歓迎してくれた。まるでここも自分の母校だといった振る舞いに、ホッとしたような寂しいような。
Rahen_0323
DOODLEカキツバタのヒスイ入り番外編その4です。番外編のボリュームじゃなくなる予感がしてきました。以前書いた「置き去った男」と繋がる話です。そちらの1〜7と一緒に読むことをオススメします。それとシリーズなので「漂流譚」1〜3も先に読むことを推奨します。
なんでも許せる方向け。2話目より仲良くなってる人とか初対面カットしてる人が居たりします。全部書いたら本当とんでもない長さになりそうなので……
漂流譚 4オイラがヒスイ地方に迷い込んでから、数日。
あの後コンゴウ団、シンジュ団、ギンガ団のことやこの地の詳細を伝えられ、それからオイラの処遇も教えられた。
『本来なら得体の知れない余所者をおいそれと受け入れるわけにはいかないが……アンタの境遇は、ショウやあの人と何処か似ている。それにそのショウがお前を助けてやりたいみたいだからな。一先ずこのコンゴウ団リーダーのセキとギンガ団調査隊隊長シマボシを責任者として、暫くは村に置いといてやる』
『怪我が良くなったら勿論働いてもらいます。この村に滞在したいのであればの話ですが……とにかく先ずはゆっくり休んで傷を癒してください。細かい部分はまた後ほど』
どうにも、ショウと"あの人"とやらの助けに繋がるかも、という理由らしいが。それでも叩き出されることは無いようなのでホッとした。
4854あの後コンゴウ団、シンジュ団、ギンガ団のことやこの地の詳細を伝えられ、それからオイラの処遇も教えられた。
『本来なら得体の知れない余所者をおいそれと受け入れるわけにはいかないが……アンタの境遇は、ショウやあの人と何処か似ている。それにそのショウがお前を助けてやりたいみたいだからな。一先ずこのコンゴウ団リーダーのセキとギンガ団調査隊隊長シマボシを責任者として、暫くは村に置いといてやる』
『怪我が良くなったら勿論働いてもらいます。この村に滞在したいのであればの話ですが……とにかく先ずはゆっくり休んで傷を癒してください。細かい部分はまた後ほど』
どうにも、ショウと"あの人"とやらの助けに繋がるかも、という理由らしいが。それでも叩き出されることは無いようなのでホッとした。
Rahen_0323
DONEカキツバタとシアノとブライア。とテラスタル。三人がこういう関係だったらいいなって話。ネタバレ、捏造、妄想、自己解釈注意。カキツバタ一年時の過去捏造が激しいです。あと過去一短いです。kktbtの日参加作品9作目です!1〜8作目と繋がりは無いので単体で読めます!
表裏一体少し前に出来たブルーベリー学園に入学して、ブルベリーグのチャンピオンになった。
箱庭の中、仮初の頂点に立った自分、カキツバタはどうにも実感の無さというか釈然としなさを覚えながらも、とりあえずそれっぽくやっていて。
「まだ一年生なのに」「最速で駆け上がった」と変に持ち上げられて辟易していたある日、ブライアという先生と校長であるシアノ先生に呼び出され学園内にある研究室へ向かった。
「よく来てくれたね、カキツバタくん!」
「待ってたよー」
「…………どうも」
到着すると随分歓迎された。
研究一筋、興味優先といった形の人間である二人はあまり得意じゃない。この二人に招かれるなんてどうせロクなことではないのだ。
入学して間も無い身でありながらとうに思い知っていた為、とりあえず警戒しながら近づく。
2170箱庭の中、仮初の頂点に立った自分、カキツバタはどうにも実感の無さというか釈然としなさを覚えながらも、とりあえずそれっぽくやっていて。
「まだ一年生なのに」「最速で駆け上がった」と変に持ち上げられて辟易していたある日、ブライアという先生と校長であるシアノ先生に呼び出され学園内にある研究室へ向かった。
「よく来てくれたね、カキツバタくん!」
「待ってたよー」
「…………どうも」
到着すると随分歓迎された。
研究一筋、興味優先といった形の人間である二人はあまり得意じゃない。この二人に招かれるなんてどうせロクなことではないのだ。
入学して間も無い身でありながらとうに思い知っていた為、とりあえず警戒しながら近づく。
Rahen_0323
DOODLEカキツバタのヒスイ入り番外編その3です。今回はカキツバタ失踪時の現代サイドです。地獄です。番外編だから許されると思った。思うな。以前書いた「置き去った男」の1〜7と一緒に読むことをオススメします。
なんでも許せる方向け。マジで誰も幸せじゃないです。カキツバタがフカマルといちゃいちゃしてる間にこうなってたのかと思うとお前早よ戻れやって思いますよね。私も思います。
漂流譚 3交換留学生にしてチャンピオンだったハルトがブルーベリー学園を去り、少し経ったある日。
「ふわあ……おはよー……」
「おはようスグリ!」
「おはようございます、スグリくん!」
進級試験が無事に終わり、学園全員の進級と卒業が決まって、またなんてことない平和な一日が始まったと俺は暢気にリーグ部へ顔を出した。
色々、本当に色々あったけど、ハルトや皆のお陰で幸せな日常が帰ってきた。この部屋を訪れる度に思い出していた罪悪感は最早薄れ、皆とも普通に笑い合えるようになった。
俺は本当に恵まれてる幸せ者だ。甘えだと何処か自虐的な自分が言うけれど、その甘えを皆は受け入れてくれた。だったらもう迷うことは無くて。
「スグリくん、ちょっとバトルのことで相談があるんだけど……」
5439「ふわあ……おはよー……」
「おはようスグリ!」
「おはようございます、スグリくん!」
進級試験が無事に終わり、学園全員の進級と卒業が決まって、またなんてことない平和な一日が始まったと俺は暢気にリーグ部へ顔を出した。
色々、本当に色々あったけど、ハルトや皆のお陰で幸せな日常が帰ってきた。この部屋を訪れる度に思い出していた罪悪感は最早薄れ、皆とも普通に笑い合えるようになった。
俺は本当に恵まれてる幸せ者だ。甘えだと何処か自虐的な自分が言うけれど、その甘えを皆は受け入れてくれた。だったらもう迷うことは無くて。
「スグリくん、ちょっとバトルのことで相談があるんだけど……」
Rahen_0323
DONEカキツバタとハッサクと子供。もとい最強の話。二人が喋ってるだけです。ネタバレ、捏造、妄想、自己解釈注意。kktbtの日参加作品8作目です!1〜7作目と繋がりは無いので単体で読めます!
竜と竜とその少年も、小生にとっては等しくただの子供だった。
小生、ハッサクと似たようにドラゴン使いの一族……それも直系の血を継いで産まれた彼と初めて会ったのは、お互い幾つの頃だったか。
『カキツバタ。彼がハッサク殿だ』
『こんにちはですよ、カキツバタくん。初めまして。ハッサクと言います』
『…………初めまして。カキツバタです』
人見知りなのか、オドオドと祖父のズボンを小さな手で握り締める様子は見た目通り幼くて。それでも失礼をしまいと礼儀正しく挨拶する姿がいじらしくて。
手を差し出せば握手に応じてくれた柔らかく温かい存在が本当に『子供』なのだと。
当時は教師になるよりずっと前で、あまり子供と触れ合ってきていなかったが……漠然と『守りたい、守らなければ』と感じた。
4208小生、ハッサクと似たようにドラゴン使いの一族……それも直系の血を継いで産まれた彼と初めて会ったのは、お互い幾つの頃だったか。
『カキツバタ。彼がハッサク殿だ』
『こんにちはですよ、カキツバタくん。初めまして。ハッサクと言います』
『…………初めまして。カキツバタです』
人見知りなのか、オドオドと祖父のズボンを小さな手で握り締める様子は見た目通り幼くて。それでも失礼をしまいと礼儀正しく挨拶する姿がいじらしくて。
手を差し出せば握手に応じてくれた柔らかく温かい存在が本当に『子供』なのだと。
当時は教師になるよりずっと前で、あまり子供と触れ合ってきていなかったが……漠然と『守りたい、守らなければ』と感じた。
Rahen_0323
DONEカキツバタとアカマツと氷。カキツバタ殆ど喋りません。ネタバレ、捏造、妄想、自己解釈注意。BW2の氷漬け事件についての妄想が含まれ、体調不良や怪我の匂わせもあります。kktbtの日参加作品7作目です!1〜6作目と繋がりは無いので単体でも読めます!
ほのおとこおり朝のブルーベリー学園、リーグ部。
今日は授業が無いから部室は既に賑わっていて、オレ……アカマツは嬉しくなりながら挨拶した。
「皆おはよー!」
「あ、おはようアカマツ!」
「おはよー」
もうすっかり以前の楽しい空気に戻ってて、あちこちから返事が。やっぱりリーグ部はこうでなきゃな!
「アカマツくん!おはよう!」
「ハルト!おはよ!今日も強火に元気そうだね!」
「まあね」
そこへオレ達の仲間でありブルベリーグチャンピオンであるハルトが駆け寄って来る。
今日も変わらず穏やかに笑う彼は、「あ、来て早々悪いんだけど」と手を合わせてきた。
「ごめんアカマツくん!ちょっとお願いがあって!」
「いいよ!なんでも言って!」
「……助かるけど、せめて聞いてから頷いた方が……」
4541今日は授業が無いから部室は既に賑わっていて、オレ……アカマツは嬉しくなりながら挨拶した。
「皆おはよー!」
「あ、おはようアカマツ!」
「おはよー」
もうすっかり以前の楽しい空気に戻ってて、あちこちから返事が。やっぱりリーグ部はこうでなきゃな!
「アカマツくん!おはよう!」
「ハルト!おはよ!今日も強火に元気そうだね!」
「まあね」
そこへオレ達の仲間でありブルベリーグチャンピオンであるハルトが駆け寄って来る。
今日も変わらず穏やかに笑う彼は、「あ、来て早々悪いんだけど」と手を合わせてきた。
「ごめんアカマツくん!ちょっとお願いがあって!」
「いいよ!なんでも言って!」
「……助かるけど、せめて聞いてから頷いた方が……」
Rahen_0323
DONEカキツバタとネリネと進路。ただ喋ってるだけです。ネタバレ、捏造、妄想、自己解釈注意。kktbtの日参加作品6作目です!1〜5作目と繋がりは無いので単体で読めます!もう残り期間も半分ですか……早いですね……この調子で走り続けたいと思います。
部長と会長放課後。日が沈み出し、生徒が殆ど皆部屋へ引き揚げた時間帯のリーグ部。
たった二人残っていたオイラ、カキツバタとブルベリーグ四天王仲間のネリネは、各々の業務を熟しているところだった。
「はぁ〜〜〜っ、終わらねえ」
「仕事を溜め込んだカキツバタの自業自得」
「塩ー」
オイラはとうとうタロに激怒された為、溜まりに溜まったリーグ部長の仕事を。ネリネは生徒会の会議にて出た議題についての調査と纏めを直々に。お互い期限に余裕が無く、残業仲間としてポツポツ話す程度の口数で格闘していた。
尤もネリネにとって仕事は苦ではないらしいが。全く以って理解出来ねえや。将来ワーカホリックになっちまうんでねえの?ネリネだけでなくタロとかも。
4698たった二人残っていたオイラ、カキツバタとブルベリーグ四天王仲間のネリネは、各々の業務を熟しているところだった。
「はぁ〜〜〜っ、終わらねえ」
「仕事を溜め込んだカキツバタの自業自得」
「塩ー」
オイラはとうとうタロに激怒された為、溜まりに溜まったリーグ部長の仕事を。ネリネは生徒会の会議にて出た議題についての調査と纏めを直々に。お互い期限に余裕が無く、残業仲間としてポツポツ話す程度の口数で格闘していた。
尤もネリネにとって仕事は苦ではないらしいが。全く以って理解出来ねえや。将来ワーカホリックになっちまうんでねえの?ネリネだけでなくタロとかも。
Rahen_0323
DOODLE絶対握手したいオモダカさんvs嫌な予感がするので嫌なカキツバタの話です。修羅場確定演出。ギャグです。CPではありません。クソ重執着です。ネタバレ捏造妄想自己解釈注意。
パルデア四天王のグローブは絶対特注品でサイズの確認必要だろうなあ。オモダカさん直々に測ってると嬉しい。ちなみにこの話の前にネモやハルトも漏れなく握手されてますね。オモダカさんのなりふり構わないパワフルなスタイル、とても好きです 4373
Rahen_0323
DONEカキツバタとタロとライバル。ネタバレ、捏造、妄想、自己解釈注意。特に捏造と自己解釈が激しいです。嫌なモブも出たりします。CPではありません。kktbtの日参加作品5作目です!1〜4作目と繋がりは無いので単体でも読めます!
好敵手と書いてある日のブルーベリー学園、放課後。
私タロは、今日の仕事を済ませようとリーグ部部室へ向かっていた。
「はぁーっ…………」
ただ、週末な為に疲れも溜まっていてあまりご機嫌とも言えず、『どうせまたあの部長は授業も仕事もサボってるんだろうな』と溜め息を零しながら静かに廊下を進んでいて。
そんな時だった。一つの教室から、楽しそうと言うには少々品の無い笑い声が聞こえたのは。
「ねー聞いた?カキツバタくん、今日もアオイちゃんとバトルしてたんだって!」
「聞いた聞いたー!ていうか私観戦してたよ!」
「マジで?羨ましー」
「……………………」
興味というか、シンプルに内容が気になり足を止めた。
盗み聞きなんてそれこそ行儀が悪いけど、でもなんだか、カキツバタとアオイさんのポケモン勝負が話題に出てるのが引っ掛かって。
6827私タロは、今日の仕事を済ませようとリーグ部部室へ向かっていた。
「はぁーっ…………」
ただ、週末な為に疲れも溜まっていてあまりご機嫌とも言えず、『どうせまたあの部長は授業も仕事もサボってるんだろうな』と溜め息を零しながら静かに廊下を進んでいて。
そんな時だった。一つの教室から、楽しそうと言うには少々品の無い笑い声が聞こえたのは。
「ねー聞いた?カキツバタくん、今日もアオイちゃんとバトルしてたんだって!」
「聞いた聞いたー!ていうか私観戦してたよ!」
「マジで?羨ましー」
「……………………」
興味というか、シンプルに内容が気になり足を止めた。
盗み聞きなんてそれこそ行儀が悪いけど、でもなんだか、カキツバタとアオイさんのポケモン勝負が話題に出てるのが引っ掛かって。
Rahen_0323
DONEカキツバタとゼイユと幼児化。ブライア先生は安定の戦犯です。ネタバレ、捏造、妄想、自己解釈、年齢操作注意。幼児化によってチヤホヤされる描写はありますがCPではありません。kktbtの日参加作品4作目です!1〜3作目と特に繋がりは無いので単体でも読めます!
お姉様と弟様前略。カキツバタがハルトと同じくらいの年齢になってしまった。
「前略……じゃ、ないよ!!なにがあったの!?!?」
「まーまー落ち着けやキョーダイ」
「むしろ貴方が落ち着き過ぎなんですよ!!」
戸惑う仲間に対してバカな男が高くなった声と低くなった背でへらへらするので、あたしゼイユは頭を抱え弟のスグリは真っ青な顔のままオロオロする。
ただまあ今回ばかりはフワ男に非は無いので、あたしの方から説明した。
「実は、ブライア先生が科学部と協力して新しいアイテムを開発してて…………」
「あーもう大体察した」
「ブライア先生……」
あの暴走機関車研究者が、そのアイテムの試作品を『是非試しに使ってみてくれたまえ!!』とあたしの元へ持ち込んで、嫌々スイッチを押したらなんか暴走して。
7490「前略……じゃ、ないよ!!なにがあったの!?!?」
「まーまー落ち着けやキョーダイ」
「むしろ貴方が落ち着き過ぎなんですよ!!」
戸惑う仲間に対してバカな男が高くなった声と低くなった背でへらへらするので、あたしゼイユは頭を抱え弟のスグリは真っ青な顔のままオロオロする。
ただまあ今回ばかりはフワ男に非は無いので、あたしの方から説明した。
「実は、ブライア先生が科学部と協力して新しいアイテムを開発してて…………」
「あーもう大体察した」
「ブライア先生……」
あの暴走機関車研究者が、そのアイテムの試作品を『是非試しに使ってみてくれたまえ!!』とあたしの元へ持ち込んで、嫌々スイッチを押したらなんか暴走して。
Rahen_0323
MOURNING突然の救いの無いバカ重話の供養です。短いし途中で終わります。ドラゴン一族優しくないしモブとカキツバタが結婚してるしカキツバタ全然幸せじゃないし他の皆は普通に幸せになってるしで地獄です。救いはありません。なんでも許せる方向けです。
この後皆カキツバタの状況に気付くけど遅過ぎてどうにもならなくて皆悲しいだけの本当に救いの無い話の予定でしたね。なんでそんな話を書こうとしたんだ。ごめんカキツバタ。 2679
Rahen_0323
DONEカキツバタとスグリと努力。もとい謝罪とお叱りです。ネタバレ、捏造、妄想、自己解釈注意。kktbtの日参加作品3作目です!前作前々作とは特に繋がりは無いので単体でも読めます!
主役は誰紆余曲折ありながら、俺スグリはブルーベリー学園に復学した。
幾ら強くなるのに必死だったからって、正気を失っていたからって、俺がリーグ部を荒らし回ってしまったのは事実。皆は俺の問題には無関係で、飛んだとばっちりだったろう。憎まれ恨まれても、自分が吐いた毒の数々のしっぺ返しを受けても仕方ない。覚悟は出来ていた。
その上で、リーグ部に戻り皆に真正面から頭を下げた。自分なりに誠意を込めて謝った。
結果、当然のように「許さない」と言う人も少なくなくて。
でも思ったよりは皆好意的で、向き合ってくれた。許さずとも、想像していたような暴言や暴力は無く、それどころか「もういいよ」と笑ってくれた人も多かった。
誰にも許されないと、きっと歓迎などされないと思ってたのに。謝罪行脚が終われば、部内の殆どは普通に話して接してくれた。
6558幾ら強くなるのに必死だったからって、正気を失っていたからって、俺がリーグ部を荒らし回ってしまったのは事実。皆は俺の問題には無関係で、飛んだとばっちりだったろう。憎まれ恨まれても、自分が吐いた毒の数々のしっぺ返しを受けても仕方ない。覚悟は出来ていた。
その上で、リーグ部に戻り皆に真正面から頭を下げた。自分なりに誠意を込めて謝った。
結果、当然のように「許さない」と言う人も少なくなくて。
でも思ったよりは皆好意的で、向き合ってくれた。許さずとも、想像していたような暴言や暴力は無く、それどころか「もういいよ」と笑ってくれた人も多かった。
誰にも許されないと、きっと歓迎などされないと思ってたのに。謝罪行脚が終われば、部内の殆どは普通に話して接してくれた。
Rahen_0323
DONEカキツバタとハルトとエリアゼロ。ネタバレ、捏造、妄想、自己解釈注意。特に自己解釈と捏造が激しいです。kktbtの日参加作品2作目です!前作のアオイちゃんとの話とはあんまり繋がりはありません!むしろ別世界線かもしれない。
明日も投稿できるといいなと思ってますのでまたよろしくお願いします!
古来からブルーベリー学園にあるテラリウムドーム、その一角であり最も厳しい環境を整えられている雪原、ポーラエリア。
少し用事があり、相棒のコライドンにライドして飛び込んだ僕ハルトは、大きく息を吐き出した。寒さによってそれは白み、緩い風に吹かれて消えて行く。
「いつ来ても寒いよねえ、コライドン」
「アギャア……」
「そうだね、寒いの苦手だもんね。いつもありがとう、ごめんね」
でももう少し、もう少しで着くから頑張って。そう撫でると、愛しい相方は頷いてくれた。この子は何処までも僕を信じてついて来てくれる、心の友だ。勿論他の手持ちポケモン達も、だけど。……あの人がドラゴンを愛する気持ちが、コライドンと居ると分かるような気がする。
8156少し用事があり、相棒のコライドンにライドして飛び込んだ僕ハルトは、大きく息を吐き出した。寒さによってそれは白み、緩い風に吹かれて消えて行く。
「いつ来ても寒いよねえ、コライドン」
「アギャア……」
「そうだね、寒いの苦手だもんね。いつもありがとう、ごめんね」
でももう少し、もう少しで着くから頑張って。そう撫でると、愛しい相方は頷いてくれた。この子は何処までも僕を信じてついて来てくれる、心の友だ。勿論他の手持ちポケモン達も、だけど。……あの人がドラゴンを愛する気持ちが、コライドンと居ると分かるような気がする。
Rahen_0323
DONEカキツバタとアオイとゆれないおまもり。ネタバレ、捏造、妄想、自己解釈注意。皆仲良しこよしの友達です。kktbtの日参加作品です!この時をずっと待っていました!開催ありがとうございます!
賑やかしとして沢山小説を投稿する予定なのでどうかよろしくお願いします!尚準備不足で既に慌てています!頑張ります!
あなたとおまもりとある日。私アオイが交換留学先としてやって来た、ブルーベリー学園にて。
「無い!!無い、無い無い!!ウソ、どうしよう!!」
私は朝早く故にガラガラだったリーグ部の部室にて、一人鞄をひっくり返して騒いでいた。
「無い!!『ゆれないおまもり』が……無い!!なんで!?」
そう、こんなに取り乱している理由は、一つの、それでいてとても大事な物である『ゆれないおまもり』を失くしたからだ。
何度荷物を探っても幾ら自分の部屋や部室を捜索しても見当たらず、私はすっかり青褪めていた。
昨日のお昼までは確かにリュックに掛かってあった。ブルレクで撮った自撮り写真にしっかり写っていたので、それは確かだ。
だけどそれ以降が分からない。BPがある程度溜まったので引き揚げて、それから休憩がてらお昼ご飯を食べて、ライバル達と勝負して一日は終わった。そして今朝起きたらおまもりが無くなっていた。なら校舎内の何処かにある筈、と探してるのにまるで見つからない。
8458「無い!!無い、無い無い!!ウソ、どうしよう!!」
私は朝早く故にガラガラだったリーグ部の部室にて、一人鞄をひっくり返して騒いでいた。
「無い!!『ゆれないおまもり』が……無い!!なんで!?」
そう、こんなに取り乱している理由は、一つの、それでいてとても大事な物である『ゆれないおまもり』を失くしたからだ。
何度荷物を探っても幾ら自分の部屋や部室を捜索しても見当たらず、私はすっかり青褪めていた。
昨日のお昼までは確かにリュックに掛かってあった。ブルレクで撮った自撮り写真にしっかり写っていたので、それは確かだ。
だけどそれ以降が分からない。BPがある程度溜まったので引き揚げて、それから休憩がてらお昼ご飯を食べて、ライバル達と勝負して一日は終わった。そして今朝起きたらおまもりが無くなっていた。なら校舎内の何処かにある筈、と探してるのにまるで見つからない。
Rahen_0323
DOODLE前に投稿した「守護竜」の続きです。蛇足ですが「ちゃんと怒られろ〜」の気持ちで書きました。前作を先に読むことをオススメします。捏造だらけでカキツバタの頭のネジがちょっとおかしいです。自己肯定感に問題ありまくりです。あと未成年の飲酒匂わせがあったりします。なんでも許せる方向け。
そういえばポイピク投稿数、絵も合わせるとこの作品が50個目らしいです。いつもありがとうございます。今後も暴れます。 3151
poaro_zoroa
DONEリク頂いていたアイリスとカキツバタの話です。
ほのぼのかどうかはちょっと分からないですが、これが私の限界でした…。
林間学校前かその最中みたいな期間の出来事です。
ゲームのアイリスと言うより、アニメのアイリスのイメージが強くて混ざったような感じのアイリスになりました…。アイリスを履修するに当たってアニメ観直したのと、そもそもそっちのイメージの方が強かったのです。(言い訳) 7000
Rahen_0323
DOODLEカキツバタのヒスイ入りヒスイ編その2です。ややこしい。以前書いた「置き去った男」とつながる話です。そちらの1〜7と一緒に読むことをオススメします。あとこの話は2話目なので1話目から読まないとよく分からないと思います。
なんでも許せる方向け。カキツバタがドラゴンにデレデレしたりしてます。余談ですが私はずっと旅パにガブリアスを入れてるのでフカマルが可愛くて仕方ありません。その感情が割と出てるな。
漂流譚 2「カキツバタ、飯持って来たぜー」
「んぅ……」
見知らぬ場所だってのにオイラにしてはよく眠っていたところ、ふとセキさんに起こされた。
生憎あまり寝起きが良い方ではないので、ちょっとグダグダしながら目を開ける。
「やっと起きたか。疲れてるのは分かるが、もう少しサッと起きた方が時間を無駄にしないぜ?」
「しょーがねえだろぃ……朝に弱えんだもん……」
「今はもう夕刻だがな」
「頭のカテーやつ」
欠伸して頭を庇いながらゆっくり起き上がる。薬が使われたのか、痛みは少し引いていた。
……それでも現代の痛み止めと比べちゃお粗末だろうから、普通に痛いけど。こればっかりは仕方ない。
「さて!腹が減ってはってやつだぜ。約束通りイモモチを作ったからよ、食っときな」
3745「んぅ……」
見知らぬ場所だってのにオイラにしてはよく眠っていたところ、ふとセキさんに起こされた。
生憎あまり寝起きが良い方ではないので、ちょっとグダグダしながら目を開ける。
「やっと起きたか。疲れてるのは分かるが、もう少しサッと起きた方が時間を無駄にしないぜ?」
「しょーがねえだろぃ……朝に弱えんだもん……」
「今はもう夕刻だがな」
「頭のカテーやつ」
欠伸して頭を庇いながらゆっくり起き上がる。薬が使われたのか、痛みは少し引いていた。
……それでも現代の痛み止めと比べちゃお粗末だろうから、普通に痛いけど。こればっかりは仕方ない。
「さて!腹が減ってはってやつだぜ。約束通りイモモチを作ったからよ、食っときな」
Rahen_0323
DOODLE大分頭のネジが飛んでるカキツバタがなんやかんや自ら毒を飲む話です。捏造だらけ。未成年の飲酒描写が一瞬あったりします。なんでも許せる方向けです。言うほど暗くはないと思うけどカキツバタが中々イカれてるのでご注意を。多分自己肯定感に問題がありまくり。チャンピオンとかって身内側の人間にも狙われることありそうだな〜竜一族とか尚更ありそうだな〜っていう妄想ですが全然皆仲良しでもいいですよね。 3094
Rahen_0323
MOURNING押せ押せ全力投球鋼鉄メンタル主人公アオイとトラウマ持ちで結構マトモでアオイに特段そういう興味の無いカキツバタの続きです。くっつかないカキアオです。途中で終わります。前回と前々回の話から読むことをオススメします。
カキ←←←アオ要素とモブツバの香りがあります。捏造妄想自己解釈だらけ。ご注意を。
ドラゴン兄妹がかなり仲良しです。重いくらい仲良しです。兄妹は仲良くあれ〜〜〜
くっつかないカキアオ 3また次の日。交換留学終了まであと五日。
「カキツバタ先輩!!昨日はごめんなさい!!」
「いーよいーよ許す許す」
「早い!!軽い!!もっと気にして!?」
今日は部室にカキツバタ先輩が居たので秒で頭を下げたら秒で許された。
なんだこの人のこう、この、寛容さというか、危機感の無さは。ブン殴ってくれても全然良かったのに。なんで?
え、もしかして、口先だけで実は私のこと……?
「おめでたい勘違いをしてるとこ悪ぃけど、別にそういうんじゃないからな?シンプル気にしてないだけだぜぃ?」
「もうちょっと夢見させてくださいよ!!」
「見させて言い触らされたら堪ったもんじゃないし」
「言い触らしませんよ!!」
「へっへっへ。信用ならないねー」
9260「カキツバタ先輩!!昨日はごめんなさい!!」
「いーよいーよ許す許す」
「早い!!軽い!!もっと気にして!?」
今日は部室にカキツバタ先輩が居たので秒で頭を下げたら秒で許された。
なんだこの人のこう、この、寛容さというか、危機感の無さは。ブン殴ってくれても全然良かったのに。なんで?
え、もしかして、口先だけで実は私のこと……?
「おめでたい勘違いをしてるとこ悪ぃけど、別にそういうんじゃないからな?シンプル気にしてないだけだぜぃ?」
「もうちょっと夢見させてくださいよ!!」
「見させて言い触らされたら堪ったもんじゃないし」
「言い触らしませんよ!!」
「へっへっへ。信用ならないねー」