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    nachi_osora

    @nachi_osora

    GW:T、K暁にゴロゴロしてる。書くのはほぼ固定、読むのは雑食。だいたいけけ受肉してるしアジトメンバー全員わちゃわちゃしています。

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    nachi_osora

    DONE素敵企画『K暁小説プロット交換企画』に参加させていただきました。企画してくださったサブ様(@subaccount3210)には大感謝です!
    いただきましたプロットはサブさんのものでした!
    素敵プロットはこちら
    https://x.com/subaccount3210/status/189562569526

    とんでもない夢を見てしまって頭を抱えるあきとくんお話。
    R15程度ではあるかもしれない。
    夢に堕ちて、夜の淵 ――とんでもない夢を見てしまった。

     目が覚めた瞬間がばりと跳ね上がるように起き上がると、暁人は勢いよく布団をはねのけ己の下半身を確認してしまう。――異常なし、だ。思わず顔を覆って地の底よりも深いため息をつく。それは安堵のものであり、当惑のものでもあり、自己嫌悪からのものでもある。
    「なんで、あんな夢……」
     夢に出てきたのは年の離れた相棒――KKと呼ばれる男だ。あの夏の夜に(強制的ではあったが)体を共有し、共に戦い、事件を無事に解決へと導いたのはまだ記憶に新しい。そのまま別れることを覚悟していたのに、どういうわけか彼を含め事件の関係者(般若除く)は無事に己の体を取り戻して甦った。
     あれから凛子とエドの熱心な勧誘により暁人もアジトのメンバーとして過ごしている。だが当たり前にKKと別々の体になった現状では、相棒とは言いつつも師と弟子のような関係になっていた。KKというバフがなくなった暁人は筋が良いと褒められはするもののあの夜に比べれば弱体化は否めないし、そして年上との経験値の差というものは一朝一夕で埋まるものでもない。KKという男は一人でそれだけの場数を踏んできたのだ。
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    nachi_osora

    DONE猫の日のけあき。
    いつもよりはラブコメちっくです。
    猫又ちゃんのとこでバイトするあきとくん。
    けけがいつもより正直かも。
    店番猫ちゃん「明日出かけてくるね」
     そう暁人にさらりと告げられ、オレは眉を跳ね上げた。特に問題のないセリフのはずが、何かがオレの感覚に引っかかったのだ。読んでいた文庫本から顔を上げ暁人を見ればいつも通りのおっとりとした表情。だが「そうか」とだけ返せばどこかほっとしたように見えた気がして、やはり何かを隠しているなと思う。
     元刑事の勘としか言えないそれがまぁまぁの的中率なことをオレは実地で知っている。煙草をふかしながらさてなにが引っかかったのかとのんびり考える。さほど嫌な予感はしないので、放っておいても良いのだが……もうこの思考は職業病のようなものだ。
     ちらりと暁人をうかがえば、こちらを見ずにスマホをいじっている。それで違和感の一つに気がついた、報告が少ないんだ。暁人は身内にはわりとおしゃべりな質で、どこかに出かけるとなると行き先や相手などを世間話ついでによく話してくる。「友達と飲み会に行ってくるから帰りに焼き鳥お土産に買ってくるよ」だの「スーパーに買い物行くけど食べたいものある?」だの。
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    nachi_osora

    DONE桜木棗様(@na2me84)の神台詞「あんたのことは身体が覚えてるから」から妄想がたぎりにたぎって書き上げたK暁です。
    エンディング後現世に体持ちで戻ってきたものの、暁人くんを『普通の世界』に還してあげたくて塩対応を繰り返すKKと、全部わかってて側にいたくて追いかけてる暁人くんのお話です。
    まぁ塩対応とか言ってますが、書いてるのが私なので最終的には暁人くんの粘り勝ちです。
    全部覚えてる「逃げたって無駄だよKK」
     後ろからかかった声に、KKは大きくため息をつく。
    「もうくんなつっただろうが、クソガキ」
     わざと苛立ちを前面に押し出して顔すら見ずに伝えたのに、大きな子供はけしてめげることがない。これはいったい何度目の問答だろう。
    「あんたが僕を、普通の世界に還そうとしてくれるのはわかってる」
     わかっているならば大人しく言いつけをきけばいいのに、この跳ねっ返りときたら少しも聞きやしない。
     そのまま無言を貫き、いつもと同じく振り返らずに去ろうとしたとき、「でもさ」と暁人が続けた。
    「あんたのことは身体が覚えてるから」
     とんでもないセリフに息を吸い込み損ね、思わずむせて青年を見てしまった。ばちりと視線が合う。久方ぶりに正面から見た暁人は、勝ったとばかりにほくそ笑んでいて腹立たしい。
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