sirome0_0DONEクリスマスイベントでまたまた他所の人にホイホイされた主ちゃんを見て闇の精霊を呼び出しそうなダニエル・ペイジ。⚠若干ハ〇ルネタありクリスマス前の闇アイビー「〇〇はクリスマスの予定立てようと思ってたのに。」 アビゲイル「〇〇は、親戚とかいう人について行った。」 アイビー「またぁ」 アビゲイル「また」 アイビー「アビゲイルは知らなかったっけ〇〇ってすんごい人たらしなの。すーぐ、人についていっちゃう。」 アビゲイル「···そうなんだ。」 アイビー「こうなるとダニエルがすごくめんどくさくなるから秘密にしておいてね。」 アビゲイル「ダニエル…その場にいたけど。」 アイビー「え…」 アビゲイル「…いたんだって。」 アイビー「止めなきゃ。闇の精霊を呼び出しかねない。」 アビゲイル「闇の精霊」 アイビー「えっと、マグルの世界で人気の小説でね。女の子にフラれてそういうのを出す人がいるの。体から緑のネバネバしたものを出すの。」 853 sirome0_0MOURNING運転するダイナマイトは存在するらしいけどすぐデクを連れ去る運転するかっちゃんかっこよすぎる「あれ、ダイナマイトだよね。」 緑谷(…ほんとだ。) 「ほんとだ、ダイナマイトだ。本当にいるんだね。」 緑谷「ぶっ」 「え、デク…」 緑谷「あ、はい。すみません、つい吹き出してしまって。」 「なんでえ、待って。何で」 緑谷「普通に、通勤路というか。かっちゃ…ダイナマイトに対して本当にいるんだ、でちょっと笑っちゃったというか。」 爆豪「デクッ」 「ええぇっ、ダイナマイト運転してるかっこい…」 緑谷「ははっ、かっこいいですよね。しかも存在してる」 爆豪「無視してんじゃねぇぞ、デク」 緑谷「ちょっ、かっちゃん大声で呼ばないでよ。」 爆豪「一丁前にナンパか」 緑谷「してないよっ」 「この距離でデクとダイナマイトがお話してる…」 447 sirome0_0CAN’T MAKEプロヒーロー完全復帰にまで引っ張れなかった最終巻のかっちゃんと「残念だったな、爆豪。」 「うるせぇっ…」 出久と別れた後切島が言う。最初から分かりきっていたことだ。出久がプロヒーローとして完全な復帰をしないというのは。 分かっていたことだ、雄英高校の教師を続けるというのも。 『教師っていいなって思ってた』 いつからそう思っていたのだろう、とか少しは相談しろや、とかは思ったけど。 多分アレがあいつの本心だ。 お互いオールマイトに憧れて、雄英高校を目指した。 お互い、トップヒーローになるもんだと勝手に思い込んでいた。 何だかんだと考えたところで、結局は自分ひとりの都合のいい話だっただけだ。 アイツの本心を聞いてしまえば、無理強いする事なんてできねぇ。 「まぁ、緑谷が先生なら間違いねぇよな。」 442 sirome0_0DONE台風情報に一喜一憂する彼女とキミとボクのお出かけ計画が潰れた日。「··ふっ、百面相」 「いやいやいや、笑うところじゃない。」 大人になってからも孤爪くんは孤爪くんで、「台風が来たなら来た、でしょうがないんじゃない」と冷静に言葉を伝えてくる。 それに対して、駄々をこねているのは私だ。 「えー、でもさー」なんていいながならダラダラしている。 それで、私の返答を聞いた孤爪くんが心底うんざりした…ゴミでも見るかのような目を向けてくる。 「…ごめん。もう、大人だもんね。」 そう言うと、孤爪くんは一度視線を床に落としそれからしっかりとこっちを見つめて両手を広げる。 「…はい。」 「え、と…」 「…こう言うときは、ハグしてあげるのがいいってショーヨーが言ってた。…実際、ホントは…オレも〇〇が楽しそうに考えてたお出かけできなくて、ちょっと、ザンネン。」 438 sirome0_0DONEケイト先輩の寮長時代。どこかの次元ではあったのかもしれないし、なかったかもしれないそんなお話。(捏造)あべこべな本音多分俺はイライラしていた思う。 きっと、リドルくんよりもずっと。 多分ひどい独裁者だったと思う。 リドルくんよりずっと。 傍観を決め込んでいるくせに、自分の手は汚さず裁きを下していた。それも、その時の気分で。 だから、ホッとした。 リドルくんが入ってきて、決闘を挑まれて負けて…自分が寮長でなくなったことに。 …やっと本当の傍観者になれることに。 「ケイト」 「なぁーに、トレイくん。」 「手を抜いただろう。」 「酷いな、見てたでしょ。リドルくんが強かった。ただそれだけだよ。」 追いかけてきた、トレイの顔を見る気もしなかった。 一トランプ兵のくせに、いちいち説教たれるために追いかけてくるなんて、どれだけ世話好きだよと嘲笑が漏れる。 600 sirome0_0DONE目玉くん「ずーっと見てたよ。」「全部知ってるよ」「みんな、どこなの?」をヒントに少し大きくなった男の子に大事に大事にされてたけど、お出かけの時に忘れてこられちゃう。実はこれは、男の子が、じゃなくていつまでも人形と遊んでいる子供を心配した両親の計画的置き忘れ。僕だけが知ってる話。ボクのおウチは、大きくて綺麗で一緒に暮らしていた子はボクと遊ぶ以外はずっとオベンキョウっていうのをしていた。 それは、その子にとってはあまり楽しくはなさそうだったけれど、ママが言うからって頑張っていた。 頑張っていい成績を取れば遊びに出かけることだって許される。 ボクはいつもその子と一緒に出かけた。 だけど、ある日、すごくすごく悲しいことが起きたんだ。 ボクは、知ってる。 ボクと遊んでくれていた子は知らない。 悲しい悲しいお話。 ある日のこと、僕を含めた一家全員でピクニックに出かけたんだ。 いつもより少し遠いところ。 今まで行ったことのないようなところ。 お花や木々がしっかりと育った自然豊かなところでボクらは十分に楽しんだ。 702 sirome0_0TRAININGサーカスは開催されない、と気付けないピエロさん達今日何曜日。「今日何曜日」 「今日、何曜日」 「今日は何曜日だ」 来る日も来る日もピエロたちはこの質問を繰り返す。 何度訊いても、聞いても、きいても、キイテモ 彼らの求める返事は返ってこないのに。 昔、ある日曜日にサーカスが開かれる予定だったらしい。そこに出かけるために団員達はバスに乗り込んだんだ、だけどその前日の土曜日団員たちを乗せたバスは交通事故に遭い全員助からなかった。 ブルーローズの隊員からそんな話を聞いた。けど、ピエロたちの耳には入らないのだろう。 いつか、サーカス小屋で行われる彼らの望む日曜日を信じて待ち続けているのだ。 272 sirome0_0DONEポゼの中でも、元のお家に戻りたい子、戻りたくない子で意見の食い違いが出てきてもしんどい、好き…ってなる。反転くんは戻りたい。「もとに戻して、ボク変だよね。どうして変だって言ってくれないの」 自由に体を動かせるようになっても、ボクをもとに戻してくれる人はいない。 「トモダチ」 トモダチになれさえすれば、きっと誰かがもとに戻してくれると信じていたのに。誰も戻してくれないどころか、「大丈夫だよ。」「変じゃないよ。」と慰めにもならないような慰めの言葉ばかりくれる。 変じゃないって言う割には声をかけた瞬間怖がる人間までいる。 だったらもとの生活の方がマシだ。感情もなく痛みもなくどんなに手荒く扱われて庭に捨てられても悲しくもないのだから。 大丈夫、なんて言わないで。 もとに戻してよ。あの子の傍に、友達の側に返して。 「もうすぐ前の景色が見えるから。」 665 sirome0_0DONE上ノ山くんすぐ誰かに連れ去られるから。人気者の上ノ山くん笠井「上ノ山くん」 上ノ山「何」 真冬「……」 板谷「上ノ山、バスケしよーぜ」 上ノ山「おうっ。真冬も来るか@ 「………うん」 柊「おーい、上」 真冬「駄目」 柊「はぁぁあ」 真冬「上ノ山くんの貸し出し受付、本日終了。」 柊「何だよそれ。」 真冬「上ノ山くんすぐ誰かに連れて行かれちゃうから。俺の順番いつまで待っても来ない。」 上ノ山「…真冬、拗ねてる」 真冬「わかんない。」 柊「……はぁ。仕方ねぇ。今日は真冬に譲ってやる。ちゃんと2人の時間作ってやれよ」 上ノ山「おぉ…」 真冬「ありがとう、柊。」 柊「貸し1だからな。」 真冬「うん。」 上ノ山「…つっても、俺もうすぐバイトの時間なんだけど。」 真冬「……じゃあ、ちょっとだけ。」 339 sirome0_0DONE『海へ』制作の裏側。⚠由紀くんが作曲中の内容を捏造しています。ただ、君と海を見たかった。いつか忘れちゃうから、こうしてうたに残しておこう。 真冬は、忘れないって言ったけどそんなの無理だ。 人の記憶は日々更新される。 きっと、どれだけ意識して覚えておこうとしても忘れる。 だから、真冬がこの歌を歌う日が続く限りこの日のことを思い出せるように残しておこう。 この曲を作るきっかけはただそれだけだった。 真冬に聴かせたかった。 それくらい、真冬が初めて歌った曲も見たものも全部俺の言葉で表現できれば、残すことができれば幸せだと信じ込んでいた。 ただ、ひたすらに真冬が好きだった。 それでも俺たちの間には溝ができた。 別々の高校へ進んだあの日から。 幼い時からよく一緒にいた4人は、いつの間にか1人と3人のグループになってしまった。 858 sirome0_0TRAINING酔っ払い山口によるツッキー。対ツッキーの片思い相手ツッキーのいいところ見つけ。山口「ツッキーのいいところはねぇ、」 「山口くん、酔ってる」 山口「酔ってないよ。」 月島「酔ってるでしょ。」 山口「こんな顔してるけど、本当はちゃんと心配してくれてるところとか、」 「…ほう。」 山口「本当にモテるのに、本人は自分が好きな子しか見えてないところとか?」 「そうなんですか。」 月島「フツーそうでしょ。自分が好かれたい相手以外に好かれても困るだけじゃない」 「異性にそんな好かれたことないからわからないですね。」 山口「笑うと実は可愛いところとか」 「…月島くんあんま笑ってくれないからわからない。」 山口「どうしてこんな、響かないのか。」 「」 月島「そういう人間だから、参ってる。」 「さっきから一体何の話ししてるの」 401 sirome0_0DONE秋に旅行で駅から仙台城跡まで歩いたんです。こんなツッキーと彼女さんがいたらいいなって妄想したんです。全篇会話文で失礼します。ずるい男「ツッキーって仕事の後、城跡まで走ってるってほんと」 月島「ほんとなわけないでしょ。」 「いや、ほんとであれよ。」 月島「僕は日向や影山みたいな体力オバケじゃないから仕事終わりはムリ。しかも暗いでしょ。走るのは休みの日とか。」 「走ってるの」 月島「走ってるけど、何そのポーズ」 「走ってる月島くん尊いポーズ。」 月島「意味不明。」 「今度見に行ってもいい」 月島「見世物じゃないし、すごい顔して走ってるから無理。」 「え、なにそれかわいい。」 月島「は」 「すごい顔して走ってるから無理って言ってる月島くんが可愛い。」 月島「····君も一緒に走るならいいよ。」 「行きます」 【そして、休みの日】 「ゼェッゼェッ…こんなっ、きついなんて知らない。」 591 sirome0_0TRAINING仙台でびっくりするくらいエスカレーターでは歩かないでくださいの表示があったので。月島くんとバレーボール「仙台の人ってエスカレーター歩く人いないね。」 月島「エスカレーターが自動で運んでくれるのに、歩くとか無駄な労力使う人がいるの」 「私は未だに月島くんがバレーボールをやっていることに驚きを隠せないよ。」 月島「僕も、なんで大人になった今でもバレーボールを続けてる自分が今でも理解できない。」 「嘘でしょ。」 月島「ホント。でも、結局バレーボールの気持ちいい瞬間を知ってしまったんだと思う。」 「へぇー。」 月島「何」 「いやぁ、いい顔するなぁと思って。」 月島「バカにしてるの」 「滅相もない。ただ、バレーボールのこと楽しそうに話す月島くんはすてきだなぁと思っただけです。」 月島「···あっそ。そりゃあドーモ。」 312 sirome0_0MOURNING大人ツッキーの目の前に現れた想い人。はたらくツッキー出勤しようと、博物館の前の道を歩いていると博物館の前に一つの小さな背中が見えた。 「え、なんでいるの。」 「あ、月島くん。」 その背中が知っている人のそれだと気づくくらい近づくと声をかけた。 振り向いた彼女の顔には満面の笑みが広がっていて嬉しげに僕の名前を呼ぶ。 「あの、田中サンに聞いて。」 「田中さん」 「仙台市博物館の前に月島くんと山口くんのパネルがあるって。で、あわよくば月島くんに会えればいいなと思って。」 どうして彼女が田中さんを知っているのか、という疑問は置いておいて目の前に彼女がいるのはさすがに、照れるというか、なんというか。 「…ほんとに、なんでいるの」 「えっと、お休みだから…」 「せっかくの休みに僕のパネル見に来たの」 729 sirome0_0DONE「いててててっ。急に何?」「その顔に、少し腹が立ったものだから。」いつか気づく気持ち。「僕の見立てではずっとカサンドラはダニエルだと思うよ。ダンスパーティーで彼女はダニエルを誘う。」 「やっぱりそうだよね。」 ケビンの言葉に、そう返す他なかった。 どう返せばいいのか分からなかった。 「…ねぇ、ケビン。ダニエルはカサンドラの誘いを受けると思う」 「それは、分からないよ。でも、もしそうだとしたら君はどう」 「お似合いだと思う。凄く…お似合いだと思う。」 「…本心は」 「わからない、」 ケビンはそれだけを聞くと、そっかと言ってそれ以上は何も訊かなかった。 「ねぇ、ケビン。」 「何」 「もしもダニエルとカサンドラがうまく行ったら、私たちはもう口を聞けなくなるのかな。」 「それは、君たち次第じゃない」 逆にそう問いかけてもケビンは、困ったように笑ってそう返すだけだった。 543 sirome0_0DONE彼女がイライラしちゃいました。少し大人になった彼らはどうするの?4️⃣1️⃣、🐝、🐆イライラしてたら抱きしめてくれるbll男子4️⃣1️⃣「えっと、なんかあった」 そう訊くと「なんかなくちゃイライラしちゃだめなわけ」って言われちゃってびっくりしちゃう。 で、その瞬間そうとう参ってるな、って思う4️⃣1️⃣くん。 少しだけ様子を見てから、彼女ちゃんの方からやって来て「ごめん、八つ当たりした。」って言いに来てくれたら「うん、知ってる。」って言ってそのまま抱きしめちゃう。 大人になるにつれてどんどん余裕の出てくる男の人になっていく4️⃣1️⃣さんが見たいです。 「もう、大丈夫だよ。」って彼女ちゃんが言っても「ごめん、俺が寂しかったからもう少しこうさせて。」って多分寝るまで離さないし、何なら途中からにおい吸い始める。 「ちょちょ、潔くん。くすぐったい。」って笑っちゃう彼女ちゃんに「ごめん、ほんとにただ充電してるつもりだったんだけど、エッチな気分になってきちゃった。」って鼻血出てるかもしれない。 1368 sirome0_0DONE当たり前だけどゾンビに大切な人の命を奪われた💙🌹隊の方もいるだろうから、素直にAdo隊長の「ゾンビの声に耳を傾けろ」に耳を傾ける隊員もいれば、「聞けるわけがないだろ!」の隊員もいるわけで、そういう隊員に対してもファルコンさん辺りが隊員達の説得に回ってそう。貴方の進むみちへゾンビたちの沈静化。それがこの隊に入る条件だった。だけど、毎日毎日ゾンビを沈静化するだけで何の意味があるいつ人間を襲うかも分からない状況で、人間の方からゾンビに近づいていくんだぞ。 守り切れるのか?…本当に 「ゾンビの言葉に耳を傾けろ。」 Ado隊長は一体何を考えているんだ。 ゾンビと会話をしてはいけない、呪われてしまうかも、ゾンビになってしまうと声をかけているのに、隊長自らそんな指示を飛ばして。 「聞けるわけないでしょ」 日々、自分をはじめとする若い隊員の不満は大きくなる。 「大体、沈静化ってなんなんですか。」 それに目だけを向けてくるのは少しベテランの隊員たち。彼らの目には、もう光はない。 言ったところでどうにもならない、ということを分かっているのだろうか。 1044 sirome0_0DONE落書きくん「僕に落書きしたの、だーれだ。お前」女の子に買われて女の子と間違えられてお化粧しましょうねーなんて言われながら落書きされていたボクに落書きしたのは。人形というのはいつか遊ばなくなって忘れられる。どんな人形と遊んだのか、どんなふうに遊んだのか、付けた名前すら忘れるのだから。 ニンゲンは、自分がされて嫌なことは相手にしないと教えられるのだそうだ。 なのに、人形というだけでボクらには何をしてもいいと思うのだろうか。 「赤、青、緑に、紫、さあ、今日は何色のメイクにする」 ヤメロ、ボクは女の子じゃない。 ヤメロ、ヤメロ、ヤメロ。 どんなに叫んでもボクの声はニンゲンには届かないらしい。どんなに逃げたくてもこの体は自由には動かないらしい。 「キレイキレイ。」 そう口にして、軽い足取りで部屋を出ていくこの部屋の主を見送った後、ボクはようやくホッと息をついて休めるのだ。 来る日も来る日も、綺麗にペンのインクを取られることはなく別の色が肌に線を描く。 709 sirome0_0DONE赤ヴァンさんvsファルコンさんの対決動画で見て、ファルコンさん赤ヴァンさんの会いたい人な気がして←ファルコンさんの「静まれ」の言い方まじで親が子供に言い聞かせる感じの言い方に聞こえて…いやもうほんとに勝手な解釈なんですけど欲しいのは、血が欲しかった。 ただ、この永遠に続くと言われる体になってから血が欲しくて欲しくてたまらなかった。 ヴァンパイアという生き物になってしまったからなのかもしれない。 強烈に喉が渇くのだ。 「…血を、」 「ん」 初めに出会ったとき、ひどく胸の奥がざわついた。 人であったときの記憶など遠い昔に消えてしまったと思っていたのに。 どうしてか、そいつのことだけは会ったことがある気がして。 ブルーローズ隊という隊に入っているらしい。ブルーローズと言うだけあって隊服の数カ所には青い薔薇が散りばめられている。 へっぴり腰の男もいた。やる気のなさそうな男もいた。いろんなヤツがいて時々からかってやった。 それでも目当ての人間にはなかなか会えない日が続いた。 896 sirome0_0DONE100%捏造でできた、🐰ゾンビさんの過去のお話。ウサギさんの幸せな日々ショーウインドウを眺めていくヒトを見ているのは面白かった。 けれど、その瞬間はついに来た。ちいさなオンナノコの手に抱かれた後、そのコのお母さんに紹介された。 その日の内に眺める場所がショーウインドウではなくダレかのイエになった。 「紅茶をどうぞ。」 目の前に出されたのはニセモノの紅茶の入ったティーカップ。 「あなたはお話ができるの」 「そう、お母さんがうさぎだったから言葉がわからないのね。」 返事ができてもできなくても、きっとオンナノコは私を相手に一人で物語を進めていく。 ただじっと見ていればいいだけ。 オンナノコがいない時は窓から道行くヒトを見ていた。 オンナノコのアソビバは外にもあったかわいい柄のシートを敷いた上でいつもの通りオチャカイが開かれる。 778 sirome0_0DONEまた、真冬と話をするまでの話届けたかった曲「冴子さん、これ貰っても良い」 それを貰ったのは、由紀の葬儀が済んだ直後のことだった。 「……えぇ、良いわよ。」 「ありがとう。」 「…柊、真冬は…」 「………さぁ。」 俺達はずっと幼馴染だった。 それはずっと変わらないはずだった。 高校に入って違う高校へと進んだ真冬とほんの少し距離ができただけ。 高校に入って由紀とシズと俺でバンドを組んでまた少し真冬と距離ができただけ。 それでも、それだけで俺たちの関係が変わるなんて思っていなかった。 由紀がいなくなってから、すぐに真冬と連絡が取れなくなった。 住み慣れた街のどこでも真冬を見かけなくなった。 あんなにも、一緒にいた俺たちの関係はこんなにもあっさりと無くなってしまうのかとさみしくて同仕様もない気持ちでいっぱいになった。 464 sirome0_0DONE🍼ちゃんのママ探しもう会えないママ。目が覚めた時に周りには誰もいなかった。 「…ママ…」 でも、真っ暗な中よーく目を凝らすとあちこちにぬいぐるみや人形が転がっているのに気がついた。 そうかここは、と気づくのはすぐだった。 周りのぬいぐるみや人形が動けない中自分だけが手足を動かせて、言葉を発することができる。それが分かると自分の力で歩きたくなった。 行くところはない、行きたいところもない。 それでもトテトテとぎこちない足運びで歩いてみる。ママには会えない道を辿って。 『人間の子どもはいつか人形が必要じゃなくなる日が来るの。』 昔、小さなママが言った言葉。 小さなママに似合わないくらい大人びた言葉になんだか面白くなった。 『だって子どもはいつの間にか学校に行ってお友達ができて、いつの間にかお家に好きな人を連れてきて、それでね、いつの間にか本物の子どもを産むのよ。』 654 sirome0_0DONEsyhのLIVEで、由紀を見つけた話。君がいた。由紀がいた。 柊の声の中に、柊たちが作った曲の中に、由紀がいた。 どうして俺は由紀の作った音楽を今まで聴こうとしなかったのだろう。どうしてLIVEに出るとはにかんだ彼を否定したのだろう。 『じゃあ、俺のために死ねるの』 ある冬の日、半ば衝動的に口から飛び出た言葉を、言ってすぐに後悔した。 ひどい嫉妬だった。 由紀が夢中になれるものを俺はどうしても応援できなかった。 こんなにも、まっすぐに届けようとしてくれていたのに。 俺が由紀を忘れる日なんて、本当に来ないよ···。 この曲を聴くことができて良かった。 この曲を作ってくれて、届けてくれてありがとう。 あぁ、真っ直ぐステージを見ていても涙で何も見えないや。 柊は、どんな顔で歌っているのだろう、上ノ山くんは···シズちゃんは···。 547 sirome0_0DONEポゼの水兵くんと持ち主のお話。水兵くんのセリフを下にした100%妄想です。水兵⚓️くんの夢ボクがいた家には男の子がいた。ボクと同じやんちゃな男の子。 その子が、目指したのは水兵。 いつか必ず海に出るんだと話していた。 「水兵さんってかっこいいんだ。」 「敬礼はこうっ」 「海は大きくて、きっとどんな悩みもちっぽけに思えちゃう。どんなかなしいことも…全部、全部。」 ボクのトモダチはいつもベッドの上で話をしていた。 ベッドの上でトモダチが喋ればたちまちそこは海の上みたいになる。 ボクらは、いつも想像の中の海を漂っていた。 「君も一緒に、ゴホッゴホッ……海に行こうよ。ゴホッ」 ボクのトモダチはいつしかたくさんの管で繋がれるようになった。 まるで操り人形みたい。 これじゃ、どっちが人形かわからないね。 「僕は海に出たい…広い広い海の上で…君とっ…」 1234 sirome0_0DONEポゼのオーバーオール(ひび割れ)ちゃんの探し物がいつか見つかりますように。オーバーオールちゃんのヒリヒリコレモ、チガウ。コレモ、コレモチガウ、チガウ、チガウ あの日から、ずっと探している。 ヒリヒリの原因を…。 目が覚めたとき、動く体より先に感じたのは頬に走る痛みだった。 痛みの場所に手をやればいくつかの場所にヒビや穴を感じる。 ココと、ココと、ココ…。 全部の割れた頬のパーツが見つかればそしたらこの痛いのも何処かに行くのかな。 ぼんやりと、そんな事を考えながらとぼとぼと行く宛も無く歩き出した。 これだと思うものがあれば、割れて穴の開いた自分の頬にパーツを押し当てながら…。 怖いものはなかったけど、ひどい目にはあった。チェーンソーを持った怖い人たちに追いかけられた。知らないものもたくさんあった。たくさんのニンゲンとも遊んだ。たくさんのニンゲンが絵を描いて見せてくれたものはそのまま頂戴した。そうすると心があったかくなったから。 692 sirome0_0DONEホラナイの🐛くんの昔話ちょっと⚠過去勝手にホラナイにやってくるまで捏造してます🐛くんの幸せな場所綺麗と、言われてた。 たくさんたくさん、遊んでもらった。僕の人間のお友達。だけどある日突然いなくなっちゃった、僕の人間のお友達。 僕はもう綺麗じゃないから、遊んでもらえないの 綺麗じゃないから、綺麗···綺麗って何 初めて体が自由に動いたとき、近くにあった水たまりを覗いてみた。 ひび割れた顔に、目からは虫が飛び出ている。 それだけじゃない、顔にこびりついたこれは何 あの子と遊んでいたとき、あの子の目の中に映っていた僕とはあまりにもかけ離れた姿。 気持ち悪い、そんな言葉がふと頭の中を通った。 「キレイ、キレイ…。トッテヨ。トッテヨ、トッテ、トッテヨ」 綺麗じゃないと遊んでもらえない、綺麗じゃないと綺麗じゃないと… 551 sirome0_0DONE某テーマパークのゾンビさんに会いたい彼女とbll彼氏ゾンビに、会いたい。「本気で言ってるの··」 ホラー系は、苦手な方なタイプだと可愛い。でも、周りに合わせるタイプでもいいなとも思う。 「うわ、めっちゃビビんだけど。」とか言いつつ内心、これ怖いか…って冷静に見てる4️⃣1️⃣くんも好き。 「てか、〇〇ホラー苦手じゃなかったっけ」って訊いて「苦手だよ。」って答える彼女ちゃんに「ならやめとけば。」って冷静に言う4️⃣1️⃣くん。それでも行きたい、見てゾンビダンスもマスターしたんだよって鼻息を荒くする彼女ちゃん見て「じゃー俺も行く。」って一緒に行く約束してくれるし「ほんとに無理ならちゃんと言えよ。」って言ってくれる。 「潔くんもゾンビこわい」ってきかれれば、「んーあぁ…まぁ怖い、かな。」って答える4️⃣1️⃣くん。 1119 sirome0_0DONEカバンを忘れた彼女とbll男子カバンを忘れた彼女とbll男子4️⃣1️⃣「なんか、忘れてるなーとかない」 出かけてくるよー、って言ってる彼女ちゃんを見送りがてらついてきて言うものだから、「え。」って振り返る彼女ちゃん。 見れば、にっこり笑みを浮かべながら片手にカバンをプラプラ持ってる4️⃣1️⃣くん。 「あ、カバン。」 なんて、4️⃣1️⃣くんを見て気がつく彼女ちゃんに4️⃣1️⃣くんはもう心配でいっぱい。 「大丈夫俺もついていこうか」なんて言いながら本当についてこようとする。 「大丈夫だって」 「なんかあったら連絡しろよ。」 って一体どこまでお見送りに出てくるの 🐝「俺もやったことある」 だからもう、全部ポッケに必要なものは入れるようになったよ、なんてニッコニコな🐝くん 851 sirome0_0DONE下女ちゃんが転びました。沖田さんと、藤堂さん。想い人が転んだ。wsrn ver.沖田「本当にどんくさいですね」 なんて言いながら、転んだ下女ちゃんをツンツンしていそう。 「って言うか何に躓いたんですか蹴躓くような石も見当たりませんし、草も生えていないのに。」 なんて言う。 本当に、申し訳ありませんなんて小さな声が聞こえてきて、そこでやっと、どこか捻りましたかって心配しているような口調になる沖田さんに、「いえこんなどんくさい女と並んで歩くなんて新選組の顔に泥を塗るようなもの。どうぞ私のことは置いて先に帰ってください。」って言う下女ちゃん。屯所の中じゃ弱いけど京の町中では立場が強くなる、それも沖田さんと過ごす時間が長くなったから出来ることだといい。 「君っていう人は…。変に賢くなりましたね。」 922 sirome0_0DONEとあるLIVE後の話、路上での話。微微カップル要素とあるLIVE後のはなし。真冬「歌いたい、一生。絶対後悔させない。」 柊「··真冬、残念だけど今は俺たちのが上」 真冬「だけどっ上ノ山くんはギヴンのギターだよ。」 上ノ山「あれ、毎回やるのか?」 玄純「····あぁ···そうじゃないか柊が完全に面白がってるから。」 上ノ山「性格悪···止めなくていいのかよ。」 玄純「ト◯とジェ◯ーみたいなものだ。仲良くケンカしてる。」 上ノ山「仲良くケンカって···」 玄純「真冬がああやって、柊に言いたいこと言ってて俺は嬉しいよ。」 上ノ山「···。」 玄純「柊、そろそろ時間だぞ。」 柊「おーっ!今行く上行くぞ。」 真冬「ちょっと、だから上ノ山くんは連れてかないで。」 柊「今日はsyhの日、だろ。」 真冬「···」 533 sirome0_0DONE雨の日と819男子hnt/kgym/sgwr/tksm/kr雨の日と819男子日向「傘差すのは当然です。雨に濡れると風引くかもしれないです。」 なんて、ものすごい真顔で言ってくる。 「だから、一緒に入っていくのです。」 出だしはしっかりしてるな〜、と思った女の子だけど、続きの言葉がぎこちなくて、おやっとなる。 「おやっ」と、なって固まってると「早く入るのです」ってぐいぐい傘を差し出してくる日向くんに申し訳ないと思いつつも傘に入ると最初の内はぎこちなく動いている日向くん。 けど、徐々に冷静になってきて車道側を歩いていた🌸ちゃんに気づいて、「こっち歩いてくんない」って車から離れた方に誘導する。 「どうしたの」って訊くと「そっちだと水跳ねるし、単純におれが傘を差しにくい、です。」って言う男前ぶりを発揮する。 1632 sirome0_0DONE雨の日とbll男子4️⃣1️⃣、🐝、🐆雨の日とbll男子4️⃣1️⃣「良かったら、傘入ってく」 昇降口から帰ろうとしてる時に雨宿りしてる🌸ちゃんを見つける。 見つけて最初はさり気なくとなりに並んでみたりすると思うし、並んでる時に友達に見られると急いで離れて少し距離を置く。そんな4️⃣1️⃣くんには全然気が付かない🌸ちゃん。 意を決して、声を掛ける4️⃣1️⃣くんに「潔くん、さっきからどうしたの」って訊く🌸ちゃん。 自分のことで悩んでることには気づいていないけど実は、そばにいることにはずっと気づいているのです。 「え、あ、その···見てた」って訊いてこくんと頷く🌸ちゃんを見て真っ赤になっちゃう。 うっっっわっはっずっの気持ちでいっぱいの4️⃣1️⃣くん。でも、それだけでは終わりません。 1211 sirome0_0DONE4️⃣1️⃣、🐝⚽️を応援したい🌸ちゃんとbll男子4️⃣1️⃣「俺、欲張りになったみたいなんだけど。」 だめ」 ブルーロックで実力をつけた4️⃣1️⃣くんはもう遠慮なんてしない。欲しいものは手に入れる、好きな人にだってガンガンアピールする。ブルーロックに行く前から気になってたから勿論どういう相手が好みなのか、どうやってアプローチすれば相手がこっちを振り向くしかなくなるのか熟知してる。 「だめ」って訊いて、相手が「だめ」って言うわけ無いところまで想定してる。 「だめ、じゃないけど…。」って言う🌸ちゃんに 「じゃあ、お試し期間ってことで…どう」なんて🌸ちゃんが拒否しないとわかった上で不安そうに頬を指でかきながら訊いてくる策士な男であってくれ。 🐝「問題ナッシーン♪」 573 123