【片想いギャラリー】一、四番目の男四番目の男
初めて好きになったのは、小学校の 同級生。
太陽みたいに明るく笑って、「一成!」って昼休みのたびに駆け寄って来るのが好きだった。
彼と、その時初めてバスケットボールをした。ルールなんてまだよくわからなかったけれど、とにかく走って、ボールを追いかけるのが楽しかった。それから少しして、地元のミニバスチームに入った。彼も一緒だった。
二人目は、中学のバスケ部の先輩。中学に上がってから、周りとうまく馴染めなかった自分をいつも気にかけてくれる優しい人だった。笑った顔は可愛いのに、部活ではとても頼りになるところが好きだった。バスケも上手かった。彼は三年になって、キャプテンになってすぐ、彼女ができた。思えばあれが、初めての失恋だったのかもしれない。
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