pk_3630
MAIKING平安時代AUの曦×澄♀ ④両想いなのに徐々にすれ違いが生じてきました。
ちゃんとハピエンにしますので…!
平安時代AU 第4話昼間は帝と女官という関係だが、夜になれば曦臣は江澄の部屋に訪れ二人は逢瀬を楽しんでいた。曦臣の寝所から江澄への部屋へは外からは決してわからない秘密の廊下で繋がっており、二人の逢瀬を知っているのはお互いの最も近しい侍女のみだった。
「阿澄、最近困ったことはない?」
「何も。次の祭事も問題なく準備できています。」
「ふふっ、祭事のことではなくあなた自身のことだよ。」
「私の?」
頭を僅かに横に傾け涼やかな目をきょとんとさせている様がどうにも愛らしく、抱きしめる腕につい力が入ってしまう。抱き寄せた身体から蓮花の香がすることがただただ幸せだった。最初に調合した蓮花の香にわずかに自分の香も混ぜて江澄に贈っており、江澄は毎日その香を使ってくれている。逢瀬の時に自分の香が江澄に移り周囲にそれを指摘されることを危惧して調合を変えたのだが、昼間も自分と同じ香を纏っていると思うと、秘めていた独占欲が満たされていくようだった。
3370「阿澄、最近困ったことはない?」
「何も。次の祭事も問題なく準備できています。」
「ふふっ、祭事のことではなくあなた自身のことだよ。」
「私の?」
頭を僅かに横に傾け涼やかな目をきょとんとさせている様がどうにも愛らしく、抱きしめる腕につい力が入ってしまう。抱き寄せた身体から蓮花の香がすることがただただ幸せだった。最初に調合した蓮花の香にわずかに自分の香も混ぜて江澄に贈っており、江澄は毎日その香を使ってくれている。逢瀬の時に自分の香が江澄に移り周囲にそれを指摘されることを危惧して調合を変えたのだが、昼間も自分と同じ香を纏っていると思うと、秘めていた独占欲が満たされていくようだった。
pk_3630
DONE #曦澄ワンドロワンライ開催ありがとうございます。お題「音」お借りしました。
前世と現代の話です。前世での死の描写がありますが、ハピエンです。
音沢蕪君、危篤。
その知らせを受け、江澄は雲深不知処に急行した。
江澄が寒室に着いた頃にはすでに沢蕪君は意識がなく、そのまましばらくして身内や門弟に囲まれるなか息を引き取った。控えていた医師が脈を診てそっと首を横に振った瞬間、その場にいた者は皆涙した。
沢蕪君と称され、姑蘇藍氏だけでなく修真界を長年支え続けた偉大な仙師の死は覚悟していたここととはいえ、姑蘇藍氏の者達に大きな悲しみを残していった。
門弟だけでなく藍忘機や魏無羨も悲しみのままに泣いているなか、江澄だけが悲哀の世界から切り離されたように表情を変えなかった。息を引き取った沢蕪君を見つめながら、この後の葬儀のことや藍氏の新しい宗主就任について、江氏宗主である自分の役割などを考えていたのだ。
3515その知らせを受け、江澄は雲深不知処に急行した。
江澄が寒室に着いた頃にはすでに沢蕪君は意識がなく、そのまましばらくして身内や門弟に囲まれるなか息を引き取った。控えていた医師が脈を診てそっと首を横に振った瞬間、その場にいた者は皆涙した。
沢蕪君と称され、姑蘇藍氏だけでなく修真界を長年支え続けた偉大な仙師の死は覚悟していたここととはいえ、姑蘇藍氏の者達に大きな悲しみを残していった。
門弟だけでなく藍忘機や魏無羨も悲しみのままに泣いているなか、江澄だけが悲哀の世界から切り離されたように表情を変えなかった。息を引き取った沢蕪君を見つめながら、この後の葬儀のことや藍氏の新しい宗主就任について、江氏宗主である自分の役割などを考えていたのだ。
narehate42
DONEワンライ/音付き合って長いふたり
月夜に泳ぐワンライ/音
雲夢江氏の子弟には三種類ある。
ひとつは家がないもの。ひとつは近場に家があるもの。ひとつは遠隔地から来たものである。
夜が来て宗主が私邸に引っ込めば、そこから先はわずかな自由時間だ。修練が厳しい分、休息は決まった時間をしっかり取るように決められている。とはいえ少しは羽目をはずすものも出る。
たいていの場合は騒いで気張らしをしたい者たちだ。
そういうとき、潤滑油として荷風酒はぴったりだった。
江澄は酒杯を手に、行儀悪く私邸の円窓から半分身を乗り出すようにして座っている。遠くから喧噪が聞こえてきていた。
騒動を起こしたり、明日に影響を出したりしないかぎりはとやかく言う気もない。自分自身、いくらか身に覚えがあるからだ。
1638雲夢江氏の子弟には三種類ある。
ひとつは家がないもの。ひとつは近場に家があるもの。ひとつは遠隔地から来たものである。
夜が来て宗主が私邸に引っ込めば、そこから先はわずかな自由時間だ。修練が厳しい分、休息は決まった時間をしっかり取るように決められている。とはいえ少しは羽目をはずすものも出る。
たいていの場合は騒いで気張らしをしたい者たちだ。
そういうとき、潤滑油として荷風酒はぴったりだった。
江澄は酒杯を手に、行儀悪く私邸の円窓から半分身を乗り出すようにして座っている。遠くから喧噪が聞こえてきていた。
騒動を起こしたり、明日に影響を出したりしないかぎりはとやかく言う気もない。自分自身、いくらか身に覚えがあるからだ。
oriya16kf
DONE3日目 中編「プリティwoman風」の
【お金持ち実業家×貧乏大学生】な曦澄の続きです。
※金光瑤と、ちょっと嫌な感じの、ゲスい他社のモブ副社長が出ます。
最終掲載は支部予定。 7
pk_3630
MAIKING平安時代AUの曦×澄♀ ③好きな子には貢ぎまくりたい帝(曦臣)と困惑する江澄♀
ようやく距離も縮まって曦澄♀っぽくなったところまでです
平安時代AU 第3話「あの蓮花の衣装、どちらの姫君に贈るのかと気になっていましたが。江家の末の姫君でしたか」
衣装だけではない。蓮花の香も当代一の名人と謳われる者にわざわざ調合させ、しかも御簾の内から江澄を眺められるようにと江澄の席までも指示を出していた。
曦臣が幼少の時より仕えている侍女はその執心に正直驚いていた。今まで弟君と同様、特段女性に好意を示したことがなかったというのに江家の末の姫君にすっかり心奪われている様子だ。
「紫の重ねを好んで着ているようだけれど、あの色合いの衣装も清らかでよく似合っている。まるで宮中に美しい蓮の花が咲いたよう」
江澄は女性にしては背が高めで、紫色がよく似合う高雅な美しさを持っていた。その隙の無い佇まいは人を寄せ付けにくく、しかも婚姻が破断した姫として宮中でも遠巻きにされていることが多かった。
3094衣装だけではない。蓮花の香も当代一の名人と謳われる者にわざわざ調合させ、しかも御簾の内から江澄を眺められるようにと江澄の席までも指示を出していた。
曦臣が幼少の時より仕えている侍女はその執心に正直驚いていた。今まで弟君と同様、特段女性に好意を示したことがなかったというのに江家の末の姫君にすっかり心奪われている様子だ。
「紫の重ねを好んで着ているようだけれど、あの色合いの衣装も清らかでよく似合っている。まるで宮中に美しい蓮の花が咲いたよう」
江澄は女性にしては背が高めで、紫色がよく似合う高雅な美しさを持っていた。その隙の無い佇まいは人を寄せ付けにくく、しかも婚姻が破断した姫として宮中でも遠巻きにされていることが多かった。
pk_3630
MAIKING平安時代AUの曦×澄♀ ②今回は帝(主上)曦臣が女官の中から江澄♀を探し出します。
ちょこちょこ続きを書いていこうと思っているのでお付き合いいただけると嬉しいです。
平安時代の衣装や行事等そんなに知識なく書いているのでそのあたりはスルーしてください。
平安時代AU 第2話「大変ですっ!主上がこちらに向かっていらっしゃいます」
女官達が集まり、次の宮中行事の衣装を準備していた時だ。まだ年若い女官がばたばたと慌てて入ってきた。常なら大きな足音をさせてはしたないと叱るだろう古株の女官達も、主上のお出ましとあっては目を白黒させている。
すぐに衣装を片付けるように指示が出たが、片づけ終わる間もなく主上が入室した。
「忙しいところに急に来てしまって悪かったね。」
「主上、とんでもないことでございます。御見苦しいところをお見せしてしまいました、お許しください。」
女官達がひれ伏していると、皆顔をあげるようにと言われた。
主上を間近で見ることなどそうないことであったため、皆が好奇心を抑えられずにそろそろと顔を上げる。後方に控えていた江澄も前の女官達にならって顔をあげると、驚いたことに主上がこちらをじっと見ていた。
2894女官達が集まり、次の宮中行事の衣装を準備していた時だ。まだ年若い女官がばたばたと慌てて入ってきた。常なら大きな足音をさせてはしたないと叱るだろう古株の女官達も、主上のお出ましとあっては目を白黒させている。
すぐに衣装を片付けるように指示が出たが、片づけ終わる間もなく主上が入室した。
「忙しいところに急に来てしまって悪かったね。」
「主上、とんでもないことでございます。御見苦しいところをお見せしてしまいました、お許しください。」
女官達がひれ伏していると、皆顔をあげるようにと言われた。
主上を間近で見ることなどそうないことであったため、皆が好奇心を抑えられずにそろそろと顔を上げる。後方に控えていた江澄も前の女官達にならって顔をあげると、驚いたことに主上がこちらをじっと見ていた。
oriya16kf
DONE2日目「プリティwoman風」の
【お金持ち実業家×貧乏大学生な曦澄】の続きです。
前の
https://twitter.com/oriya16kf/status/1508843545301782537
厳密にはパロではないです。
以前書いたものの、空白の6日間を書きます。全部ポイピクで掲載するかわからないですが、とりあえず、GWのお楽しみになればと、置いていきます。
最終掲載は支部予定。 6
oriya16kf
DONE1日目。「プリティwoman風」の
【お金持ち実業家×貧乏大学生な曦澄】の続きです。
前の
https://twitter.com/oriya16kf/status/1508843545301782537
厳密にはパロではないです。
以前書いたものの、空白の6日間を書きます。全部ポイピクで掲載するかわからないですが、とりあえず、GWのお楽しみになればと、置いていきます。
最終掲載は支部予定。 4
riku329_ff
DOODLE直に攻めの胸を揉んでいたりするのでワンクッション。2枚目は縦長の全体図です。
抱き枕でこんなのある気がした。
この軸でもうちょっと描きたいのあるので描いたら足していきます。多分 2
夢魅屋の終雪
DONE #曦澄仙人兄上×転生澄のお話
思いつくまま気ままに書いてます
仙人の恋人2魂が抜けたようだと言うのは、この事だ。
雲深不知処の近くの骨董店のカフェでバイトをしたいと、両親に申し出たのだ。
隣には、あの藍曦臣。両親は、この人の事を覚えていた。
そりゃ、覚えているだろう。終身契約なんて、結ばされたのだから。
「つまり、うちの晩吟を入学したらバイトで雇いたいと?」
「はい。
元々雲深不知処でも教鞭をとっていた事もありますし、
彼に学園での勉強を遅らせるようなことはしません」
人の好い笑顔で、押し切ろうとする曦臣。
まるで父親が、晩吟に助けを求めるように見つめてきたので、
膝の上で拳を作って隣に座っていた曦臣との距離を詰めた。
すると眩暈を起こしたのか、父親は母親に倒れこむ様に寄りかかった。
もはや母親に、泣きついているように抱きしめて肩に顔を埋めている。
3156雲深不知処の近くの骨董店のカフェでバイトをしたいと、両親に申し出たのだ。
隣には、あの藍曦臣。両親は、この人の事を覚えていた。
そりゃ、覚えているだろう。終身契約なんて、結ばされたのだから。
「つまり、うちの晩吟を入学したらバイトで雇いたいと?」
「はい。
元々雲深不知処でも教鞭をとっていた事もありますし、
彼に学園での勉強を遅らせるようなことはしません」
人の好い笑顔で、押し切ろうとする曦臣。
まるで父親が、晩吟に助けを求めるように見つめてきたので、
膝の上で拳を作って隣に座っていた曦臣との距離を詰めた。
すると眩暈を起こしたのか、父親は母親に倒れこむ様に寄りかかった。
もはや母親に、泣きついているように抱きしめて肩に顔を埋めている。
夢魅屋の終雪
DONE #曦澄仙人兄上×転生澄1
思いつくままに書いたお話です
仙人の恋人1ばさり……と白い布が、目の前に広がった。
視界がふさがれたと思うと、線香のような匂いが鼻孔をくすぐった。
さっきまで生臭い不快な臭いしかしなくて、怖いとしか考えられなかった。
その匂いが懐かしくて、恐怖しかないはずの状況なのに安心した。
紫の雷がその人の手で操られると、恐怖の対象は吹き飛んでいった。
「大丈夫かい?」
「え?」
白い人は、まるで春の花々を思い浮かばせるほどの顔をしていた。
その瞳は、穏やかで濃い月の色をしていた。
腰に手を添えられて、くるっと化け物から背を向けられて歩く。
「本当に、君は邪崇に追われるのが好きだね」
「は?」
「とにかく、ここから出ようか」
子供に言い聞かせるように告げながら、歩き出す。
細いと勝手に思っていたけれど、力強い手で腰を支えられて強制的に歩かされる。
3915視界がふさがれたと思うと、線香のような匂いが鼻孔をくすぐった。
さっきまで生臭い不快な臭いしかしなくて、怖いとしか考えられなかった。
その匂いが懐かしくて、恐怖しかないはずの状況なのに安心した。
紫の雷がその人の手で操られると、恐怖の対象は吹き飛んでいった。
「大丈夫かい?」
「え?」
白い人は、まるで春の花々を思い浮かばせるほどの顔をしていた。
その瞳は、穏やかで濃い月の色をしていた。
腰に手を添えられて、くるっと化け物から背を向けられて歩く。
「本当に、君は邪崇に追われるのが好きだね」
「は?」
「とにかく、ここから出ようか」
子供に言い聞かせるように告げながら、歩き出す。
細いと勝手に思っていたけれど、力強い手で腰を支えられて強制的に歩かされる。
トモフジ
DONE※※※成人済の方のみ閲覧ください※※※⚠ Only viewable by adult users. ⚠
何かの進捗ぽいやつ。
一回終わってまったりピロータイムかと思ったのに違ったやつ。1コマ目描くの忘れてた。 2
pk_3630
DONE #曦澄ワンドロワンライ開催ありがとうございます。お題「喧嘩」お借りしました。
現代AUで同棲中の二人です。季節感はスルーでお願いします。
※蜜柑の食べ方への考えはあくまで創作上のことで何かを否定するものではないことをご承知おきください。
喧嘩「いい加減にしろ!曦臣!」
炬燵をバンッと叩いて突然恋人が怒り始めた。曦臣からすれば何が何やらよくわからない。食後に二人でお茶をすすりながらテレビを見て寛いでいただけだ。
「阿澄?突然どうしたの」
口を開けたまま小首を傾げてしまう。何に怒ることがあるのか見当もつかない。
「突然じゃない。俺はずっと我慢していたんだ。」
江澄は眉間の皺を深めながら炬燵に置いた手をわなわなと震わせている。今自分は怒ってます、ということがこれ以上なく伝わりやすい表現をしている。
「同棲するんだったらお互い妥協することだって必要だと言い聞かせてきた。価値観が違うことも受け入れたり慣れていくことだって大事だとわかっているつもりだ。だが、もう我慢できない!」
2592炬燵をバンッと叩いて突然恋人が怒り始めた。曦臣からすれば何が何やらよくわからない。食後に二人でお茶をすすりながらテレビを見て寛いでいただけだ。
「阿澄?突然どうしたの」
口を開けたまま小首を傾げてしまう。何に怒ることがあるのか見当もつかない。
「突然じゃない。俺はずっと我慢していたんだ。」
江澄は眉間の皺を深めながら炬燵に置いた手をわなわなと震わせている。今自分は怒ってます、ということがこれ以上なく伝わりやすい表現をしている。
「同棲するんだったらお互い妥協することだって必要だと言い聞かせてきた。価値観が違うことも受け入れたり慣れていくことだって大事だとわかっているつもりだ。だが、もう我慢できない!」
yuno
DONE #曦澄ワンドロワンライ の『喧嘩』に参加してみました。が、喧嘩はこれから始めようかって感じだし、曦澄よりも懐桑と江澄が仲良くしてます。江澄が懐桑の着せ替え人形にされてて、兄上がハラハラする話です。【曦澄】『困ります』「ねーえ、次の清談会はこれ! これを着ようよ!」
髪冠はこれね。きれいな細工でしょう? 帯留めと対になってるんだ。衣装を少しふんわりさせるから、濃い色の小物で引き締めるの。
うきうきと衣装箱から衣や装飾品を取り出しながら上機嫌の聶懐桑に江澄は遠い目になった。魂が半分抜け出そうだ。
「そんな衣装、俺に似合うわけないだろうが……」
ふんわりってなんだ、ふんわりって。そんな形容の衣が自分に似合うわけないだろう。衣装箱から出された淡い色合いの衣に呆れた口調も露骨にしたが、懐桑は訳知り顔で扇を左右に振るばかり。
「私が江兄に似合わないものを持ってくるわけないじゃない。まあ、着てみてよ。絶対大丈夫だから」
いそいそと姿見を引き寄せ、これとこれを着てねと広げていく。
3857髪冠はこれね。きれいな細工でしょう? 帯留めと対になってるんだ。衣装を少しふんわりさせるから、濃い色の小物で引き締めるの。
うきうきと衣装箱から衣や装飾品を取り出しながら上機嫌の聶懐桑に江澄は遠い目になった。魂が半分抜け出そうだ。
「そんな衣装、俺に似合うわけないだろうが……」
ふんわりってなんだ、ふんわりって。そんな形容の衣が自分に似合うわけないだろう。衣装箱から出された淡い色合いの衣に呆れた口調も露骨にしたが、懐桑は訳知り顔で扇を左右に振るばかり。
「私が江兄に似合わないものを持ってくるわけないじゃない。まあ、着てみてよ。絶対大丈夫だから」
いそいそと姿見を引き寄せ、これとこれを着てねと広げていく。
newredwine
REHABILIリハビリの一環。続かせたい。【仮題】夜の世界の話①【現代AU曦澄】この間妙な奴に声を掛けられた。その一言に足を止めた江澄は咥えていた棒付きの飴を口から出した。通りすがりの繁華街の裏通りだ、そこで屯しているのは休憩中の夜の蝶か営業用の笑顔を消した黒服くらいのものだ。視線を向ければ知らぬ仲ではない女達と目が合って、その中の一人の口が、あ、と形作った。
「狂犬だ」
「その名前で呼ぶなっつってんだろ」
よその奴らが言い出しただけだ、と吐き捨てて歩み寄る。ごめんねと笑う女達に悪びれるところはない。仕事でなければ表裏の少ない彼女達を江澄も嫌いではなく、だからこそ先程の言葉が気になって眉を寄せた。
「何だよ、また変な男に付き纏われてるのか」
「違うよ、ストーカーじゃないって。カッコよかったしお金も持ってそうなのに、変なこと聞いてきたんだよね」
1862「狂犬だ」
「その名前で呼ぶなっつってんだろ」
よその奴らが言い出しただけだ、と吐き捨てて歩み寄る。ごめんねと笑う女達に悪びれるところはない。仕事でなければ表裏の少ない彼女達を江澄も嫌いではなく、だからこそ先程の言葉が気になって眉を寄せた。
「何だよ、また変な男に付き纏われてるのか」
「違うよ、ストーカーじゃないって。カッコよかったしお金も持ってそうなのに、変なこと聞いてきたんだよね」
トモフジ
DONE※※※成人済の方のみ閲覧ください※※※⚠ Only viewable by adult users. ⚠
陥没乳首の治療から始まったものの治る頃には立派な敏感乳首に仕上がって(計算通り)しまう曦澄が見たい。
元々は仲の良い医者と看護師(今決めた)で、医師である曦に陥没乳首を相談する事から始まり治療過程で付き合う事になってアナルも仕上げられて欲しい。
ご清聴ありがとうございました…😌 2
AHuri_contact
DOODLE【曦澄】R18表では書けませんでしたが藍宗主は棹出演ですw
(後で気付いたけどまともに顔描いてなかったw)
※5枚目が江宗主女装です。お気をつけください。
R18 ↑ y/n 5
palalanpa
PROGRESS※無断転載、転用、引用などパクリに値する行為禁止※現代AU、リーマン同棲パロ曦澄。
あまりの忙しさに中々触れ合えない2人。江澄は前だけの自慰で満足出来ず、小さなプラグくらいならこっそり持っていても大丈夫ではーー!?と思ったのがきっかけの大人の玩具ネタ。
書き出したら長くなりそうなのでひとまずできたとこまで。 10747
yuno
DONE #曦澄ワンドロワンライ のお題『初体験』に参加してみました。悪友三人が隠れて初喫煙するも、まっず!と大騒ぎしてたら生徒会長に見つかりましたという現代AU。喫煙シーンがあります。年齢は中高生のイメージでふわっとしてます。【曦澄】『苦くてろくなものじゃなかったけれど』なあ、これ。吸ってみないか。
悪友が耳打ちする。手元に示されたものは三本の煙草。もちろん校則違反だし、なんなら法律違反でもあった。
「どこから持ってきたんだ、こんなもの」
「まあまあ、いいだろ、どこだって。大丈夫、普通の煙草だからさ」
「何を根拠にそう言えるんだ、お前……」
胡乱げな顔をする江澄に構わず、魏無羨はにやっと笑うばかりだった。
「いいじゃん、細かいことはさ。それより、なあ、興味ないか? 試しに一本だけ吸ってみようぜ」
「臭いついちゃわない? 教室に戻った時にバレるかも」
懐桑の言葉に、それも大丈夫と、ガムを出してきた。そういうところばかり、抜け目がない。
昼休み、屋上の給水塔の裏でこそこそと集まって何をしているのか。煙草だなんて、見つかったら怒られるに決まっている。
4659悪友が耳打ちする。手元に示されたものは三本の煙草。もちろん校則違反だし、なんなら法律違反でもあった。
「どこから持ってきたんだ、こんなもの」
「まあまあ、いいだろ、どこだって。大丈夫、普通の煙草だからさ」
「何を根拠にそう言えるんだ、お前……」
胡乱げな顔をする江澄に構わず、魏無羨はにやっと笑うばかりだった。
「いいじゃん、細かいことはさ。それより、なあ、興味ないか? 試しに一本だけ吸ってみようぜ」
「臭いついちゃわない? 教室に戻った時にバレるかも」
懐桑の言葉に、それも大丈夫と、ガムを出してきた。そういうところばかり、抜け目がない。
昼休み、屋上の給水塔の裏でこそこそと集まって何をしているのか。煙草だなんて、見つかったら怒られるに決まっている。
oriya16kf
DONE【曦澄・現代AU】「チョコレートより甘く」R18 その10(完結)大学4年生×大学1年生
ずっと読んでくださってありがとうございました。
少し直して、近日中にpixivに上げます。
これの前の話はこちら
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17005280
パスワード:あなたは18歳以上ですか?(高校生不可)
yes/no (半角英字) 8
oriya16kf
DONE【曦澄・現代AU】「チョコレートより甘く」R18 その9大学4年生×大学1年生
【朗報】軽く結腸*め的な表現があります
これの前の話はこちら
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17005280
パスワード:あなたは18歳以上ですか?(高校生不可)
yes/no (半角英字) 5
MapleKAKUNI
DONE1枚目:謝りながらぶち犯す宣言する曦臣さいこ〜〜にHOT❤️🔥❤️🔥2枚目:気持ちいいね♡よかったね♡なよしよしセックスです。やってること鬼畜なのに言葉優しいの癖。
3枚目:曦臣絶対噛み癖あるんよな。躾失敗した上に噛まれないとイけなくなる江澄はいるでしょ 3
oriya16kf
DONE【曦澄・現代AU】「チョコレートより甘く」R18 その8大学4年生×大学1年生
【朗報】攻めフェ*があり、ごっくんします
これの前の話はこちら
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17005280
パスワード:あなたは18歳以上ですか?(高校生不可)
yes/no (半角英字) 6
sgm
DONE曦澄オンリーのペーパーラリー用に書いた小話でした!印刷してくださった方ありがとうございました!
蓮の実と指先 淀みなく会話をしながら視線は斜め下の手元に向けられ、絶え間なく指先は小さな採れたての蓮の実を剥いては、ひょいと藍曦臣と江澄の皿と交互に放り込んでいる。その江澄の慣れた手つきに見惚れながら藍曦臣は自分の皿から蓮の実を親指と人差し指で軽くつまんで口に放り込んだ。つるりと綺麗に剥かれた蓮の実は美味しく藍曦臣の口角は自然と上がった。
「美味しいね」
「あぁそうだろう。今朝採れたばかりだ。乾燥させれば時期以外でも食べることはできるが……。矢張りこの時期に食べるのが一番旨いからな」
蓮花塢の蓮が褒められてご満悦なのか江澄は機嫌がよさそうだ。
「あの、ところで江澄」
「なんだ?」
「ずっとさっきから私の分も蓮の実を剥いてくれているけれど、剥き方も教わっているし流石に私も自分で剥けるよ?」
1941「美味しいね」
「あぁそうだろう。今朝採れたばかりだ。乾燥させれば時期以外でも食べることはできるが……。矢張りこの時期に食べるのが一番旨いからな」
蓮花塢の蓮が褒められてご満悦なのか江澄は機嫌がよさそうだ。
「あの、ところで江澄」
「なんだ?」
「ずっとさっきから私の分も蓮の実を剥いてくれているけれど、剥き方も教わっているし流石に私も自分で剥けるよ?」